日経平均株価 | 50,276.37 | -607.31 | 11/07 |
TOPIX | 3,298.85 | -14.60 | 11/07 |
マザーズ | 700.84 | -2.22 | 11/07 |
NYダウ平均 | 46,912.30 | -398.70 | 11/07 |
ナスダック総合 | 23,053.99 | -445.81 | 11/07 |
きょうの東京株式市場はリスクオンの流れに乗り、日経平均は2万9000円大台ラインを突破し、2万9200円台まで一気に水準を切り上げた。前日の米国株市場では小売り大手の決算発表を好感する形で消費関連株全般に買いが波及し、NYダウは200ドルを超える上昇で約3か月半ぶりに3万4000ドル台を回復、これを引き継いで東京株式市場も幅広い銘柄に投資資金が流入した。

16日のNYダウ工業株30種平均は5日続伸し、前日比239ドル57セント(0.7%)高の3万4152ドル01セントで終えた。
堅調だった米小売り大手の決算を受け、個人消費が底堅いとの見方が強まり、消費関連銘柄や景気敏感株が買われた。半面、金利上昇をきっかけにハイテク株は売りに押された。
米小売り大手ウォルマートが朝方発表した5〜7月期決算は、食料品などが好調で増収となり、売上高、1株当たりの利益とも市場予想を上回った。通期の利益見通しを上方修正した。ホームセンター大手ホーム・デポの5〜7月期決算は、増収増益だった。高インフレと金融引き締めの中でも、個人消費が堅調に推移していると受け止められた。
小売りのウォルマートとホームセンターのホーム・デポが大幅高となり、2銘柄でダウ平均を130ドル近く押し上げた。市場では「米景気の後退入りは回避できそうだ」との見方が強まった。
消費関連銘柄ではドラッグストアのウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンスやスポーツ用品のナイキが買われた。ダウ平均の構成銘柄ではないが、ディスカウントストアのターゲットや百貨店のメーシーズも大幅に上げた。化学のダウや航空機のボーイングなど景気敏感株の一角にも買いが広がった。
一方、米長期金利が上昇し、長期金利上昇の局面で相対的な割高感が意識されやすい高PER(株価収益率)のハイテク株は売られた。顧客情報管理のセールスフォースやソフトウエアのマイクロソフトが安い。
ナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反落し、前日比25.504ポイント(0.2%)安の1万3102.549で終えた。交流サイトのメタプラットフォームズや半導体のエヌビディアなど主力株が下げた。一方、小売り決算が好感された流れを受け、ネット通販のアマゾン・ドット・コムは上昇した。
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