会員情報作成
ログイン
【市況一覧】
日経平均株価
37,068.35 -1011.35 04/19
TOPIX
2,626.32 -51.13 04/19
マザーズ
638.74 -21.13 04/19
NYダウ平均
37,775.38 +22.07 04/19
ナスダック総合
15,601.50 -81.87 04/19


05月01日 マーケットコメント

05月02日 マーケットコメント

05月03日 マーケットコメント

05月04日 マーケットコメント

05月05日 マーケットコメント

05月06日 マーケットコメント

05月07日 マーケットコメント

05月08日 マーケットコメント

05月09日 マーケットコメント

05月10日 マーケットコメント

05月11日 マーケットコメント

05月12日 マーケットコメント

05月13日 マーケットコメント

05月14日 マーケットコメント

05月15日 マーケットコメント

05月16日 マーケットコメント

05月17日 マーケットコメント

05月18日 マーケットコメント

05月19日 マーケットコメント

05月20日 マーケットコメント

05月21日 マーケットコメント

05月22日 マーケットコメント

05月23日 マーケットコメント

05月24日 マーケットコメント

05月25日 マーケットコメント

05月26日 マーケットコメント

05月27日 マーケットコメント


     
    28日の日経平均が大幅に4日続伸。終値は前日比497円高の2万1916円で、2月27日以来、およそ3カ月ぶりの高値となった。
    前日の米国株の急伸を受けて200円高でスタート。その後も日本、欧州の大規模経済支援策や韓国の利下げが追い風となって上げ幅を拡大。2万2000円が完全に視野に入った展開となっている。出来高も高水準を維持し需給主導の好相場が続いている。
     
    29日の日経平均株価は、月末と週末が重なり、売り優勢の場面が考えられる。
    直近で日経平均株価は大幅高となり、心理的なフシ目の2万2000円を視界に捉え、利益確定売りが強まりそう。
     
    テクニカルで見れば、26週線(2万1476円、28日時点、以下同じ)と52週線(2万1628円)を一気に上に抜けてきたのだから、上昇加速もうなずける。そしてこの先はこれらの水準がサポートになると期待できる。
    とにかく強い相場だが、一部では「持たざるリスク」という言葉も聞かれ始めた。
    売り方が作る相場が終焉に近づいていることを暗示しているようでもあり、そろそろ振り子の向きが変わる可能性にも警戒しておく必要があるだろう。
     
    市場では「投資家心理が好転し上昇の持続が期待されるが、日経平均株価は25日移動平均線(同2万177円)とのかい離率が、27日の6.6%から8.6%に上昇しており、短期的な過熱感が警戒される」との声が聞かれた。
    個別では中低位株に相対的優位性があるという地合いがしばらく続くのではないか。
     
     
    ■テクニカル・ポイント(28日現在)
     
    26109.15  ボリンジャー:+2σ(26週)
    23793.02  ボリンジャー:+1σ(26週)
    23595.58  ボリンジャー:+3σ(13週)
    22210.93  ボリンジャー:+2σ(13週)
    22177.05  ボリンジャー:+3σ(25日)
    22158.94  均衡表雲上限(週足)
     
    21916.31  ★日経平均株価28日終値
     
    21656.73  200日移動平均線
    21510.41  ボリンジャー:+2σ(25日)
    21476.90  26週移動平均線
    21278.32  均衡表雲下限(週足)
    21048.14  6日移動平均線
    20962.70  均衡表転換線(日足)
    20843.77  ボリンジャー:+1σ(25日)
    20826.29  ボリンジャー:+1σ(13週)
    20741.65   新値三本足陰転値
    20392.27  均衡表基準線(日足)
     
    ローソク足はマドを空けて上昇し、上下のヒゲが短い陽線を引いて強い買い圧力を示した。終値は2月26日以来およそ3カ月ぶりに200日線上に復帰したほか、上向きの25日線は75日線に下から接近し、近日中のゴールデンクロス形成が意識される。
     
    日経平均の終値はボリンジャーバンド(25日ベース)の+2σを上放れ、一目均衡表で転換線と基準線が上向きをキープしているため、上値拡張の継続が予想される。
     
    ただ、本日終値の25日線との上方乖離率が8.61%、東証1部の騰落レシオ(25日ベース)が136.27%にそれぞれ拡大。RSI(14日ベース)も81.26%と節目の80%を超えて過熱ゾーンに突入したため、明日の反動安リスクに留意したい。
     

    [概況]

    28日 東京外国為替市場においてドル円は、朝方から107円の後半を強含みで推移した。中国・全人代で香港市民の自由や人権を一段と制限する国家安全法が成立。中国と主要国、特にアメリカとの対立が強まる可能性が意識されそうだが、発表直後に目立った反応はみられていない。ただ、今後の各国の対応についてはしっかり見極める必要がありそうだ。
     
    テクニカル面においては、実線が一目均衡表の雲の中に位置しているが、転換線が上向きとなっているとから雲の上限(28日現在108.499円)を目指す展開を予想する。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

    【大引け概況】
    28日の日経平均株価は4日続伸し、前日比497円08銭高の2万1916円31銭で終えた。
    本日のマーケット動画
    時間:00:00:53 容量:7.94M

    過去のマーケット動画はこちら
     
    前日の欧米株高を受け売り方の買い戻しを絡め上昇基調を強める展開となった。
    欧米など主要先進国で経済活動再開への動きが強まり、政府や中央銀行による景気刺激策への期待からこれまで売り込まれていた鉄鋼株が戻り足を強めたほか、メガバンクなど銀行セクターへの買いも続き、全体相場を押し上げた。
    国内要因では政府が2020年度第2次補正予算案を決めたことが投資心理の改善を促し、2月27日以来、約3カ月ぶりの高値となった。上げ幅は一時500円を超えた。
     
    欧州で経済下支えのための基金を創設する計画が打ち出された。米連邦準備理事会(FRB)が金利を低く抑える方策の検討を始めたと伝わった。欧米で景気刺激策が相次いで議論されていることで経済活動の再開への期待感が高まった。日本政府は一般会計歳出などの「真水」で33兆円を用意して企業支援を進める方針で、投資家の安心感を誘った。
     
    これまで売りに回っていた短期筋の買い戻しが急速に入ったことで、市場で節目とされてきた200日移動平均線(2万1655円)を超えてもなお上昇。出遅れ銘柄の物色が強まったほか、新規の買い持ちが始まったとの指摘も市場の一角で聞かれた。
     
    中国の全国人民代表大会(全人代)で香港国家安全法の策定方針が採択される見込みとあって米中関係の悪化懸念がくすぶり、午後は上げ幅を縮める場面もあった。
     
    JPX日経インデックス400は4日続伸。終値は前日比262.29ポイント高の1万4195.52だった。東証株価指数(TOPIX)も4日続伸で、27.87ポイント高の1577.34で終えた。
     
    東証1部の売買代金は概算で3兆3816億円で、3兆円を超えたのは4月30日以来。
    金額としては3月27日(3兆9093億円)以来の大きさだった。売買高は20億8753万株。東証1部の値上がり銘柄数は1530と、全体の7割を占めた。値下がりは583、変わらずは53銘柄だった。
     

    業種別株価指数(全33業種)は銀行業、輸送用機器、情報・通信業などが上昇し、鉱業、石油・石炭製品、海運業は下落した。
     
    個別では、ファーストリテイリングが大きく上値を伸ばし、ソフトバンクグループも堅調。三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループなどメガバンクが活況高。りそなHDやT&DHDなど金融がそろって上昇した。ソニー、トヨタ自動車、日産自、マツダ、三菱自なども買われた。キーエンスも上値指向を強めている。電通グループが急騰、日本エンタープライズ、リクルートも値を飛ばした。enishは連日のストップ高、ディー・エル・イー、ナルミヤ・インターナショナルも値幅制限上限に買われた。
     
    半面、DeNAが大きく下げ、出光興産や国際石開帝石、日揮HDも下落した。任天堂が冴えず、レーザーテックも軟調。SUMCOも小安い。オープンドア、ライクが急落、日本オラクルの下げも目立つ。ワタミが大きく値を下げ、ライドオンエクスプレスホールディングスなども売られた。
     
    東証2部株価指数は前日比53.81ポイント高の6182.96ポイントと4日続伸した。
    出来高1億3024万株。値上がり銘柄数は210、値下がり銘柄数は224となった。
     
    個別では、共和コーポレーションがストップ高。アゼアスは一時ストップ高と値を飛ばした。北海道コカ・コーラボトリング、ベース、木村工機は年初来高値を更新。エヌリンクス、日本精機、Oak キャピタル、YE DIGITAL、ダイトーケミックスが買われた。
     
    一方、フレンドリーが年初来安値を更新。セキド、天昇電気工業、エムジーホーム、グローバルダイニング、リバーホールディングスが売られた。

    日経ジャスダック平均株価は10日続伸した。終値は前日比4円77銭高い3395円27銭で、3月2日以来およそ3カ月ぶりの高値をつけた。
    国内外で経済活動が再開するとの期待から投資家心理が上向いた。学校再開後も需要は根強いとの見方からオンライン教育関連銘柄などの上昇も目立った。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で580億円だった。売買高は1億5121万株だった。
    値上がり銘柄数は310、値下がり銘柄数は338となった。
     
    個別では、テラ、ジェイホールディングス、大日光・エンジニアリングがストップ高。No.1、五洋インテックスは一時ストップ高と値を飛ばした。エコミック、ヤマックス、ハーモニック・ドライブ・システムズ、GMOフィナンシャルホールディングス、ティムコなど8銘柄は年初来高値を更新。コックス、HAPiNS、アイサンテクノロジー、新報国製鉄、アルバイトタイムスが買われた。
     
    一方、清和中央ホールディングスが年初来安値を更新。東武住販、イーサポートリンク、セレスポ、歯愛メディカル、カーメイトが売られた。

    東証マザーズ指数は前日比7.65ポイント安の947.98ポイントと反落した。
    主力の東証1部市場の方が値動きの軽さが目立っているだけに、「個人の投資資金もそちらにシフトした面もある」との声が聞かれ、上値の重さや目先の利益を確保する売りが膨らんだ。最近大きく上昇していた銘柄に個人投資家などから利益確定売りが出て、指数を押し下げた。アンジェスやメディネット、Aimingなどが下落した。半面、オンライン教育関連のすららネットやアディッシュ、メドレーは上昇した。
     
    新型コロナウイルスのワクチン開発への思惑などからバイオ医薬品関連銘柄が最近にぎわっていたが、前日からは下落銘柄も目に付くようになった。「今回の株価上昇局面で個人は機関投資家などに先駆けて買い始めていたため、一足早く利益確定に動いた」との指摘があった。
    値上がり銘柄数は104、値下がり銘柄数は210となった。
     
    個別では、アーキテクツ・スタジオ・ジャパン、ベガコーポレーション、アルー、メディネット、シャノンが売られた。
     
    一方、FRONTEO、AppBankがストップ高。ピアラ、アディッシュは一時ストップ高と値を飛ばした。トライステージ、ロコンド、HENNGEなど5銘柄は年初来高値を更新。サマンサタバサジャパンリミテッド、JMDC、すららネット、Welby、リネットジャパングループが買われた。
     
     

    【後場寄り付き概況】

    日経平均株価は、前営業日比359円24銭高の2万1778円47銭で始まった。
    東証1部全銘柄の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)は、20.35ポイント高の1569.82で始まった。
    日経平均株価は伸び悩んでいる。午前に上げ幅が一時500円に迫り、過熱感が強まった。
    日経平均株価と東証株価指数(TOPIX)は上げ幅を縮小している。前場に大幅高となった大手銀行株を中心に利益確定売りが厚みを増している。
     
    中国政府が28日の全国人民代表大会(全人代)で「香港国家安全法」の制定方針を採択する見通しで、米中関係の悪化への懸念が意識され、上値を追う動きは手控えられている。
    外国為替市場では、1ドル=107円80銭近辺の推移。アジアの主要株式市場は高安まちまち。
     
    前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約174億円成立した。
     
    12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で1兆6576億円、売買高は10億6880万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1151と、前引け時点から減少した。値下がりは931、変わらずは83銘柄だった。
     
    個別では、三菱UFJ、みずほFGの上値が重く、第一生命HDやT&DHDは高いが伸び悩み。トヨタがプラス圏で推移し、日産自は大幅高。コニカミノルタやオリンパスも上昇している。
     
    一方、任天堂は軟調に推移し、スクリンやSUMCOが安い。NTTドコモが甘く、武田は弱含み。午後の取引開始直後、2021年3月期の年間配当を前期から減配する予定と発表した東レは下げに転じている。
     
    テクニカル的には、本日の上昇で200日移動平均線をも超えてきた。
    こうした面もトレンドが続く追い風の背景にあるといえよう。また、25日線が下げ止まりつつある75日線を下から上抜くゴールデンクロスも間もなくというタイミングになってきた。
    循環物色が起きてきている。日米ともにこれまで相対的に強かった半導体などハイテク株が軟調な中、銀行、自動車、鉄鋼などバリュー株として取り残されていた銘柄の上昇が目立つ。一人勝ちのような動きを見せていたマザーズ指数も一服感が出てきている。
     

    「原点復帰」

    いつの間にか・・・。
    二番底の声は消え、PER1倍限界論は消え、ともするとコロナの響きも消えてしまった。
    挙句の果てに海外からも買い越し基調に変化した。
    「今、株は買うべきではない」の観測を真に受けたら、得られたはずの利益はなかったハズだ。
    ある投資家さんからの今朝のメールは「今月は、今までの月間利益最高記録になりました」。
    こういう投資家さんは結構多いかも知れない。
    「虎穴に入らずんば虎子を得ず」はあるに違いない。
    「危ない橋も一度は渡れ」。
    「枝先に行かねば熟柿は食えぬ」
    これらも似たようなものだ。
    先日取材したあるIT系のトップの言葉。
    「決められない企業は成長しません」。
    コロナ禍によるテレワーク等の動きでIT化が進んでいる日本企業。
    変化を一気に需要する経営陣もあれば、慣例を破れない旧弊の経営陣もいる。
    ただ「決める」というスピードの差が企業の成長のスピードの差になっているという。
    しごく理解できる言葉だった。
    まあベストは「開いた口へ牡丹餅」なのだろうが・・・。

    大引けでTOPIXやJPX日経400インデックスのFFWの調整に伴う指数イベント。
    売買代金3兆円もあり得よう。
    木曜後場の実況も今日が最終回。
    アウェーゲームも6週間で終わった。
    戦績はたぶん4勝2敗。
    来週からはホームの水曜後場に戻る。
    「原点復帰だ」。

    以下、木曜卒業記念に。

    《兜町ポエム》

    「旅立ちの日に」

    白い光の中に株価は萌えて
    はるかな空の果てまでも株は飛び立つ
    限りなく大きな材料に心ふるわせ
    世界をかける株よ振り返ることもせず

    勇気をオーダーに込めて希望の風に乗り
    この大事な個別株に夢を託して

    懐かしいリーマンショックふとよみがえる
    意味もない恐怖感に泣いたあの時
    株価戻った嬉しさに抱き合った日よ
    みんな過ぎたけれど思い出強く抱いて

    材料を株価に込めて明日への夢に乗り
    この広いマーケットに夢を託して

    今別れの時飛び立とう未来信じて
    はずむ材料信じて
    この広いこの広いマーケットに


    (櫻井)。


    28日午前の日経平均株価は続伸した。午前終値は前日比429円86銭高の2万1849円09銭だった。国内外で打ち出される財政・金融政策が景気を下支えするとの期待から投資家心理が上向いた。経済活動が徐々に再開するとの見方も買いを誘った。
     
    新型コロナ流行収束後の景気回復を先取りする形で、27日のNYダウ工業株30種平均が2%を超える大幅高となった。東京株式市場では、米国株に連れ高する形で、大手銀行株や自動車株など「これまで出遅れ気味だった大型銘柄」が買いを集めた。
     
    「国内機関投資家の買いが入っている」との見方も出て、市場に安心感が広がった。日経平均は27日までの3日間で1000円超の急騰となった後だが、「28日は利益確定売りが少なく、株価が上昇しやすい」という。
     
    日経平均は2万1600円台半ばに位置していた200日移動平均線を上回り、売り方の買い戻しを誘発し上昇が加速した。ただ、時価総額上位の銘柄が中心で値上がり銘柄数は全体の64%にとどまっている。
     
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は続伸した。
     
    前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆4289億円、売買高は9億1311万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1387と、全体の約6割強を占めた。値下がりは709、変わらずは69銘柄だった。
     
    業種別株価指数(全33業種)は銀行業、輸送用機器、情報・通信業、小売業などが上昇し、鉱業と石油・石炭製品は下落した。
     
    個別ではファーストリテイリングが大きく買われたほか、三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループなどメガバンクが活況高。トヨタ、マツダ、三菱自、日産自も買われた。キーエンスも買いを集めた。電通グループが急騰、日本エンタープライズも値を飛ばした。enishは連日のストップ高。JFEHDや日本製鉄も上げた。
     
    半面、DeNAやZHD、NECが安く、出光興産や国際石開帝石も下げた。任天堂が冴えず、レーザーテックも利益確定売りに押された。日本オラクルが大幅安。ライドオンエクスプレスホールディングスも大きく値を下げた
     

    東証2部株価指数は前日比80.98ポイント高の6210.13ポイントと4日続伸した。
    出来高7564万株。値上がり銘柄数は259、値下がり銘柄数は149となった。
     
    個別では、共和コーポレーションがストップ高。アゼアスは一時ストップ高と値を飛ばした。北海道コカ・コーラボトリング、ベース、木村工機は年初来高値を更新。Oak キャピタル、エヌリンクス、日本精機、JMACS、インスペックが買われた。
     
    一方、フレンドリーが年初来安値を更新。天昇電気工業、セキド、エムジーホーム、京進、グローバルダイニングが売られた。
     


    日経ジャスダック平均株価は続伸した。前引けは前日比16円62銭高い3407円12銭だった。取引時間中として3月5日以来約2カ月半ぶりに3400円台に乗せた。
    ジャスダック市場は、外部環境の好転などを背景に個人投資家のマインド改善は続いた。
    経済活動再開への期待から国内の短期勢の買いが優勢となった。オンライン教育関連銘柄などの上昇も目立った。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で314億円、売買高は8701万株。
    値上がり銘柄数は373、値下がり銘柄数は245となった。
     
    個別では、ジェイホールディングス、No.1、大日光・エンジニアリングがストップ高。五洋インテックスは一時ストップ高と値を飛ばした。エコミック、ヤマックス、ハーモニック・ドライブ・システムズ、GMOフィナンシャルホールディングス、クロスフォーなど6銘柄は年初来高値を更新。コックス、アルバイトタイムス、栄電子、HAPiNS、タカチホが買われた。
     
    一方、清和中央ホールディングスが年初来安値を更新。東武住販、イーサポートリンク、テラ、ウッドフレンズ、リプロセルが売られた。


    東証マザーズ指数は前日比10.12ポイント安の945.51ポイントと反落した。
    日経平均の上昇とともに物色が大型株、バリュー(割安)株にシフトしつつあることが影響もあり、マザーズ市場は短期間での急騰に対する懸念から利食い売りなどがでている。
    しかし、個人投資家による中小型株投資は衰えておらず、「目先は個別材料銘柄物色が想定されるだろう」との見方が多くなっている。
    値上がり銘柄数は122、値下がり銘柄数は188となった。
     
    個別では、メディネット、サイジニア、NexTone、トゥエンティーフォーセブン、ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズが売られた。
     
    一方、FRONTEO、アディッシュがストップ高。ピアラは一時ストップ高と値を飛ばした。トライステージ、ロコンド、HENNGEなど5銘柄は年初来高値を更新。AppBank、ミクリード、AI CROSS、シェアリングテクノロジー、すららネットが買われた。

    【寄り付き概況】

     
    28日の日経平均株価は、前日比193円67銭高の2万1612円90銭と4日続伸してスタートした。
     
    前日の欧米株市場が総じて高く、NYダウが連日の500ドルを超える上昇となったことで東京市場でもリスクを取る動きが継続している。主要各国での経済活動再開の動きが進展していることで、世界景気底入れへの期待が株高を後押ししている。
     
    ただ、東証1部の騰落レシオは130%超の状態が続き目先過熱感も意識され、上値は重いとの見方もある。中国全人代での「香港国家安全法」の制定方針が採択される見込みにあることから、米中関係の悪化などに対する警戒感もくすぶり買い一巡後の動きが注目される。
     
    東京外国為替市場は午前9時2分時点で、1ドル=107円台の後半(27日終値は1ドル=107円52−53銭)、1ユーロ=118円台の半ば(同117円89−93銭)で取引されている。
     
    個別では、トヨタ、ファナック、ダイキンが高く、ファーストリテ、JR東海、ソフトバンクGも買われている。
    半面、富士通、バンナムHD、スクリンは軟調となっている。
     
    テクニカル的には東鉄工(1835)、中外炉(1964)、ヤマト(1967)、プリマ(2281)、デジア(2326)、サントリー(2587)、DyDo(2590)、クオール(3034)、日清紡(3105)、ジョイ本田(3191)、デリカフ(3392)、テクノスJ(3666)、ネオジャパン(3921)、住精化(4008)、日曹達(4041)、高圧ガス(4097)、保土谷(4112)、三井化学(4188)、タキロン(4215)、大倉工(4221)、森六(4249)、プロトコ(4298)、ロート(4527)、鳥居薬(4551)、沢井薬(4555)、大塚(4578)、C&R(4763)、大塚商(4768)、コニカ(4902)、JCU(4975)、アース(4985)、オハラ(5218)、日コン(5269)、ノリタケ(5331)、品川リフ(5351)、大特鋼(5471)、大紀アルミ(5702)、アサヒ(5857)、ジーテクト(5970)、パンチ(6165)、豊和工(6203)、オイレス(6282)、新東工(6339)、住精密(6355)、加藤製(6390)、オムロン(6645)、ダイヤ(6699)、チノー(6850)、原田工(6904)、岩崎電(6924)、日立造(7004)、Casa(7196)、フタバ(7241)、ホンダ(7267)、TBK(7277)、プロネク(7893)、藤森工(7917)、前澤化(7925)、物産(8031)、カメイ(8037)、Gウィン(8111)、ワキタ(8125)、加賀電子(8154)、イズミ(8273)、伊予銀(8385)、愛媛銀(8541)、ランビジ(8944)、東陽倉(9306)、AIT(9381)、昭文社(9475)、イノテック(9880)が動兆。
     
    人気はオンコリス(4588)、ラオックス(8202)、トゥエンティ(7074)、日機装(6376)、エコミック(3802)、小津産業(7487)、enish(3667)、アース(4985)、ツガミ(6101)、キャンドゥ(2698)、ハニーズ(2792)、リテールパ(8167)、タカラバイオ(4974)、DOWA(5714)、ライク(2462)。

     

     
    「外れて欲しい」
     
     
    水曜のNY株式市場で主要3指数は大幅に続伸。
    NYダウは553ドル上昇し25000ドル台回復。
    S&P500は3月5日以来の3000ポイント台乗せ。
    フロリダ州オーランドにあるテーマパーク「ウォルト・ディズニー・ワールド」は7月11日から段階的に再開する計画。
    MGMリゾーツもラスベガスのカジノ4施設を6月4日に再開すると発表した。
    「市場では新型コロナウイルス感染抑制策の緩和を受けた経済回復に期待が拡大」の指摘。
    わかったような、わからないような猫の目のような解釈だ。
    地区連銀経済報告(ベージュブック)のコメント。
    「新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)による混乱を反映し全米の経済活動は過去数週間で急激に低下した。
    回復の兆しが垣間見られるものの、景気の早期回復がほぼ見込まれていない」。
    ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁のコメント。
    「米経済は5月か6月に底入れし今年下半期には力強く回復する」。
    10年国債利回りは0.694%。
    2年国債利回りは0.188%。
    欧州委員会が提案した新型コロナウイルス復興基金案が支援材料でユーロは対ドルで一時上昇。
    ドル円は107円台後半。
    恐怖と欲望指数は50→53。
     
     
    水曜の日経平均は寄り付き22円安で前場はマイナス。
    終値148円高と3日続伸。
    火曜の日経平均の上昇幅が529円。
    その晩のNYダウの上昇幅が529ドル。
    兜町主導になってきたという見方もなくはない。
    「21000円が限界」という声をあざ笑うかのような展開だ。
    「二番底」への警戒感も薄れてきた格好。
    日足は3日連続の陽線。
    これで水曜も10勝9敗。
    日経ジャスダック平均は9日続伸。
    マザーズ指数は反発。
    東証REIT指数は7日続伸。
    東証1部の売買代金は2兆8757億円と拡大。
    値上がり1431銘柄(前日1734銘柄)。
    値下がり662銘柄(前日384銘柄)。
    新高値64銘柄(前日103銘柄)。
    新安値銘0銘柄(前日0銘柄)。
    騰落レシオは131.52(前日132.95)。
    NTレシオは13.82倍。
    サイコロは7勝5敗で58.33%。
    右肩上がりの25日線(20096円)からは6.58%のプラスかい離。
    右肩下がりの75日線は20294円。
    横ばって来た200日線(21655円)から1.09%のマイナスかい離。
    上向きになるまであと1円の200日線をそろそろ上回りそうになってきた。
    右肩上がりの5日線(20874円)から2.61%プラスかい離。
    上に控えているのは26週線(21457円)、52週線(21619円)。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲14.996%(前日▲15.287%)。
    買い方▲7.186%(前日▲7.870%)。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲21.634%(前日▲20.046%)。
    買い方▲10.366%(前日▲10.296%)。
    Quick調査の5月22日時点の信用評価損率は▲17.70%(前週▲20.10%)。
    3週連続の改善。
    空売り比率は38.8%(3日連続40%割れ)。
    空売り規制なしの比率は5.6%。
    5月22日時点の裁定売り残は732億円増の2兆5707億円。
    3週連続増加。
    当限は659億円増の2兆3783億円。
    翌限以降は73億円増の1923億円。
    同裁定買い残は156億円減の4666億円。
    2週ぶりの増加。
    当限は170億増の3382億円。
    翌限以降は13億円減の1283億円。
    日経HVは23.8、日経VIは26.99。
    日経平均採用銘柄の予想PERは20.02倍(前日19.83倍)。
    EPSは1069円(前日1072円)。
    暫定PERは16.39倍(前日16.13倍)。
    計算上のEPSは1306円(前日1318円)。
    東証1部全銘柄だと予想PERは23.78倍(前日23.28倍)。
    前期基準では17.75倍。
    225のPBRは1.05倍。
    BPSは20399円(前日20453円)。
    東証1部全銘柄のPBRは1.17倍。
    225先物採用銘柄の益回りは5.00%(前日5.04%)。
    配当利回りは1.69%。
    3月期決算1595社対象の1〜3月期最終損益は製造業で▲31%、非製造業で▲21%。
    社数では製造業の65%で損益悪化。
    リーマンショックの09年3月の85%以来の悪化だ。
    ドル建て日経平均は199.17(12月13日が219.64)。
    東証1部単純平均株価は11円高の2099円。
    (2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
    売買単価は1630円(前日1719円)。
    東証1部の時価総額は591兆円。
    シカゴ225先物終値は大証日中比150円高の21640円。
    高値21720円、安値21135円。
    大証夜間取引終値は日中比110円高の21600円。
    気学では「前日高かりし時は反落する日」。
    金曜は「弱体日。吹き値売り方針」。
    ボリンジャーのプラス1σが20662円。
    プラス2σが21227円。
    プラス3σが21793円。
    一目均衡の雲の上限は20176円。
    7日連続で雲の上。
    勝手雲の上限は20036円で29日連続勝手雲の上。
    RSIが78.04。
    RCIが87.09。
    2月27日安値21844円の窓へ挑戦。
    その先は2月21日−25日の23378円−22950円の大きなマドだ。
    今週は火・水・木と株高のアノマリーだが火曜・木曜は株高だった。
    今年8勝12敗の木曜日。
    昨日の気学の「後場高の日。前場安は買い狙い良し」はピタリ。
    しかし今日の「前日高かりし時は反落する日」は外れて欲しいところ。
    対外対内証券投資で先週の非居住者は754億円とわずかながら買い越しに転じた。
    買い越しは7週ぶり。(前週は2226億円の売り越し)。
    これは明るい印だ。
     
    《今日のポイント》
     
    (1)裁定売り残の過去最高水準レベルでの増加は継続
       5月22日時点の裁定売り残は732億円増の2兆5707億円。
       3週連続増加。
       同裁定買い残は156億円減の4666億円。
       2週ぶりの増加。
     
    (2)信用評価損率は3週連続改善、空売り比率は38.8%(3日連続40%割れ)。
       Quick調査の5月22日時点の信用評価損率は▲17.70%(前週▲20.10%)。
     
    (3)200日線トライ水準
       200日線(21655円)から1.09%のマイナスかい離。
       上向きになるまであと1円の200日線にチャレンジ。
       2月26日以来。
       2月27日安値21844円の窓にも挑戦。
     
    (4)25日線からは△6.8%かい離(8%かい離で21703円、10%かい離で22105円)
       あと2、3日で25日線と75日線はゴールデンクロス。
       ボリンジャーのプラス3σが21793円。
     
     
    (5)PERが落ち着いてきた
       日経平均採用銘柄の予想PERは20.02倍(前日19.83倍)。
       EPSは1069円(前日1072円)。
       暫定PERは16.39倍(前日16.13倍)。
       計算上のEPSは1306円(前日1318円)。
     
    (6)3月期決算1595社対象の1〜3月期最終損益は製造業で▲31%、非製造業で▲21%
     
    (7)香港ハンセンの動向がポイント
     
     
    (8)4月8日以来の日経平均4日続伸(今年初の陽線4本)
       日経ジャスダックの10日続伸(4月20日まで11連騰)
       東証REIT指数の8日続伸期待
     
     
    (9)今週の火・水・木の株高アノマリーを3連勝で飾れるか。
       週足陽線基準20741円
       月足陽線基準19619円
     
     
    今年の曜日別勝敗(5月27日まで)

    月曜8勝10敗
    火曜10勝9敗
    水曜10勝9敗
    木曜8勝12敗
    金曜9勝10敗。
     
    水曜のNYダウは553ドル高の25548ドルと続伸。
    ほぼ高値引けの恰好。
    NASDAQは72ポイント高の9412ポイント。
    S&P500は44ポイント高の3036ポイント。
    ダウ輸送株指数は255ポイント高の9151ポイントと3日続伸。
    SOX指数は1.47%上昇。
    VIX指数は27.73。
    3市場の売買高は128.6億株(過去20日平均は113.3億株)。
    225先物CME円建ては大証日中比150円高の21640円。
    ドル建ては大証比日中比165円高の21655円。
    ドル円は107.71円。
    10年国債利回りは0.694%。
    2年国債利回りは0.188%。
     
     
    ◇━━━ カタリスト━━━◇
     
    トラスコ中山 (9830)・・・動兆
     
    トラスコ中山に注目する。
    同社は工場や屋外作業現場向け工具、消耗品、機器の卸。
    ホームセンター向けも展開。
    PB商品強化中。
    EC向けは拡大基調。
    23年までに1年365日で受注と出荷に対応できる体制づくり。
     

    (兜町カタリスト櫻井)
     


    [概況]


    27日欧米時間の外国為替市場では、ユーロ買い優勢の動きが目立っている。欧州時間序盤に、欧州委員会より新型コロナウィルス問題対策として、7500億ユーロ規模の基金を創設する計画があることが発表され、ユーロ買いにつながった模様。同発表後、ユーロ円は1円近く急騰し、一時118.925円まで本日高値を更新する格好となった。
     
    ただ、同基金の財源として想定される、加盟国が共同で債務を負担する形で発行するEU債の発行が、これまでに前例のない取り組みとなるだけに、今後の調整が難航するのではとの懸念が一部参加者の間で挙がっていた。
    そのため、高値更新後には戻り売り圧力が強まり、NY時間終盤には118円台半ばへと押し戻される格好となった。
     
    目先は、同基金発足の動向を横目に伺いながらの展開となりそうだが、テクニカル的には本日上値を抑えられた119.00円付近の水準(4月前半にも上値を抑えられた)を巡る動きとなりそう。首尾よく上抜けに成功すれば、120.00円の大台乗せが視野に入るが、そうでなければ5日移動平均線(27日時点118.00円)付近へ押し戻されることが予想される。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

     


    28日の日経平均株価は、続伸後も堅調な展開か。
    日経平均株価の予想レンジは、2万1300円−2万1700円。
    昨日27日の強い地合いや、欧米主要市場の株価指数が上昇した動きを受け、投資家心理を一段と上向かせそうだ。買い優勢のスタートとなりそう。
    国内で2020年度第2次補正予算案が閣議決定されたのも相場の支えとなるだろう。200日移動平均(2万1655円)を試す展開が想定されるが、直近の急ピッチな株高で過熱感もあり上値は重そうだ。
    日経平均株価は25日移動平均線(27日時点で2万96円)とのかい離率が、前日のプラス6.3%から同6.6%に拡大。短期的な過熱感を示すとされる5%超えとなっている。
    また、27日時点の東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は、前の日からはやや低下したとはいえ、131.52と「買われすぎ」の目安とされる130を上回る状況だ。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=107円台の半ば(27日終値は107円52−53銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=118円台の半ば(同117円89−93銭)と円安方向に振れている。
     
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、27日の大阪取引所終値比150円高の2万1640円だった。
     
    日程面では、5月の月例経済報告、4月の建設機械出荷額など。海外では韓国中銀の政策金利発表、独CPI速報値、1〜3月の米実質GDP改定値、4月の米中古住宅販売仮契約、4月の米耐久財受注、週間の米新規失業保険申請件数など。
     
     
     
    【好材料銘柄】
     
    ■日本ドライケミカル<1909>
    前期経常は39%増で上振れ着地・4期ぶり最高益・1-3月期(4Q)経常は22%増益、今期業績は非開示。
     
    ■Shinwa Wise Holdings <2437>
    現代アートグローバルプラットフォームを運営するTRiCERAと包括的業務提携。
     
    ■アゼアス<3161>
    前期経常を45%上方修正。
     
    ■ディー・エル・イー<3686>
    短編動画投稿プラットフォームアプリを運営するTrillerへの投資を目的とした海外子会社とファンドを設立。また、音楽のエンターテイメント分野などの企画・製作を手掛けるamidusの株式を取得し子会社化する。
     
    ■電通グループ<4324>
    1-3月期(1Q)税引き前は黒字浮上で着地、20年12月期業績を未定に変更。
     
    ■わかもと製薬<4512>
    今期経常は黒字浮上へ。
     
    ■日本エンタープライズ<4829>
    エンブレース、MICINと組み、オンライン診療を即日開始できるセキュアなタブレット端末を提供開始。
     
    ■ピアラ<7044>
    アイドルグループHKT48とNGT48を傘下に持つSprootと資本業務提携。
     
    ■ポート<7047>
    前期経常は37%増で2期連続最高益・1-3月期(4Q)経常は36%増益、今期業績は非開示。
     
    ■エムアップホールディングス<3661>
    VR映像配信サービス「VR MODE」のサービスを開始。また、芸能事務所セント・フォースとVR事業で協業する。
     
    ■ライドオンエクスプレスホールディングス<6082>
    今期経常は23%増で2期連続最高益更新へ。
     
    ■AppBank<6177>
    ビーコンやアプリツール「SWAMP」を提供する3bitterの株式を取得し子会社化する。
     
    ■テクノホライゾン・ホールディングス<6629>
    画像処理業界向け産業用フレームグラバーの海外大手メーカーであるBifFlow社と正規代理店契約を締結。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
     
    28(木)
    【国内】
    《決算発表》
    大塚HD、東レ、日立建、ヒロセ電、丸井G、エア・ウォーター、ニコン、住友重、三谷商、メニコン、DMG森精、フジクラ、新電元、菱洋エレク、アイダ、保土谷、ヨロズ、PS三菱、TOWA、ニチリン、エイチワン
     
    【海外】
    米1-3月期GDP改定値(21:30)
    米4月耐久財受注(21:30)
    米4月NAR仮契約住宅販売指数(23:00)
    《米決算発表》
    コストコ・ホールセール、セールスフォース・ドットコム、ダラーツリー、ダラーゼネラル、ギャップ
     
    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

    [株価材料]
     
     
    ■9月入学 教育現場の混乱懸念 政府・与党が見送りへ
     
    ■電子化の司令塔不在響く 10万円オンライン申請休止
     
    ■クラウド上の契約に法的リスク ハンコ見直しの壁に
     
    ■中古車競売成約率 10年ぶり低水準 4月40%台
     
    ■auカブコム PTSで信用取引 モルガンMUFGと連携
     
    ■グローバルウェイ<3936>
    子会社フリーランスの報酬前払い 
     
    ■IHI<7013>
    3万人対象に一時帰休 三菱重工<7011>も2工場で
     
    ■日産<7201>・ルノー・三菱自<7211>連合 
    追い込まれて再結束 コロナ危機で
     
    ■トヨタ<7203>
    新卒採用面接すべてネットで 2021年春入社で
     
    ■コマニー<7945>
    工事不要の透明間仕切り 病院など向けに
     
    ■九電<9508>
    系 秋田の洋上風力で入札参加へ 独再エネ大手と
     
    ■ソフトバンクG<9984>
    ビジョンファンド 従業員10%削減を検討
     


    27日のNYダウ工業株30種平均は続伸した。前日比553ドル16セント高の2万5548ドル27セントと節目の2万5000ドルを上回り、3月6日以来ほぼ2カ月半ぶりの高値で終えた。
    新型コロナウイルス感染拡大に伴い停滞していた経済活動を再開する動きが世界的に広がっていることや、新型コロナのワクチン開発の動向を好感し、前日のダウ平均は529ドル高で終了。この日も市場のリスク選好ムードが継続した。金融など景気敏感株を中心に買いが優勢となった。
     
    ニューヨーク市のデブラシオ市長は26日、6月前半から段階的な経済再開に入る可能性を示唆した。米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は27日、新型コロナの感染の「第2波」を避けられる可能性があると指摘した。映画・娯楽のウォルト・ディズニーがフロリダ州のテーマパークの営業を7月に再開する計画を公表するなど、企業の営業再開に向けた動きも広がり、米経済活動が早期に正常化するとの期待が強まった。
     
    欧州株が軒並み上昇したのも投資家心理を上向けた。欧州連合(EU)の欧州委員会は27日、新型コロナの影響で落ち込んだ経済を支えるため、7500億ユーロの基金創設を含む復興計画を公表した。財政規律を重視する国が反対しており、実現には不透明感は残るが、具体策が公表されたのが好感された。
     
    中国による香港の国家安全法制定をめぐる米中対立への懸念がIT株の上値を抑えた。ポンペオ米国務長官はこの日、香港の自治はもはや守られていないとする報告を議会に行ったと明らかにした。トランプ大統領も前日、「週末までに何らかの措置を知らせる」と述べ、中国への対抗策を取ることを示唆した。
     
    個別株ではクレジットカードのアメリカン・エキスプレスが7%上昇し、金融のゴールドマン・サックスとJPモルガン・チェースも連日で大きく上げた。建機のキャタピラーや工業製品・事務用品大手のスリーエム(3M)も高い。百貨店や衣料品チェーンなどの小売株、空運など旅行関連株も軒並み買われた。
     
    S&P500種株価指数は44.36ポイント高の3036.13と3月4日以来の高値で終えた。節目の3000と200日移動平均を明確に上回り、投資家の強気姿勢を促したとの指摘があった。
     
    セクター別では、銀行や耐久消費財・アパレルが大きく上昇。一方で、メディア・娯楽の上昇は限定的となった。
     
    ナスダック総合株価指数は3日続伸し、同72.14ポイント高の9412.36と2月21日以来の高値で終えた。インテルなど半導体株が買われた。「巣ごもり消費」の恩恵を受けるとして買われてきたネット通販のアマゾン・ドット・コムなど大型株の一角は下げ、指数の上昇率はダウ平均に比べ小幅だった。
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    25,548.27+553.16
    S&P500種
    3,036.13+44.36
    ナスダック
    9,412.358+72.137
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,726.80−1.40
    NY原油(ドル/バレル)
    32.10−0.71
    円・ドル
    107.72 - 107.73+0.20


     

    【シカゴ日本株先物概況】


    27日のシカゴ日経平均先物は3日続伸した。
    6月物は前日比365円高の2万1640円で引け、期近物終値ベースで今年2月26日以来、約3カ月ぶりの高値を更新した。27日の大取終値を150円上回った。経済再開による景気回復や新型コロナウイルスのワクチン開発への期待が広がり、日経平均先物は米株とともに買われた。企業活動が正常化に近づくとの見方も支援材料になった。
    ハイテクなど、パンデミックが追い風となった銘柄を売り、航空関連や金融、バリュー株などに投資資金が回帰する動きも目立ったが、引けにかけては上げ幅を一段と拡大する展開となった。27日のNYダウ工業株30種平均は今年3月6日以来、2カ月半ぶりの高値で引けた。
     
    この日の6月物高値は2万1720円、安値は2万1135円。
     
    シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
    21640 ( +150 )
    シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
    21655 ( +165 )
    ( )は大阪取引所終値比




    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 6144.25(+76.49)
    27日のFTSE100種総合株価指数は新型コロナウイルス危機の先行きをめぐる楽観的な見方を背景とした投資家のリスクオンが続き、株価続伸した。
    前日の終値に比べ76.49ポイント高の6144.25で引けた。3月6日以来およそ2カ月半ぶりの高値水準となる。6月から英国で店舗営業などが順次再開するのを控え、景気の底入れ期待から前日に続いて買いが入った。
     
    個別銘柄では、英投資会社メルローズ・インダストリーズが12.0%高。英航空・防衛会社メギットは10.4%高と上昇、英金融大手M&Gは10.0%高、バークレイズ8.2%高やロイズ・バンキング・グループなど、英景気の動向に業績が左右されやすい銀行株への買いが目立った。世界的に移動制限の緩和が広がるなか、クルーズ運航のカーニバルやインターナショナル・エアラインズ・グループなど旅行関連株も堅調だった。
     
    一方、英住宅大手バラット・デベロップメンツは5.7%安、英製薬大手アストラゼネカは4.0%安、英産業用ソフトウエアのアベバグループは3.7%安、英オンライン食品販売オカド・グループは3.3%安、ロンドン証券取引所グループは3.2%安とふるわなかった。
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 11657.69(+153.04)
    27日のドイツ株式指数(DAX)は4日続伸した。終値は前日と比べて153.04ポイント(1.3%)高の11657.69だった。
    欧州連合(EU)の欧州委員会は27日、新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ経済を支えるため、7500億ユーロ(約89兆円)の基金創設を中核とした復興計画案を公表した。
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 4688.74(+82.50)
    フランス株もしっかりした動き。5月の企業景況感指数が59と市場予想(69)を下回ったが、前月(53)から改善。リスクオンムードの継続が相場を支えているようだ。

05月28日 毎日コラム
【知っ得情報】あなたは右脳派?左脳派?
・・・続き



戻る
 
サイトTOPへ

株式投資は全て自己責任でお願いします。このサイトの情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。当サイトの掲載事項において損失をされた場合も当方は一切の責任を負いかねます。

(C)ilogos / Eimei.tv