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【市況一覧】
日経平均株価
37,934.76 +306.28 04/26
TOPIX
2,686.48 +22.95 04/26
マザーズ
644.61 +4.49 04/26
NYダウ平均
38,085.80 -375.12 04/26
ナスダック総合
15,611.76 -100.99 04/26


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    今週は、強い動きとなった。
    貿易戦争への過度な警戒が和らぎ、米国株が急反発となった。
    日本株にも押し目買いが入った。朝鮮半島を巡る地政学リスクが一段と後退したことに加え、ドル円が円高一服から円安に振れたことから戻りを試す展開となった。
     
    米国ではフェイスブックやエヌビディア、アマゾンなど注目度の高い銘柄が荒い動きとなったことで、東京市場でもハイテクの一角が売りに押されたものの、今週の日経平均は後場に強い動きが見られることが多く、後半にかけてはハイテク株にも押し目買いが入った。
    日経平均は2万1500円台を回復する場面もあった。
    週間では、約836円の大幅上昇となり、週足では3週ぶりに陽線を形成した。
     
    30日の日経平均株価は前日比295円22銭高の2万1454円30銭と大幅続伸。13年ぶりの年度末陽線となった。
    先物主導で現物株の商い(東証1部の出来高は本年最低)は寂しかったが、200日移動平均線(2万1329円)を超えてきたことでチャートの形をやや立て直す動きとなっている。
    悪材料に討たれ強くなってきた印象もあるが、高止まりする円相場が来年度の企業業績の重しとなる分、株価の戻りは抑制的とならざるを得ないだろう。
     
     
    さて、来週は、戻り基調が続くと予想する。
    引き続き米株動向に一喜一憂とはなるだろうが、日銀短観など国内の材料もある上に、2月決算銘柄の業績発表も本格化する。
    マーケットも徐々に落ち着きを取り戻すと考える。押し目があれば買いが入り、好材料には素直に反応する相場環境が続くと予想する。
    4月相場は2万1000〜2万2000円のレンジ相場か。
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(30日現在)
     
    22440.32  75日移動平均線
    22349.14  ボリンジャー:+2σ(25日)
    22267.54  13週移動平均線
    22261.89  26週移動平均線
    22238.42  均衡表基準線(週足)
    22153.63  新値三本足陽転値
    22067.36  均衡表転換線(週足)
    22045.62  均衡表雲下限(日足)
    21930.77  ボリンジャー:+1σ(25日)
    21512.41  25日移動平均線
     
    21454.30  ★日経平均株価30日終値
     
    21424.77  均衡表基準線(日足)
    21338.77  ボリンジャー:-1σ(26週)
    21329.64  200日移動平均線
    21156.89  ボリンジャー:-1σ(13週)
    21094.04  ボリンジャー:-1σ(25日)
    21057.66  6日移動平均線
    21003.27  均衡表転換線(日足)
    20675.67  ボリンジャー:-2σ(25日)
    20415.65  ボリンジャー:-2σ(26週)
    20257.31  ボリンジャー:-3σ(25日)
    20046.25  ボリンジャー:-2σ(13週)
     
     
    明日の【信用規制・解除】
    ○アクセルM <3624> [東証M]
     
    東証と日証金が2日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施する。
    東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。
     

    [概況]


    30日、東京外国為替市場の米ドル円は一時106.115円まで下落し上値が重い展開となった。本日、グッドフライデーで主要な海外市場が休場となっていることなどを受け、米ドル円の取引は閑散としている。

    現在、米ドル円は106.190円付近で推移し上値は重い。この後も主な欧米市場が休場となっていることから取引参加者は限定的となることが予想される。

    テクニカル的には米ドル円は下値付近に20日移動平均線(106.102円)や5日移動平均線(106.034円)などが控えており、下値サポートとなるか注目したい。

    [提供:カネツFX証券株式会社]

     

    【大引け概況】
    30日の日経平均株価は大幅続伸し、前日比295円22銭高の2万1454円30銭で終えた。

     
    日のマーケット動画
    時間:00:01:10 容量:9.86M

    過去のマーケット動画はこちら
    前日のNYダウ、ナスダック指数いずれも反発したことで、主力株中心に幅広く買いが入った。外国為替市場では1ドル=106円台前半まで円高方向に振れたが、影響は限定的だった
     
    午後は先物への断続的な買いをきっかけに、値がさ株に裁定取引に絡んだ買いが入り、上げ幅を350円超に拡大する場面があった。
    その後、年度末・月末・週末要因もあり、持ち高調整売りに伸び悩む場面もあったが、下値は限定され、大引けにかけて盛り返した。
    30日は聖金曜日の祝日で主要な海外市場が休場となるため、海外投資家などの参加は少なかった。
     
    日経平均は年度ベースで2545円(13%)上昇し、2期連続のプラスだった。上昇幅は2015年度(4379円)以来、3期ぶりの大きさだった。3月の月間では613円下落した。米中の貿易摩擦を懸念した売りが膨らみ、2月に続いて2カ月連続で下げた。
    13年ぶりの年度末陽線となり、3日ぶりに200日移動平均線を回復した。
     
    JPX日経インデックス400は続伸。終値は前日比111.67ポイント高の1万5180.09だった。TOPIXも続伸し、12.30ポイント高の1716.30だった。
     
    東証1部の売買代金は概算で2兆1486億円。売買高は11億4075万株だった。
    東証1部の値上がり銘柄数は1492、値下がりは536、変わらずは51銘柄だった。
     
    業種別株価指数(33業種)は、31業種が上昇。海運業、非鉄金属、ガラス・土石製品が上げた。下落は、電気・ガス、銀行の2業種。
     
    個別では、ファーストリテイリング、東京エレクが大幅高となり、指数をけん引した。
    スクリンやTDKも高い。ソフトバンク、ファナックもしっかり。任天堂も堅調。新中期経営計画が好感された郵船やコナミHDの上昇が目立った。
    決算発表のスター・マイカ、業績上方修正と増配を発表した第一工業などが上昇率上位に顔を出した。
     
    半面、証券会社が投資判断を下げたカプコンの下げが目立った。レーティング引き下げ観測のタカラBIOも軟調。関西電など電力株も下落した。業績下方修正の大真空が売られ、内需関連の明治HDも下落した。トヨタ、みずほ、NTTも小幅安となった。
    GMOインターネット、インプレスホールディングスなども売られた。ヴィンクス、マクロミルも値を下げた。

    東証2部株価指数は前日比48.45ポイント高の7213.64ポイントと続伸した。
    値上がり銘柄数は312、値下がり銘柄数は131となった。 
     
    個別では、厚生労働省から「胸腹水濾過濃縮装置」の製造販売承認を取得したと発表したタカトリがストップ高。日本リーテック、グッドコムアセット、青山財産ネットワークスは昨年来高値を更新した。
    アオイ電子、児玉化学工業、杉村倉庫が買われた。

    一方、ジオスター、信和、瑞光、日本アビオニクスなど6銘柄が昨年来安値を更新した。
    アイケイ、パシフィックネット、ソマール、KTCが売られた。

     

    日経ジャスダック平均株価は続伸した。終値は前日比35円94銭高い3983円97銭。

    米国株の反発を受けて東京市場全般が買い優勢の展開となり、新興市場も投資家心理改善の恩恵によって続伸基調となった。
    ハーモニック、エンジャパンといった新興株市場の時価総額上位銘柄も上げた。
    最近上場した銘柄の初値が軒並み公開価格の2倍以上になるなど、新規株式公開(IPO)の好調さが目立った。「個人投資家がIPO銘柄の売却で得た利益を既存上場銘柄に振り向けており、資金がうまく回転している」との指摘があった。

    ジャスダック市場の売買代金は概算で768億円、売買高は1億1374万株だった。
    値上がり銘柄数は471、値下がり銘柄数は192となった。 

     
    個別では、セーラー広告、ベクター、ぱど、三光産業がストップ高。アズ企画設計、サンオータスは一時ストップ高となった。サニーサイドアップ、イメージ ワン、日本プリメックス、佐藤食品工業など18銘柄は昨年来高値を更新した。
    スマートバリュー、免疫生物研究所、前田製作所、アイエックス・ナレッジ、アクモスが買われた。


    半面、五洋インテックスが一時ストップ安となり、アイビー化粧品、ニチリョクは昨年来安値を更新した。ネクスグループ、メディシノバ、ニチダイやカルナバイオは下げた。
     

    東証マザーズ指数は4日続伸した。終値は前日比20.65ポイント高の1206.24ポイントだった。
    前日の米国株高を好感して小口の買いが優勢となり、堅調に推移した。
    朝方から買いが先行し、午後に上げ幅を拡大する銘柄が多かった。東証1部で日経平均株価が上昇し、「個人の買い意欲が回復してきた」という。
    値上がり銘柄数は176、値下がり銘柄数は57となった。 

    個別では、抗がん剤用化合物でライセンス契約を結んだと発表した神戸天然物化がストップ高。MRTやメドピアが上げた。
    27日上場のRPAも上昇し、ファンデリー、すららネットなど13銘柄は昨年来高値を更新した。シルバーライフ、JMCも買われた。
    半面、ゲームウィズ、シンメンテ、ASJ、メディアシーク、ソレイジア・ファーマなどが売られた。

    上場3日目のアジャイルは公開価格3000円の約5.2倍となる1万5470円の初値を付けた。終値は初値比6%安い1万4550円だった。
    上場2日目の和心は、公開価格1700円の約2.7倍となる4555円で初値を付けた。初値を10円下回る4545円で取引を終えた。
    30日に新規上場したリビング保証は買い注文が膨らみ取引が成立しなかった。気配値は、公開価格1760円の2.3倍になる上限の4050円だった。

    【後場寄り付き概況】

    後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比225円26銭高の2万1384円34銭で始まった。
    東証株価指数(TOPIX)は、9.25ポイント高の1713.25で始まった。
    外国為替市場では、1ドル=106円20銭近辺での推移。アジアの主要株式市場は総じて高い。

    個別では、任天堂が高く、ソニー、東エレク、SUMCO、ファナックは上伸。ソフトバンクGが値を上げ、ファーストリテはしっかり。
    三菱UFJ、三井住友が堅調。郵船が買われ、三井不は締まり、武田が小反発している。東海カは大幅高。

    半面、トヨタが甘く、NTTは弱含み。みずほFGや東京海上、SBIはさえない。
    ペプチドリが下落し、資生堂は値を下げ、カプコンが下げ足を速めている。

    週末の海外市場は聖金曜日(グッドフライデー)の祝日となるため海外勢のフローは限られており、買い一巡後はこう着感が強まっている。
    祝日の影響から海外勢のフローは限られるものの、底堅さが意識されるなか、テクニカルシグナルも好転してきており、調整トレンドではあるが、新年度入り後の先高観は高まりそうである

    ランチバスケットは30件、556.62億円、差し引き40億円の買い越しとの観測。

    日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前日比34円15銭高い3982円18銭。外部環境の好転を背景に続伸した。個人投資家がIPO銘柄の売却で得た利益を既上場銘柄への投資に振り向けたことが相場を押し上げた。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で421億円、売買高は6990万株。値上がり銘柄数は474、値下がり銘柄数は148となった。
     
    個別では、ベクター、ぱどがストップ高。セーラー広告、サンオータスは一時ストップ高と値を飛ばした。サニーサイドアップ、イメージ ワン、日本プリメックス、佐藤食品工業、三ツ知など15銘柄は昨年来高値を更新。免疫生物研究所、SEMITEC、アズ企画設計、小田原エンジニアリング、システム ディが買われた。
     
     一方、五洋インテックスが一時ストップ安と急落した。アイビー化粧品、ニチリョクは昨年来安値を更新。アイフリークモバイル、NaITO、メディシノバ・インク、ナビタス、エスプールが売られた。

     

    東証マザーズ指数は前日比17.54ポイント高の1203.13ポイントと4日続伸。
    海外株高の流れが好感、外部環境の好転を背景に続伸した。投資家のリスク選好姿勢が強まり、買い安心感が広がった。
    引き続き個人投資家による中小型株への物色シフトも見られ、直近IPO銘柄を中心に大きく値を飛ばした。
    値上がり銘柄数は184、値下がり銘柄数は51となった。

    28日にマザーズ市場に新規上場しきょう初値が付いたアジャイルなど、初値が公開価格の2倍以上になる銘柄が相次ぎ、新規株式公開(IPO)の好調が目立っている。 
    アジャイルは、公募・売り出し(公開)価格(3000円)の約5.2倍となる1万5470円の初値を付けた。午前終値は初値比約9%安い1万4150円だった。
     
    マザーズ上場2日目の和心も初値を付けた。公開価格(1700円)の約2.7倍となる4555円。前引けは初値比約9%安い4150円だった。
     
    30日に新規上場したリビング保証は買い注文が膨らみ、午前は取引が成立しなかった。気配値は公開価格(1760円)と比べ70%高い2992円。


    個別では、神戸天然物化学がストップ高。ユナイテッド、AMBITION、すららネット、トレンダーズ、HANATOUR JAPANなど10銘柄は昨年来高値を更新。フェイスネットワーク、SOU、マネーフォワード、チェンジ、シルバーライフが買われた。
     
    一方、バーチャレクス・ホールディングス、ASJ、ソレイジア・ファーマ、ソフトマックス、パルマが売られた。
     


    30日午前の日経平均株価は続伸した。前引けは前日比213円27銭高の2万1372円35銭だった。
    前日の海外株式市場は、欧州が堅調で、ハイテク株が買い戻された米国は反発した。米国では良好な経済統計を受けて長期金利先物やシカゴ・オプション取引所の恐怖指数(VIX)が低下し、日経平均先物は大きく上昇した。
     
    日経平均株価は外部環境の好転を背景に続伸したが、一巡後は高値圏でのもみ合いに転じた。イースター(復活祭)で欧米のほか、オセアニアやアジアの一部が休場で、主要な取引参加者である海外勢が少なく「商いが薄いため方向性が出づらい」とされる。
     
    日経平均はチャート分析で上値メドの1つとして意識されていた200日移動平均(29日時点で2万1322円)を上回って推移している。株式市場では「同水準を上回ったことも、個人投資家の買いや売り方の買い戻しを誘った」との声が出ていた。
     
    経済産業省が30日発表した2月の鉱工業生産指数速報値は前月比で4.1%上昇した。市場予想を下回った半面、先行きの生産予測指数は前回予測を上回るなど強弱入り交じる内容だったため、材料視する市場参加者は乏しかった。
     
    前引けの東証1部の売買代金は概算で9018億円、売買高は4億8733万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1389と、全体の約66%を占めた。値下がりは604、変わらずは86銘柄だった。
     
    業種別株価指数(33業種)は、海運業、非鉄金属、不動産業などが上昇する一方、電気・ガス業、銀行業、その他金融業などは低下した。

    個別銘柄では、証券会社が投資判断を引き上げたコナミHDが大幅高。中期経営計画を発表した郵船も上昇している。ファストリなど値がさ株も買われた。
    ソフトバンクグループが堅調、東京エレクトロン、SUMCOも高い。ァナック<6954>もしっかり。スター・マイカが値を飛ばしたほか、第一工業製薬、メンバーズなども人気となった。
     
    一方、増資が伝わったJディスプレが安い。アステラスやエーザイなど医薬品株も売られた。カプコンの下げも目立った。トヨタ自動車が冴えず、ペプチドリームも売りに押された。タカラバイオ、インフォマートなどの下げも目立つ。カルビーも軟調。ペプチドリは急落。関西電が売られ、キヤノン、オリックス、SBIはさえない。
     
    東証2部株価指数は前日比40.66ポイント高の7205.85ポイントと続伸した。
    値上がり銘柄数は303、値下がり銘柄数は120となった。
     
    個別では、日本リーテック、グッドコムアセット、青山財産ネットワークスが昨年来高値を更新。杉村倉庫、ファステップス、宮入バルブ製作所、ぷらっとホーム、川金ホールディングスが買われた。
     
    一方、信和、日本アビオニクス、日本精機が昨年来安値を更新。パシフィックネット、アイスタディ、広島電鉄、アイケイ、プレミアムウォーターホールディングスが売られた。

     

    [概況]

    NY市場で発表された米2月個人所得と個人支出は予想通りで、新規失業保険申請件数は45年ぶりの低水準となる良好な結果となり、ドルは一旦106円台半ばを超えたが、続いて発表された3月シカゴ購買部協会景気指数と続いて発表された3月ミシガン大学消費者信頼感指数が予想を下回るとドルは再び106円半ばを割り込んで、それまでの安値を下抜いた。NY株式市場はマチマチで始まり、ドルは中盤に当日安値106.250円まで下げたが、ダウが序盤以降上値を伸ばした事などにドルも買い戻されて終盤に再び106円後半に乗せた。
     
    最後は前日比-41銭の106.435円と小幅安で引けたが、終日106円台半ばを挟んだ揉み合いで、3連休を控えた様子見といった感じの動きとなった。本日は欧米市場がグッドフライデーで祭日となり、大きな動きは期待薄と見る。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

    【寄り付き概況】

    30日前場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比233円34銭高の2万1392円42銭で始まった。
    2万1300円台半ばを中心に推移している。東証株価指数(TOPIX)は、14.03ポイント高の1718.03で始まった。
     
    前日のNYダウ、ナスダック指数ともに反発、これを受けて東京市場でも主力株をはじめ広範囲に買い優勢でスタートしたこのところ軟調な場面が目立っていたIT株やハイテク株が総じて上昇した。投資家心理が改善し、日本株にも買いが波及している。
     
    JPX日経インデックス400も続伸している。
     
    足もと外国為替市場では1ドル=106円台半ばの推移と円安が一服していることや、30日は欧米など海外の主要株式市場が休場となることで、外国人投資家などの買い注文は限られそうでその分上値は重くなる可能性がある。
     
    経済産業省が30日に発表した2月の鉱工業生産指数速報は前月比4.1%上昇と、QUICKがまとめた民間予測の中央値(同5.0%増)を下回った。
    もっとも同時に公表した予測調査では4月は5.2%上昇で「電子部品や工作機械の需要は根強く、鉱工業生産の基調としての強さに変化はない」との見方から、現時点では特に材料視されていない。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種中、ほぼ全面高で値上がり上位に鉱業、海運、石油、不動産、精密機器など。
     
    個別では、東エレクやアドテストなど半導体関連が高い。菱地所や郵船の上昇も目立つ。一方、資生堂や花王、日本ハムは下げている。
     
    225先物は、みずほ・ナティクス・日興・パリバ・野村が買い越し。
    ドイツ・UBS・バークレイズ・メリル・ソジェンが売り越し。
    TOPIX先物はみずほ・ソジェン・メリル・アムロが買い越し。
    バークレイス・ドイツ・JP・ドイツが売り越し・
     
    テクニカル的には、メンバーズ(2130)、SMC(2175)、Vコマース(2491)、コカ(2579)、サントリー(2587)、ロック・フィールド(2910)、JINS(3046)、ビックカメラ(3048)、ココカラ(3098)、Bガレ(3180)、協和キリン(4151)、ニチバン(4218)、大日住薬(4506)、JCR(4552)、富士薬(4554)、OLC(4661)、ITFOR(4743)、ミルボン(4919)、小林薬(4967)、ERI(6083)、エラン(6099)、日光電(6849)、堀場(6856)、スギ(7649)、ユニー(8028)、Gウィン(8111)、木曽路(8260)、丸井(8252)、東セン(8439)、
    Eギャラ(8771)、丸全運(9068)、九電(9508)、東邦ガス(9538)が動兆。

    「また格言」
     
    「いつ起きるかを予想することは、何が起きるかを予想することより何倍も難しい」。
    (フィリップ・フィッシャー)
     
     
    「個人投資家にできないことはプロのゲームでプロに勝つこと。
    自分のゲームで自分にコントロールできることで勝てば良いのだ」。
    (ベンジャミン・グレアム)
     
    「市場を支配しているのは数学ではなく人間の心理だ」。
    (ジョージ・ソロス)
     
    「大当たりを狙った投資が報われることはほとんどない」。
    (ピーター・リンチ)
     
    「誰もが株式市場を理解する知力を持っている。
    小学校5年生までの算数をやり遂げていれば、あなたにも絶対できる」。
    (ピーター・リンチ)
     
    「その株を持っている理由を四行で述べられないなら、おそらくその株は持つべきではない」。
    (ピーター・リンチ)
     
    「資本が気にするのは安全性と利益だ。
    資本は機会がある場所へ向かう。
    イスラエルだろうとエジプトだろうと、
    電子機器であろうとダイアモンド鉱山であろうと資本は気にしない」。
    (ジム・ロジャース)
     
    「旗が動いているのでもなく、風で動いているのでもない。
    旗を見ている私たちの心が動いているのだ」。
    (本間宗久)
     
    「相場は常に絶対的に正しい。
    それに対して、人間はしばしば誤った予想を抱き、進む道を踏み誤る。
    だから、相場の動きに相場師の方が合わせるのだ」。
    (ジェシー・リバモア)
     
    「相場で傷を負いたくなかったら、”事実”、”現実”、”理論”から1ミリたりとも離れないことだ」。
    (ジェシー・リバモア)
     
    「成功とは、いいと思う”もの”を得ること。
    幸福とは、得る”もの”をいいと思うこと」。
    (ウォーレン・バフェット)
     
    NY株式は3日ぶりの反発。背景はハイテクセクターへの買戻し。
    金曜の祝日休場を控えた割にはシッカリの展開となった。
    債券市場は短縮取引ながら堅調。
    10年国債利回りは一時2.739%と7週間ぶりの水準まで低下。
    シカゴ地区購買部景気指数は1年ぶりの低水準。
    週間新規失業保険申請件数は45年超ぶりの低水準まで改善。
    個人消費支出は2カ月連続で増加。
    3月の米ミシガン大消費者信頼感指数・確報値は市場予想の102を下回ったものの、約14年ぶりの高水準となった。
    為替は落ち着いた動きでドル円は106円台前半。
     
     
    木曜は乱高下。
    買い先行しながら崩れる場面もあった。
    23日に974円下げた後、今週は切り返し。
    30日(金)の米国市場はグッドフライデーで休場だから様子見モードもある。
    終値(21159円)で5日線(20978円)を上回ってサポート。
    高値は21298円までで、200日線(21322円)には届かなかった。
    上を下向きに走っている25日線(21528円)の距離がまだまだ。
    「為替に比べると、日本株の戻りの頭はまだ重い」との声もある。
    騰落レシオは91.10。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方は▲13.569%。
    買い方は▲9.662%。
    空売り比率は42.2%と8日連続40%超。
    シカゴ225先物終値は大証日中比285円高の21475円。
    高値は21625円。
    明るそうな週末。
     
    NYダウは254ド高の24103ドルと反発。
    NASDAQは114ポイント高の7063ポイント。
    S&P500は35ポイント高の2640ポイント。
    ダウ輸送株指数208ポイント高の10396ポイント。
    CME円建ては大証比265円高の21475円。
    ドル建ては大証比300ポイント高の21510ポイント。
    225先物大証夜間取引は日中比240円高の21450円。
    ドル円は106.39円。
    10年国債利回りは2.740%。
     
     
    スケジュールを見てみると・・・
     
    30日(金):鉱工業生産、失業率・有効求人倍率、聖金曜日(復活祭前の金曜)
    週末:東芝メモリの売却期限、中国製造業PMI
    2日(月):日銀短観、新車販売台数、米ISM製造業景況感、建設支出、イースターマンデー
    3日(火):マネタリーベース、米新車販売台数
    4日(水):米ADP雇用レポート、ISM非製造業景況感、製造業受注
    5日(木):米貿易収支、中華圏清明節、台湾休場
    6日(金):景気動向指数、米雇用統計、消費者信用残高
     
     
    【4月】
     
    1日(日)賃上げした企業の法人税を減税
    2日(月)2日新甫、日銀短観、ロンドン休場(イースター・マンデー)、変化日
    3日(火)株高の日
    5日(木〉ゴルフマスターズ開幕
    6日(金)TOPIX浮動株比率定期見直し、調整係数解除銘柄発表
    8日(木)日銀黒田総裁任期満了
    11日〈水)ECB理事会
    13日(金)SQ、変化日
    14日(土)水星順行開始
    15日(日)TDL開業35周年、北朝鮮で太陽節
    16日(月)新月
    17日(火〉土用入り、下げの特異日
    18日(水)土星逆行開始、米ベージュブック、変化日
    20日(金)IMF・世銀春季会合(ワシントン〜22日)
    23日(月)株高の日、独「ハノーバー・メッセ」(〜27日)
    24日(火〉変化日
    25日(水)ASEAN首脳会議、北京自動車ショー、北朝鮮人民軍創建日
    26日(木)日銀金融政策決定会合、展望リポート、ECB理事会、TOPIX浮動株比率等定期見直しリバランス実施
    27日(金)米GDP改定値
    30日(月)昭和の日の振替休日で休場
     
    上場企業のフェアディスクロージャールール導入
    株式などの高速取引業者が登録制に
     
     

    (兜町カタリスト櫻井)

    [株価材料]
     
     
    ■東レ<3402>
    繊維工場にAI画像認識ソフト導入 糸切れ予兆察知
     
    ■楽天<4755>
    子ども向け英語学習事業のノウハウを外部提供へ
     
    ■アドバネクス<5998>
    車載センサー部品製造する埼玉工場増強
     
    ■ツガミ<6101>
    印に工作機械の新工場建設 生産能力倍増で月産100台に
     
    ■ハーモニック<6324>
    複合部品「アクチュエーター」の品ぞろえ拡
     
    ■三菱電機<6503>
    高速エレベーターの生産体制再編 価格競争力高める
     
    ■NEC<6701>
    印で路線バス運用システム受注拡大
     
    ■IHI<7013>
    生産スケジュールを部品会社と共有 納入遅れ防ぐ
     
    ■シチズン<7762>
    系列がフィリピンの工作機械の生産能力倍増 需要増加に対応


     

     
    30日の東京株式市場は、買い先行後、もみ合いとなりそう。
    シカゴ日経平均先物水準からは200日線(21322円、3/29)を上回ってのスタートも想定される
    日経平均株価の予想レンジは、2万1100円-2万1600円を想定する。
    テクニカルの好転が株高を後押しする可能性が高い。心理的節目の2万1500円には25日線(2万1523円、3/29)が控えており、同線から上の水準では、戻り待ちの売りが控えているとみられ上値も抑えられることも想定される。
    終値ベースで同線を上回ることができるかに注目があつまりそうだ。
     
    また、現地30日は聖金曜日の祝日で主要な欧米株式市場が休場となり、海外投資家からの売買注文が減少することが想定され「消去法的に、中小型株に物色の矛先が向かう可能性もある」との声も聞かれた。
    為替相場は、ドル・円が1ドル=106円台の半ば(29日終値106円57−58銭)と小動き。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、29日の大阪取引所終値比265円高の2万1475円だった。
     
    【好材料銘柄】
    ■タカトリ <6338> [東証2]
    胸腹水濾過濃縮装置「M-CART」の製造販売承認を取得。
     
    ■セーラー広告 <2156> [JQ]
    広島県福山市に本店を置く広告会社、第一エージェンシーと業務提携。
     
    ■アイフリークモバイル <3845> [JQ]
    ドイツのNAGA Groupと業務提携。NAGA Groupは世界初となるゲーム内アイテムの取引のための取引所「Switex」を運用するフィンテック企業。
    同社は提携を通じ、リニューアルを予定するサイト「ミライッポ Startup IPO」に「Switex」のプラットフォームを活用する。
    また、95万株の第三者割当増資を実施し、約2.4億円を調達する。
     
    ■ブライトパス・バイオ <4594>
    理化学研究所と共同研究契約を締結。
    理研統合生命医科学研究センターが進めるiPS細胞由来NKT細胞療法の技術開発と臨床応用に向けたプロジェクトに参画する。
    同プロジェクトでは19年度中をめどに頭頚部がんを対象とする医師主導治験を開始する計画。
     
    ■GameWith <6552>
    今期経常を34%上方修正・最高益予想を上乗せ。
     
    ■神戸天然物化学 <6568>
    大阪大学と共同で創製したアミノ酸トランスポーターLAT1を阻害する新規抗がん剤開発候補化合物について、ジェイファーマ社とライセンス契約を結んだ。
    これによりジェイファーマから契約一時金に加え、マイルストーンやロイヤリティを受領する。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
    30(金)
    都区部消費者物価指数(8:30)
    2月失業率(8:30)
    2月有効求人倍率(8:30)
    2月鉱工業生産(8:50)
    《決算発表》
    タキヒヨー、トライステージ、シベール、安川情報、トシンG、パレモ・HD、テクノアルファ、ミタチ、クラウディアH、ニイタカ、日本エンタ、ERI HD、ストライク、マルマエ、宝印刷、ヤマシタヘルケア、キユソー流通、日プロセス、ジャステック、アルテック
     
    【海外】
    Good Friday
    休場:米、英、香港

    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

    29日の米株式相場は3営業日ぶりに反発した。ダウ工業株30種平均は前日比254ドル69セント高の2万4103ドル11セントで終えた。
    欧州株がほぼ全面高となった流れを受けて買いが先行した。
    週間新規失業保険申請件数が予想より減少した一方で、インフレ指標の一つである2月PCEコア指数2月の米個人消費支出(PCE)の物価指数が予想に一致したことから、利上げへの懸念を伴わない緩やかな景気改善が好感された。下落が続いていたハイテク株にも買い戻しが広がったほか、原油相場も上昇し、引けにかけて上げ幅を拡大した。
     
    2月の米個人消費支出(PCE)の物価指数は、食品とエネルギーを除くコア指数が前年同月比1.6%上昇。2017年4月以来の伸び率になったが、市場予想の範囲内にとどまった。週間の新規失業保険申請件数は1973年1月27日以来、45年2カ月ぶりの水準に減少。3月の消費者態度指数(確報値)は14年2カ月ぶりの高水準だった。
     
    個人情報の不正流用問題で風当たりが強まっているフェイスブックは28日に立て続けに対応策を発表し、規制強化などへの過度の警戒感が後退した。
    フェイスブックやアマゾン・ドット・コムなど主力ハイテク株が買われ、投資家心理が改善した。四半期末と3連休を控え、売りに傾いた持ち高を中立方向に戻す目的の買いも入った。
     
    相場下落が続き、S&P500種株価指数の1年後の予想PER(株価収益率)は23日に16.1倍と米大統領選前の2016年11月4日以来の水準に低下。1~3月期末を控えて機関投資家の持ち高整理も終わったとの見方から「割安な株価の恩恵を得られるように資金を投じるべきだ」との声も出ていた。
     
    ナスダック総合指数は、同114.219ポイント高の7063.445で終えた。動画配信のネットフリックスを含む「FANG」が軒並み上昇。クラウド事業の強化に向け新たな部門を立ち上げると発表したマイクロソフトが上昇。アップルも買われた。
     
    セクター別では不動産を除いて全面高となり、特に半導体・半導体製造装置やソフトウェア・サービスの上昇が目立った。
     
    個別では、エネルギー会社のチェサピーク・エナジー(CHK)や原油精製のマラソン・ペトロリアム(MPC)などエネルギー銘柄が堅調推移。アルコール飲料のコンステレーション・ブランズ(STZ)は決算内容が好感され、買われた。
    前日の取引終了後に発表した四半期決算が市場予想を上回る増収増益だったアパレル大手のPVHも買われた。
     
    一方、前日夕に発表した四半期決算で米国事業の既存店売上高の伸びが市場予想に届かなかったドラッグストア大手のウォルグリーン・ブーツ・アライアンスが大幅安。
    ゲーム小売のゲームストップ(GME)は通期見通しが予想を下振れ、大幅下落となった。
     
    30日(金)は聖金曜日(グッドフライデー)の祝日で米国株式相場は休場となる。
     
     
    VIX指数は19.97と低下(前営業日22.87)。米主要株式3指数は、イースター休場前の第1四半期末の取引日に、ナスダック総合指数がハイテク主導で反発したことで堅調に推移した。VIX指数は一時19.60まで低下した。
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    24,103.11+254.69
    S&P500種
    2,640.87+35.87
    ナスダック
    7,063.445+114.219
     
    米10年債利回り(%)
    2.7407 -0.034
    米2年債利回り(%)
    2.2701 -0.016
     
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,327.30−2.70
    NY原油(ドル/バレル)
    64.91+0.53
    円・ドル
    106.51 - 106.52−0.06
     

    【シカゴ日本株先物概況】


    シカゴ日経平均先物は続伸した。
    6月物は前日比245円高の2万1475円で引け、同日の大取終値を265円上回った。米株の反発を好感した。下げが続いたフェイスブックなどハイテク主要株が反発し、投資家心理が上向いた。
    30日から3連休入りするため、持ち高調整の買いも入った。
    この日の6月物高値は2万1625円、安値は2万0980円。
     
    シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
    21475 ( +265 )
    シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
    21510 ( +300 )
    ( )は大阪取引所終値比
     
     

    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7056.61(+11.87)
    FTSE100種総合株価指数は3日続伸した。前日28日の終値に比べ11.87ポイント高の7056.61で引けた。上昇・下落銘柄はほぼ拮抗した。
     
    資源株やたばこ株など大型株が買われ、指数を押し上げた。一方で医薬品株が利益確定の売りで下落したほか、午前は買いが先行していた金融株の一角が午後にかけて売りに転じ、上げ幅を縮小して引けた。
    前日下落した鉱業株と石油株が買い戻された。銅相場の上昇も強材料となり、アングロ・アメリカンをはじめ鉱業株は全面高。石油株も堅調だった。
     
    個別では、引けにかけて自動車部品のGKNが9%強と急反発した。最終的に英投資会社メルローズからの買収を受け入れたとの報道が手掛かりになった。
    時価総額の大きいたばこ株への買いも指数の上げに貢献した。航空のインターナショナル・エアラインズ・グループとイージージェットも高かった。6月から最高経営責任者(CEO)が交代することが伝わった医療のメディクリニック・インターナショナルが5%高と大幅に上昇した。
     
    半面、イースター(復活祭)の連休を前にした利益確定の売りなどで午前は買われていた銀行のロイズ・バンキング・グループやHSBCホールディングス、保険のアヴィヴァなどが下落して引けた。同様に前日上昇した医薬品株も軟調だった。ただシャイアーは引けにかけて買いに転じた。
    食品サービスのコンパス・グループの下げも目立った。フランスの同業他社の株安を嫌気した売りが出た。
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 12096.73(+156.02)
    ドイツ株式指数(DAX)は大幅反発。終値は前日28日と比べて156.02ポイント高の12096.73だった。
    自動車株が軒並み大幅上昇し、指数の上げをけん引した。
    個別では、フォルクスワーゲン、ダイムラーは4%高。航空のルフトハンザも高かった。一方、コメルツ銀行、電力のRWEが下落した。
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 5167.30(+36.86)
    自動車のルノーが6%近く上げた。


     



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