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【市況一覧】
日経平均株価
38,236.07 -37.98 05/02
TOPIX
2,728.53 -0.87 05/02
マザーズ
642.96 -3.29 05/02
NYダウ平均
37,903.29 +87.37 05/02
ナスダック総合
15,605.48 -52.34 05/02


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04月20日 マーケットコメント


     
    21日の日経平均株価は大幅続落。終値は前日比388円安の1万9280円だった。
    前日の米株安、原油急落で売り先行で始まったが、中頃には「北朝鮮の金委員長が重体」との一部報道を受けて下げが加速。朝鮮半島情勢の不安定化が警戒され短期筋が先物を断続的に売ってきた。日経平均の下げ幅は一時500円近くに達する場面も。もっとも、悪材料が多かった割に実弾売りは少ないようで、トピックスの下落率は日経平均の半分程度に収まっている。
    足元で強い動きを見せていた新興市場でも直近IPO株が値を崩し、地合いの変調が意識されたことから、押し目を拾う動きも限定的。引けにかけては売り圧力が和らいだものの、終日軟調な展開となった。
     
    日経平均は1万9500円を割り込み、そこから一段安となった。マザーズ指数は4%超の下落となり、過熱感が一気に冷やされた。ただ、嫌な下げ方であった割には、全面安とはならなかった。
     
    22日の日経平均株価は、弱含みの展開が続きそうだ。
    日経平均株価は2営業日で約610円強の調整となり、心理的なフシ目の2万円から遠ざかる格好となった。押し目を拾う動きは期待されるものの、手掛かり材料難のなか、下向き傾向にある5日移動平均線が(21日時点で1万9537円)が上値として意識されそう。
     
    市場では「マザーズ指数やジャスダック総合指数も反落したが、連騰が続いていただけに、調整が入るのは当然で、引き続き中小型株をマークしたい」との声が聞かれた。
     
     
    ■テクニカル・ポイント(21日現在)
     
    20451.56  13週移動平均線
    20403.28  均衡表雲上限(日足)
    20237.07  均衡表基準線(週足)
    19702.37  ボリンジャー:-1σ(26週)
    19694.11  均衡表雲下限(日足)
    19660.11  ボリンジャー:+1σ(25日)
    19654.21  均衡表転換線(週足)
    19554.38  6日移動平均線
    19468.20  均衡表転換線(日足)
     
    19280.78  ★日経平均株価21日終値
     
    18666.87  25日移動平均線
    18140.13  均衡表基準線(日足)
    18092.35  新値三本足陰転値
    18072.18  ボリンジャー:-1σ(13週)
    17673.62  ボリンジャー:-1σ(25日)
    17395.87  ボリンジャー:-2σ(26週)
    16680.38  ボリンジャー:-2σ(25日)
     
    ローソク足は陰線を引き、終値は下向きに転じた5日線を下回ったが、25日線や一目均衡表の転換線は上向きをキープしており、短期的な強弱感の対立ぶりを窺わせた。ボリンジャーバンド(25日ベース)では、4月13日以来およそ1週間ぶりにザラ場高値が+1σを下回り、こちらも株価の戻り一服を示唆している。
    ストキャスティクスの%Kが16.46%に低下して短期的な下値到達を示唆する一方で%Dは63.30%と50%ライン上にとどまっており、%Dの下降を待つ形での足踏み局面入りの可能性が意識されよう。
     

    [概況]

     
    21日の東京外国為替市場は、リスク回避の円買いが優勢となった。きっかけは本日伝わった北朝鮮関連の報道だ。具体的には、北朝鮮の金正恩委員長が何らかの手術後「重大な危険に陥っている」との報道で、これによって高まった地政学リスクの台頭が、為替市場にも波及したというわけだ。
    米ドル円は107円台後半から107円台前半へ水準を切り下げ、その展開は欧州時間に入っても継続中だ。
     
    さて、この後の米ドル円は節目である107.00円がポイントとなりそうか。仮に終値で同水準を下抜けた場合は地合いの悪化が否めず、次の下値は一目均衡表の雲の上限(106.70円近辺)が意識されそうだ。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

    【大引け概況】
    21日の日経平均株価は続落し、前日比388円34銭安の1万9280円78銭で終えた。
    本日のマーケット動画
    時間:00:02:00 容量:17.03M

    過去のマーケット動画はこちら
     
    前日の米国市場で原油先物価格が史上初のマイナス価格で取引され、新型コロナウイルス流行による世界景気の停滞ぶりが再確認された。北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が重体に陥ったとの報道が地政学リスクの高まりを連想させたことも、株価下落に拍車を掛けた。日経平均株価の下落幅が一時前日比475円に達した。
     
    後場に入ると下げ幅を一気に広げる場面があった。日銀のETF買いに対する期待はあったものの、北朝鮮の金正恩委員長が手術を受け容態について重体と伝わったことが、有事リスクを意識させ売りを助長した。外国為替市場ではドル安・円高方向に振れたほか、中国や香港株市場などアジア株が総じて売られたこともネガティブに作用した。東証1部の7割を超える銘柄が値を下げた。
     
    市場関係者は、時間外取引の米株先物や中国・上海株がマイナス圏で推移する中、東京株式市場は買い注文が薄く、少量の売り物を吸収できずに値下がりする銘柄が多かった。電子部品、情報通信、銀行など主力業種を中心に売られ、「東京市場は再びリスク回避に傾いてきた」の指摘があった。
     
    東証株価指数(TOPIX)の下落率が午前の取引終了時点で前日比0.5%を超え、市場が目する「日銀の買い出動基準」に達したが、下支え効果は限られた。
     
    JPX日経インデックス400は続落。終値は前日比151.87ポイント安の1万2699.47だった。TOPIXも続落し、16.52ポイント安の1415.89で終えた。
     
    東証1部の売買代金は概算で2兆1474億円。売買高は12億8009万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1554と、全体の約7割を占めた。値上がり数は552、変わらずは62だった。

     
    業種別株価指数(全33業種)は情報・通信業、電気機器、銀行業が下落し、陸運業、証券・商品先物取引業、水産・農林業は上昇した。
     
    個別では、原油安の影響で日揮HD、三井E&Sといったプラント関連銘柄が売られた。ソフトバンクグループが軟調、ファーストリテイリングは大きく値を下げた。オリンパスや太陽誘電、東京エレクトロン、SUMCOなども売りに押された。富士フイルムホールディングス、中外製薬などが安く、リクルートホールディングスも下落した。1〜3月期の連結最終赤字を発表したANAHDは小幅下落。IBJが急落、アステリアは一時ストップ安となり、セラクなどの下げも目立つ。
     
    半面、主力ゲーム機の増産検討が報じられた任天堂が頑強、武田薬品工業もプラス圏で着地。NTTもしっかりだった。宝HLDや明治HDが買われ、Jフロントや三越伊勢丹も上昇した。タカラバイオは大幅高に買われた。明治海運が値を飛ばし、ウシオ電機が急伸、日本エアーテックも高い。石川製作所も商いを伴い大きく水準を切り上げた。トレジャー・ファクトリーも上昇した。
     
    東証2部株価指数は前日比81.21ポイント安の5558.61ポイントと3日ぶり反落した。
    出来高9620万株。値上がり銘柄数は119、値下がり銘柄数は323となった。
     
    個別では、日本インシュレーション、ウイルテックが一時ストップ安と急落した。三井金属エンジニアリング、東京ラヂエーター製造、新潟交通は年初来安値を更新。鉄人化計画、ベース、アイスタディ、恵和、木村工機が売られた。
     
     一方、ヴィスコ・テクノロジーズ、TBグループ、セキドがストップ高。省電舎ホールディングス、栗林商船は一時ストップ高と値を飛ばした。ツヴァイ、北日本紡績、大都魚類、リテールパートナーズは年初来高値を更新。大和自動車交通、兵機海運、ビート・ホールディングス・リミテッド、いい生活、ジュンテンドーが買われた。
     






     


    日経ジャスダック平均株価は12営業日ぶりに反落した。終値は前日比45円21銭(1.45%)安い3076円55銭だった。
    世界的な景気減速に対する警戒感などから売りが先行した。前日の米国市場では、新型コロナウイルスの感染拡大による経済活動の停滞の影響で、原油在庫が積み上がり、貯蔵能力が限界に達し、損失を覚悟して原油を売る必要が出てくるとの見方から売りが膨らみ、NY原油先物相場が史上初めてマイナス圏に落ち込んだ。
    ジャスダック平均は前日まで11日続伸し、相場に過熱感が出ていたところ、東証1部の主力株が下落したことが投資家心理を冷やした。直近の新規株式公開(IPO)を中心に利益を確定する動きが優勢だった。
    ジャスダック市場では「投資家が一斉に利益確定に動いた」。ただ、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が重体になったと一部で報じたことを受け、防衛関連株とされる銘柄は買われた。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で473億円、売買高は1億2198万株。
    値上がり銘柄数は108、値下がり銘柄数は530となった。
     
    個別では、田中建設工業、ゲンダイエージェンシー、エヌアイシ・オートテック、スターツ出版、日本出版貿易など6銘柄が年初来安値を更新。オービス、ソフィアホールディングス、OSGコーポレーション、ナガオカ、イメージ情報開発が売られた。
     
    一方、シライ電子工業、アクセスグループ・ホールディングスがストップ高。プラマテルズ、ジェイホールディングス、細谷火工は一時ストップ高と値を飛ばした。日本マクドナルドホールディングス、オーシャンシステム、ゼネテック、ミアヘルサ、プロルート丸光など6銘柄は年初来高値を更新。光ビジネスフォーム、ケイブ、翻訳センター、特殊電極、寺崎電気産業が買われた。
     


    東証マザーズ指数は7営業日ぶりに反落した。終値は前日比31.64ポイント安い729.86だった。
    日経平均も続落しており、外部環境の不安定さを映して、マザーズ市場もリスク回避の動きが波及している。北朝鮮情勢を巡る地政学リスクの高まりが嫌気され、目先の利益を確定する売りが広がった。関通などの直近のIPO銘柄のほか、メルカリが売られた。一方、フリーや弁護士COM、アンジェスは買われた。
     
    東証マザーズ指数先物が午後急落し、売買を一時中断する措置(サーキット・ブレーカー)が発動される場面があった。
    売買代金は概算で1845.79億円と昨年4月11日以来の大きさ。騰落数は、値上がり28銘柄、値下がり289銘柄、変わらず5銘柄となった。
     
    個別では、NexTone、Macbee Planet、関通がストップ安。ウィルズ、松屋アールアンドディは一時ストップ安と急落した。ビーアンドピー、Kids Smile Holdings、アディッシュ、リンクバル、窪田製薬ホールディングスが売られた。
     
    一方、sMedio、Delta-Fly Pharma、メディアシーク、Fringe81、ライトアップがストップ高。SKIYAKI、レントラックスは一時ストップ高と値を飛ばした。サイバーセキュリティクラウド、アンジェス、ドラフト、ヴィス、弁護士ドットコムなど11銘柄は年初来高値を更新。ミクリード、松屋アールアンドディ、フィット、ピアズ、バリュエンスホールディングスが買われた。
     

    【後場寄り付き概況】

    後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比395円70銭安の1万9273円42銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、17.42ポイント安の1414.99で始まった。
     
    北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長が手術を受けて重体にあるとの報道を受け、朝鮮半島情勢の先行き不透明感を懸念した売りが膨らんでいる。米株価先物の下げも短期筋の売りを誘っている。
    外国為替市場では、1ドル=107円50銭近辺の推移。アジアの主要株式市場は総じて軟調。
     
    個別では、ソフトバンクG、ファーストリテが前場安値を下回っている。キーエンスが小幅安に転じ、トヨタ、ソニーは軟調。東エレク、アドバンテスは安値圏でもみ合い、SUMCOが売られている。
     
    半面、任天堂が値を保っている。タカラバイオは高値圏でもみ合い、武田はしっかり。NTT、KDDIは堅調となっている。
     
    日経平均の日足チャートを見ると、1万9550円近辺に位置する5日移動平均線を割り込み、目先的に心理的節目となっていた1万9500円も下回った。売買代金上位の動向を見ると、日経平均への寄与が大きい値がさ株や景気敏感株が軟調。
     
    反面、新型コロナ対応で期待が持てる治療薬開発や巣ごもり消費に絡んだ銘柄に資金が向かっており、日経平均の調整局面では想定されたとおりの動き。業種別騰落率ではディフェンシブ系セクターに資金が向かっていることが窺える。
     

    21日午前の日経平均株価は続落した。午前終値は前日比310円35銭安の1万9358円77銭だった。
    20日の米原油先物市場でWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で史上初めて価格がマイナスとなり、経済活動が冷え込むとの懸念からリスク回避の売りが優勢だった。アジア株が総じて軟調なのに加え、新型コロナウイルスの感染拡大も引き続き懸念されている。
     
    朝方は東証1部上場銘柄の9割近くが値下がりし、日経平均株価は前日比300円超の大幅安となった。朝方の売り物が一巡した後、下げ幅が縮小する銘柄が多かったが、前引けにかけて再び売りが厚みを増した。
    時間外取引の米株先物安も売り要因となった。電子部品や情報通信といった主力セクターの銘柄を中心に一時押し目買いが入ったが、値戻しの勢いは弱かった。
     
    もっとも日本時間21日午前のWTIの時間外取引で、マイナスになった期近5月物がプラスに転じたほか、6月物が堅調に推移するなど一時のパニック的な売りは収まったもようで、日経平均が下げ渋る場面もあった。
     
    市場では「原油暴落は新型コロナウイルスによる世界経済の停滞ぶりを反映するもので、株式は当面、買いにくい」との指摘があった。
     
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は続落した。
     
    前引け時点の東証1部の売買代金は概算で9318億円、売買高は5億6573万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1687と、全体の約8割を占めた。値上がり銘柄数は424、変わらずは55だった。
     
    業種別株価指数(全33業種)は情報・通信業、小売業、電気機器、銀行業が下落し、医薬品と食料品は上昇した。
     
    個別では、ソフトバンクグループが冴えず、ファーストリテイリングは大幅安。東京エレクトロンなども売られた。富士フイルムホールディングス、リクルートホールディングスなども軟調。第一生命HDやSOMPOも売られている。日揮HDや住友重、日製鋼も下げている。
     
    半面、任天堂がしっかり、武田薬品工業も買い優勢。明治HDや花王が買われ、NTTやKDDIも上昇した。タカラバイオは大幅高に買われた。ウシオ電機が急伸、キャリアリンクも値を飛ばした。日本エアーテックも高い。20年1〜3月期の連結最終赤字を発表したANAHDは朝安後、上昇に転じた。
     
    東証2部株式指数は前日比36.41ポイント安の5603.41ポイントと3日ぶり反落した。
    出来高4715万株。値上がり銘柄数は127、値下がり銘柄数は271となった。
     
    個別では、日本インシュレーションが一時ストップ安と急落した。三井金属エンジニアリング、東京ラヂエーター製造は年初来安値を更新。富士ソフトサービスビューロ、ウイルテック、JMACS、鉄人化計画、カワセコンピュータサプライが売られた。
     
    一方、セキドがストップ高。省電舎ホールディングス、栗林商船は一時ストップ高と値を飛ばした。リテールパートナーズは年初来高値を更新。TBグループ、ビート・ホールディングス・リミテッド、いい生活、兵機海運、バイク王&カンパニーが買われた。
     


    日経ジャスダック平均株価は反落した。前引けは前日比20円08銭安い3101円68銭だった。前日の米株大幅安を受けリスク回避の売りが優勢となった。新型コロナウイルスの感染拡大に対する懸念が拭えないなか、原油市況の急落で世界経済の先行きに対する警戒感が強まった。ジャスダック指数が前日まで11日続伸していたため、直近の新規株式公開(IPO)を中心にいったん利益を確定しようとの動きが優勢だった。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で248億円、売買高は6529万株。
    値上がり銘柄数は146、値下がり銘柄数は442となった。
     
    個別では、エヌアイシ・オートテック、スターツ出版が年初来安値を更新。イメージ情報開発、コンピューターマネージメント、ナガオカ、ベクター、CSSホールディングスが売られた。
     
    一方、シライ電子工業が一時ストップ高と値を飛ばした。日本マクドナルドホールディングス、オーシャンシステム、ゼネテック、ミアヘルサ、プロルート丸光など6銘柄は年初来高値を更新。ジェイホールディングス、ケイブ、タカチホ、アミタホールディングス、ジェーシー・コムサが買われた。


    東証マザーズ指数は前日比14.24ポイント安の747.26ポイントと7日ぶり反落。
    日経平均も続落しており、外部環境の不安定さを映して、マザーズ市場もリスク回避の動きが波及している。ただ、マザーズ市場では、テレワーク関連株や直近IPO銘柄への循環物色が継続しているため、市場関係者は「この流れが続けば、全般は底堅く推移する可能性もある」との指摘も聞かれ、売り一巡後はプラスに転じる局面もありそうだ。
     
    値上がり銘柄数は51、値下がり銘柄数は264となった。
     
    個別では、NexToneがストップ安。松屋アールアンドディ、関通は一時ストップ安と急落した。ビザスク、リンクバル、メドレックス、Kids Smile Holdings、オークファンが売られた。
     
    一方、ライトアップがストップ高。サイバーセキュリティクラウド、ドラフト、レントラックスは一時ストップ高と値を飛ばした。アンジェス、ヴィス、弁護士ドットコム、アディッシュ、Macbee Planetなど10銘柄は年初来高値を更新。ミクリード、メディアシーク、アルー、ピアズ、BuySell Technologiesが買われた。
     

    【寄り付き概況】


    21日の日経平均株価は前日比189円29銭安の1万9479円83銭で寄り付いた。
     
    前日の米国株市場ではNYダウが600ドル近い下げとなり、再びリスク回避の売り圧力が顕在化した。原油市況の前例のない急落がネガティブサプライズとなりマーケット心理が急速に冷え込んでいる。
    原油は世界的な経済活動の停滞に減産が追いつかないとの見方が強く、原油在庫が貯蔵能力を超えてしまうとの思惑を呼び、WTI原油価格が前日終値ベースで55ドル90セント安のマイナス37ドル63セントと史上初のマイナス圏に沈んだ。これを受け株式市場も目先買い手控えムードが強い。ただ、東京株式市場では日銀のETF買いに対する思惑もあり、売り一巡後は下げ渋る可能性もある。
    また、新型コロナウイルスの影響を受けにくい内需の中小型株の一角が引き続き買いを集めるケースも想定される。
     
    個別では、トヨタ、ソフトバンクG、ソニーが売られ、東エレク、アドバンテス、信越化の半導体関連株が下落している。三菱UFJ、みずほFG、三井住友、野村、第一生命の金融株や日本製鉄、JFE、コマツ、日立建機が売り優勢。また、村田製、TDK、太陽誘電、日本電産、ファナック、安川電、キーエンス、ANA、JALの航空株も値を下げ、任天堂、ファーストリテも軟調に推移している。
     
    半面、ウシオ電、タカラバイオが買い気配から始まり、サイバリンクスも堅調
     
    テクニカル的にはCOOK(2193)、亀田菓(2220)、ZOZO(3092)、アルテリア(4423)、一工薬(4461)、日水薬(4550)、サーバーエージェ(4751)、長谷川香(4958)、三機S(6044)、廣済堂(7868)、ソーダニッカ(8158)、阿波銀(8388)、日新(9066)、ゲンキー(9267)が動兆。
     
    人気はリンクパル(6046)、窪田薬(4596)、ヤマシン(6240)、リケンテク(4220)、ロンシール(4224)、Kids(7084)、オークファン(3674)、カナミック(3939)、石川製(6208)、エルテス(3967)、KOA(6999)、JIA(7172)、カルナバイオ(4572)、フォーラムエンジ(7088)、ウィルズ(4482)。
     



    「25日線から5%プラスかい離は19503円」
     
    週明けのNY株式市場で主要3指数は3日ぶりに反落。
    前週末に新型コロナウイルス感染が収束に向かうとの期待から相場が大きく上げた反動という見方だ。
    悪材料は原油先物価格の下落。
    原油在庫が積み上がり貯蔵能力の限界に達したとの観測から損失を覚悟して原油を売る必要が出てくるとの見方だ。
    翌日が取引最終の原油先物5月限は投げ売り状態。
    朝からバレル10ドル付近で推移した後午後急失速。
    14時過ぎにはマイナスに転じWTI原油先物上場以来初めてのマイナスで取引を終了した。
    終値はマイナス37ドル。
    6月物は20.43ドル。
    アマゾンやネットフリックス株は上昇。
    「外出制限措置が事業の追い風」という解釈だ。
    第1四半期決算で売上高は市場予想に届かなかったが利益は予想を上回ったIBMは時間外取引で0.5%高。
    原油急落や株安を受けて国債は買われた。
    10年国債利回りは0.616%。
    2年国債利回りは0.205%。
    ドル円は107円台後半。
    恐怖と欲望指数は43→41。
     
    週明けの日経平均は寄り付き208円安、終値228円安と反落。
    日足は2日ぶりの陰線。
    日中値幅は173円と方向感のない展開。
    17日の高値19922円は遠のいた。
    東証マザーズ指数は6日続伸。
    2月26日以来2カ月ぶりの高値水準。
    日経ジャスダック平均は11日続伸。
    昨年年11月22日→12月11日(14日続伸)以来の連続上昇。
    東証1部の売買代金は1兆9657億円。
    5日ぶりの2兆円割れ。
    値上がり1060銘柄(前日1063銘柄)。
    値下がり1035銘柄(前日1034銘柄)。
    新高値30銘柄(前日46銘柄)。
    新安値2銘柄(前日1銘柄)。
    騰落レシオは124.28(前日114.92)。
    NTレシオは13.73倍。
    サイコロは7勝5敗で58.33%。
    右肩上がりになった25日線(18575円)からは5.89%のプラスかい離。
    右肩下がりの75日線は21371円。
    横ばって来た200日線(21816円)から9.84%のマイナスかい離。
    右肩上がりの5日線(19609円)から0.31%のプラスかい離でサポートになっている。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲10.392%(前日▲10.738%)。
    買い方▲15.461%(前日▲16.067%)。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲15.477%(前日▲15.054%)。
    買い方▲25.300%(前日▲27.645%)。
    空売り比率は43.0%(18日連続40%超)。
    空売り規制なしの比率は8.2%。
    日経HVは52.9、日経VIは37.67。
    日経平均採用銘柄の予想PERは13.92倍(前日14.06倍)。
    EPSは1413円(前日1415円)。
    東証1部の全銘柄だとPERは13.88倍(前日15.32倍)。
    PBRは0.94倍。
    BPSは20924円。
    225先物採用銘柄の益回りは7.18%。
    ドル建て日経平均は182.31(12月13日が219.64)。
    東証1部単純平均株価は0.60円高の1902円。
    (2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
    売買単価は1844円(前日1852円)。
    東証1部の時価総額は548兆円。
    シカゴ225先物終値は大証日中比330円安の19310円。
    高値19765円、安値19295円。
    大証夜間取引終値は日中比320円安の19310円。
    気学では「強象日。押し目買い」。
    水曜は「初め高いと後安の日。吹き値売り方針良し」。
    木曜は「安日柄。急落することあり。戻り売りの日」。
    金曜は「初め安いと後安の日。突っ込み買い方針」。
    ボリンジャーのプラス1σが19712円でサポート。
    プラス2σが20648円。
    一目均衡の雲の下限は19774円とようやく近づいてきた。
    勝手雲の上限は18589円で7日連続勝手雲の上。
    RSIが57.48。
    RCIが92.58。
    どうも気になるのは25日線からの第一次限界水準5%かい離。
    5%以上プラスかい離だと上値が重くなる傾向だ。
    25日線が上がってくるのを待つ日柄が必要なのかも知れない。
    因みに5%プラスかい離は19503円。
    今年8勝6敗と勝ち越しの火曜日。
     
    今年の曜日別勝敗(4月20日まで)

    月曜4勝10敗
    火曜8勝6敗
    水曜8勝7敗
    木曜5勝10敗
    金曜7勝7敗
     
    週明けのNYダウは592ドル安の23650ドルと反落。
    NASDAQは89ポイント安の8560ポイント。
    S&P500は51ポイント安の2823ポイント。
    ダウ輸送株指数は264ポイント安の7969ポイント。
    SOX指数は2.23%下落。
    VIX指数は43.83。
    3市場の売買高は123億株(過去20日平均は134億株)。
    225先物CME円建ては大証日中比330円安の19310円。
    ドル建ては大証比日中比245円安の19395円。
    ドル円は107.61円。
    10年国債利回りは0.616%。
    2年国債利回りは0.205%。


    (兜町カタリスト櫻井)


    21日の日経平均株価は続落後、もみ合い展開か。
    日経平均株価の予想レンジは、1万9200円−1万9600円。
    シカゴ日経平均先物からは1万9500円割れからのスタートが想定される。
    きのう20日の弱い動きに加え、現地20日の米国株式が反落した動きから、売りが先行するとみられる。NY原油先物価格が暴落した影響から、石油関連銘柄は軟調な展開を強いられそうだ。
    売り一巡後は、日銀によるETF(上場投資信託)買いの期待から、下げ渋る動きをみせる場面もありそう。新型コロナ問題が収束した後の「ポスト・コロナ」相場への投資家の関心も高まりつつある。とはいえ「自動車など主要企業の今期業績の悪化がどの程度になるのか、まだはっきりとはつかめない状況」との声も多い。
    節目の2万円が一段と遠のく中、安く始まった後もリスク回避ムードの強い地合いが続くと考える。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=107円台の半ば(20日終値は107円69−71銭)、ユーロ・円が1ユーロ=117円前後(同117円03−07銭)と小動き。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、20日大阪取引所終値比330円安の1万9310円だった。
     
     
    日程面では、3月の食品スーパー売上高、3月の全国スーパー売上高のほか、20年物国債の入札など。海外では4月のZEW(欧州経済研究センター)独景況感指数、3月の米中古住宅販売件数など。

    【好材料銘柄】
     
    ■nms ホールディングス <2162>
    発行済み株式数(自社株を除く)の2.9%にあたる50万株(金額で1億5000万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は4月21日から6月23日まで。
     
    ■ベクター<2656>
    前期経常を86%上方修正。
     
    ■ジェクシード<3719>
    ソフトフロントホールディングス<2321>との販売代理店契約を拡大し、テレビ電話会議システムの取り扱いを開始。
     
    ■いい生活<3796>
    前期経常を44%上方修正。クラウドソリューション事業の3月売上高は前年同月比6.5%増の1億7900万円と2ヵ月ぶりに前年実績を上回った。
     
    ■医学生物学研究所<4557>
    新型コロナウイルスに対する抗体を測定する研究用試薬の取り扱いを開始。
     
    ■レントラックス<6045>
    3月売上高は前年同月比23.6%増の11.1億円。
     
    ■ヴィスコ・テクノロジーズ<6698>
    前期経常を35%上方修正、未定だった配当は6.25円実施。
     
    ■日本モーゲージサービス <7192>
    前期経常を23%上方修正・最高益予想を上乗せ。
     
    ■ジェイ・エスコムホールディングス <3779>
    前期経常を35%上方修正。
     
    ■アステリア <3853>
    プラスチック原料・土木資材の商社であるフジモリ産業がモバイル向けコンテンツ管理システム「Handbook」を導入。
     

    【主な経済指標・スケジュール】
    21(火)
    【国内】
    3月全国スーパー売上高
    20年国債入札
    《決算発表》
    マクアケ、KOA、ベクター、TKP、幸和製作
     
    【海外】
    独4月ZEW景況感指数(18:00)
    米3月中古住宅販売(23:00)
    《米決算発表》
    ナップオン、フィリップモリス、ロッキード・マーティン、トラベラーズ、プロクター・アンド・ギャンブル、コカ・コーラ、ネットフリックス、テキサス・インスツルメンツ
     
     


    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

    [株価材料]
     
     
    ■塩ビ協会会長「工事中断 建材需要の下振れ要因に」
     
    ■人出 地方で減り鈍く 事業継続と在宅勤務の両立苦慮
     
    ■ADEKA<4401>
    マーガリン パンの劣化ふせぐ
     
    ■タカラバイオ<4974>
    開発中のコロナワクチンで量産体制整備
     
    ■グローリー<6457>
    システム開発マスク姿でも顔認証 
     
    ■パナソニック<6752>
    マスクを生産 まず社内向け供給
     
    ■ウシオ電機<6925>
    対ウイルスの紫外線装置開発 コロナでも実験
     
    ■トヨタ<7203>
    国内2工場稼働停止を4日延長 部品調達難で
     
    ■ホンダ<7267>
    狭山と寄居工場を一時停止 4月下旬に
     
    ■任天堂<7974>
    「スイッチ」増産検討 外出自粛で需要急増
     
    ■SOMPOケア<8630>
    介護職員に特別手当3000円
     

    [概況]
     
    20日の欧米為替市場は、豪ドル円の下落が目立った。この理由は、新型コロナの影響によるエネルギー需要減少で、原油価格が急落したことだろう。
     
    原油価格は、20日のNY取引所で史上初めてマイナス価格で取引を終了するという珍事が起きている。これを受け、為替市場では資源国通貨として認知される豪ドルに売りが集まり、豪ドル円は安値68.190円まで下落した。
     
    さて、この後の豪ドル円は節目である68.00円が維持できるかに注目だ。仮に同水準を下回った場合、20日移動平均線(67.30円近辺)が次の下値として意識されそうだ。


    [提供:カネツFX証券株式会社]
     

     
    20日のNYダウ工業株30種平均は前週末比592ドル05セント安の2万3650ドル44セントと3営業日ぶりに反落した。
     
    ダウが前週までの2週間で3200ドル近く上昇していたことも持ち高調整の売りを誘った。今週も新型コロナ問題で打撃を受けた米主要企業の1〜3月期決算の発表が相次ぐため、投資家の間で警戒感が広がっていた。
    また、ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う需要減退懸念に加え、貯蔵能力の限界到達で供給過剰が一段と進むとの見方も重しとなり、米国産標準油種WTIの中心限月5月物は史上初のマイナス価格となった。前例のない原油安で業績悪化が確実視されるエネルギー株などに売りが膨らみ、ダウは一時615ドル安まで下落した。
     
    トランプ米政権と米議会指導部は4500億ドル規模の追加の経済対策を発動する方向で調整している。中小企業への支援などを含む。20日にも合意するとの観測もあったが、この日は調整がつかなかったと伝わると売りが加速する場面があった。
     
    中国の顧客から小型機「737MAX」の受注が取り消されたと伝わった航空機のボーイングが7%近く下落。化学のダウやクレジットカードのアメリカン・エキスプレスも下げた。テーマパークの閉園の長期化懸念が強まった映画・娯楽のウォルト・ディズニーも売られた。
     
    一方、各国の外出制限で恩恵を受けているインターネット通販大手アマゾン・ドット・コムや動画配信大手ネットフリックスなどは買われ、相場の下支え役となった。新型コロナのワクチンや治療薬の開発に期待が高まるヘルスケア株の一角にも買いが入った。
     
    セクター別では公益事業、不動産が大きく売られたが、医薬品・バイオテクや小売の下落は最小にとどまった。
     
    ナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反落し、同89.41ポイント(1.0%)安の8560.73で終えた。消費者の「巣ごもり消費」の恩恵を受けるとの見方から、ネット通販のアマゾン・ドット・コムや動画配信のネットフリックスなどの上昇が支えとなり、小高く推移する場面もあった。
     
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    23,650.44−592.05
    S&P500種
    2,823.16−51.40
    ナスダック
    8,560.728−89.413
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,711.20+12.40
    円・ドル
    107.60 - 107.61−0.09


     

    【シカゴ日本株先物概況】

    20日のシカゴ日経平均先物は反落した。
    6月物は前週末比295円安の1万9310円で引け、20日の大取終値を330円下回った。米原油価格が初のマイナスを記録し、投資家心理を冷やした。NY原油先物(5月限)が急落し歴史上初めてのマイナス圏での取引に入ると、株式相場も下げ幅を拡大する展開となった。新型コロナウイルスによる景気悪化への警戒感が強まり、日経平均先物は米株とともに売り進まれた。
     
    この日の6月物安値は1万9295円、高値は1万9765円。
     
    シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
    19310 ( -330 )
    シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
    19395 ( -245 )
    ( )は大阪取引所終値比


    【欧州株式市場】

     
    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 5812.83(+25.87)
    20日のFTSE100種総合株価指数は3営業日続伸した。前週末の終値に比べ25.87ポイント(0.5%)高い5812.83で引けた。
    原油相場が暴落する中、石油株は底堅く推移した。株価指数全体としては前日終値を挟んだ水準で方向感を欠く動きとなった。欧州ではドイツなどで都市封鎖の解除が相次いでいるが、新型コロナウイルスの感染が高止まりする英国では見通しは立っていない。
    指数構成銘柄全体のうち、上昇、下落ともに約半数だった。
    上昇銘柄には、業績が世界景気の動向に比較的左右されにくい銘柄が目立った。
     
    個別銘柄では、英蘭ユニリーバやレキットベンキーザーなどの日用品株、アストラゼネカやスイスのロシュなど医薬品株が買われた。
    一方で、格安航空大手イージージェットが4.2%安、航空大手IAGも3.3%安と航空株が軟調。広告大手WPPも1.3%安と売られた。
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 10675.90(+50.12)
    20日のドイツ株式指数(DAX)は3営業日続伸した。終値は前週末と比べて50.12ポイント(0.5%)高い10675.90だった。ドイツでは20日から小・中規模の商店の営業が再開した。正常化への動きが改めて意識され、相場を支えた。
    感染拡大ピークアウトの期待が高まり、投資マインドの改善が続いている。
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 4528.30(+29.29)

04月21日 毎日コラム
自分で気づかないから怖い「口癖」
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