【市況一覧】
日経平均株価
39,380.89 +102.93 10/10
TOPIX
2,712.67 +5.43 10/10
マザーズ
639.94 -7.30 10/10
NYダウ平均
42,512.00 +431.63 10/10
ナスダック総合
18,291.62 +108.70 10/10


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    グロース市場が復調トレンドにある。マザーズ指数は730ポイント台まで戻り、東証グロースcore指数も力強い値動きで900ポイントを回復する場面があった。個別ベースでも強さが目立ってきており、値動きを好むアクティブな資金の受け皿として強調展開の継続が期待できそうだ。

    来週はグロース系企業の決算発表がピーク決算発表はリスク要因だが、ここから事業環境が改善している銘柄は多く、出世株の出現が期待される。

     


    「S&P500は半値戻し」

    週末のNY株式市場で主要3指数は揃って上昇。
    「インフレが7月にピークを付けた可能性」を再び好感したとの解釈。
    主要11セクター全てが上昇。
    フィラデルフィア半導体指数(SOX)や小型株指数、輸送株指数も上昇。
    グロース株は2.1%、バリュー株は1.4%上昇。
    BofAの週間調査では週間で株式ファンドに71億ドルが流入した。
    S&P500とNASDAQ総合は昨年11月以来の4週続伸。
    S&P500は6月中旬の安値から17.7%上昇。
    1月に付けた最高値から6月中旬に付けた安値までの下げ幅の半値戻し水準の4231ポイントを回復。
    「第二次世界大戦以降、S&P500は半値戻しの達成後、以前の安値を再び試すことはあっても、
    安値を更新することはなかった」と言う声が聞こえる。
    ただ「1974年、2004年、09年は、半値戻しの達成直後に大きな揺り戻しがあった」という指摘もある。
    週間ではS&P500が3.25%、NYダウが2.92%、NASDAQが3.8%上昇。
    ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)は55.1。
    7月の51.1から上昇し、市場予想の52.5を上回った。
    輸入物価は前月比1.4%下落。
    下落は7カ月ぶり。
    下落幅は2020年4月以降で最大だった。
    金利先物市場が織り込む9月利上げ確率は0.50%が58%。
    0.75%が42%。
    10年国債利回りは2.842%。
    2年国債利回りは3.250%。
    ドル円は133円台半ば。
    WTI原油9月物は2.25ドル(2.4%)安の92.09ドル。
    週間では3.5%上昇。
    SKEW指数は126.84→129.34。
    恐怖と欲望指数は52→55。

    週末のNYダウは424ドル(1.27%)高の33761ドルと3日続伸。
    高値33767ドル、安値33398ドル。
    サイコロは8勝4敗。
    NASDAQは267ポイント(2.09%)高の13047ポイントと反発。
    高値13047ポイント、安値12821ポイント。
    サイコロは6勝6敗。
    S&P500は72ポイント(1.73%)高の4280ポ゚イントと反発。
    高値4280ポイント、安値4219ポイント。
    サイコロは5勝7敗。
    ダウ輸送株指数は74ポイント(0.49%)高の15146ポイントと3日続伸。
    SOX指数は2.99%高の3067ポイントと反発。
    VIX指数は19.53と低下。
    約4か月ぶりに20%を割り込んだ。
    「90年以降、VIX終値が20を割り込んだ日は平均0.11%上昇。
    20を上回った日は平均0.08%下落」というのが歴史。
    3市場の売買高は99.9億株(前日123.6億株、過去20日平均は110.4億株)。
    225先物CME円建ては大証日中比170円高の28710円。
    ドル建ては大証日中比185円高の28725円。
    ドル円は133.48円。
    10年国債利回りは2.842%。
    2年国債利回りは3.250%。

    週間ベースでNYダウは2.9%高、2週ぶり反発。
    NASDAQ総合指数は3.8%高、4週続伸(累計13.9%上昇)。
    S&P500は3.3%高、4週続伸(同10.8%上昇)。

    米下院は4300億ドル規模の「インフレ抑制法案」を可決した。
    上院でも7日に可決されており、バイデン大統領の署名を経て近く成立する。
    また国家安全保障に不可欠と見なされる先端半導体やガスタービンエンジンの生産を支える技術について輸出規制を強化。
    新たな規制の対象となる「新興・基盤技術」には酸化ガリウムとダイヤモンドが含まれている。
    「これら原材料を利用したデバイスの軍事への転用の可能性は著しく高まる」という見方だ。
    一方、中国の習近平国家主席が約3年ぶりとなる外遊でバイデン米大統領と会談する計画。
    習主席は11月15─16日にインドネシアのバリ島で開かれるG20首脳会議に出席する予定。
    その後、タイの首都バンコクに移動。
    2日後に開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席予定。
    バイデン大統領と直接会談する計画。
    実現すれば、バイデン氏とは大統領就任後初の直接会談となる。

    記録的な熱波に見舞われている欧州。
    物流の大動脈であるライン川の水位が一段と低下。
    一部の船舶が航行できなくなっているという。
    ライン川の物流は完全にストップしていないものの水位の低下で通常の4分の1しか貨物を積載できない。
    荷主は4倍の輸送量を支払う必要に迫られているという。
    コブレンツに近いカウプにあるチェックポイントで12日のライン川の水位は42センチと前日から約5センチ低下。
    8日時点では51センチだった。
    貨物を完全に積載した船舶がカウプ付近を航行するには約1.5メートルの水位が必要とされる。


    「Wトップを上抜けた」

    週末の日経平均は寄り付き432円高。
    終値は727円(△2.62%)高の28546円と3日ぶりに反発。
    上昇幅は3月23日(816円高)以来、今年4番目。
    1月12日(28765円)以来7か月ぶりの水準を回復した。
    その先の高値の節目は1月5日の29332円。
    日足は3日ぶりに陽線。
    短い下ヒゲを伴う大引け坊主の中陽線。
    戻りの強力な節目として意識されていた6月9日高値28389円75銭。
    そして3月25日高値28338円のダブルトップの戻り高値を更新。
    27965円ー28207円にマド。
    週間で371円上昇。
    週足は4週連続陽線。
    TOPIXは239.53ポイント(△2.04%)高の1973ポイントと3日ぶりに反発。
    日銀は6月17日以来39日間ETFを買っていない。
    今年の購入額は5608億円。
    消化率は9.35%。
    昨年の買い入れ額は8734億円。
    プライム市場指数は20.36ポイント(△2.05%)高の1015.27と反発。
    東証マザーズ指数は2.44%高の726.27と反発。
    プライム市場の売買代金は3兆7127億円(前日は2兆5809億円)。
    SQの影響もあり8日ぶりに3兆円台。
    6月29日(3兆8714億円)以来、約1か月半ぶりの高水準。
    値上がり1007銘柄(前日874銘柄)。
    値下がり192柄(前日879銘柄)。
    新高値138銘柄(前日48銘柄)。
    新安値7銘柄(前日32銘柄)。
    日経平均の騰落レシオは130.18(前日117.79)。
    NTレシオは14.47倍(前日14.39倍)。
    サイコロは8勝4敗で66.66%。
    上向きの25日線(27486円)からは△3.86%(前日△1.57%)
    19日連続で上回った。
    上向きの75日線は26999円。
    19日連続で上回った。
    下向きの200日線(27548円)からは△3.63%(前日△0.98%)。
    14日連続で上回った。
    上向きの5日線は28158円。
    3日ぶりに上回った。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲13.362%(前日▲12.308%)
    買い方▲6.761%(前日▲8.036%)。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲16.456%(前日▲12.832%)。
    買い方▲26.444% (前日▲27.637%)。
    空売り比率は43.8%(前日43.4%。3月24日から89日連続で40%超)。
    空売り規制なしの比率は12.0%(前日6.9%)。
    ほぼ限界水準。
    日経VIは18.39(前日20.18)。
    日経平均採用銘柄の予想PERは12.89倍(前日12.58倍)。
    8日連続で12倍台。
    前期基準では13.48倍。
    EPSは2214円(前日2211円)。
    市場予想の平均値は2242円。
    225のPBRは1.17倍。
    BPSは24399円(前日24190円)。
    10年国債利回りは0.185%。
    プライム市場の予想PERは13.84倍。
    前期基準では14.51倍。
    PBRは1.20倍。
    プライム市場の予想益回りは7.22%。
    配当り利回り(加重平均)は2.44%。
    プライム市場の単純平均は48円高の2531円。
    プライム市場の売買単価は2546円(前日2445円)。
    プライム市場の時価総額は718兆円(前日704兆円)。
    ドル建て日経平均は214.19(前日206.04)と4日ぶりに反発。
    週末のシカゴ225先物円建ては大証日中比170円高の28710円。
    高値28730円、安値28100円。
    大証先物夜間取引終値は日中比210円高の2875円。
    気学では「変化注意日。後場の足取りに注意せよ」。
    火曜は「逆向かいの日。突込み買い、吹き値売りで駆け引きせよ」。
    水曜は「前日の像場に反して動く日」。
    木曜は「人気に逆行して動く。逆張り方針良し」。
    金曜は「吹き値売り方針の日」。
    ボリンジャーのプラス3σが29378円。
    プラス2σが28747円。
    プラス1σが28117円。
    マイナス1σが26856円。
    3月25日高値(2万8338円)。
    6月9日高値(2万8389円)。
    3月権利落ち前が28252円。
    すべて上抜けた。

    週間ベースで日経平均株価は1.3%高、2週続伸(累計2.7%上昇)、
    TOPIXは1.3%高、2週続伸(同1.7%上昇)。
    東証プライム市場指数は1.3%高、2週続伸(同1.7%上昇)。
    東証マザーズ指数は0.6%安、4週ぶり反落。
    東証スタンダード市場指数は1.0%高、2週続伸(同1.3%上昇)。
    東証グロース指数は0.6%安、4週ぶり反落。
    東証REIT指数は0.5%安、5週ぶり反落。

    《今日のポイント8月13日》

    (1)週末のNY株式市場で主要3指数は揃って上昇。
       10年国債利回りは2.842%。
       2年国債利回りは3.250%。
       ドル円は133円台半ば。
       SKEW指数は126.84→129.34。
       恐怖と欲望指数は52→55。

    (2)ダウ輸送株指数は74ポイント(0.49%)高の15146ポイントと3日続伸。
       SOX指数は2.99%高の3067ポイントと反発。
       VIX指数は19.53と低下。
       3市場の売買高は99.9億株(前日123.6億株、過去20日平均は110.4億株)。
       225先物CME円建ては大証日中比170円高の28710円。

    (3)プライム市場の売買代金は3兆7127億円(前日は2兆5809億円)。
       値上がり1007銘柄(前日874銘柄)。
       値下がり192柄(前日879銘柄)。
       新高値138銘柄(前日48銘柄)。
       新安値7銘柄(前日32銘柄)。
       日経平均の騰落レシオは130.18(前日117.79)。
       NTレシオは14.47倍(前日14.39倍)。
       サイコロは8勝4敗で66.66%。

    (4)上向きの25日線(27486円)からは△3.86%(前日△1.57%)
       19日連続で上回った。
       上向きの75日線は26999円。
       19日連続で上回った。
       下向きの200日線(27548円)からは△3.63%(前日△0.98%)。
       14日連続で上回った。
       上向きの5日線は28158円。
       3日ぶりに上回った。

    (5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲13.362%(前日▲12.308%)
       買い方▲6.761%(前日▲8.036%)。
       マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲16.456%(前日▲12.832%)。
       買い方▲26.444% (前日▲27.637%)。

    (6)空売り比率は43.8%(前日43.4%。3月24日から89日連続で40%超)。
       空売り規制なしの比率は12.0%(前日6.9%)。
       日経VIは18.39(前日20.18)。

    (7)日経平均採用銘柄の予想PERは12.89倍(前日12.58倍)。
       8日連続で12倍台。
       BPSは24399円(前日24190円)。
       10年国債利回りは0.185%。

    (8)プライム市場の単純平均は48円高の2531円。
       プライム市場の時価総額は718兆円(前日704兆円)。
       ドル建て日経平均は214.19(前日206.04)と4日ぶりに反発。

    (9)ボリンジャーのプラス3σが29378円。
       プラス2σが28747円。
       プラス1σが28117円。
       マイナス1σが26856円。
       3月25日高値(2万8338円)。
       6月9日高値(2万8389円)。
       3月権利落ち前が28252円。
       すべて上抜けた。

    今年の曜日別勝敗(8月12日まで)

    月曜15勝12敗
    火曜16勝15敗
    水曜17勝13敗
    木曜17勝13敗
    金曜17勝13敗

    8月第1週の週間海外投資家動向。
    現物820億円売り越し(2週連続で売り越し)。
    先物4196億円買い越し(33週連続で買い越し)。
    合計3375億円買い越し(2週ぶりに買い越し)。
    個人は現物58億円買い越し。
    先物1016億円売り越し。
    合計1074億円売り越し。
    信託銀行は現物1648億円売り越し。
    現物は8週ぶりに売り越し。
    先物1096億円売り越し。
    合計2745億円の売り越し。

    7月第4週の週間海外投資家動向。
    現物3083億円売り越し(2週ぶりに売り越し)。
    先物1599億円買い越し(2週連続で買い越し)。
    合計1483億円売り越し(2週ぶりに売り越し)。
    個人は現物140億円買い越し。
    先物407億円売り越し。
    合計266億円売り越し。
    信託銀行は現物116億円買い越し。
    先物146億円売り越し。
    合計29億円の売り越し。



    (兜町カタリスト櫻井)


    12日のNYダウ工業株30種平均は3日続伸し、前日比424ドル38セント(1.3%)高の3万3761ドル05セントで終えた。
    今週発表された7月の米消費者物価指数(CPI)は、前月から伸びが鈍化。卸売物価指数(PPI)は低下し、下げ幅は市場予想を上回った。12日朝方に公表された輸入物価指数は前月比1.4%低下と市場予想を上回って下がった。市場では、物価上昇圧力が弱まり、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペースが減速するとの見方が広がり、株買いが優勢となった。
    次回9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、0.5%の利上げにとどまり、前回会合の0.75%から上げ幅が縮小するとの見方に傾きつつある。英調査会社エコノミストは、「高インフレとの戦いに関する勝利宣言には早すぎるが、インフレ率の減速は歓迎すべきことだ」と指摘し、投資家心理が好転し始めていると話した。
     
    インフレがピークアウトしたとの見方が広がり、米連邦準備理事会(FRB)が利上げペースを緩めるとの期待が相場を押し上げた。消費関連銘柄の上昇が目立ち、米長期金利の低下でハイテク株も買われた。
     
    12日はミシガン大学が発表した8月の米消費者態度指数が前月比3.6ポイント上昇の55.1と市場予想(52.5)以上に改善し、相場上昇を支えた面もあった。
    米景気の堅調が続く中でインフレが終息に向かえば景気後退入りは避けられ、米経済は軟着陸が可能との見方が強まった。「物価指標が出そろうまで買いを手控えていた投資家が、相場上昇に乗り遅れまいとして買っている」との声があった。
     
    インフレが消費を冷やすとの懸念が和らぎ、映画・娯楽のウォルト・ディズニーが3%高となるなど消費関連銘柄の上げが目立った。米長期金利が低下し、金利が下がると相対的な割安感が意識されやすい高PER(株価収益率)のハイテク株も買われた。スマートフォンのアップルやソフトウエアのマイクロソフトが高い。
     
    S&P500種株価指数は前日比72.88ポイント(1.73%)高の4280.15で終えた。週間では4週続伸と、昨年10〜11月以来の連続上昇記録となった。また、同指数は1月の過去最高値から6月に付けた今年の安値までの下落幅の半分を取り戻す水準(4231)を超えた。株式相場が大幅に調整後で下落幅の「半値戻し」を達成すると上値を追う買いが入りやすい。
     
    ナスダック総合株価指数は反発し、前日比267.273ポイント(2.1%)高の1万3047.186で終えた。S&P500種と同じく昨年10〜11月以来の4週続伸となった。
     


     

    【シカゴ日本株先物概況】

    12日のシカゴ日経平均先物は上昇した。9月物は前日比590円高の2万8710円で引け、12日の大取終値を170円上回った。今週発表になった米物価指標が軒並みインフレ鈍化を示したため、利上げ加速による景気悪化への懸念が薄れ、日経平均先物は米株とともに買われた。

    シカゴ日経225先物9月限 (円建て) 
    28710 ( +170 )
    シカゴ日経225先物9月限 (ドル建て) 
    28725 ( +185 )
    ( )は大阪取引所終値比




    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    英FT100 7500.89(+34.98 +0.47%)
    12日のFTSE100種総合株価指数は反発した。前日に比べ34.98ポイント(0.47%)高の7500.89で引けた。12日発表の4〜6月期の英国の実質国内総生産(GDP)速報値が市場予想ほど落ち込まず、投資家心理の支えとなった。前日に売られた医薬品株には自律反発を見込んだ買いも入った。
    FTSEでは、指数構成銘柄の約5割が上昇。賭け屋大手に買いが集まり、フラッター・エンターテインメントとエンテインはそれぞれ14.1%高、4.1%高となった。包装資材大手モンディも11.2%高と急伸した。



    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    独DAX 13795.85(+101.34 +0.74%)
    12日のドイツ株価指数(DAX)は反発した。前日に比べ101.34ポイント(0.74%)高の1万3795.85で終えた。米国でのインフレがピークアウトしたとの見方から米株相場が上昇し、投資家心理の改善につながった。自動車株や消費関連株など幅広い銘柄が買われた。個別では、製薬大手バイエルが4.8%高、素材化学大手コベストロが2.4%高、不動産大手ボノビアが2.2%高と買われた。



    ■フランス・パリ株価指数
    仏CAC40 6553.86(+9.19 +0.14%)
    フランスCAC40種指数は0.14%高だった。
    米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げペースを落とすとの観測が台頭。この日も安心感から株式などリスク資産を買い戻す動きが優勢となった。



     

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