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【市況一覧】
日経平均株価
37,068.35 -1011.35 04/19
TOPIX
2,626.32 -51.13 04/19
マザーズ
638.74 -21.13 04/19
NYダウ平均
37,775.38 +22.07 04/19
ナスダック総合
15,601.50 -81.87 04/19



    1日の東京株式市場は、米株安や外国為替市場での円高進行などを背景に大きく売りが優勢となった。
    米金融政策に対する思惑などで高ボラティリティーが継続するとの警戒感も相場の重しとなった。
    期待された21カ月連続の月初高とはならなかった。
     
    明日(2日)の東京株式市場では、今日の大幅安で日経平均株価が2万2000円台を大きく割り込んだことから、投資家心理が弱気に傾くことが予想され、週末ということもあり、利益確定の売りが優勢となりそうだ。
     
    テクニカル的には、きょうの安値2万1645円が2月22日の安値2万1626円を下回らなかったことは好材料だろう。米国株次第の相場が続いているため、今晩の米国株が上昇すれば、週間上昇も十分期待できる。
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(1日現在)
     
    23050.84  均衡表雲下限(日足)
    22756.53  13週移動平均線
    22738.80  75日移動平均線
    22539.75  均衡表転換線(週足)
    22511.46  均衡表基準線(日足)
    22275.50  25日移動平均線
    22075.82  26週移動平均線
    22064.45  均衡表転換線(日足)
    21994.24  6日移動平均線
    21938.39  ボリンジャー:-1σ(13週)
     
    21724.47  ★日経平均株価1日終値
     
    21720.25  新値三本足陰転値
    21684.43  均衡表基準線(週足)
    21473.79  ボリンジャー:-1σ(25日)
    21173.30  200日移動平均線
    21120.25  ボリンジャー:-2σ(13週)
    20866.84  ボリンジャー:-1σ(26週)
    20672.09  ボリンジャー:-2σ(25日)
    20302.11  ボリンジャー:-3σ(13週)
    19870.39  ボリンジャー:-3σ(25日)
     
    マドを空けての下落となり、5日線をあっさり割り込んでいる。これにより、強弱感が対立している2万2000円をキープすることが出来なかった。
     
    早期に2万2000円を一気に突破してくるようであれば再び、2月6日の下落局面で空けたマド(2万2277-2万2659円処)を埋めに行くトレンド形成が意識されてくるだろうが、可能性は低くそうだ。また、週間形状では26週線を割り込んできており、週末大引け段階でクリアするには350円程度上昇する必要がある。
     
     
     
    ■東証主体別売買動向・2月第3週
     
    東京証券取引所が1日発表した2月第3週(2月19〜23日)の投資部門別売買動向(東京・名古屋2市場、1、2部など)は、海外投資家が1132億3528万円と7週連続の売り越しとなった。
    前週は362億2792万円の売り越しだった。個人投資家は815億1592万円と5週連続で買い越した。事業法人は625億824万円と7週連続の買い越し。信託銀は1132億円5908万円と6週連続で買い越した。

    [概況]

    01日の東京外国為替市場は、豪ドル円が下落した。
    このところ、米国の早期利上げ観測が台頭していることを背景に、豪ドルをはじめとする資源国・新興国通貨は軟化傾向を続けているが、本日の豪ドル円は第4四半期豪民間設備投資の予想を下回る結果を受け下落が加速した。
     
    値動きを詳しく追うと、豪ドル円は序盤から上記を理由に売りが優勢となり、本日の安値82.290円まで下落。

    しかし、中盤に差し掛かると次第に下げ渋る動きとなり、その後の欧州時間序盤には82円台後半まで水準を回復させている。
     
    この後の豪ドル円の戻りだが、明確な買い材料が出たわけではないため一時的に留まりそうか。そして、仮に下落基調が一層強まった場合は、大台80.00円が下値目標として意識されそうか。

    [提供:カネツFX証券株式会社]


    【大引け概況】
    1日の日経平均株価は大幅に続落し、前日比343円77銭安の2万1724円47銭で終えた。
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:02 容量:8.73M

    過去のマーケット動画はこちら
    下げ幅は一時400円を超え、2万1600円台半ばまで下落した。
    節目の2万2000円を割り込んだのは2月23日以来、4営業日ぶり。
     
    2月28日の米国株が大幅安した流れを受け、主力株を中心に売りが膨らんだ。
    外国為替市場で1ドル=106円台まで進んだ円高・ドル安が嫌気され、1日の東京株式市場は朝方から幅広い銘柄が値下がりした。午後は時間外取引で米株先物が下落したため、「米国株の下落が続きそうだ」との見方が広がった。
     
    米中の景気指標の悪化が続き、世界経済の先行きに不透明感が広がった。機械や化学、鉄鋼といった景気敏感株の下げが目立った。
    政府が今国会での裁量労働制の拡大を断念すると伝わり、政治情勢に対する懸念を弱材料視する向きも買い手控え要因となった。
    毎月第1営業日の日経平均は前月まで20カ月連続の上昇をみせていたが、ついにその記録が途切れた。
     
    JPX日経インデックス400は続落した。終値は前日比243.39ポイント安の1万5370.06だった。東証株価指数(TOPIX)も続落し、28.04ポイント安の1740.20で終えた。
     
    東証1部の売買代金は概算で2兆7893億円。売買高は15億1848万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1746、値上がりは281、変わらずは42銘柄だった。
     
    個別では、トヨタ自動車が安く、三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも軟調。ダイキンとコマツが下落した。JFEと信越化も売られた。セイコーホールディングスが安く、ツバキ・ナカシマの下げも目立った。
     
    一方、JALとANAHDは上昇した。小野薬と大東建も買われた。
    ヤマハ発動機、アイ・エス・ビー、サイバーコムが値を飛ばし、ネクステージは値上がり率トップに買われた。フィックスターズが上昇、アイスタイル。丹青社、パーク24も買われた。
     
     
    東証2部株価指数は前日比72.58ポイント安の7347.79ポイントと反落した。
    値上がり銘柄数は102、値下がり銘柄数は359となった。
     
    個別では、スリープログループ、カネヨウ、パシフィックネット、大盛工業、フライトホールディングスが売られた。
     
    一方、ファステップス、ファーマフーズ、ICDAホールディングス、キーウェアソリューションズ、日本坩堝が昨年来高値を更新。アルトナー、セントラル総合開発、サンコー、浜井産業、リテールパートナーズが買われた。

     

    日経ジャスダック平均株価は11営業日ぶりに反落した。終値は前日比38円52銭安の4111円16銭だった。エンジャパンやマクドナルドといった時価総額が大きい銘柄を中心に売りが優勢となった。
    主力株市場の下落を眺め、新興株市場もほぼ軟調な展開が続いた。ただ、ジャスダックには連騰後の利益確定売りの面がった。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で1042億円、売買高は1億278万株だった。
    値上がり銘柄数は164、値下がり銘柄数は510となった。
     
    個別では、大塚家具が昨年来安値を更新。共和工業所、ソルガム・ジャパン・ホールディングス、日本一ソフトウェア、綜研化学が売られた。
     
    一方、シーズメン、ナビタスがストップ高。グリムス、白鳩、エスイー、ハーバー研究所、テクノクオーツなど18銘柄は昨年来高値を更新。ビーマップ、応用技術、サカイホールディングス、クレオが買われた。

    東証マザーズ指数は反落した。終値は6.76ポイント安の1232.37だった。
    東証1部市場が全面安となったことで新興市場も売り先行となったが、後場は切り返しの動きとなって下げ幅を縮小させた。
    下げ幅が限定的で「個人投資家の参加意欲は、それほど後退していない」との指摘があった。
    値上がり銘柄数は69、値下がり銘柄数は164となった。
     
    2月28日にマザーズに上場したJテック・Cは上場2日目の1日、公募・売り出し価格(公開価格)の2250円の4.3倍である9700円の初値を付けた。
    その後も買いが優勢で、初値を基準とする制限値幅の上限(ストップ高水準)となる1万1200円まで上昇する場面があった。終値は初値を15%上回る1万1190円だった。
     
    個別では、アクアライン、シェアリングテクノロジー、農業総合研究所、すららネット、ゼネラル・オイスターが売られた。
     
    一方、イグニス、メドレックス、GMO TECHがストップ高。ジェイテックコーポレーション、マネーフォワード、キャンバスは一時ストップ高と値を飛ばした。総医研ホールディングス、ユーザベース、トレンダーズ、メドピアなど7銘柄は昨年来高値を更新。
    ブランジスタ、AMBITION、ピクスタ、オウチーノ、ビリングシステムが買われた。

    【後場寄り付き概況】

    01日後場寄付き日経平均株価は、前営業日比315円92銭安の2万1752円32銭で始まった。
    東証株価指数(TOPIX)は、25.35ポイント安の1742.89で始まった。

    日経平均株価は前場終値と比較して若干下げ幅を縮小している。

    外国為替市場では、1ドル=106円70銭台での推移。アジアの主要株式市場は高安まちまち。

    日経平均はマドを空けての下落となり、2月22日の安値水準まで下げてきている。踏ん張り処であった2万2000円や26週線レベルを再び下回って推移しており、押し目買いも入れづらい状況であろう。

    後場は日銀のETF買い入れが意識されるため下げ渋る展開が期待されそうだが、リバウンドを狙うというよりは戻り待ちの売りに向かわせやすい。先物市場では短期筋の売り仕掛けが出やすいだろう。

    ランチバスケットは18件、412.07億円、差し引き50億円の売り越しとの観測。 

    日経平均株価は前日比353円27銭安の2万1714円97銭で前場を引けた。東証株価指数(TOPIX)は28.15ポイント安の1,740.09と、ともに下落した。

    2月28日の米国株が大幅安した流れを受け、主力株を中心に売りが膨らんだ。外国為替市場での円高も嫌気された。

    前日の中国の景況感指数の悪化に続き、同日の米国では住宅関連指標が市場予想に反して低下した。世界景気減速への警戒感が広がり、鉱業や機械、化学といった景気敏感株の下げが目立った。

    2月に相場変動率が急上昇したため、保有資産のリスク量を一定に保つ「リスク・パリティ」戦略を取る海外機関投資家からは幅広い銘柄に売りが出た。

    東証1部の出来高は7億6466万株、売買代金は1兆3654億円。値上がり銘柄数は273、値下がりは1742、変わらずは53銘柄だった。

    個別では、三菱UFJ、みずほFGなどメガバンクが軟調となっている。キーエンス、ファナックも安い。住友鉱と国際石開帝石も下落した。富士石油、竹内製作所も下げた。
    半面、JAL、ANAが買われ、パーク24も高い。アイ・エス・ビーが大幅高となっている。ヤマトHDと小野薬も上げた。
     
    東証2部指数は前日比62.38ポイント安の7357.99ポイントと反落。値上がり銘柄数は95、値下がり銘柄数は352となった。
     
    個別では安川情報システム、スリープログループ、パシフィックネットが下げた。
    一方、キーウェアソリューションズ、ファーマフーズ、ICDAホールディングスが昨年来高値を更新した。
    アルトナー、日本和装、サンコー、昭和化学工業が買われた。

    日経ジャスダック平均株価は反落した。午前の終値は前日比31円62銭安の4118円06銭だった。
    ハイテク関連株を中心に運用リスクを回避するための売りが優勢だった。
    ネット求人大手のエンジャパンや人材派遣のUTなど人材関連サービスが安い。

    ジャスダック市場の売買代金は概算で642億円、売買高は6560万株だった。
    値上がり銘柄数は159、値下がり銘柄数は475となった。
     
    個別では、大塚家具が昨年来安値を更新した。日本一ソフトウェア、トシン・グループ、イワブチが売られた。
    半面、シーズメン、ナビタスがストップ高となった。テクノクオーツ、ヤマウ、ハーバー研究など17銘柄が昨年来高値を更新した。
    セリアやオンキヨーが買われた。

    東証マザーズ指数は反落した。午前終値は前日比13.45ポイント安の1225.68ポイント。
    値上がり銘柄数は52、値下がり銘柄数は182となった。
     
    個別では、ミクシィやそーせいといった時価総額が大きい銘柄が下落した。シェアリングテクノロジー、ソーシャルワイヤー、ジーンテクノサイエンスが売られた。
    半面、GMO TECH、イグニスがストップ高となった。製薬大手との提携を発表したメドレックスは大幅に上昇した。メドピア、ユーザベース、マネーフォワードなど6銘柄が昨年来高値を更新した。

    Jテック・Cは午前の取引終了時点の気配値が8820円だった。公開価格である2250円の3.9倍となっている。

    NY株式市場は大幅下落。
    前日に引き続き利上げベースに対する懸念が払しょくされず売り物優勢の展開。
    S&P500の月間下落幅は2016年1月以来の大きさ。
    NYダウも月間で11カ月ぶりの下落。
    「パウエル試し」は続いている格好だ。
    もっとも10年国債利回りは2.8%台と急上昇している訳ではない。
    実態と解釈の乖離があるとも考えらえる。
    利上げペースの加速がインフレや景気の鎮静化につながるのかどうかは疑問でもある。
    GDP改定値は年率2.5%増と下方修正。
    シカゴ購買部協会景気指数は市場予想を下回って着地しており、指標はやや悪化。
    日銀の国債買い入れ金額の減額を背 景にドル円は106円台後半での推移。
      
    木曜の日経平均は大幅反落。
    2月は月足陰線となった。
    空売り比率は再度40%台まで上昇。
    2月23日時点の裁定買い残は577億円増(7週ぶり増)で1兆6286億円。
    売り残は801億円増の5790億円。
    日経平均採用銘柄のEPSは1687円でPERは13.06倍。
    シカゴ225先物終値は大証日中比190円安の21910円と大幅下落し22000円割れ。
    ドル円の106円台も嫌気されよう。
    月の初日の株高アノマリーは途切れそうな気配。
     
    NYダウは380ドル安の25029ドルと続落。
    NASDAQは57ポイント安の7273ポイント。
    S&P500は30ポイント安の2713ポイント。
    ダウ輸送株指数は141ポイント安の10381ポイント。
    3市場の売買高は81億株。
    CME円建ては大証比190円安の21910円。
    ドル建ては大証比180ポイント安の21920ポイント。
    225先物大証夜間取引は日中比140円安の21960円。
    ドル円は106.72円。
    10年国債利回りは2.86%。

    ◇━━━ カタリスト ━━━◇
    MDV(3902)・・・動兆。
    メディカルデータビジョンに注目する。
    同社は電子カルテ、患者データの電子化のトップランナー。
    デジタル健康ソリューション「CADABOX」を日本全国344エリアの中核病院に対し早期導入を目指している。
    注目はデータを活用した治験事業。
    医療データの利活用でマンパワーに頼らない迅速効率的治験が視野に入っている。
    健診・検診データを活用したセカンドオピニオンサービスも開始。
    今期は3割増収増益見通しで6期連続過去最高更新継続の方向。また一回り大きくなってきた。
    (3045円)。

    (兜町カタリスト櫻井)

    [概況]

    NY市場で発表された米経済指標(NBA住宅ローン申請件数、第4四半期GDP改定値、2月シカゴ購買部協会景気指数)はマチマチでドルには影響薄だったが、NY株式市場が下落に転じると為替市場も円買いが優勢となり、NY市場中盤にドルは当日安値106.550円まで下落した。
     
    其の後ドルは安値圏で推移し、最後は前日比-68銭の106.700円で引け、ドル安に連れて他の主要通貨も下落した。イタリアは週末に選挙を控え、リスク回避の動きにユーロは大きく売られ(-1.23円)、EUから公表された離脱協定の草案がメイ英首相の反発を受けた事で、ハードブレグジットに対する懸念からポンドも大幅下落(-2.49円)となった。
     
    ドルは再び106円台に落ちるなど、なかなか上昇トレンド再開とは行かない様で、目先はしばらく揉み合いかも知れない。



    [提供:カネツFX証券株式会社]

     

    【寄り付き概況】

    1日寄付きの日経平均株価は、前営業日比167円11銭安の2万1901円13銭で始まった。
    東証株価指数(TOPIX)は、13.81ポイント安の1754.43で始まった。
     
    28日の米国株式市場は、NY原油先物WTI価格が下落したことや上値の重さが意識され、NYダウ、ナスダック総合指数がともに続落した。
     
    28日のシカゴ市場日経平均先物の円建て清算値は、28日の大阪取引所終値比190円安の2万1910円だったこともあり、同清算値にサヤ寄せする動きが先行した。
    また、外国為替市場でも1ドル=106円台半ばへの円高が進行、これを受けて主力株をはじめリスク回避の売りが続いている。
     
    ただ、前日に日経平均は引け際一段安で320円強下げており、下値に突っ込んだ場面では押し目買いを誘う可能性もある。日銀のETF買いも予想されることで、売り一巡後の動きが注目される。なお、毎月第一営業日の日経平均は前月まで20カ月連続の上昇をみせていたる。
     
    取引開始前に財務省が発表した2月18-24日の対外対内証券売買契約は、非居住者の株式取引が536億円の処分超で、2週ぶりに処分超だった。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種ほぼ全面安で値下がりで目立つのは鉱業、鉄鋼、保険、非鉄、卸売など。
     
    個別では、任天堂、ソフトバンクGの売りが厚く、ファーストリテ、トヨタ、ホンダが下げ、ファナック、東エレク、日本電産、三菱UFJ、三井住友が安く、オリックス、第一生命、伊藤忠、三菱商が下落している。コマツ、JXTGもさえない。
     
    半面、日立が締まり、ミネベアミツミは堅調。スタートトゥ、パーク24は個別に買われている。

    [株価材料]
     
    ■明治HD<2269>
    家庭用マーガリンの定番をリニューアルへ
     
    ■三和HD<5929>
    欧州で産業用ドアを増産
     
    ■東洋炭素<5310>
    カーボン品加工棟を刷新
     
    ■住友電工<5802>
    超硬ドリルと鋼工具の生産能力増強へ
     
    ■日立<6501>
    電池用電解液を半固体状に安全性改善
     
    ■丸紅<8002>
    LNG関連事業拡大へ
     
    ■SOMPOHD<8630>
    系列が土壌汚染対策費固定化サービス開始へ

    3月1日の東京株式市場は、軟調な展開か。
    欧米株式が下落した動きを受け、株価指数先物を中心に売りが先行するとみられる。
    日経平均株価の予想レンジは、2万1800円-2万2100円を想定する。
    シカゴ日経平均225先物水準からは、日経平均は22000円割れかつ、5日線を割り込んでのスタートとなりそうで、チャート形状も悪化する。
    きのう300円以上下げており、安く寄った後の下値は限定的と考えるが、買い材料には乏しく、戻りも鈍いと予想する。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=106円台の半ば(2月28日終値107円07-08銭と円高に振れている。
    円高の進行を嫌気して輸出関連銘柄に売り圧力が強まる場面も想定される。日経平均株価は、16年7月から18年2月まで20カ月連続で月の第1営業日に上昇したアノマリーがあるが、継続されるかどうか注目されそうだ。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、28日の大阪取引所終値比190円安の2万1910円だった。
     
     
    【好材料銘柄】
    ■スターティア <3393>
    今期配当を3円増額修正。
     
    ■イー・ギャランティ <8771>
    3月15日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。
    最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
     
    ■丹青社 <9743>
    前期経常を9%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も6円増額。
     
    ■アルトナー <2163>
    3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。
    最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
     
    ■メドレックス <4586>
    「薬剤と有機溶媒と親油性膏体基剤と粉体を配合した貼付製組成物」に関する国内特許査定を受けた。
    また、第一三共 <4568> と、メドレックスの経皮吸収技術「NCTS」を用いた開発候補品の共同開発契約を結んだ。
    開発・販売の進捗に応じたマイルストーン収入を受領するほか、上市後は第一三共に独占的に製品供給する予定。今期業績予想に織り込み済み。
     
    【主な経済指標・スケジュール】
    1(木)
    10-12月期法人企業統計(8:50)
    2月消費動向調査(14:00)
    2月軽自動車新車販売台数(14:00)
    2月新車販売台数(14:00)
    10年国債入札
    《決算発表》
    伊藤園、巴工業、アルチザ
     
    【海外】
    米1月個人所得(22:30)
    米1月個人支出(22:30)
    米2月ISM製造業景況指数(3/2 0:00)
    米1月建設支出(3/2 0:00)
    米2月新車販売台数
    FRBのパウエル議長が議会証言(上院)
    《米決算発表》
    NRGエナジー、ベスト・バイ、ノードストローム
    休場:韓国、タイ


    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

    2月28日のNYダウ工業株30種平均は続落し、前日比380ドル83セント安の2万5029ドル20セントで終えた。
     
    昨日の株価下落を受けて、買い戻しが先行した。ダウ平均の上げ幅は160ドルを超える場面があった。前日に300ドル近く下げたため、自律反発を見込んだ買いが先行した。
    月末とあって利益確定売りが出やすく、相場は徐々に上げ幅を縮小。ダウ平均が前週末に上回った50日移動平均を再び割り込んだことで上値の重さが意識され、一段の売りを促したという。
    また、原油相場の下落に加えて 17年10〜12月期の米実質国内総生産(GDP)改定値は前期比年率2.5%増と速報値から小幅に下方修正されたほか、2月シカゴ購買部協会指数も予想を下振れ、午後にかけて上げ幅を縮小し取引終盤にかけて下げ幅を広げ、この日の安値で終えた。
     
    建機のキャタピラーや工業製品・事務用品のスリーエム(3M)、ゼネラル・エレクトリック(GE)が下落。原油安でシェブロンやエクソンモービルが下げたのも指数を押し下げた。
     
    ダウ平均は月間で1120ドル下げ、2017年3月以来11カ月ぶりに前月比で下落した。
     
    ナスダック総合株価指数は続落し、前日比57.346ポイント低い7273.009で終えた。
     
    セクター別では小売を除いて全面安となり、特にエネルギーや家庭用品・パーソナル用品の下落が目立った。
     
    個別では、バイオ医薬品のセルジーン(CELG)は、多発性硬化症治療薬の新薬承認申請を書類不備などを理由に米食品医薬品局(FDA)が受理せず軟調推移。ホームセンターのロウズは17年11月〜18年1月期決算が減収減益となり、1株利益が市場予想に届かなかったのが嫌気されて大幅に下げた。
    製薬のバリアント・ファーマシューティカルズ(VRX)は売上高が予想を下振れたほか、通期見通しが冴えず大幅下落した。
     
    ディスカウントストアのTJX(TJX)は、増配と新たな自社株買い計画を発表し堅調推移となった。百貨店のメーシーズは前日発表の四半期決算を受けてアナリストらの高評価が相次ぎ、上昇した。旅行予約サイトのブッキング・ホールディングスや手作り品売買サイトのエッツィーも四半期決算を手掛かりに大きく買われた。
    クラフト商品市場のエッツィ(ETSY)は、決算内容が好感され大幅上昇した。
     
     
    VIX指数は19.85と上昇(前営業日18.59)。ダウ平均が、原油価格の下落や、住宅ローン金利の上昇により住宅市場の失速を示唆する米1月中古住宅販売保留件数指数の落ち込みを受けて大幅に下落したことで、VIX指数は一時20.44まで上昇した。
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    25,029.20−380.83
    S&P500種
    2,713.83−30.45
    ナスダック
    7,273.009−57.346
     
    米10年債利回り(%)
    2.8642 -0.044
    米2年債利回り(%)
    2.258 -0.008
     
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,317.90−0.70   
    NY原油(ドル/バレル)
    61.55−1.46
    円・ドル
    106.69 - 106.70   −0.38
     

    【シカゴ日本株先物概況】

    シカゴ日経平均先物は続落した。3月物は前日比265円安の2万1910円で引け、同日の大取終値を190円下回った。米株安進行を嫌気した。
    この日の米株は米長期金利の上昇一服から買い先行で始まったものの、月末の利益確定売りに押された。円相場の反発も売り材料になった。
    この日の3月物安値は2万1880円、高値は2万2370円。
     
    シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
    21910 ( -190 )
    シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
    21920 ( -180 )
    ( )は大阪取引所終値比


    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7231.91(-50.54)
    FTSE100種総合株価指数は続落した。前日27日の終値に比べ50.54ポイント安の7231.91で引けた。構成銘柄の約7割が下落した。鉱業株の下げが株価指数を押し下げた。
     
    個別では、アントファガスタなど鉱業株が軒並み売られた。フレスニージョは、複数のアナリストが株価目標を引き下げたことなどが響いた。
    ITVは通期減益を発表したことが嫌気されて7%超下落した。
    保険のアドミラル・グループは通期増益を発表して午前は買われたが、今後の業績が懸念され午後には下落に転じ4%超下がった。住宅建設株も売られ、通期決算を発表したテイラー・ウィンピーは4%安となった。
     
    半面、スーパーマーケット株は上がった。テスコの上げが目立った。同社による食品卸のブッカー・グループ買収について、両社の株主がともに承認したことなどが好感された。
    保険のセント・ジェームズ・プレイスは、通期営業利益が大幅増となったことから買われた。
     

     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 12435.85(-54.88)ドイツ株式指数(DAX)は続落した。終値は前日27日と比べて54.88ポイント安の12435.85だった。米国株の上昇に伴い、午後に一時上げに転じる場面もあった。
    個別では、電力のエーオンとドイツ銀行が売られた。四半期減益を発表した医薬・農薬大手のバイエルの下げも目立った。一方で、航空のルフトハンザとITのSAPは買われた。
     

    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 5320.49(-23.44)

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