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【市況一覧】
日経平均株価
37,934.76 +306.28 04/26
TOPIX
2,686.48 +22.95 04/26
マザーズ
644.61 +4.49 04/26
NYダウ平均
38,085.80 -375.12 04/26
ナスダック総合
15,611.76 -100.99 04/26




    新興市場は7月中旬まで、東証1部市場を上回るパフォーマンスを続けてきたが、月末にかけて地合いが転換。バイオ株の軟化を、ネット系の主力株の上昇で吸収して指数を持ち上げてきたが、さすがに買い疲れ感が台頭してきている。
     
    マザーズ指数が調整基調に入っている。7月29日までの4日続落で25日移動平均線の下向き転換が鮮明化している。主力級銘柄が一気に売り込まれるような状況ではないが、ここからは値動きの鈍化を嫌って資金が抜けていく展開が懸念される。
     
    もともと、新興市場に入る資金は個別銘柄の値動きの軽さ、激しさを好んで選好しているケースが多く、足元のように値動きが悪化してくると、資金流出が加速していくことが多い。来週以降、注意しておく必要がありそうだ。
     
    ただ、マザーズ人気の背景にある米国のテクノロジー株人気、テクノロジー系企業の好業績は継続しており、物色の根拠が崩れたわけではない。
     
    IPO(新規上場)は、今週末に日本情報クリエイト <4054> (情報通信)、Sun Asterisk <4053> (情報通信)が上場。相応の初値上昇となったが、7月中旬までの案件のような爆発力は失っている。ただ、8月3日上場のモダリス <4883> (医薬品)は異次元の人気を集めると期待されている。
     


    7月31日のNYダウ工業株30種平均は反発した。前日比114ドル67セント高の2万6428ドル32セントで終えた。
     
    前日夕に発表された「GAFA」と呼ばれるハイテク大手4社の決算は、グーグル親会社アルファベットを除く3社が増収増益。時価総額が大きいこれらの銘柄が、相場をけん引した。とりわけアップルは終盤にかけて買いが加速。同社は全主要部門が増収となり、株式分割も発表したことから、金融機関が目標株価を引き上げた。
     
    一方、朝方決算発表を行ったエネルギー大手などが重しとなり、ダウ平均はおおむねマイナス圏で推移した。シェブロンは純損益が赤字に転落し、調整後1株当たり損益が市場予想を下回った。同じく決算内容が嫌気されたキャタピラーも売られ、ダウ平均を下押した。
     
    30日夕に市場予想を上回る2020年4〜6月期決算を発表したスマートフォンのアップルが10%高となり、1銘柄でダウ平均を260ドル程度押し上げた。アップル株が取引終了にかけ一段高となり、ダウ平均も強含みの展開となった。
    アップルは上場来高値を更新し、時価総額で世界首位に返り咲いた。31日引け時点では1兆8422億ドルとサウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコを上回った。株式分割の実施も発表し、個人投資家などから買いが集まった。
     
    新型コロナウイルスのまん延でも好調な業績を発表したハイテク株に買いが集まった。30日に発表した4〜6月期決算で、広告収入が堅調に伸びたSNS(交流サイト)のフェイスブックは上場来高値を更新。四半期ベースで純利益が過去最高となったネット通販のアマゾン・ドット・コムも大幅に上昇した。
     
    ダウ平均はマイナス圏で推移する時間帯があった。共和党と民主党が協議を進めている新型コロナ対策を巡り、与野党の対立が続いている。争点となっている失業給付の増額分は7月末で期限切れとなるため、米個人消費の先行きへの警戒感が相場の重荷となった。
     
    また、新型コロナウイルス感染拡大を受けた追加経済対策をめぐり、米政権や議会与野党の協議が難航していることも、株価の上値を抑えた。数千万人が受け取っているとされる失業給付の上乗せ分がこの日期限切れを迎えるため、消費の冷え込みが懸念されている。
     
    米ミシガン大学が31日発表した7月の消費者態度指数(確報値)は3カ月ぶりに低下した。「新型コロナの再拡大で消費者心理が悪化している」と受け止められたことも売り材料となった。ダウ平均は下げ幅を300ドルちょうどまで広げる場面もあった。
     
    石油のシェブロンや建機のキャタピラーといった業績が景気変動の影響を受けやすい景気敏感株が売られた。一方、製薬のメルクと映画・娯楽大手ウォルト・ディズニーは上昇した。
     
    セクター別では、テクノロジー・ハード・機器、小売りが上昇した一方、自動車・自動車部品が下落した。
     
    ナスダック総合株価指数は3日続伸した。前日比157.46ポイント高の1万0745.27で終えた。決済サービスのペイパル・ホールディングスやソフト大手のアドビが上昇した。
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    26,428.32+114.67
    S&P500種
    3,271.12+24.90
    ナスダック
    10,745.275+157.462
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,985.90+19.10
    NY原油(ドル/バレル)
    40.43+0.51
    円・ドル
    105.89 - 105.91+0.83
     

    【シカゴ日本株先物概況】


    7月31日のシカゴ日経平均先物は続落した。
    9月物は前日比310円安の2万1920円で引け、同限月物終値ベースで約1カ月半ぶりに2万2000円を割り込んだ。同日の大取終値は160円上回った。
    大取で売られた地合いを引き継いだ。引けにかけては米株高を好感する買いが入り日経平均先物は下げ幅を縮めた。
    この日の9月物安値は2万1685円、高値は2万2330円。
     
    シカゴ日経225先物9月限 (円建て)
    21920 ( +160 )
    シカゴ日経225先物9月限 (ドル建て)
    21940 ( +180 )
    ( )は大阪取引所終値比
     






    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    31日のロンドン株式市場でFTSE100種総合株価指数は続落した。前日比92.23ポイント(1.5%)安の5897.76で引けた。決算発表で業績不振を発表した企業が売りを浴びた。同日発表の4〜6月期のユーロ圏の域内総生産(GDP)速報値が実質で前期比12.1%減と大幅に落ち込み、新型コロナウイルスの感染拡大による景気の先行き不安が強まった。
    指数構成銘柄全体の約7割が下落した。
     
    個別では、通信のBTグループや航空エンジンのロールス・ロイスなどへの売りが目立った。
    半面、金相場の上昇で、産金大手フレスニーヨは2%高と買われた。


    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    31日のドイツ株式指数(DAX)は下落した。終値は前日と比べて66.29ポイント安の1万2313.36だった。同日発表の4〜6月期のユーロ圏の域内総生産(GDP)速報値は実質で前期比12.1%減と大きく落ち込んだ。
    新型コロナウイルスの感染拡大による景気悪化に対する警戒感が強まった。


    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40(仏)4,783.69 -69.25    
    フランス株も買いが先行。4-6月期GDP速報値は前期比13.8%減と大幅に悪化したが、市場予想(同15.2%減)ほど落ち込まなかったため売り材料視されていないもよう。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大による景気の先行き不安が強まった。


     

08月01日 毎日コラム
移動平均線からのかい離
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