日経平均株価 | 39,500.37 | +118.96 | 11/08 |
TOPIX | 2,742.15 | -0.93 | 11/08 |
マザーズ | 626.88 | +4.14 | 11/08 |
NYダウ平均 | 43,729.34 | -0.59 | 11/08 |
ナスダック総合 | 19,269.46 | +285.99 | 11/08 |
16日のNYダウ工業株30種平均は5日続伸し、前日比239ドル57セント(0.7%)高の3万4152ドル01セントで終えた。
堅調だった米小売り大手の決算を受け、個人消費が底堅いとの見方が強まり、消費関連銘柄や景気敏感株が買われた。半面、金利上昇をきっかけにハイテク株は売りに押された。
米小売り大手ウォルマートが朝方発表した5〜7月期決算は、食料品などが好調で増収となり、売上高、1株当たりの利益とも市場予想を上回った。通期の利益見通しを上方修正した。ホームセンター大手ホーム・デポの5〜7月期決算は、増収増益だった。高インフレと金融引き締めの中でも、個人消費が堅調に推移していると受け止められた。
小売りのウォルマートとホームセンターのホーム・デポが大幅高となり、2銘柄でダウ平均を130ドル近く押し上げた。市場では「米景気の後退入りは回避できそうだ」との見方が強まった。
消費関連銘柄ではドラッグストアのウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンスやスポーツ用品のナイキが買われた。ダウ平均の構成銘柄ではないが、ディスカウントストアのターゲットや百貨店のメーシーズも大幅に上げた。化学のダウや航空機のボーイングなど景気敏感株の一角にも買いが広がった。
一方、米長期金利が上昇し、長期金利上昇の局面で相対的な割高感が意識されやすい高PER(株価収益率)のハイテク株は売られた。顧客情報管理のセールスフォースやソフトウエアのマイクロソフトが安い。
ナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反落し、前日比25.504ポイント(0.2%)安の1万3102.549で終えた。交流サイトのメタプラットフォームズや半導体のエヌビディアなど主力株が下げた。一方、小売り決算が好感された流れを受け、ネット通販のアマゾン・ドット・コムは上昇した。
「相場の波に乗れ」 |