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【市況一覧】
日経平均株価
38,236.07 -37.98 05/02
TOPIX
2,728.53 -0.87 05/02
マザーズ
642.96 -3.29 05/02
NYダウ平均
37,903.29 +87.37 05/02
ナスダック総合
15,605.48 -52.34 05/02


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    30日の日経平均は大幅に反発。422円50銭高の2万193円69銭(出来高概算17億1766万株)で取引を終えた。終値ベースでは3月6日以来の高値水準を回復した。
    連邦公開市場委員会(FOMC)では、当面大規模緩和を維持する姿勢を示したほか、原油先物相場の反発、さらに米ギリアド社のレムデシビルの臨床試験で、半数以上で効果が確認されたことが好感され材料視された。
     
    日経平均は足元で上値を抑えられていた1万9900円処を突破し、2万円の大台を回復した。楽観視する訳ではないが、ショートカバー中心とはいえ、足元のもち合いレンジを上放れてきたことは、一段の買い戻しを誘う流れに向かいやすいだろう。この水準から2万1000円処までは商いが薄いこともあり、ショートカバーの需給のみでもトレンドが強まりやすいところ。

    明日5月1日の主要株価指数は上値の重い展開か。
    足元では、新型コロナウイルスをめぐって投資家心理が落ち着き、戻りを試す動きにあるが、2日から始まる5連休を前に、不測の事態に備えて利益確定売りに動く可能性もあるだろう。
     
     
    ■テクニカル・ポイント(30日現在)
     
    21905.95  26週移動平均線
    21750.77  200日移動平均線
    21269.84  均衡表雲下限(週足)
    20994.22  75日移動平均線
    20963.40  ボリンジャー:+3σ(25日)
    20368.02  ボリンジャー:+2σ(25日)
    20237.07  均衡表雲上限(日足)
    20237.07  均衡表基準線(週足)
    20218.46  13週移動平均線
     
    20193.69  ★日経平均株価30日終値
     
    19772.64  ボリンジャー:+1σ(25日)
    19612.07  均衡表転換線(日足)
    19596.25  6日移動平均線
    19579.41  ボリンジャー:-1σ(26週)
    19546.63   新値三本足陰転値
    19177.26  25日移動平均線
    19038.99  均衡表転換線(週足)
    19021.83  均衡表雲下限(日足)
    19006.20  均衡表基準線(日足)
    18581.88  ボリンジャー:-1σ(25日)
     
    ローソク足はマドを空けて上げて陽線を引き、5日線を上放れて強い買い圧力を窺わせた。ただ、上ヒゲはやや長く、25日線との上方乖離率が5.3%と「買われ過ぎ」の目安となる5%を超えたこともあり、短期的な過熱感も意識される。一目均衡表では、終値が雲上限に下から迫って3役好転が接近。基準線と転換線はそろって上向きをキープし、上昇トレンド延長を示唆している。
    ボリンジャーバンドの各バンドは間隔を広げて5本線収束から5本線発散へ局面転換を示唆している。ザラ場高値が+2σを上回ったこともあり、株価は上放れする可能性が高まってきたもようだ。
     

    【大引け概況】
    30日の日経平均株価は大幅に反発し、前営業日比422円50銭高の2万0193円69銭で終えた。
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:00 容量:9.21M

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    新型コロナウイルスの治療薬の開発が進んだとの期待感から、経済活動の再開への思惑が広がった。前日の米国株の大幅反発を受け、リスクを取りやすくなった短期筋による先物主導の買いが上昇をけん引した。終値としては3月6日以来、約2カ月ぶりに2万円台を回復した。
     
    米バイオ医薬品企業が開発した抗ウイルス薬が新型コロナウイルスに感染した患者に効果を示したとの発表を受け、「欧米の都市封鎖が解除されて経済活動が早期に再開される、との期待感が出た」という。
    経済活動の早期再開に対する期待感はセクターごとの動向にも表れ、鉄鋼など景気敏感業種の上昇率が大きかった。一方で、景気に業績が左右されにくいとしてこれまで堅調さが目立っていた食品株などは下落した。
     
    リスク許容度が高まったことで弱材料への耐性も強かった。民間が集計した中国の4月の製造業購買担当者景気指数(PMI)で好不況の境目である50を2カ月ぶりに下回ったものの、売り材料と捉える投資家は少なかった。
     
    日本政府は5月6日までとしていた緊急事態宣言の延長に向け検討に入るなど、新型コロナの影響はまだ見通せない。決算発表が相次ぐが業績の先行き見通しを未定とする企業が相次ぎ、上値追いには慎重な声が多い。
     
    JPX日経インデックス400は3日続伸。終値は前営業日比145.69ポイント高の1万3127.34だった。東証株価指数(TOPIX)も3日続伸し、14.88ポイント高の1464.03で終えた。いずれも終値としては3月6日以来の高値だった。
     
    東証1部の売買代金は概算で3兆584億円と3月31日以来1カ月ぶりに3兆円台に達した。売買高は17億1766万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1490と、全体の約7割を占めた。値下がりは630、変わらずは51銘柄だった。
     
    業種別株価指数(33業種)は、鉱業、証券・商品先物取引業、鉄鋼、不動産業などが上昇率上位。下落は電気・ガス業、その他製品など。
     
    個別では、景気敏感株を中心に幅広い銘柄が買われた。アルプスアルや安川電、横河電が上昇。日野自やスズキなど自動車も買われた。日電硝や板硝子など素材も強かった。
    ソフトバンクGが小高く、ファーストリテ、リクルートHDは値を上げた。三菱UFJ、SBIは続伸。レーザーテックは年初来高値。東エレク、ファナックも上昇した。
     
    半面、NTTドコモやKDDIなど通信の弱さが目立った。中外薬や武田などの製薬も売られた。トヨタが値を消し、SMC、任天堂、NTT、関西電は安かった。

    東証2部株価指数は前営業日比104.08ポイント高の5674.98ポイントと3日続伸した。
    出来高1億0438万株。値上がり銘柄数は307、値下がり銘柄数は124となった。
     
    個別では、サイオス、ダイトーケミックス、広栄化学工業がストップ高。エス・ディー・エス バイオテック、明治機械、ケミプロ化成、本州化学工業、加地テックが買われた。
     
    一方、西川ゴム工業が年初来安値を更新。アイスタディ、寺岡製作所、パシフィックネット、東京ボード工業、セキドが売られた。
     


    日経ジャスダック平均株価は3日続伸した。終値は前営業日比29円96銭高い3169円19銭だった。
    前日の米国株の上昇などを背景に買いが優勢となった。新型コロナウイルスの治療薬開発への期待感から日本株市場全体が上昇するなか、新興市場でもバイオ関連を中心に幅広い銘柄が買われた。緊急事態宣言の延長方針が伝わり、巣ごもり関連銘柄の上昇も目立った。
    シンバイオ、リプロセルなどのバイオ関連株など個人投資家の関心の高い銘柄やワークマン、ハーモニック、東映アニメなどの指数寄与度の高い銘柄に買いが集まった
    市場では「相場は新型コロナ収束後の銘柄を模索し始めており、個人投資家のセンチメントは上向いており、目先は戻りを試しそうだ」との声が聞かれた。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で521億円と3月17日以来、約1カ月半ぶりの多さだった。売買高は1億4261万株だった。値上がり銘柄数は457、値下がり銘柄数は178となった。
     
    個別では、テラ、ランシステムがストップ高。クルーズ、シンバイオ製薬、テーオーホールディングスは一時ストップ高と値を飛ばした。ウエストホールディングス、テイツーなど3銘柄は年初来高値を更新。NITTOKU、ホロン、スペースシャワーネットワーク、東洋合成工業、日邦産業が買われた。
     
    一方、秋川牧園、環境管理センター、チエル、コーユーレンティア、遠州トラックが売られた。
     


    東証マザーズ指数は前営業日比17.24ポイント高の791.44ポイントと5日続伸。
    2月25日以来の800ポイント回復に接近した。
    前日の米国市場では主要株価指数が大きく上昇していた。この流れを受けて、日経平均も3月6日以来約2カ月ぶりに2万円の大台を回復するなど、個人投資家センチメントも向上し、中小型株も景気敏感の大型株に負けじと上昇した。
    テクニカル的にはマザーズ指数は今週に入ってから27日には終値ベースで75日移動平均線を突破し、28日には5日線が75日線を上抜いた。
    新型コロナのワクチン開発を手掛けるアンジェスは23%上昇し、1銘柄でマザーズ指数を約11ポイント押し上げた。PSS、NexTneも上伸したが、CSC、メドレーは売られた。
    マザーズの売買代金が2019年2月5日以来ほぼ1年3カ月ぶりに2000億円を超えるなど、投資意欲は急回復している。
    売買代金は概算で2188.67億円。騰落数は、値上がり201銘柄、値下がり107銘柄、変わらず14銘柄となった。

    個別では、富士山マガジンサービス、アズーム、Aiming、sMedio、UUUMなど8銘柄がストップ高。アドベンチャー、プレシジョン・システム・サイエンスは一時ストップ高と値を飛ばした。cotta、ベガコーポレーション、クラウドワークス、JIG−SAW、バリューデザインなど10銘柄は年初来高値を更新。アンジェス、イーエムネットジャパン、ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ、ブランジスタ、ベストワンドットコムが買われた。
     
    一方、サイバーセキュリティクラウド、メドレー、ミクリード、松屋アールアンドディ、MRTが売られた。
     
     

    【後場寄り付き概況】

    30日午後寄り付きの日経平均株価は、前営業日比532円97銭高の2万0304円16銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、22.98ポイント高の1472.13で始まった。
    日経平均株価は高値もみ合い。東証株価指数(TOPIX)も堅調。新型コロナウイルスの治療薬開発の動きが投資家心理を上向かせ、幅広い業種が上昇している。
     
    外国為替市場では、1ドル=106円70銭近辺の推移。中国、台湾などアジア株式市場は総じて堅調となっている。
     
    個別では、ソフトバンクGが値を上げ、ファーストリテ、リクルートHDは大幅高。三菱UFJ、三井住友が堅調で、オリックスは続伸している。ファナック、東エレク、富士フイルム、トヨタ、レーザーテックが買われている。
     
    半面、キーエンス、SMCが小安く、HOYAが売られ、イビデンは反落。任天堂、LCが値を下げ、武田、花王はさえない。
     
    テクニカル的には、週足ベースで13週移動平均線(2万225円02銭)を突破してきていることに加えて、日足の一目均衡表では、転換線が基準線に続いて上向きに転換した。また、雲上限(2万237円07銭)も一気に突破してきており、これで三役好転が達成された格好だ。
     

    「節目」

    休み前にあった報道は「米菓大手の三幸製菓(新潟市)は新潟県内で正社員含む80人を新規採用する」。
    募集する職種は米菓工場の製造職で。
    正社員50〜60人のほかパートやアルバイトも募集する。
    三幸製菓は社員の新規採用を通じて、県内での雇用創出と経済の活性化につなげる。
    三幸製菓は2021年秋に新しい米菓工場の建設を予定している。
    足元では、在宅で過ごす人が増えたことで米菓の需要も増加しているという。
    人材を確保することで、新工場の建設と需要増に伴う増産体制も整えていく考えだ。

    巣ごもり消費の恩恵はおせんべいにも来ているということ。
    亀田製菓(2220)だって頑張っているに違いない。

    【日経平均の主な節目一覧】
    ・3万8915円 1989年12月29日の最高値
    ・2万8295円 最高値からバブル後安値までの下げ幅の3分の2戻し
    ・2万7146円 91年3月18日の戻り高値
    ・2万6745円 最高値からバブル後最安値までの下げ幅の61.8%戻し
           (黄金分割比率)
    ・2万4270円  2018年の高値(10月2日)
    ・2万4083円 年初来高値
    ・2万2000円 心理的節目
    ・2万1757円 200日移動平均(28日大引け時点)
    ・2万1573円 年初来高値から安値までの下げ幅の3分の2戻し
    ・2万1206円 年初来高値から安値までの下げ幅の61.8%戻し
    ・2万1041円  75日移動平均(28日大引け時点)
    ・2万0318円 年初来高値から安値までの下げ幅の半値戻し

    一目均衡の雲の上限が20237円。
    ボリンジャーのプラス2σが20381円。
    そして半値戻しが20318円。
    紙芝居的には節がある。



    (櫻井)。

    30日午前の日経平均株価は反発し、午前の終値は前営業日比510円38銭高の2万0281円57銭だった。
     
    新型コロナウイルスの治療薬への期待から大幅に上げた29日の米国株からの流れを受けて、短期勢の先物買いが主導して上昇した。取引時間中に2万円台に乗せたのは3月9日以来、約2カ月ぶり。
     
    景気敏感株を中心に幅広い銘柄が買われた。中国メディアの財新と英IHSマークイットが発表した4月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は2カ月ぶりに好不況の分かれ目となる50を下回った。伸び悩む場面もみられたが、米株高を受けた上海株の騰勢は強く、日経平均も高値圏を維持した。
     
    東証1部の売買代金も前週に比べると多めで、「欧米で経済活動再開を模索する動きが広がる中、投資意欲が戻った海外勢の資金が日本株にも入っているのだろう」とされる。日本の緊急事態宣言は延長されそうだが、投資家心理の改善を背景にアジア株や米株先物が堅調に推移したことから、前場の日経平均は大幅高のまま終わった。
     
    ただ、大型連休前とあって投資家の慎重姿勢は強く、「買い戻しが主流で積極的な買いには至っていない」との声もあった。
     
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はそろって続伸した。
     
    前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆3450億円、売買高は7億6897万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1634と、全体の75%を占めた。値下がりは475、変わらずは61銘柄だった。
     
    業種別株価指数(33業種)は、海運業、鉄鋼、鉱業、証券・商品先物取引業などが上昇。下落は電気・ガス業、食料品など。
     
    個別では、日野自やスズキ、ホンダなど自動車が大きく上昇した。2020年3月期の連結最終赤字の拡大を公表したソフトバンクGが続伸し、ユニチカや日電硝など素材関連の上昇も目立つ。ファーストリテ、リクルートHDは上伸した。三菱UFJが買われ、野村は反発。日本製鉄、国際帝石、商船三井は大きく値を上げた。レーザーテックがにぎわい、ソニー、ファナック、東エレクも高かった。
     
    半面、キーエンスがさえず、任天堂は続落。OLCが売られ、武田が軟調で、山パンといった食品などディフェンシブ株の一部が売られ、NTTドコモやKDDIなど通信も下落、関西電も値を下げた。
     
     
    東証2部株価指数は前営業日比104.31ポイント高の5675.21ポイントと3日続伸した。
    出来高6553万株。値上がり銘柄数は305、値下がり銘柄数は107となった。
     
    個別では、ダイトーケミックスがストップ高。本州化学工業、加地テック、FRACTALE、GMOペパボ、キョウデンは値上がり率上位に買われた。
     
    一方、西川ゴム工業が年初来安値を更新。セキド、三京化成、アイスタディ、寺岡製作所、川本産業は値下がり率上位に売られた。
     


    日経ジャスダック平均株価は大幅に続伸した。前引けは前営業日比28円41銭高い3167円64銭となった。新型コロナウイルスの感染収束につながるとの見方が広がり、NYダウなど主要株価指数は上伸した。新型コロナウイルスの治療薬開発への期待感から日経平均株価が大幅に上昇するなか、新興市場でもバイオや巣ごもり関連の銘柄を中心に買いが先行した。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で277億円、売買高は7761万株
    値上がり銘柄数は467、値下がり銘柄数は151となった。
     
    個別では、テラ、ランシステムがストップ高。ウエストホールディングス、テイツーなど3銘柄は年初来高値を更新。ホロン、ブロードバンドタワー、ピクセルカンパニーズ、日邦産業、ミクロン精密が買われた。
     
    一方、環境管理センター、医学生物学研究所、ストリームメディアコーポレーション、大伸化学、オーテックが売られた。

     
    東証マザーズ指数は前営業日比17.74ポイント高の791.94ポイントと5日続伸。
    NYダウなど主要株価指数は上伸した。また、日経平均株価も2万円の大台を回復したことも投資マインドの改善につながり、マザーズ市場にも好影響を及ぼしている。個人投資家の中小型株物色の流れも継続し、マザーズ市場高に寄与している。アンジェス、PSS、Aimingが高い。
    なかでも、大阪大学と共同で新型コロナ向けワクチン開発を進めているアンジェスに買いが集中し、売買代金は前場で600億円を超えた。
    値上がり銘柄数は237、値下がり銘柄数は75となった。

    個別では、Aiming、ブランジスタがストップ高。富士山マガジンサービス、アドベンチャー、プレシジョン・システム・サイエンスは一時ストップ高と値を飛ばした。cotta、ベガコーポレーション、クラウドワークス、JIG−SAW、バリューデザインなど10銘柄は年初来高値を更新。アンジェス、AppBank、シェアリングテクノロジー、ベストワンドットコム、NexToneが買われた。
     
    一方、メドレー、MRT、ライトアップ、リグア、Chatworkが売られた。
     

    【寄り付き概況】

    30日の日経平均株価は大幅に反発して始まった。取引時間中としては3月9日以来、約2カ月ぶりに2万円台に乗せた。始値は前営業日比334円49銭高の2万0105円68銭。
     
    前日のNYダウ、ナスダック総合指数など主要株指数が急上昇したことで、東京株式市場でもリスク選好の流れが強まった。
    日経平均は寄り付き早々に2万円大台を回復。29日のFOMCでFRBが無制限量的緩和の継続などを決定し、金融緩和環境が継続するとの思惑が市場心理をポジティブに傾けているほか、バイオ製薬のギリアドが新型コロナウイルス治療薬の治験で有効性を示したことを発表しており、経済活動再開への期待を後押しするものとして好感されている。
     
    東京株式市場では3月の鉱工業生産指数が発表されたが、大幅な悪化は事前に想定されたことで影響は限定的とみられている。
     
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は続伸している。
     
    個別では、取引時間前に2020年3月期の最終損益の赤字幅拡大を発表したソフトバンクGは上昇、28日に決算を発表したキーエンスも買われた。オークマやアルプスアルの上げが大きい。ファナック、ファーストリテ、東エレクもしっかり。
    半面、NTTドコモ、KDDI、JR東日本がさえない。


    テクニカル的にはBRHD(1726)、きんでん(1944)、NESIC(1973)、イージェイ(2153)、システナ(2317)、CDG(2487)、あらた(2733)、ワッツ(2735)、トーメンデバ(2737)、東エレデバ(2760)、ソリトン(3040)、ダイワボウ(3107)、GMOPG(3769)、JSR(4185)、アステラス(4503)、クリエート(5187)、日フィルコン(5942)、長府(5946)、ダイフク(6383)、CKD(6407)、JES(6544)、レーザレック(6920)、図研(6947)、MSOL(7033)、キャノン電(7739)、前田工繊(7821)、アートネ(7823)、兼松エレ(8096)、スマートバリュ(9417)、太田昭和(9658)、ナガワ(9663)、TKC(9746)、加藤産業(9869)が動兆。
     
    人気は日リーテック(1938)、フォーラムエンジ(7088)、九州FG(7180)、手間いらず(2477)、ダイト(4577)、ヤマハMR(6274)、環境管理(4657)、朝日イン(7747)、カワニシ(2689)、ミンカブ(4436)、シンバイオ(4582)、九電工(1959)、PCA(9629)、SHOEI(7839)、ワイヤレスヘート(9419)。


     


    「ボソボソ」
     
    火曜のNY株式市場は反落。
    NYダウは5日ぶりの下落。
    NASDAQは100ポイント超の下落。
    小型株指数のラッセル2000指数は1.3%高と5日続伸。
    「ハイテク株が売られる一方、割安な景気循環株には買いが入った。
    経済活動が再開し、成長が戻るとの期待感が拡大」との見方だ。
    コンファレンス・ボード消費者信頼感指数は86.9。
    3月の118.8から大幅に低下し2014年6月以来約6年ぶり低水準となった。
    10年国債利回りは0.616%。
    2年国債利回りは0.215%。
    FOMCの結果や月末のポートフォリオ調整を控えドルは下落。
    ドル円は106円台後半。
    恐怖と欲望指数は43→42。
    水曜のNY株式市場で主要3指数は大幅反発。
    NYダウは532ドル上昇で反発。
    ラッセル2000指数は4.8%高で6日続伸。
    第1四半期の実質GDP速報値が年率換算で前期比4.8%減。
    2008年第4四半期以来の大幅な落ち込みで着地。
    市場では第2四半期が最大40%のマイナス成長になると予想している。
    一方でFOMCでは金利据え置きと量的緩和の維持を決定。
    また新型コロナの難局を乗り切るために「あらゆる手段を行使する」と強調。
    「この積極的な対応は市場の底堅さの背景」という解釈だ。
    10年国債利回りは0.628%。
    2年国債利回りは0.205%。
    ドル円は106円台後半。
    恐怖と欲望氏指数は42→46。
     
    火曜の日経平均は寄り付き7円安、終値12円安と小幅に反落。
    日足は十字線ながら2日ぶりの陰線。
    日中値幅は203円。
    TOPIXは続伸。
    東証マザーズ指数は4日続伸。
    東証1部の売買代金は2兆1141億円。
    TOPIXのFFW比率見直しで大引で3500億円程度増加。
    3日連続の2兆円超。
    値上がり1330銘柄(前日1752銘柄)。
    値下がり757銘柄(前日369銘柄)。
    新高値44銘柄(前日44銘柄)。
    新安値0銘柄(前日2銘柄)。
    4月10日以来のゼロ。
    騰落レシオは112.96(前日115.03)。
    NTレシオは13.64倍。
    サイコロは4勝8敗で33.33%。
    右肩上がりの25日線(19151円)からは3.24のプラスかい離。
    右肩下がりの75日線は21041円。
    横ばって来た200日線(21757円)から9.13%のマイナスかい離。
    右肩上がりになった5日線(19476円)から1.51%のプラスかい離。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲9.700%(前日▲8.109%)。
    買い方▲15.857%(前日▲16.863%)。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲15.420%(前日▲13.156%)。
    買い方▲26.431%(前日▲28.8869%)。
    空売り比率は42.0%(24日連続40%超)。
    空売り規制なしの比率は6.4%。
    4月24日時点の信用売り残は401億円減の7919億円。
    3週ぶりの減少。
    同信用買い残は686億円増の1兆9212億円。
    2週連続の増加。
    金額ベースでの信用倍率は2.43倍(前週は2.23倍)。
    日経HVは33.9、日経VIは33.35。
    日経平均採用銘柄の予想PERは14.85倍(前日14.45倍)。
    EPSは1331円(前日1369円)。
    東証1部の全銘柄だと予想PERは16.17倍。
    PBRは0.95倍。
    BPSは20811円。
    225先物採用銘柄の益回りは6.73%。
    ドル建て日経平均は184.45(12月13日が219.64)。
    東証1部単純平均株価は11円高の1932円。
    (2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
    売買単価は1713円(前日1612円)。
    東証1部の時価総額は551兆円。
    シカゴ225先物終値は大証日中比590円高の20400円。
    高値20515円、安値19900円。
    大証夜間取引終値は日中比150円高の19960円(29日)だった。
    気学では「人気に逆行して動く。逆張り方針良し」。
    金曜は「変化日にして、意外の仕成りを見せることあり」。
    ボリンジャーのプラス1σが19715円。
    プラス2σが20279円。
    一目均衡の雲の下限は19124円。
    雲の上限は20237円。
    2月20日以来の雲の上となろうか。
    勝手雲の上限は19037円で13日連続勝手雲の上。
    RSIが55.33。
    RCIが59.34。
    4月17日終値19897円(高値19922円)が第一目標。
    3月10日のマドは20347円ー20613円。
    前日の9日のマドは21061円ー21220円。
    週足陽線基準は19783円。
    月足陽線基準は18065円。
    昨年12月以来の月足陽線になろうか。
    前月比プラス基準は18917円。
    4月最終日は今年6勝10敗の木曜日。
    半値戻りは20318円。
    3月6日以来の20000円台。
    PERは15倍台。
    月末だけに大団円を迎えたいもの。
     
    今年の曜日別勝敗(4月28日まで)

    月曜5勝10敗
    火曜8勝8敗
    水曜8勝8敗
    木曜6勝10敗
    金曜7勝8敗
     
    火曜大引け後のラジオNIKKEI「ザ・マネー櫻井英明の株とびら」。
    番組に寄せられた質問。
    「日経平均、近くて遠い2万円。
    月内奪還は難しいでしょうか?」。
    答えたのは「明日は休みだから30日木曜あと1日だけ。
    ワンチャンスでアリ。
    もし達成できなかったら木曜の夕方の番組で謝ります」だった。
    水曜のシカゴ225先物夜間取引では2万円台達成。
    この流れが木曜の東証現物寄り付きまで続いて欲しい。
    「17日高値19992円はしばらく奪還できない」。
    「今月ははもう2万円は見ることはできない」。
    「こんな局面で株が上がるなんて言ってはいけない」。
    逆指標として使えそうなコメントはたくさんあったような気がする。
    覚えておきたいのは市場関係者の強いトーンのコメントは逆指標になりやすいということだろうか。
    自信を持ったコメントほど外れることが多いような気がする。
    ある投資家さんの意見。
    「櫻井さんがラジオでボソボソと話した時は当たることが多い。
    真実はボソボソのなかにある」。
    結構首肯できる見方だ。
    中国全人代は5月22日の予定。
    これは好感されよう。
     
     
    火曜のNYダウは32ドル安の24101ドルと5日ぶりの反落。
    NASDAQは122ポイント安の8607ポイントと反落。
    S&P500は15ポイント安の2863ポイントと反落。
    ダウ輸送株指数は89ポイント高の8407ポイント。
    SOX指数は0.69%下落。
    VIX指数は33.57。
    3市場の売買高は123.1億株(過去20日平均は113.1億株)。
    225先物CME円建ては大証日中比160高の19970円。
    ドル建ては大証比日中比215円高の20025円。
    ドル円は106.86円。
    10年国債利回りは0.616%。
    2年国債利回りは0.215%。
     
    水曜のNYダウは532ドル高の24638ドルと続伸。
    NASDAQは306ポイント高の8914ポイント。
    S&P500は78ポイント高の2939ポイント。
    ダウ輸送株指数は221ポイント高の8628ポイント。
    SOX指数は4.94%上昇。
    VIX指数は31.25。
    3市場の売買高は127億株(過去20日平均は123億株)。
    225先物CME円建ては大証日中比590高の20400円。
    ドル建ては大証比日中比645円高の20455円。
    ドル円は106.70円。
    10年国債利回りは0.628%。
    2年国債利回りは0.205%。
     
     
     
    ◇━━━ カタリスト━━━◇
     
    and factory(7035)・・・動兆
     
    and factoryに注目する。
    同社は出版社と協業し漫画アプリが中核。
    IoT活用したホテルの企画開発、サービス支援も展開。 
    前期に続く3アプリ投入効き漫画アプリが順調拡大。

    (兜町カタリスト櫻井)


    30日の日経平均株価は大幅反発か。
    日経平均株価の予想レンジは、2万円−2万500円。
    現地29日の米国株高を受け、シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、28日大阪取引所終値比590円高の2万400円だった。朝方から、株価指数先物を中心に買い戻す動きが先行し、同清算値にサヤ寄せする動きが強まるとみられる。取引時間中としては3月9日以来の2万円台回復で、投資家心理の好転が期待され、堅調な展開となりそうだ。
     
    29日の米株式市場でNYダウ工業株30種平均は反発し532ドル高の2万4633ドルで終えた。ギリアド・サイエンシズは29日、新型コロナ治療薬「レムデシビル」の臨床試験(治験)で「有効性を示した」と発表。治験ではこれまでの複数の治験で10日間投与してきたが、より短い「5日間の投与でも重症患者で改善がみられた」という。
     
    米連邦準備理事会(FRB)は29日に開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で、米国債などを制限なく購入する量的緩和政策などの維持を決めた。金融緩和が長期化するとの観測も投資家に安心感を与え、日本株の下支えとなるだろう。
     
    ただ、為替相場は、ドル・円が1ドル=106円台の半ば(28日終値は107円07−08円)、ユーロ・円が1ユーロ=115円台の後半(同116円05−09銭)と円高方向に振れていることには、注意したい。
     
    日程面では、きょうは3月の鉱工業生産速報値、3月の住宅着工など。海外では4月の中国製造業PMI・非製造業PMI、1〜3月期ユーロ圏GDP速報値、ECB理事会の結果発表とラガルドECB総裁の記者会見など。なお、香港、韓国、ベトナム市場は休場となる。

     
    【好材料銘柄】
     
    ■バリューコマース <2491>
    1-3月期(1Q)経常は23%増益で着地。
     
    ■東京エレクトロン デバイス<2760>
    今期経常は15%増益、18円増配へ。
     
    ■サイオス<3744>
    1-3月期(1Q)経常は28%増益・通期計画を超過。
     
    ■三菱製紙<3864>
    前期経常を35%上方修正。
     
    ■UUUM<3990>
    吉本興業のMCN(マルチチャンネルネットワーク)運営権の一部を譲受するとともに、同社と業務提携契約を締結。吉本興業所属タレントのYouTube チャンネル運営などで協業する。
     
    ■ダイトーケミックス<4366>
    前期経常を21%上方修正。
     
    ■プロパティデータバンク<4389>
    今期経常は15%増で4期連続最高益、0.66円増配へ。23年3月期に経常利益5.5億円を目標とする中期経営計画を策定。また、新規クラウドサービス「@ナレッジ」を提供開始。
     
    ■わかもと製薬<4512>
    ロート製薬 <4527> と包括的業務提携で合意。また、21年3月期第1四半期に投資有価証券売却益2.1億円を特別利益に計上する。
     
    ■ジオスター<5282>
    前期経常を16%上方修正、配当も2.5円増額。
     
    ■テクノプロ・ホールディングス<6028>
    7-3月期(3Q累計)税引き前が18%増益で着地・1-3月期も30%増益。
     
    ■豊和工業<6203>
    前期経常を62%上方修正。
     
    ■GMOフィナンシャルホールディングス<7177>
    1-3月期(1Q)経常は2.9倍増益で着地。
     
    ■日本エスコン<8892>
    1-3月期(1Q)経常は3.2倍増益・上期計画を超過。
     
    ■Jストリーム<4308>
    5G回線を用いて8Kライブ映像を送出・配信し、5Gスマートフォンで再生する実証実験をNHKエンタープライズ、ソシオネクストと共同で実施。
     
    ■日本電設工業<1950>
    前期経常は12%増で上振れ着地・2期ぶり最高益・1-3月期(4Q)経常は5%増益、今期業績は非開示。
     
    ■ブルボン <2208>
    今期経常は24%増益へ。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
     
    30(木)
    【国内】
    3月商業動態統計(8:50)
    3月鉱工業生産(8:50)
    3月住宅着工統計(14:00)
    《決算発表》
    JT、村田製、東エレク、日電産、デンソー、ZHD、豊田織機、JR西日本、JPX、SGHD、コーセー、豊通商、京王、アイシン精、CTC、東武、JAL、東電力HD、TOTO、京成、東北電、九州電、エプソン、Jパワー、メルカリ、エフピコ、ナブテスコ、双日、南海電、カゴメ、ジェイテクト、トヨタ紡織、豊田合、アイカ工、商船三井、三菱倉、SMS、インフォマート、日ガス、北陸電、ティーガイア、沖縄電、平和不、ダイビル、DTS、エネクス、トランスコスモ、北海電、積水樹、都競馬、M&Aキャピ、トプコン、鳥居薬、トランコム、牧野フ、Jストリーム、ロードスター、すららNT、VEGA、ファンデリー、アズーム
     
    【海外】
    中国4月製造業PMI(10:00)
    中国4月財新製造業PMI(10:45)
    ECB定例理事会(ラガルド総裁記者会見)
    ユーロ圏1-3月期GDP(18:00)
    米3月個人消費支出・個人取得(21:30)
    《米決算発表》
    アップル、ツイッター、アマゾン・ドットコム、ギリアド・サイエンシズ、マクドナルド、ビザ
     

    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

    [概況]

    29日の欧米為替市場は、米国の第1四半期GDP【速報】とFOMCの結果が伝わった。まず、GDPは結果が-4.8%とリーマンショック以来の落ち込みとなったうえ、事前予想の-4.0%も下回った。次にFOMCは、政策金利が据え置かれ(0.00-0.25%)、声明はややハト派の内容に。具体的には「追加支援が必要になるかもしれない」「しばらくはゼロ金利」「急いで利上げする必要はない」という内容で、ゼロ金利政策の継続の再確認と追加緩和が示唆された。
     
    これらを受けた米ドル円の動きはことのほか限定的で、106.50円〜106.70円で推移した。このような動きとなった理由としては、「FOMCはハト派色だったが、これといって具体的な数字は示されていない」「GDPの予想以上の落ち込みも、このような状況下ではさほど驚くほどの内容ではない」といった、ある意味落ち着いた市場の思惑があるのかもしれない。
     
    とはいえ、米ドル円は日足チャートを見ると下値を切り下げてきており、楽観視はできないのが現状だ。本日のGDPとFOMCの内容が改めて蒸し返されれば、売りが強まる可能性は十分ある。その場合に想定される下値は、節目106.00円だろうか。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

     

    [株価材料]
     
     
    ■緊急事態宣言延長へ 政府調整 全国対象に1カ月程度
     
    ■9月入学は国際化に利点 米欧では主流 留学しやすく
     
    ■「ステイホーム」でも買い物客 スーパー前週比12%増
     
    ■都立高休校 5月末まで 東京都が延長で最終調整
     
    ■時限措置の酒販免許に飲食店殺到 1万1400店
     
    ■もうオフィスは不要 新興勢がコロナで解約 遠隔に
     
    ■東証 ETFの新システム年末稼働へ 大口売買促す
     
    ■旅情を誘う入浴剤が人気 新型コロナの外出自粛余波
     
    ■日ハム<2282>伊藤ハム<2296>
    植物肉 迎え撃つ日本の味で勝負
     
    ■出前館<2484>
    料理宅配 需要増で大混戦 ウーバー 6割増
     
    ■広栄化<4367>
    コロナ薬原料を生産 アビガンやレムデシビル向け
     
    ■中外製薬<4519>
    5月開始「アクテムラ」新型コロナ治験
     
    ■ルネサス<6723>
    半導体増産急ぐコロナで医療機器向け優先
     
    ■三菱自<7211>
    3000億円融資要請 メガバンク・政投銀などに
     
    ■伊藤忠<8001>
    「CO2ゼロ船」6社が共同開発 今治造船や
     
    ■レオパレス<8848>
    年内の改修工事完了を延期 コロナで休止
     


    29日のNYダウ工業株30種平均は反発した。前日比532ドル31セント高の2万4633ドル86セントで終えた。
     
    米バイオ医薬品メーカーのギリアド・サイエンシズは29日、同社の抗ウイルス薬「レムデシビル」について、新型コロナへの効果を検証する米国立アレルギー感染症研究所の臨床試験(治験)で主要な評価項目を満たしたと発表した。市場では有効な治療薬が登場すれば経済活動の早期再開につながるとの期待が広がり、ダウは一時663ドル高まで上昇した。
     
    ギリアドの治療薬は「5日間の投与でも重症患者で改善がみられた」という。これまで複数の治験で10日間投与してきたが、より短い期間でも治療できることを示した。治療薬の開発が経済活動の制限の緩和を後押しするとみなされた。
     
    経済への過度な悲観論が薄れ、銀行株や機械株など景気敏感株が総じて買われた。業績が外出規制の直撃を受けている旅行・レジャー関連銘柄も大幅高となった。
     
    検索サイトのアルファベットが9%高、交流サイトのフェイスブックが6%高と、前日に相場下落を主導した大型ハイテク株が持ち直した。アルファベットが28日夕に発表した2020年1〜3月期決算で、売上高が市場予想を上回ったのがきっかけとなった。
     
    米連邦準備理事会(FRB)は29日の米連邦公開市場委員会(FOMC)でゼロ金利政策を維持し、無制限の量的緩和の継続も決めた。異例の金融緩和が長引くとの見方も買いを誘った。
     
    一方、米商務省が朝方発表した2020年1〜3月期の実質GDP(国内総生産)速報値は年率換算で前期比4.8%減と約11年ぶりの大幅な落ち込みとなったが、相場への影響は限定的だった。
     
    セクター別ではエネルギーやメディア・娯楽が大きく上昇した一方で、食・生活必需品小売りが下落した。
     
    ナスダック総合株価指数は反発した。前日比306.98ポイント(3.6%)高の8914.71で終えた。
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    24,633.86+532.31
    S&P500種
    2,939.51+76.12
    ナスダック
    8,914.710+306.979
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,722.20−1.60
    NY原油(ドル/バレル)
    15.35+3.01
    円・ドル
    106.56 - 106.65−0.51

     

    【シカゴ日本株先物概況】


    29日のシカゴ日経平均先物は6営業日続伸した。
    6月物は前日比430円高の2万0400円で引け、同限月物終値ベースで3月6日以来の高値を更新した。28日の大取終値を590円上回った。
    新型コロナウイルスの治療薬開発への期待や米ハイテク企業の好決算を手掛かりに、日経平均先物は米株とともに買い進まれた。
     
    米医薬大手ギリアド・サイエンシズが新型コロナウイルスの治療薬候補「レムデシビル」の良好な臨床試験結果を発表し、治療薬開発が進むとの期待が広がった。29日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を受け、金融緩和が長期化するとの見通しが広がったことも買いを支えた。
     
    この日の6月物高値は2万0515円、安値は1万9900円。
     
    シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
    20400 ( +590 )
    シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
    20455 ( +645 )
    ※( )は大阪取引所終値比



    【欧州株式市場】

     
    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 6115.25(+156.75)
    29日のFTSE100種総合株価指数は新型コロナウイルスの治療薬開発に向けた動きを好感して投資家のリスク回避姿勢が一段と後退し、株価は全面高となり3日続伸した。
    前日の終値に比べ156.75ポイント(2.6%)高い6115.25で引けた。6000ポイント台を回復し、3月6日以来およそ2カ月ぶりの高値を付けた。米バイオ製薬のギリアド・サイエンシズが29日、新型コロナウイルス治療薬の臨床試験で「有効性を示した」と発表。治療薬開発への期待が高まり、運用リスクを取る動きが広がった。
     
    個別では、バークレイズが13%高と急伸した。29日、2020年1〜3月期決算は20%の増収だったと発表し、買いを誘った。原油高を背景に英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルなど石油株も堅調だった。英航空機エンジン製造大手ロールス・ロイスは11.9%高、英銀大手スタンダード・チャータードは11.6%高、英航空・防衛会社メギットは10.3%高だった。
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 11107.74(+312.11)
    29日のドイツ株式指数(DAX)は3日続伸した。終値は前日と比べて312.11ポイント(2.9%)高の11107.74だった。欧州主要600社の株価指数であるストックス600も上昇し、同1.8%高の347.06で終えた。
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 4671.11(+101.32)
     

04月30日 毎日コラム
【攻略法】血液型別、B型女性の口説き方
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