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【市況一覧】
日経平均株価
38,471.20 -761.60 04/16
TOPIX
2,697.11 -56.09 04/16
マザーズ
661.60 -19.15 04/16
NYダウ平均
37,735.11 -248.13 04/16
ナスダック総合
15,885.02 -290.08 04/16


03月01日 マーケットコメント

03月02日 マーケットコメント

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03月09日 マーケットコメント

03月10日 マーケットコメント


    12日の日経平均は大幅続伸。
    米2月雇用統計の結果で大幅上昇した米国市場を好感し、朝方から買い優勢の展開となった。前場は円高、後場は森友問題に絡んだ麻生財務相の記者会見を前に上げ幅を縮小する場面もあったが、後場終盤は底堅い値動きとなった。
    日経平均は25日線を突破したが、上値の重い展開だった。
    25日線はキープしているが、明日以降の動向を見極める必要がありそうだ。
     
    さて、明日は海外市場では重要経済指標の発表が予定されておらず、学校法人「森友学園」への国有地売却を巡る決裁文書の書き換え問題が引き続き材料視されるだろう。
    米国株式や為替市場にらみの展開が予想される。
     
    ただ、1月29日以来、約1カ月半ぶりに25日移動平均線(2万1694円45銭)を回復してきたこともあり、市場に買い安心感が増していることから買い先行の推移となりそうだ。
    今後の焦点は、2月27日につけた取引時間中の高値2万2502円05銭を早期に奪回できるかどうかが注目される。
     
     
    ■テクニカル・ポイント(12日現在)
    レジスタンス
     
    22583.12 週足一目均衡表転換線
    22555.46 13週線
    22531.10 11月SQ値
    22495.96 ボリンジャーバンド25日+2σ
    22493.21 100日線
    22247.22 ピボットHBOP
    22212.97 26週線
    22195.60 週足一目均衡表基準線
    22152.61 一目均衡表基準線
    22109.19 ピボット抵抗線2
    22095.20 ボリンジャーバンド25日+1σ
    21971.16 高値
    21966.03 ピボット抵抗線1
    21828.00 ピボット
    21826.10 寄付
     
    サポート
     
    21694.45 25日線
    21689.97 安値
    21684.84 ピボット支持線1
    21658.77 一目均衡表転換線
    21575.45 3月SQ値
    21546.81 ピボット支持線2
    21466.35 5日線
    21403.65 ピボットLBOP
    21293.70 ボリンジャーバンド25日-1σ
    21269.31 ボリンジャーバンド26週-1σ
    21228.10 200日線
    21190.11 2月SQ値
    20904.28 52週線
    20892.95 ボリンジャーバンド25日-2σ
    20492.19 ボリンジャーバンド25日-3σ

    [概況]

    12日の東京外国為替市場は、円買いが優勢となった。先週の米雇用統計は堅調だったが、森友学園問題による安倍政権の政局不透明感が、リスク回避姿勢を強めたようだ。米ドル円は序盤から売りが優勢で、106円台後半から106円台半ばまで下落。
     
    その後、麻生財務相の会見が報じられると、同大臣の辞任懸念によるリスク回避の動きが一層広がり、本日の安値106.340円まで下落することとなった。麻生大臣は会見で、自身の進退問題と首相官邸への忖度を否定した。
     
    この会見の内容を受け、リスク警戒感は若干和らぐこととなり、終盤にかけては、106円台半ばの水準まで買い戻されている。この後は、主だった経済指標の結果がないため、トランプ米大統領が進めようとしている貿易戦争に関することが、相場に動意を与えそうか。



    [提供:カネツFX証券株式会社]

    【大引け概況】
    12日の日経平均株価は前週末比354円83銭高の2万1824円03銭と大幅に3営業日続伸。
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:07 容量:9.64M


    過去のマーケット動画はこちら
    前週末の米国株上昇を受けて幅広い業種が買われた。ただ、森友学園問題の行方が心理的な重しになり、買い一巡後に伸び悩む銘柄が目立った。
     
    米雇用統計を受けて主要株価指数が軒並み上昇した前週末の米国市場の流れを引き継ぎ、12日前場に日経平均株価は一時500円超上昇した。ただ、この日は海外投資家の取引が少ない月曜日だったため買いは膨らまず、戻り待ちの売りに押されて徐々に上げ幅を縮めた。
     
    学校法人「森友学園」への国有地売却に関する財務省決裁文書をめぐり、森山裕自民国対委員長が政府から書き換えがあったとの報告を受けたことを明らかにし、ドル安・円高に傾いたことで、後場中盤には2万1689円97銭(前週末比220円77銭高)まで押し戻された。その後、麻生太郎財務相の辞任否定を受けて切り返したが、上値は限定された。
     
    日経平均は短期的な上値メドとなっていた25日移動平均(12日時点で2万1694円)を1月29日以来、約1カ月半ぶりに上回った。
     
    JPX日経インデックス400は3日続伸。終値は前週末比235.10ポイント高の1万5405.70だった。東証株価指数(TOPIX)も3日続伸し、25.82ポイント高の1741.30で終えた。
     
    東証1部の出来高は12億5360万株、売買代金は2兆3973億円。騰落銘柄数は値上がり1712銘柄、値下がり309銘柄、変わらず48銘柄。
     
    業種別株価指数は33業種全て上昇し、機械、ゴム製品、鉱業、海運業、石油・石炭製品、非鉄金属が上昇率上位。
     
     
    個別では、証券会社が目標株価を引き上げたエーザイが高い。内閣府などが発表した法人企業景気予測調査を受け、設備投資関連としてファナックが買われた。伊藤忠や住友商などの資源関連株の一角がしっかり。
    クボタや第一三共、イオンが上昇し、決算を手掛かりに鳥貴族が急伸した。システムソフト、ツガミ、東芝機械なども買いを集めた。ソースネクストが活況高、サンケン電気も上昇した。


    一方、エイチームが大幅安となったほか、ヤクルト、ハウス食G、日水は弱含み、ソニーや積ハウス、資生堂が売られた。ミライアル、酒井重、DDHDなどの下げが目立った。
     
    東証2部指数は前週末比31.71ポイント高の7312.69ポイントと3日続伸。
    値上がり銘柄数は294、値下がり銘柄数は168となった。
     
    個別では、アールエイジがストップ高。ベネフィット・ワン、キタムラ、パシフィックネット、キーウェアソリューションズ、東亜石油など13銘柄は昨年来高値を更新。
    石原ケミカル、アライドテレシスホールディングス、ソマール、セントラル総合開発、ジー・スリーホールディングスが買われた。
     
    一方、ジオスター、日本アビオニクス、オプティマスグループが昨年来安値を更新。大盛工業、エリアクエスト、昭和化学工業、ショーエイコーポレーション、ヤマシナが売られた。







     

    日経ジャスダック平均株価は3日続伸した。終値は前週末比28円27銭高い4074円12銭だった。
    日経平均株価が大幅に上昇し投資家のリスク許容度が高まり、新興企業向け市場でも買いが優勢だった。ハイテク銘柄の上昇が目立ち、精密減速機メーカーのハーモニック、半導体関連部材を販売するフェローテクが上昇した。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で1117億円、売買高は1億5256万株だった。
    値上がり銘柄数は446、値下がり銘柄数は225となった。
     
    個別では、エスプール、東京日産コンピュータシステム、日本フォームサービスがストップ高。地域新聞社、アマガサは一時ストップ高と値を飛ばした。秋川牧園、三信建設工業、イナリサーチ、サニーサイドアップ、シイエム・シイなど24銘柄は昨年来高値を更新。ジェクシード、ムラキ、ニチダイ、明豊エンタープライズ、新日本建物が買われた。
     
    一方、ナビタスが一時ストップ安と急落した。シベール、ヒビノ、SYSホールディングス、市進ホールディングスは昨年来安値を更新。ケア21、ユニバーサルエンターテインメント、太洋工業、精養軒、KeyHolderが売られた。

    東証マザーズ指数は小幅ながら3営業日ぶりに反落した。終値は前週末比0.38ポイント安い1209.30だった。値上がり銘柄数は118、値下がり銘柄数は115となった。
     
    米国株高と為替市場の円安で東京市場全般は買い優勢だが、幅広い銘柄に売りが出た。
    市場関係者からは、「安倍政権にとっての致命傷になる恐れもあり予断を許さない」との見方が出るなど午後は買い手が細り、見送りムードだった。
    特に、そーせいなど時価総額の大きい銘柄が軟調に推移し、指数を押し下げた。
     
    個別では、モルフォが昨年来安値を更新。日本スキー場開発、イトクロ、フルスピード、ディジタルメディアプロフェッショナル、フィル・カンパニーが売られた。
     
    一方、ナノキャリアが一時ストップ高と値を飛ばした。総医研ホールディングス、タイセイ、ピクスタ、ロードスターキャピタル、エスユーエスなど6銘柄は昨年来高値を更新。フィット、バリューゴルフ、シルバーライフ、シャノン、ファイズが買われた。
     
     
     


    経済指標のスケジュールと罫線をなしにして為替の説明をするとどうなるのだろうか。
    加えて、カタカナを使わないということにすると・・・。
    「そんな説明聞いたことありません」とその方面の市場関係者。
    しかし、金利が上昇して下げていた株価はさらに金利が上昇しても下げない。
    雇用統計で非農業部門雇用者数が増加しても、給与の伸び率の鈍化で株価は上昇。
    通常の延長線上でしか、物事を考えないクセがつくとしばしば見間違えることになる。
    経済指標と罫線を排除して説明することに相場の主役がいるように思えてならない。
    「だから何?」という疑う精神がなければいけないということ。
    相場は驚きと気付きの向こう側で進歩しているのである。
    今朝の日経朝刊。
    大半の方が見ない文化面。
    連載されている「江戸の雪景色十選」。
    歌川広重の「東都名所雪の三景 隅田川のはつゆき」。
    「因みにこの浮世絵、四隅が欠け、下にも余白がある。
    これらの部分を切り抜いて団扇に貼り付けるために作られた団扇絵である。
    したがって、この作品が鑑賞されていたのは冬ではなく夏。
    江戸っ子たちは団扇をあおぎながら少しでも暑さをしのごうと、
    この絵の雪景色を羨ましく眺めていたことだろう」。
    この驚きみたいなものが、市場には欲しい。
    そして、雪は冬というような常識の向こう側にある歴史的本質を掴むことは重要なのである。
     
    「株は下がれば上がる、上がれば下がる。
    下がリ続けないし、上がり続けない」。
    簡単な言葉だが、これも本質。
    やはりどこかで「フェアバリュー、フェアプライス」に収束するものだ。
    「買えば下がり、売れば上がる」というのも実は法則だ。
    「常に考えること。常に相場に関連付けて考え抜くこと。
    そうすることで、相場の本質に近づけるような気がしてくるものだ」。
    そんな格言はないが・・・。


    (櫻井)。

    【寄り付き概況】

    後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比294円96銭高の2万1764円16銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、20.04ポイント高の1735.52で始まった。
     
    日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに上げ幅を縮めている。
    前週末の米国株高を受けた買いが吸収された後は、戻り待ちの売りに上値を抑えられている。
    外国為替市場では、1ドル=106円60銭近辺での推移。アジアの主要株式市場は、総じて高い。
     
    25日線を突破しており、同線が支持線として意識されるようだと、2万2000円から直近戻り高値水準へのリバウンドが意識されやすいだろう。
    一方で、国内の政治リスクが重石になる可能性があり、積極的には上値を追いづらい面もある。
     
    マザーズ指数が小幅に下落して推移している。個人マネーは政治リスクへの警戒から資金圧縮も意識されやすい。中小型株は一方向に需給が振れやすいこともあり、先週の流れも引き継いでいる状況であろう。好業績や個別に材料のある銘柄に絞っての短期的な値幅取り狙いになりそうだ。
     
    個別では、任天堂が高く、東エレク、SUMCO、ファナック、トヨタ、日産自、コマツ、三菱UFJ、三井住友が上伸している。ソフトバンクG、NTT、ファーストリテは買われ、エーザイが大幅高で、JTは底堅い。
    半面、ソニー、キーエンスが安い。ヤクルトが値を下げ、資生堂、小野薬、ペプチドリがさえない。
     
    ランチバスケットは17件、222.97億円、差し引き10億円の買い越しとの観測。
     

    12日午前の日経平均株価は大幅に続伸し、前週末比368円26銭高の2万1837円46銭で前場を終えた。
    雇用統計を受けて9日の米主要株価指数が軒並み大幅上昇した流れを引き継いだ。幅広い銘柄に買いが膨らみ、一時上げ幅を500円超まで拡大する場面があった。
    ただ、買い一巡後は国内の政治リスクを懸念した売りでやや伸び悩んだ。
     
    米国の輸入関税引き上げを巡っては、オーストラリアが適用除外になると週末に伝わり、過度な貿易摩擦への懸念が後退。前週まで新興国景気への影響を警戒して売られていた資源関連などに見直し買いが入った。
     
    財務省は12日午前、学校法人「森友学園」への国有地売却の決裁文書に関する調査結果を与党幹部に報告した。財務省や近畿財務局が途中で書き換えた文書の存在を認めたと伝わり、政局の混乱や政策遂行の遅れなどを懸念する雰囲気が広がった。
     
    前場取引時間中に外国為替市場でドル売りの動きが再度強まり円高方向に振れたことで、全体相場にはネガティブに作用したとみられる。
     
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続伸した。
    前引けの東証1部の売買代金は、1兆1856億円、売買高は6億3185万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1681と、全体の81%を占めた。値下がりは321、変わらずは67銘柄だった。
     
    業種別株価指数は33業種全て上昇。ゴム製品、機械、ガラス・土石製品、金属製品、鉱業、非鉄金属が上昇率上位。
     

    個別では、クボタやファナック、伊藤忠が買われた。証券会社が目標株価を引き上げたエーザイの上昇が目立った。第一三共や東エレク、旭化成も高い。村田製作所、安川電機も上昇した。ヴィンクスが連日のストップ高に買われ、ソフトブレーンも値を飛ばした。
     
    一方、ソニーや積ハウス、資生堂が売られた。キーエンスやユニチャーム、アサヒも安い。
    ミライアル、エイチームが大幅安、アイスタイル、ヤーマンなども下落した。
     
    東証2部株価指数は前週末比32.30ポイント高の7313.28ポイントと3日続伸した。値上がり銘柄数は302、値下がり銘柄数は145となった。
     
    個別では、ベネフィット・ワン、キタムラ、パシフィックネット、キーウェアソリューションズ、川金ホールディングスなど11銘柄が昨年来高値を更新。石原ケミカル、アライドテレシスホールディングス、ファステップス、マーチャント・バンカーズ、ジー・スリーホールディングスが買われた。
     
    一方、ジオスター、日本アビオニクスが昨年来安値を更新。大盛工業、インスペック、エリアクエスト、昭和化学工業が売られた。
    ???????

    日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前週末に比べ20円57銭高い4066円42銭となった。前週末の米株高や12日午前の日経平均株価の上昇で投資家心理が改善した。新興企業向け市場でもハイテク銘柄などを中心に買いが入った。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で617億円、売買高は8335万株。値上がり銘柄数は444、値下がり銘柄数は211となった。
     
    個別では、エスプールがストップ高。地域新聞社、アマガサは一時ストップ高と値を飛ばした。秋川牧園、サニーサイドアップ、シイエム・シイ、エスイー、システム ディなど20銘柄は昨年来高値を更新。ジェクシード、ムラキ、ニチダイ、明豊エンタープライズが買われた。
     
    一方、ヒビノ、SYSホールディングス、市進ホールディングスが昨年来安値を更新。ナビタス、ケア21、ユニバーサルエンターテインメント、精養軒、太洋工業が売られた。
     

     
    東証マザーズ指数は前週末比3.76ポイント安の1205.92ポイントと3日ぶり反落した。
    前週末の米国株が経済指標の強さなどを受けて値を上げたことが好感され、東証一部に買いが集まったがマザーズ市場は売られた。
    値上がり銘柄数は119、値下がり銘柄数は115となった。
     
    個別では、モルフォが昨年来安値を更新。日本スキー場開発、イトクロ、フルスピード、フィル・カンパニー、エンバイオ・ホールディングスが売られた。
     
    一方、ナノキャリアが一時ストップ高と値を飛ばした。総医研ホールディングス、タイセイ、ピクスタ、ロードスターキャピタル、エスユーエスなど6銘柄は昨年来高値を更新。バリューゴルフ、フィット、プラッツ、ユナイテッド&コレクティブ、ハイアス・アンド・カンパニーが買われた。

    NY株式市場では主要3指数がそろって2%近く上昇。
    NASDAQは最高値を更新した。
    待たれていた雇用統計で非農業部門の就業者数は前月比31.3万人増加で着地。
    2016年7月以来、1年7カ月ぶりの大幅な伸びとなった。
    市場予想は20万人増だった。
    時間当たりの平均賃金は0.1%増の26.75ドルと1月の0.3%増から減速。
    前年同月比で2.6%増と、1月の2.8%増から伸びが鈍化
    「インフレや急激な利上げをめぐる懸念が和らいだ」との解釈。
    「労働参加率が伸びる一方で、賃金の安定した動きが続くようであれば、市場は過度にインフレを気にする必要がなくなる。
    相場には好都合だ」という声が聞こえる。
    週間では、S&Pが3.5%、NYダウが3.25%、NASDAQが4.2%高。
    堅調な雇用統計を受け国債利回りは上昇。
    ドル円は106円台後半まで下落。
     
    メジャーSQの荒れる週は波乱含みだったが結局週間では上昇で通過。
    日経平均が1.4%、約287円の上昇。
    週足では3週ぶりに陽線。
    TOPIXが0.4%高。
    マザーズ指数は0.3%安、日経ジャスダック平均は0.5%安。
    最終的に大型セクター優位の週となった。
    25日線からの乖離はマイナス1.3%。
    騰落レシオは84.13%。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲14.329%。
    買い方▲7.967%。
    空売り比率は44.3%で8日連続40%超。
    日経平均採用銘柄のEPSは1702.55円で1700円越え。
    PERは12.61倍。
    シカゴ225先物終値は大証日中比345円高の21695円。
    現物換算では21800円台レベルで25日線(21752円)を越えてきた。
    3日連続陰線を打開して陽線が欲しい月曜日。
    メジャーSQ通過で昨年9月のような反騰に期待したいところ。
     
    土曜の日経では「主要企業、経常益伸び鈍化」の見出し。
    大手証券の2018年度の企業業績見通しでは主要企業の経常益は前期比8〜10%増。
    電気・機械などの伸びが全体をけん引との見通しだ。
    「円高進行が懸念で増益率は2ケタの17年度からは鈍化」。
    鈍化をどう捉えるかの問題だろう。
    鈍化とはいえ減益ではなく、伸び率が鈍化するだけのこと。
    増益基調に変わりはない。
    活字の綾に誤魔化されないようにすることが肝要だろう。
     
     
    NYダウは440ドル高の25335ドルと続伸。
    NASDAQは132ポイント高の7560ポイントと6日続伸。
    S&P500は47ポイント高の2786ポイントと続伸。
    ダウ輸送株指数は274ポイント高の10739ポイント。
    3市場の売買高は68.2億株。
    CME円建ては大証比345円高の21695円。
    ドル建ては大証比410ポイント高の21780ポイント。
    225先物大証夜間取引は日中比340円高の21690円。
    ドル円は106.79円。
    10年国債利回りは2.894%。
     
     
    ◇━━━ カタリスト ━━━◇
     
    EG(6050)・・・動兆。
     
    イー・ガーディアンに注目する。
    同社は総合ネットセキュリティ」が中核。
    ビットコイン本人認証、ネット広告審査も拡大基調。
    業績は好調。
     

    (兜町カタリスト櫻井)

    【寄り付き概況】

    12日の日経平均株価は前週末9日比356円90銭高の2万1826円10銭で寄り付いた。
    東証株価指数(TOPIX)は、25.19ポイント高の1740.67で始まった。
     
    前週末のNYダウが440ドル高と急伸、2月の米雇用統計が好調で米経済に対する自信が株価を押し上げる格好となった。
    注目された米2月雇用統計は、非農業分野の雇用者数が市場予想平均を上回った。
    一方、同月の平均時給の伸びは市場予想平均に届かなかった。1月の同統計では、平均時給の伸びが市場予想を上回り、物価上昇への警戒から株価の下落につながっただけに、過度な警戒感が後退した。

    これを受けて東京市場でも主力株をはじめ幅広い銘柄に押し目買いや買い戻しなどリスクを取る動きが目立つ。
     
    外国為替市場では1ドル=106円第90銭近辺の推移と円安水準にあることも輸出株中心に追い風。
    戻り売り圧力は意識されるものの、日経平均2万1000円台後半で売り物をこなす展開が想定される。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種全面高で、値上がり上位に機械、電気機器、化学、ガラス土石、保険など。 
     

    個別では、東エレク、SUMCO、ファナックが大きく値を上げ、ソニー、トヨタ、キヤノンは買われている。新日鉄住、住友鉱、国際帝石、伊藤忠が堅調で、三菱UFJ、三井住友の大手銀行株や、野村、第一生命が高く、ソフトバンクG、KDDI、JT、ファーストリテ、エーザイが上昇している。
    半面、ヤクルト、ハウス食Gが軟調で、積水ハウスは小反落となっている。


    225先物は、ドイツ・JP・野村・パリバ・大和・アムロ・三菱・メリルが買い越し。
    みずほ・GS・モルスタ・ソジェン・UBS・SBIが売り越し。
    TOPIX先物はJP・メリル・パリバ・クレディ・ソジェンが買い越し。
    GS・UBS・バークレイズ・大和が売り越し。
     
    外資系等は、椿本チ(6371)、セブンアイ(3382)、ナカニシ(7716)、JACリクルート(2124)、都競馬(9672)、山パン(2212)、ピジョン(7956)、東鉄工(1835)、化薬(4272)、イーエム(4820)、タカラバイオ(4974)、キッコーマン(2801)、コーセー(4922)、マキタ(6586)、ネクソン(3659)、パナ(6752)、大塚商会(4768)に注目。
     
    テクニカル的には、エイジア(2352)、インフォマート(2492)、キリン(2503)、エコナック(3521)、TIS(3626)、エラン(6099)、鎌倉新書(6184)、ショーワ(7274)、立花エレ(8159)、共立メンテ(9616)が動兆。


     

    [概況]

    9日に発表された米2月雇用統計は非農業部門雇用者数が予想を大きく上回る結果となってドルは一時1日以来、一週間ぶりとなる107円台に乗せたが平均時給は予想を下回り、インフレがそれほど進んでいない事が示されて107円台を維持する事は出来なかった。
     
    また良好な経済指標にNY株式市場も大きく上昇して、最後は3市場とも続伸(ナスダックは6日連続)して引けるなど、米国経済の好調さが表れる結果となったが、今週はこの流れを受けてNY株式市場が上昇トレンドを再開出来るか、ドルも上値を伸ばす事が出来るかに注目している。
     
    今週の米国は12日(月)2月税制収支、13日(火)2月消費者物価指数、14日(水)MBA住宅ローン申請件数、2月小売売上高、2月生産者物価指数、15日(木)3月NY連銀製造業景気指数、2月輸入価格指数、新規失業保険申請件数、3月フィラデルフィア連銀景況指数、1月対米証券投資、16日(金)2月住宅着工件数・建設許可件数、2月鉱工業生産・設備稼働率、3月ミシガン大学消費者信頼感指数、などが発表予定となっており、先ずはドルが107円に定着出来るか。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

     

    12日の東京株式市場は、堅調展開か。
    日経平均株価の予想レンジは、2万1400円-2万1900円を想定する。
    前週末9日の米国株式は大幅高を演じ、ナスダック総合指数が史上最高値を更新した。
    米雇用統計が通過し市場は落ち着きをみせてくるだろう。
    朝方は、米国株高を好感し買いが先行するとみられる。
    ただ、前週末9日は戻り待ちの売りに押され、上値の重さが意識されていたことや、買い手掛かりに乏しいこともあり、伸び悩む場面も想定される。
     
    地政学リスクは、米朝首脳会談が行われるとみられる5月までは小康状態だろう。
    一方で、森友学園への国有地売却をめぐり、国内政治不安が高まる状況には注意が必要。
    期末で機関投資家の積極的な売買は手控えられる可能性がある。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=106円台の後半(前週末9日終値106円69-70銭と小動き。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、9日の大阪取引所終値比345円高の2万1695円だった。
     
    シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
    21695 ( +345 )
    シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
    21760 ( +410 )
    ( )は大阪取引所終値比
     
     
    【好材料銘柄】
    ■サムコ <6387>
    今期経常を64%上方修正。
     
    ■アールエイジ <3248>
    11-1月期(1Q)経常は4倍増益で着地。
     
    ■石原ケミカル <4462>
    東証が石原ケミを16日付で市場1部に指定替えする。
     
    ■東京日産コンピュータシステム <3316>
    4月30日現在の株主を対象に1→5の株式分割を実施。最低投資金額は現在の5分の1に低下する。
     
    ■アマガサ <3070>
    今期経常は2倍増益へ。
     
    ■ニチダイ <6467>
    東証が12日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を70%以上[うち現金40%以上]とする)を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。
     
    ■フィンテック グローバル <8789>
    日本における「ムーミン」のライセンスを一括管理する新会社を設立。
     
    【主な経済指標・スケジュール】
    12(月)
    1-3月期法人企業景気予測調査(8:50)
    2月工作機械受注(15:00)
    《決算発表》
    学情、カイカ、Bガレージ、コーセーアールイ、ポールHD、シーズHD、萩原工業、菱洋エレク、トーホー、シルバーライフ
     
    【海外】
    米2月財政収支(3/13 3:00)
    米3年国債入札
    米10年国債入札


    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

    [株価材料]
     
    ■WNIウェザー<4825>
    地域別地震危険度測るアプリ提供
     
    ■日立<6501>
    耐摩耗性高めたニッケルメッキ技術開発
     
    ■TDK<6762>
    静電容量最大1.5倍のフィルムコンデンサー開発
     
    ■新電元<6844>
    タイで車載パワー半導体生産を4割拡大へ
     
    ■SOMPO<8630>
    理研と事故リスク推測する研究開始



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