会員情報作成
ログイン
【市況一覧】
日経平均株価
40,003.60 +263.16 03/19
TOPIX
2,750.97 +28.98 03/19
マザーズ
746.07 +5.62 03/19
NYダウ平均
38,790.43 +75.66 03/19
ナスダック総合
16,103.45 +130.27 03/19


08月01日 マーケットコメント

08月02日 マーケットコメント

08月03日 マーケットコメント

08月04日 マーケットコメント

08月05日 マーケットコメント

08月06日 マーケットコメント

08月07日 マーケットコメント

08月08日 マーケットコメント

08月09日 マーケットコメント

08月10日 マーケットコメント

08月11日 マーケットコメント

08月12日 マーケットコメント

08月13日 マーケットコメント

08月14日 マーケットコメント


     
     
    あす16日の東京株式市場は、もみ合い展開か。
    15日の日経平均株価は大幅続伸し、2万8871円(前週末比324円高)引けとなった。前週末の米国株式市場で米利上げペースが鈍化するとの見方が強まり、主要3指数が上昇した流れを受け、買い優勢となった。上げ幅は一時350円に達し、引けにかけて高値圏で推移した。
    本日、高値が2万8897円まであり、2万9000円が射程圏内に入った。少し前までは2万8000円を上回ってくると上値が重くなるといった状況が続いていただけに、ここで難なく2万9000円を突破してくるようなら、売り方の手じまいを巻き込んで踏み上げ的な上昇が続く可能性もあるだろう。
     
    ただ、「決算一巡で手掛かり材料も乏しくなり、それなりに売りが出てくる」との読みもある。
    米国でインフレのピークアウト感から、FRB(米連邦準備制度理事会)が利上げペースを緩めるとの期待が一段と強まるようなら、需給面で売り込みにくい状況となり、新規買いや買い戻しを呼び込む流れが続くことも想定される。
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(15日現在)
     
    30138.16  ボリンジャー:+3σ(13週)
    29675.16  ボリンジャー:+3σ(26週)
    29539.09  ボリンジャー:+3σ(25日)
    29204.28  ボリンジャー:+2σ(13週)
    28886.71  ボリンジャー:+2σ(25日)
     
    28871.78  ★日経平均株価15日終値
     
    28807.09  ボリンジャー:+2σ(26週)
    28285.71  均衡表雲上限(週足)
    28277.19  6日移動平均線
    28270.40  ボリンジャー:+1σ(13週)
    28234.34  ボリンジャー:+1σ(25日)
    28213.84  均衡表転換線(日足)
    28175.87   新値三本足陰転値
    27939.03  ボリンジャー:+1σ(26週)
    27933.81  均衡表雲下限(週足)
    27581.96  25日移動平均線
    27546.34  200日移動平均線
    27517.03  均衡表基準線(日足)
    27336.52  13週移動平均線
    27208.65  均衡表転換線(週足)
    27070.97  26週移動平均線
    27022.56  75日移動平均線
     
     
    ローソク足はマド空けを伴って下ヒゲのない「陽の寄り付き坊主」を描き、足元の強い買い意欲を窺わせた。株価下では上向きの25日移動平均線が200日移動平均線を下から上に抜いた。200日線はわずかに下降しているため厳密にはゴールデンクロスに該当しないが、中長期的な上昇トレンド継続の強いシグナルと解釈できよう。25日線との乖離率は4.68%、東証プライム市場の騰落レシオ(25日ベース)は124.10%とそれぞれ過熱ラインの5%、130%を下回っており、上値余地を残した格好。ただ、7月1日安値から本日高値まで3055.32円高と短期間で急伸しており、反動安圧力の高まりにも留意したい。
     


    【大引け概況】

    15日の日経平均株価は続伸し、前週末比324円80銭(1.14%)高の2万8871円78銭で終えた。1月5日以来、およそ7カ月半ぶりの高値となった。
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:11 容量:16.07M

    過去のマーケット動画はこちら
     
    主力銘柄中心に買いが優勢の展開だった。前週末の米国株市場ではインフレ警戒感の後退でFRBの金融引き締めピッチが緩むとの見方が支配的となり、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに大幅高に買われた。東京株式市場もこれに追随する形となった。日経平均は前週末に700円以上の上昇をみせ、目先利益確定の動きも予想されたところだが、空売り筋の買い戻しを絡め上値指向に変化はなかった。
    米国では、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)も3%近く上昇し、これを受けて東京株式市場でも半導体関連株の一角に買い戻しの動きが観測された。
     
    ただ、全体売買代金は2兆5000億円台で盛り上がりを欠いた。TOPIXもプラス圏で引けたが日経平均と比べ上昇率は相対的に小さく、値上がり銘柄数より値下がり数の方が多かった。
     
    個別では、材料が出た第一三共が14.5%高だった。ソフトバンクグループも前週末に続いて5%超上昇し、この2銘柄で日経平均を117円ほど押し上げた。
     
    ただ、日経平均は前週末に700円超上げたあとで、一部の主力銘柄には利益確定の売りも出やすかった。心理的な節目となる2万9000円を前に買い持ち高を調整する動きもあった。東証プライムの値下がり銘柄数は値上がりを上回った。
     
    取引開始前に内閣府が発表した2022年4〜6月期の実質国内総生産(GDP)は前期比2.2%増(年率換算、季節調整済み)と、QUICKがまとめた市場予想の中央値(2.5%増)を下回った。積極的に取引の材料とする動きは限られたものの、国内消費の底堅さを示す内容だったとの見方があった。
     
    東証株価指数(TOPIX)は続伸した。終値は前週末比11.78ポイント(0.60%)高の1984.96。3月29日以来、4カ月半ぶりの高値となった。
     
    東証プライムの売買代金は概算で2兆5601億円。売買高は9億9460万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は841と、全体の約46%にとどまった。値下がりは912、変わらずは85だった。
     

     
    市場からは「強い動きだ。後場は売り物に上値を抑えられつつも、高値をキープしている。全体的に上がっている訳ではないが、ハイテクなどグロース系中心に高く、日経平均は上がりやすい。ただ、短期的な過熱感もあり、ここからは慎重に対処するところだろう」との声が聞かれた。
     
    業種別株価指数(33業種)は医薬品、精密機器、ゴム製品、空運業などが上昇。下落は海運業、鉱業など。
     
    個別では、売買代金トップとなったソフトバンクグループが大きく上昇したほか、レーザーテック、東京エレクトロンなども堅調。ダブル・スコープが高水準の商いをこなし値を飛ばした。ファーストリテイリングも買いが優勢。任天堂、ファナック、TDK、ダイキン、トレンド、テルモも高い。また、リブセンス、ダブルスタンダード、ギフティ、国際紙パルプ商事などがいずれもストップ高に買われる人気となった。
     
    半面、日本郵船、川崎汽船などが軟調、前週末に決算を発表したリクルートホールディングスもや電通グループが下落した。富士通が冴えず、NXHDや日揮HDも安かった。三井松島ホールディングスは大きく下値を探った。ペッパーフードサービス、ウェルビーがストップ安に売り込まれ、スノーピークも一時値幅制限いっぱいまで下落する場面があった。
     


     
    東証スタンダード市場は米国の物価上昇に落ち着きが見られ、大幅利上げへの警戒感が和らぐ中で、買いがゆうせいだった。ただ、利益確定売りも出やすく、もみ合いが続いていた。スタンダードTOP20は小幅高。出来高2億0625万株。値上がり銘柄数620、値下がり銘柄数621と、売り買いが拮抗した。
     
    個別ではコーアツ工業、ウルトラファブリックス・ホールディングス、ガーラ、ネットマーケティング、SEMITECなど6銘柄がストップ高。瀧上工業、光・彩は一時ストップ高と値を飛ばした。キャンディル、田中建設工業、テノックス、日東富士製粉、共同ピーアールなど49銘柄は年初来高値を更新。Jトラスト、ウィザス、シノケングループ、石光商事、マツモトが買われた。
     
     一方、新東、壽屋が一時ストップ安と急落した。アクシーズ、東洋精糖、テラ、アスモ、ディーブイエックスなど18銘柄は年初来安値を更新。コメ兵ホールディングス、Speee、東和ハイシステム、鈴与シンワート、協和コンサルタンツが売られた。
     


    東証グロース市場では東証マザーズ指数、グロースCoreは堅調。東証マザーズ指数の終値は前週末比4.32ポイント(0.59%)高い730.59だった。米国の利上げペースが緩むとの見方を背景にした前週末の米株高が投資家心理を支え、国内のグロース銘柄に買いが入った。決算内容を材料にした売買も目立った。
     
    米国のインフレがピークアウトするとの観測が広がるなか、市場は米国で17日に公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨(7月開催分)に注目している。「大幅な利上げ継続に前向きな意見があった場合、グロース銘柄の上値を抑えるかもしれない」との声が聞かれた。
     
    好決算の発表を受けてメドレーが上昇。EDPも買われた。一方、今期の営業収益予想を引き下げたウェルスナビが下落した。窪田製薬HDは制限値幅の下限(ストップ安水準)で配分された。
    値上がり銘柄数203、値下がり銘柄数255と、値下がりが優勢だった。
     
    個別ではディー・ディー・エス、Appier Group、コアコンセプト・テクノロジー、MRT、トレンダーズなど10銘柄がストップ高。gooddaysホールディングス、アライドアーキテクツ、ギックス、サンウェルズは一時ストップ高と値を飛ばした。メルディアDC、パルマ、GA technologies、フィーチャ、ワンキャリアなど24銘柄は年初来高値を更新。イーディーピー、ウェッジホールディングス、ブロードマインド、スポーツフィールド、日本ホスピスホールディングスが買われた。
     
     一方、窪田製薬ホールディングス、クリングルファーマ、いつもがストップ安。KIYOラーニングは一時ストップ安と急落した。ピクスタ、ロジザード、スペースマーケット、ヘリオス、ブライトパス・バイオなど14銘柄は年初来安値を更新。クリアル、フリー、HPCシステムズ、インパクトホールディングス、ライトアップが売られた。
     



    《マーケットストラテジーメモ一覧へ》


    coulumn_06.jpg
    《マーケットストラテジーメモ》 8月 第2週


    8日(月):
    週末のNY株式市場で主要3指数はマチマチの動き。雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比52.8万増と市場予想(25万人)を大きく上回った。失業率は3.5%に低下。時間当たり平均賃金は前年比5.2%上昇。FRBが積極的な利上げを継続するとの懸念が再燃した格好。テスラが6.6%安。S&P500およびナスダック総合を押し下げた。
    メタ・プラットフォームズが2%安、アマゾンコムが1.2%下落。一方JPモルガンが3%上昇。

    日経平均株価は73円高の2万8249円と4日続伸。3月29日以来の高値水準を回復したが3月配当落ち前の株価はまだ上回れなかった。今度は10日に発表を控える米消費者物価指数待ちといった状況。東証プライムの売買代金は2兆7090億円。第一三共、スズキが上昇。コナミ、エムスリーが下落。

    9日(火):
    週明けのNY株式市場で主要3指数はマチマチの動き。NYダウは続伸。「雇用統計が市場予想を大幅に上回り景気への懸念が後退した」との解釈。一方で「FRBがインフレ抑制に向けた引き締めを継続するという見方」も強い。ただエヌビディアが5−7月期の売上高と売上高総利益率を大幅に下方修正し6%安。AMDやクアルコムなど半導体セクターが下落しNASDAQとS&P500は小幅続落。SOX指数は1.6%安。

    日経平均株価は249円安の27999円と5日ぶりに反落。東京エレクトロンとSBGが日経平均を228円押し下げた。東証プライムの売買代金は2兆8774億円。オリンパス、東レが上昇。ヤマト、キリンが下落。

    10日(水):
    火曜のNY株式市場で主要3指数は揃って下落。半導体大手マイクロン・テクノロジーが発表した軟調な業績見通しを悪材料視。半導体株やハイテク株が売られた。マイクロンは3.7%下落。前日には同業エヌビディアも売上高に関する警告を発していた。フィラデルフィア半導体(SOX)指数は4.57%安。6月16日以来の大幅な下落率となった。2年債と10年債利回り格差はマイナス0.49%。「逆イールド」の幅は2000年以来の水準に拡大した。

    日経平均株価は180安の27819円と続落。半導体関連セクターの下落が響いた。ただ後場の値幅は44円と狭いレンジで売り叩く動きとはならなかった。東証プライム市場の売買代金は2兆5809億円。出光興産、マツダが上昇。ファーストリテ、アドバンテストが下落。

    12日(金):
    水曜のNY株式市場で主要3指数は揃って急反発。NASDAQとS&P500は約2%上昇。7月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前年同月比8.5%上昇。伸びは前月の9.1%から鈍化した。市場予想は8.7%上昇だった。変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数は0.3%上昇。10カ月ぶりに低い伸び。ただ6月にピークを付けたという楽観的な見方が出ている」との見方だ。

    木曜のNY株式市場で主要3指数はマチマチの展開。NYダウは上昇幅を300ドル以上縮小。NASDQは一時13000ポイントを回復した場面もあったが上昇幅を約250ポイント縮小。S&P500は一時約3カ月ぶりの高値を付けたものの小幅な下落に転じた。「新規失業保険週間申請件数が2週連続で増加。労働市場減速の傾向で投資家の意識は経済を巡る懸念にシフトした」との刹那的解釈。

    日経平均株価は727円高の2万8546円と大幅反発。高値引けとなり8月SQ値28525円を上回って1勝。1月12日以来7か月ぶりの高値水準を回復。東証プライムの売買代金は3兆7126億円。ファナック、大平金が上昇。富士イルム、川重が下落。

    (2) 欧米動向

    S&P500は6月中旬の安値から17.7%上昇。
    1月に付けた最高値から6月中旬に付けた安値までの下げ幅の半値戻し水準の4231ポイントを回復。
    「第二次世界大戦以降、S&P500は半値戻しの達成後、以前の安値を再び試すことはあっても、
    安値を更新することはなかった」と言う声が聞こえる。
    ただ「1974年、2004年、09年は、半値戻しの達成直後に大きな揺り戻しがあった」という指摘もある。
    週間ではS&P500が3.25%、NYダウが2.92%、NASDAQが3.8%上昇。

    (3)新興国動向

    中国の習近平国家主席が約3年ぶりとなる外遊でバイデン米大統領と会談する計画。
    習主席は11月15─16日にインドネシアのバリ島で開かれるG20首脳会議に出席する予定。
    その後、タイの首都バンコクに移動。
    2日後に開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席予定。
    バイデン大統領と直接会談する計画。
    実現すれば、バイデン氏とは大統領就任後初の直接会談となる。


    【展望】

    3月25日高値(2万8338円)。
    6月9日高値(2万8389円)。
    3月権利落ち前が28252円。
    すべて上抜けた。
    1月12日(28765円)以来7か月ぶりの水準を回復。
    その先の高値の節目は1月5日の29332円。

    スケジュールを見てみると・・・。

    【8月】5勝5敗、(勝率50%、10位)
        気学では「戻り売り方針一貫のとき。新安値は買い。下旬より上昇傾向」。

    8月15日(月)4−6月GDP速報値、NY連銀製造業景気指数、NAHB住宅価格指数、中国各種経済指標
    8月16日(火)第三次産業活動指数、米住宅着工件数、鉱工業生産、独ZEW景況感
    8月17日(水)貿易収支、機械受注、訪日外客数、米小売売上高、FOMC議事録
    8月18日(木)米フィラデルフィア連銀製造業景況感、中古住宅販売、変化日
    8月19日(金)消費者物価、NYウィッチング
    8月22日(月)首都圏マンション販売、大幅高の特異日
    8月23日(火)米新築住宅販売、 天赦日
    8月24日(水)米耐久財受注
    8月25日(木)企業向けサービス価格指数、米カンザスシティ連銀金融シンポジウム(ジャクソンホール27日)、 独IFO景況感
    8月26日(金)東京都区部消費者物価、米個人所得  変化日
    8月27日(土)アフリカ開発会議(→28日、チュニジア)
    8月29日(月)株高の日L
    8月30日(火)失業率、米CB消費者信頼感、FHFA住宅価格、CS住宅価格、JPX400・JPX中小型定期銘柄入れ替え実施
    8月31日(水)鉱工業生産、消費動向調査、中国製造業非製造業PMI、 MSCI日本株指数パッシブ売買インパクト


    (兜町カタリスト 櫻井英明)


     
    15日午前の日経平均株価は続伸し、前週末比283円92銭(0.99%)高の2万8830円90銭で終えた。
     
    前週末の米株高を受け、リスク選好の地合いが継続し日経平均株価は2万8000円台後半に浮上した。米国では相次ぐ経済指標を受けインフレ懸念が後退、FRBによる金融引き締めピッチが鈍るとの思惑が株価を押し上げており、日本株市場もこれに追随する動きにある。米株市場ではナスダック総合株価指数の上昇が目立っており、グロース株への買い戻しが東京市場でも目を引く展開となっている。ただ、目先利益確定の売り圧力も強く、値上がり銘柄数を値下がり数が上回る状況にある。
     
    中国の緩和的な政策姿勢で中国経済が下支えされるとの思惑も日本株の支援材料となり、日経平均の上げ幅は300円を超える場面があった。
     
    15日午前には中国人民銀行(中央銀行)が市中銀行に1年間の資金を融通する中期貸出ファシリティ(MLF)の金利を前回実施分に比べ0.1%引き下げた。緩和的な金融政策で中国経済を下支えするとの思惑から、日本株に買いが入った面がある。11時すぎには7月の中国の小売売上高や工業生産高などが発表されたものの、日本株の反応は限られた。
     
    日経平均は取引時間中として1月6日以来の高値となる2万8800円台半ばまで上昇する場面があった。短期的な過熱感も意識されやすく、主力銘柄の一部には売りが出た。市場では「このところ商いを伴って上昇しており、日本株の底堅さが出てきた」との見方もあった。
     
    東証株価指数(TOPIX)は続伸した。午前終値は前週末比10.04ポイント(0.51%)高の1983.22だった。

     
    前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で1兆4188億円、売買高は5億3303万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は819と、全体の45%ほどにとどまった。値下がりは939、変わらずは77だった。
     
    業種別株価指数(33業種)は医薬品、ゴム製品、小売業などが上昇。下落は海運業、鉱業、陸運業など。
     
     
    個別では、売買代金トップとなったソフトバンクグループが大幅高となったほか、第一三共は15%高。レーザーテック、東京エレクトロンなども堅調。ファーストリテイリングも買いが優勢。任天堂、ダイキン、トレンド、TDKも高い。ダブルスタンダードがストップ高に買われ、ギフティ、国際紙パルプ商事なども値幅制限いっぱいまで上値を伸ばした。
     
    半面、日本郵船、川崎汽船などが軟調、リクルートホールディングス、NTTデータ、日野自、NXHDも安い。三井松島ホールディングスの下げも目立つ。スノーピークは一時ストップ安に売り込まれた。
     

     


     
    東証スタンダード市場は米国では相次ぐ経済指標を受けインフレ懸念が後退、FRBによる金融引き締めピッチが鈍るとの思惑が株価を押し上げており、東京株式市場もこれに追随する動きにある。投資家心理が上向く中、買いが優勢となった。スタンダードTOP20は小幅高。出来高1億3502万株。値上がり銘柄数585、値下がり銘柄数626と、値下がりが優勢だった。
     
    個別では、ウルトラファブリックス・ホールディングス、ガーラ、SEMITEC、Jトラストがストップ高。瀧上工業、光・彩は一時ストップ高と値を飛ばした。キャンディル、田中建設工業、テノックス、日東富士製粉、共同ピーアールなど42銘柄は年初来高値を更新。コーアツ工業、ウィザス、協和コンサルタンツ、シノケングループ、石光商事が買われた。
     
     一方、新東、壽屋が一時ストップ安と急落した。アクシーズ、東洋精糖、テラ、アスモ、神東塗料など14銘柄は年初来安値を更新。コメ兵ホールディングス、Speee、東和ハイシステム、鈴与シンワート、サイバーステップが売られた。


     
    東証グロース市場は東証マザーズ指数、グロースCoreはしっかり。東証マザーズ指数の前引けは前週末比5.17ポイント(0.71%)高い731.44だった。米国の利上げペースが緩むとの見方を背景に12日の米株式相場が上昇。投資家心理が強気に傾き、国内のグロース銘柄にも買いが入った。
     
    東証グロース市場では、好決算を手がかりにメドレーが買われた。通期計画を上方修正したEDPは気配値を制限値幅の上限(ストップ高水準)まで切り上げた。一方、フリーやウェルスナビは下げた。
    値上がり銘柄数239、値下がり銘柄数208と、値上がりが優勢だった。
     
     個別ではAppier Group、コアコンセプト・テクノロジー、MRT、ブロードマインド、プロジェクトカンパニーがストップ高。gooddaysホールディングス、アライドアーキテクツ、スポーツフィールド、ギックス、サンウェルズは一時ストップ高と値を飛ばした。メルディアDC、フィーチャ、カオナビ、バルテス、メドレーなど19銘柄は年初来高値を更新。日本ホスピスホールディングス、CYBERDYNE、ウェッジホールディングス、日本リビング保証、AI insideが買われた。
     
     一方、いつもがストップ安。KIYOラーニングは一時ストップ安と急落した。ロジザード、スペースマーケット、ヘリオス、ブライトパス・バイオ、セカンドサイトアナリティカなど12銘柄は年初来安値を更新。クリアル、フリー、インパクトホールディングス、HPCシステムズ、ライトアップが売られた。
     

    【寄り付き概況】

    15日午前の日経平均株価は、前営業日比76円80銭高の2万8623円78銭で始まった。
    東証株価指数(TOPIX)は、2.16ポイント高の1975.34で始まった。

    前週末の米国株株市場でNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに大幅高に買われたことで、東京市場でも幅広い銘柄に買いが優勢となっている。

    米国ではインフレのピークアウトを示唆する経済指標が相次いでおり、これが強気筋の拠りどころとなっている。
    空売りの買い戻しが全体指数を押し上げる展開が日米ともに顕著。日経平均は前週末に700円を超える上昇で2万8000円台後半に歩を進めたが、きょうもショートカバーや出遅れた向きの買いなどを背景に上値を追う動きが続きそうだ。

    取引開始前に内閣府が発表した2022年4〜6月期の国内総生産(GDP)速報値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比2.2%増(年率換算、季節調整済み)だった。市場予想の中央値(2.5%増)を下回ったものの、株式市場の反応は今のところ限られている。

     

    個別では、東エレクや信越化が高い。ソフトバンクグループやダイキン、テルモにも買いが入っている。一方、川崎汽など海運株は下げが目立つ。NTTデータやトヨタも下落。前週末に決算を発表したリクルートも売られている。

     


    「虚実」

    「S&P500は半値戻し」

    週末のNY株式市場で主要3指数は揃って上昇。
    「インフレが7月にピークを付けた可能性」を再び好感したとの解釈。
    主要11セクター全てが上昇。
    フィラデルフィア半導体指数(SOX)や小型株指数、輸送株指数も上昇。
    グロース株は2.1%、バリュー株は1.4%上昇。
    BofAの週間調査では週間で株式ファンドに71億ドルが流入した。
    S&P500とNASDAQ総合は昨年11月以来の4週続伸。
    S&P500は6月中旬の安値から17.7%上昇。
    1月に付けた最高値から6月中旬に付けた安値までの下げ幅の半値戻し水準の4231ポイントを回復。
    「第二次世界大戦以降、S&P500は半値戻しの達成後、以前の安値を再び試すことはあっても、
    安値を更新することはなかった」と言う声が聞こえる。
    ただ「1974年、2004年、09年は、半値戻しの達成直後に大きな揺り戻しがあった」という指摘もある。
    週間ではS&P500が3.25%、NYダウが2.92%、NASDAQが3.8%上昇。
    ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)は55.1。
    7月の51.1から上昇し、市場予想の52.5を上回った。
    輸入物価は前月比1.4%下落。
    下落は7カ月ぶり。
    下落幅は2020年4月以降で最大だった。
    金利先物市場が織り込む9月利上げ確率は0.50%が58%。
    0.75%が42%。
    10年国債利回りは2.842%。
    2年国債利回りは3.250%。
    ドル円は133円台半ば。
    WTI原油9月物は2.25ドル(2.4%)安の92.09ドル。
    週間では3.5%上昇。
    SKEW指数は126.84→129.34。
    恐怖と欲望指数は52→55。

    週末のNYダウは424ドル(1.27%)高の33761ドルと3日続伸。
    高値33767ドル、安値33398ドル。
    サイコロは8勝4敗。
    NASDAQは267ポイント(2.09%)高の13047ポイントと反発。
    高値13047ポイント、安値12821ポイント。
    サイコロは6勝6敗。
    S&P500は72ポイント(1.73%)高の4280ポ゚イントと反発。
    高値4280ポイント、安値4219ポイント。
    サイコロは5勝7敗。
    ダウ輸送株指数は74ポイント(0.49%)高の15146ポイントと3日続伸。
    SOX指数は2.99%高の3067ポイントと反発。
    VIX指数は19.53と低下。
    約4か月ぶりに20%を割り込んだ。
    「90年以降、VIX終値が20を割り込んだ日は平均0.11%上昇。
    20を上回った日は平均0.08%下落」というのが歴史。
    3市場の売買高は99.9億株(前日123.6億株、過去20日平均は110.4億株)。
    225先物CME円建ては大証日中比170円高の28710円。
    ドル建ては大証日中比185円高の28725円。
    ドル円は133.48円。
    10年国債利回りは2.842%。
    2年国債利回りは3.250%。

    週間ベースでNYダウは2.9%高、2週ぶり反発。
    NASDAQ総合指数は3.8%高、4週続伸(累計13.9%上昇)。
    S&P500は3.3%高、4週続伸(同10.8%上昇)。

    米下院は4300億ドル規模の「インフレ抑制法案」を可決した。
    上院でも7日に可決されており、バイデン大統領の署名を経て近く成立する。
    また国家安全保障に不可欠と見なされる先端半導体やガスタービンエンジンの生産を支える技術について輸出規制を強化。
    新たな規制の対象となる「新興・基盤技術」には酸化ガリウムとダイヤモンドが含まれている。
    「これら原材料を利用したデバイスの軍事への転用の可能性は著しく高まる」という見方だ。
    一方、中国の習近平国家主席が約3年ぶりとなる外遊でバイデン米大統領と会談する計画。
    習主席は11月15─16日にインドネシアのバリ島で開かれるG20首脳会議に出席する予定。
    その後、タイの首都バンコクに移動。
    2日後に開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席予定。
    バイデン大統領と直接会談する計画。
    実現すれば、バイデン氏とは大統領就任後初の直接会談となる。

    記録的な熱波に見舞われている欧州。
    物流の大動脈であるライン川の水位が一段と低下。
    一部の船舶が航行できなくなっているという。
    ライン川の物流は完全にストップしていないものの水位の低下で通常の4分の1しか貨物を積載できない。
    荷主は4倍の輸送量を支払う必要に迫られているという。
    コブレンツに近いカウプにあるチェックポイントで12日のライン川の水位は42センチと前日から約5センチ低下。
    8日時点では51センチだった。
    貨物を完全に積載した船舶がカウプ付近を航行するには約1.5メートルの水位が必要とされる。


    「Wトップを上抜けた」

    週末の日経平均は寄り付き432円高。
    終値は727円(△2.62%)高の28546円と3日ぶりに反発。
    高値引けとなり8月SQ値28,525.62円を上回って1勝。
    上昇幅は3月23日(816円高)以来、今年4番目。
    1月12日(28765円)以来7か月ぶりの水準を回復した。
    その先の高値の節目は1月5日の29332円。
    日足は3日ぶりに陽線。
    短い下ヒゲを伴う大引け坊主の中陽線。
    戻りの強力な節目として意識されていた6月9日高値28389円75銭。
    そして3月25日高値28338円のダブルトップの戻り高値を更新。
    27965円ー28207円にマド。
    週間で371円上昇。
    週足は4週連続陽線。
    TOPIXは239.53ポイント(△2.04%)高の1973ポイントと3日ぶりに反発。
    日銀は6月17日以来39日間ETFを買っていない。
    今年の購入額は5608億円。
    消化率は9.35%。
    昨年の買い入れ額は8734億円。
    プライム市場指数は20.36ポイント(△2.05%)高の1015.27と反発。
    東証マザーズ指数は2.44%高の726.27と反発。
    プライム市場の売買代金は3兆7127億円(前日は2兆5809億円)。
    SQの影響もあり8日ぶりに3兆円台。
    6月29日(3兆8714億円)以来、約1か月半ぶりの高水準。
    値上がり1007銘柄(前日874銘柄)。
    値下がり192柄(前日879銘柄)。
    新高値138銘柄(前日48銘柄)。
    新安値7銘柄(前日32銘柄)。
    日経平均の騰落レシオは130.18(前日117.79)。
    NTレシオは14.47倍(前日14.39倍)。
    サイコロは8勝4敗で66.66%。
    上向きの25日線(27486円)からは△3.86%(前日△1.57%)
    19日連続で上回った。
    上向きの75日線は26999円。
    19日連続で上回った。
    下向きの200日線(27548円)からは△3.63%(前日△0.98%)。
    14日連続で上回った。
    上向きの5日線は28158円。
    3日ぶりに上回った。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲13.362%(前日▲12.308%)
    買い方▲6.761%(前日▲8.036%)。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲16.456%(前日▲12.832%)。
    買い方▲26.444% (前日▲27.637%)。
    空売り比率は43.8%(前日43.4%。3月24日から89日連続で40%超)。
    空売り規制なしの比率は12.0%(前日6.9%)。
    ほぼ限界水準。
    日経VIは18.39(前日20.18)。
    日経平均採用銘柄の予想PERは12.89倍(前日12.58倍)。
    8日連続で12倍台。
    前期基準では13.48倍。
    EPSは2214円(前日2211円)。
    市場予想の平均値は2242円。
    225のPBRは1.17倍。
    BPSは24399円(前日24190円)。
    10年国債利回りは0.185%。
    プライム市場の予想PERは13.84倍。
    前期基準では14.51倍。
    PBRは1.20倍。
    プライム市場の予想益回りは7.22%。
    配当り利回り(加重平均)は2.44%。
    プライム市場の単純平均は48円高の2531円。
    プライム市場の売買単価は2546円(前日2445円)。
    プライム市場の時価総額は718兆円(前日704兆円)。
    ドル建て日経平均は214.19(前日206.04)と4日ぶりに反発。
    週末のシカゴ225先物円建ては大証日中比170円高の28710円。
    高値28730円、安値28100円。
    大証先物夜間取引終値は日中比210円高の2875円。
    気学では「変化注意日。後場の足取りに注意せよ」。
    火曜は「逆向かいの日。突込み買い、吹き値売りで駆け引きせよ」。
    水曜は「前日の像場に反して動く日」。
    木曜は「人気に逆行して動く。逆張り方針良し」。
    金曜は「吹き値売り方針の日」。
    ボリンジャーのプラス3σが29378円。
    プラス2σが28747円。
    プラス1σが28117円。
    マイナス1σが26856円。
    3月25日高値(2万8338円)。
    6月9日高値(2万8389円)。
    3月権利落ち前が28252円。
    すべて上抜けた。

    週間ベースで日経平均株価は1.3%高、2週続伸(累計2.7%上昇)、
    TOPIXは1.3%高、2週続伸(同1.7%上昇)。
    東証プライム市場指数は1.3%高、2週続伸(同1.7%上昇)。
    東証マザーズ指数は0.6%安、4週ぶり反落。
    東証スタンダード市場指数は1.0%高、2週続伸(同1.3%上昇)。
    東証グロース指数は0.6%安、4週ぶり反落。
    東証REIT指数は0.5%安、5週ぶり反落。

    《今日のポイント8月13日》

    (1)週末のNY株式市場で主要3指数は揃って上昇。
       10年国債利回りは2.842%。
       2年国債利回りは3.250%。
       ドル円は133円台半ば。
       SKEW指数は126.84→129.34。
       恐怖と欲望指数は52→55。

    (2)ダウ輸送株指数は74ポイント(0.49%)高の15146ポイントと3日続伸。
       SOX指数は2.99%高の3067ポイントと反発。
       VIX指数は19.53と低下。
       3市場の売買高は99.9億株(前日123.6億株、過去20日平均は110.4億株)。
       225先物CME円建ては大証日中比170円高の28710円。

    (3)プライム市場の売買代金は3兆7127億円(前日は2兆5809億円)。
       値上がり1007銘柄(前日874銘柄)。
       値下がり192柄(前日879銘柄)。
       新高値138銘柄(前日48銘柄)。
       新安値7銘柄(前日32銘柄)。
       日経平均の騰落レシオは130.18(前日117.79)。
       NTレシオは14.47倍(前日14.39倍)。
       サイコロは8勝4敗で66.66%。

    (4)上向きの25日線(27486円)からは△3.86%(前日△1.57%)
       19日連続で上回った。
       上向きの75日線は26999円。
       19日連続で上回った。
       下向きの200日線(27548円)からは△3.63%(前日△0.98%)。
       14日連続で上回った。
       上向きの5日線は28158円。
       3日ぶりに上回った。

    (5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲13.362%(前日▲12.308%)
       買い方▲6.761%(前日▲8.036%)。
       マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲16.456%(前日▲12.832%)。
       買い方▲26.444% (前日▲27.637%)。

    (6)空売り比率は43.8%(前日43.4%。3月24日から89日連続で40%超)。
       空売り規制なしの比率は12.0%(前日6.9%)。
       日経VIは18.39(前日20.18)。

    (7)日経平均採用銘柄の予想PERは12.89倍(前日12.58倍)。
       8日連続で12倍台。
       BPSは24399円(前日24190円)。
       10年国債利回りは0.185%。

    (8)プライム市場の単純平均は48円高の2531円。
       プライム市場の時価総額は718兆円(前日704兆円)。
       ドル建て日経平均は214.19(前日206.04)と4日ぶりに反発。

    (9)ボリンジャーのプラス3σが29378円。
       プラス2σが28747円。
       プラス1σが28117円。
       マイナス1σが26856円。
       3月25日高値(2万8338円)。
       6月9日高値(2万8389円)。
       3月権利落ち前が28252円。
       すべて上抜けた。

    今年の曜日別勝敗(8月12日まで)

    月曜15勝12敗
    火曜16勝15敗
    水曜17勝13敗
    木曜17勝13敗
    金曜17勝13敗

    8月第1週の週間海外投資家動向。
    現物820億円売り越し(2週連続で売り越し)。
    先物4196億円買い越し(33週連続で買い越し)。
    合計3375億円買い越し(2週ぶりに買い越し)。
    個人は現物58億円買い越し。
    先物1016億円売り越し。
    合計1074億円売り越し。
    信託銀行は現物1648億円売り越し。
    現物は8週ぶりに売り越し。
    先物1096億円売り越し。
    合計2745億円の売り越し。

    7月第4週の週間海外投資家動向。
    現物3083億円売り越し(2週ぶりに売り越し)。
    先物1599億円買い越し(2週連続で買い越し)。
    合計1483億円売り越し(2週ぶりに売り越し)。
    個人は現物140億円買い越し。
    先物407億円売り越し。
    合計266億円売り越し。
    信託銀行は現物116億円買い越し。
    先物146億円売り越し。
    合計29億円の売り越し。

    虚々実々の反映反復というのが相場なのかも知れない。
    経済指標が実で株価が虚。
    フツーはそう考えるに違いない。
    でも経済指標は所詮移り気な虚の世界。、
    株価は森羅万象を織り込んだ実の世界。
    そう考えても不自然ではないだろう。
    虚を反映して実の株価が成立し、でも株価の虚は経済指標を実と錯覚する世界。
    所詮合わせ鏡のような成り立ちで、鏡が帰趨か偶数かによって最後の姿が逆に変わるだけ。
    鎌倉幕府のおどろおどろしさよりも複雑怪奇な動きになっている。
    虚構と事実の反復でどちらかが実体というのも厄介な世界ではある。
    「虚と実は二項対立ではなく混ざり合い作用し合う化合物」。
    そういう考え方もあろう。

    7月30日に迎えたイスラム・ヒジュラ暦の新年。
    今年もその後10日間の株高となった。
    7月29日(金)の日経平均は27801円。
    8月12日の日経平均は28546円。
    7月29日のS&P500は4130ポイント。
    8月12日のS&P500は4280ポイント。
    リーマンショック翌年の2009年以来ほぼ毎年上昇してきた歴史は途切れなかった。
    来年のヒジュラの新年は7月19日になる。

    業界の長老氏の指摘。
    「今年の日経平均の形は野球のフィールドに似ていませんか。
    安値圏が内野で高値圏が外野。
    外野を抜ければホームランですよ」。
    これを聞いたのは先週火曜日。
    週末には抜けた。

    ◇━━━ カタリスト━━━◇

    三井倉庫(9302)・・・動兆

    倉庫最大手で総合物流展開。
    国際サプライチェーン輸送需要にグループ対応。
    不動産賃貸高収益
    ヘルスケア新設備が拡大。
    業績は上方修正、
    配当性向30%方針へ引き上げ増配。



    (兜町カタリスト櫻井)



     


    [株価材料]
     



    ■日本製鉄<5401>
    学び直しへ3年休職制度 博士号取得を後押し

    ■ジャムコ<7408> 
    フィリピンで航空機厨房生産 旅客回復に備え

    ■凸版印刷<7911>
    情通機構、ICカードに新暗号技術 25年の実用化狙う

    ■神戸物産<3038>
    新物流センター 「業務スーパー」店舗増へ200億円投資

    ■第一三共<4568>
    抗がん剤技術、知財権認める 米仲裁

    ■東京海上<8766>
    アマゾンで保険販売 若年層取り込み

    ■明治HD<2269>
    傘下KMバイオ、コロナワクチン承認申請を12月に延期

    ■CO2吸収のコンクリ 伊藤忠商事<8001>、大成建設<1801>に原料

    ■ペッパーフード<3053>
    「いきなり!ステーキ」創業の一瀬邦社長辞任

    ■マツダ<7261>
    中国依存度下げ 部品200社へ協力要請 代替先確保も

    ■日野自<7205>
    米で賠償訴訟 トヨタ<7203>も対象 エンジン不正受け

    ■イオン<8267>
    「翌日受け取り」400店 EC商品対応3割増

    ■すかいらーく<3197>
    ガストなど100店閉鎖方針を発表

    ■王子HD<3861>
    王子製紙の「共通文庫用紙」が採用拡大


    15日の東京株式は、堅調展開か。
    日経平均株価の予想レンジは、2万8400円−2万8800円を想定。
    ダウ平均は424ドル高の33761ドルで取引を終えた。
    前週末12日の強い動きや、現地12日の欧米株式が上昇したこともあり、買い先行スタートとなろう。
    ただ、日経平均株価の2万9000円手前の水準は、もみ合いとなっていたこともあり、戻り待ちの売りに上値が重くなる場面もありそう。
    為替相場は、ドル・円が1ドル=133円台の半ば(前週末12日は133円25−27銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=136円台の後半(同137円20−24銭)と円高方向に振れている。

    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、12日の大阪取引所清算値比170円高の2万8710円だった。



    【好材料銘柄】 

    ■キャンディル <1446>
    サカイ引越センター <9039> と資本業務提携。また、一建設と包括的業務提携契約を締結。10-6月期(3Q累計)経常が2.5倍増益で着地・4-6月期は黒字浮上。

    ■アンビション DX ホールディングス <3300>
    今期経常は1%増益、前期配当を4円増額・今期は1円増配へ。

    ■フィックスターズ <3687>
    10-6月期(3Q累計)経常が2.4倍増益で着地・4-6月期も6.6倍増益。

    ■ダブルスタンダード <3925>
    4-6月期(1Q)経常は37%増益で着地。

    ■ウルトラファブリックス・ホールディングス <4235>
    今期最終を55%上方修正。

    ■恵和 <4251>
    今期経常を23%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も25円増額。

    ■ハイブリッドテクノロジーズ <4260>
    10-6月期(3Q累計)最終は3.5倍増益・通期計画を超過。

    ■コアコンセプト・テクノロジー <4371>
    上期経常は3.2倍増益で着地。また、9月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施する。

    ■アイ・ピー・エス <4390>
    4-6月期(1Q)経常は3.8倍増益・上期計画を超過。

    ■メドレー <4480>
    上期経常は65%増益・通期計画を超過。

    ■KeyHolder <4712>
    上期最終が3.2倍増益で着地・4-6月期は黒字浮上。

    ■unerry <5034>
    今期経常は2.9倍増で2期連続最高益更新へ。

    ■MRT <6034>
    今期最終を59%上方修正・最高益予想を上乗せ。

    ■リブセンス <6054>
    今期経常を一転黒字に上方修正。

    ■トレンダーズ <6069>
    4-6月期(1Q)経常は2.2倍増益で着地。

    ■エンバイオ・ホールディングス <6092>
    今期経常を54%上方修正。

    ■フリークアウト・ホールディングス <6094>
    今期経常を60%上方修正・最高益予想を上乗せ。

    ■ログリー <6579>
    今期経常を33%上方修正。

    ■santec <6777>
    4-6月期(1Q)経常は3.4倍増益で着地。

    ■フェローテックホールディングス <6890>
    上期経常を46%上方修正・最高益予想を上乗せ、通期も増額。


    【主な経済指標・スケジュール】

    15(月)
    【国内】
    4-6月期GDP速報値(8:50)
    《決算発表》
    SBI、チェンジ、ジーエヌアイ、アルテリア、日機装、テスHD、FRONTEO、アミューズ、トレックスセミ、Abalance、FFJ、オロ、プロジェクC、ユニデンHD、NEW ART、クラウドワクス、Kudan、ACSL、アイスタイル、JPMC、QBネットHD

    【海外】
    中国7月鉱工業生産(11:00)
    中国7月小売売上高(11:00)
    米8月ニューヨーク連銀景気指数(21:30)
    米6月対米証券投資(8/16 5:00)


    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

08月15日 毎日コラム
【目標設定】半年後の未来予想図を描く
・・・続き

08月24日 毎日コラム
女性の胸で最も魅力を感じるのは・・○乳?
・・・続き



戻る
 
サイトTOPへ

株式投資は全て自己責任でお願いします。このサイトの情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。当サイトの掲載事項において損失をされた場合も当方は一切の責任を負いかねます。

(C)ilogos / Eimei.tv