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【市況一覧】
日経平均株価
38,079.70 +117.90 04/18
TOPIX
2,677.45 +14.30 04/18
マザーズ
659.87 +9.75 04/18
NYダウ平均
37,753.31 -45.66 04/18
ナスダック総合
15,683.37 -181.88 04/18


12月01日 マーケットコメント

12月02日 マーケットコメント


     
    3日の日経平均は月が変わっても強い基調は崩れず7日続伸。
    終値は10月17日以来およそ1カ月半ぶりに75日線を上回った。
     
    2万2500円を飛び越えて2万2600円台からのスタートとなり、11/8の戻り高値2万2583円をあっさり上回った。
    一目均衡表では雲の下から中に入り込んでおり、週足では52週線(2万2452円、12/3時点、以下同じ)や26週線(2万2552円)を終値で上回った。
    戻り局面で抵抗となる可能性のあった水準の多くを上回っており、この先は節目をサポートに下げづらくなると期待できる。
    マザーズ指数も1000p台乗せからの一段高で、26週線を上回ってきた。
     
    4日の東京株式市場は、目先過熱感はあるものの強気相場の余韻で上値追い基調を継続する公算が大きい。
    売り材料は少ない。テクニカルの好転を追い風に、上値追いの展開が続くと予想する。
    ただ、騰落レシオ(25日移動平均)は東証1部、日経平均ベースともに過熱ゾーンとされる120%台に既に達しているが、そろそろ反転に身構える準備は必要かもしれない。
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(3日現在)
     
    23841.11  ボリンジャー:+2σ(26週)
    23478.93  ボリンジャー:+1σ(13週)
    23196.77  ボリンジャー:+1σ(26週)
    22951.55  ボリンジャー:+3σ(25日)
    22710.00  均衡表雲上限(日足)
    22710.00  均衡表基準線(週足)
    22617.41  13週移動平均線
    22613.40  ボリンジャー:+2σ(25日)
     
    22574.76  ★日経平均株価3日終値
     
    22568.28  75日移動平均線
    22552.43  26週移動平均線
    22337.84  均衡表雲下限(日足)
    22324.91  均衡表雲上限(週足)
    22306.69  200日移動平均線
    22280.66  均衡表転換線(週足)
    22275.25  ボリンジャー:+1σ(25日)
    22188.31  6日移動平均線
    21971.09  均衡表転換線(日足)
    21937.10  25日移動平均線
    21908.09  ボリンジャー:-1σ(26週)
     
    5日、25日、75日、200日の各移動平均線が上向いており、目先は上昇トレンドの継続が期待される。一目均衡表では、雲下で推移してきた日々線が雲中に復帰して引け、弱気局面からの脱出を示した。基準線と転換線が上向き、遅行線は株価との上方乖離幅を拡大して強気シグナルが鮮明になった。
    ボリンジャーバンドは10月2日以来約2カ月ぶりにザラ場高値が+2σを超過し、買い方主導の相場展開を印象づけた。RSI(9日)は77.29%に上昇。過熱圏の80%超を目指した上昇トレンドをキープした。
     

    [概況]

    3日、東京外国為替市場の米ドル円は、先週末に行われた米中首脳会談において、追加関税を一時的に見送ることで合意したことなどを受け一時113.830円まで上昇するも、その後は伸び悩み113円台半ば付近で推移している。
    この後は11月米ISM製造業景況指数(予想:58 前回:57.7)など米経済指標の発表が予定されている。
     
    テクニカル的には米ドル円は20日移動平均線(113.417円)付近を推移しており、下値サポートとなるか注目したい。仮に下抜けた場合は、55日移動平均線(113.032円)などが控えている。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

     

    【大引け概況】
    3日の日経平均株価は前週末比223円70銭高の2万2574円76銭と大幅に上昇した。
    本日のマーケット動画

    時間:00:01:10 容量:9.63M

    過去のマーケット動画はこちら
     
    1月下旬からの連騰を「7」に伸ばした。2000年以降、12月の月間上昇確率は66.7%と株高傾向が目立つ。心理的なフシ目となる2万2500円を回復し、10月22日(終値2万2614円82銭)以来ほぼ1カ半ぶりの高値水準となる。
     
    注目された米中首脳会談は、両国の関税引き上げ合戦の一時休戦で合意。交渉決裂といった最悪の事態が回避された。投資家の不安心理が和らぎ、日経平均は取引開始直後から戻りを試した。上げ幅を一時前週末比350円近くに広げる「歓迎相場」となった形だ。

    取引時間中は中国株や香港株などアジア株市場が軒並み高に買われたことも買い安心感を誘った。さらに、米株価指数先物が大きく買われたことも好感され、空売り筋の買い戻しを絡め上値を試す格好となった。
     
    その後、株価指数先物売りにいったん伸び悩んだが、下値は限定され、大引けにかけて2万2600円近辺で推移した。

     
    JPX日経インデックス400は7日続伸した。終値は前週末比186.97ポイント高の1万4933.55だった。東証株価指数(TOPIX)も7日続伸し、21.60ポイント高の1689.05で終えた。
     
    東証1部の売買代金は概算で2兆4306億円、売買高は13億4078万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1579、値下がりは472、変わらずは68銘柄だった。
    業種別株価指数(33業種)では、海運業、石油・石炭製品、鉱業、輸送用機器の上昇が目立った。下落は、空運業のみ。
     
    個別では、ソフトバンクやリクルートが買われた。トヨタ自、ソニー、資生堂、村田製が3%を超える上昇となり、TDKやダイキンも高い。任天堂、三菱UFJなど全般堅調。業績上方修正のトリケミカルがストップ高水準で取引を終えて東証1部上昇率トップ。米中摩擦激化が回避され、村田製などの米アップル関連銘柄や郵船などの景気敏感株を中心に上げが目立った。
    一方、ファストリが安い。キッコマンや中外薬、武田薬、塩野義も売られた。セブン&アイも軟調だった。
    NTTはさえない。前週末に年初来高値を更新したJR九州は一転して利益確定の売りが広がり、3%超下落した。また、ワタベなどが東証1部下落率上位に顔を出した。
     
    東証2部株価指数は前週末比75.32ポイント高の7180.56ポイントと反発。
    出来高7843万株。値上がり銘柄数は278、値下がり銘柄数は161となった。
     
    個別では、金下建設、FUJIKOH、京進、エスティック、キクカワエンタープライズなど8銘柄が年初来高値を更新。ダイヤモンドエレクトリックホールディングス、プレミアグループ、アドテック プラズマ テクノロジー、コンテックネットマーケティングが買われた。
     
     一方、スーパーバッグ、川口化学工業、森下仁丹、川金ホールディングス、ぷらっとホームなど9銘柄が年初来安値を更新。JFEシステムズ、NCS&A、やまみ、テクノマセマティカル、ショーエイコーポレーションが売られた。

    日経ジャスダック平均株価は7日続伸した。
    終値は前週末比40円18銭高い3616円49銭だった。
    注目された週末のG20にて米中両国の関税引き上げ合戦が一時休戦となったことから、投資家のリスク許容度が高まり、JASDAQ平均は前営業日比約0.4%高となる3594.06で寄り付き、終日上値追いの展開が続き、終値はこの日の高値となる3616.49(前日比1.1%高)で引けた。
    日経平均株価の上昇が新興株に対しても買い安心感につながり、時価総額が大きい銘柄や好材料が出た個別株など、幅広い銘柄に対し買いが広がった。
     
    市場では「前週からの相場上昇で個人投資家に資金余力が出てきたため、新興株にも買いを入れやすくなっている」との声もあった。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で679億円、売買高は1億1115万株だった。値上がり銘柄数は421(スタンダード399、グロース22)、値下がり銘柄数は202(スタンダード194、グロース8)、変わらずは55(スタンダード49、グロース6)。

     
    個別では、イメージ情報開発、タカギセイコー、プラザクリエイト本社、光製作所がストップ高。アイ・テックは一時ストップ高と値を飛ばした。秋川牧園、ウエストホールディングス、博展、ジェイテック、久世など11銘柄は年初来高値を更新。シンバイオ製薬、HAPiNS、グリムス、地域新聞社、ハーモニック・ドライブ・システムズがり買われた。
     
    一方、シベール、和弘食品、大森屋、フーマイスターエレクトロニクス、イワブチなど12銘柄が年初来安値を更新。キタック、ジェイホールディングス、KYCOMホールディングス、菊池製作所、ジェーソンが売られた。
     
     


    東証マザーズ指数は前週末比20.64ポイント高の1032.07ポイントと7日続伸。
    米中貿易摩擦への懸念後退などを背景に東証1部など日本株全体が大きく値を上げる中、マザーズ市場も買いが優勢となった。
    ただ、「米中会談が無難に終わること自体に大きな驚きはなかったようだ」との声も聞かれ、売買代金は膨らまなかった。また、前週に大きく値上がりしていた銘柄には、利益確定売りも見られた。
    値上がり銘柄数は172、値下がり銘柄数は83となった。
     
    個別では、はてな、キャリアがストップ高。オイシックス・ラ・大地、オークファン、イーソル、サンバイオ、イトクロなど6銘柄は年初来高値を更新。シリコンスタジオ、イーエムネットジャパン、JMC、アジャイルメディア・ネットワーク、ラクスルが買われた。
     
    一方、霞ヶ関キャピタル、ACCESSが年初来安値を更新。ロコンド、イオレ、アクトコール、WASHハウス、SKIYAKIが売られた。
     

    【後場寄り付き概況】

    3日後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比328円26銭高の2万2679円32銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、26.75ポイント高の1694.20で始まった。
    外国為替市場では、1ドル=113円60銭近辺の推移。アジアの主要株式市場は総じて堅調。
     
    日経平均は11月8日の直近戻り高値を突破してきている。
    一目均衡表では雲下限を突破し雲上限レベルを捉えてきている。
    雲上限は今後2万2700円処での横ばい推移が続くため、これをクリアし、2万2700円処を支持線に変えてくることが出来るようだと、テクニカル的にも年末高を意識した一段の上昇への見方が増えそうである。
    また、マザーズ指数は2%を超える上昇をみせている。外部環境に対する不安感が一先ず落ち着いたこともあり、個人主体の中小型株物色の流れも活発化しよう。
     
     
    個別では、トヨタが上伸し、マツダ、ソニー、キーエンス、ファナックが値を上げ、村田製、東海カは大幅高。任天堂、ソフトバンクGは堅調。JTが買われ、資生堂、リクルートHDは高い。三井不、三菱UFJは反発している。
    半面、住友大阪が緩み、太平洋セメはさえない。中外薬が売られ、武田は弱含み。キッコーマンが値を下げ、7&iHD、イオンは軟調となっている。
     
     
    ランチバスケットは9件、133.03億円、売り買いほぼ同金額。
     


    3日午前の日経平均株価は続伸した。午前の終値は前週末比314円91銭高の2万2665円97銭だった。
    日経平均株価は取引開始直後から戻りを試した。上げ幅を前週末比300円超に広げ、10月18日以来の水準を回復する場面もあった。海運や機械、自動車などの景気敏感株が買われた。
    上海株やシカゴ市場の米株価指数先物が上昇していることも投資家心理の支えとなった。ファナックや日立建機、安川電など中国関連銘柄が買われた。
     
    ただ、関税引き上げが先送りされただけで、米中貿易摩擦問題は解決したわけではない。市場関係者も、「今回の合意で世界経済が押し上げられることにはならない」と、冷めた受け止めだ。日経平均の上げは米中首脳会談に敬意を表した格好だが、一段の上値を追うほどの評価にはつながっていないようだ。
     
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続伸した。
     
    前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆1894億円、売買高は6億8744万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1636、値下がりは423、変わらずは59銘柄だった。
     
    業種別株価指数(33業種)は、海運業、非鉄金属、石油・石炭製品、鉄鋼を中心に全業種が上昇した。
     
     
    個別では、ソフトバンクグループ、キーエンス、ファナックなど一部の値がさ株に加え、リクルート、TDK、トヨタ自動車、ソニー、ルネサスなどが買われた。トリケミカル研究所がストップ高、ルネサスエレクトロニクスも活況高の様相をみせた。ネオスも買われた。
     
    半面、米国産大豆の価格上昇に対する警戒感からキッコマンが下げた。セブン&アイやイオンも売られた。塩野義製薬、中外製薬などが冴えず、LINEも軟調。チェンジが大きく利食われ、インターアクション、ダブル・スコープなども値を下げた。
     
     
    東証2部株価指数は前週末比78.08ポイント高の7183.32ポイントと反発した。
    出来高5527万株。値上がり銘柄数は284、値下がり銘柄数は126となった。
     
    個別では、京進、エスティック、キクカワエンタープライズ、ダイヤモンドエレクトリックホールディングス、ジョリーパスタが年初来高値を更新。野崎印刷紙業、ネットマーケティング、プレミアグループ、アイスタディ、スマートバリューが買われた。
     
    一方、川口化学工業、森下仁丹、ぷらっとホーム、東海リースが年初来安値を更新。プレミアムウォーターホールディングス、テクノマセマティカル、トーソー、ジェコー、やまみが売られた。

     

    日経ジャスダック平均株価は続伸した。
    前引けは前週末比36円40銭高い3612円71銭となった。注目された1日の米中首脳会談で追加関税の発動が先送りとなり、投資家心理が改善している。
    個人投資家を中心にリスク許容度が高まり、中国関連とされる機械やハイテク株、内需関連の主力株など、幅広い銘柄に買いが優勢となった。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で373億円、売買高は5794万株。
    値上がり銘柄数は413、値下がり銘柄数は195となった。
     
    個別では、プラザクリエイト本社がストップ高。秋川牧園、ウエストホールディングス、博展、ジェイテック、久世など11銘柄は年初来高値を更新。HAPiNS、アテクト、シンバイオ製薬、大和コンピューター、ラクオリア創薬が買われた。
     
    一方、和弘食品、フーマイスターエレクトロニクス、イワブチ、ニチリョク、かんなん丸など9銘柄が年初来安値を更新。フジタコーポレーション、キタック、ネクストウェア、菊池製作所、文教堂グループホールディングスが売られた。


     


    東証マザーズ指数は前週末比25.94ポイント高の1037.37ポイントと7日続伸。
    米中貿易摩擦への懸念後退などを背景に買いが先行。
    注目された米中首脳会談では、米国が中国に対する追加関税の発動を90日間猶予するほか、これまでに発動済みの追加関税についても撤廃する方向で協議することが決まったと伝わっている。これを受けて為替は1ドル=113円台後半と円安方向に振れており、マザーズ市場でも会談結果をおおむね好感しているようだ。名実ともに師走相場入りして年末高に向けた期待感もあり、マザーズ銘柄も幅広く物色されている。
     
    値上がり銘柄数は178、値下がり銘柄数は73となった。
     
    個別では、オークファン、イーソル、サンバイオ、イトクロが年初来高値を更新。キャリア、ケアネット、アイ・ピー・エス、オイシックス・ラ・大地、プロレド・パートナーズが買われた。
     
    一方、霞ヶ関キャピタル、ACCESSが年初来安値を更新。SKIYAKI、シェアリングテクノロジー、ソウルドアウト、アクトコール、シリコンスタジオが売られた。

     


    【寄り付き概況】

    12月3日の日経平均株価は、前週末比278円33銭高の2万2629円39銭と大幅に7日続伸してスタート。注目された1日の米中首脳会談では、米国が中国に対する追加関税の発動を90日間猶予することで合意。当面は、両国の対立激化が回避されるとの見方から、先行き不透明感が後退し、買いが先行したようだ。
     
    外国為替市場では1ドル=113円台後半の推移と円安傾向にあることも主力株中心に支援材料となっている。ただ、日経平均は米中首脳会談による貿易摩擦緩和への期待を織り込みながら前週末まで6日続伸し、この間に4%近い上昇をみせていたことで、目先は利益確定売り圧力も意識されそうなタイミング。買い一巡後の動きが注目される。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種ほぼ全面高で、値上がり上位に海運、機械、電気機器、卸売、化学など。
     
    財務省が取引開始前に発表した7−9月期の法人企業統計調査(金融、保険を除く)によると、売上高は前年同期比6.0%増、経常利益は同2.2%増、設備投資は同4.5%増だった。
      
    個別では、トヨタ、ソニー、安川電が買い注文を集め、キーエンス、ファナック、東エレク、コマツも堅調。三菱UFJ、三井住友が小高く、野村、東京海上、ソフトバンクG、NTT、任天堂が上伸し、JTは強含み。東海カが大幅高となっている。
     
    半面、ファーストリテが値を消し、7&iHDは軟調で、武田が小甘い。日本郵政はさえない。
     
     225先物は、アムロ・JP・メリル・モルスタが買い越し。
    野村・GS・大和・パリバ・みずほ・ソジェンが売り越し。
    TOPIX先物はモルスタ・アムロ・クレディ・SBIが買い越し。
    ドイツ・JP・バークレイズ・みずほ・GS・野村が売り越し。
     
    テクニカル的には、五洋建(1893)、Sフーズ(2292)、ウェルネット(2428)、インフォマート(2492)、エディオン(2730)、双日(2768)、キッコーマン(2802)、UKC(3156)、Fブラザーズ(3454)、Ubikom(3937)、セ硝(4044)、パカライ(4095)、積水化(4228)、ソースネク(4344)、科研薬(4521)、エーザイ(4523)、栄研化(4549)、エーザイ(4523)、大塚(4578)、アース(4985)、三菱マテ(5711)、山一電(6941)、カッパ(7421)、丸文(7537)、アルゴグラフ(7595)、マニー(7730)、前田工繊(7821)、ヴィア(7918)、イトーキ(7972)、正栄食(8079)、ユニチャーム(8113)、サンリオ(8136)、トモニ(8600)、京阪神ビ(8818)、小田急(9007)、JR東海(9022)、西鉄(9031)、南海(9044)、京阪(9045)、JR九州(9142)、王将(9936)が動兆。
     

    「さて」
     
    週末のNY株式市場は上昇。
    「G20に合わせて開催予定の米中首脳会談で、貿易摩擦解消に向けた進展があるとの期待が追い風」との解釈だ。
    NASDAQとS&P500の週間上昇率は約7年ぶり、NYダウ平均の上昇率は約2年ぶりの大きさとなった。
    「市場が注目する懸案は3つ。
    FRBのハト派色が今後強まるか。
    米中貿易関係がどのように展開するか。
    原油市場の動向」という声が聞こえる。
    11月のシカゴ景気指数は66.4と、前月から8ポイント上昇。
    11カ月ぶりの高水準。
    市場予想は58.0。
    新規受注が2014年5月以来の高水準。
    生産も上昇し3カ月ぶり高水準を付けた。
    受注残は4カ月ぶり高水準。
    「各企業とも受注に対応するだけの労働力の確保に苦慮している」との声が聞こえる。
    10年国債利回りは一時3%を割れ込んだ。
    「米政策金利が中立金利を若干下回る水準にあるとしたパウエルFRB議長の発言も引き続き見定めている」という格好だ。
    ドル円は113円台半ばでの推移。
     
     
    日経平均は寄り付き12円高。
    中国製造業PMIが2年4ヶ月ぶりの低水準となり、一時マイナスに沈む場面もあったが後場一段高。
    6日続伸で週間の負けなしとなった。
    5日立会いの週で5連勝は今年初めてのこと。
    日経平均の日足は200日移動平均線(22300円)を回復。
    10月月間高安の下落幅の38.2%戻しを達成した。
    週間では約704円の上昇。
    週足は3週ぶりに陽線。
    MSCIの銘柄入替もあり東証1部の売買代金は3兆6637億円と増加。
    値上がり1311銘柄、値下がり737銘柄。
    新高値32銘柄、新安値10銘柄。
    騰落レシオは113.78%まで上昇した。
    NT倍率は13.40倍。25日線(21811円)からは2.1%、200日線からは0.2%のプラスかい離。
    26週線(22557円)は上向きに転じ週足のデッドクロスも発生せず。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲10.174%。買い方▲11.366%。
    逆転しそうな気配だ。
    逆転すれば上昇に拍車がかるというのが法則。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方 ▲4.76%。
    買い方▲17.79%。
    空売り比率は39.1%と43日ぶりの40%割れ。
    これも良いサイン。
    日経平均採用銘柄のPERは12.48倍。
    EPSは1790.95円と過去最高を更新。
    シカゴ225先物終値は大証日中比70円高の22420円と高値引け。
    安値は22235円。
    一目均衡の雲の下限は22337円、上限は22710円。
    ボリンジャーンのプラス1σは22224円、プラス2σは22567円。
    3日新甫は荒れるというのがアノマリーだ。
    気学では「押し目買いの日。安値にあるときは不時高を見せる」。
    火曜は「強日柄にして後場高のこと多し」。
    水曜は「目先のポイントを作る注意日」。
    木曜は「弱日柄にして転機をつくることあり」。
    金曜は「強調をみせても飛びつき買いを警戒し売り狙え」。
     
    NYダウは199ドル高の25538ドルと反発。
    NASDAQは57ポイント高の7330ポイント。
    S&P500は22ポイント高の2760ポイント。
    ダウ輸送株指数は140ポイント高の10820ポイント。
    SOX指数は1.43%上昇。
    3市場の売買高は83.9億株と拡大。
    CME円建ては大証比70円高の22420円。
    ドル建ては大証比70ポイント高の22420ポイント。
    225先物大証夜間取引は日中比60円高の22410円。
    ドル円は113.46円。
    10年国債利回りは2.993%。
     

    (兜町カタリスト櫻井)

     

    [株価材料]
     
    ■ディスコ<6146>
    段取り替え自動化装置開発
     
    ■日立<6501>
    腐食性ガスを変色で検知するセンサー開発
     
    ■IHI<7013>
    東北芸工大とビジネス創出で連携

    [概況]

    先週末30日に発表された米経済指標は予想を大きく上回り、NY株式市場は米中首脳会談を前に株価は3市場とも反発し、株価の上昇にドルも小幅高(+4銭)となって113円半ばを回復した。そしてG20で行われた米中首脳会談では、米国が対中関税引き上げ(10→25%)を来年1月の予定から90日延期すると発表し、決裂は回避されたが合意も先延ばしされたカタチとなった。
     
    これを受けて週明け3日の東京外国為替市場は円売り優勢で始まったが、先週のFRB議長等の講演で利上げ打ち止め感の出て来たドルが、今週はどこまで上値を伸ばす事が出来るかに注目している。
     
    今週の米国は3日(月)10月建設支出、11月ISM製造業景況指数、4日(火)ナシ、5日(水)MBA住宅ローン申請指数、11月ADP雇用統計、第3四半期非農業部門労働生産性指数、11月ISM非製造業景況指数、地区連銀経済報告、6日(木)10月貿易収支、新規失業保険申請件数、10月製造業受注、7日(金)11月雇用統計、12月ミシガン大学消費者信頼感指数、などが発表予定となっている。今週はドルが再び上昇出来るか、トルコリラが上昇トレンドを維持してどこまで上値を伸ばせるかに注目している。
     


    [提供:カネツFX証券株式会社]

     

    12月3日の東京株式市場は,続伸後、上値を試す場面もありそう。
    日経平均株価の予想レンジは、2万2400円-2万2700円。
     
    注目された米中首脳会談で、米国が中国に対する追加関税の発動を90日間猶予することで合意に至った。。会談後の米中双方の発表内容には温度差もあり、引き続き関連報道に一喜一憂することにはなりそうだが、市場では一時休戦との見方から、買いが優勢になると予想する。
    日経平均株価は11月8日の2万2583円が意識されそう。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=113円台の半ば(前週末11月30日終値113円46−48銭)とやや円安に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=128円台の後半(同129円13-15銭)と円高に傾いている。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同30日の大阪取引所終値比70円高の2万2420円だった。
     
    シカゴ日経225先物12月限 (円建て)
    22420 ( +70 )
    シカゴ日経225先物12月限 (ドル建て)
    22420 ( +70 )
    ( )は大阪取引所終値比
     
     
    【好材料銘柄】
     
    ■中電工<1941>
    発行済み株式数(自社株を除く)の1.07%にあたる60万株(金額で15億1440万円)を上限に、12月3日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
     
     
    ■JSB<3480>
    18年10月期の連結最終利益を従来予想の17.0億円→20.6億円に21.0%上方修正。増益率が9.8%増→32.9%増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。不動産賃貸管理事業で物件管理戸数が想定より伸びたほか、高齢者住宅事業における事業譲受も収益を押し上げた。固定資産売却益の発生に加え、税金費用が減少したことも上振れに大きく貢献した
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
    【国内】
    3(月)
    7-9月期法人企業統計(8:50)
    11月新車販売台数(14:00)
    《決算発表》
    伊藤園、ロックフィール、アマガサ、ティーライフ、ゼネパッカー、ピープル、ピジョン
     
    【海外】
    米11月ISM製造業景気指数(12/4 0:00)
    米10月建設支出(12/4 0:00)


    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

     

12月03日 毎日コラム
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