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12月01日 マーケットコメント

12月02日 マーケットコメント

12月03日 マーケットコメント

12月04日 マーケットコメント


    [概況]

    5日、東京外国為替市場の米ドル円は一時113.130円まで反発する展開となった。

    米国債の長短金利の逆転(逆イールド)などが発生し、米景気減速などが懸念されるなか、米ドル円は一時112.635円まで下落した。

    しかし、その後は反発しており、米ドル円は113円台前半付近で推移。

    この後、米国時間ではジョージ・H・W・ブッシュ元大統領の死去に伴う国民追悼の日とされたことから、一部の米国市場は休場となっており、取引参加者は限定的となる可能性が考えられる。

    テクニカル的には米ドル円は一目均衡表の雲上限(112.674)付近で下げ止まっており、引き続きサポートとなる可能性が考えられそうだ。

    [提供:カネツFX証券株式会社]

    【大引け概況】
    日経平均株価は前日比116円72銭安の2万1919円33銭、東証株価指数(TOPIX)は8.71ポイント安の1640.49と、ともに続落。
    本日のマーケット動画

    時間:00:01:42 容量:15.22M

    過去のマーケット動画はこちら
     
    米国景気の減速不安が広がり、投資家心理の重しになった。ただ、値頃感などから買いも入り、下げ幅は広がらなかった。
     
    米債券市場で期間が長めの金利が短めの金利を下回る「長短逆転(逆イールド)」が発生し、米景気拡大局面の終わりが近づいているとの見方が広がった。内外の金利低下で運用環境が悪化するとの見方から三菱UFJと三井住友FG、みずほFGの3メガバンク株はそろって年初来安値を更新した。
     
    日経平均は前日に500円超下落していたため、朝方の下げが一服すると下値が堅くなった。電力や食品など景気動向に業績が左右されにくいディフェンシブ株に買いが入った。
     
    JPX日経インデックス400は続落した。終値は前日比72.34ポイント安の1万4505.09だった。東証株価指数(TOPIX)も続落し、8.71ポイント安の1640.49で終えた。
     
    東証1部の売買代金は概算で2兆5094億円。売買高は14億6316万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1469と全体の約7割を占めた。値上がりは590、変わらずは60だった。
     
    業種別株価指数(33業種)は、石油・石炭製品、証券・商品先物取引業、保険業、機械などが下落。食料品、水産・農林業などが上昇。
     
    個別では、ファナックや東エレク、TDKが安く、ユニファミマと資生堂も下げた。経営統合が決まったアルプスとアルパインはともに下落した。
    一方、ファストリとソフトバンクが上昇。アサヒやエーザイ、協和キリンも高かった。アイルランド製薬大手シャイアーの買収が臨時株主総会で承認された武田は上昇して終えた。
     
    東証2部株価指数は前日比42.71ポイント安の7067.83ポイントと続落。
    出来高1億1226万株。値上がり銘柄数は136、値下がり銘柄数は283となった。
     
    個別では、ファナック、キーエンスが軟調、日本電産も値を下げた。ユニー・ファミリーマートホールディングス、資生堂も安い。コメ兵、スガイ化学工業、川岸工業、中西製作所、ヒラノテクシードなど14銘柄が年初来安値を更新。MCJ、ダイヤモンドエレクトリックホールディングス、SECカーボン、キョウデン、指月電機製作所が売られた。
     
    一方、売買代金トップとなった武田薬品工業がプラスで引け、任天堂、ファーストリテイリングも堅調、大和自動車交通がストップ高。エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート、サンセイ、アルメディオ、NCS&A、やまみが買われた。アダストリア大幅高、スシローグローバルホールディングス、アトラも物色人気となった。
     

    日経ジャスダック平均株価は小幅に続落した。終値は前日比11円49銭安の3594円79銭だった。世界景気の減速懸念が個人投資家などの投資心理の重荷となり、運用リスクを回避する売りが優勢となった。
    もっとも朝方の売り一巡後は、主力の内需株の一部に値ごろ感を意識した買いが入り、下げ幅を縮めた。
    直近上昇した反動で前日に続き利益確定売りが優勢となり、マイナス圏での値動きに終始した。
    最近新規上場した銘柄の商いが盛り上がっていないため、市場では「個人の投資意欲は上向いていない」との声があった。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で526億円、売買高は7747万株だった。値上がり銘柄数は218、値下がり銘柄数は396となった。
     
    個別では細田工務店、シイエム・シイ、シベール、東北新社、ケアサービスなど25銘柄が年初来安値を更新。地域新聞社、ゼネラルパッカー、イメージ情報開発、HAPiNS、フクダ電子が売られた。
     
    一方、秋川牧園、タカギセイコー、デ・ウエスタン・セラピテクス研究所、前田製作所、ソフィアホールディングスなど6銘柄がストップ高。サン電子は一時ストップ高と値を飛ばした。博展、トシン・グループ、三協フロンテア、ディーエムエスなど5銘柄は年初来高値を更新。プラザクリエイト本社、ケア21、シンポ、エムティジェネックス、ヒューマンホールディングスが買われた。


    東証マザーズ指数は前日比4.79ポイント安の1012.02ポイントと続落。
    米国株安を受けて東京株式市場が軟調な推移となり、新興市場も連動した動きとなった。
    朝方の売り一巡後は下げ幅を縮め、小幅なもみ合いに落ち着いた。小口の売り注文に押されながらも押し目買いが入り、相場が支えられた。
    上昇率が2桁で急伸する銘柄も見られ、ある市場関係者は、「材料は特にないが値動きありきで資金が集まっている銘柄が目立つ」と話していた。値上がり銘柄数は97、値下がり銘柄数は153となった。
     
    個別では、ユナイテッド、夢展望、G−FACTORY、霞ヶ関キャピタル、ACCESSなど6銘柄が年初来安値を更新。シェアリングテクノロジー、リファインバース、メドレックス、イトクロ、アクトコールが売られた。
     
    一方、GA technologies、アズーム、アクアライン、GameWithが一時ストップ高と値を飛ばした。オークファンは年初来高値を更新。ログリー、アルファポリス、CRGホールディングス、CRI・ミドルウェア、トレンダーズが買われた。
     

    【後場寄り付き概況】

    後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比107円91銭安の2万1928円14銭で始まった。
    東証株価指数(TOPIX)は、6.19ポイント安の1643.01で始まった。
    米株安を嫌気した前場の流れを引き継ぎ、後場は日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに下落している。銀行など金融関連株の売りが厚い。
     
    外国為替市場では、1ドル=112円90銭台の推移。アジアの主要株式市場は総じて軟調。
     
    2万2000円を下回る水準では押し目買いが入り下げ渋っている。やはり「PER12倍」レベルが下値のサポートとして意識されているようだ。ただ、目先は米長期金利や米国株の動向睨みで、金融市場は神経質な展開となりそうだ。日経平均は2万2000円を挟んだ攻防が想定される。
     
    5日はブッシュ元大統領の追悼の日として米金融市場が休場となるため、積極的な売買は手控えられやすいところ。しかし、このところ海外投資家の売りに振らされる場面が再び目立つため、本日の後場もこうした動きに警戒する必要はあるだろう
     
    個別では、三菱UFJ、三井住友が売りに押され、みずほFGは小安く、東京海上、第一生命も下落。キーエンス、ファナックが甘く、SUMCOは軟調。武田は値を消している。
     
    半面、ソフトバンクGがにぎわい、ファーストリテ、任天堂が買われ、村田製、ソニーも上げ、トヨタは堅調。三菱商、伊藤忠が高く、東電力も値上がりしている。
     
    ランチバスケットは27件、442.35億円、10億売り越し。

     

    「ESGはお題目」
     

    火曜の日経朝刊「スクランブル」の見出しは「ESG投資、変調の兆し」。
    2016年以降ESGに率先して取り組んできたカルパース(カリフォルニア州職員退職者年金基金」。
    運用資産39兆円。
    日本への投資残高は約1兆円。
    トヨタに気候変動対策を要請したのは昨年だった。
    ところが来年1月ESG投資を手動してきた理事が退任。
    後任はESG反対派が就任するという。
    役員選挙で台頭したのは「ESGは加入者に恩恵をもたらしていない。
    カルパースの投資収益がESGによって抑えられている。
    そして退職者の年金生活を脅かしている」。
    たばこや火力発電などの企業への投資の自粛よりも、求めるのは「投資リターン」ということ。
    ならば理念先行の投資よりもリターン重視のシナリオ。
    相場を理念で乗り切ろうなんて姑息な手段は学者の世界の話。
    実務家は当然「リターン重視」でなければならないのは自明の理だ。
    「ESGだから収益があがるのではない。
    ESGは企業継続の最低条件だ」。
    長年言い続けてきたことが実証されてきたような気がする。
    相場はお題目ではないのである。
    欲望に裏打ちされたマネーの鉄火場である以上、学者のような悠長さは敬遠されるべきだろう。
     
    《兜町ポエム》
     
    「恋人が銘柄(恋人がサンタクロース)」
     
    昔となりのおしゃれなお姉さんは
    クリスマスの日に私に言った
    いずれ時間が経てば相場が街にやってくる
    ちがうよそれは教科書だけの話
    そう言う私にウィンクして
    でもね投資家になればあなたもわかるそのうちに
    恋人が兜町
    本当は相場りーマンショック追い越して
    恋人が相場
    値の高い銘柄
    株の街から来た
     
    「真冬のマーケット」
     

    真冬のマーケットはまるでおばけの群れのようさ
    ネガティブな声しょって空へ濃いで行く
    一番ダメな銘柄に私は願をかける
    悩んでるこの頃抜け出す気持ちで
     
    次のいい波は真っ先につかまえてよ
    テーパリングもリスクオフも
    笑い話さそのうち
     
    瞳を凝らし見つればチャートは底を蹴った
    思わず微笑むと株価が上がるの
     
    次のいい波は必ずつかまえるよ
    塩漬けの山も消費増税も
    笑い話さそのうち
     
    ゆきずりの荒れた相場で材料を見つけたなら
    すぐ買ってそこには明日があるから
    私とマーケットはまるでおばけの群れのようさ
    Take Offの高鳴りを値動きに感じる


    (櫻井)

     

    5日午前の日経平均株価は続落し、午前の終値は前日比89円11銭安の2万1946円94銭だった。前日の米国株が下げた流れを引き継ぎ、売りが優勢となった。
     
    東京株式市場は全面安でスタート。米国の長短金利差縮小を受けて利ざやの減少懸念が出た銀行や保険など金融株が売り気配で始まったほか、機械など景気敏感セクターと位置付けられている業種の下げも目立った。
     
    ただ、日経平均は前日に500円超下落していたため、押し目買いが入りやすく、下げ幅は限られた。円が伸び悩むとともに、時間外取引での米株価指数先物の上昇や、朝安の中国・上海総合指数の下げ幅縮小などが支えとなった。
     
    市場関係者は、「米国では長短金利差の縮小により先行きの景気減速懸念が急速に強まっており、投資家の買い意欲は高まりにくい状況。米中貿易摩擦への警戒感も消えておらず、日経平均は後場もプラス圏に浮上するのは難しいのではないか」という。
     
    東証1部の出来高は7億7366万株、売買代金は1兆2753億円。騰落銘柄数は値上がり839銘柄、値下がり1206銘柄、変わらず74銘柄。
     
    業種別株価指数(33業種)は、保険業、石油・石炭製品、証券・商品先物取引業、銀行業などが下落。電気・ガス業、建設業などが上昇。
     
    個別では、日立建機や安川電といった中国関連株が軟調。ファナックが売られ、日本電産も軟調。資生堂と塩野義が下落した。アドテストと信越化が安く、ホンダとデンソーも下げた。三菱ガス化学が急落、長谷川香料、TOWAも大幅安。gumi、日本ゼオン、アインホールディングスも下落した。
     
    半面、任天堂、ファーストリテイリングとソフトバンクが堅調、村田製作所も頑強な値動き。武田と任天堂が上昇した。リクルートとNTTデータが高く、アトラが大幅高、アダストリアも急伸。川崎汽船も物色人気となった。アウトソーシング、ビックカメラなども買い優勢だった。
     
    東証2部株価指数は前日比35.88ポイント安の7074.66ポイントと続落した。
    出来高7269万株。値上がり銘柄数は127、値下がり銘柄数は266となった。
     
    個別では、コメ兵、スガイ化学工業、川岸工業、中西製作所、ヒラノテクシードなど13銘柄が年初来安値を更新。ダイヤモンドエレクトリックホールディングス、新内外綿、MCJ、ぷらっとホーム、青山財産ネットワークスが売られた。
     
    一方、大和自動車交通がストップ高。エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート、やまみ、サンセイ、プレミアグループ、大興電子通信が買われた。


     

    日経ジャスダック平均株価は続落。午前の終値は同8円09銭安の3598円19銭だった。前日の米国株急落や外国為替市場での円高を嫌気して、売り優勢で始まった。
    その後は下げ幅を縮小した。逆張りの個人による個別銘柄の選別物色の買いなどが入って下げ幅を縮めている。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で317億円、売買高は4936万株。
    値上がり銘柄数は199、値下がり銘柄数は382となった。
     
    個別では細田工務店、シイエム・シイ、シベール、東北新社、ケアサービスなど21銘柄が年初来安値を更新。地域新聞社、ゼネラルパッカー、ソレキア、アストマックス、ムトー精工が売られた。
     
    一方、秋川牧園、前田製作所がストップ高。サン電子、プラザクリエイト本社は一時ストップ高と値を飛ばした。博展、トシン・グループなど3銘柄は年初来高値を更新。デ・ウエスタン・セラピテクス研究所、シンポ、セキュアヴェイル、グリムス、日本テレホンが買われた。

     

    東証マザーズ指数は前日比1.18ポイント安の1015.63ポイントと続落。
    朝方に取引時間中としては11月30日以来、心理的な節目の1000を下回る場面があった。

    4日の米国市場ではNYダウが799ドル安と急落、ナスダック総合指数も4%近く下落し、円相場は1ドル=112円台へ上昇している。個人投資家のマインドも悪化が見込まれ、マザーズ市場にはネガティブに働いている。

    また、ブッシュ元米大統領の死去に伴い5日の米国市場は休場となるほか、週末7日には米11月雇用統計の発表を控え、積極的な売買は期待しにくいだろう。
    ただ、個人投資家の物色は東証1部の主力株から新興市場の一部銘柄にシフトしているとみられ、個別材料株の一角は引き続きにぎわう可能性もあるだろう。
     
    値上がり銘柄数は133、値下がり銘柄数は121となった。
     
    個別では、ユナイテッド、夢展望、G-FACTORY、霞ヶ関キャピタル、ACCESSなど6銘柄が年初来安値を更新。シェアリングテクノロジー、イトクロ、リファインバース、データホライゾン、サンバイオが売られた。
     
    一方、アズーム、アクアライン、GameWithが一時ストップ高と値を飛ばした。オークファンは年初来高値を更新。CRI・ミドルウェア、CRGホールディングス、トレンダーズ、アルファポリス、レアジョブが買われた。
     


    【寄り付き概況】

     5日の日経平均株価は、前日比280円88銭安の2万1755円17銭と続落してスタート
     
    前日のNYダウがほぼ800ドルの下げ、ナスダック総合指数も280ポイント強の下落と暴落しており、これを受けて東京市場でも主力株をはじめ広範囲に売りがかさむ展開となっている。米長期債に資金が流れ込み、米10年債利回りの急低下による長短金利差縮小が警戒されている。
    3年物と5年物利回りは逆イールド(長短逆転)に陥るなど、米景気に対する先行き懸念が取り沙汰され、米式市場はこれを嫌気する形で大きく水準を切り下げた。このリスクオフの流れが東京市場にも及んでいる。
     
    外国為替市場で1ドル=112円台後半まで円高が進んでいることも輸出セクター中心に逆風となっている。ただ、前日に日経平均は500円を超える下げをみせていることもあり、下に突っ込んだ後は押し目買いや買い戻しを誘い、下げ渋る場面も想定される。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種全面安で、値下がりで目立つのは不動産、建設、電力ガス、食料品、繊維など。
     
    個別では、トヨタ、ホンダなど自動車株や、ソニー、ファナック、東エレクが値を下げている。新日鉄住が小安く、JXTG、国際帝石、三井物が売られ、郵船は大幅続落。三井住友、三菱UFJの大手銀行株が売り気配で始まり、東京海上、ソフトバンクG、武田、任天堂も下落している。
     
    半面、ファーストリテが小高く、リクルートHDは小反発。住友鉱はしっかり。村田製は買われている。
     
    225先物は、UBS・アムロ・JP・GMO・クレディ・楽天が買い越し。
    野村・モルスタ・みずほ・ナティクス・ドイツ・ソジェン・SBI・GSが売り越し。
    TOPIX先物は大和・メリル・クレディ・JP・HSBCが買い越し。
    GS・みずほ・ドイツ・三菱・モルスタ・アムロが売り越し。
     
    テクニカル的には、ヤマウラ(1780)、トリケミ(4369)、リソー教育(4714)、山特鋼(5481)、日東精(75957)、カナデン(8081)、北恵(9872)が動兆。


     

    「翻弄」
     
    NY株式市場は急反落。
    主要3指数はいずれも3%超の大幅安となった。
    国債利回りの低下やイールドスプレッドの縮小などを警戒。
    貿易摩擦を巡る不安も再燃したとの解釈だ。
    FRBの利上げ見通しに関する当局者発言や、英国のEU離脱案を巡りメイ政権が逆風に直面していること。
    これらも見え始めた格好で悪材料視。
    S&P500は1日として約2カ月ぶりの大幅な下落率。
    小型株中心のラッセル2000は4.4%安と、約7年ぶりの大幅下落。
    ダウ輸送株指数は4.4%安と2016年6月以来の大幅下落。
    10年債利回りは2.91%台と9月半ば以来の水準に低下。
    10年債と2年債の利回り格差は過去10年余りで最も小幅な水準に縮小。
    2年債と3年債の利回りは5年債利回りを上回り、一部の年限で逆イールド(長短逆転)となった。
    「過去50年のリセッションの前にはいずれも2年債利回りが10年債利回りを下回る現象がみられた。
    市場では警戒感が強まった」との解釈だ。
    一方で「ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は金融市場のリスクが高まる可能性を注視する。
    一方、向こう1年程度の段階的な追加利上げが引き続き理にかなっている」と発言。
    金利低下局面ながら利上げ警戒感も漂うというチグハグな動きだ。
    18〜19日のFOMCでは利上げが実施されるとの見方。
    2019年の利上げについては2回の利上げが実施される確率は10%を割り込んだ。
    1カ月前の59%から低下。
    ドル円は112円台後半。
    円が安全資産としての側面から買われたとの解釈だ。
    トランプ大統領の行動と発言に翻弄されているように見える。
    しかし「実は金利と株価の綱引き。そして悪材料は欧州」という見方もある。
    VIX(恐怖)指数は、20.66と上昇。
    SKEW指数は一時117%水準でまだ落ち着いている。
     
     
    寄り付き41円安で前引け155円安。
    後場は下落幅を拡大し結局538円安。
    7日続伸の上昇幅1067円の半分の下落幅となった。
    「(1)7日続伸後の反動安、
    (2)日米首脳会談後の安堵感と警戒感、
    (3)12月月初の需給面での不安定さ、
    (4)来週はメジャーSQ、
    (5)ソフトバンク株購入資金作りの売り、
    (6)ヘッジファンド勢の売り仕掛けと背景はたくさんある」との見方。
    「通常なら何日かかけて行う調整を一日でやってしまった」という声も聞こえる。
    結論は残念ながら8日ぶりの反落。
    値上がり1215銘柄、値下がり1960銘柄。
    新高値24銘柄、新安値22銘柄。
    騰落レシオは118.26%まで低下。
    「後場から大崩れしており、欧州勢の売りが想定される」という見方もある。
    急落とはいえ22000円は下回らず。
    25日線(21972円)も割り込まなかった。
    「その意味ではスピード調整の一環」という声も聞こえる。
    NT倍率は13.36倍。
    25日線(21972円)からは0.3%のプラスかい離。
    200日線(22311円)からは1.2%のマイナスかい離。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲8.232%(前日▲10.827%)。
    買い方▲11.929%(前日▲10.072%)と再度売り方優勢。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲2.88%。
    買い方▲17.25%。
    空売り比率は46.0%と2日連続の40%超。
    40%割れはたった1日だけだった。
    11月30日時点の信用買い残は866億円減の2兆9105億円。
    同信用売残は423億円増の7954億円。
    日経HVは16.5。日経VIは18.89。
    日経平均採用銘柄のPERは12.34倍でEPSは1785円。
    シカゴ225先物終値は大証日中比460円安の21610円。
    高値22635円、安値21575円。
    また24ヶ月移動平均の21367円が視野に入ってきてしまった。
    勝手雲の上限は21809円、下限は21730円。
    12日に白くねじれているのが救いだ。
    昨日頭を抑えられたボリンジャーのプラス2σは22568円。
    プラス1σが22270円。
    逆にマイナス1σが21674円、マイナス2σは21376円。
    マイナス1σがサポートという格好だ。
    気学では「目先のポイントを作る注意日」。
    今夜のNY市場はパパブッシュ元大統領の追悼で休場。
    それを控えて東京市場の自主独立が求められよう。
     
     
    先週のケンミレのメルマガは、東証1部単純平均についての指摘。
    「日経平均では2017年2月の高値で見ました。
    しかし東証一部単純平均で見れば2015年6月の底値から見なければならないということ。
    2016年6月の底値で、個人投資家目線で見てみると2分の1押しを割り込んだ」。
    結論は「東証一部単純平均では2380円を抜けると一段高。
    これが目先の上値抵抗ライン。
    東証大型株指数では1520ポイントが上値抵抗ライン。
    中型株指数では1990ポイントが上値抵抗ライン。
    小型株指数では3233ポイントが上値抵抗ライン」。
    因みに・・・。
    昨日の東証一部単純平均は2355.04円。
    今年の大発会は2946.13円だった。
     
    結局はイベント後の逆回転。
    11月6日の米中間選挙。
    5日前の10月30日から投開票日まで日経平均は3.2%の上昇。
    ところが中間選挙の5日後には1.5%の下落。
    「材料出尽くし」となった。
    ブレグジットの2016年6月。
    英国国民投票までの5日で日経平均は5%超の上昇。
    投票5日後は4%下落。
    16年11月の米大統領選挙では1.5%の下落後トランプ政権誕生で2.9%上昇。
    今回は直前5日で3.3%の上昇。
    だから「目先は反動安」という解釈だ。
     
    市場関係者岡本さんのメールに相場の摂理が。

    アナリストは…
    下がれば 海外ヘッジの換金と記載する。
    買われると 海外投資家の買いと記載する。
    上がれば 買戻しで売り組の買戻し
    下がれば 利益確定売り
    ああああ
     
    証券マスコミは
    上がると景気回復期待で上げている。
    下がると景気後退懸念で下げている。
     
    12月は 毎年 餅つき相場です。
    方程式通り行かないのが12月。
    もう慣れています。
    「下がれば上がり上がれば下がります」。
     
    NYダウは799ドル安の25027ドル。
    NASDAQは283ポイント安の7158ポイント。
    S&P500は90ポイント安の2700ポイント。
    ダウ輸送株指数は476ポイント安の10374ポイント。
    SOX指数は4.98%下落。
    3市場の売買高は90億株と拡大。
    CME円建ては大証比460円安の21610円。
    ドル建ては大証比460ポイント安の21610ポイント。
    225先物大証夜間取引は日中比390円安の21680円。
    ドル円は112.77円。
    10年国債利回りは2.915%。
     
     
     
    《兜町ポエム》
     
    「マーケットのトナカイ」
     
    まっかな買い物の株式市場
    いつもみんなのお願いだらけ
    でもその年のクリスマスの日
    市場のみんなは言いました
    NYダウを越えるには
    アベノミクスが役に立つのさ
    いつも泣いてた投資家さんは
    今度こそはと喜びました
     
    ◇━━━ カタリスト━━━◇
     
    ETS(1789)・・・動兆
     
     
    ETS(1789)に注目する。
    同社は1922年創業の電気工事専門会社の山加電業から昨年「ETSホールディングス」に社名変更。
    送電線、内線工事が中核。
    独自技術であるスカイランスやタワーリフター工法を武器に調査設計から施工に至る一貫性のある工事に対応。
    鉄塔かさ上げ問題への対応などでの受注獲得。
    再生可能エネルギー事業や高圧変電所事業分野では特別高圧、急傾斜地などの高難度の工事。
    再生可能エネルギーでの発電所工事実績は17発電所で合計61.0Mwに達している。
    エネルギー価値創造のシステムインテグレータだ。
    新たな展開としては産業・商業施設向け省エネ対策の大規模の政府補助金対象事業がある。
    受注は拡大基調。
    開発途上国に対して広く電気工事事業を行い産業振興を進めているのも特色。
    業績は復調。


    (兜町カタリスト櫻井)

     

    [概況]

    日経平均株価の大幅下落にドルは値下がりし、欧州株式市場も下落して始まるとドルは113円も割り込んだ。
    其の後NY株式市場は反落して始まり、トランプ大統領やクドロー国家経済会議委員長の発言に米中貿易協議の成立に対する懐疑的な見方が浮上して株価は下げ幅を拡大し、株価下落と共にドル売りも進んだ。
     
    そしてNY市場終盤に当日安値112.570円まで下落したが、其の後は下げ止まり、最後は前日比-85銭の112.770円で引け、株価下落によるリスク回避の円買いに主要通貨は下落し、ユーロ(-1.035円)やポンド(-1.15円)、カナダドル(-1.05円)は1円以上も下落して引けた。
     
    この日は株価の大幅下落にリスク回避の円買いが進んだが、ドルは対ユーロや対ポンドでは買われた為に、株価の大幅下落ほどにはドルの下げは大きくならなかった。
     
    ドル安は揉み合いの範囲だと思うが、本日はブッシュ大統領死去による”国民追悼の日”で米国は休日となり、NY株式市場は休場となる事から様子見の方が無難ではないか。
     
     
    [提供:カネツFX証券株式会社]

     

    5日の東京株式市場は、大幅安か。
    日経平均株価の予想レンジは、2万1500円-2万1900円
    4日の米国株式が大幅反落した動きを受け、全面安からのスタートが想定される。日経平均はきのう大きく下げており、安く寄った後は下げ渋るとは考えるが、今晩の米国市場は追悼の日で休場、落ち着きどころを探る展開となるだろう。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=112円台の半ば(4日終値は113円12-13銭)、ユーロ・円が1ユーロ=127円台の後半(同128円72-76銭)と円高に振れていることから、輸出関連銘柄には重しとなりそう。
     
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、4日の大阪取引所終値比460円安の2万1610円。
     
     
    【好材料銘柄】
     
    ■伊藤忠商事 <8001>
    発行済み株式数(自社株を除く)の1.03%にあたる1600万株(金額で300億円)を上限に自社株買いを実施する。
    買い付け期間は12月5日から19年2月5日まで。うち750万株を12月5日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で取得する。
     
     
    ■トランスジェニック<2342>
    抗体を用いた実験における偽陽性の証明に貢献するネガティブコントロール抗体を販売開始。
     
     
    ■エービーシー・マート<2670>
    11月既存店売上高は前年同月比0.4%増と2ヵ月ぶりに前年実績を上回った。
     
     
    ■アダストリア <2685>
    11月既存店売上高は前年同月比3.6%増と4ヵ月連続で前年実績を上回った。
     
     
    ■ユーグレナ<2931>
    微細藻類ユーグレナ粉末やパラミロン粉末を継続摂取することで、非アルコール性脂肪性肝炎の肝臓における線維化抑制を示唆する研究結果を確認。
     
     
    ■イオンディライト<9787>
    発行済み株式数の5.48%にあたる297万株(金額で108億9693万円)を上限に自社株TOB(株式公開買い付け)を実施する。公開買い付け期間は12月5日から19年1月8日まで。買い付け価格は3669円。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
    【国内】
    5(水)
    《決算発表》
    日ビュホテル、アルチザ、楽天地
     
    【海外】
    米地区連銀経済報告(ベージュブック)
    《米決算発表》
    シノプシス、H&Rブロック
    休場:米(国民追悼の日)、タイ
     
    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

     

    [株価材料]
     
    ■eBASE<3835>
    ビッグデータ分析でベンチャー2社と協業
     
    ■JVCKW<6632>
    配車用情報システム実証をインドネシアで開始
     
    ■リオン<6823>
    制度の高さ訴求で計測機器事業拡大へ
     
    ■ヨロズ<7294>
    次世代プレス部品に対応し生産技術や開発部門再編
     
    ■アズワン<7476>
    物流施設で科学機器などの入出荷作業70%自動化
     
     

    4日の米株式相場は3営業日ぶりに反落し、NYダウ工業株30種平均は前日比799ドル36セント安の2万5027ドル07セントで終えた。下げ幅は10月10日以来、約2カ月ぶりの大きさだった。
     
    米中貿易戦争が「一時休戦」となった安心感から前日は大幅高となったが、この日は反動の利益確定売りが先行した。キャタピラーやボーイングなど中国事業の比率が高い銘柄が売り込まれた。トランプ米大統領が「私はタリフ・マン(関税が好きな男)だ」などとツイートし、貿易摩擦解消の向けた対中協議が不調に終われば、追加関税も辞さない構えを改めて示したことも、相場の重しとなった。
    中国への収益依存度の高い建機のキャタピラーや航空機のボーイングが売られ、2銘柄でダウ平均を180ドルあまり押し下げた。
     
    午後に入ると、前週末に3%を割り込んだ米10年債利回りが一段と低下。
    米債券市場で3日に3年債の利回りが5年債利回りを11年ぶりに上回り、2年債と10年債の利回り差も2007年7月以来の水準まで縮小した。期間の長い利回りが短い利回りを下回る「逆イールド」は1990年や2001年、07年の景気後退の前に起きており、景気拡大局面の終わりが近づいているとの観測を誘った。
     
    短期金利で資金を調達し、長期金利で貸し出す金融機関の利ざやが悪化するとの観測も誘った。ゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカなど金融株に売りが膨らんだ。業種別S&P株価指数の「金融」は4.4%安と11業種中で下落率が最大だった。
     
    アナリストが目標株価を引き下げた物流のUPSとフェデックスが大幅に下落した。空運や物流関連の主要銘柄で構成する「ダウ運輸株平均」は一時5%あまり下落した。ダウ運輸株平均は米国内外の景気の先行指標とみなされており、急落が投資家心理を冷やした。
     
    投資家心理を測る指標とされる米株の変動性指数(VIX)は前日比で26%上昇した。11月23日以来ほぼ1週間半ぶりに、不安心理が高まった状態とされる20を上回った。
     
    セクター別では公益事業を除いて全面安となり、特に半導体・半導体製造装置や銀行の下落が目立った。
     
    ナスダック総合株価指数は283.086ポイント安の7158.426で終えた。アナリストが投資判断と目標株価を引き下げたアップルが売られ、アマゾン・ドット・コムやアルファベット(グーグル)、ネットフリックスなどの主力株が軒並み大幅安となった。
     
     
    個別銘柄では、運輸・宅配のフェデックス(FDX)やユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)は、モルガン・スタンレーによる目標株価引き下げを受けて、ともに軟調推移した。ディスカウントストアのダラー・ゼネラル(DG)は、通期見通しを下方修正し下落。携帯端末のアップル(AAPL)はHSBCによる投資判断引き下げを受け売られた。
     
    一方で、自動車部品小売のオートゾーン(AZO)は、決算内容が好感され上昇した。
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    25,027.07−799.36
    S&P500種
    2,700.06−90.31
    ナスダック
    7,158.426−283.086
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,239.60+13.60
    NY原油(ドル/バレル)
    52.61−0.34
    円・ドル
    112.76 - 112.77−0.36


     

    【シカゴ日本株先物概況】

    シカゴ日経平均先物は大幅反落した。
    12月物は前日比1025円安の2万1610円と、4日の大取終値を460円下回った。米中貿易摩擦の先行きや、世界景気の減速に対する懸念が広がり、米株とともに売られた。
    円高も売り材料になり、12月物は一時2万1575円まで下げた。高値は2万2635円だった。
     
    シカゴ日経225先物12月限 (円建て)
    21610 ( -460 )
    シカゴ日経225先物12月限 (ドル建て)
    21610 ( -460 )
    ( )は大阪取引所終値比



    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7022.76(-39.65)
    FTSE100種総合株価指数は反落した。前日の終値に比べ39.65ポイント安の7022.76で引けた。
    朝高で始まったものの、その後は利益確定売りに押された。
    米中貿易交渉の具体的な進展に懐疑的な見方が広がり、欧州各国の株式相場が下落した。この流れが英国にも波及した。構成銘柄の約7割が下落した。
     
    個別銘柄では、ギャンブル事業のGVCホールディングスは6%超下落した。航空・防衛のBAEシステムズは、アナリストによる株価目標引き下げが響いて5%下がった。建設資材のファーガソンも大幅安。第1四半期は大幅増益となったものの、通期利益がアナリストの予想範囲内にとどまるとの見通しを示したことなどが嫌気された。梱包材メーカーのスマーフィット・カッパ・グループの値下がりも目立った。
     
    半面、原油高を受けて石油株は買われた。金相場が上昇したことから、関連のフレスニージョが3.7%高、ランドゴールド・リソーシズも3.1%高と上がった。通信のBTグループは、ゴールドマン・サックスが投資判断と株価目標をともに引き上げたことが好感され上昇した。新たな最高財務責任者(CFO)を指名したソフトウエア開発のセージ・グループの値上がりも目立った。
     
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 11335.32(-130.14)
    ドイツ株式指数(DAX)は反落した。終値は前日と比べて130.14ポイント安の11335.32だった。米中貿易交渉の具体的な進展に懐疑的な見方が広がり、欧州各国の株式相場が下落した。
     
    個別では、ドイツでは、航空のルフトハンザが6%超下落した。複数のアナリストが投資評価を引き下げたタイヤのコンチネンタルも大幅安となった。素材メーカーのコベストロの下げも目立った。
    半面、工業用ガスのリンデと日用品のバイヤースドルフは買われた。
     
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 5012.66(-41.32)


     

12月05日 毎日コラム
米中貿易摩擦が激化する影響
・・・続き

12月06日 マーケットコメント

12月07日 マーケットコメント



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