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日経平均株価
37,934.76 +306.28 04/26
TOPIX
2,686.48 +22.95 04/26
マザーズ
644.61 +4.49 04/26
NYダウ平均
38,085.80 -375.12 04/26
ナスダック総合
15,611.76 -100.99 04/26


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    14日の日経平均は反発。84円89銭高の2万1116円89銭で取引を終えた。
    米株高の流れからやや買いが先行する格好となり、波乱なく先物オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)は通過した。
    メジャーSQにもかかわらず、出来高は10億6000万株、売買代金は2兆円を辛うじて超えている状況であり、日経平均は2万1000円をキープしたものの、ファーストリテのインパクトが大きく、総見送り商状といったところであろう。
     
    週間では堅調となった。週前半は利下げ期待から米国株の上昇が続いたことを追い風に、日経平均も2万1000円台を回復するなど戻り基調が続いた。
    一方、米国株が上昇一服となった週半ばには、手掛かり難から売りに押され、不安定な動きとなった。ただ、押し目でも節目の2万1000円は強く意識されたことから、週末にかけては改めて買いが入った。
    翌週にFOMCを控える中、商いは盛り上がりに欠ける日が続いた。
    日経平均は週間では232円の上昇となり、週足では2週連続で陽線を形成した。
     
    来週は神経質な展開が続くと予想する。
    18〜19日のFOMCが注目イベントとなる。また、タイミング的にはG20で米国と中国の直接交渉があるのかといった点に関して、何らかのアナウンスが出てくる可能性がある。
    これに加えて米中会談の実現可能性を高めるようなニュースが出てくれば、一気にリスクオンに傾く展開も期待できる。一方で、会談実現への期待が高まらないようだと、警戒ムードが強まる展開も想定される。
    来週はFOMCに加えて日銀金融政策決定会合もあるため、一方的に下に振れるようなことはないとみるが、期待と不安が入り交じり、指数の振れ幅は大きくなると考える。
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(14日現在)
     
    22337.84  均衡表雲下限(週足)
    21915.59  ボリンジャー:+1σ(13週)
    21781.46  ボリンジャー:+3σ(25日)
    21718.84  均衡表雲上限(日足)
    21711.99  ボリンジャー:+1σ(26週)
    21696.88  200日移動平均線
    21637.25  均衡表雲下限(日足)
    21530.94  ボリンジャー:+2σ(25日)
    21445.66  75日移動平均線
    21441.26  13週移動平均線
    21326.28  均衡表転換線(週足)
    21280.42  ボリンジャー:+1σ(25日)
     
    21116.89  ★日経平均株価14日終値
     
    21083.67  6日移動平均線
    21066.52  26週移動平均線
    21029.90  25日移動平均線
    20966.93  ボリンジャー:-1σ(13週)
    20936.87  均衡表基準線(日足)
    20779.38  ボリンジャー:-1σ(25日)
    20774.67  均衡表転換線(日足)
    20655.75  均衡表基準線(週足)
    20528.85  ボリンジャー:-2σ(25日)
    20492.59  ボリンジャー:-2σ(13週)
    20421.04  ボリンジャー:-1σ(26週)
    20408.54   新値三本足陰転値
     
     
    ローソク足は陽線を引いたほか、終値は2日ぶりに25日線上に復帰。
    5日線も上向きをキープし、短期的な買い優勢の地合いを示した。
    一目均衡表では、基準線と転換線がともに横ばいとなり、目先の膠着状態を示唆。
     
    ただ、19日には雲下限と上限が交差する変化日を迎えるため、株価は上下いずれにも大きく振れる可能性があることに留意したい。
    ボリンジャーバンドでは、日々線は中心線をやや上回って終了し、今後は+1σトライが期待される。
     

    [概況]

    14日、東京外国為替市場の米ドル円は一時108.150円まで下落し、軟調な展開となっている。
    米長期金利の低下などを受け、米ドル円は108円台前半付近の水準で売りが先行。
    現在、欧州時間に入り米ドル円は108.180円付近の水準で推移している。
     
    この後は5月米小売売上高(予想:前月比0.6% 前回:前月比-0.2%)など米経済指標の発表が予定されている。
     
    テクニカル的には米ドル円は上値付近に5日移動平均線(108.411円)などが控えており、上値抵抗となりそうか。


    [提供:カネツFX証券株式会社]
     

    【大引け概況】
    14日の日経平均株価は3日ぶり反発した。前日比84円89銭高の2万1116円89銭で取引を終了した。
    本日のマーケット動画
    時間:00:00:36 容量:5.41M

    過去のマーケット動画はこちら
     
    前日の米国株市場では利下げ観測を拠りどころにNYダウなど主要指数がいずれも反発したものの、きょうの東京株式市場では、朝方は気迷いムードのなか前日終値を挟んで方向感に乏しい値動きを強いられた。

    13日にホルムズ海峡近くで2隻のタンカーが攻撃されたことで地政学リスクが意識されたほか、米国では半導体デバイス大手のブロードコムが通期決算見通しを下方修正し、時間外で株価を急落させたことも半導体セクター中心にネガティブに作用した。東エレクなど半導体関連が売られたことも相場を下押した。
     
    しかし売り一巡後は、株価指数先物買いを交え、買い優勢となった。
    13日の米長期金利が米利下げ観測を背景に低下したものの、外国為替市場で円高・ドル安進行は限定的だったことで、輸出関連銘柄の売り持ち高を形成していた投資家が持ち高調整の買いを入れ、相場を支えた。
    引け後に発表される米中経済指標を見極めたいとの思惑も強く、後場にかけてこう着感を強めた。
     
    市場からは「中東でのタンカー攻撃による株式への影響は個別にとどまり、地政学リスクは朝方にいったん織り込んだ。日経平均は25日線を上回る下ヒゲ陽性でSQ値をクリアし、良い感じになってきた」との声が聞かれた。
     
    東証株価指数(TOPIX)は5.21ポイント高の1546.71だった。JPX日経インデックス400は反発した。終値は前日比47.09ポイント高の1万3760.41だった。
     
    東証1部の売買代金は概算で2兆18億円、売買高は10億6848万株だった。値上がり銘柄数は1303銘柄、値下がり737銘柄、変わらず102銘柄だった。
    業種別株価指数(全33業種)は小売業、情報・通信業、電気機器などが上昇し、銀行業、海運業、繊維製品は下落した。
     
    個別では、米ファンドが半導体部門の分離・独立を要求したと伝わったソニーが3%高となった。ファストリやキーエンス、アンリツの上昇が目立った。ファーストリテやキーエンスが堅調で、ソフトバンクG、任天堂、トヨタ自が買われた。決算発表銘柄ではミサワやヤーマンが上昇し、Bガレジは東証1部上昇率トップとなった。原油高を受けて出光興産など資源関連株も値を上げた。
     
    一方、三菱UFJや花王が安く、第1四半期が2ケタ営業減益となった東京ドームや、好決算ながら材料出尽くし感が広がったラクーンHDは売られた。ソリトンは一部報道が嫌気され東証1部下落率トップとなった。オムロンや安川電、太陽誘電が下落し、マキタや郵船、オークマも売られた。
     
    東証2部株価指数は続落した。前日比11.50ポイント安の6513.09ポイントだった。
    出来高2815万株。値上がり銘柄数は237、値下がり銘柄数は160となった。
     
    個別では、アイケイ、日本製麻、西川ゴム工業、ニチリン、高砂鐵工など10銘柄が年初来安値を更新した。石井表記、ウインテスト、セキド、ユーピーアール、神島化学工業が売られた。
     
    一方、エプコ、FUJIKOH、北海道コカ・コーラボトリング、ブルドックソース、カワサキなど10銘柄が年初来高値を更新した。ウェルス・マネジメント、スリープログループ、富士ソフトサービスビューロ、アウンコンサルティング、サイバーステップが買われた。
     

    日経ジャスダック平均は反発した。前日比19円81銭高い3382円55銭だった。
    日経平均株価が3日ぶりに上昇し、ジャスダック市場でも投資家心理が改善した。
    日本テレホン、ワークマンなどの個人投資家に人気の高い銘柄に買いが集まり、後場に入ると一段高となった。一方、前日急伸した人工知能(AI)関連株には利益確定売りが出たため、上値は重かった。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で332億円、売買高は7679万株だった。
    値上がり銘柄数は406、値下がり銘柄数は202となった。

    ジャスダック市場の売買代金は概算で332億円、売買高は7679万株だった。
    値上がり銘柄数は406、値下がり銘柄数は202となった。
     
    個別では、アズ企画設計、ジオマテック、スリー・ディー・マトリックスがストップ高となり、ジャストプランニングは一時ストップ高となった。シンクレイヤ、オーテック、アーバネットコーポレーション、丸千代山岡家、ジェイ・エスコムホールディングスなど11銘柄は年初来高値を更新した。SAMURAI&J PARTNERS、ニチリョク、チエル、多摩川ホールディングス、GMOペパボが買われた。
     
    一方、ヒューマンホールディングス、プラップジャパン、シダックス、ゲームカード・ジョイコホールディングス、芝浦電子など11銘柄が年初来安値を更新した。ホットマン、ムラキ、カーメイト、日本ユピカ、No.1が売られた。

    東証マザーズ指数は反発した。前日比18.70ポイント高の912.90ポイントだった。
    前日の米国株高を受けて日経平均が反発、投資家心理が改善し、マザーズ市場でもITやバイオの人気の高い銘柄や決算等を手掛かりとした銘柄に買いが集まり、後場にかけて日経平均がじりじりと上げ幅を拡大するなか、個人投資家のセンチメント改善にも寄与し、マザーズ指数は大引けにかけて一段高となった。
    個人主体の資金は決算等を手掛かりとしたマザーズ銘柄などの個別材料株に集中しているが、短期的な割り切りスタンスが中心だった。

    売買代金は概算で944.94億円。騰落数は、値上がり218銘柄、値下がり56銘柄、変わらず10銘柄となった。
    個別では、バーチャレクス・ホールディングスがストップ高となり、ジェイテックコーポレーション、メディアシーク、フェニックスバイオは一時ストップ高となった。総医研ホールディングス、手間いらず、マーケットエンタープライズ、GA technologies、リーガル不動産など14銘柄は年初来高値を更新した。フィンテック グローバル、JIG−SAW、トランザス、イーエムネットジャパン、ロゼッタが買われた。
     
    一方、モブキャストホールディングス、アドバンスト・メディア、Aiming、シェアリングテクノロジー、イトクロなど6銘柄が年初来安値を更新した。MTG、リボミック、シルバーライフ、バルテス、ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズが売られた。

     

    【後場寄り付き概況】

    後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比56円28銭高の2万1088円28銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、4.03ポイント高の1545.53で始まった。
     
    押し目買いが優勢となった前場の地合いを引き継ぎ、日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに小じっかり。ただ、新規の買い材料が見当たらないため、売買の盛り上がりを欠き、上値は限られている。
     
    外国為替市場では、1ドル=108円30銭近辺の推移。アジアの主要株式市場は総じて軟調。
    前営業日比60円高前後と前場終値と比較して強含み横ばい。
     
    個別では「ファーストリテが高く、ソフトバンクGは堅調。ソニー、任天堂、ファナック、キーエンスなどが値を上げ、アンリツは大幅高で、トヨタが底堅い。三井住友は強含み。三菱商、伊藤忠が買い優勢、資生堂は切り返した。
     
    半面、東エレク、アドバンテスが下落し、太陽誘電は軟調。花王が甘く、ZOZOはさえない。KDDIが売られている。
     
    引け後に中国で固定資産投資、鉱工業生産、小売売上高といった5月経済指標の発表が予定されているうえ、今晩の米国でもやはり5月小売売上高、鉱工業生産・設備稼働率の発表があるため、米中摩擦の影響を見極めたいとの思惑が強まるだろう。
     
    通商摩擦や消費増税の影響への懸念などから純投資家が売り、日銀の上場投資信託(ETF)買い入れや企業の自社株買いがそれらを吸収するという構図とみられる。とはいえこれらの買い主体は積極的に上値を追うことはなく、追加の材料が出るまで日経平均は薄商いでのもみ合いが続きそうだ。

     

    14日前引けの日経平均株価は3日ぶり反発した。前日比55円10銭高の2万1087円10銭で取引を終了した。
     
    朝方は、前日の米株式相場の上昇を好感した買いが先行した。
    米長期金利の低下にも関わらず円高・ドル安進行は小幅のため、自動車や機械など輸出関連株の一部に買い戻しが入った。
    ホルムズ海峡付近のタンカー攻撃報道などで地政学リスクが意識されるなか、売り買いを交錯させていたが、次第に買い板が厚くなった。 
    また、原油先物相場が上昇し、鉱業など資源関連株に買われたことも、相場の支えになった。

    一方で、米半導体大手のブロードコムが業績予想を下方修正し、東エレクなど半導体関連の一角などが売られた。

    市場からは「中東情勢の先行きが警戒されたが、売りに動いた向きが、さほど下がらなかったことで買い戻したのだろう。来週はFOMC(米連邦公開市場委員会)を通過するまでは身動きがとれず、個別株を物色するしかない」との声が聞かれた。

    なお、この日算出の日経平均先物・オプション6月限のSQ(特別清算指数)推定値は2万1060円56銭。

    東証株価指数(TOPIX)は4.12ポイント高の1545.62だった。JPX日経インデックス400は上昇した。
     
    前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆1925億円、売買高は6億2178万株だった。値上がり銘柄数は1371銘柄、値下がり666銘柄、変わらず105銘柄だった。
    業種別株価指数(全33業種)は小売業、情報・通信業、電気機器などが上昇し、医薬品、化学、海運業は下落した。
     
    個別では、ファーストリテイリングが高く、ソニーも物色人気。キーエンス、アンリツなども買いを集めた。出光興産、国際石油開発帝石など資源開発関連も堅調だった。ヤーマン、Hamee、ディー・エル・イーも物色人気となった。ダブル・スコープも上昇した。ディーエヌエ、日立建機の上げが目立った。
     
    半面、東京エレクトロン、アドバンテストが下落、花王、ユニチャームも値を下げた。東京ドーム、ラクーンホールディングスが安く、九州フィナンシャルグループ、レオパレス21も売られた。味の素が下落し、安川電や太陽誘電、アドテストも下げた。
     
    東証2部株価指数は反発した。前日比3.27ポイント高の6527.86ポイントだった。
    出来高1680万株。値上がり銘柄数は218、値下がり銘柄数は137となった。
     
    個別では、エプコ、FUJIKOH、北海道コカ・コーラボトリング、カワサキ、ウェルス・マネジメントなど8銘柄が年初来高値を更新した。日本アビオニクス、サイバーステップ、技研ホールディングス、YE DIGITAL、スリープログループが買われた。
     
    一方、アイケイ、日本製麻、ニチリン、高砂鐵工、IJTTなど7銘柄が年初来安値を更新した。石井表記、村上開明堂、アゼアス、ウエスコホールディングス、神島化学工業が売られた。

     

    日経ジャスダック平均は反発した。前日比14円42銭高の3377円16銭だった。
    日経平均株価が小幅高で推移するなど相場のボラティリティーが低下するなか、前日まで続落していたワークマンやハーモニックといった主力株に買い戻しが入り、指数を押し上げた。
    一方で、日米の閣僚級による通商協議の行方も気掛かりなうえ、週末とあってポジション調整の売りも想定されることから、買い一巡後は模様眺めにはなっている。

    ジャスダック市場の売買代金は概算で182億円、売買高は4457万株。
    値上がり銘柄数は352、値下がり銘柄数は178となった。
     
    個別では、アズ企画設計、ジオマテックがストップ高となり、ジャストプランニングは一時ストップ高となった。オーテック、アーバネットコーポレーション、丸千代山岡家、ジェイ・エスコムホールディングス、ULSグループなど9銘柄は年初来高値を更新した。ニチリョク、SAMURAI&J PARTNERS、チエル、多摩川ホールディングス、GMOペパボが買われた。
     
    一方、ヒューマンホールディングス、プラップジャパン、シダックス、ユタカ技研、横浜魚類など9銘柄が年初来安値を更新した。バッファロー、ホットマン、ムラキ、日本ユピカ、カーメイトが売られた。
     

    東証マザーズ指数は反発した。前日比13.75ポイント高の907.95ポイントだった。
    日経平均株価も堅調に推移するなか、マザーズ市場は売り方による買い戻しの動きが出ている。指数インパクトの大きい時価総額上位銘柄や先駆したバイオ関連銘柄など個人投資家に人気のある銘柄が物色されている。
     
    一方で、日米の閣僚級による通商協議の行方も気掛かりなうえ、週末とあってポジション調整の売りも想定されることから、買い一巡後は模様眺めにはなっている。
    また、ホルムズ海峡近くで石油タンカー2隻が攻撃されたことに関して、ポンぺオ国務長官がタンカー攻撃をイランの責任と断定したことで地政学リスクも意識されており、個人投資家のマインドにとっても重しとして意識されている。

    値上がり銘柄数は215、値下がり銘柄数は61となった。
     
    個別では、メディアシーク、フェニックスバイオ、バーチャレクス・ホールディングスが一時ストップ高となった。総医研ホールディングス、マーケットエンタープライズ、リーガル不動産、ソフトマックス、JIG−SAWなど11銘柄は年初来高値を更新した。ジェイテックコーポレーション、チームスピリット、ラクスル、フィンテック グローバル、ユーザーローカルが買われた。
     
    一方、モブキャストホールディングス、アドバンスト・メディア、Aiming、シェアリングテクノロジー、イトクロなど6銘柄が年初来安値を更新した。MTG、リボミック、シルバーライフ、アセンテック、レアジョブが売られた。

    【寄り付き概況】

     
    14日の日経平均株価は、前日比17円41銭高の2万1049円41銭と3日ぶりに小反発してスタート。
     
    前日のNYダウ、ナスダック総合指数ともに3日ぶり反発。これを受けて東京株式市場でも買い戻しが入りやすい状況にある。
    ただ13日にホルムズ海峡近くで2隻のタンカーが攻撃されたのを受け、中東での地政学リスクが意識されており、日経平均は寄り付き直後に下げに転じた。
     
    また、半導体デバイスの開発・設計・販売を手掛ける米ブロードコムが13日発表した19年2~4月期決算が市場コンセンサスを下回り、同社株は時間外取引で大幅安に売られており、これが東京株式市場の半導体関連銘柄にも影響を与えることが懸念される。なお、ここ全体市場は市場参加者不足で薄商いが続いているが、きょうはメジャーSQ算出日にあたり、売買代金は膨らむ見通し。メジャーSQの市場推定値は2万1060円56銭。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種中、19業種が高く、値上がり上位に鉱業、石油、紙パルプなど。一方、値下がりで目立つのは海運、水産、保険など。

     
    個別では、東エレクが売られ、村田製も軟調。三菱UFJ、三井住友もさえない。花王、資生堂、武田、リクルートHDも値下がりしている。 
    半面、ファーストリテが買われ、ソフトバンクGはしっかり。任天堂が締まり、ソニーは堅調。トヨタが小高く、キーエンスも値上がりしている。

     
    テクニカル的には、日比谷(1982)、パーソル(2181)、ABC(2670)、稲葉製作(3421)、フューチャー(4722)、TOW(4767)、芙蓉リ(8424)、松竹(9601)、ステップ(9795)が動兆。
     


    「格下げされてみたら?」
     
    NY市場で主要3指数は3日ぶりの反発。
    中東でのタンカー攻撃を受け原油先物が2%超値上昇。
    エネルギー株が買われたとの解釈だ。
    ただ「地政学的リスクを巡る懸念がくすぶっている」という声もある。
    輸入物価指数は前月比0.3%低下。
    2018年12月以来の大幅な落ち込みとなった。
    物価上昇圧力の弱さを示す新たな兆しと見られた。
    新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前月比3000件増の22万2000件。
    予想外に増加した。
    労働市場の鈍化とインフレ圧力の弱さが示された格好だ。
    「市場はFRBの見解を待っている。
    FRBがこれまでのスタンスを大きく変更し積極的なハト派姿勢を示すのか。
    あるいは夏とみられる利下げに向けた地ならしを継続するのかを見守っている」という解釈だ。
    売買エネルギーは低調。
    10年国債利回りは2.09%水準。
    7月の利下げ確率は64.5%と前日からやや低下。
    一方、来週のFOMCでの利下げ確率は約29.2%と前日の23.3%、前週の16.7%から上昇。
    ラガルドIMF専務理事は「ユーロ圏にとって貿易摩擦の高まりはリスク。
    通商問題などを背景にユーロ圏は低成長、低インフレの状態が続く恐れがある」とコメント。
    ユーロは一時下落した。
    ドル円は108円台前半での推移。
     
    木曜の日経平均は寄り付き89円安、終値97円安で日足は陰線。
    今年の木曜はこれで5勝16敗。
    令和になって6連敗で勝ちはまだない。
    半導体の需給改善遅れ、GAFA関連への法的制約、香港のデモ激化等を嫌気した。
    ただ香港上場のファーストリテは香港株の急落と一緒になって下げていたが、後場はプラス引け。
    「日銀のETF買いが効いた」という声もある。
    25日線(21039円)や5日線(21077円)は下回った。
    26週線(21063円)復活が課題という見方だ。
    東証1部の売買代金1兆9028億円と6日連続で2兆円割れ。
    金曜はSQなのでさすがに2兆円割れは止まろう。
    値上がり394銘柄、値下がり1673銘柄。
    新高値27銘柄、新安値39銘柄。
    騰落レシオは96.77。
    NTレシオは13.64倍。
    25日線からはほぼ変わらずの水準、200日線からは3.1%のマイナスかい離。
    サイコロは4勝8敗で33.3%。
    松井証券信用評価損益率で売り方▲7.558%。
    買い方▲12.850%。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲6.435%。買い方▲20.708%。
    空売り比率は48.0%で64日連続の40%超。
    空売り規制ない銘柄の比率は9.5%。
    日経HVは12.2、日経VIは17.62。
    日経平均のPERは11.85倍でEPSは1774円。
    PBRは1.06倍。
    シカゴ225先物終値は大証日中比70円高の21010円。
    高値21065円、安値20865円。
    気学では「高日柄なれど飛びつき買い警戒、吹き値売り方針」。
    来週月曜は「一方に偏して動くこと多し」。
    6月は「前半は強調。中旬以降、大安値が出たら買いに転じよ」。
    21日「株高の日」、26日「天赦日」を控えてのメジャ─SQ日。
    「SQで場味は変化」に期待の週末。
     
    「消費増税を見送れば日本国債は格下げに」の声。
    市場からのブラフに過ぎないが、格下げで国債が売られれば金利も復活する。
    それがハイパーインフレにつながるのが一番懸念されるところだが、そんな声はない。
    いっそのこと、一度格下げされてみたら?
    という破壊的な思考法もなくはない。
    安全資産としての日本国債とか安全資産としての円という呪縛が解けるかも知れない。
     
    NYダウは101ドル高の26106ドルと3日ぶりの反発。
    NASDAQは44ポイント高の7837ポイント。
    S&P500は11ポイント高の2891ポイント。
    ダウ輸送株指数は100ポイント高の10347ポイント。
    SOX指数は0.58%上昇。
    VIX指数は15.80。
    3市場の売買高は59.9億株と低調。
    225先物CME円建ては大証日比70円高の21010円。
    ドル建ては大証比95ポイント高の21035ポイント。
    大証夜間取引終値は日中比50円高の2099円。
    ドル円は108.38円。
    10年国債利回りは2.092%。
     
     
    スケジュールを見てみると・・・
     
    14日(金):メジャーSQ、米小売売上高、鉱工業生産、ミシガン大学消費者信頼感、企業在庫、中国鉱工業生産、小売売上高、固定資産投資1−3月期GDP改定値、景気ウォッチャー調査、中国貿易収支
    17日(月):首都圏マンション販売、米NY連銀製造業景況感NAHB住宅市場指数、対米証券投資、米政府対中関税公聴会の可能性
    18日(火):FOMC(19日まで)、米住宅着工件数、独ZEW景況感
    19日(水):日銀金融政策決定会合(20日まで)、貿易統計、訪日客数、米パウエルFRB議長会見
    20日(木) :黒田日銀総裁会見、全産業活動指数、コンビニ売上高、米1〜3月経常収支、CB景気先行指数、フィラデルフィア連銀製造業景況感、EU首脳会議(21日まで)
    21日(金):消費者物価指数、米中古住宅販売
     
     
    【6月】(9勝5敗で2位、陽線確率64.3%)
     
    11日(火)ゲーム見本市「E3」(ロス、〜13日)、株高の日
    13日(木)変化日
    14日(金)メジャーSQ
    15日(土)G20エネルギー転換と地球環境に関する関係閣僚会議(軽井沢)
    17日(月)ECBフォーラム(ポルトガル)、満月
    18日(火)米FOMC(〜19日)
    19日(水)日銀金融政策決定会合(〜20日)
    20日(木)EU首脳会談(ブリュッセル)
    21日(金)米メジャーSQ、変化日、上げの特異日
    22日(土)ASEAN首脳会議(タイ)、海王星逆行
    25日(火)世界経済フォーラム夏季ダボス会議(中国大連)
    26日(水)天赦日
    27日(木)変化日
    28日(金)G20首脳会議(大阪〜29日)、大幅高の特異日、鬼宿日
    30日(日)日本がIWCを奪会、ユネスコ世界遺産委員会(アゼルバイジャン)
     
     
    ◇━━━ カタリスト━━━◇
     
    エボラブルアジア(6191)・・・動兆
     
    エボラブルアジアに注目する。
    同社は航空券予約サイト「エアトリ」が主力。
    海外IT受託開発も拡大基調。
    18年5月DeNAトラベル買収効果大。
    予約サイトは急成長継続。
    投資事業も堅調。
    2月に鉄人化計画、訪日客向けホテル運営会社と相次ぎ資本提携し投資先拡充。
    メルマガ配信子会社まぐまぐは年内上場を目指している。
     

    (兜町カタリスト櫻井)

     

    [概況]

    日本の海運会社のタンカーが攻撃を受け炎上。14日の欧米為替市場は、この衝撃的なニュースによってリスク回避の流れを強めることになった。
    詳細は、まず事件は中東のホルムズ海峡に近いオマーン沖で発生した、次に船舶は砲撃のようなものを受け炎上した、そして乗組員は救助され無事というもので、実行犯については今のところ伝わっていない。
     
    ただ、事件を受けポンペオ米国務長官が「この攻撃の責任は、イランにある」などイランの関与を指摘。このことが米イラン間の緊張を昂進させ、為替市場のリスク回避姿勢を強める要因となった。
    米ドル円は上記の報道が伝わると売りが優勢で、安値を108.250円とした。さて、本日の上値の重い展開を予想する。タンカー攻撃に関する続報次第で下値を伸ばす可能性もあり、警戒したいところだ。
     

    [提供:カネツFX証券株式会社]

     

    [株価材料]
     
    ■エア・ウォーター(4088)
    米大手プラクスエアからインド事業買収 買収額240億円
     
    ■三菱ガス化学(4182)
    傘下の国華産業の船舶らホルムズ海峡で攻撃受ける 原油価格急騰
     
    ■ファナック(6954)
    米で先端技術研究 10年先のロボ制御やAI見据え
     
    ■豊田合成(7282)
    ロボットサービスのキュービットロボティクスに出資 触覚ロボハンド拡販
     
    ■三井物産(8031)や三菱商事(8058)
    参画のサハリン2などで生産量5倍に 最大7割アジア向け
     
    ■しまむら(8227)
    3-5月期営業益2割減 夏物衣料が不振
     
    ■イオン(8267)
    傘下のイオンペットとスノーピーク(7816)が業務提携 共同店舗やキャンプ場開発
     
    ■九州電力(9508)
    川内原発1号機が来年3月に停止へ テロ対策間に合わず
     
    ■ソフトバンクG(9984)
    持分法適用会社であるアリババ集団が香港取引所に上場申請 米メディア報じる
     
     

    14日の東京株式市場は13日の米国株式が反発したことを受け、買い先行となりそう。
    その後はもみ合いか。
    日経平均株価の予想レンジは、2万900円−2万1200円。
    昨日の日経平均は軟調ながらも2万1000円の節目が意識されており、25日線(13日時点で2万1039円)が意識される動きが見込まれる。
    メジャーSQで序盤の動きは荒くなるかもしれないが、基本的にはFOMCやG20を先に控えて動きづらく、様子見姿勢の強い地合いが続くと予想する。
    また、中東のホルムズ海峡近くで、タンカー2隻が攻撃を受たことから、地政学リスクが高まることも予想され、防衛関連銘柄に物色の矛先が向う場面も想定される。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=108円台の前半(13日終値は108円34−36銭)、ユーロ・円が1ユーロ=122円台の前半(同122円36−40銭)と小動き。
    シカゴ日経平均先物の9月限円建て清算値は、13日の大阪取引所終値比70円高の2万1040円だった。
     
     
    【好材料銘柄】
     
    ■稲葉製作所 <3421>
    8-4月期(3Q累計)経常が5.2倍増益で着地・2-4月期も76%増益。
     
    ■シャノン <3976>
    マーケティングオートメーション支援ツール「SHANON MARKETING PLATFORM」がIT導入補助金サービスに認定。
     
    ■メディアシーク <4824>
    出資先であるLink−Uのマザーズ市場への新規上場が承認された。上場日は7月18日を予定。
     
    ■スリー・ディー・マトリックス <7777>
    富士フイルムと欧州全域における消化器内視鏡手技向け「PuraStat」の独占販売権契約を締結。
     
    ■SAMURAI&J PARTNERS <4764>
    2-4月期(1Q)経常は赤字縮小で着地。
     
    ■鎌倉新書 <6184>
    2-4月期(1Q)経常は60%増益で着地。
     
    ■ヤーマン <6630>
    今期経常は2%増で4期連続最高益更新へ。
     
    ■GMOフィナンシャルホールディングス <7177>
    5月営業収益は前年同月比14.1%増の35.4億円。
     
    ■トランスジェニック <2342>
    コンパニオン診断システム「オンコマイン Dx Target Test マルチ CDx システム」を用いた検査サービスを開始。
     
    ■物語コーポレーション <3097>
    5月既存店売上高は前年同月比4.4%増と3ヵ月連続で前年実績を上回った。
     
    ■ビューティガレージ <3180>
    今期経常は16%増で2期ぶり最高益、前期配当減配も今期増配。また、発行済み株式数(自社株を除く)の1.57%にあたる10万株(金額で1億2000万円)を上限に自社株買いを実施する。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
     
    【国内】
    14(金)
    メジャーSQ
    《決算発表》
    フルスピード、丸善CHI、モルフォ、エイチーム、エニグモ、フリービット、スマレジ、サンバイオ、オハラ、MSOL、プロレド、梅の花、3Dマトリックス、アルデプロ、ギフト、OS映
     
    【海外】
    中国5月固定資産投資(11:00)
    中国5月鉱工業生産(11:00)
    中国5月小売売上高(11:00)
    米5月小売売上高(21:30)
    米5月鉱工業生産(22:15)
    米4月企業在庫(23:00)


    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

     


    13日のNYダウ工業株30種平均は前日比101ドル94セント高の2万6106ドル77セントと3日ぶりに反発した。5月6日以来、ほぼ1カ月ぶりの高値で終えた。
     
    中東の原油輸送の大動脈であるホルムズ海峡近くのオマーン湾で13日、タンカー2隻が攻撃を受けたことで供給懸念が広がり、原油先物相場が急伸した。原油高で業績が向上するとの思惑からエクソンモービルやシェブロンなどのエネルギー株に買いが入り、ダウは一時142ドル高まで上昇した。
     
    朝方発表の5月の米輸入物価指数が前月比で5カ月ぶりに低下した。5月の米消費者物価指数(CPI)も低調と受けとめられており、低インフレを背景に米連邦準備理事会(FRB)が早期に利下げに動きやすくなるとの見方が広がった。米長期金利も低下基調で、投資指標面で割安感が意識されたハイテク株に買いが入りやすかった。
     
    相場は伸び悩む場面があった。米中の貿易摩擦の長期化で、世界景気が減速するとの警戒感が引き続き相場の重荷だった。原油先物相場の伸び悩みも上値を抑えた。
     
    市場では「原油相場は米国産の供給過多や世界景気の後退などもあり、一方向に進むとは思えない。中東地域の緊張が一段と高まれば、株価にとってはマイナスだ」との指摘が聞かれた。
     
    セクター別では医薬品・バイオテクノロジーを除いて全面高となり、特に耐久消費財・アパレルや自動車・自動車部品の上昇が目立った。
     
    ナスダック総合株価指数は前日比44.410ポイント高の7837.130と5月16日以来約1カ月ぶりの高値で終えた。グーグルの持ち株会社アルファベットやフェイスブックなど主力ハイテク株が上昇した。
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    26,106.77+101.94
    S&P500種
    2,891.64+11.80
    ナスダック
    7,837.130+44.410
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,343.70+6.90
    NY原油(ドル/バレル)
    52.14−0.14
    円・ドル
    108.36 - 108.37   +0.02

     

    【シカゴ日本株先物概況】


    シカゴ日経平均先物は反発した。
    6月物は前日比45円高の2万1080円で終え、大阪取引所の終値を60円上回った。
    ホルムズ海峡近くのオマーン湾で石油タンカー2隻が攻撃を受け炎上したのを受け、米国市場で原油先物相場が上昇し、日経平均先物は石油株が先導して上げた米株式相場につれ高した。
     
    シカゴ日経225先物9月限 (円建て)
    21010 ( +70 )
    シカゴ日経225先物9月限 (ドル建て)
    21035 ( +95 )
    ( )は大阪取引所終値比
     



    【欧州株式市場】
     
    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7368.57(+0.95)
    FTSE100種総合株価指数は小反発した。前日の終値に比べ0.95ポイント高の7368.57で引けた。上昇・下落銘柄数はほぼ拮抗した。
    原油高を背景に買われていた石油株が売りに転じ、上げ幅を縮小した。午後に一時売りが先行する局面もあった。
     
    個別銘柄では、建設資材のファーガソン(旧ウルズリー)が5.9%高、好決算を発表した包装のDSスミスは5.1%高と大幅上昇し、指数をけん引した。ファーガソンは米著名投資家が率いるファンドが同社への出資率を引き上げたとの報道を材料に買われた。DSスミスには通期の増益を好感した買いが入った。同業の梱包材メーカーのスマーフィット・カッパ・グループは4.8%高や製紙のモンディも2.0%高と買いが波及し高くなった。鉱業株は全面高となった。
     
    半面、住宅建設のパーシモンは4.5%安。ベンチャー・キャピタルの3iグループ、広告のWPPグループは各4.4%安と売られた。いずれも配当の権利落ちとなったことで売られた。ネクストやマークス・アンド・スペンサー(M&S)など小売株の売りが目立った。足元の利益確定目的の売りなどで石油株は下落して引けた。
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 12169.05(+53.37)
    ドイツ株式指数(DAX)は反発した。終値は前日と比べて53.37ポイント高の12169.05だった。前日下落した反動もあり、買いが優勢だった。
     
    個別では、オンライン決済サービスのワイヤーカードの上げが目立ったほか、前日安くなった医療機器のフレゼニウスやハイデルベルクセメントが買い戻された。
    一方で電力のRWEが安かった。
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 5375.63(+0.71)
    欧州の主要株式市場も総じて上昇した。フランスの株価指数CAC40は小幅に上昇した。

06月14日 毎日コラム
断然おトク 「ポイント投資」
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