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【市況一覧】
日経平均株価
38,236.07 -37.98 05/02
TOPIX
2,728.53 -0.87 05/02
マザーズ
642.96 -3.29 05/02
NYダウ平均
37,903.29 +87.37 05/02
ナスダック総合
15,605.48 -52.34 05/02


04月01日 マーケットコメント

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04月07日 マーケットコメント


     
    8日の日経平均が大幅に4日続伸。終値は前日比403円高の1万9353円だった。
    日経平均は後場に上げ幅を広げて3月11日以来、約1カ月ぶりに終値で19000円台を回復した。取引時間中は米国株先物の上昇で上げ幅を一時500円超まで広げる場面もあった。
     
    日経平均は今週に入って3日間で1500円超上昇した。あすは反動売りに押されるかもしれないが、常識的な下げにとどまるのであれば、週末に向けても過度な警戒は高まらないだろう。外部環境が良好であれば、押し目を作らず一気に2万円からその上に向けて戻りを強める展開も期待できるだろう。
    もっとも、売り方の買い戻しが主で東証1部の出来高は昨日よりも少ない。緊急事態宣言後の情勢が読めず、この水準から買い上がっていく投資主体は少ないだろう。
     
     
    9日の日経平均株価は、不安定な相場が続きそうだ。
    8日の取引では引けにかけ500円を超える上昇を見せたが、前場には一時200円を超える下げとなる場面があるなど、値動きの荒い動きだった。
    3月25日に付けた戻り高値(1万9564円)を視界に捉える水準に上昇し、戻りのポイントとして意識されそう。ただ、日経平均株価のVI(ボラティリティインデックス)は、5日ぶりに上昇しており、警戒感が高まる可能性もある。短期的な売買に振らされやすく、気を抜けない状況が続きそう。
    市場では「依然として値動きが荒く、手掛けづらい」との声が聞かれた。
     
     
    ■テクニカル・ポイント(8日現在)
     
    21289.98  ボリンジャー:+2σ(25日)
    21108.88  13週移動平均線
    20954.00  均衡表雲下限(週足)
    20237.07  均衡表基準線(週足)
    20133.52  均衡表転換線(週足)
    20031.32  ボリンジャー:-1σ(26週)
    19977.22  ボリンジャー:+1σ(25日)
     
    19353.24  ★日経平均株価8日終値
     
    19038.99  均衡表基準線(日足)
    18664.45  25日移動平均線
    18550.42  均衡表転換線(日足)
    18464.83  ボリンジャー:-1σ(13週)
    18430.67  6日移動平均線
    17824.20  ボリンジャー:-2σ(26週)
    17351.69  ボリンジャー:-1σ(25日)
    16552.83  新値三本足陰転値
    16038.92  ボリンジャー:-2σ(25日
     
    ローソク足は長い下ヒゲを出したが、25日線上をキープして陽線で引けた。ボリンジャーバンドでは昨日終値で中心線を突破した騰勢を持続して本日終値は中心線と+1σで形成するレンジの上側に浮上し、+1σ側へのシフトが継続中。
     
    RSI(14日ベース)は64.47%(昨日62.67%)と昨年12月27日以来の水準に上昇し、RSI80%ラインに向けた強い上昇トレンドを示唆しており、3月25日に付けた直近高値19564.38円が目先の上値目標として意識される。
     
    ただ、ともに下向きの75日線と200日線がデッドクロスを示現したほか、一目均衡表で転換線が下降トレンドにあるため、足元の株価上昇が長期下落トレンド中の中間反騰に終わるリスクにも留意したい。
     

    【大引け概況】
    8日の日経平均株価は4日続伸し、前日比403円06銭高の1万9353円24銭で終えた。
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:11 容量:10.1M

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    最近の急激な上昇を受けて利益確定売りがかさみ、日経平均は前日比200円超下落する場面があった。その後は値頃買いが入り、プラス圏に浮上。午後の取引では、米株価指数先物の値上がりや円相場の軟化に歩調を合わせ、上げ足を速めた。上げ幅は一時、500円を超える場面があった。値がさ株のファストリは約8%上昇し、一銘柄で日経平均を約120円押し上げた。

     
    欧米での新型コロナウイルス感染者の増加ペースを巡る観測や政府の緊急事態宣言を受け、当面の悪材料は出尽くしたとの見方から海外短期勢の先物の買い戻しが強まり、相場を押し上げた。
    外国為替市場で、ドル・円相場が一時、1ドル=108円90銭台(7日終値108円87−88銭)と、やや円安方向に振れたことも支えとなったようだ。
     
    市場では「後場はファーストリテが上げ幅を拡大したことで、日経平均株価を押し上げる格好となった。前場に200円強の下げを見せた後、後場には500円近い上昇をみせるなど、値の荒い展開はまだ続きそうだ」との声が聞かれた。

    JPX日経インデックス400は3日続伸。終値は前日比210.89ポイント高の1万2810.48だった。東証株価指数(TOPIX)も3日続伸し、22.26ポイント高の1425.47で終えた。

     
    東証1部の出来高は16億8156万株、売買代金は2兆8114億円。騰落銘柄数は値上がり1634銘柄、値下がり478銘柄、変わらず56銘柄だった。

    業種別株価指数(33業種)は空運業、陸運業、証券・商品先物取引業などの上昇が目立ち、下落は鉱業、鉄鋼、石油・石炭製品など。
     
    個別では、JAL、ANAが上伸し、JR東海、JR東日本は大幅高。野村が値を上げ、東京海上も堅調。ソフトバンクG、ファーストリテ、任天堂、東エレクが高く、ソニー、トヨタは底堅い。エムスリーが値を飛ばした。
     
    半面、国際帝石、JXTGが安く、日本製鉄、JFEは軟調。富士フイルム、デンカが利益確定売りに押された。三菱UFJは値を消した。
     
    東証2部株価指数は前日比23.58ポイント高の5384.61ポイントと3日続伸した。
    出来高6743万株。値上がり銘柄数は335、値下がり銘柄数は99となった。
     
    個別では、ギグワークス、鉄人化計画がストップ高。大都魚類は年初来高値を更新。ビットワングループ、インスペック、価値開発、スターフライヤー、ユーピーアールが買われた。
     
    一方、倉庫精練、阪神内燃機工業が年初来安値を更新。レオクラン、アイスタディ、キーウェアソリューションズ、木村工機、川本産業が売られた。
     


    日経ジャスダック平均株価は3日続伸した。終値は前日比34円17銭高い2955円99銭だった。
    新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感と収束に向けた兆しに対する期待感が交錯するなか、もみ合い展開が続いた。こうしたなか、好材料の出た銘柄を中心に値を上げる銘柄が目立った。また、短期的な値動きに着目する個人投資家は、個別の好材料などに反応して買いを入れた。
    緊急事態宣言が実際に発動されたことで、「投資家は宣言が解除された後に値上がりが期待できる銘柄を選別し買いに動いている」との見方があった。
     
    新型コロナ感染が広がった3月でも既存店の売り上げへの悪影響が相対的に軽微だったワークマンやマクドナルド、セリアが上昇した。半面、コックスやユニバーサルに加え、新型コロナ関連銘柄として物色されていた中京医薬は下落した。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で423億円、売買高は1億538万株だった。
    値上がり銘柄数は489、値下がり銘柄数は134となった。
     
    個別では、ホーブ、買取王国、テリロジー、大谷工業、コーユーレンティアなど7銘柄がストップ高。コックスは一時ストップ高と値を飛ばした。出前館、ズームは年初来高値を更新。中央化学、ニューテック、ソレキア、ビジョナリーホールディングス、ラックが買われた。
     
    一方、トシン・グループ、オーケー食品工業、中野冷機、桂川電機、ダイヤ通商など8銘柄が年初来安値を更新。APAMAN、太洋工業、日本色材工業研究所、中京医薬品、グッドライフカンパニーが売られた。
     


    東証マザーズ指数は前日比9.99ポイント高の646.58ポイントと3日続伸。
    マザーズ指数も寄り付きから前引けにかけては弱含んだ。ただ、欧米での新型コロナの感染者の増加ペースが鈍化したとの見方や、政府の緊急事態宣言を受けて当面の悪材料出尽くし感が強まり、後場に入ってからは個人投資家のセンチメントも改善した。
    緊急事態宣言の発動に伴う企業の在宅勤務強化で、サイバー対策関連銘柄としてサイバーセキが買われたほか、3月の新規会員登録者数が大幅に増加したと発表したcottaが上昇した。一方、オンライン診療関連銘柄としてこのところ物色されていたメドレーやMRTは売られたほか、マネフォも下落した。
    値上がり銘柄数は256、値下がり銘柄数は63となった。
     
    個別では、フーバーブレイン、Kudan、ユナイトアンドグロウ、ポート、ハウテレビジョンなど6銘柄がストップ高。ステムリム、ヴィス、ジェイック、INCLUSIVE、松屋アールアンドディは一時ストップ高と値を飛ばした。サーバーワークス、AI inside、サイバーセキュリティクラウド、NexToneなど5銘柄は年初来高値を更新。アライドアーキテクツ、ミクリード、ロゼッタ、cotta、Macbee Planetが買われた。
     
    一方、MRT、農業総合研究所、関通、くふうカンパニー、オイシックス・ラ・大地が売られた。
     
     
     

    「不要不急?」
     
    全米自営業者連盟(NFIB)が発表した3月の中小企業楽観度指数(1986年=100、季節調整済み)は96.4。
    前月から8.1ポイント低下した。
    86年の調査開始以来最大の下落幅となった。
    特に「今後の売り上げ」が31ポイント低下し過去最大の下落幅。
    「今後の事業環境見通し」が17ポイント、「雇用増の計画」も12ポイント低下した。
    中小企業の92%が新型コロナの悪影響を受けていると回答。
    このうち80%が売り上げの減少、31%が供給網の混乱をあげた結果。
    回答企業の半数は「支援がなければ2カ月未満で事業を閉鎖せざるを得ない」。
    NFIBは「中小企業は危機的状況にある」と指摘している。
    これが実感ということだろう。
     
    一方国内。
    前場の値動きは上へ下への動き。
    「緊急事態宣言で出社しているトレーダーの数も少ない。
    中長期の機関投資家が動いていないようだ」との声が聞こえる。
    加えて東証の空売り比率は3日連続縮小。
    昨日は44.1%で3月末(42.8%)以来の水準まで縮小した。
    市場からは「ポジションは持ちたくない。不要不急のショートはしても良いけど・・・」との指摘がある。
     
    もう一つはSMBC日興証券のレポート。
    緊急事態宣言による経済損失は5.2兆円程度のと試算。
    インバウンドやアウトバウンド、輸出入への影響を含めると「総合的な影響は7.5兆円程度」。
    企業収益への影響は「上場企業の20年度純利益を24.1%程度押し下げる」。
    ただし・・・。
    「4月7日時点で、株価は1月のピークから20.4%下落。
    市場の織り込みは進んでいる」という見方もある。
     
    TOPIXの浮動株比率(FFW)見直しと調整係数の適用対象見直し。
    今回のFFW見直しは7〜9月に本決算を迎える企業が対象。
    リバランスは28日の引け後に発生する。
     
     みずほ証券と大和証券は7日付リポートで、今回の見直しに伴う売買インパクトを推計している。
     
    ★TOPIX定期見直しによる売買インパクトの大きい銘柄(みずほ証券予想、一部抜粋)
    ・買いインパクト降順
            銘柄略称        パッシブ需要(百万円 売買日数(日)
      8108  ヤマエ久野              1792             45.2
      1938  日リーテック            2613             33.1
      2209  井村屋G                 603             14.6
      9872  北  恵                 106             13.1
      4025  多木化                   853             12.8
      3539  JMHD                1298             12.4
      8127  ヤマトインタ             186             10.8
      6654  不二電機                 112             10.8
      7590  タカショー               160              8.3
      2139  中 広                   33               8.2
     
     
    ・売りインパクト降順
            銘柄略称        パッシブ需要(百万円 売買日数(日)
      3258  ユニゾHD             -16827            -6.6
      8798  アドバンスク            -103             -5.8
      6037  ファーストロジ           -47             -4.5
      8522  名 銀                  -338             -3.3
      9869  加藤産業                -961             -3.0
      7447  ナガイレーベ            -707             -2.9
      4282  EPS                  -397             -2.9
      9880  イノテック              -160             -2.9
      8060  キヤノンMJ            -1901            -2.5
      4928  ノエビアHD            -1342            -2.4
     
     
    ★TOPIX定期見直しによる売買インパクトの大きい銘柄(大和証券予想、一部抜粋)
    ・買いインパクト降順
            銘柄略称        パッシブ需要(百万円 売買日数(日)
      8108  ヤマエ久野              2005             52.4
      1938  日リーテック            2792             49.8
      8127  ヤマトインタ             203             19.2
      2209  井村屋G                 630             19.1
      3539  JMHD                1375             17.1
      4025  多木化                   887             15.6
      9872  北  恵                 113             14.8
      2139  中 広                   36              14.0
      3275  ハウスコム               119             12.3
      7180  九州FG                5498             12.0
     
    ・売りインパクト降順    パッシブ需要(百万円 売買日数(日)
            銘柄略称
      3258  ユニゾHD             -18283            -10.4
      8798  アドバンスク            -106             -7.2
      6037  ファーストロジ           -49             -6.0
      9869  加藤産業                -1039            -5.6
      8522  名 銀                  -369             -5.5
      7447  ナガイレーベ            -741             -4.9
      4282  EPS                  -428             -3.5
      4928  ノエビアHD            -1433            -3.4
      9880  イノテック              -161             -3.4
      8060  キヤノンMJ            -1983            -3.3


    (櫻井)。


    8日午前の日経平均株価は続伸した。午前終値は前日比89円73銭高の1万9039円91銭だった。
    前日の米国株式市場では、ダウ工業株30種平均が一時930ドル超上昇した後に伸び悩み、終値は結局26ドル安と小反落した。
    日経平均株価は取引開始直後に前日比100円強上昇したが、1万9000円近辺では戻り待ちの売りや利益確定売りで値を消し、下げ幅を200円超に広げる場面があった。
     
    緊急事態宣言で経済活動が停滞するとの懸念は根強いものの、節目となる材料が出たことで海外のヘッジファンドなどが先物を買い戻し、相場を支えた。
    外国為替市場では1ドル=108円台後半で落ち着いた取引となっており、「米株の急速な伸び悩みはリスク回避の再燃によるものではなく、急反騰後の利益確定売りにすぎない」との見方が支配的だ。
     
    電鉄やガス、医薬品などディフェンシブ株の値上がりが目立ち、「公的年金が動いている節がある」とはいえ、積極的に上値を追う雰囲気にはなりにくい。次の材料待ちの様相を強める市場は、新型コロナウイルスの感染動向などに神経をとがらせながら、方向感を探る展開になっている。
     
    市場では「全般的に手控えムードがあるなか、下値を試す場面もみられたが、売り込む動きはみられず、押し目買いが優勢となったようだ」との声が聞かれた。
     
    前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆2505億円、売買高は7億4204万株だった。JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続伸した。
     
    東証1部の値上がり銘柄数は1307と全体の約6割を占めた。値下がりは791銘柄、変わらずは70銘柄だった。
     
    業種別株価指数(33業種)は空運業、陸運業、水産・農林業が上昇し、下落は鉱業、石油・石炭製品、不動産業など。
     
    個別では、ファーストリテイリングが大きく買われたほか、ANAHDやキリンHD、ニトリHD、キーエンスも堅調。エムスリーも物色人気。東ガス、JR東日本、東京海上も上昇している。インテリックスはストップ高に買われた。
     
    半面、ソフトバンクグループが軟調アドバンテストも売りに押された。三菱UFJやスズキ、丸紅も下落。リソー教育、アトラなどが大幅安。JFE、三井不、国際石開帝石が安い。
     
     
    東証2部株価指数は前日比21.28ポイント安の5339.75ポイントと3日ぶり反落した。
    出来高4074万株。値上がり銘柄数は223、値下がり銘柄数は154となった。
     
    個別では、倉庫精練、阪神内燃機工業が年初来安値を更新。ダイコー通産、レオクラン、大和自動車交通、くろがね工作所、日本製麻が売られた。
     
    一方、大都魚類が年初来高値を更新。価値開発、ギグワークス、本州化学工業、インスペック、クロスプラスが買われた。
     


    日経ジャスダック平均株価は続伸し、午前終値は同9円41銭高の2931円23銭だった。
    前日の米株市場が軟調な動きだったことや、国内で緊急事態宣言が出されたことなどを受け、内需の落ち込みに対する警戒のなか明確な買い材料に乏しい相場環境のなかで、値上がり益を狙う個人投資家は、好材料の出た銘柄に買いを入れた。
    新型コロナウイルスの感染拡大の悪影響を比較的受けにくいと見られているワークマンやマクドナルドなどにも買いが集まった。
    一方、政府が7日に緊急事態宣言を発令したことで休業に踏み切る企業が相次ぎ、企業業績が下振れるとの懸念は根強かった。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で210億円、売買高は5409万株。
    値上がり銘柄数は320、値下がり銘柄数は238となった。
     
    個別では、ホーブがストップ高。中央化学、コックスは一時ストップ高と値を飛ばした。出前館、ズームは年初来高値を更新。テリロジー、ホテル、ニューグランド、MICS化学、ラック、ベクターが買われた。
     
    一方、オーケー食品工業、中野冷機、清和中央ホールディングス、ジーエフシー、銀座山形屋が年初来安値を更新。APAMAN、サン電子、ジェクシード、グッドライフカンパニー、ユニバーサルエンターテインメントが売られた。


    東証マザーズ指数は前日比3.27ポイント安の633.32ポイントと3日ぶり反落。
    短期間で急上昇した反動から利益確定売りが先行している。また、前日の米国市場では、取引終盤にかけて急速に伸び悩み、主要株価指数が反落したことも個人投資家のマインドに響いている。
    個人投資家の資金はマスク関連や好業績銘柄など材料性のある銘柄にシフトしているが、国内の新型コロナウイルスの感染者は依然高水準で推移しており、予断を許さない状況だ。企業活動の停止も続きそうで、市場では「先行きの業績に不安の残る現状では、積極的な投資行動にはならないだろう」との声が聞かれ、もみ合い展開に終始しそうだ。
    値上がり銘柄数は134、値下がり銘柄数は170となった。
     
    個別では、農業総合研究所、ベストワンドットコム、シリコンスタジオ、くふうカンパニー、Jストリームが売られた。
     
    一方、松屋アールアンドディが一時ストップ高と値を飛ばした。サーバーワークス、AI inside、サイバーセキュリティクラウドなど4銘柄は年初来高値を更新。アライドアーキテクツ、Kudan、cotta、富士山マガジンサービス、Macbee Planetが買われた。

    【寄り付き概況】

    8日の日経平均株価は、前日比97円58銭高の1万9047円76銭と4日続伸してスタートした。きのう7日、取引終了前に上げ幅を拡大した強い地合いが継続し、買いが優勢となったようだ
     
    ただ、前日の米国株市場ではNYダウやナスダック総合指数などが、終盤失速し小幅ながら軟調で引けたことで投資マインドを冷やしており、上値も重そうだ。緊急事態宣言が発令されたことで、個人消費など経済実勢への影響なども改めて意識され、内需消費関連の一角に売り圧力が及ぶ可能性がある。
     
    巣ごもり関連、オンライン診療、マスク、食品、ゲーム関連など、個別に循環物色する動きが出るとの見方も出ている。
     
    業種別では、パルプ・紙、保険、電気・ガスなどが高い。半面、鉱業、鉄鋼、不動産、小売などは軟調。
     
     
    個別では、トヨタ、ホンダの自動車株や東エレク、信越化の半導体関連株の一角が買われ、コマツ、日立建機やJAL、ANAの航空株もしっかり。また、大和証G、野村の証券株や東京海上、第一生命の保険株が堅調で、富士フイルム、デンカ、ファーストリテも値を上げている。
     
    半面、三菱UFJ、三井住友のメガバンク株や、ソニー、ソフトバンクGが値を消し、日本製鉄、JFEや武田、アステラス薬の薬品株も軟調。また、富士通、NEC任天堂も値を下げている。

     
    テクニカル的には日本アクア(1429)、わらべや(2918)、神戸物産(3038)、日東紡(3110)、IIJ(3774)、理ビタ(4526)、CTC(4739)、北興化(4992)、ニチレキ(5011)、TAKARA&C(7921)、スマートバリュ(9417)、東邦ガス(9533)が動兆。
     
    人気は日エアー(6191)、トーセイ(8923)、テクノホラ(6629)、エスプール(2471)、サン電子(6736)、農総研(3541)、システム情報(3677)、科研(4521)、荏原実(6328)、eBASE(3835)、マナック(4364)、ギグワークス(2375)、RSTech(3445)、TKP(3479)、内田洋行(8057)。
     


     


    「煙を減らした」
     
    NY株式市場は値動きの荒い展開。
    序盤は買い物優勢でNYダウが900ドル以上上昇した場面もあった。
    その後原油価格の下落を嫌気した格好で下落に転じ結局はマイナス。
    原油安の背景は供給増と新型コロナウイルス流行を受けた需要低迷。
    主要産油国による減産実現に慎重な見方も拡大した。
    S&P500は3月23日の日中安値から18.9%上昇。
    しかし2月中旬に付けた過去最高値を依然として21.5%下回っている。
    S&P500採用企業の第1四半期決算は6.4%の減益見通し。
    国債利回りは上昇。
    10年国債利回りは0.726%。
    2年国債利回りは0.268%。
    ドル円は108円台後半。
    恐怖と欲望指数は28→25。
     
     
    火曜の日経平均は寄り付き302円高、終値373高と3日続伸。
    日足は2日連続の陽線。
    日中値幅は約600円。
    右肩上がりに転じた5日線(18246円)を2日連続で上回った。
    プラスかい離は3.86%。
    東証1部の売買代金は2兆8231億円。
    5日連続の3兆円割れ(46日連続の2兆円超)。
    値上がり1877銘柄(前日2004銘柄)。
    値下がり255銘柄(前日141銘柄)。
    新高値19銘柄(前日9銘柄)。
    新安値1銘柄(前日210銘柄)。
    騰落レシオは77.34(前日77.44)。
    2月連続の70%台。
    NTレシオは13.50倍。
    サイコロは7勝5敗で58.33%。
    右肩下がりの25日線(18733円)からは1.16%のプラスかい離。
    プラスは2月14日以来。
    右肩下がりの75日線は21902円。
    右肩下がりの200日線(21893円)からは13.44%のマイナスかい離。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲6.885%(前日▲4.908%)。
    買い方▲21.047%(前日▲22.970)。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り▲14.475%(前日▲11.633%)。
    買い方▲39.011%(前日▲41.285%)。
    空売り比率は44.1%で9日連続の40%超。
    空売り規制なし銘柄の比率は7.7%。
    4月3日時点の信用売り残は3555億円減の7269億円。
    5週ぶりの減少。
    同信用買い残は475億円増の1兆8015億円。
    4週ぶりの増加。
    信用倍率は2.48倍(前週は1.62倍)。
    日経HVは58.2、日経VIは40.11。
    日経平均採用銘柄の予想PERは12.62倍。
    2日連続で12倍台。
    EPSは1501円(前日1495円)。
    PBRは0.92倍。
    BPSは20598円。
    225先物採用銘柄の益回りは7.92%。
    ドル建て日経平均は174.14(12月13日が219.64)。
    東証1部単純平均株価は45円高の1822円。
    (2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
    売買単価は1657円(前日1607円)。
    東証1部の時価総額は536兆円。
    シカゴ225先物終値は大証日中比175円安の18975円。
    高値19860円、安値18520円。
    大証夜間取引終値は日中比180円安の18970円。
    気学では「押し目にある時は不二高を演ずる日」。
    木曜は「人気に逆行し前後場仕成りを変える日」。
    金曜は「目先のポイントを作る注意日」。
    ボリンジャーのマイナス1σが17343円。
    プラス1σが20124円。
    勝手雲の下限は18171円で8日連続勝手雲の中。
    上限は19038円。
    RSIが62.49。
    RCIが58.79。
    今年最大の満月(スーパームーン)の日。
    4月のスーパームーンは「ピンクムーン」と呼ばれる。
     
    今年の曜日別勝敗(4月7日まで)

    月曜4勝8敗
    火曜7勝6敗
    水曜7勝6敗
    木曜5勝8敗
    金曜6勝6敗
     
     
    火曜のNYダウは26ドル安の22653ドルと反落。
    一時917ドル高の23617ドルまで上昇した場面もあった。
    NASDAQは25ポイント安の7887ポイント。
    S&P500は4ポイント安の2659ポイント。
    ダウ輸送株指数は27ポイント高の7865ポイント。
    SOX指数は0.47%下落。
    VIX指数は46.70。
    3市場の売買高は139.2億株(過去20日平均は154.2億株)。
    225先物CME円建ては大証日中比175円安の18975円。
    ドル建ては大証比日中比30円安の19120円。
    ドル円は108.70円。
    10年国債利回りは0.726%。
    2年国債利回りは0.268%。
     
     
    先週水曜からタバコを1日5本程度に減らし始めた。
    いつもは1箱だったので4分の1への減少。
    意外とすんなり減らすことはできるものだ。
    気が付いたのは、その日に最初に吸うときの眩惑。
    こんなにきついものを毎日吸っていたのかというくらいめまいがする。
    ただそのあとは体中にタバコの成分がしみ込んでいくような気がしてコレは心地よい。
    いつまで持つのか、あるいはすっきり止めてしまうのか。
    その行方は自分でも見えない。
    ただ、断ってはいないものの好きなタバコを減らしたのだから相場には微笑んで欲しいもの。
    ・・・・・・・・・・・・・・
    《プロセス》
     
    東証1部の売買代金は4兆円台が4日。
    4月1日まで17日連続の3兆円超だった。
    値上がり22銘柄(3月9日)⇒1877銘柄。
    値下がり2138銘柄(3月9日)⇒255銘柄。
    新高値0銘柄(13日まで6日連続のゼロ)⇒19銘柄。
    新安値1722銘柄(3月13日)⇒1銘柄。
    騰落レシオは40.12(3月16日)⇒77.34。
    NTレシオは8日間で14.18倍(3月9日)→12.90倍(3月19日)⇒13.50倍。
    25日線からは21.52%のマイナスかい離(3月16日)⇒△1.16%(△2月14日以来)。
    200日線からは24.89%のマイナスかい離(3月19日)⇒▲13.44%。
    60か月線(20240円)を下抜けた。
    120か月移動平均は16179円(日経平均安値16358円)。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方△6.443%(3月17日)⇒▲6.885% 。
    買い方▲31.239%(3月17日)⇒▲21.047%。
    マザーズ銘柄信用評価損益率売り方△13.578%(3月16日)⇒▲14.475%。
    買い方▲48.775%(3月19日)⇒▲39.011%。
    Qiock調査の3月19日時点の信用評価損率は▲31.37%⇒▲25.07%。
    2008年12月19日の▲31.36%以来11年3か月ぶりの水準。
    3月13日時点の信用売り残は7503億円→1兆825億円(3月27日)⇒7269億円。
    同信用買い残は4040億円減の1兆9681億円⇒1兆8015億円。
    2013年2月15日(1兆9300億円)以来7年1か月ぶりの低水準。
    減少額は11年3月18日時点(4845億円)以来9年ぶりの大きさ。
    信用倍率は2.167倍(前週3.17倍)→3月27日に1.62倍⇒2.48倍
    3月13日時点の裁定売り残は4350億円増の1兆7503億円⇒1兆6180億円。
    同裁定買い残は1862億円減の2427億円⇒7008億円。
    91年の算出開始以来の最低。
    日経HVは42.5、日経VIは60.67(3月16日)。
    日経平均採用銘柄の予想PERは10.60倍(3月16日)⇒12.62倍
    EPSは1538円(3月19日)→1495円(4月6日)⇒1501円。
    PBRは0.82倍(3月17日)⇒0.92倍(BPS20598円)。
    BPSは19705円(3月19日)。
    225先物採用銘柄の益回りは9.43%(3月19日)⇒7.92%。
    ドル建て日経平均は151.99(3月19日)⇒174.08。
    東証1部単純平均株価は1671円(3月18日)⇒1822円。
    東証1部の時価総額は486兆円⇒536兆円。
    RSIが8.57(3月13日)⇒62.49。
    RCIが1.65(3月18日)⇒58.79。
     
    ◇━━━ カタリスト━━━◇
     
    CAP(3965)・・・動兆
     
    キャピタルアセットプランニングに注目する。
    同社は生命保険の販売支援システムとコンサルが中核。
    他生保向けライフプランシステムなど拡大。
    次のステージに期待。


    (兜町カタリスト櫻井)


    [概況]

    8日東京時間の外国為替市場において、米ドル円は米国時間帯の流れを引き継ぎ一時108.50円まで売られる展開となったが、その後は下げ幅を縮小し、108円後半での取引となった。日経225の動きにつられる形で円の売り買いが交錯した格好。昨日、安倍晋三首相が緊急事態宣言を受けて感染拡大鈍化が短期で収束するのか見解の分かれるところとなっており、方向感ない動きとなった。
     
    日本時間9日午前3時に3月15日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録が発表されるが、金融市場や経済の安定化に向けた強い姿勢が確認されればリスク選好ムードが広がり、ドルが買われる可能性があるため留意したい。
     
    ただ、チャートは一目均衡表の基準線転換線が下向きに変化していることから上値の重い展開となり4月1日の安値106.91円を目指す展開を予想する。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

    [概況]

     
    7日、欧米時間の外国為替市場における米ドル円は108円台後半付近で上値が重い展開となった。一方、クロス円ではユーロ円が119.020円まで上昇し堅調。欧州時間帯の序盤に本邦は緊急事態宣言を発令したが、為替市場では特段目立った反応は見られなかった。
     
    その後、欧州中央銀行(ECB)は非定例の理事会の後、新型コロナウイルスの感染拡大による経済への影響に対応し、担保条件を緩和し銀行融資の提供を支援すると発表した。信用水準の低い政府保証融資に対する担保の受け入れや、無担保債務の受け入れも拡大する内容となっている。また、投資不適格級の格付けを受けているギリシャ国債も担保として受け入れる。銀行が低金利で流動性を調達できるような措置が取られたことなどを受けユーロは買われた。
     
    一方、米国ではNY州における新型コロナウイルス感染者の死亡者数が1日当たり最多となったことなどが報じられており、ユーロ買い米ドル売りの流れでユーロ米ドルは一時1.0925まで反発した。その他、NY取引時間の引けにかけて原油価格が下落したことなども米ドル売りの材料となりそうか。テクニカル的には米ドル円は下方に位置する5日移動平均線(108.597円)付近がサポートとなるか注目したい。一方、ユーロ円は上方に位置する一目均衡表の転換線(118.578円)や基準線(118.628円)などを上抜け切れるか注目か。


    [提供:カネツFX証券株式会社]


    8日の日経平均株価は弱含みの展開か。
    日経平均株価の予想レンジは1万8800円-1万9100円。
    7日のNY米ダウ工業株30種平均は26ドル安の2万2653ドルと、小幅に反落した。
    取引時間中は欧米で新型コロナの感染拡大ペースが鈍っているとの見方から景気敏感株を中心に買い戻され、一時は900ドル超上昇したが、次第に戻り待ちの売りに押された。
    投資家の不安心理は根強い。NY原油先物相場も大幅に下落した。
     
    日本株にも戻り待ちの売りが出やすいだろう。日本の緊急経済対策については約108兆円という事業規模はすでに伝わっており、株式相場にも織り込み済みとの見方が多い。今後は実効性などに関心が向かいそうだ。
    経済の一段の停滞懸念も相場の重荷となり、前日比で400円余り安い1万8500円程度までの下落余地を見込む声があった。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、7日大阪取引所終値比175円安の1万8975円だった。
    一方、25日移動平均線(7日時点で1万8733円)を上回ったことで、投資家心理の好転が見込まれ、個別株物色が活発化することも期待される。為替相場は、ドル・円が1ドル=108円台の後半(7日終値は108円87−88銭)、ユーロ・円が1ユーロ=118円台の半ば(同118円42−46銭)と小動き。
     
    きょうは寄り付き前に2月の機械受注統計が発表される。受注の伸び悩みが目立つ内容となれば、設備投資関連の売りを促すきっかけになりそうだ。
     
    日程面では、2月の機械受注、3月の景気ウォッチャー調査など。海外では中国・武漢の封鎖措置解除日。米10年債入札など。

     
    【好材料銘柄】
     
    ■ディップ <2379>
    前期経常は14%増で7期連続最高益、今期業績は非開示、前期配当を3円増額。
     
    ■買取王国 <3181>
    前期経常を95%上方修正、未定だった配当は2期ぶり5円で復配。
     
    ■EPSホールディングス <4282>
    大阪大学とアンジェス <4563>が手掛ける新型コロナウイルス向けDNAワクチン共同開発に医薬品開発支援機関として参画。
     
    ■アサヒ衛陶 <5341>
    12-2月期(1Q)経常は黒字浮上・上期計画を超過。
     
    ■ロゼッタ <6182>
    20年2月期の連結最終利益は前期比20.8%増の3億円を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しと発表した。
     
    ■SMN<6185>
    前期経常を一転2%増益に上方修正・最高益更新へ。
     
    ■インテリックス<8940>
    6-2月期(3Q累計)経常が2.1倍増益で着地・12-2月期も5.1倍増益。
     
    ■アンジェス<4563>
    大阪大学と手掛ける新型コロナウイルス向けDNAワクチン共同開発に医薬品開発支援機関としてEPSホールディングス<4282>が参画。迅速な臨床試験の推進が期待される。
     
    ■リプロセル<4978>
    細胞機能測定システムの世界大手アクシオン・バイオシステム社の新製品「MAESTRO Z」を販売開始。T細胞を用いたがん免疫研究を高精細かつ高効率に実施することを可能にする。
     
    ■スギホールディングス<7649>
    前期経常は16%増で上振れ着地・5期連続最高益、今期業績は非開示。
     
    ■トランザクション<7818>
    事業者向けにマスク1000万枚を追加緊急輸入。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
     
    8(水)
    【国内】
    2月機械受注(8:50)
    3月景気ウォッチャー調査(14:00)
    《決算発表》
    ウエルシアHD、ABCマート、サイゼリヤ、ベル24HD、サーラ、シーズメン、フェリシモ、GameWith、MSコンサル、小津産業、コジマ、タカキュー、日本BS放
     
    【海外】
    予定はありません
     

    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

    [株価材料]
     
     
    ■緊急事態宣言を発令 首相「接触8割減を」
     
    ■資金繰り支援に45兆円 政府が緊急経済対策を決定
     
    ■「3密」回避へ企業動く 百貨店休業 コンビニは時短も
     
    ■保育や介護 緊急事態宣言で利用制限の懸念 代替サービスの充実課題
     
    ■主要食品価格が急上昇 新型コロナ感染拡大でサプライチェーン混乱
     
    ■SHIFT<3697>
    在宅勤務できない従業員に「危険手当」
     
    ■インフォコム<4348>
    遺伝子解析ソフト拡充 米社と販売代理店契約
     
    ■コニカミノルタ<4902>
    公衆無線LANを安全に 通信暗号化サービス
     
    ■日精ASB<6284>
    2層のボトル成型法を開発
     
    ■オムロン<6645>
    体温計7割増産 テルモなども コロナで需要急増
     
    ■日産<7201>
    米で工場従業員1万人を一時解雇 生産停止で
     
    ■三菱自動車<7211>
    最大6500人一時帰休 国内3工場
     
    ■ホンダ<7267>
    米国で1万人規模の一時帰休
     
    ■任天堂<7974>
    スイッチ国内出荷を一時停止 再開は未定
     
    ■ANA<9202>
    客室乗務員らが医療用ガウンの縫製支援へ
     
    ■SCSK<9719>とTIS<3626>
    前期は営業最高益 先行きに不透明感
     
    ■ソフトバンクG<9984>
    WeWork幹部が提訴 株買い取り巡り
     
     


    7日のNYダウ工業株30種平均は小幅に反落した。前日比26ドル13セント安の2万2653ドル86セントで終えた。
    欧米で新型コロナウイルスの感染拡大ペースがやや鈍化したことを好感し、午前中には一時930ドル超上昇したものの値を消し、荒っぽい値動きとなった。
     
    前日の株式相場は、欧州の一部や米ニューヨーク州で新型コロナの感染者、死者の増加ペースが鈍化したのを受け、大幅に上昇した。この日も、その勢いを継続して取引が始まった。ただ、取引時間中としてはほぼ1カ月ぶりの高値水準に戻したこともあり、午後は戻り待ちや利益確定の売りが優勢になった。
     
    ダウ平均は前日に1627ドル高と過去3番目の上げ幅を記録していた。欧米で新型コロナウイルスによる感染拡大ペースが鈍ってきたとの見方が買いを後押ししていた。一方、7日はニューヨーク州が1日あたりの死者数が過去最多になったと公表し、問題収束にはまだ時間がかかるとの見方が再び強まった。
     
    主要産油国間の協調減産の実現に懐疑的な見方が広がり、原油先物価格が下落に転じたことも、売りを促した。
     
    午前中は、航空株やレジャー関連株など新型コロナの打撃が大きく、売り込まれてきた銘柄が買われたが、終盤に掛けて勢いを失った。
    米サウスカロライナ州の工場の生産休止を発表した航空機のボーイングが5%安で終えた。前日に大幅高となったスマートフォンのアップルとソフトウエアのマイクロソフトも利益確定売りに押され、1%安だった。
     
    新型コロナによる下げ相場でも値持ちが良かった小売りのウォルマートや日用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)といったディフェンシブ株の下げも目立った。
     
    市場心理を測る指標となる米株の変動性指数(VIX)は3%高の46.7で終えた。不安心理が高まった状態とされる20を大きく上回る。相場の先安懸念がくすぶっていることも、不安定な値動きにつながった。
     
    セクター別では自動車・自動車部品や保険が上昇した一方で、家庭・パーソナル用品や食・生活必需品小売りが下落した。
     
    ナスダック総合株価指数は反落し、25.97ポイント(0.3%)安の7887.260で終えた
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    22,653.86−26.13
    S&P500種
    2,659.41−4.27
    ナスダック
    7,887.260−25.978
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,683.70−10.20
    NY原油(ドル/バレル)
    24.26−1.82
    円・ドル
    108.75 - 108.76−0.12
     

    【シカゴ日本株先物概況】


    7日のシカゴ日経平均先物は小幅続伸した。6月物は前日比55円高の1万8975円で引け、7日の大取終値を175円下回った。新型コロナウイルスの感染拡大が鈍化するとの期待が続き、シカゴ日経平均先物は米株とともに買いが先行した。
    日本政府が7日の臨時閣議で決定した新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急経済対策も支援材料になった。引けにかけては新型コロナによる景気不安が根強いなか米株が反落に転じ、上げ幅を縮めた。
     
    この日の6月物高値は1万9860円、安値は1万8520円。
     
    シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
    18975 ( -175 )
    シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
    19120 ( -30 )
    ( )は大阪取引所終値比






    【欧州株式市場】

     
    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 5704.45(+122.06)
    7日のFTSE100種総合株価指数は続伸した。前日の終値に比べ122.06ポイント高の5704.45で引けた。
    新型コロナウイルスの感染拡大ペースの鈍化を手掛かりに、投資家のリスク回避姿勢が引き続き和らいだ。欧州株が上昇し、買いが英国株にも波及した。
    英国ではジョンソン首相が集中治療室に移されたことで持ちきりだが、相場にはさほど影響していない。
    指数構成銘柄全体の約8割が上昇した。
    主な個別銘柄では、クルーズ運航の英カーニバルや格安航空会社(LCC)のイージージェット、航空エンジンのロールス・ロイスといった旅行、航空関連株の上昇が目立った。
     
    半面、製薬大手アストラゼネカが2.5%安、同ヒクマ・ファーマシューティカルズは6.3%の大幅安だった。
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 10356.70(+281.53)
    7日のドイツ株式指数(DAX)は続伸した。終値は前日と比べて281.53ポイント高の10356.70だった。3月11日以来ほぼ1カ月ぶりの高値を付けた。
    新型コロナウイルスの感染鈍化への期待が高まり、相場を支えている。特に建設や銀行セクターの上昇が目立っている。
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 4438.27(+92.13)
     
     

04月08日 毎日コラム
【衝撃の事実】耳掃除は必要ないの!?
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