【市況一覧】
日経平均株価
39,605.80 +224.91 10/11
TOPIX
2,706.20 -6.47 10/11
マザーズ
638.19 -1.75 10/11
NYダウ平均
42,454.12 -57.88 10/11
ナスダック総合
18,282.05 -9.57 10/11


08月01日 マーケットコメント

08月02日 マーケットコメント

08月03日 マーケットコメント


    【大引け概況】


    4日の日経平均株価は続伸し、前日比190円30銭(0.69%)高の2万7932円20銭で終えた。
     
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    前日の米国株市場でNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに大幅高に買われたことを受け、主力株を中心にリスクを取る動きが優勢だった。米国では発表された7月のISM非製造業景況感指数が市場予想に反して上昇、米経済に対する不安心理が後退したことで、株価上昇要因となった。これを受けて東京株式市場でも市場のセンチメントが改善、日経平均は朝方に2万8000円台をつける場面があった。
    しかし、その後は戻り売り圧力も意識され伸び悩む形となり、後場後半は2万7900円台で売り買いを交える展開に終始した。
    外国為替市場で1ドル=134円台まで円安が進行したことはプラスに働いたが、個別では利益確定売りに押される銘柄も多く、TOPIXはマイナス圏で引けている。
     
    海運株などの景気敏感株を中心に買いが入った。主要な半導体銘柄で構成する米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)の上昇も、東京市場での半導体関連銘柄の買いにつながり、指数を押し上げた。
     
    トヨタは4日午後、2023年3月期(今期)の連結純利益が前期比17%減の2兆3600億円になる見通しだと発表した。従来予想から引き上げたものの、市場予想は下回り、発表後にトヨタ株は下げ幅を拡大した。だが、値がさのハイテク株の一角への買いが日本株相場を支えた。
     
    市場では「ここまでの日本企業の4−6月決算は総じて堅調で、上方修正銘柄や好業績銘柄を中心に底堅く推移しそうだ」との見方があった。
     
    東証株価指数(TOPIX)は小幅反落し、前日比0.04ポイント(0.00%)安の1930.73で終えた。
     
     

    東証プライムの売買代金は概算で2兆8994億円。売買高は12億9540万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1012と、全体の55%を占めた。値下がりは739銘柄、変わらずは87銘柄だった。
     
    業種別株価指数(33業種)は海運業、非鉄金属、医薬品などが上昇。下落は鉱業、石油・石炭製品、保険業など。
     
     
    個別では、ソフトバンクグループ(SBG)や第一三共、SUBARUが上昇した。アドバンテスト、東エレク、ディスコの半導体関連が大幅高。日本電産、エムスリー、リクルートHDのハイテク・グロース(成長)株も総じて高い。川崎汽船が大幅に反発し、郵船、商船三井も上昇。ほか、サイバーAG、マネーフォワード、SREHDなどのグロース株が全般強い動き。マネックスG、カシオ、住友電工も決算が好感され大幅高となった。タツモは業績予想を上方修正して大きく上昇。TDK、イビデンは決算を評価する動きが継続した。午後に非開示だった見通しを公表した合同製鐵は急騰した。
     
    一方、原油先物価格の下落を受けてINPEX、コスモエネHDが大きく下落した。コマツ、三井物産の資源関連や東京電力HD、イーレックスの電気・ガスセクターが安い。米金利低下により三菱UFJ、第一生命HDなど金融も総じて軟調となった。決算を発表したZHDが急落したほか、太陽誘電、クボタ、オリックス、JFEHD、JCUなども決算を材料に大きく下落。日中に決算発表した日本コークス、JUKI、セガサミーHDも後場に入って大幅安となった。





     

     
    4日午前の日経平均株価は続伸した。前引けは前日比150円78銭(0.54%)高の2万7892円68銭だった。
    朝方からリスクを取る動きが優勢となり、日経平均は続伸し、一時2万8000円台を回復する場面もあった。前日の米国株市場でNYダウやナスダック総合株価指数など主要株価指数が大幅上昇し、市場のセンチメントが強気に傾いた。
    外国為替市場で急速に円安方向に振れていることも追い風となった。ただ、2万8000円台近辺では戻り売りも厚く、日経平均は前引け時点では2万7800円台まで押し戻されている。
     
    3日発表の米国の景況感を示す指数が市場予想に反して上昇したのを受け、米景気の後退懸念が和らいだ。同日の米市場ではナスダック総合株価指数や主要な半導体銘柄で構成する米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が大きく上昇しており、東京株式市場では半導体関連銘柄への買いが目立った。外国為替市場での円安・ドル高も日本株相場の支えとなった。
     
    上値では利益確定売りなどが出やすかった。市場では「7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)以降、米連邦準備理事会(FRB)が(金融緩和に積極的な)ハト派に転じるとの見方が株価の一定の支えとなっていた。このところFRB高官から利上げを当面続けるという発言が相次いだことは、上値を抑制する要因となっている」との見方があった。
     
    市場では「日経平均株価が2万8000円を明確に上抜くには、エネルギー不足感が否めず、売買代金の増加がポイントになりそう」との声が聞かれた。
     
     
    東証株価指数(TOPIX)は小幅反落した。午前終値は前日比1.45ポイント(0.08%)安の1929.32だった。
     
    前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で1兆5148億円、売買高は6億5214万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は836と、全体の46%にとどまった。値下がりは907銘柄、変わらずは93銘柄だった。
     
     
    業種別株価指数(33業種)は海運業、非鉄金属、サービス業、電気機器などが上昇。下落は鉱業、その他金融業など。
     
    個別では、東京エレクトロンが大きく買われ、レーザーテックも上昇した。日本郵船、川崎汽船など海運株も高い。ソフトバンクグループ(SBG)も堅調。キーエンス、リクルート、カシオSUBARU、ダブル・スコープなども上昇した。日東紡績が急騰、BIPROGYが値を飛ばし、インテリジェント ウェイブも大幅高に買われた。
     
    半面、任天堂が冴えず、Zホールディングスが急落。三菱UFJフィナンシャル・グループ、オリックスなどが軟調、太陽誘電やオリックスの下げも目立つ。オーバルも大きく値を下げた。
     

    「学説よりも実務」

    どんなに好材料があっても、どんなに好業績であっても機が熟さなければ株は上がらない。
    要はタイミングということだろう。
    「潮目をみる大切さ」とでもいうのだろう。
    あるいはどんなにボロ株で悪材料ばかりでも、機が熟せば反発上昇する。
    巧みな市場関係者の得意技はこの「機を見るに敏」な動き。
    動き始めた列車に飛び乗る技術を会得することは必要だろう。
    どんなに良い株も孤高で唱えては犬の遠吠え。
    しかし遠吠えだっていつか集まれば歓声に変わる筈。

    株価が下がる、円高になる。
    株価が下がる、円安になる。
    もうどうでも良くなってきた印象もある。
    しかしソコソコの値があるから売られるもの。
    所詮、限界線まで行けば復活するのが市場でもある。
    中途半端な値段でいるから「上がらなければ売ってみな」となるのが必定。
    売り叩いて極致までいけばもう下げ相場はない筈。
    それくらいの覚悟ができればいいのだが、なかなか。

    ところで・・・。
    為替と株の関係について知りたいという人は多いという。
    いまさらではあるが、確かに関係は大きい。
    「円安」になれば日経平均は上昇傾向。
    逆に「円高」になれば日経平均は下落傾向。
    原因はいくつかある。
    しかし輸出産業と輸入産業では真逆の効果。
    円が基軸通貨でないことからの不協和音みたいなものだ。
    日本企業は海外で活動をしている企業が多い。
    問題はドルでビジネスをしているのに決算は円建てということ。
    だから「円安」だと円建ての利益は拡大する。
    絶対数は変わらないのだが見かけ上の利益は増えることになる。
    また、日本株の取引量の7割を占める海外投資家はドルを円に換えて日本株を買う。
    この際の為替に関する投資行動が、為替と株の関係を需給的に不安定にする要素も否定できない。
    その意味では学説よりも実務を優先することが重要だ。

    「シープの法則の買い」という面白い表現があった。
    誰かに追随しての買い。
    日銀のETF買いを見越して誰かが買えば追随する主体性のない相場観。
    確かにヒツジみたいなものかも知れない。

    どうして市場関係者は不毛の議論が好きなのだろうか。
    何も出る筈のない金融トップの避暑会合のジャクソンホールをめぐってアレコレと。
    結論が出ないのが心地よいのだろうか。
    意味のない会話とスケジュール探訪を繰り返しての「まんじゅう怖い」。
    雇用統計とか米国景気や中国経済の行方。
    原油や金の動向まで詳細に並べ立てる。
    毎回繰り返しているのに飽きないものだ。
    ジャクソンホールとかブレグジットなんてカタカナに酔っているとしか思えない。
    「それがどうした」くらいの気概が欲しいものでもある。
    何も生産することなく、社会に寄与しているとも思えない存在が市場関係者。
    なんて揶揄されないことが重要なのだろう。

    《兜町ポエム》

    「少年時代=株時代」(陽水)。
    リーマンショックから使っているが夢花火になったことはないのだが・・・。
     
    夏祭り、株かがり
    株価のたかまりにあわせて
    八月は夢花火 私の心は株模様
     
    目が覚めて夢のあと
    長いヒゲが上に伸びて
    チャートの空に
    夢はつまり思い出のあとさき
     
    夏が過ぎ 風あざみ
    株の憧れにさまよう
    八月は夢花火 私の心は株模様


    (櫻井)


     
    東証スタンダード市場は米国株がハイテク業種を中心に値上がりしたのを受け、関連株に買いが入った。スタンダードTOP20は小幅高。出来高1億2384万株。値上がり銘柄数570、値下がり銘柄数523と、値上がりが優勢だった。
     
    個別では、マナック・ケミカル・パートナーズ、トミタ電機、東京ソワールが一時ストップ高と値を飛ばした。住石ホールディングス、ホームポジション、日本製麻、東京日産コンピュータシステム、サイバネットシステムなど18銘柄は年初来高値を更新。キタック、ブロードバンドセキュリティ、日本ビジネスシステムズ、アルメディオ、明治海運が買われた。
     
    一方、東洋精糖、トーア紡コーポレーション、東亜石油、ユシロ化学工業、ビーピー・カストロールなど20銘柄が年初来安値を更新。サイバーステップ、オリジナル設計、ネットマーケティング、エムケイシステム、ホーブが売られた。
     


     
    東証グロース市場は、東証マザーズ指数、グロースCoreともに堅調。東証マザーズ指数の前引けは前日比7.98ポイント(1.10%)高い731.87だった。前日の米株式市場で主要3指数が軒並み堅調に推移し、投資家心理が改善している。国内新興市場ではフリーやビジョナルなどの主力銘柄を中心に買いが入った。
     
    前日の米長期金利が低下するなど、このところ米長期金利の上昇一服が意識されていることも引き続き高PER(株価収益率)のグロース(成長)株の支えとなっているとの声も聞かれた。
    フリーやビジョナルのほか、ジーエヌアイやAppierが買われた。一方、ソレイジアやPSSは売られた。
    値上がり銘柄数247、値下がり銘柄数187と、値上がりが優勢だった。
     
    個別では、HOUSEIがストップ高。免疫生物研究所は一時ストップ高と値を飛ばした。ジーエヌアイグループ、アドバンスト・メディア、ニューラルポケット、メドレー、サイジニアなど13銘柄は年初来高値を更新。アディッシュ、ポート、サイエンスアーツ、M&A総合研究所、データホライゾンが買われた。
     
     一方、ユニフォームネクスト、キッズウェル・バイオ、ソレイジア・ファーマ、グッドパッチが年初来安値を更新。プレシジョン・システム・サイエンス、ワンダープラネット、グローム・ホールディングス、BeeX、Welbyが売られた。
     

    「シナリオと理由は自分で考える」

    「ISM非製造業指数通過で急反発」

    水曜のNY株式市場で主要3指数は反発。
    ペイパルやCVSヘルスの明るい業績見通しを好感。
    NASDAQ総合は約3カ月ぶりの高値を更新した。
    アップルやアマゾンが約4%高。
    メタが5.4%上昇。
    テスラは2.3%高。
    S&P500は終値ベースで6月半ばの安値から約13%回復。
    1月初めの最高値まからは約15%低下。
    IISM非製造業総合指数(NMI)は56.7。
    前月の55.3から4カ月ぶりに上昇に転じた。
    「供給のボトルネックや物価上昇圧力の緩和が追い風となった」との解釈。
    予想は53.5だった。
    「米経済成長は今年上期に減速したものの景気後退に陥っていない」という見方だ。
    新規受注指数が59.9と、前月の55.6から上昇。輸出が堅調だった。
    雇用指数は49.1と、2020年7月以来の低水準となった前月の47.4から改善。
    支払い価格指数は6月の80.1から72.3に低下。
    21年2月以来の低水準。
    7.8ポイントの低下は17年5月以降で最大。
    「インフレがピークを付けた」との声もある。
    6月の製造業新規受注は2%増。
    市場予想の1.1%増を上回った。
    前年同月比でも13.5%増加。
    10年国債利回りは2.706%。
    2年国債利回りは3.069%。
    ドル円は133円台後半。
    WTI原油9月物は3.76ドル(4%)安の90.66ドル。
    ビッドコインは540ドル高の23540ドル。
    SKEW指数は121.78→121.16。
    恐怖と欲望指数は40→44。

    水曜のNYダウは416ドル(1.29%)高の32812ドルと3日ぶりに反発。
    高値32912ドル、安値32514ドル。
    サイコロは8勝4敗。
    NASDAQは319ポイント(2.59%)高の12668ポイントと3日ぶりに反発。
    高値12699ポイント、安値12425ポイント。
    サイコロは7勝5敗。
    S&P500は65ポイント(1.60%)高の4155ポ゚イントと3日ぶりに反発。
    高値4157ポイント、安値4107ポイント。
    サイコロは8勝4敗。
    ダウ輸送株指数は142ポイント(1.00%)高の14426ポイントと反発。
    SOX指数は2.68%高の3054ポイントと反発。
    VIX指数は21.95と低下。
    3市場の売買高は117億株(前日103億株、過去20日平均は107億株)。
    225先物CME円建ては大証日中比265円高の27975円。
    ドル建ては大証日中比295円高の27995円。
    ドル円は133.84円。
    一時134円台を回復した場面もあった。
    10年国債利回りは2.706%。
    2年国債利回りは3.069%。

    「大証先物夜間終値は28010円」

    水曜の日経平均は寄り付き79円高。
    終値は147円(△0.53%)安の27741円と反発。
    日足は2日ぶりに陽線。
    TOPIXは5.28ポイント(△0.27%)高の1930ポイントと反発。
    プライム市場指数は2.74ポイント(△0.28%)高の993.46と反発。
    東証マザーズ指数は1.04%高の723.68と反発。
    プライム市場の売買代金は2兆9200億円(前日は2兆8233億円)。
    2日連続で2兆円台。
    値上がり683銘柄(前日190銘柄)。
    値下がり1074銘柄(前日1620銘柄)。
    新高値41銘柄(前日49銘柄)。
    新安値20柄(前日14銘柄)。
    日経平均の騰落レシオは110.86(前日119.16)。
    直近高値150.44(21年9月28日)。
    直近安値79.57(4月27日)。
    NTレシオは14.37倍(前日14.33倍)。
    サイコロは8勝4敗で66.66%。
    上向きの25日線(27050円)からは△2.56%(前日△2.12%)
    13日連続で上回った。
    上向きの75日線は26920円。
    13日連続で上回った。
    横這いの200日線(27562円)からは△0.65%(前日△0.11%)。
    9日連続で上回った。
    上向きの5日線は27789円。
    2日連続で下回った。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲12.493%(前日▲12.183%)
    買い方▲7.779%(前日▲7.990%)。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲13.116%(前日▲11.543%)。
    買い方▲25.794% (前日▲25.204%)。
    空売り比率は41.2%(前日44.8%。3月24日から83日連続で40%超)。
    空売り規制なしの比率は5.9%(前日8.1%)。
    7月29日時点のQuick調査の信用評価損率は▲11.17%(前週▲11.03%)。
    2週ぶりに悪化。
    7月22日時点の裁定売り残は734億円減の2884億円。
    3週連続で減少。
    裁定買い残は1495億円減の9344億円。
    2週ぶりに減少。
    当限は売り残が721億円減の309億円。
    買い残が114億円減の7614億円。
    翌限以降は売り残が13億円減の2574億円。
    買い残が35億円減の1729億円。
    日経VIは20.15(前日20.60)。
    日経平均採用銘柄の予想PERは12.79倍(前日12.80倍)。
    2日連続で12倍台。
    前期基準では13.21倍。
    EPSは2169円(前日2155円)。
    昨年11月8日の過去最高値2179円。
    市場予想の平均値は2242円。
    225のPBRは1.16倍。
    BPSは23915円(前日23788円)。
    10年国債利回りは0.185%。
    プライム市場の予想PERは13.73倍。
    前期基準では14.22倍。
    PBRは1.19倍。
    プライム市場の予想益回りは7.27%。
    配当り利回り(加重平均)は2.48%。
    プライム市場の単純平均は0円高の2473円。
    プライム市場の売買単価は2432円(前日2432円)。
    プライム市場の時価総額は703兆円(前日711兆円)。
    ドル建て日経平均は208.05(前日211.11)と続落。
    水曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比265円高の27975円。
    高値28015円、安値27615円。
    大証先物夜間取引終値は日中比300円高の28010円。
    気学では木曜は「後場高の日なれど、上放れた時は売り狙え」。
    金曜は「案外弱き日。戻り売り方針良し」。
    ボリンジャーのプラス2σが28395円。
    プラス1σが27680円。
    プラス2σが28377円。
    マイナス1σが26365円。
    アノマリー的には「株安の日」。

    《今日のポイント8月4日》

    (1)水曜のNY株式市場で主要3指数は反発。
       10年国債利回りは2.706%。
       2年国債利回りは3.069%。
       ドル円は133円台後半。
       SKEW指数は121.78→121.16。
       恐怖と欲望指数は40→44。

    (2)ダウ輸送株指数は142ポイント(1.00%)高の14426ポイントと反発。
       SOX指数は2.68%高の3054ポイントと反発。
       VIX指数は21.95と低下。
       3市場の売買高は117億株(前日103億株、過去20日平均は107億株)。
       225先物CME円建ては大証日中比265円高の27975円。

    (3)プライム市場の売買代金は2兆9200億円(前日は2兆8233億円)。
       2日連続で2兆円台。
       値上がり683銘柄(前日190銘柄)。
       値下がり1074銘柄(前日1620銘柄)。
       新高値41銘柄(前日49銘柄)。
       新安値20柄(前日14銘柄)。
       日経平均の騰落レシオは110.86(前日119.16)。
       直近高値150.44(21年9月28日)。
       直近安値79.57(4月27日)。
       NTレシオは14.37倍(前日14.33倍)。
       サイコロは8勝4敗で66.66%。

    (4)上向きの25日線(27050円)からは△2.56%(前日△2.12%)
       13日連続で上回った。
       上向きの75日線は26920円。
       13日連続で上回った。
       横這いの200日線(27562円)からは△0.65%(前日△0.11%)。
       9日連続で上回った。
       上向きの5日線は27789円。
       2日連続で下回った。

    (5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲12.493%(前日▲12.183%)
       買い方▲7.779%(前日▲7.990%)。
       マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲13.116%(前日▲11.543%)。
       買い方▲25.794% (前日▲25.204%)。

    (6)空売り比率は41.2%(前日44.8%。3月24日から83日連続で40%超)。
       空売り規制なしの比率は5.9%(前日8.1%)。
       7月29日時点のQuick調査の信用評価損率は▲11.17%(前週▲11.03%)。
       2週ぶりに悪化。
       7月29日時点の裁定売り残は734億円減の2884億円。
       3週連続で減少。
       裁定買い残は1495億円減の9344億円。
       2週ぶりに減少。
       当限は売り残が721億円減の309億円。
       買い残が114億円減の7614億円。
       翌限以降は売り残が13億円減の2574億円。
       買い残が35億円減の1729億円。
       日経VIは20.15(前日20.60)。

    (7)日経平均採用銘柄の予想PERは12.79倍(前日12.80倍)。
       2日連続で12倍台。
       EPSは2169円(前日2155円)。
       昨年11月8日の過去最高値2179円。
       市場予想の平均値は2242円。
       225のPBRは1.16倍。
       BPSは23915円(前日23788円)。
       10年国債利回りは0.185%。

    (8)プライム市場の単純平均は0円高の2473円。
       プライム市場の時価総額は703兆円(前日711兆円)。
       ドル建て日経平均は208.05(前日211.11)と続落。

    (9)ボリンジャーのプラス2σが28395円。
       プラス1σが27680円。
       プラス2σが28377円。
       マイナス1σが26365円。
       アノマリー的には「株安の日」。

    今年の曜日別勝敗(8月3日まで)

    月曜14勝13敗
    火曜16勝14敗
    水曜17勝12敗
    木曜16勝13敗
    金曜15勝13敗

    7月29日時点のQuick調査の信用評価損率は▲11.17%(前週▲11.03%)。
    2週ぶりに悪化。
    7月29日時点の信用売り残は58億円減の8080億円。
    4週ぶりに減少。
    同信用買い残は187億円増の2兆8926億円。
    4週ぶりに増加。
    信用倍率は3.58倍(前週3.53倍)。
    2週連続で3倍台。
    7月29日時点の裁定売り残は734億円減の2884億円。
    3週連続で減少。
    裁定買い残は1495億円減の9344億円。
    2週ぶりに減少。
    当限は売り残が721億円減の309億円。
    買い残が114億円減の7614億円。
    翌限以降は売り残が13億円減の2574億円。
    買い残が35億円減の1729億円。

    「自分でモノを考える」ということ。
    判ってはいるが、安易に他人の意見に流されることは多いのではなかろうか。
    他人の思考だってまたその他の人の思考が集約されているもの。
    だから常に「この指止まれ」の相場観が横行しやすくなるのだろう。
    良い例が火曜の東京株式の下落。
    登場したのは「ペロシ下院議長の訪台による地政学リスク」だった。
    これを材料視して市場はネガムードになった。
    しかしよくよく考えれば「ISM製造業指数悪化→債券利回り低下→1ドル2円以上の円高」。
    この構図で考えれば「債券買い&ドル売り&日本株売り」のシナリオを自分の思考で思いつくはずだ。
    だから昨日はNY株大幅安だったのにシカゴ225先物はプラスで戻ってきた。
    理由は自分で考えるには「2円以上の円高→2円以上の円安」。
    これで「ペロシ氏悪役説」は自分の中では完全に否定できたし、やはり誤謬だった事が証明された。
    こういうのが「自分で考える」ということだろう。
    条件は誰にも平等に提示されている。
    それを吸収し思考するのは個々人の作業。
    アンチョコにすがりたい気持ちはわかるが、そもそも株式市場は未来展望だから正解はその時点では出ていない。
    加えれば、結果が出てからあたかも未来を話題にしているように語る市場関係者も多い。
    今朝のNY高を受ければ市場関係者の声のトーンはたぶん火曜とは様変わりに大きくなることだろう。
    必要なのは「不動心」あるいは「平常心」。
    「慌てず、騒がず、諦めず」はいつでもどこでも必要だ。


    ◇━━━ カタリスト━━━◇

    AIメカテック(6227)・・・動兆

    半導体、FPD製造装置が中核。
    次世代FPD製造用インクジェット装置(IJP)が強み。
    半導体関連が復調。
    AR用LED量産機の受注継続。



    (兜町カタリスト櫻井)


    [株価材料]
     
    ■OPECプラス、原油小幅増産で合意 9月10万バレル、消費国に配慮

    ■節電ポイント、月内にも開始 家庭2000円、企業20万円相当

    ■証券15社、赤字・減益に 4〜6月、株売買の手数料収入減少

    ■ブリヂストン<5108>
    タイヤ、素早く異常発見 空気圧など遠隔監視

    ■ソフトバンクG<9984>
    アームの上場誘致再開 英政府が同社に働きかけ

    ■三菱ガス化学<4182>
    半導体薬品を米で増産 部材でも生産網分散

    ■電力8社、電力保障で市場連動表明 未契約法人向け料金で

    ■EV補助金、10月末にも終了 日産自<7201>と三菱自<7211>の軽好調で

    ■日野自<7205>
    取引先に影響拡大 中型も全面出荷停止

    ■中国の半導体株が急伸、米中関係緊張で恩恵受けるとの観測

    ■ロシア、サハリン2運営の新会社設置を決定

    ■阪急阪神<9042>
    傘下の阪急と阪神、来春運賃10円上げ

    ■コスモHD<5021>
    旧村上系のシティが追加取得 保有10%超

    ■SOMPO<8630>
    損保ジャパン、ペイペイで販売のコロナ保険停止

    ■新光電気工業<6967>
    半導体パッケージ増産 280億円投じ新潟に新棟

    ■山形・最上川上流で氾濫発生

    ■ステムセル<7096>
    4〜6月単独営業益5割増へ
     


    4日の東京株式市場は続伸後も、堅調な展開となりそう。
    日経平均株価の予想レンジは、2万7600円−2万8100円を想定。
    NYダウ平均は416ドル高の32812ドルで取引を終えた。
    日経平均株価は、きのう3日に反発した動きや、現地3日の欧米株式が上昇したこともあり、買い優勢スタートとなりそう。

    ナスダックが2%を超える上昇と、3指数の中で最もパフォーマンスが良かった。きのう2日もダウ平均が大幅安となる中でナスダックは小幅安にとどまるなど、足元でナスダックの堅調さが目立つ。ハイテク株を中心にグロース株が買われやすくなることで、全体も楽観ムードの強い地合いが続くだろう。

    ただ、ペロシ米下院議長の台湾訪問による米中関係悪化への警戒は続くとみられ、上値が重くなる場面も想定される。

    為替相場は、ドル・円が1ドル=133円台の後半(3日は133円21−23銭)、ユーロ・円が1ユーロ=136円トビ台(同135円58−62銭)と、円安方向に振れていることから、輸出関連銘柄には支えとなりそう。

    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比265円高の2万7975円だった。



    【好材料銘柄】 

    ■クロスキャット <2307> 
    4-6月期(1Q)経常は2.7倍増益で着地。また、タレントマネジメントシステム「スキルナビ」を提供するワン・オー・ワンと販売パートナー契約を締結。HR領域における人材データ活用によるDX支援を強化。

    ■日東紡績 <3110> 
    上期経常を一転28%増益に上方修正。

    ■ブロードバンドセキュリティ <4398> 
    前期経常を29%上方修正・最高益予想を上乗せ。

    ■北越メタル <5446> 
    今期経常を82%上方修正、未定だった上期配当は25円増配。

    ■シグマクシス・ホールディングス <6088> 
    4-6月期(1Q)経常は77%増益で着地。

    ■タツモ <6266> 
    上期経常を2.1倍上方修正・2期ぶり最高益、通期も増額。

    ■ミマキエンジニアリング <6638> 
    今期経常を一転12%増益に上方修正。

    ■BIPROGY <8056> 
    4-6月期(1Q)最終は11%増益で着地。



    【主な経済指標・スケジュール】

    4(木)
    【国内】
    10年物価連動国債入札
    《決算発表》
    トヨタ、ソフトバンク、HOYA、ユニチャーム、シスメックス、日本製鉄、協和キリン、キッコーマン、旭化成、コナミG、日清食HD、TIS、スクエニHD、SUMCO、ニコン、アズビル、セガサミーHD、ヤマダHD、エア・ウォーター、西武HD、昭電工、TBSHD、F&LC、応化工、めぶきFG、フジHD、グリコ、ダイセル、タカラバイオ、長瀬産、ニッパツ、西松建、UBE、日触媒、DMG森精、宝HD、平和、ノエビアHD、五洋建、不二製油、日水、日鉄物産、古河電、ミズホリース、エレコム、グリー、セーレン、オカムラ、ニップン、ジャックス、H2Oリテイル、船総研HD、ゼリア新薬、タクマ、大阪チタ、日管財、UACJ

    【海外】
    英国金融政策発表
    米6月貿易収支(21:30)
    《米決算発表》
    アムジェン

    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

     

    3日のNYダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反発し、前日比416ドル33セント(1.3%)高の3万2812ドル50セントで終えた。
     
    米サプライ管理協会(ISM)が午前発表した7月の米サービス業購買担当者景況指数(PMI)は56.7と、前月から上昇した。市場予想(ロイター通信調べ)を大幅に上回った。好調な新規受注に加え、サプライチェーン(供給網)の改善や価格上昇圧力の緩和が確認されたことも好感し、買いが優勢となった。
     
    市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)の急速な利上げによる景気後退懸念は根強いものの、「経済のファンダメンタルズ(基礎的な条件)は強く、年内の景気後退は十分に避けられる」(英調査会社)との声があった。
     
    3日の米原油先物相場が2月下旬以来の安値を付けたのと相まって、インフレが和らぐとの観測だった。
     
    ペロシ米下院議長が台湾訪問を終え、3日に韓国に移動した。中国は2日から大規模な軍事演習を実施しているが、今のところそれ以上の対抗措置は伝わっていない。情勢を見極めたい市場参加者が多いが、米中の緊張を警戒した売りは続かなかった。
     
    相場は午後に上昇の勢いが強まった。市場では「6月にかけて株式への投資配分を大きく引き下げていたヘッジファンドなどが7月の相場上昇に乗り遅れ、焦って買いを入れている」との指摘があった。
     
    前日に急上昇した米長期金利は午後に水準を切り下げ、前日終値(2.75%)を下回って推移した。長期金利上昇への懸念が和らぎ、高PER(株価収益率)のハイテク株の買いを誘った。スマートフォンのアップルが4%高、顧客情報管理のセールスフォースとソフトウエアのマイクロソフトはともに3%高で終えた。
     
    映画・娯楽のウォルト・ディズニーやスポーツ用品のナイキ、クレジットカードのアメリカン・エキスプレスなど消費関連株の上昇も目立った。一方、原油安を受けて石油のシェブロンは下げた。
     
    ナスダック総合株価指数は3営業日ぶりに反発し、前日比319.401ポイント(2.6%)高の1万2668.159と5月上旬以来の高値で終えた。主力株は軒並み上げ、ネット通販のアマゾン・ドット・コムが4%高、交流サイトのメタプラットフォームズが5%上昇した。
     


     

    【シカゴ日本株先物概況】

    3日のシカゴ日経平均先物は反発した。9月物は前日比230円高の2万7975円で引け、3日の大取終値を265円上回った。
    好調だった米経済指標を受けて、景気後退懸念が和らぎ反発した。
    3日発表の米サプライマネジメント協会(ISM)の7月の非製造業景況感指数が予想以上の景気の底堅さを示し、投資家心理が上向いた。


    シカゴ日経225先物9月限 (円建て)
    27975 ( +265 )
    シカゴ日経225先物9月限 (ドル建て)
    27995 ( +285 )
    ※( )は大阪取引所終値比
     



    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7445.68(+36.57)
    3日のロンドン株式市場でFTSE100種総合株価指数は3営業日ぶりに反発し、前日に比べ36.57ポイント(0.49%)高の7445.68で引けた。イングランド銀行(英中央銀行)が大幅な利上げを決めるとの観測から英国債利回りが上昇した。英金利の上昇で、利ざや改善期待が高まった銀行株に買いが入った。

    FTSEでは、指数構成銘柄の約7割が上昇。セキュリティソフト大手アバストが43.8%高と急騰した。米社による買収が英当局に承認されたと報じられらたことが材料となった。スタンダード・チャータード(2.5%高)など金融関連株も堅調だった。


    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 13587.56(+138.36)
    3日のフランクフルト株式市場でドイツ株価指数(DAX)は3営業日ぶりに反発した。前日に比べ138.36ポイント(1.03%)高の1万3587.56で終えた。ペロシ米下院議長が台湾を出発し、米中対立への投資家の過度な警戒が薄れた。前日に売られていたハイテク株や消費関連株が買い直された。


    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 6472.06(+62.26)
    フランスCAC40種指数は0.97%高だった。
    ペロシ米下院議長が台湾訪問を終えたことで、リスク回避ムードがやや後退し、買い戻す動きが広がった。
    CACでは保険大手アクサが5.7%高と買われた。

     

08月04日 毎日コラム
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