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【市況一覧】
日経平均株価
38,079.70 +117.90 04/18
TOPIX
2,677.45 +14.30 04/18
マザーズ
659.87 +9.75 04/18
NYダウ平均
37,753.31 -45.66 04/18
ナスダック総合
15,683.37 -181.88 04/18



    11月30日のNYダウ工業株30種平均は前日比199ドル62セント高の2万5538ドル46セントと反発で終えた。
     
    アルゼンチンのブエノスアイレスではこの日、20カ国・地域(G20)首脳会議が開幕。貿易摩擦が激化している米国と中国は、同会議に合わせて翌12月1日に首脳会談を開く予定で、協議の先行きに警戒感が広がる中、序盤のダウは小幅安で推移した。
     
    午後には米中貿易交渉に関して中国政府の関係者が意見の相違はなお残っているものの、「一致する点が着実に増している」と語ったと伝わったのも協議進展への期待を誘った。中国での販売比率が高いキャタピラーや中国製品の取り扱いが多いホーム・センターのホーム・デポなどに買いが広がった。
     
    11月28日のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演や前日公表の11月米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受け、米利上げが想定よりも早く打ち止めになるとの観測が強まっている。追加利上げ観測が後退していることも相場を押し上げた。
     
    ただ、トランプ大統領は交渉で妥協しない姿勢を示してきた。協議が決裂した場合には米政府が中国からの輸入品2000億ドルへの関税を来年1月から25%に引き上げ、残りの2670億ドルの中国製品にも追加関税を導入する可能性が高まる。世界経済や米企業業績への打撃となり、投資家のリスク回避姿勢が強まるとの警戒感が意識された。
     
    市場関係者からは「(首脳会談で)前向きな話が出れば買い材料だが、この数日で出てきた手掛かりは既に前向きなものが多かったので、ハードルは上がっている」との声が聞かれた。
     
    セクター別では、半導体・半導体製造装置や運輸が上昇する一方で消費者・サービスやエネルギーが下落した。
     
    ナスダック総合株価指数は、同57.455ポイント高の7330.537で終えた。米長期金利の低下基調などを受けて、アルファベット(グーグル)やアマゾン・ドット・コム、フェイスブックなど主要ハイテク株の一角が買われた。
     
    個別では、クラウドアプリケーションを手掛けるワークデイ(WDAY)は、決算内容が予想を上振れ、大幅上昇した。
    一方で、複合企業のゼネラル・エレクトリック(GE)は、ドイツ銀行が目標株価を引き下げたほか、JPモルガンはキャッシュフローの伸びが予想を下振れるとの見解を示し、下落。高級ホテルのマリオット・インターナショナル(MAR)は、傘下スターウッドがハッキングにより約5億人の個人情報が漏洩し、軟調推移。投資銀行のゴールドマンサックス(GS)は、マレーシア政府系投資会社である1MDPを巡る巨額不正事件で、FRB(米連邦準備制度理事会)が調査を強化すると報じられ、売られた。
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    25,538.46+199.62
    S&P500種
    2,760.16+22.40
    ナスダック
    7,330.537+57.455
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,230.40+0.60   
    NY原油(ドル/バレル)
    50.72−0.73
    円・ドル
    113.55 - 113.56+0.31
     

    【シカゴ日本株先物概況】

    シカゴ日経平均先物は反発した。
    12月物は前日比130円高の2万2420円とこの日の高値で終え、大阪取引所の終値を70円上回った。12月1日に予定する米中首脳会談で貿易交渉が進展するとの期待から、米株式とともに買われた。
    市場には交渉が合意に至らなくても米国による1月の対中関税引き上げは延期されるとの期待も広がっている。

    12月物の安値は2万2235円だった。




    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100種総合株価指数は、米中首脳会議を控えた様子見ムードの中を反落し、FT100種平均株価指数は前日比58.71ポイント安の6980.24と、1週間ぶりに7000の大台を割り込んで終了した。
    この日のFT指数は、序盤であっさり7000を割り込んだ。その後、同水準でのもみ合いがしばらく続き、引けにかけて下げ幅を拡大した。
    総合ヘルスケアのNMCヘルスと旅行のTUIに売り圧力が強まったことも指数の重荷になった。中国関連株を中心に構成銘柄の約9割が下落した。
     
    個別銘柄では、銀行株をはじめ金融株とIT関連株にも売りが広がった。高級ファッションのバーバリー・グループも下げた。アラブ首長国連邦(UAE)アブダビの民間医療サービス最大手NMCヘルスケアが6.9%安。旅行代理店大手トゥイは6.6%安と売りが加速し、指数の下げを主導した。
     
    半面、医薬品のグラクソ・スミスクラインとシャイアーが大幅上昇した。ガス供給・販売のセントリカは1.2%高と高くなった。


    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    ドイツ株式指数(DAX)は小幅ながら4日続落した。終値は前日29日と比べて40.99ポイント安の11257.24だった。
    米株式相場が下落して始まったことに伴い、一時90ポイント程度下がる場面があった。
     
    個別では、前日に引き続きドイツ銀行が安く引けた。中国の経済指標が低調だったことを背景に、同国の景気動向の影響を受けやすい自動車株が軒並み下落した。
    一方で工業用ガスのリンデが大幅に上昇した。電力株は堅調だった。


    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40(仏)5,003.92 -2.33          



     

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