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【市況一覧】
日経平均株価
38,460.08 +907.92 04/24
TOPIX
2,710.73 +44.50 04/24
マザーズ
655.60 +4.96 04/24
NYダウ平均
38,503.69 +263.71 04/24
ナスダック総合
15,696.64 +245.34 04/24


12月01日 マーケットコメント

12月02日 マーケットコメント

12月03日 マーケットコメント

12月04日 マーケットコメント

12月05日 マーケットコメント


     
    日経平均は3日続落で、この間の下げ幅は1000円を超えた。その前の7日続伸で上昇した分は帳消しとなった。
    また、次世代無線通信規格のG5でファーウェイと実証実験を推進するなど提携関係にあるソフトバンクグループ <9984> は、午後になって一部の地域で携帯電話サービスが利用しづらい状況が発生したことも加わって大きく値を下げた。
    5日の米国市場はジョージ・H・W・ブッシュ元大統領の死去を受け、「国民追悼の日」として休場となっており、海外勢のフローは限られるなかで小康状態が見込まれていただけに予想外の大幅下落となった。個人のセンチメントも急速に冷める格好となった。
    「市場参加者の投資意欲は大きく減退しているようだ」との見方が出ていた。
     
    ただ、10月につけた安値を割り込んでいない銘柄は結構多い。指数も終値では2万1500円台を確保し、11/21の安値2万1243円は割り込まなかった。
     
    明日(7日)の東京株式市場は、心理的な下値抵抗ラインとされる2万1500円を巡る攻防で正念場を迎えることになる。もし、この水準を大きく下回った場合には、全体相場の調整が長引く懸念も出てくる。
    同水準を割り込むともう一段厳しい局面もあるだろうから、下へのケアもしておきたいところだが、チャートが大きく崩れていない銘柄が早めに持ち直すようなら、打診買いにも妙味があると考える。
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(6日現在)
     
    22269.14  ボリンジャー:+1σ(25日)
    22266.05  均衡表雲下限(日足)
    22107.57  6日移動平均線
    22003.26  均衡表転換線(日足)
    21974.28  25日移動平均線
    21971.09  均衡表基準線(日足)
    21835.94  ボリンジャー:-1σ(26週)
    21684.43  均衡表雲下限(週足)
    21679.43  ボリンジャー:-1σ(25日)
    21623.25  ボリンジャー:-1σ(13週)
     
    21501.62  ★日経平均株価6日終値
     
    21384.58  ボリンジャー:-2σ(25日)
    21184.60   新値三本足陰転値
    21160.72  ボリンジャー:-2σ(26週)
    21089.72  ボリンジャー:-3σ(25日)
    20711.64  ボリンジャー:-2σ(13週)
    20485.50  ボリンジャー:-3σ(26週)
    19800.03  ボリンジャー:-3σ(13週)
     
    5日線が急角度で降下したほか、25日線も下向きに転じており、目先の弱地合い継続を示唆。一目均衡表では、日々線が雲下にとどまった。転換線が下向きに、遅行線も株価を下抜け下方乖離に転じるなど、弱気シグナルを発生している。
    ボリンジャーバンドでは、日々線が-2σを一時割り込み売り手優位を示唆。3日をピークとする下降トレンドが継続した。
     

    [概況]

    6日、東京外国為替市場の米ドル円は一時112.580円まで下落するも、その後反発しており、再び113円台で推移している。

    中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の幹部が米国の対イラン制裁に違反した疑いがあるなどとして、米国の要請によりカナダで逮捕されたとの報道が伝わった。

    同報道を受け、米中関係の悪化などが懸念され、リスク回避の動きで米ドル円は一時下落となった。

    現在、米ドル円は113.060円付近で推移しており、本日の安値からは反発する格好となっている。

    この後の米国時間では、11月ADP米雇用統計(予想:19.5万人 前回:22.7万人)など米経済指標の発表が予定されている。

    テクニカル的には米ドル円は一目均衡表の雲上限(112.674)付近で下値がサポートされており、引き続き同線が下支えとなりそうか。

    [提供:カネツFX証券株式会社]

    【大引け概況】
    日経平均株価は前日比417円71銭安の2万1501円62銭だった。東証株価指数(TOPIX)は29.89ポイント安の1610.60と、ともに続落した。
    本日のマーケット動画

    時間:00:01:30 容量:13.04M

    過去のマーケット動画はこちら
     
    日経平均株価は、10月30日以来およそ1カ月ぶりの安値を付けた。

    中国の主力スマートフォンメーカー華為技術(ファーウェイ)のCFOが逮捕されたとの報道をきっかけに、米中の貿易摩擦問題への警戒が再燃した。
    逮捕はイランへの制裁違反を捜査していた米国の要請に基づくもので、在カナダ中国大使館は抗議を表明。米中両国の新たな火種になるとの警戒感が広がり、リスク回避の流れが強まった。

    中国景気の先行き不透明感もあって、電子部品や中国関連など幅広い銘柄に売りが出た。
    日経平均は下げ幅が一時600円を超え、2万1300円に接近した。
    安値圏では高水準に売り買いが交錯し、取引終了にかけて買い戻す動きが出て、下げ幅を縮小した。

    香港株式相場が大幅安となるなどアジア各国・地域の株価指数が軒並み下落したほか、シカゴ市場の時間外取引で米株価指数先物が下げたことも投資家心理を冷やした。
    長短金利の逆転を受けて米景気先行きへの警戒が広がるなか、市場では「世界景気の不透明感から、海外の機関投資家の一部が日本を含めた株式の買い持ち高を減らし始めている」との声も聞かれた。
     
    JPX日経インデックス400は3日続落した。終値は前日比271.88ポイント安の1万4233.21だった。
     
    東証1部の売買代金は概算で2兆7165億円。売買高は15億1021万株だった。
    東証1部の値下がり銘柄数は1828、値上がりは253、変わらずは38だった。
     
    業種別株価指数(33業種)は、33業種全てが下落した。下落率上位は、電気機器、医薬品、精密機器と続いた。
    個別では、携帯電話での通信障害が発生したソフトバンクが大幅安となった。ソニー、ファナックが軟調、新たな不適切検査が見つかったと報じられた日産自が下落した。
    東エレク、SUMCOが売られ、エーザイやテルモも安い。トヨタが小安く任天堂も値を下げた。

    半面、ユニファミマやセブン&アイが堅調。イオンがしっかり、ヤマハやNECが高く、東海力、ホシザキが買われた。

    東証2部指数は前日比64.87ポイント安の7002.96ポイントと3日続落した。
    出来高は、9032万株。値上がり銘柄数は88、値下がり銘柄数は331となった。 

    個別では、アスモ、ボーソー油脂、カワニシホールディングス、山喜など27銘柄が年初来安値を更新した。 
    アイケイ、チャーム・ケア・コーポ、FUJIKOH、エルナー、ラピーヌは値下がり率上位に売られた。 

    一方、台湾タクシー最大手と相互配車アプリサービスの実証実験が始まった大和自動車交通がストップ高。
    ダイベア、NCS&Aは年初来高値を更新した。アピックヤマダ、やまみ、大盛工業、MCJ、アルメディオが買われた。 

    日経ジャスダック平均株価は前日比39円61銭安の3555円18銭と3日続落した。
    中国大手スマートフォンメーカーの幹部逮捕で米中の貿易摩擦が再び激化するとの懸念が強まり、リスク回避の売りが優勢になった。
    市場では、「日経平均の 大幅安で投資家心理が冷え込んだ。IPOラッシュを控えた個人の換金売りも継続してい る」との事も聞こえた。

    ジャスダック市場の売買代金は概算で638億円、売買高は9601万株だった。
    値上がり銘柄数は111、値下がり銘柄数は514となった。

    個別では、夢の街創造委員会がストップ安。高橋カーテンウォール工業、シイエム・シイ、シベール、東北新社など57銘柄は年初来安値を更新した。 
    セリアやハーモニック、ビーイング、アール・エス・シー、ジャストプランニング、メイコーが売られた。 

    半面、秋川牧園、イメージ情報開発、前田製作所、ソフィアホールディングスがストップ高。
    フジタコーポレーションは一時ストップ高と値を飛ばした。
    ジェイテック、トシン・グループ、ホロンなど4銘柄は年初来高値を更新した。
    タカギセイコー、前田製作、細谷火工、国際計測器、石垣食品が買われた。 

    東証マザーズ指数は前日比31.10ポイント安の980.92ポイントと3日続落。

    日経平均が3ケタ下落の売り先行となるなか、朝方のマザーズ指数は前日に引き続き100Optをキープしての底堅いスタートをみせた。
    しかし、円相場が1ドル113円を割り込むなか、中国のスマートフォンメーカー・華為技術(ファーウェイ)の副会長がカナダ当局に逮捕されたことが伝わったことから、アジア株式市場が全面安となり、個人投資家のリスク回避姿勢も強まった。
    終値では、約1週間ぶりに1000ポイントを下回った。

    値上がり銘柄数は37、値下がり銘柄数は225となった。 
     
    個別では、メルカリ、フィット、ユナイテッド、夢展望、G−FACTORYなど22銘柄が年初来安値を更新した。メルカリは上場来安値となった。
    ミクシィ、マネーフォワード、キャリア、イーソル、エンカレッジ・テクノロジが売られた。 

    半面、優待新設を発表したキャンディル、アジア進出の第一歩として、台湾へ店舗進出したフルッタフルッタ、アクアラインがストップ高となった。
    ホープは一時ストップ高と値を飛ばした。 
    オイシックス・ラ・大地、農業総合研究所、オークファン、CRI・ミドルウェアなど5銘柄は年初来高値を更新した。
    ギフト、エクストリーム、ロジザードが買われた。

    【後場寄り付き概況】

    後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比453円38銭安の2万1465円95銭で始まった。
    東証株価指数(TOPIX)は、29.64ポイント安の1610.85で始まった。
     
    米中貿易摩擦を巡る不透明感から買いが手控えられ、日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともにこの日の安値圏でもみ合っている。
    電子部品株中心に中国関連株などにも海外短期筋からも売りが観測されている。
    外国為替市場では、1ドル=112円70銭近辺の推移。アジアの主要株式市場は総じて安い。
     
    外部環境が不透明ななか、個人投資家心理にも影響しており、前場のマザーズ指数は1000ptを大きく割り込んだ。本日の石油輸出国機構(OPEC)総会や7日に米雇用統計を控えているといったスケジュール面からも積極的な押し目買いの動きは限られやすく、物色としては個別材料株や内需・ディフェンシブセクターに対する消去法的な商いに留まろう。
     
    個別では、ソニー、SUMCO、村田製が売られ、コマツは下げがきつい。キーエンス、キヤノンは軟調。新日鉄住、東海カが値を下げ、昭和電工は大幅続落。三菱UFJ、みずほFGがさえず、ソフトバンクGは反落。武田が安く、ファーストリテ、任天堂も下落している。
     
    半面、ユニー・ファミマが反発し、7&iHDは強含み。ホシザキ、NECが買われている。
     
    ランチバスケットは23件、492.99億円、売り買いほぼ同金額。

     

    「折々の正論に接していると正論が見えなくなる」

    今週の話題はまずは「米中貿易摩擦休戦」。
    90日の冬休みで歩み寄りができるかどうかが課題となった。
    中国の「中国製造2025」を突き崩したいトランプ大統領。
    関税の話ではなくココがポイントだ。
    そして求めているのは次の課題の解決。
    (1)技術移転の強要
    (2)知財保護
    (3)非関税障壁
    (4)サイバー攻撃
    (5)サービス・農業
    かつての日米貿易戦争はモノに主導権争い。
    結果的に日本の譲歩が円高をもたらし、最終的にはバブルに向かったのが歴史。
    モノを買うということで解決し、残渣のおまけがバブルだった。
    しかし今回は必ずしもモノが対象とは限らない。
    情報そして技術の覇権争いが本質ということ。
    サイバー攻撃もデータ盗用もものではなくソフト。
    しかし、ここの覇権が未来の地球の覇権になることは間違いない。
    軍事技術を転用したのがインターネットという重い事実と歴史は忘れてはならない。
    この覇権と考えれば、米側は自動車や繊維とは違って譲歩のジの字もないはずだ。

    そして俄に登場してきたのが「逆イールド」。
    長期債の利回りが短期債を下回ったことは株安の原因との解釈だ。
    10年国債と2年国債の利回りは07以来11年年ぶりに低水準。
    2年債と5年債は逆転した。
    長期債は「景気減速の表現」。
    これが悪材料視された。
    逆イールド観測→景気減速懸念→長期債買い→さらなる長短利回り縮小。
    もっともらしく聞こえる論法だ。
    しかし10月に10年国債利回りは上昇し3.2%を越えた時に株は下落した。
    今回は10年国債利回りが2.9%に低下して株が下落した。
    金利が上げった時にも下がった時にも相場はそれなりの写り方をするもの。
    しかしどちらかの解釈が間違っていたというい声は聞こえないから不思議な場だ。
    折々の正論らしきものに接していると正論が見えなくなってくる。

    以下は来年のアノマリー。

    《上げ下げの特異日》

    1月13日(日)は下げの特異日
    1月14日(月)は最も上昇しやすいとされている日
    2月1日(金)は上げの特異日
    2月14日(木)バレンタインデーは上げの特異日
    3月2日(火)は下げの特異日
    3月20日(水)は上げの特異日
    3月24日(日)は上げの特異日
    4月1日(月)は上げの特異日
    4月17日(水)は下げの特異日
    5月17日(金)は上げの特異日(下げどまり)
    6月21日(金)は上げの特異日
    6月29日(水)は上げの特異日
    7月6日(土)は下げの特異日
    7月9日(月)は上げの特異日
    7月26日(金)は下げの特異日
    7月29日(月)は上げの特異日
    9月15日(日)は上げの特異日
    9月18日(水)は上げの特異日
    10月4日(金・投資の日)は上げの特異日
    10月16日(水)は上げの特異日
    11月4日(月・振替休日)は上げの特異日。
    11月7日(木)は下げの特異日
    12月1日(日)は上げの特異日
    12月22日(日)は上げの特異日
    12月26日(木)は上げの特異日

    《株高の特異日》

    2月1日(金)
    3月21日(木)
    3月24日(日)
    4月1日(月)
    6月21日(金)
    6月29日(水)
    7月29日(月)
    9月15日(日)
    9月18日(水)
    10月4日(金)
    10月14日(月)
    11月4日(月。振替休日)
    12月1日(日)
    12月22日(日)
    12月26日(木)


    《大幅高の日》

    3月17日(日)
    3月21日(木)
    3月24日(日)
    4月2日(火)
    6月21日(金)
    6月28日(火)
    8月22日(木)
    9月15日(日)
    10月11日(金)
    10月14日(月)
    11月4日(月・振替休日)
    11月21日(木)
    12月1日「(日)

    《上げの日(その月で一番高かった日)》

    1月20日(日)
    2月11日(月)
    3月26日(火)
    4月18日(木)
    5月4日(休日)
    6月30日(日)
    7月1日(月)
    8月29日(木)
    9月13日(金)
    10月20日(日)
    11月22日(金)
    12月26日(木」


    《下げの日(その月で一番安かった日)》

    1月8日(火)
    2月21日(木)
    3月16日(土)
    4月9日(火)、20日(土)
    5月15日(水)
    6月6日(木)
    7月22日(月)
    8月6日(火)
    9月4日(水)
    10月8日(火)
    11月7日(木)
    12月5日(木)

    《天赦日》

    1月27日(日)
    2月10日(日)
    4月11日(木)
    6月26日(水)
    9月8日(日)
    11月7日(木)
    23日(土)。

    (櫻井)

     


    日経ジャスダック平均株価は続落した。午前終値は前日比30円71銭安の3564円08銭だった。

    中国通信機器大手ファーウェイのCFO(最高財務責任者)が、米国の要請によりカナダで逮捕されたと報じられた。米中貿易問題への波及が警戒され、投資家のリスク回避姿勢が強まった。
    12月中旬以降の新規株式公開(IPO)ラッシュを前にIPO銘柄への投資資金を捻出するための換金売りも増えた。
    ジャスダック市場の売買代金は概算370億円、売買高は5372万株だった。
    値上がり銘柄数は125、値下がり銘柄数は462となった。
     
     個別ではnms ホールディングス、シイエム・シイ、シベール、東北新社、夢真ホールディングスなど36銘柄が年初来安値を更新。夢の街創造委員会、プラザクリエイト本社、セリア、ケア21、地域新聞社が売られた。
     
    一方、イメージ情報開発、前田製作所がストップ高。秋川牧園、フジタコーポレーションは一時ストップ高と値を飛ばした。ジェイテック、トシン・グループ、ホロンなど4銘柄は年初来高値を更新。細谷火工、タカギセイコー、石垣食品、ガーラ、大村紙業が買われた。

     

    東証マザーズ指数も続落し、午前終値は29.82ポイント安の982.20と取引時間中としては連日で節目の1000を下回った。増資を発表したマネフォなど時価総額の大きい主力株の下げが目立った。

    中国通信機器大手ファーウェイのCFO(最高財務責任者)が、米国の要請によりカナダで逮捕されたと報じられた。米中貿易問題への波及が警戒され、時間外取引で米株価指数先物が下落した動きを受け、売りが先行した。
    また、北朝鮮が北部山岳地帯にある米本土を核攻撃可能な長距離弾道ミサイル基地を大幅に拡張している可能性を米メディアが報じたことで、地政学リスクも買い手控えムードを助長した。
    値上がり銘柄数は43、値下がり銘柄数は213となった。
     
    個別では、ユナイテッド、夢展望、G-FACTORY、リーガル不動産、霞ヶ関キャピタルなど11銘柄が年初来安値を更新。マネーフォワード、駅探、シリコンスタジオ、エンカレッジ・テクノロジ、エヌ・ピー・シーが売られた。
     
    一方、フルッタフルッタがストップ高。アクアラインは一時ストップ高と値を飛ばした。オイシックス・ラ・大地、農業総合研究所、オークファン、CRI・ミドルウェアなど5銘柄は年初来高値を更新。HEROZ、ギフト、Delta-Fly Pharma、JMC、エクストリームが買われた。

     

    6日午前の日経平均株価は続落した。午前の終値は前日比404円35銭安の2万1514円98銭だった。取引時間中として2週間ぶりの安値を付けた。
    東証株価指数(TOPIX)も26.52ポイント安の1613.97と続落した。
     
    取引開始前に、カナダ当局が米国の要請に応じ中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の副会長を逮捕したとのニュースが伝わった。米中通商協議の新たな火種になるとの警戒感から、米国株先物が急落した。これにつれて日経225先物が下落し、現物株も売りが優勢となった。上海株式が続落したことも安値圏での動きを強いられた。
     
    TDKなど電子部品株を中心に海外ヘッジファンドなど短期スタンスの投資家の売りが増え、相場を下押しした。
     
    市場関係者は「中国の主力スマホメーカーの幹部が逮捕されたという衝撃は大きい」と指摘。そのうえで「中国ハイテク産業をけん制しようとする米国中心の包囲網が、カナダ以外にも広がるとの懸念も投資家心理を冷やしている」とみていた。
     
    東証1部の出来高は6億4845万株、売買代金は1兆1024億円。騰落銘柄数は値上がり235銘柄、値下がり1815銘柄、変わらず69銘柄だった。

     
     
    業種別株価指数(33業種)は、電気機器、医薬品、精密機器を中心に全業種が下落した。
     
    個別では、東エレクや信越化、SUMCOなどの半導体株が下げ幅を広げている。ソフトバンクやファストリといった値がさ株が安い。村田製、任天堂、ソニーも軟調。三菱UFJ、みずほFGがさえない。コマツが値を下げた。
     
    一方、トヨタがしっかり。ユニファミマやイオンが上昇。塩野義やヤマトHDも高い。
     
     
    東証2部株価指数は前日比48.04ポイント安の7019.79ポイントと3日続落した。出来高5501万株。値上がり銘柄数は87、値下がり銘柄数は305となった。
     
    個別では、ボーソー油脂、アスモ、リミックスポイント、スーパーバッグ、川岸工業など17銘柄が年初来安値を更新。チャーム・ケア・コーポレーション、キクカワエンタープライズ、ビットワングループ、FUJIKOH、ファーマフーズが売られた。
     
    一方、ダイベア、NCS&Aが年初来高値を更新。アピックヤマダ、やまみ、ヨネックス、大盛工業、MRKホールディングスが買われた。

     


    【寄り付き概況】


    6日の日経平均株価は、前日比152円83銭安の2万1766円50銭と3日続落してスタート。中国通信機器大手ファーウェイのCFO(最高財務責任者)が、米国の要請によりカナダで逮捕されたと報じられた。米中貿易問題への波及が警戒され、時間外取引で米株価指数先物が下落した動きを受け、売りが先行したようだ。
     
    前日まで2日間で日経平均は650円あまり下落しており、目先値ごろ感が生じている。前日は米国株市場が休場のため手掛かり材料に事欠くが、欧州株市場は総じて軟調な値動きとなった。外国為替市場では1ドル=113円近辺の推移と円安水準にあり、これは支援材料となる。ただ、米中貿易摩擦問題などが引き続き意識されるなか、米景気先行きに対する不透明感もあって、積極的な買いも見込みにくい。目先は下値模索が続く展開。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種中、鉱業、石油、輸送用機器を除き安い。値下がりで目立つのは金属製品、医薬品、鉄鋼など。
     
    個別では、武田が値を下げている。東エレク、村田製がさえず、ソニーは小幅安。SUMCO、SMC、コマツ、長谷川香が売られている。ソフトバンクGが安い。三菱UFJは弱含み。半面、トヨタが堅調。東海カは強含み。大日住薬がしっかり。ホシザキが上伸。
     
    225先物は、ソジェン・HSBC・GS・野村・パリバ・大和が買い越し。
    クレディ・UBS・アムロ・みずほ・ドイツ・JPが売り越し。
    TOPIX先物はパリバ・UBS・バークレイズ・ソジェン・HSBC・JPが買い越し。
    野村・GS・モルスタ・ナティクス・ドイツ・みずほ・アムロが売り越し。
     
    テクニカル的にはスターティア(3393)、アサヒ(5857)、サックスバー(9990)が動兆。
     

    「しらけるか同調するか」
     
    NY市場はブッシュ元大統領追悼で休場。
    地区連銀経済報告(ベージュブック)は「関税措置に関連した物価の上昇はより広範に拡大。
    全体としては全国の大部分の地域でインフレは控えめなペースで上昇した」で着地。
    ドル円は113円台前半での推移。
    シカゴ225先物終値は大証日中比15円高の21895円。
    欧州市場は続落。
     
    前日のNYダウは799ドル安。
    しかし日経平均は寄り付き281円安で一時60円安くらいまで戻って116円安と意外な下げ渋り。
    「長短逆転(逆イールド)がキーワード」との見方もあり債券市場の動向が影を落とした。
    しかし「5日の米国株式市場がブッシュ元大統領葬儀のため休場。
    ポジション整理の売りが出て下げた」という観測も有力だ。「日本株は割安。
    バリュー重視の流れとなれば、かえって見直されるかも」の見方にしらけるか同調するか。
    この方向性で未来は変化する格好だ。
    連日の3ケタ下落。
    25日線は超えられず、22000円にも届かず。
    「戻りの甘さもうかがえる」という格好だ。
    とはいえ日経平均の日足は陽線。
    値上がり590銘柄、値下がり1469銘柄。
    新高値8銘柄、新安値114銘柄。
    騰落レシオは107.28まで低下。
    結局25日線とボリンジャーのマイナス1σでの動きだった。
    その25日線からは0.3%、200日線からは1.8%のマイナスかい離。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲8.243%。
    買い方▲12.381%。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲4.26%。
    買い方▲17.51%。
    Quick調査の11月30日時点の信用評価損率は▲10.57%と2週連続の改善。
    裁定買い残は1071億円増の1兆1680億円。
    3週ぶりの増加となった。
    裁定売り残は228億円減の5718億円。
    こちらは3週ぶりの減少。
    空売り比率は46.5%と3日連続の40%超。
    空売り規制なし銘柄の比率は7.5%とほぼ限界値。
    日経平均採用銘柄のPERは12.28倍でEPSは1784円。
    シカゴ225先物終値は大証日中比15円高の21895円。
    気学では「弱日柄にして転機をつくることあり」。
    金曜は「強調をみせても飛びつき買いを警戒し売り狙え」。
     
     
     
    ◇━━━ カタリスト━━━◇
     
    ヤマシンF(6240)・・・動兆
     
    ヤマシンフィルタに注目する。
    同社は建機のフィルタメーカーで建設機械向けで世界トップシェア。
    このほか、各種機械、船舶、鉄道、航空機など向けの産業用フィルタもフィールド。
    今後、自動車、アパレル、建材、バイオなど新分野にも挑戦する方向だ。
    業績は好調。
    今3月期連結の利益は情報修正。
    従来予想も最高利益更新見通しだった。
    リバウンド継続期待。


    (兜町カタリスト櫻井)

     

    [概況]

    東京時間に当日安値112.635円まで下げたドルは株価の下げ幅縮小と共に買い戻されて113円台に乗せ、其の後は113円を挟んで揉み合いが続いた。欧州株式市場が売られて始まるとドルは再び113円を割れたが、米国が休日で商いの薄い中をドルは上昇し、再び113円を回復したあとも堅調に推移した。
     
    そしてNY市場引け間際に当日高値113.250円まで上昇し、最後も前日比+42銭高の113.190円と113円台に乗せて引けた。ユーロ(+48.5銭)やポンド(+71銭)、トルコリラ(+32銭)、南アランド(+3.5銭)も買われる一方、豪ドル(-48.5銭)やNZドル(-9銭)は値下がりし、政策金利を据え置いたカナダは今後の利上げについて慎重姿勢を示した為にカナダドルも値下がり(-27銭)して引けるなど、主要通貨はマチマチな動きとなった。
     
    米国が休日で株式、債券市場が休場となり、商いの少ない中でドルは113円を回復し、下値では買われ易い事が示された。ドルは上値が重い状況だが下値も堅く、しばらくはこの様な揉み合い継続か。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

     

    6日の東京株式市場は、堅調な展開か。
    日経平均株価の予想レンジは、2万1800円-2万2100円。
    5日の米国株市場は、ブッシュ(父)元大統領の国民追悼日で休場。
    昨日の日経平均株価は、朝安後に下げ渋る動きをみせ、日足チャート上では陽線を形成した。手掛かり材料には乏しいなか、下値にはリバウンド狙いの買いも控えているとみられる。25日移動平均線(5日時点で2万1991円)やフシ目の2万2000円などが意識されそう。
    一方、オーストリアのウィーンでOPEC(石油輸出国機構)総会が開催されることから、どのような先行き見通しを示すか確認したいとして、上値も追いづらく模様眺めムードが広がる可能性もある。

    日経平均がこう着ながらも底堅さが意識されるようだと、引き続き個人主体による中小型株物色が活発になるだろう。

    為替相場は、ドル・円が1ドル=113円台の前半(5日終値は113円08-09銭)、ユーロ・円が1ユーロ=128円台の前半(同128円12-16銭)と小動き。
     
    大阪取引所のナイトセッションは、5日終値比20円高の2万1900円だった。
     
     
    【好材料銘柄】
     
    ■ツクイ <2398>
    11月の介護サービス利用者は前年同月比3.6%増の6万2579人。
     
    ■ディー・エヌ・エー <2432>
    次世代タクシー配車アプリ「MOV」のサービス開始に伴い、新たな移動体験を実現する取り組み「PROJECT MOV」を始動。第一弾として乗客の利用料金が無料となる「0円タクシー」の走行を開始。
     
    ■ジンズ<3046>
    11月既存店売上高は前年同月比3.8%増と11ヵ月連続で前年実績を上回った。
     
    ■薬王堂<3385>
    11月既存店売上高は前年同月比1.5%増と増収基調が続いた。
     
    ■日本エンタープライズ<4829>
    子会社の会津ラボが福島県浪江町で初の自動走行の公道実証試験を開始。
     
    ■豊田通商<8015>
    豪州で準天頂衛星システムを活用した自動運転車の実証実験を開始。
     
    ■オンキヨー<6628>
    FEAT SPORTS社が提供する「スポ食サポートプログラム」に、AI搭載の食事トレーニングアプリ「food coach」が採用。
     
    ■日本管財<9728>
    兵庫県芦屋市公共施設の包括管理業務を受託。
     
    ■トランスジェニック<2342>
    関連会社である医化学創薬がWaters社製の高性能な分析機器を導入し、新たな分析サービスを開始する。
     
    ■ゼネラル・オイスター<3224>
    11月既存店売上高は前年同月比1.1%増と7ヵ月ぶりに前年実績を上回った。
     
    ■ギフト <9279>
    11月既存店売上高は前年同月比1.3%増。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
    【国内】
    6(木)
    《決算発表》
    トップカルチャ、スバル興
     
    【海外】
    米11月ADP雇用統計(22:15)
    米10月貿易収支(22:30)
    米11月ISM非製造業景気指数(12/7 0:00)
    米10月製造業受注(12/7 0:00)
    石油輸出国機構(OPEC)総会
    《米決算発表》
    クローガー、ブロードコム
     

    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

     

    [株価材料]
     
    ■日空調<1952>
    RPA導入で生産性向上図る
     
    ■日立<6501>
    3D画像で鉄道保守する技術開発
     
    ■正興電機<6653>
    高圧盤製造ラインを増改築し開発体制刷新
     
    ■三井物<8031>
    小売店顧客の購買分析サービス開始
     
    ■NTT<9432>
    暗号のままデータ解析する技術開発


     



    米国株式相場は、ジョージ・H・W・ブッシュ元大統領の死去を受け、「国民追悼の日」として休場。


     

    【シカゴ日本株先物概況】


    シカゴ日経平均先物 米国市場はブッシュ元大統領追悼日で休場.









    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 6921.84(-100.92)
    FTSE100種総合株価指数は続落した。前日4日の終値に比べ100.92ポイント安の6921.84と、3月下旬以来の安値水準で引けた。
    米長期金利が低下したことで景気後退観測が浮上、地合いが悪化した。
    英株も終日売りが優勢だった。また欧州連合(EU)離脱協議案をめぐり、英議会が混迷していることも投資家心理を悪化させた。景気敏感株を中心に売りが広がり、構成銘柄の約7割が下落した。
     
    個別銘柄では、建機レンタルのアシュテッド・グループが5.8%安。収益の多くを米国に頼っていることから業績の先行きを警戒した売りが出た。金属相場の下落を受けて主力の鉱業株が全面安となった。石油株も売られた。エネルギー関連サービスのウッド・グループの下げが目立った。米長期金利の先安観やEU離脱の先行き不透明感から金融株も売りに押された。投資会社のメルローズ・インダストリーズや金融サービスのハーグリーブス・ランズダウンが大幅に下落した。
     
    半面、下落基調が続いていた住宅建設株が買われた。
    住宅建設大手パーシモンは7.1%高、不動産大手バークレー・グループは6.0%高、住宅大手バラット・デベロップメンツは5.1%高と好調だった。
    景気動向に左右されにくいとされるディフェンシブ銘柄の公益株も堅調だった。
    医薬品株が売られるなか、シャイアーは3%高で引けた。5日に武田薬品工業とシャイアーがそれぞれ開いた臨時株主総会で買収案が承認され、武田によるシャイアーの買収が正式に固まったことを好感した買いが入った
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 11200.24(-135.08)
    ドイツ株式指数(DAX)は大幅続落。終値は前日4日と比べて135.08ポイント安の11200.24だった。
    米景気の減速懸念を背景に欧州の主要株式相場は軒並み下落した。もっとも米市場が休場で、取引は低調だった。
     
    個別銘柄では、米中の通商問題による影響がふたたび意識され、半導体のインフィニオンテクノロジーズや自動車株が下落した。アリアンツなど保険株も売られた。
    一方で医薬・農薬大手のバイエルが高くなった。電力株も上昇した。
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 4944.37(-68.29)
    フランスの株価指数CAC40は、前日比で1%以上、下落した。
     
     

12月06日 毎日コラム
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