会員情報作成
ログイン
【市況一覧】
日経平均株価
38,329.39 +777.23 04/24
TOPIX
2,702.68 +36.45 04/24
マザーズ
656.13 +5.49 04/24
NYダウ平均
38,503.69 +263.71 04/24
ナスダック総合
15,696.64 +245.34 04/24


12月01日 マーケットコメント

12月02日 マーケットコメント

12月03日 マーケットコメント


    日経平均の連騰は7でストップ。そして買いが止まると急落した。538円安と値幅を伴った下げとなったが、東証1部の売買代金は3兆円に届いておらず、先物主導の感は強い。
     
    売りの洗礼を浴びるのもCTAによるアルゴリズム売買の影響が反映されたがゆえと思われる。きょうの日中足(5分足)をみると寄り付きから大引けにかけて、まさに“つるべ落とし”の下げで、ほとんど抵抗なく水準を切り下げている。
     
    今日は大きく下げはしたものの、2万2000円は下回らず、25日線(2万1972円、12/4時点、以下同じ)も割り込まなかった。
    その意味では、スピード調整の一環とも言える。今晩の米国株が大幅安となっても、ネガティブ影響は織り込み済みであるだけに、明日はそれなりの反発に期待したいところ。25日線を意識しつつ、早々に5日線(2万2280円)より上を回復できるかに注目したい。
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(4日現在)
     
    22710.00  均衡表雲上限(日足)
    22710.00  均衡表基準線(週足)
    22575.97  13週移動平均線
    22568.16  ボリンジャー:+2σ(25日)
    22566.04  75日移動平均線
    22531.71  26週移動平均線
    22337.84  均衡表雲下限(日足)
    22324.91  均衡表雲上限(週足)
    22311.10  200日移動平均線
    22280.66  均衡表転換線(週足)
    22270.36  ボリンジャー:+1σ(25日)
    22225.65  6日移動平均線
     
    22036.05  ★日経平均株価4日終値
     
    21972.55  25日移動平均線
    21971.09  均衡表転換線(日足)
    21879.80  ボリンジャー:-1σ(26週)
    21867.34  均衡表基準線(日足)
    21700.55  ボリンジャー:-1σ(13週)
    21684.43  均衡表雲下限(週足)
    21674.75  ボリンジャー:-1σ(25日)
    21376.95  ボリンジャー:-2σ(25日)
    21227.90  ボリンジャー:-2σ(26週)
    21184.60  新値三本足陰転値
    21079.15  ボリンジャー:-3σ(25日)
     
    昨日に終値ベースで上回ったばかりの75日線に加え、200日線や5日線も下回って引けた。ローソク足は上下のひげが極めて短く胴体の長い「陰の丸坊主」に近い形状となり、明日以降の弱地合い継続が警戒される。
     
    ボリンジャーバンドでは、日々線が中心線付近まで下げた。5日終値が中心線を下回れば、昨日の一時+2σ超過をピークとした下落トレンドが示現し、目先は下値を探る流れが強まるリスクに留意したい。
    RSI(9日)は昨日に過熱圏手前の77.29%に上昇したが、本日は63.47%へ急低下。このまま50%を割り込むとRSIの20%付近までの低下とともに、日経平均は調整色を強めよう。
     
     
    【東証1部に指定】
    銘柄 (4日大引け後発表分)
     
    南陽 <7417> [東証2]
    東証は12月11日付で東証1部に指定する。
     

    [概況]

    4日、東京外国為替市場の米ドル円は一時112.720円まで下落し軟調となった。
    東京時間では日経平均株価が軟調に推移したことなどを受け、米ドル円は112円台後半付近まで弱含んだ。
    現在の米ドル円は112.760円付近で推移している。

    この後はテクニカル的には米ドル円は下値付近に一目均衡表の雲上限(112.586円)などが控えており、下値サポートとなるか注目したい。

    [提供:カネツFX証券株式会社]

    【大引け概況】
    4日の日経平均株価は8営業日ぶりに反落した。終値は前日比538円71銭安の2万2036円05銭だった。
    本日のマーケット動画

    時間:00:01:35 容量:13.64M

    過去のマーケット動画はこちら
     
    寄り付きこそ売り買いを交錯させていたが、その後は一方通行で下げ幅を拡大、後場に入っても下落基調は止まらず、この日のほぼ安値で着地する展開となった。
     
    前日まで7日続伸し、その間に1000円余り水準を切り上げていたため利益確定を目的とした売りが先行した。

    米長期金利の低下を材料に外国為替市場で円高・ドル安が進むと、株価指数先物に歩調を合わせた売りが出た。午後には、株価のトレンドを判断して取引する商品投資顧問(CTA)など海外ヘッジファンドからの売りが増え、日経平均は急速に下げ幅を広げた。
     
    米中の貿易協議について、米側は対中強硬派のライトハイザー米通商代表部(USTR)代表が責任者を強めることになり、通商交渉の先行き不透明感が意識された。
    3日に日経平均が2万2500円台を回復する局面で日本株の買い持ち高を増やしていた海外ヘッジファンドが利益確定売りに動いた。
     
    英国の欧州連合(EU)離脱問題やイタリアの財政問題など欧州景気や政治の先行き不透明感が意識されるなかで「欧州の機関投資家が現物株を売っていた」との観測もあった。
     
    市場からは「スピード調整とはいえ、1日の値幅としては下げ過ぎ。それも現物株売りでダラダラと下げ、気分的によろしくない。米中首脳会談を無難に通過し、きのうは好感されたが、結局は米中貿易問題の先延ばしであり、基本的に何も変わっていない」との声が聞かれた。
     
    JPX日経インデックス400は8営業日ぶりに反落した。終値は前日比356.12ポイント安の1万4577.43だった。東証株価指数(TOPIX)は8日ぶりに反落し、39.85ポイント安の1649.20で終えた。
     
    東証1部の売買代金は概算で2兆7343億円、売買高は15億5187万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1960と全体の約9割を占めた。値上がりは125、変わらずは34だった。
     

    業種別株価指数は全33業種が下落し、情報・通信業、電気機器、輸送用機器、銀行業など主要業種の下げが目立った。
     
    個別では、ファストリやファナック、ソフトバンク、キーエンスといった値がさ株が下落した。リクルートや昭電工のほか、川崎汽や任天堂が大幅安となった。三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも軟調。昭和電工が安く、コマツ、東海カーボンが売り優勢。ディー・エル・イー、IDOMが急落、ガンホー・オンライン・エンターテイメント、日本冶金工業なども売られた。
     
    一方、コニカミノルと洋缶HDが上昇。ドンキHDやVテクが高い。ブイ・テクノロジーも買い優勢。トリケミカル研究所が大幅続伸となったほか、グレイステクノロジーも値を飛ばした。アトラが高く、シュッピン、丸一鋼管なども上昇した。日本マイクロニクスも高い。
     
    東証2部株価指数は前日比70.02ポイント安の7110.54ポイントと反落した。
    出来高8886万株。値上がり銘柄数は119、値下がり銘柄数は322となった。
     
    個別では、コメ兵、ロックペイント、戸上電機製作所、サンコー、ノダなど8銘柄が年初来安値を更新。SECカーボン、野崎印刷紙業、インテリジェント ウェイブ、リミックスポイント、図研エルミックが売られた。
     
    一方、金下建設、FUJIKOH、ジョリーパスタが年初来高値を更新。アルメディオ、エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート、ネットマーケティング、インスペック、やまみが買われた。
     

    日経ジャスダック平均株価は8営業日ぶりに反落した。
    終値は前日比10円21銭安の3606円28銭だった。
    日経平均株価が午後に下げ幅を拡大し、投資家が運用リスクを回避する目的で新興企業株にも売りを出した。一方、好材料を発表した銘柄が個別に物色され、ジャスダック平均の下げも小幅にとどまった。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で699億円、売買高は1億3278万株だった。値上がり銘柄数は195、値下がり銘柄数は438となった。
     
    個別では、シベール、アマガサ、不二ラテックス、トミタ電機、ニチリョクなど8銘柄が年初来安値を更新。アテクト、プラザクリエイト本社、フジタコーポレーション、スリー・ディー・マトリックス、ウエストホールディングスが売られた。
     
    一方、秋川牧園、イメージ情報開発、タカギセイコー、ソフィアホールディングスがストップ高。WDI、光製作所、クレオ、ディーエムエスなど5銘柄は年初来高値を更新。ナビタス、倉元製作所、バッファロー、LCホールディングス、大塚家具が買われた。
     


    東証マザーズ指数は前日比15.26ポイント安の1016.81ポイントと8日ぶり反落。
    寄り付きは買いが先行し、上昇して始まった。しかし、日経平均が下げ幅を広げると投資家心理が悪化し、次第に売りが目立つようになった。
    市場関係者は「個人投資家から人気がある銘柄で利益確定売りが目立った」指摘していた。
    値上がり銘柄数は60、値下がり銘柄数は202となった。
     
    個別では、霞ヶ関キャピタル、ACCESSが年初来安値を更新。ソネット・メディア・ネットワークス、キャリア、シリコンスタジオ、メドピア、イグニスが売られた。
     
    一方、レアジョブ、アクアラインがストップ高。オンコリスバイオファーマは一時ストップ高と値を飛ばした。オイシックス・ラ・大地、農業総合研究所、オークファン、はてな、イーソルなど7銘柄は年初来高値を更新。ファイズ、アズーム、すららネット、アルファポリス、エルテスが買われた。
     
     

    【後場寄り付き概況】

    後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比184円65銭安の2万2390円11銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、20.08ポイント安の1668.97で始まった。
    新規の買い手掛かりが見当たらず、売り注文が優勢。前日までの連騰の反動も加わり、日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに一段安となっている。
     
    外国為替市場では、1ドル=113円30銭近辺の推移。アジアの主要株式市場は高安まちまち。
     
    個別では、任天堂が下押し、ソニー、キーエンス、ファナックは軟調で、トヨタ、三菱UFJ、三井住友、みずほFGが安く、野村、東京海上も値を下げている。武田が弱含みで、NTTは甘い。昭和電工、東海カが大幅安となっている。
    半面、ソフトバンクGが高く、ファーストリテ、花王はしっかり。日本電産、HOYAが締まり、ブリヂストンは堅調に推移している。
     
    後場に入れば日銀による上場投資信託(ETF)買い入れが期待されるとあって、日経平均も押し目買いが入り下げ渋る展開となる可能性がある。
    チャート上では2万2350円近辺に位置する5日移動平均線を割り込まなければ、戻り歩調維持が期待されるところだろう
     
    ランチバスケットは28件、280.60億円、20億売り越し。
     

     


    4日前場の日経平均株価は前日比155円89銭安の2万2418円87銭と8営業日ぶりに反落。
    朝方は、売りが先行した。3日の米国株式は大幅続伸したものの、その要因となった1日の米中首脳会談での対中国追加関税延期については前日に先行して織り込んでいたうえ、直近7連騰で短期的な過熱感もあり、利益確定売りが出やすかった。小幅高に転じる場面もあったが、再び軟化した。
     
    円相場が対ドルで強含むと、電機や銀行など主力業種の売りが目立ったほか、時間外取引での米株価指数先物の下げも重しとなり、前場終盤には2万2391円79銭(前日比182円97銭安)まで下押した。
     
    日経平均は節目と意識された2万2500円をあっさり下回ったため、「相場は依然として不安定だ」との声が聞かれた。
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は反落した。
     
    東証1部の出来高は6億5712万株、売買代金は1兆1185億円。騰落銘柄数は値上がり300銘柄、値下がり1748銘柄、変わらず69銘柄。
     
    業種別株価指数(全33業種)はその他製品、電気機器、銀行業などが下落し、精密機器と空運業は上昇した。
     
    個別では、ファナックやリクルート、SUMCO、キーエンスが安い。任天堂や東海カ、楽天が下落した。米長期金利の低下を受け、第一生命HDなど保険株にも売りが目立った。昭和電工も軟調。東海カーボンが売られ、ユニー・ファミリーマートホールディングスも安い。ディー・エル・イーが急落、IDOMも大幅安となった。
     
    一方、花王や資生堂、キッコマンが上昇した。ソフトバンクやHOYA、コニカミノルは高い。ファーストリテイリングが底堅い動きをみせ、トリケミカル研究所が大幅続伸、グレイステクノロジーも高い。
     
     
    東証2部株価指数は前日比36.95ポイント安の7143.61ポイントと反落した。
    出来高4825万株。値上がり銘柄数は148、値下がり銘柄数は251となった。
     
    個別では、コメ兵、ロックペイント、サンコー、ノダ、ムーンバットなど7銘柄が年初来安値を更新。SECカーボン、野崎印刷紙業、インテリジェント ウェイブ、日本精機、リミックスポイントが売られた。

    一方、ジョリーパスタが年初来高値を更新。ネットマーケティング、エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート、インスペック、やまみ、兼松エンジニアリングが買われた。

     


    日経ジャスダック平均株価は続伸した。
    前引けは前日比4円10銭高い3620円59銭となった。業績や新事業など個別に好材料を発表した銘柄を中心に物色された。急ピッチの上昇に対する警戒感で利益確定売りが多くなっている。

    ジャスダック市場の売買代金は概算で420億円、売買高は7910万株。
    値上がり銘柄数は217、値下がり銘柄数は363となった。
     
    個別では、秋川牧園、イメージ情報開発、ソフィアホールディングスがストップ高。タカギセイコーは一時ストップ高と値を飛ばした。WDI、光製作所、クレオなど4銘柄は年初来高値を更新。倉元製作所、アイ・テック、エスイー、エムティジェネックス、バッファローが買われた。
     
    一方、シベール、トミタ電機、ニチリョク、かんなん丸、リベレステなど6銘柄が年初来安値を更新。アテクト、プラザクリエイト本社、ウエストホールディングス、フジタコーポレーション、スリー・ディー・マトリックスが売られた。
     

    東証マザーズ指数は前日比9.94ポイント安の1022.13ポイントと8日ぶり反落。
    前日まで急ピッチの上昇で7日続伸しており、警戒感から個人投資家の利益確定売りが多くなっている。

    値上がり銘柄数は73、値下がり銘柄数は179となった。
     
    個別では、ACCESSが年初来安値を更新。キャリア、リンクバル、シリコンスタジオ、ソネット・メディア・ネットワークス、SKIYAKIが売られた。
     
    一方、オンコリスバイオファーマが一時ストップ高と値を飛ばした。オイシックス・ラ・大地、農業総合研究所、オークファン、はてな、イーソルなど6銘柄は年初来高値を更新。ファイズ、レアジョブ、アズーム、カイオム・バイオサイエンス、テックポイント・インクが買われた。


     


    【寄り付き概況】

    4日の日経平均株価は前日比40円79銭安の2万2533円97銭で寄り付いた。
    前日のNYダウが300ドル近い大幅続伸をみせたほか、ナスダック指数も100ポイントを超える急伸、米国が中国製品への関税引き上げを90日間猶予することを決めたことで、米中貿易摩擦問題に対する投資家の不安心理が後退している。
     
    米国株市場で中国関連株や半導体関連株などが強い動きで全体を牽引していることで、輸出主力株セクターに買い安心感が台頭しているほか、外国為替市場では1ドル=113円台半ばの推移と円安水準でもみ合っていることもプラスに働いている。
     
    ただ、前日まで日経平均は7営業日続伸しているだけに、材料出尽くし感から利益確定売りの展開となった。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種中、11業種が高く、値上がり上位に鉱業、精密機器、石油など。一方、値下がりで目立つのはその他製品、紙パルプ、銀行など。
     
    個別では、任天堂が大量の売り物に押され、ファーストリテは小幅安。三菱UFJ、三井住友が下落し、東京海上、日本郵政、キーエンス、ファナックが売られ、村田製、SUMCOは軟調。武田は続落している。
     
    半面、ソフトバンクGがにぎわい、KDDIはしっかり。トヨタ、スズキは上伸し、ブリヂストンも堅調となっている。
     
    225先物は、大和・ナティクス・クレディ・GS・バークレイズ・アムロ・モルスタ・SBIが買い越し。
    JP・みずほ・ドイツ・ソジェン・シティ・メリルが売り越し。
    TOPIX先物はUBS・日興・バークレイズ・三菱・クレディが買い越し。
    みずほ・ソジェン・メリル・アムロ・ドイツ・GS・大和が売り越し。
     
    テクニカル的には、サカタタネ(1377)、フィード・ワン(2060)、不二家(2211)、山パン(2212)、学情(2301)、システナ(2317)、コア(2359)、ルネサンス(2378)、ツクイ(2398)、アルフレッサ(2784)、日清食(2897)、ヒューリック(3003)、ビックカメラ(3048)、セーレン(3569)、ネオス(3627)、ポール(3657)、豆蔵(3756)、フリービット(3843)、アカツキ(3932)、住化(4005)、クレハ(4023)、東亜合成(4045)、応化工(4186)、ダイセル(4202)、インテージ(4326)、ADEKA(4401)、花王(4452)、JCRファーマ(4552)、日エンタ(4829)、ライオン(4912)、ファンケル(4921)、小林製薬(4967)、タカラバイオ(4974)、TYK(5363)、東京製鉄(5423)、ノーリツ(5943)、エスクロー(6093)、エラン(6099)、やまびこ(6250)、安川電(6506)、UMCエレ(6615)、オムロン(6645)、GSユアサ(6674)、アルバック(6728)、エスペック(6859)、キーエンス(6861)、三菱ロジ(7105)、九州FG(7180)、ゆうちょ(7182)、西日本FH(7189)、いすゞ(7202)、武蔵精密(7220)、プレス工(7246)、シマノ(7309)、ノジマ(7419)、コーナン(7516)、ハイディ日高(7611)、フランスベッド(7840)、アシックス(7936)、オカムラ(7994)、稲畑産(8098)、ワキタ(8125)、オリンピック(8289)、地銀セクター、オリ(8591)、地所(8802)、フジ住(8860)、JR東(9020)、九電(9508)、シーイーシー(9692)、NSD(9759)、ヤマダ(9831)が動兆。
     
     

    [概況]

    NY市場に入り発表された10月建設支出は予想を下回る一方、11月ISM製造業景況指数は予想を上回るなどマチマチでドルには影響薄だったが、NY株式市場が上昇で始まるとドルも買われた。
    株価の上昇と共にドルは終盤に欧米市場高値となる113.715円まで上昇したが、114円に近付くと上値が重くなり、最後は前週末比+12銭高の113.620円で引けた。
     
    先週のFRB議長を始め、FOMCメンバー等による発言が市場の利上げ期待を後退させており、株価の大幅続伸の割にドルの上昇は小幅にとどまり、114円が壁となっている感じの上値の重い状況となっている。
     
    但し下値も堅く、今週は週末に米雇用統計の発表を控えている事もあり、それまでドルは上値の重い状況が続きそうだ。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

     

    「執行猶予」
     
    週明けのNY株式市場は続伸。
    米中首脳会談で貿易摩擦問題は執行猶予。
    解消への取り組みを進めることを好感し貿易摩擦激化への警戒感が後退。
    幅広い銘柄が買い物優勢となった。
    中国製品への追加関税引き上げなどを90日間猶予するという「貿易戦争の一時休戦で折り合った」との解釈だ。
    トランプ大統領が「中国が米国の自動車に課している40%の関税の引き下げや撤回で同意した」とツイート。
    これも好感された。
    NYダウは終値ベースでは287ドル高だったが一時上昇幅は440ドル高まで拡大。
    11月上旬以来約週3週間ぶりの水準を回復した。
    もっとも利益確定売りも見られ上昇鼻を130ドル前後まで縮小した場面もありボラの高い動きとなった。
    個別では中国関連とみなされる航空機のボーイングや建機のキャタピラーが上昇。
    この2銘柄のNYダウ上昇寄与度は111ドル。
    半導体・自動車などのセクターも堅調だった。
    ロシアとサウジアラビアが生産調整を延長することで合意。
    原油先物相場が上昇し石油・素材セクターも相場をけん引した。
    NASDAQは110ポイント高。
    ISM製造業景況感指数は59.3ポイントで着地。
    前月から1.6ポイント上昇し3カ月ぶりの上昇となった。
    市場予測の57.9を上回った。
    10年国債利回りは3%割れ継続。
    ドル円は113円台後半での推移。
     
     
    週明けの日経平均は寄り付き278円高、大引けは223円高の22574円。
    一時350円近い上昇幅となり11月8日の戻り高値22583円を上回った。
    200日線(22306円)、75日線(22568円)を一気に抜けた。
    週足では52週線(22452円)、26週線(22552円)も終値で上回った。
    「月が変わっても強い基調は崩れず7日続伸は9月26日以来のこと」という声が聞こえる。
    マザーズ指数も1000ポイント台乗せからの一段高で26週線を上回ってきた。
    こんなに上がっていいのだろうかの声もあったが、やはり、何もなかったことを好感」との解釈だ。
    内容はともかくとりあえずの「執行猶予」。
    サンタラリーの序章となった格好だ。
    「W底打ちで世界的にリスクオン」という指摘もある。
    値上がり1579銘柄、値下がり472銘柄。
    新高値44銘柄、新安値4銘柄。
    騰落レシオは123.40まで上昇してきた。
    「120%超えからの一段高」に期待したいところだ。
    25日線、75日線、200日線ともに上向いてきたのは好感。
    13週線(22617円)を抜ければ、きれいな形の完成だ。
    強いて言えば日足の陰線が気にかかるというところだろうか。
    一目均衡の雲の下限は22337円、上限は22710円で申し越しで抜けそうなところ。
    10月23日以来の雲の中だ。
    勝手雲は5日に黒くねじれるが12日はまた白くねじれている。
    ボリンジャーのプラス2σが22613円。プラス3σは22951円。
    25日線(21937円)からのプラス4%かい離は22814円。
    プラス5%で23033円だ。
    月曜段階で25日線からは2.9%、200日線からは1.2%のプラスかい離。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲10.827%(前日▲10.174%)。
    買い方▲10.072%(前日▲11.366%)。
    ようやく逆転したのは良いサイン。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲5.24%。
    買い方▲16.04%。
    空売り比率は40.7%(前日39.1%)と残念ながら40%超。
    日経HVは15.2、日経VIは17.62と低下。
    日経平均採用銘柄のPERは12.64倍。
    EPSは1785円(前日は1790.95円で過去最高更新。
    シカゴ225先物終値は大証日中比5円安の22635円。
    高値22780円、安値22530円だった。
    気学では「強日柄にして後場高のこと多し」。
    水曜は「目先のポイントを作る注意日」。
    木曜は「弱日柄にして転機をつくることあり」。
    金曜は「強調をみせても飛びつき買いを警戒し売り狙え」。
    8日続伸、あるいは日足陽線に期待の火曜日。
     
    NY株の11月最終週。
    週間ベースではNYダウは5.2%高、NASDAQは5.6%高、S&P500は4.8%高。
    それぞれ3週ぶりの反発。
    月間ベースではNYダウは1.7%高で3カ月ぶりの反発。
    NASDAQは0.3%%高で3カ月ぶりの反発、
    S&P500は1.8%高で2カ月ぶりに反発。
    東京の11月最終週。
    週間ベースでは、日経平均株価は3.3%高。
    TOPIXが2.4%高。
    ともに3週ぶりの反発。
    東証マザーズ指数は5.4%高で2週続伸(累計6.7%上昇)。
    日経ジャスダック平均は1.4%高、2週続伸(同1.7%上昇)。
    東証2部指数は0.3%安3週続落(同3.0%下落)。
    日経平均の11月は7年連続で月足陽線。
    東証マザーズ指数は週間終値で1000ポイント回復は10月5日の週以来の8週間ぶり。
    月間ベースでは、日経平均株価は2.0%高。
    TOPIXは1.3%高。
    ともに2カ月ぶりの反発。
    東証マザーズ指数は11.4%高、日経ジャスダック平均は0.4%高、東証2部指数は1.1%高。
    それぞれ2カ月ぶりの反発。
     

    (兜町カタリスト櫻井)

     

    4日の東京株式市場は、良好な地合いは継続すると考える。
    日経平均株価の予想レンジは、2万2400円-2万2700円。
    目先の底打ち感も強まりやすい。下げづらい一方、円安やアジア株高などの追い風があれば好反応しやすい展開を予想する。
    ただ、昨日3日の日経平均株価は、買い先行後、戻り待ちの売りに上値を抑えられる格好となっている。7連騰により11月21日終値(2万1507円54銭)から約1067円(約5.0%)の上昇をみせているだけに、短期的な過熱感も警戒され、手じまい売りが優勢になる場面も考えれる。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=113円台の半ば(3日終値は113円46-47銭)、ユーロ・円が1ユーロ=129円台の前半(同128円98銭-129円02銭)と小動き。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、3日の大阪取引所終値比5円安の2万2635円だった。
     
     
    【好材料銘柄】
     
    ■ITbookホールディングス<1447>
    不動産事業へ参入。地盤保証と建物検査を手掛ける子会社GIRが仲介・不動産買取再販事業を行う。
     
    ■日本工営<1954>
    インドの観光都市ポンディシェリのスマートシティ開発に係るコンサルティング業務を受注。契約額は約4.7億円、サービス期間は21年までの3年間。
     
    ■エボラブルアジア<6191>
    出資先の和心<9271>、ビジョン<9416> らとツアーベースへ共同出資。ツアーベースは「観光物流プラットフォーム」として観光客の荷物預かり・運搬事業を手掛ける。
     
    ■国際紙パルプ商事 <9274>
    東証が4日付で貸借銘柄に選定。株式流動性の向上による売買活性化が期待される。
     
    【主な経済指標・スケジュール】
    【国内】
    4(火)
    11月マネタリーベース(8:50)
    10年国債入札
    《決算発表》
    不二電機、アインHD、ナガノ東
     
    【海外】
    英議会でEU離脱案の審議スタート
    《米決算発表》
    ダラー・ゼネラル、オートゾーン、ヒューレット・パッカード・エンタープライズ

    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

     

    [株価材料]
     
    ■ユニリタ<3800>
    系列が電子看板向けにCMS提供
     
    ■アステラス<4503>
    尿管光らせる化合物開発
     
    ■SUS<6554>
    FA事業の海外拠点拡充へ
     
    ■関西電<9503>
    系列が初期設定した携帯電話の自宅郵送サービス開始
     


     

     
    3日のNYダウ工業株30種平均は前週末比287ドル97セント高の2万5826ドル43セントと続伸で終えた。
     
    トランプ米大統領と習近平中国国家主席は1日、ブエノスアイレスで首脳会談を開き、両国間の貿易戦争を「一時休戦」することで一致した。トランプ米大統領は2日、中国が米国の自動車に課している40%の関税の引き下げや撤回で同意したとツイッターに投稿した。
     
    米国が年明けに予定した対中追加関税の25%への引き上げを当面凍結することなどを市場は好感。中国との取引が多い航空機大手ボーイングなどに買いが膨らみ、ダウは序盤に一時441ドル高まで値を上げた。
    半導体関連や自動車のゼネラル・モーターズ(GM)などにも買いが広がった。
     
    ロシアとサウジアラビアが生産調整を延長することで合意したと伝わった。原油先物相場が上昇し、石油株や素材株が上げたことも相場の押し上げにつながった。
     
    ダウ平均は上げ幅を130ドル高前後まで縮小する場面があった。貿易交渉が進展するとの期待を織り込むかたちで前週末も上げていたため、目先の利益を確定する目的の売りが出た。
    セクター別では、テクノロジー・ハード・機器や小売が上昇する一方で電気通信サービスや食品・飲料・タバコが下落した。
     
    ナスダック総合株価指数は、同110.975ポイント高の7441.512で終えた。アップルやアマゾン・ドット・コムなど主要IT(情報技術)銘柄が上昇したほか、画像処理半導体(GPU)のエヌビディアの上げも目立った。
     
     
    個別銘柄では、貿易摩擦への過度な懸念が後退し、ネット小売のアマゾン(AMZN)、携帯端末のアップル(AAPL)、動画ストリーミングのネットフリックス(NFLX)など主要ハイテク株が上昇。半導体のエヌビディア(NVDA)やマイクロン・テクノロジー(MU)も堅調推移した。原油相場の上昇で、エクソン・モービル(XOM)やシェブロン(CVX)などエネルギー関連会社が買われた。
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    25,826.43+287.97
    S&P500種
    2,790.37+30.20
    ナスダック
    7,441.512+110.975
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,226.00−4.40
    NY原油(ドル/バレル)
    53.08+2.15
    円・ドル
    113.62 - 113.63+0.16


     

    【シカゴ日本株先物概況】


    シカゴ日経平均先物は続伸した。
    12月物は前週末比215円高の2万2635円と、3日の大阪取引所の終値を5円下回った。1日の米中首脳会談で米政府による中国製品への追加関税の発動が90日間猶予され、貿易摩擦の激化が避けられるとの見方から買いが入った。

    12月物は一時2万2780円まで上げた。
    買い一巡後は利益確定目的の売りに押され伸び悩んだ。安値は2万2530円だった。
     
    シカゴ日経225先物12月限 (円建て)
    22635 ( -5 )
    シカゴ日経225先物12月限 (ドル建て)
    22645 ( +5 )
    ( )は大阪取引所終値比




    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7062.41(+82.17)
    FTSE100種総合株価指数は反発した。前週末の11月30日の終値に比べ82.17ポイント高の7062.41で引けた。
    米中首脳会談が貿易摩擦の「一時休戦」という結果となり、市場に買い安心感が広がった。指数構成銘柄全体の約7割が上昇。中国経済の影響を受けやすい資源株などが上げを主導した。
     
    個別銘柄では、金属相場の上昇を追い風に終日、鉱業株が大幅高で推移した。ロシアの鉄鋼大手エブラズは一時9%超上昇した。アントファガスタやBHPビリトンなども7%前後、上げた。原油相場が急反発したことで石油株も高くなった。エネルギー関連サービスのウッド・グループの上げが目立った。
    銀行株が全面高となったほか、保険株と資産運用株も軒並み上昇した。
     
    半面、医薬品のGSKが7%超安と急落した。米がん治療薬ベンチャーのテサロを総額51億ドルで買収するとの発表がきっかけになった。買収額は割高との見方から売りが加速した。また同日に食品・日用品大手の英蘭ユニリーバがGSKのインドの栄養補助食品事業などを買収すると発表した。
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 11465.46(+208.22)
    ドイツ株式指数(DAX)は5営業日ぶりに大幅に反発した。終値は前週末の11月30日と比べて208.22ポイント高の11465.46だった。
    1日の米中首脳会談で、米国が中国への追加関税を90日間猶予することで合意した。これを受けて投資家のリスク選好意欲が高まり、構成銘柄の9割近くが上昇した。なかでも中国での売上高が多い自動車株が大幅に上昇した。
     
    個別では、BMWとダイムラーが大幅高となり、指数をけん引した。オンライン決済サービスのワイヤーカードの上げも目立った。
    一方、不動産のボノビア、航空のルフトハンザが安くなった。
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 5053.98(+50.06)
    フランスの株価指数CAC40は1%以上上昇した。
     
     
     

12月05日 マーケットコメント

12月06日 マーケットコメント

12月07日 マーケットコメント



戻る
 
サイトTOPへ

株式投資は全て自己責任でお願いします。このサイトの情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。当サイトの掲載事項において損失をされた場合も当方は一切の責任を負いかねます。

(C)ilogos / Eimei.tv