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【市況一覧】
日経平均株価
37,934.76 +306.28 04/26
TOPIX
2,686.48 +22.95 04/26
マザーズ
644.61 +4.49 04/26
NYダウ平均
38,085.80 -375.12 04/26
ナスダック総合
15,611.76 -100.99 04/26


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    週明けの日経平均株価は続伸。終値は前週末比65円高の2万2985円だった。序盤は様子見から小幅安の展開だったが、香港ハンセン指数が大きく上昇した10時過ぎからプラス圏に回復した。米国が新型コロナの新たな治療薬について特別に認可したと発表したのも買い安心感につながった。ただ取引参加者は少なく商いは極めて低調だった。
     
    明日25日の日経平均株価で、主要株価指数はもみ合い展開か。
    海外要因にらみの展開ながら、国内に手掛かり材料は乏しく、低調な売買が続くとみられ、相場は盛り上がりに欠けそうだ。
    24日の東証1部売買代金は1兆5397億円(前週末比1379億円減)と6営業日連続で2兆円の大台を割り込んだ。週後半のジャクソンホール会議を前に動きづらい展開。
    海外投資家は9月7日の祝日、レイバー・デーにかけて夏休みモードとされ、市場エネルギーの回復は当面期待できそうにないだろう。
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(24日現在)
     
    24737.67  ボリンジャー:+2σ(26週)
    23761.31  ボリンジャー:+3σ(25日)
    23741.45  ボリンジャー:+3σ(13週)
    23412.20  ボリンジャー:+2σ(25日)
    23351.75  ボリンジャー:+2σ(13週)
    23063.10  ボリンジャー:+1σ(25日)
    23007.48  6日移動平均線
    23004.77  均衡表転換線(日足)
     
    22985.51  ★日経平均株価24日終値
     
    22962.05  ボリンジャー:+1σ(13週)
    22871.60  ボリンジャー:+1σ(26週)
    22713.99  25日移動平均線
    22572.35  13週移動平均線
    22524.40  均衡表転換線(週足)
    22524.40  均衡表基準線(日足)
    22456.55  均衡表雲上限(日足)
    22364.93  均衡表雲上限(週足)
    22364.88  ボリンジャー:-1σ(25日)
    22305.48   新値三本足陰転値
    22182.65  ボリンジャー:-1σ(13週)
    22136.01  75日移動平均線
    22113.36  均衡表雲下限(週足)
    22015.77  ボリンジャー:-2σ(25日)
    22010.77  200日移動平均線
     
    ローソク足は陽線を引いたが、終値は下降中の5日線をわずかに下回り、戻り売り圧力の強さを窺わせた。ボリンジャーバンド(25日ベース)ではザラ場高値が+1σに届かず、引き続き中心線側への調整圧力を残した格好。
    一目均衡表では転換線が上向きをキープしたが、基準線は14日を起点に横ばいが続いており、大勢ではもみ合い継続を示唆している。
     

    【大引け概況】
    24日の日経平均株価は続伸し、終値は前週末比65円21銭高の2万2985円51銭だった。
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:28 容量:12.97M

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    前週末21日の米NYダウが前日比190ドル高の2万7930ドルと続伸した。アップルなどハイテク株を中心に上昇し、ナスダックやS&P500種指数は最高値を更新した。週明けの東京株式市場は、日経平均株価が小安く始まったが、下値は限定的で後場にかけ徐々に値を上げる展開となった。
     
    米中対立を巡る過度な警戒感がやや和らぎ、同日の香港ハンセン指数が上昇した。その他のアジア株も高く、投資家心理が改善した。
    中国ネットサービスの騰訊控股(テンセント)の対話アプリ「微信(ウィーチャット)」を巡り、中国国内で米企業が同アプリを使用続けることについて米政権が可能と示唆していると伝わった。24日の香港株式市場ではテンセント株が買われ、ハンセン指数が上げた。米食品医薬品局(FDA)が新型コロナウイルスの新たな治療法を特別に認可したと発表したのも投資家心理を支えた。
     
    ただ、日中の上げ幅は限られた。新型コロナによる景気減速懸念は根強く、任天堂など一部の好業績銘柄に投資家の資金が集まる一方、物色の範囲は限られた。27〜28日に米カンザスシティー連銀が主催する国際経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)で米金融政策の方向性が示される可能性があり「イベントが終わるまで、持ち高形成に慎重な投資家が多い」として利益確定目的の売りも出た。
     
    市場からは「参加者も少なく全般は見送り商状だ。国内に手掛かり材料がなく、海外要因にらみになるが、それを消化すれば、方向感が乏しくなる」との声が聞かれた。
     
    様子見姿勢が強まり、商いは低調だった。東証1部の売買代金は概算で1兆5397億円と、今月17日以来の低水準。6営業日連続で節目の2兆円を下回った。売買高は7億7614万株だった。
     
    JPX日経インデックス400は続伸。終値は前週末比32.11ポイント(0.22%)高の1万4505.62だった。東証株価指数(TOPIX)は続伸し、3.07ポイント(0.19%)高の1607.13で終えた。
     
    東証1部の値上がり銘柄数は999と、全体の45.9%を占めた。値下がりは1070、変わらずは103だった。
     

    業種別株価指数(33業種)は、その他製品、機械、小売業などが上昇した。下落はゴム製品、海運業、非鉄金属など。
     
    個別では、任天堂が年初来高値を付け、ソフトバンクGが締まり、ファストリやダイキン、中外薬が上昇した。シスメックス、第一生命HD、神戸物産の上昇が目立った。ZHDは大幅続伸。三菱UFJ、ファーストリテ、エムスリーが堅調で、チェンジがにぎわい、ソニー、レーザーテックは値を上げた。
     
    一方、東エレク、キーエンス、村田製が軟調で、ファナック、日立建機が下落した。住友電や住友不、キヤノンが売られた。商船三井は続落。花王、OLCはさえなかった。
     
    東証2部株価指数は前週末比13.86ポイント安の6496.49ポイントと反落した。
    出来高8000万株。値上がり銘柄数は234、値下がり銘柄数は182となった。
     
    個別ではミズホメディー、フレンドリー、明治機械、フリージア・マクロス、アートスパークホールディングスが売られた。
     
    一方、ジャパンエンジンコーポレーションがストップ高。中国工業、電業社機械製作所など3銘柄は年初来高値を更新。ASTI、いい生活、アジア航測、ベース、レオクランが買われた。
     


    日経ジャスダック平均株価は続伸した。終値は前週末比17円37銭高い3508円93銭だった。6月24日以来2カ月ぶり高値だった。新規材料に乏しいなか、マクドナルド、セリアといった主力の小売り株が上昇し、指数を支えた。先週強含みした出前館など巣篭り関連の一角が重い値動きとなり相場の重しとなった。
    市場関係者は「東証1部市場は様子見気分が強く、短期間に利益を得ようとした投資家が新興企業株を積極的に買った」と指摘していた。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で499億円、売買高は1億1984万株だった。
    値上がり銘柄数は344、値下がり銘柄数は284となった。
     
    個別では、シード平和、Speee、不二硝子がストップ高。メディアリンクスは一時ストップ高と値を飛ばした。ウエストホールディングス、田中建設工業、東北新社、ケア21、カネ美食品など18銘柄は年初来高値を更新。fonfun、歯愛メディカル、博展、ユビキタス AIコーポレーション、ニッポン高度紙工業が買われた。
     
    一方、アンビスホールディングスが年初来安値を更新。クリエアナブキ、五洋インテックス、テーオーホールディングス、フューチャーベンチャーキャピタル、JALCOホールディングスが売られた。


    東証マザーズ指数は続伸した。終値は前週末比16.68ポイント高い1151.14だった。
    2016年6月10日以来およそ2年2カ月ぶり高値水準だった。東証マザーズ指数は続伸した。終値は前週末比16.68ポイント高い1151.14だった。
    2016年6月10日以来およそ2年2カ月ぶり高値水準だった。
    マザーズ指数は若干ながら上昇してスタートとなったものの、寄り付き後早い段階でマイナス転換し一時1125.38ポイントまで下落。その後、再び反転するなど日経平均と同様に方向感に欠ける展開となった。後場には一転してじり高基調となり、1151.14ポイントまで上昇し年初来高値を更新した。直近に新規上場した銘柄など、値動きの良いものが買われた。
    メルカリ、ラクス、弁護士COMが上昇した。一方、フリー、BASE、アンジェスは下げた。
    売買代金は概算で3256.31億円。騰落数は、値上がり195銘柄、値下がり117銘柄、変わらず11銘柄となった。
     
    20日にマザーズに上場したニューラルは9時13分に公開価格(900円)の5.7倍となる初値(5100円)を付けた。その後も買いを集め、ストップ高となる6100円を付けた。
     
    個別では、ロードスターキャピタル、ニューラルポケット、バンク・オブ・イノベーション、リファインバース、ログリーなど6銘柄がストップ高。Lib Work、cotta、アズーム、オークファン、アプリックスなど38銘柄は年初来高値を更新。ジーエヌアイグループ、マクアケ、NexTone、モダリス、カオナビが買われた。
     
    一方、ジャパンインベストメントアドバイザー、リビングプラットフォーム、ブリッジインターナショナル、インパクトホールディングス、エムビーエスが売られた。
     

    【後場寄り付き概況】

    後場寄り付きの東京株式市場では、日経平均株価が前日比60円高前後と前場終値から横ばい圏で推移している。外国為替市場では、1ドル=105円80銭近辺と円安で推移している。
     
    売り買いともに決め手となる材料がなく、日経平均株価は2万300円近辺での小動きとなっている。東証株価指数(TOPIX)もこう着状態だ。
     
    個別では、任天堂が大幅に続伸し、ソフトバンクG、チェンジは堅調。ファーストリテが締まり、ZHDが買われ、神戸物産は高値もみ合い。三菱UFJ、ソニー、レーザーテック、ダイキンも値を上げている。
    半面、東エレク、村田製、キーエンスが軟調で、日立が売られ、ホンダはさえない。エムスリーが小安く、JR東日本、OLC、JTは小幅に値を下げている。
     
    今日の東京株式市場は寄り付き段階では売り買いが拮抗したが、前場中頃からはやや買いが優勢となった。
    日本では今日、安倍首相が連続在任日数で歴代最長記録を更新した。一方、健康不安説がなかなか収まらない。安倍首相の体調も絡め日本の政局は米国以上に複雑怪奇となりそうだ。機会があれば考えてみたい。
    さて、午後の東京株式市場で日経平均はもみ合いとなりそうだ。市場の先高観は後退していないが、上値を追うにはやや材料不足との声が多い。テクニカル面では25日移動平均線が2万2700円どころにあり、依然やや乖離しており、あと少し日柄調整が欲しいとの見方もあった。
     
     

    「リズム」
     
    相場のリズムがあるとすれば・・・。
    6月15日安値(21529円)→7月15日高値(22965円)
    →7月31日安値(21710円)→8月14日高値(23338円)。
    30日のリズムから15日でのリズムに。
    となると、次の谷はリズム的には31日?
    これは否定したいところだが・・・。
    「2・5・8の法則」でいけば20000円→22000円のレンジは抜けた。
    今は22000円→25000円のレンジに位置していると解釈できる。
     
    トランプ米大統領はツイッターで米食品医薬品局(FDA)内の「闇の国家」を批判。
    おどろおどろしい見出しだ。
    「闇の国家に属する人々が、新型コロナウイルス向けワクチンの臨床試験を11月3日の大統領選以降まで引き延ばそうとしている。
    彼らが11月3日より後に(新型コロナの)解決策を先送りしようとしているのは間違いない。
    (開発の)スピードに焦点を当て、人命を救うべきだ」。
    一方でFOXニュースのインタビュー。
    「中国とのビジネスはしなくてもいい。
    彼らがわれわれに適切に対応しなければ、私は確実にそれをするだろう」。
    整合性があるようでいて支離滅裂という印象だ。
     
     
    S&P500の2020年第2四半期利益見通しは前年同期比30.5%減。
    エネルギーセクターを除くと利益は同23.9%減少する見通し。
    第2四半期決算を発表した475社のうち利益がアナリスト予想を上回った企業の割合は81.7%。
    長期平均は64.9%、過去4四半期の平均は71.1%。
    第2四半期の売上高は、前年同期比8.9%減少する見通し。
    エネルギーセクターを除けば4.2%の減収となる見込み。
    第2四半期決算で売上高がアナリスト予想を上回った割合は63.8%。
    長期平均に60.2%、過去4四半期の平均は59.1%が予想を上回った。   
    S&P500の今後4四半期(20年第3・四半期─21年第2・四半期)の予想PERは23.2倍。
     
     
    ☆安倍政権2799日の金融資本市場の主な動き
    (第2・第3次、2012年12月26日〜)
     
    ・日経平均株価の変動幅 1万2840円上昇
    ・円相場の変動幅 20円72銭の円安・ドル高
    ・長期金利の変動幅 0.735%低下
    ・外国人の累計売買額 約3.7兆円の売り越し
    ・日銀の上場投資信託(ETF)購入額 36.5兆円
    ・日銀の国債購入額 384兆円
     
     
    ☆主な歴代首相在任時の日経平均上昇率
    (1)佐藤栄作 (1964年11月〜72年7月) 207%
    (2)中曽根康弘(1982年11月〜87年11月) 189%
    (3)安倍晋三 (2012年12月〜)     124%
    (4)岸信介  (1957年2月〜60年7月)  98%
    (5)吉田茂  (1948年10月〜54年12月)  93%
    (6)鳩山一郎 (1954年12月〜56年12月)  62%
    (7)竹下登  (1987年11月〜89年6月)  48%
    (8)小渕恵三 (1998年7月〜00年4月)  26%
    (9)福田赳夫 (1976年12月〜78年12月)  24%
    (10)鈴木善幸 (1980年7月〜82年11月)  16%
     
    投資家さんが調べてくれた「丑」年。
     
    (1)ミルク関連
     
    秋川牧園(1380)グリコ(2206)森乳(2264)、明治(2269)、雪印メグ(2270)、六甲バター(2266)、伊藤園(2593)、ラクトJPN(3139)。
     
    (2)焼肉
     
    SFoods(2292)、あみやき亭(2753)、物語コーポ(3097)。
     
    (3)牛丼
     
    ゼンショー(7550)、吉野家(9861)、松屋(9887)。
     
    (4)しゃぶ
     
    ジー・テイスト(2694)、梅の花(7604)、木曽路(8160)。
     
    (5)その他
     
    ウシオ(6925)。
     
    1997年(丑年)設立
     
    アズジェント(4288)、アルテサロン(2406)、HENNGE(4475)、エアン(6099)、Vテク(7717)、アルファ(3322)、プレサンス(3254)、チエル(3933)、コネクシオ(9422)、サイボウズ(4776)、ストライク(6196)、ティア(2435)、アバント(3836)、GMOクラウド(1788)、クリレス(3387)、オープンドア(3926)、ソフトフロント(2321)、アイロム(2372)、エコミック(3802)、テンポス(2751)、ドーン(2303)、ディップ(2379)、LIFULL(2120)、fonfan(2323)、イオンファンタ(4343)、JBR(2353)ギガプライズ(3830)、楽天(4755)、ベース(4481)、スプリックス(7030)、アウトソ(2427)。
     
    1985年(丑年)設立。
     
    日オラクル(4716)、土木管理(6171)、黒谷(3168)、プラネット(2391)、ピエトロ(2818)、PPS(7707)、クボテック(7709)、WDB(2475)、リソー教育(4714)、サニーサイド(2180)、トラコス(9715)、ABC(2670)、共栄セキュ(7058)、サイバネット(4312)、JT(2914)、ヨシックス(3221)、ワールド(3612)、NTT(9432)、ローツェ(6323)、シミック(2309)、アルゴグラ(7595)、ランドビジ(8944)、ファインデックス(3649)、コムチュア(3844)。
     
    1973年(丑年)設立。
     
    コナカ(7494)、パル(2726)、ユーシン精機(6482)、グローバルダイニング(7625)、キムラユニ(9368)、メタウォータ(9551)、ケーズ(8282)、アサンテ(6073)、ニチイ学館(9792)、日電産(6594)、ダイコク電(6430)、ゼビオ(8281)、ツツミ(7937)、クロスキャット(2307)、日MDM(7600)、新日本科学(2395)、ワイエイシイ(6298)、サイゼリア(7581)、第一興商(7459)、要興業(6566)、MARUWA(5344)、ジャフコ(8595)、リゾートトラ(4681)、石井表記(6336)、日シス技(4323)、コナミ(9766)、日エアーテック(6191)、Olympic(8289)、パーク24(4666)。
     
    1961年(丑年)設立。
     
    長谷川香料(4958)、大塚商会(4768)、ノーリツ鋼(7744)、
    アークス(9948)、イズミ(8273)、ダイキョーニシカワ(4246)、
    船井電機(6939)、島精機(6222)、内外テック(3374)、
    光世証(8617)、ホギメディカル(3593)、藤久(9966)、
    菱洋エレ(8068)、日CMK(6958)、尾家産業(7481)、
    ユニチャーム(8113)、KIMOTO(7908)、住友精密(6355)、
    愛眼(9854)。
     
    FTSEオールワールドの銘柄入れ替え発表。
    日本株は新たに24銘柄が採用され13銘柄が除外。
    リバランスは9月18日の引け後に発生する。
     
                銘柄略称     パッシブ需要(百万円)  売買日数
      8951  日本ビルF                5957             2.49
      3283  プロロジス                5721             2.78
      8952  JRE                    5517             2.56
      3281  GLP                    5001             1.52
      3462  NMF                    4696             2.71
      8984  ハウスリート              4316             2.47
      3269  ADR                    3130             2.21
      8954  オリックスJRE          3028             2.40
      8953  日本リテール              2943             1.30
      4186  応化工                    2840             2.05
      3249  産業ファ                  2647             0.79
      8960  ユナイテッドU            2552             1.71
      7476  アズワン                  2356             2.69
      3226  アコモF                  2250             2.38
      3309  積水ハウスR              2170             3.21
      1973  NESIC                  2088             0.81
      3279  API                      2049             2.39
      8955  日本プラR                2008             1.35
      3466  ラサールロジ              1906             1.98
      8967  日本ロジ                  1830             1.53
      8972  ケネディオフィ            1708             1.75
      6750  エレコム                  1683             2.38
      3234  森ヒルズ                  1530             2.57
      8976  大和オフィス              1241             1.28
     
     
            銘柄略称         パッシブ需要(百万円)  売買日数
      7189  西日本FH                -1585            -9.76
      6395  タダノ                    -1530            -4.01
      5631  日製鋼                    -1460            -2.89
      9107  川崎船                    -1382            -1.19
      7327  第四北越                  -1300            -8.73
      6472  NTN                     -1264            -1.37
      7762  シチズン                  -1263            -1.92
      7732  トプコン                  -1259            -1.69
      5803  フジクラ                  -1233            -1.87
      9832  オートバクス              -1224            -3.00
      1333  マルハニチロ              -1210            -3.07
      8242  H2Oリテイル              -928             -2.29
      9603  エイチ・アイエス          -842             -0.26
      1662  石油資源                     -803             -1.67
     



    (櫻井)


    24日午前の日経平均株価は続伸し、前引けは前週末比76円67銭高の2万2996円97銭だった。
    前週末21日、NYダウが反発し、ナスダック、S&P500種指数は最高値を更新したが、日経平均株価の上値は重く小幅安でスタートした。
     
    ただ、午前10時以降は下値を拾う動きが強まり、日経平均は値を上げた
    日本の取引時間中に相場が始まった香港ハンセン指数が大きく上昇し、投資家心理がやや強気に傾いた。米食品医薬品局(FDA)が新型コロナウイルス感染症の新たな治療法について特別に認可したと発表したのも買い安心感につながった。ただ取引参加者は少なく薄商いで、日経平均は下げる場面もあった。
     
    米政権が中国ネットサービスの騰訊控股(テンセント)の対話アプリ「微信(ウィーチャット)」を巡り、中国国内での米企業の利用は可能と示唆していると伝わり、香港株式市場でテンセント株が上昇した。米中対立を巡る懸念がやや和らぎ、先物の買いを誘った。
    米FDAが23日、新型コロナ感染症から回復した人の血漿(けっしょう)を投与する治療法を認可したと発表し、日本時間24日のシカゴ市場で米株価指数先物が上昇した。24日の米株式相場が堅調に推移するとの見方も支えだった。
     
    上昇業種を見ても、機械や卸売業、銀行業など景気敏感業種と、小売業や医薬品などディフェンシブ業種が混在。任天堂の買いで押し上げられたその他製品を除けば、上昇業種も下落業種も変動率は全体に小さく、はっきりした特徴は出なかった。「後場のスケジュールを見ても、国内外ともに材料になりそうなものはない。終日もみ合い状態が続くのではないか」という。
     
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も上昇した。
     
    前引け時点の東証1部の売買代金は概算で7833億円、売買高は3億8608万株だった。前引け時点での売買代金1兆円割れは先週初から6営業日連続。東証1部の値上がり銘柄数は908、値下がりは1149、変わらずは115だった。
     
    業種別株価指数(33業種)は、その他製品、機械、金属製品などが上昇。下落はゴム製品、海運業、空運業など。
     
    個別では、ファストリやダイキン、中外薬が上げた。任天堂、神戸物産、ソフトバンクG、チェンジ、ZHD、シスメックスが買われた。三菱UFJ、トヨタ、ソニー、レーザーテック、LIXILGなど上昇した。
     
    半面、東エレク、キーエンス、ファナックや日立建機、花王は下げた。マツダ、ブリヂストンや日野自、日本製鉄、商船三井の売りが目立った。
     
     
    東証2部株価指数は前週末比21.46ポイント安の6488.89ポイントと反落した。
    出来高4613万株。値上がり銘柄数は205、値下がり銘柄数は173となった。
     
    個別では、ミズホメディー、アートスパークホールディングス、フレンドリー、中央自動車工業、ショクブンが売られた。
     
    一方、ジャパンエンジンコーポレーションが一時ストップ高と値を飛ばした。中国工業、電業社機械製作所など3銘柄は年初来高値を更新。いい生活、レオクラン、アジア航測、フマキラー、フライトホールディングスが買われた。
     


    日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前週末比7円96銭高い3499円52銭となった。前週末21日のNYダウが反発し、ナスダック、S&P500種指数は最高値を更新したが、目立った材料に欠けるなか、マクドナルドやセリアが上昇し、支えとなった。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で295億円、売買高は7033万株。
    値上がり銘柄数は312、値下がり銘柄数は260となった。
     
    個別ではシード平和がストップ高。メディアリンクスは一時ストップ高と値を飛ばした。田中建設工業、東北新社、ケア21、カネ美食品、セリアなど15銘柄は年初来高値を更新。ASIAN STAR、不二硝子、Speee、ユビキタス AIコーポレーション、太洋物産が買われた。
     
    一方、アンビスホールディングスが年初来安値を更新。ナトコ、クリエアナブキ、五洋インテックス、フューチャーベンチャーキャピタル、テーオーホールディングスが売られた。
     
     


    東証マザーズ指数は前週末比2.65ポイント高の1137.11ポイントと続伸。
    2018年6月以来の高値水準。好調な米国市場や堅調な流れを引き継ぎ続伸となっている。
    時価総額上位のラクスや弁護士COM、JMDCが上昇した。一方で、BASEやマネーフォワード、アンジェスは下落した。
    値上がり銘柄数は159、値下がり銘柄数は150となった。
     
    20日にマザーズに上場したニューラルは9時13分に公開価格(900円)の5.7倍となる初値(5100円)を付けた。その後も買いを集め、ストップ高(制限値幅の上限)となる6100円を付けた。
     
    個別では、ニューラルポケットがストップ高。Lib Work、cotta、アズーム、オークファン、アプリックスなど36銘柄は年初来高値を更新。ロードスターキャピタル、マクアケ、NexTone、松屋アールアンドディ、バンク・オブ・イノベーションが買われた。
     
    一方、リビングプラットフォーム、ジャパンインベストメントアドバイザー、インパクトホールディングス、GMO TECH、エムビーエスが売られた。

    【寄り付き概況】

    24日の日経平均株価は前週末比7円10銭安の2万2913円20銭で寄り付いた。
    東証株価指数(TOPIX)は、0.10ポイント高の1604.16で始まった。
     
    21日のNYダウ前日比190ドル高の2万7930ドルと続伸した。アップルなどハイテク株が高く、ナスダック指数は最高値を更新した。ただ、週明けの東京株式市場は上値が重く小幅安で始まった。為替は1ドル=105円80銭前後と前週末に比べ横ばい圏で推移している。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種中、27業種が高く、値上がりは空運、その他製品、陸運、銀行など。値下がりは鉄鋼、精密機器など。
     
    個別ではファナック、TDK、ソフトバンクG、東エレク、アドバンテス、日立が安い。
    半面、富士通、ファーストリテ、ダイキンが上昇している。


     
    「演技」
     
    週末のNY株式市場で主要3指数は続伸。
    NYダウは190ドル上昇。
    NASDAQとS&P500は終値ベースでの史上最高値を更新した。
    時価総額が2兆ドルを超えたアップルが5%強上昇。
    S&P500やナスダックを最も押し上げた。
    アマゾンやマイクロソフトも上昇のけん引役。
    テスラが2.4%高。
    通期の収益見通しを引き上げた農業機械メーカーのディアが4.4%高。
    週間ではNYダウほぼ変わらず。S&P500は0.7%高、NASDAQが2.7%高。
    8月の総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は54.7。
    2019年2月以来の高水準。
    製造業とサービス業ともに新規受注が増加。
    7月の米中古住宅販売戸数は年率換算で前月比24.7%増加し586万戸。
    伸びは2カ月連続で過去最高を更新。
    販売戸数は2006年12月以来、約13年半ぶりの高水準を記録した。
    コロナ禍で在宅勤務が定着する中、大型物件への需要が拡大。
    10年国債利回りは0.636%。
    2年国債利回りは0.147%。
    8月のユーロ圏購買担当者景気指数(PMI)速報値は総合PMIは51.6。
    景況拡大と悪化の分かれ目の50は上回ったものの7月の54.9から低下。
    市場予想の54.9を下回った。
    ユーロは対ドルで1週間ぶりの安値水準。
    ドル円は105円台後半。
    SKEW指数は146.73と上昇。
    恐怖と欲望指数は70→70。
     
    週間ベースでNYダウは0.00%安、3週ぶり小反落。
    NASDAQは2.7%高、4週続伸(累計9.2%上昇)。
    S&500は0.7%高、4週続伸(同5.6%上昇)。
     
     
    週末の日経平均は寄り付き142円高。
    終値39円高の23920円と安値引けながら小幅反発。
    2日連続で23000円台を割り込んだ。
    日足は2日連続陰線。
    週間では369円の下落。
    週足は3週ぶりに陰線
    TOPIX、マザーズ指数も反発。
    東証1部の売買代金は1兆6777億円と5日連続2兆円割れ。
    値上がり1330銘柄(前日444銘柄)。
    値下がり718銘柄(前日1633銘柄)。
    新高値69銘柄(前日42銘柄)。
    新安値1銘柄(前日2銘柄)。
    騰落レシオは100.45(前日96.47)。
    2日ぶりの3ケタ。
    NTレシオは14.29倍(前日14.31倍)。
    サイコロは6勝6敗で50.00%。
    横ばって来た25日線(22712円)からは△0.92%。
    9日連続で上回っておりサポート。
    右肩上がりの75日線は22091円。
    200日線(22009円)からは△4.14%。
    右肩下がりの5日線(23011円)から▲0.40%。
    4日連続で下回った。
    今週は5日線に上値が抑えられる状況が継続。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲18.568%(前日▲17.974%)。
    買い方▲7.636%(前日▲8.090%)。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲25.928%(前日▲25.124%)。
    買い方▲13.365%(前日▲12.397%)。
    空売り比率は38.3%(2日ぶり40%割れ:前日40.2%)。
    空売り規制なしの比率は7.4%。
    日経HVは18.3、日経VIは21.56。
    日経平均採用銘柄の予想PERは21.79倍(前日21.75倍)。
    前期基準では18.03倍。
    EPSは1051円(前日1051円)。
    7月1日時点は1239円、7月31日時点は1212円だった。
    暫定PERは21.78倍。
    計算上のEPSは1051円。
    225のPBRは1.09倍。
    BPSは21027円(前日20991円)。
    225先物採用銘柄の益回りは4.59%(前日4.60%)。
    配当利回りは1.99%。
    東証1部全銘柄だと予想PERは23.74倍。
    前期基準では19.30倍。
    東証1部全銘柄のPBRは1.20倍。
    ドル建て日経平均は217.05(前日218.29、12月13日が219.64)。
    昨年12月の219.68がターゲット。
    東証1部単純平均株価は10円高の2127円。
    (2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
    売買単価は1843円(前日1876円)。
    東証1部の時価総額は612兆円(前日610兆円)。
    時価総額の壁が立ちはだかる。
    シカゴ225先物終値は大証日中比10円安の22890円。
    高値23126円、安値22700円。
    大証夜間取引終値は日中比変わらずの22900円。
    気学では「戻り売り方針の日。高値を見ても翌日弱し」。
    月曜は「初め安いと後引き返す日。突っ込み買い良し」。
    火曜は「変化注意日」。
    水曜は「押し目買いの日。但し急伸後は利入れ良し」。
    木曜は「人気に逆行し前後場仕成を変える日」。
    金曜は「寄り安は買いなれど、上放れ高きは売り狙え」。
    ボリンジャーは拡散。
    プラス1σが23060。
    プラス2σが23408円。
    一目均衡の雲の上限が22393円。
    14日連続で雲の上。
    勝手雲の上限は22379円で下限は22337円。
    9日連続で雲の上。
    白い勝手雲は21日から上向き27日頃に厚くなる。
    RSIが72.97。
    RCIが83.24。
    8月SQ値23350円は「幻」で6連敗。
    課題は安倍首相のスケジュール。
    一部報道では「午前中に慶応大病院を訪れる方向で調整。理由は検診の結果を聞くため」。
    先週月曜同様にこれが引っかかる週明け。
     
     
    《今日のポイント8月24日》
     
    (1)NY株式市場で主要3指数は続伸
       ダウ輸送株指数は46ポイント高の10940ポイントと3日続伸。
       SOX指数は0.78%高と反発。
     
    (2)日経平均は2日連続の23000円割れ。
       8月SQ値23350円は「幻」で6連敗。
       東証1部の売買代金は1兆6777億円と5日連続2兆円割れ。
       新高値69銘柄(前日42銘柄)。
       新安値1銘柄(前日2銘柄)。
       騰落レシオは100.45(前日96.47)。
       2日ぶりの3ケタ。
       
     
    (3)横ばって来た25日線(22712円)からは△0.92%。
       9日連続で上回っておりサポート。
       右肩上がりの75日線は22091円。
       200日線(22009円)からは△4.14%。
       右肩下がりの5日線(23011円)から▲0.40%。
       4日連続で下回った。
       5日線に上値が抑えられる状況が継続。
     
    (4)空売り比率は38.3%(2日ぶり40%割れ:前日40.2%)。
     
    (5)ボリンジャーは拡散。
       プラス1σが23060円。
       プラス2σが23408円。
       一目均衡の雲の上限が22393円。
       14日連続で雲の上。
       勝手雲の上限は22379円で下限は22337円。
       9日連続で雲の上。
       白い勝手雲は21日から上向き27日頃に厚くなる。
     
    (6)課題は安倍首相のスケジュール。
       一部報道では「午前中に慶応大病院を訪れる方向で調整。理由は検診の結果を聞くため」。先週月曜同様にこれが引っかかる週明け。
     
     
    週間ベースで日経平均株価は1.6%安。
    TOPIXは1.2%安、ともに3週ぶり反落。
    東証マザーズ指数は8.1%高、3週続伸(累計18.4%上昇)。
    日経ジャスダック平均は0.8%高、3週続伸(同3.8%上昇)、
    東証2部指数は1.1%安、3週ぶり反落。
    東証REIT指数は3.0%高、3週続伸(同4.2%上昇)。
     
    今年の曜日別勝敗(8月21日まで)

    月曜14勝15敗
    火曜17勝14敗
    水曜15勝16敗
    木曜13勝19敗
    金曜15勝16敗。
     
     
    週末のNYダウは190ドル高の27930ドルと続伸。
    NASDAQは46ポイント高の11311ポイントと続伸。
    S&P500は11ポイント高の3397ポイントと続伸。
    ダウ輸送株指数は46ポイント高の10940ポイントと3日続伸。
    SOX指数は0.78%高と反発。
    VIX指数は22.31。
    3市場の売買高は84億株(20日平均は96億株)。
    225先物CME円建ては大証比日中比10円安の22890円。
    ドル建ては大証日中比変わらずの22900円。
    ドル円は105.78円。
    10年国債利回りは0.636%。
    2年国債利回りは0.147%。
     
    土曜日経朝刊の「市場展望」。
    話題は75日線が200日線を上抜けたゴールデンクロス。
    先週水曜に発生した。
    「テクニカル的には中長期の強気サイン。
    しかし経験則からは短期的な下げ局面警戒」。
    不思議な解釈だ。
    そのココロは「2019年9月のゴールデンクロスでは直後3日で約700円安だった」。
    昨年発生したGCは9月26日。
    日経平均は22048円。
    10月3日の日経平均は21277円。
    確かに下落したがその後12月17日の24006円まで長期上昇になった。
    しかも8月26日の20268円が安値となっての上昇途中でのGC。
    目先的な下落があっても中長期の上昇サインと考えたい局面だ。
    今回のGCがあった8月19日は23110円。
    ココを取り戻せば道は開ける気がする。
     
    わかったようでわからないということは多い。
    ただ市場では「わかったふりをする」をする人が多いのも現実。
    先週木曜にラジオ番組に登場していただいたのがグッドパッチ(7351)。
    デザインの企業だ。
    ただこのデザインというのがほとんど理解できない。
    通常は「視認性の良さ」とか「形状」などの表面的な解約。
    しかしこれは違う。
    あるいは「WEBデザイン」かと思ったがこれも違う。
    土屋社長の直接聞いてみれば「企業の本質を表現することの結果としてのデザイン」。
    製作物の話ではなく経営と哲学の問題だ。
    「理解している人は多いですか?」と聞いてみたところ「少ないでしょうね」。
    それでも市場では株価が形成されているのが現実。
    わまらないままでもわかったふりをすることが多いということだ。
    「わからないこと」は「わからない」として聞くことは一番。
    それすらしない人が多いから市場が彷徨うこともある。
    もっとも・・・。
    この「デザイン会社」という日本初の上場。
    本当のことが理解されれば未来への期待は表面的ではなく高まると思われる。
    そういえば・・・。
    太宰治の「人間失格」の中に登場する「ワザ、ワザ」という指摘
    「ワザ」は演技いうこと解釈だ。
    考えてみればわかったふりも演技。
    株式市場という舞台での演技は多いのかも知れない。
     
    《兜町ポエム》
     
    「秋の気配♪」
     
    あれが株価の好きな場所
    安値が見下ろせる小高い踊り場
    売り手の声が小さくなる
    僕は黙って板を見てる
    目を閉じて息を止めて
    遡るほんのひととき
    こんなことは今までなかった
    株価がレンジから上離れていく
     
    ◇━━━ カタリスト━━━◇
     
    AIinside(4488)・・・動兆
     
    ヨシムラフードサービスに注目する。
    同社はAI認識技術活用したクラウド型OCRサービスが中核。
    手書き文字のデジタル文字変換に強み。
    業務効率化需要でクラウドOCR「DXスイート」の契約数順調。
    デジタル・ガバメントに取り組む自治体による業務のデジタル化は追い風。
    テレワークを行う企業や21年3月期単体業績見通しは上方修。
    マザーズ上場は昨年12月。


    (兜町カタリスト櫻井)



    《マーケットストラテジーメモ一覧へ》


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    《マーケットストラテジーメモ》 8月第4週
     
    【推移】
     
    17日(月):
    週末のNY株式市場でNYダウは小幅高、NASDAQは小幅反落。S&P500は横ばいとマチマチ。3市場の売買高は78.3億株。直近20日間平均の101億株から大きく減少した。「しばらくは様子見ムード」という見方だ。
     
    日経平均株価は192円安の23096円と5日ぶりの反落。先週900円超上げて約半年ぶりの高値水準となっており、高値警戒感からの売りも出やすかった。4日続伸の上昇幅959円に対して192円の下落は約2割。4〜6月の実質GDP速報値は前期比年率27.8%減と戦後最大の落ち込みを記録。日経平均先物に売りが出て相場を押し下げた。
     
    東証1部の売買代金は1兆5014億円。1月20日以来約7カ月ぶりの少なさ。日産、日立が上昇。SBG、ファーストリテが下落。SQ値は2日連続で幻。日経平均は2月の高値24115円から3月の安値16358円までの下落幅(7753円)の約9割を埋め戻した。
     
    18日(火):
    週明けのNY株式市場でNYダウは反落。13週連続の週初高の記録は途絶えた。NASDAQは100ポイント超の上昇で終値ベースの過去最高値を更新。NASDAQが終値で最高値を更新するのは今月5回目。S&P500も2月19日のザラバ最高値に迫った。
     
    日経平均株価は45円安の23051円と小幅続落。ファーウェイの規制強化懸念から売り物優勢の展開。一時100円以上下落した場面もあったか引けにかけて戻した。TOPIXは3日ぶりに反発。東証一部の売買代金は1兆77177億円。エムスリー、バンナムが上昇。SBG、京セラが下落。日銀ETF購入への期待から後場は下げ渋り。
    実際は803億円購入していた(5日は1003億円、7月31日は1002億円)。日経平均23000円台で購入額は減少した。
     
    19日(水):
    火曜のNY株式市場はダウ安、NASDAQとS&P500は続伸とマチマチ。S&P500は終値として過去最高値を更新。3月23日の安値からは約55%上昇。上昇幅は過去87年間で最大。「2月下旬に始まった弱気相場はS&P500の歴史の中で最も短かった」という見方だ。「上昇はむしろ資産インフレに起因するもの」という声も聞こえる。
    NASDAQは6月に最高値を更新してから18回過去最高値を更新。年初来からは34回目の過去最高値更新となった。2019年は31回、18年は29回だった。
     
    日経平均株価は59円高の23110円と反発。NY株高を受けてハイテクセクター堅調の展開。6月の機械受注統計で設備投資に慎重な姿勢が示され、ファナックやダイフクなどの関連銘柄は安く推移する場面があった。TOPIXは続伸。東証一部の売買代金は1兆6966億円。武田、リクルートが上昇。ソニー、ダイキンが下落。マザーズ指数は2.96%高で5日続伸。
     
     
    20日 (木):
    水曜のNY株式市場で主要3指数はそろって下落。ザラバにS&P500とNASDAQは過去最高値を更新したが結局反落。懸念されたのは午後に発表された7月FOMC議事要旨。景気低迷からの回復についての先行き不透明感。労働市場の一段の「大幅な改善」は経済活動の「幅広く持続的な」再開にかかっている。
    そしてハト派的な政策の導入にFRBが否定的であること。これらが不安材料となった。個別ではアップルの時価総額が米企業として初めて2兆ドルを突破した場面があった。
     
    イスラム・ヒジュラ暦の新年の日経平均株価は229円安の22880円と反落。約1週間ぶりに節目の23000を割り込んだ。NY株安に加えて前場の動向から日銀のETF買いも期待できずとあって後場は下落幅を拡大。
    米が香港との犯罪人引き渡し条約を停止すると発表。米中対立の激化により電子部品の需要が落ち込むとの懸念が拡大。アジアの株価指数が軟調に推移したことも重荷。TOPIXは3日ぶりに反落。東証1部の売買代金は1兆7748億円。JR東、パナが上昇。東エレ、SBGが下落。
     
    14日(金):
    木曜のNY株式市場で主要3指数は上昇。NYダウは46ドル高と4日ぶりに反発。NASDAQは118ポイント高の11264ポイントと終値ベースの最高値を更新した。
    けん引役はハイテクセクター。アマゾンが1.1%高、マイクロソフトが2.3%高。新型コロナ危機をうまく乗り切るとの期待が根強い。第2四半期の売上高と実質利益がともに市場予想を超えたエヌビディアはほぼ変わらず。100億ドルの自社株買い計画を明らかにしたインテルは1.7%高。テスラは6.5%高。
     
    日経平均株価は39円高の22920円と反発。ただし安値引け。週足は陰線。5日移動平均線も下回った。「週末ということもあって、一段と模様眺めムード」との解釈。TOPIXも反発。東証1部の売買代金は1兆6777億円と相変わらず低調。5日連続の2兆円割れ。東京製鉄、エムスリー上昇。キーエンス、ファナックが下落。
     
    (2) 欧米動向
     
    日経朝刊では「日米ともにバフェット指標上昇」の記事。
    バフェット指数は「株式時価総額を名目GDPで除した数値」。
    100%を超えると過熱感があるとされている。
    NYは177%を超え過去最高水準。
    東京も6月末の時価総額とGDP速報値を基に計算すると117%。
    ちなみに6月末の時価総額が588.3兆円。
    名目GDPは506.6兆円だ。
    3月末が98%だったから大幅な上昇だ。
    経験則から行くと、時価総額は名目GDPの1.5倍が限界。
    もっとも1.5倍水準は759兆円だが・・・。
    もし時価総額が700兆円台に乗せれば時価総額的には未体験ゾーン。
    その時、日経平均は計算上では26329円だ。
     
    (3)新興市場
     
    危機論者が最近話題にするのは「揚子江中流に位置する三峡ダム決壊」説。
    万一、ダムが決壊すれば、約30億立方平米の水が下流域を飲み込むことという可能性だ。
    サプライチェーンの寸断がブラックスワンという説になる。
    1993年に着工、2009年に竣工した三峡ダム。
    総発電量2250万キロワット。
    総貯水量は393億立方メートルと黒部ダムのおよそ200倍。
    湖水面積は琵琶湖の約1.7倍にあたる1084平方キロメートル。
    総工費は2000億元(現在のレートで3.7兆円)。
    警戒すべきはその歴史。
    2000年の三峡ダム建設プロジェクトの2期工事。
    三井物産を通じて住友金属(現・日本製鉄)が水圧鉄管用の鋼板を4600トン受注。
    しかし品質検査の結果、衝撃に対する強度が基準を満たしておらず、一部が不合格になった。
    最終的には日本側が陳謝し住友金属が代替品を納入して解決していた。
    もし何かが起こればこれを悪材料として持ち出してくる可能性は高く、ダムの安全を祈るばかりだ。
     
     
    【展望】
     
    スケジュールを見てみると・・・。
     
    【8月】陽線確率3勝7敗、(陽線確率30%)、過去15年6勝9敗(12位)
        気学では「保合月。小幅稼ぎのとき。前途の高値に期待」  
     
    21日(金):消費者物価、米中古住宅販売、FTSE日本指数9月半期リバランス発表、鬼宿日
    24日(月):安倍首相、連続在任日数が歴代首位、シカゴ連銀全米活動指数、共和党全国大会(ノースカロライナ州シャーロット→27日))
    25日(火):米CS住宅価格指数、CB消費者信頼感、新築住宅販売、独IFO景況感
    26日(水):企業向けサービス価格指数、米耐久財受注
    27日(木):全産業活動指数、米GDP改定値、トランプ大統領、指名受託演説、ジャクソンホール会議(オンライン→28日)テーマは「10年先に向けて舵をとる」。
    28日(金):POS小売販売額指標、米個人所得、変化日 
    31日(月):鉱工業生産、中国製造業PMI、MSCI日本株パッシブ売買インパクト
     
     
    土曜の日経朝刊は14日時点の「決算ダッシュボード」。
    見出しは「98%が発表終了」。
    売上高は18%減で09年第3四半期以来の2ケタ減収。
    純利益は57%減で7四半期連続、前年同期比を下回った。
    主要企業の決算は通過。
    ココからは中小型株の業績と材料中心の相場になってくる。
     
    ちなみに昨年の同時期。

    4→6月期決算集計状況。
    全体の99.8%が通過した。
    4→6月期売上高は△0.9%、同経常利益は▲4.7%、同純利益は▲14.7%。
    通期売上高は△1.7%、同経常利益は▲1.8%、同純利益▲2.6%。
     
    出そろった第1四半期決算。
    純利益の合計は4兆575億円と前年同期比57%減で着地。
    7四半期連続で前年同期を下回った。
    もっとも1?3月は赤字だったから改善はしている。
    そして通期見通しは30%減益。
    トレンドは良くなってくるハズだ。
     
    週間ベースでNYダウは0.00%安、3週ぶり小反落。
    NASDAQは2.7%高、4週続伸(累計9.2%上昇)。
    S&500は0.7%高、4週続伸(同5.6%上昇)。
     
    週間ベースで日経平均株価は1.6%安。
    TOPIXは1.2%安、ともに3週ぶり反落。
    東証マザーズ指数は8.1%高、3週続伸(累計18.4%上昇)。
    日経ジャスダック平均は0.8%高、3週続伸(同3.8%上昇)、
    東証2部指数は1.1%安、3週ぶり反落。
    東証REIT指数は3.0%高、3週続伸(同4.2%上昇)。


    (兜町カタリスト 櫻井英明)

    24日の日経平均株価は一進一退の展開か。
    日経平均の予想レンジは2万2800円-2万3100円。
    前週末21日の米株式市場でNYダウ工業株30種平均は続伸し、前日比190ドル(0.7%)高の2万7930ドルで終えた。ナスダック総合株価指数、S&P500種株価指数はともに過去最高値を更新した。主要3指数がそろって上昇しており株価の支えとなるだろう。
    アップルが連日で上場来高値を更新しているように米ハイテク株は堅調で、日本でも半導体関連や電子部品などの株価を下支えしそうだ。
    一方、米中の対立激化に対する投資家の警戒感が上値を抑えるとみられる。場中は目立った取引材料に乏しく、2万3000円より上は重いだろうが、下値も限られ、プラス圏で小じっかりの展開が続くと考える。

    為替相場は、ドル・円が1ドル=105円台の後半(前週末21日終値は105円51−52銭)、ユーロ・円が1ユーロ=124円台の後半(同124円93−97銭)と小動き。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同21日の大阪取引所終値比10円安の2万2890円だった
     
     
    【好材料銘柄】
     
    ■シード平和<1739>
    今期配当を4円増額修正。また、23年6月期に営業利益21.5億円(20年6月期実績は15.8億円)を目指す中期経営計画を策定。
     
    ■イメージ ワン<2667>
    ダナフォームが開発した新型コロナウイルスPCR検出試薬を販売開始。
     
    ■ファーストロジック<6037>
    前期経常を7%上方修正。また、発行済み株式数(自社株を除く)の1.75%にあたる20万株(金額で1億円)を上限に自社株買いを実施する。
     
    ■VTホールディングス<7593>
    上期経常を10倍上方修正。
     
    ■ASIAN STAR<8946>
    資本提携先である中国・徳威企業傘下の3社(徳威不動産グループ)の出資持ち分を取得し子会社化する。
     
    ■ダイセル<4202>
    発行済み株式数の4.11%にあたる1300万株の自社株を消却する。消却予定日は9月14日。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
     
    24(月)
    【国内】
    《決算発表》
    ASTI
     
    【海外】
    米共和党大会(〜8/27)


    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

    [概況]

    今週の外国為替市場において、米ドル円は新型コロナウイルスの感染が米国内で広がるなか、米経済指標の結果や米中関係の動向に注意したい。先週末、発表された7月米中古住宅販売戸数(予想:538万件 結果:586万件)などが市場の予想を上回ったことで米ドル円は105円台後半付近まで水準を回復している。
     
    今週の主な米経済委指標としては、7月米新築住宅販売戸数(予想:75.0万件 前回:77.6万件)や7月米耐久財受注(予想:3.3% 前回:7.6%)、第2四半期米GDP【改定】(予想:-32.5% 前回:-32.9%)、米新規失業保険申請件数(予想:92.5万件 前回:110.6万件)、7月米PCEコアデフレーター(予想:1.2% 前回:0.9%)などの発表が予定されている。また、27-28日に開催されるカンザスシティ地区連銀主催の年次経済シンポジウムにおいて、パウエル米FRB議長は金融政策に関する講演を27日に予定しており注目か。
     
    そのほか、米中関係に関しては、トランプ米大統領が動画アプリTikTok(ティックトック)や親会社である北京字節跳動科技(バイトダンス)との取引を禁止する大統領令に署名した問題に対して、TikTokは24日に米政権を起訴する方針であることを明らかにしており米中関係の悪化が懸念されそうだ。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

08月24日 毎日コラム
【攻略法】血液型別、O型女性の口説き方
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