【市況一覧】
日経平均株価
39,380.89 +102.93 10/10
TOPIX
2,712.67 +5.43 10/10
マザーズ
639.94 -7.30 10/10
NYダウ平均
42,512.00 +431.63 10/10
ナスダック総合
18,291.62 +108.70 10/10


08月01日 マーケットコメント


    2日の日経平均株価は大幅反落し、2万7594円(前日比398円安)引けとなった。1日の米国株安や円高進行を受け、売りが先行した。
    米中情勢の悪化懸念から売りが広がり、下げ幅は一時460円を超えた。チャート上では、終値で200日移動平均線(2万7563円)上を保ち、戻り高値圏を維持しているが、「TOPIX(東証株価指数)は割り込んでおり、上値の重さを印象付けている」との声が聞かれた。
     
    あす3日の東京株式市場は、神経質な展開か。
    ペロシ米下院議長が2日夜に台湾を訪問する見通しだと伝わり、米中の緊張が高まるとの警戒感が浮上した。日本株は、円高進行とともにリスク回避の動きが広がり、全面安商状となった。台湾問題を巡り、米中情勢がさらに悪化すれば、地政学リスクによる売り圧力が続く可能性があり、米中対立の行方をにらむ必要があろう。
     
    2日の日経平均が後場に崩れなかったところを見ると、きょうの前場の反応が神経質すぎた可能性もある。
    そしてその場合には、近いうちにきょうの下げを修正する買いが入ってくる可能性が高い。とにもかくにも事の成り行きを見極める必要があるが、中国も米国もこのタイミングでもめることに利は少ないと思われるだけに、懸念が取り越し苦労に終わってあすは反発する展開に期待したい。
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(2日現在)
     
    28420.15  均衡表雲上限(週足)
    28375.15  ボリンジャー:+2σ(26週)
    28353.01  ボリンジャー:+2σ(13週)
    28337.91  ボリンジャー:+2σ(25日)
    28068.25  均衡表雲下限(週足)
    27993.35  新値三本足陽転値
    27770.39  均衡表転換線(日足)
    27762.69  6日移動平均線
    27680.35  ボリンジャー:+1σ(25日)
    27661.87  ボリンジャー:+1σ(26週)
    27658.87  ボリンジャー:+1σ(13週)
     
    27594.73  ★日経平均株価2日終値
     
    27563.54  200日移動平均線
    27022.80  25日移動平均線
    26964.73  13週移動平均線
    26954.99  均衡表雲上限(日足)
    26954.99  均衡表転換線(週足)
    26948.59  26週移動平均線
    26928.72  均衡表基準線(日足)
    26908.32  75日移動平均線
    26594.48  均衡表雲下限(日足)
    26535.75  均衡表基準線(週足)
    26365.25  ボリンジャー:-1σ(25日)
    26270.59  ボリンジャー:-1σ(13週)
    26235.31  ボリンジャー:-1σ(26週)
    25707.69  ボリンジャー:-2σ(25日)
     
    ローソク足は上下のヒゲが短い大陰線を描き、強い売り圧力を窺わせた。下ヒゲは200日移動平均線を32.94円下回ったが、終値は200日線上方に復帰し、200日線直下での買い需要も確認された格好。
    25日線は上昇を続け、一目均衡表は三役好転の強気形状をキープしており、大勢では買い手優位の地合いを持続する形となった。ただ、本日のTOPIXは終値が200日線を下回り、パラボリックが陰転して調整局面入りを示唆していることもあり、日経平均にも強い調整圧力が掛かっている点には留意が必要となろう。
     

    【大引け概況】


    2日の日経平均株価は、前営業日比398円62銭安の2万7594円73銭で終了した。
     
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:06 容量:14.91M

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    きょうの東京株式市場はリスクオフ一色の展開となり、日経平均は2万7000円台半ばまで水準を切り下げた。ここ数日は2万8000円近辺でもみ合っていたが、下に放れる展開となった。ペロシ米下院議長が台湾を訪問すると報道されたことを受け、米中関係の悪化による地政学リスクを警戒した売りが顕在化した。
     
    外国為替市場では一段と円の買い戻しが進み、1ドル=130円台までドル安・円高が進んだことも輸出株中心に強い逆風となっている。また、アジア株市場が全面安に近い商状となったことも、買い手控え感を助長した。日経平均は大引けにかけやや下げ渋る展開となったものの、結局終値ベースで400円近い下落となった。
     
    前日夕に1ドル=132円台だった円相場は2日に130円台まで円高・ドル安が進んだ。輸出採算の改善が一服するとの見方から自動車株や機械株が売られた。
     
    午後に日経平均は下げ渋る場面もみられた。決算発表のシーズンとあって、業績を手がかりにした個別銘柄の物色が支えとなった。2万7500円台に位置するチャート上の200日移動平均が下値支持線になったとの指摘もあった。
     
     

    東証株価指数(TOPIX)は反落した。終値は前日比34.62ポイント(1.77%)安の1925.49だった。
     
    東証プライムの売買代金は概算で2兆8232億円。売買高は11億6086万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1620と、全体の9割近くを占めた。値上がりは190、変わらずは28銘柄だった。
     
    業種別株価指数(全33業種)では医薬品、機械、精密機器の下落が目立った。上昇は海運業のみ。
     
    個別では、売買代金トップのレーザーテックが軟調なほか、東京エレクトロン、キーエンス、任天堂が安く、村田製作所も値を下げた。日野自が大幅安。三井物産、三菱重工業、トヨタ、コマツが下落した。JSRがストップ安に売り込まれ、丸和運輸機関、インフォマート、三越伊勢丹ホールディングス、TOTOなどの下げも大きかった。小野薬品工業、メドピア、ナブテスコなども下値を探った。
     
    半面、ファーストリテイリングが堅調だったほか、前日発表の4〜6月期決算が好感されてTDKは大幅高に買われた。エンプラス、NSユナイテッド海運も値を飛ばした。松風、トレジャー・ファクトリーが買われたほか、双日、セントラル硝子、住友化、日本ハム、平河ヒューテックなども高い。
     


     
    東証スタンダード市場は、ペロシ米下院議長が台湾を訪問する見通しと伝わり、米国と中国の関係悪化が警戒され、投資家のリスク回避姿勢が強まった。円高進行で地合いが悪化し、幅広い銘柄が値下がりした。
    スタンダードTOP20はさえない。出来高1億8203万株。値上がり銘柄数384、値下がり銘柄数837と、値下がりが優勢だった。
    個別ではナンシンがストップ高。キャンディル、土屋ホールディングス、ヒップ、あじかん、白鳩など21銘柄は年初来高値を更新。エフアンドエム、fonfun、ジャストプランニング、アドバネクス、アストマックスが買われた。
     
    一方、ジャパンフーズ、トーア紡コーポレーション、三ツ知、アイビーシー、イサム塗料など20銘柄が年初来安値を更新。ネクストウェア、コーアツ工業、ジェクシード、光・彩、三ッ星が売られた。
     
     


     
    東証グロース市場は、軟調な展開となった。グロース市場指数、マザーズ指数はそろって大幅に反落。東証マザーズ指数の値は前日比8.10ポイント(1.12%)安い716.46だった。値上がり銘柄数は153、値下り銘柄数は288、変わらずは34。
    本日のグロース市場はマザーズ指数やグロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は下落してスタート、直後にプラス圏に浮上する場面も見られたが再度即座にマイナス圏に転落した。その後は前引けにかけて両指数ともにじりじりと下げ幅を拡げた。
    米株安を嫌気する動きが優勢となるなか、米国での景気後退懸念が台頭していることに加えて中国関連のネガティブなニュースも多く見られており、国内の投資家心理にネガティブに働いた。ただ、決算発表を終えた銘柄や、個別に材料が出た銘柄を中心に物色が向かっていた。
     
    個別では、サイジニアがストップ高。HOUSEI、M&A総合研究所は一時ストップ高と値を飛ばした。ユナイテッド&コレクティブ、クラウドワークス、アクリート、パワーソリューションズ、HPCシステムズなど9銘柄は年初来高値を更新。モイ、コラントッテ、ポート、イーディーピー、ツクルバが買われた。
     
     一方、キャンバスがストップ安。海帆、unerry、AViCは年初来安値を更新。エアークローゼット、ワンダープラネット、スパイダープラス、バリュエンスホールディングス、メディアシークが売られた。
     


     
    2日午前の日経平均株価は反落し、前日比443円94銭(1.59%)安の2万7549円41銭となった。
    きょう前場はリスク回避目的の売りが噴出し、日経平均は急反落となり、2万7000円台半ばまで一気に水準を切り下げた。前日の米株市場でNYダウやナスダック総合株価指数が上昇一服となったほか、外国為替市場でドル安・円高が急速に進む状況にあり、これがリスクオフムードを増幅させた。対中強硬派で知られる米国のペロシ下院議長が台湾を訪問する見通しにあることが伝わり、米中関係の悪化を警戒した売りがかさむ展開になった。
     
    ペロシ米下院議長が2日夜に訪台すると伝わっている。中国は反対姿勢を示しており、米中関係が緊迫化するとの懸念が強まっている。
    市場では「地政学リスクの台頭で投資家の間にリスク回避の動きが広がった」との声があった。台湾株のほか、上海や香港株も大幅に下落し、日本株も下げ幅を広げた。
     
    外国為替市場では円相場が上昇し、1ドル=130円台まで円高・ドル安が進んだ。輸出採算の改善に歯止めがかかるとの見方から自動車株や機械株などへの売りが目立った。
     
    日経平均はこのところ2万7000円台後半での推移が続き、1日には約2カ月ぶりの高値を付けた。台湾情勢などをきっかけに、利益確定の売りが出やすかったとの指摘もあった。
     
    政策金利の動向を巡って、市場の見方との乖離が大きくなりつつある現状をFRBが放置しておくとは想定しにくく、近いうちにこうした乖離を埋めるために、FRB高官から乖離修正を狙った発言が出てくると予想される。今晩には早速、セントルイス連銀のブラード総裁などの発言が予定されており、注目されよう。
    後場の日経平均は節目の2万7500円を維持できるかが焦点になる。踏ん張れずにこの水準も下回ってしまうと、CTAなどの売りが加速するリスクがあり、その場合には一気に2万7000円近くまで戻す展開も想定しておく必要があるだろう。
     
    東証株価指数(TOPIX)は反落した。午前終値は前日比35.56ポイント(1.81%)安の1924.55だった。
     
    前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で1兆4686億円、売買高は5億9650万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1667と、全体の約9割を占めた。値上がりは143、変わらずは28銘柄だった。
     
    業種別株価指数(全33業種)では医薬品、精密機器、機械の下落が目立った。上昇は海運業のみ。
     
    個別では、レーザーテックが軟調、東京エレクトロンも大きく売られた。キーエンス、任天堂なども安い。JSRが急落、丸和運輸機関、日野自動車が大幅安となったほか、トヨタやコマツ、TOTO、安川電が安い。小野薬品工業などの下げも目立っている。第一三共や三越伊勢丹も売られた。
     
    半面、ファーストリテイリングがしっかり、TDKは大幅高に買われた。NSユナイテッド海運も物色人気。大塚商会が急騰、エンプラス、松風も値を飛ばした。日本ハムや住友化が買われた。

     


     
    東証スタンダード市場はペロシ米下院議長が台湾を訪問する見通しと伝わり、米中関係悪化が警戒され、リスク回避姿勢が高まった。スタンダードTOP20は軟調。出来高1億1986万株。値上がり銘柄数338、値下がり銘柄数808と、値下がりが優勢だった。
     
    個別では、ナンシンがストップ高。キャンディル、土屋ホールディングス、あじかん、白鳩、トラストなど13銘柄は年初来高値を更新。エフアンドエム、fonfun、GMOアドパートナーズ、ジャストプランニング、スマートバリューが買われた。
     
    一方、三ツ知、アイビーシー、イサム塗料、三谷セキサン、中山福など12銘柄が年初来安値を更新。不二硝子、ネクストウェア、ジェクシード、ムラキ、不二ラテックスが売られた。
     
     
     


    東証グロース市場はグロースCore、東証マザーズ指数はさえない。東証マザーズ指数の前引けは前日比4.85ポイント(0.67%)安い719.71だった。朝方に前日比1.18ポイント(0.16%)高の725.74と取引時間中で3カ月半ぶりの高値を付けた。その後は前日までの5日続伸を受け主力銘柄を中心に利益確定の売りが出た。同日午前の日経平均株価が大幅安となったことも投資家心理を悪化させた。
    ビジョナルやフリーが売られた。一方、そーせいやセルソースは買われた。
    値上がり銘柄数164、値下がり銘柄数283と、値下がりが優勢だった。
     
    2日に東証スタンダード市場に新規上場したJBSは公開価格(1520円)を307円(20.2%)上回る1827円で初値を付けた。午前終値は1982円だった。
     
    個別では、HOUSEI、サイジニアが一時ストップ高と値を飛ばした。ユナイテッド&コレクティブ、クラウドワークス、アクリート、パワーソリューションズ、HPCシステムズなど9銘柄は年初来高値を更新。M&A総合研究所、タメニー、そーせいグループ、コラントッテ、フィーチャが買われた。
     
    一方、unerryが年初来安値を更新。ワンダープラネット、スパイダープラス、キャンバス、エアークローゼット、バリュエンスホールディングスが売られた。
     


    「2800円が重い」

    「反落」

    週明けのNY株式市場で主要3指数は4日ぶりに反落。
    「前週までの上昇で相場の短期的な過熱感が意識された。
    米中間の地政学リスクの高まりも投資家心理の重荷」との解釈。
    ただIMS製造業景況感指数は52.8。
    6月の53.0から低下し2020年6月以来の低水準となった
    ただ市場予想(52.1)は上回った。
    ボーイングが前週末比6%高。
    アマゾンが上昇し、アルファベットが下落。
    10年国債利回りは2.587%。
    2年国債利回りは2.886%。
    ドル円は131円台前半。
    WTI原油9月物は4.73ドル(4.8%)安の93.89ドル。
    SKEW指数は122.29→122.94。
    恐怖と欲望指数は41→409。

    週明けのNYダウは46ドル(0.14%)安の32798ドルと4日ぶりに反落。
    高値32972ドル、安値3264ドル。
    サイコロは8勝4敗。
    NASDAQは21ポイント(0.18%)安の12358ポイントと4日ぶりに反落。
    高値12499ポイント、安値12271ポイント。
    サイコロは7勝5敗。
    S&P500は9ポイント(0.24%)安の4120ポ゚イントと4日ぶりに反落。
    高値4144ポイント、安値4096ポイント。
    サイコロは8勝4敗。
    ダウ輸送株指数は25ポイント(0.17%)高の14634ポイントと4日続伸。
    SOX指数は0.38%高の2978ポイントと4日続伸。
    VIX指数は22.84と上昇。
    3市場の売買高は103億株(前日113.5億株、過去20日平均は108億株)。
    225先物CME円建ては大証日中比115円安の27885円。
    ドル建ては大証日中比95円安の27905円。
    ドル円は131.61円。
    10年国債利回りは2.587%。
    2年国債利回りは2.886%。

    「20日線はかすかに上向き」

    週明けの日経平均は寄り付き12円高。
    終値は191円(△0.69%)高の27993円と反発。
    日足は3日ぶりに陽線。
    TOPIXは19.80ポイント(△1.02%)高の1960ポイントと反発。
    プライム市場指数は10.21ポイント(△1.02%)高の1008.56と反発。
    東証マザーズ指数は0.84%高の724.56と4日続伸。
    プライム市場の売買代金は3兆1015億円(前日は3兆2525億円)。
    3日連続で3兆円台。
    値上がり1486銘柄(前日513銘柄)。
    値下がり312銘柄(前日1269銘柄)。
    新高値91銘柄(前日72銘柄)。
    新安値9銘柄(前日3銘柄)。
    日経平均の騰落レシオは132.18(前日130.48)。
    直近高値150.44(21年9月28日)。
    直近安値79.57(4月27日)。
    NTレシオは14.28倍(前日14.33倍)。
    サイコロは9勝3敗で75.00%。
    上向きの25日線(26993円)からは△3.79%(前日△3.22%)
    11日連続で上回った。
    上向きの75日線は26891円。
    11日連続で上回った。
    微かに上向いた200日線(27563円)からは△1.56%(前日△0.87%)。
    7日連続で上回った。
    上向きの5日線は27796円。
    3日連続で上回った。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲12.781%(前日▲12.235%)
    買い方▲7.057%(前日▲8.072%)。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲13.272%(前日▲13.284%)。
    買い方▲25.427% (前日▲26.020%)。
    空売り比率は40.9%(前日42.1%。3月24日から81日連続で40%超)。
    空売り規制なしの比率は6.9%(前日7.6%)。
    日経VIは18.96(前日18.93)。
    日経平均採用銘柄の予想PERは13.01倍(前日12.86倍)。
    6日ぶりに13倍台。
    前期基準では13.42倍。
    EPSは2151円(前日2161円)。
    昨年11月8日の過去最高値2179円。
    市場予想の平均値は2242円。
    225のPBRは1.18倍。
    BPSは23723円(前日23560円)。
    10年国債利回りは0.180%。
    プライム市場の予想PERは13.97倍。
    前期基準では14.44倍。
    PBRは1.21倍。
    プライム市場の予想益回りは7.15%。
    配当り利回り(加重平均)は2.45%。
    プライム市場の単純平均は31円高の2508円。
    プライム市場の売買単価は2528円。
    プライム市場の時価総額は714兆円。
    ドル建て日経平均は211.16(前日209.18)と11日続伸。
    年初来高値253.19(1月4日)。
    年初来安値190.93(6月20日)。
    火曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比115円安の27885円。
    高値28060円、安値27725円。
    大証先物夜間取引終値は日中比110円安の27890円。
    気学では火曜は「前日に引き継いで高きは反落する」。
    水曜は「転機を知る重要日。波動につくべし」。
    木曜は「後場高の日なれど、上放れた時は売り狙え」。
    金曜は「案外弱き日。戻り売り方針良し」。
    ボリンジャーのプラス1σが27641円。
    プラス2σが28289円。
    プラス3σが28936円。
    マイナス1σが26346円。
    3月25日高値(2万8338円)。
    6月9日高値(2万8389円)。
    3月権利落ち前が28252円。
    昨年末終値が28791円。
    3月月中平均は26583円。
    トピが1885ポイント。
    28000円まであと7円。
    アノマリー的には「変化日」。

    《今日のポイント8月2日》

    (1)週明けのNY株式市場で主要3指数は4日ぶりに反落。
       10年国債利回りは2.587%。
       2年国債利回りは2.886%。
       ドル円は131円台前半。
       SKEW指数は122.29→122.94。
       恐怖と欲望指数は41→409。

    (2)ダウ輸送株指数は25ポイント(0.17%)高の14634ポイントと4日続伸。
       SOX指数は0.38%高の2978ポイントと4日続伸。
       VIX指数は22.84と上昇。
       3市場の売買高は103億株(前日113.5億株、過去20日平均は108億株)。
       225先物CME円建ては大証日中比115円安の27885円。

    (3)プライム市場の売買代金は3兆1015億円(前日は3兆2525億円)。
       3日連続で3兆円台。
       値上がり1486銘柄(前日513銘柄)。
       値下がり312銘柄(前日1269銘柄)。
       新高値91銘柄(前日72銘柄)。
       新安値9銘柄(前日3銘柄)。
       日経平均の騰落レシオは132.18(前日130.48)。
       直近高値150.44(21年9月28日)。
       直近安値79.57(4月27日)。
       NTレシオは14.28倍(前日14.33倍)。
       サイコロは9勝3敗で75.00%。

    (4)上向きの25日線(26993円)からは△3.79%(前日△3.22%)
       11日連続で上回った。
       上向きの75日線は26891円。
       11日連続で上回った。
       微かに上向いた200日線(27563円)からは△1.56%(前日△0.87%)。
       7日連続で上回った。
       上向きの5日線は27796円。
       3日連続で上回った。

    (5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲12.781%(前日▲12.235%)
       買い方▲7.057%(前日▲8.072%)。
       マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲13.272%(前日▲13.284%)。
       買い方▲25.427% (前日▲26.020%)。

    (6)空売り比率は40.9%(前日42.1%。3月24日から81日連続で40%超)。
       空売り規制なしの比率は6.9%(前日7.6%)。
       日経VIは18.96(前日18.93)。

    (7)日経平均採用銘柄の予想PERは13.01倍(前日12.86倍)。
       6日ぶりに13倍台。
       前期基準では13.42倍。
       EPSは2151円(前日2161円)。
       昨年11月8日の過去最高値2179円。
       市場予想の平均値は2242円。
       225のPBRは1.18倍。
       BPSは23723円(前日23560円)。
       10年国債利回りは0.180%。

    (8)プライム市場の単純平均は31円高の2508円。
       プライム市場の時価総額は714兆円。
       ドル建て日経平均は211.16(前日209.18)と11日続伸。
       年初来高値253.19(1月4日)。
       年初来安値190.93(6月20日)。

    (9)ボリンジャーのプラス1σが27641円。
       プラス2σが28289円。
       プラス3σが28936円。
       マイナス1σが26346円。
       3月25日高値(2万8338円)。
       6月9日高値(2万8389円)。
       3月権利落ち前が28252円。
       昨年末終値が28791円。
       3月月中平均は26583円。
       トピが1885ポイント。
       28000円まであと7円。
       アノマリー的には「変化日」。

    今年の曜日別勝敗(8月1日まで)

    月曜14勝13敗
    火曜16勝13敗
    水曜16勝12敗
    木曜16勝13敗
    金曜15勝13敗





    (兜町カタリスト櫻井)

    [株価材料]

    ■携帯4社に行政指導 総務省「販売店の評価指標是正を」

    ■MS&AD<8725>
    企業の災害支援費補償 自治体との協定後押し

    ■三菱ケミカル<4188>
    来春に石化新会社 売却はせず再編主導へ

    ■塩野義製薬<4507>
    コロナワクチン、承認申請2カ月遅れに

    ■国内新車販売、7月7%減 軽は14カ月ぶりプラス

    ■「トップガン」国内興行収入100億円突破 洋画では3年ぶり

    ■集成材、2年ぶり下落 住宅向け、輸入材増え需給緩む

    ■半導体ひっ迫ピーク越す スマホ・パソコン用、供給過剰に

    ■キユーピー<2809>
    ベビーフードや介護食を値上げ 11月出荷から

    ■米ボーイング 名古屋に研究開発センター新設へ

    ■イーレックス<9517>
    Jパワー<9513>から新潟の石炭火力取得

    ■日野自<7205>
    エンジン不正の期間拡大へ 国調査に虚偽回答の疑いも

    ■JR西日本<9021>
    支社機能を集約 23年度までに360人削減

    ■東芝<6502>
    空調事業の売却完了 円安で譲渡益800億円に増加

    ■東ソー<4042>
    分離精製剤増産に160億円投資 南陽事業所で7割増強


    2日の東京株式市場は、軟調展開か。
    日経平均株価の予想レンジは、2万7700円−2万8100円を想定。

    米国株は下落。ダウ平均は46ドル安の32798ドルで取引を終えた。米国株は下げたとはいえ横ばい程度。ただ、米長期金利が大きく低下してドル安・円高が進行しており、日本株には総じてネガティブな影響が想定される。

    きのう1日の日経平均株価は終日しっかりで、高値引けで取引を終了した。堅調な動きが継続することが期待されるものの、心理的なフシ目の2万8000円を明確に突破するだけの手がかりに乏しいこともあり、売り買いが交錯する展開が見込まれるだろう。

    為替相場は、ドル・円が1ドル=131円台の半ば(1日は132円55−56銭)、ユーロ・円が1ユーロ=135円台の前半(同135円59−63銭)と円高方向に振れている。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比115円安の2万7885円だった。


    【好材料銘柄】

    ■セントラル硝子 <4044>
    上期経常を一転2.1倍増益に上方修正。

    ■平河ヒューテック <5821>
    4-6月期(1Q)経常は81%増益で着地。

    ■フルサト・マルカホールディングス <7128>
    今期経常を38%上方修正、配当も15.5円増額。

    ■松風 <7979>
    今期経常を一転1%増益に上方修正・最高益更新へ。

    ■日本ラッド <4736>
    4-6月期(1Q)経常は黒字浮上で着地。

    ■ファイズホールディングス <9325>
    4-6月期(1Q)経常は50%増益で着地、未定だった今期配当は15円実施へ。



    【主な経済指標・スケジュール】

    2(火)
    【国内】
    7月マネタリーベース(8:50)
    10年国債入札
    《決算発表》
    三菱UFJ、ダイキン、三菱商、三井物、JR西日本、AGC、ユー・エス・エス、王子HD、東ソー、イビデン、双日、JR九州、カルビー、山崎パン、NSSOL、ニチレイ、ケーズHD、サンリオ、日ガス、ウシオ電、NOK、レンゴー、東京精、群馬銀、NTN、日曹達、キョーリンHD、リコーリース、ダイヘン、タカラスタン、百五銀、アクシアル、飯野海、三井倉HD、イリソ電子

    【海外】
    《米決算発表》
    キャタピラー、マリオット・インターナショナル、ギリアド・サイエンシズ、ペイパル、スターバックス
    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。


    1日のNYダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反落し、前週末比46ドル73セント(0.1%)安の3万2798ドル40セントで終えた。
     
    前週までの上昇で相場の短期的な過熱感が意識され、利益確定売りが優勢だった。
     
    前週末までの3日間でダウは1000ドルを超える上げを記録したため、朝方から利食い売りが先行。午前に発表された7月の米サプライ管理協会(ISM)製造業購買担当者景況指数(PMI)は52.8と市場予想(52.1)を上回った。前月比小幅低下したものの、市場予想を上回ったことで買いが優勢となり、プラス圏に浮上した。
     
     ただ、景気後退をめぐる懸念が根強く上値が重い展開。取引中盤以降は重要な手掛かりに乏しく、前週末終値を挟んでもみ合う状況が続いた。また、米中間の地政学リスクの高まりも投資家心理の重荷となった。
     
    前週に決算を好感した買いで上げたハイテク株が利益確定売りに押された。ソフトウエアのマイクロソフトとスマートフォンのアップルはともに4営業日ぶりに反落した。世界的な景気減速を意識した原油先物相場の下落を受け、石油のシェブロンが売られた。原油安になると売られやすい化学のダウと建機のキャタピラーも安い。
     
    ペロシ米下院議長が2日に台湾を訪問する見通しだと複数の米メディアが報じた。実現すれば米下院議長として25年ぶりで、訪問に反対する中国との間で緊張が高まるリスクがある。警戒感から積極的な買いを見送る投資家も多かった。
     
    航空機のボーイングが前週末比6%高となり、ダウ平均を下支えした。米当局が同社の主力中型機「787ドリームライナー」の納入再開に向けた検査計画を承認したとの報道が材料。日用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)など業績が景気の影響を受けにくいディフェンシブ株も総じて買われた。
     
    ナスダック総合株価指数は4営業日ぶりに反落し、前週末比21.712ポイント(0.2%)安の1万2368.976で終えた。検索サイトのアルファベットが下げた。ネット通販のアマゾン・ドット・コムは上昇した。
     


     

    【シカゴ日本株先物概況】

    1日のシカゴ日経平均先物は反落した。9月物は前週末比90円安の2万7885円で引け、1日の大取終値を115円下回った。
     
    米株が反落し、日経平均先物の売りにつながった。ペロシ米下院議長の台湾訪問の見通しが伝わり、米中関係の緊迫化への警戒感が広がった。
     
    シカゴ日経225先物9月限 (円建て)
    27885 ( -115 )
    シカゴ日経225先物9月限 (ドル建て)
    27905 ( -95 )
    ( )は大阪取引所終値比
     



    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7413.42(−10.01)
    1日のFTSE100種総合株価指数は反落し、前週末に比べ10.01ポイント(0.13%)安の7413.42で引けた。
    中国の景気悪化懸念から商品相場が下落しており、エネルギー株や資源株に売りが出た。
    半面、2022年1〜6月期決算で増益となった英HSBCが大幅高となるなど銀行株が買われ、下値を支えた。
     
    FTSEでは、商品相場の下落を受け、アングロ・アメリカン(4.0%安)やシェル(2.0%安)など資源エネルギー関連株が軟調だった。好決算を発表したHSBCホールディングス(6.1%高)など金融関連株は買われた。

     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 13479.63(−4.42)
    1日のドイツ株価指数(DAX)は4営業日ぶりに小幅に反落した。前週末に比べ4.42ポイント(0.03%)安の1万3479.63で終えた。欧州の景気減速懸念が重荷となり、化学株や医薬品株の一角に売りが出た。
     
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 6436.86(−11.64)
    フランスCAC40種指数は0.18%安だった。
    ペロシ米下院議長が台湾を訪問するとの報道を受け、米中関係の悪化懸念から下げに転じた。
     
     

08月02日 毎日コラム
「割安株と成長株」どう違い、どう選ぶ
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