【市況一覧】
日経平均株価
37,723.91
+568.58
09/20
TOPIX
2,642.35
+25.48
09/20
マザーズ
666.08
+4.02
09/20
NYダウ平均
42,025.19
+522.09
09/20
ナスダック総合
18,013.98
+440.68
09/20
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12月14日 NY株/欧州株概況
【市況】NYダウ496ドル安 大幅下落、世界景気の減速懸念
・・・続き
14日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日ぶりに大幅に反落し、前日比496ドル87セント安の2万4100ドル51セントと5月上旬以来ほぼ7カ月ぶりの安値で終えた。
14日発表の中国の11月の小売売上高は2003年5月以来15年半ぶりの低い伸び。同月の鉱工業生産もリーマン・ショック直後の08年11月以来10年ぶりの低い伸びにとどまった。また、欧州では、12月のユーロ圏の総合購買担当者景況指数(PMI)が市場予想を下回り、世界的な通商摩擦激化による中国・欧州の景気減速への懸念が強まった。アジア・欧州株は軒並み安となり、米株式市場にも売りが広がり、ダウは取引が進むとともに下げ足を速め、下げ幅は一時560ドルを超えた。
医薬・日用品のジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の急落も指数の重荷だった。ロイター通信が14日、約30年にわたりベビーパウダーに微量のアスベストが混入していたのを当局などに報告していなかったと報じた。先行きの不透明感を嫌気した売りが出て、ダウ平均を1銘柄で100ドルあまり押し下げた。
ゴールドマン・サックスが投資判断を引き下げたドラッグストア大手のウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンスも下げが目立った。米原油先物相場の下落を背景にエクソンモービルやシェブロンといった石油株も売られた。米長期金利が低下し、利ざや悪化懸念から金融株も下げた。
市場関係者は「中国経済の減速ペースは深刻だ。世界第2位の経済大国の景気が悪化すれば、世界的な需要が大きく減退する」と懸念している。
セクター別では電気通信サービスを除いて全面安となり、特に医薬品・バイオテクノロジーや食品・生活必需品小売の下落が目立った。
ナスダック総合株価指数は続落し、前日比159.669ポイント安の6910.665で終えた。アナリストがスマートフォン「iPhone」の出荷見通しを引き下げたと伝わったアップルが3%強下落した。マイクロソフトやアマゾン・ドット・コムなど主力株も軒並み下げた。
個別銘柄では、医薬品のジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)は、既に判決が出されたベビーパウダーの使用に伴う卵巣がん発症を巡る訴訟で、同社が数十年間にわたり、ベビーパウダーへのアスベスト含有を認識していたとの報道を受け、大幅下落。会員制卸売のコストコ・ホールセール(COST)とグラフィックソフトのアドビ・システムズ(ADBE)は、決算内容が嫌気され、軟調推移。コーヒーチェーンのスターバックス(SBUX)は、中国事業の低い長期見通しが嫌気され、売られた。
NYダウ工業株30種(ドル)
24,100.51−496.87
S&P500種
2,599.95−50.59
ナスダック
6,910.665−159.669
NY金(ドル/トロイオンス)
1,241.40−6.00
NY原油(ドル/バレル
51.23−1.35
円・ドル
113.33 - 113.34−0.06
【シカゴ日本株先物概況】
シカゴ日経平均先物は反落した。
3月物は前日比410円安の2万1225円で終え、大阪取引所の終値を75円下回った。
中国や欧州の経済指標が悪化し、世界景気の減速懸念から米株式とともに売られた。14日発表の中国の11月の小売売上高の伸びが15年半ぶりの低水準だったほか、ユーロ圏の12月のPMI(購買担当者景気指数)が低迷した。
3月物の安値は2万1180円、高値は2万1690円だった。
シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
21225 ( -75 )
シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
21265 ( -35 )
( )は大阪取引所終値比
【欧州株式市場】
■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100種総合株価指数は続落。前日13日の終値に比べ32.33ポイント安の6845.17で引けた。
アジアや米国の株安を眺め、朝方からマイナス圏での推移となった。中国などの景気減速が市場心理の重しとなった。
指数構成銘柄全体の約7割が下落した。資源株や不動産株が下げを主導する一方、賭け屋株は堅調だった。
ギャンブル事業のGVCホールディングスが急上昇したことも株価を下支えした。取引は低調だった。
個別銘柄では、金属相場の下落を受けて鉱業株が全面安で引けた。鉄鋼大手エブラズは3.9%安となり、産銅大手アントファガスタも2.1%安、資源大手グレンコアは1.9%安となるなど、資源株が総じて軟調だった。住宅大手バークリー・グループ(1.9%安)、同バラット・デベロップメンツ(2.7%安)、住宅建設大手パーシモン(2.7%安)などの不動産関連株も下げが目立った。
半面、午前は売りに押されていた石油株は小幅ながら上昇に転じた。ギャンブル事業のGVCホールディングスは9%高と、急上昇した。買収先のラドブロークスの株主に対する大規模な支出リスクが後退したことが買い安心感につながったという。
資産運用株と銀行のロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)は小幅上昇に転じた。
■ドイツ・フランクフルト株価指数
ドイツ株式指数(DAX)は続落。終値は前日13日と比べて58.93ポイント安の10865.77だった。
朝方発表のユーロ圏経済指標の悪化を受けて、景気減速を警戒した売りが広がった。一時前日比で1.7%まで下げ幅を拡大する局面があった。幅広い業種が売られ、構成銘柄の約7割が下落した。
個別銘柄では、アディダス、タイヤのコンチネンタル、透析器大手のフレゼニウス・メディカル・ケアが2%超安となり、株価指数の下げを主導した。
一方で医療機器のフレゼニウスが高かった。
■フランス・パリ株価指数
CAC40(仏)4,896.92-12.53
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