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02月01日 マーケットコメント




    《マーケットストラテジーメモ一覧へ》


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    《マーケットストラテジーメモ》02月1週

    【推移】

    28日(月):
    週末のNY株式市場は上昇。背景は1ヶ月以上に及ぶ政府機関一部閉鎖解除の方向。トランプ大統領は2月15日まで3週間の資金を手当てするつなぎ予算案で議会と合意したと発表。つなぎ予算案は上下両院の承認を経て、大統領の署名によって成立することになる。「米中通商交渉やブレグジットなどの不透明要素が相場の重荷」という声もある。しかし「一部の不透明要素が薄れ始めた」との解釈だ。
    週間ベースではNYダウは0.1%高、5週続伸(累計10.2%上昇)。NASDAQは0.1%高、5週続伸(同13.1%上昇。S&P5000.2%安、5週ぶりの反落。

    日経平均株価は124円安の2649円と反落。電力やガスといったディフェンシブ株を中心に戻り待ちの売りが出た格好。
    東証1部の売買代金は1兆8765億円。4日ぶりに日足は陰線。チャートは5日線でギリギリ止まった形。「FOMC、パウエルFRB議長の会見をにらんでいる」という単純な見方もある。東エレ、信越化が上昇。東電、ソフトバンクが下落。

    29日(火):
    週明けのNY株式は反落。NYダウは一時300ドル以上の下落となり終値では208ドル安。悪役はキャタピラー。10〜12月期決算で1株利益と19年12月期通期の1株利益見通しが市場予想を下回って着地。中国需要の減速で10〜12月期のアジア太平洋地域の建機の売上高が市場予想を下回る減収だった。
    株価は9%下落。1銘柄でNYダウを85ドル押し下げた格好だ。画像処理半導体のエヌビディアは11月〜1月期の売上高見通しを下方修正。「インテルなど半導体関連株に売りが波及した」との解釈だ。いすれにしても決算発表で改めて「中国懸念が再燃した」格好だ。
    NYダウは前週末まで5週続伸で昨年7月末までの続伸記録タイ。「利益確定売りが出やすい環境」という指摘もある。

    日経平均株価は15円高の20664円と小幅に反発。前引けは200円安だったが切り返した。ファーストリテの上昇寄与度が15円だったからそのおかげでとの声もある。東証一部の売買代金は2兆1157億円。三井不動産、京王が上昇。コマツ、アドテストが下落。

    30日(水):
    NY株式市場で主要指数はマチマチの動き。NYダウは反発。一方、今週の決算発表を控えてアマゾン、フェイスブック、マイクロソフトなどハイテクセクターは軟調。NASDAQとS&P500は反落。「FOMCの結果や雇用統計の発表も控え、誰も積極的な投資をしたくはないだろう」との指摘。3市場の売買高は約67億株と減少した。引け後に決算を発表したのがアップル。
    10〜12月のEPSは4.18ドル、1〜3月期の売上高は550〜590億ドルの見通し。場中の株価は軟調だったがネガティブではなかった印象。英議会は「安全策(バックストップ)の代替と合意なき離脱の拒否」を盛り込んだ修正案を可決。

    日経平均株価は108円安の20556円と反落。前月に1部指定された銘柄のTOPIX組み入れや、TOPIX浮動株比率の変更による買い需要が大引けで発生した証1部の売買代金は2兆4801億円。大引けだけで7000億円増加した勘定だ。
    サンバイオがストップ安まで売られ比例配分。東証マザーズ指数は8%超下落。信越、アサヒが上昇。ブレーキ、大日住友が下落。

    31日(木):
    NY株式市場で主要指数は揃って大幅上昇。FOMCを無事通過したことを好感。 FF金利の誘導目標は2.25〜2.50%に据え置き。バランスシートの縮小について経済、金融情勢を踏まえ将来的にペースを変更する用意があるとのコメントも安心感につながった。「年内の一段の利上げについて忍耐強く判断する姿勢」という市場が待ち望んでいた結果で通過したことになる。
    前日夜間取引で上昇していたアップルが急伸。ボーイングは6%超の上昇。
    S&P500は昨年12月6日以来の高値水準を回復した。債券市場でも追加利上げ観測が後退。年内の利上げ予想確率は25%で、来年の利下げ確率はかすかに上昇。10年国債利回りは2.6%台に低下した。

    日経平均株価は216円高の20773円と大幅に反発。東証1部の売買代金は2兆5574億円。1月11日のSQを除くと、同8日(2兆6752億円)以来の水準。月足は陽線(終値基準)。5日線(20683円)は復活。
    1月月足陽線だと年間上昇確率は約7割という声もある。アドバンテスト、東エレクが上昇。大日住友、サイバーが下落。今年3連敗中の木曜日にようやく陽があたった。

    1日(金):
    NY株式市場で主要3指数はマチマチ。NYダウは小幅に反落。S&P500とNASDAQは続伸。VIX(恐怖)指数は16.61に低下。第4四半期決算で売上高と利益がそろって市場予想を上回ったフェイスブックは10.82%急伸。2016年1月以来の大幅高となった。
    第4四半期の売上高とキャッシュフローが市場予想を上回ったGEは11.65%急伸。市場は週末の雇用統計に注目。非農業部門雇用者数は16.5万人増との予想。12月は31.2万人増だったから大幅減の見通しだ。 ただ「雇用と賃金が予想を大幅に下回った場合、FRBが示した慎重な見方が裏付けられる。利上げの可能性が一段と低下する」という解釈だから素晴らしい。

    日経平均株価は14円高の20788円と小幅続伸。昨年12月19日以来の高値水準を回復した。夜の米雇用統計を待つ動きから上値は重かった。東証一部の売買代金は2兆4860億円。村田、資生堂が上昇。コマツ、任天堂が下落。


    (2) 欧米動向

    S&P500は月間で7.9%上昇。
    月間上昇率としては2015年10月以来の大きさ。
    1月としては1987年以来の大幅高となった。
    月間ではNYダウは7.2%、NASDAQは9.7%上昇。
    「1月効果のアノマリー」ということができそうだ。

    政府機関の一時閉鎖解除は材料視されず。
    閉鎖が35日間と過去最長になったことを懸念する見方の方が多いようだ。
    米商務省の経済分析局(BEA)は2月8日までに予定していた経済指標の公表を延期すると発表。
    2月5日の12月の貿易収支の発表は延期。

    (3)アジア・新興国動向

    中国は春節。
    2001〜18年の間の春節休場直前の10日間で上海総合指数が上昇した年は15回。
    下落は3回だけだった。
    休場明け後の10日間も上昇13回、下落5回。
    それなりに「勝率」が高い。


    【展望】

    スケジュールを見てみると・・・

    4日(月):マネタリーベース、米製造業受注、中国春節(〜10日)
    5日(火):米貿易収支、ISM非製造業景況感
    6日(水):米10年国債入札
    7日(木):都心オフィス空室率、景気動向指数、米消費者信用残高、英国金融政策
    8日(金):景気ウォッチャー調査、オプションSQ、朝鮮人民軍創建日



    【2月】(9勝5敗で2位、陽線確率64.3%)

    日銀金融政策決定会合、米FOMC、ECB理事会ともに2月はなし

    1日(金)日・EU経済連携協定(EPA)が発効、有効求人倍率、10〜12月のGPIF運用実績米雇用統計、ISM製造業景況感、上げの特異日、ドンキがパン・パシフィック・インターナショナルに社名変更、QBハウスが値上げ
    3日(日)米・第53回スーパーボウル(AFCペイトリオッツ対NFCラムズ)
    4日(月)中国が春節(〜10日)変化日
    5日(火)ISM非製造業景況感
    8日(金)景気ウォッチャー調査、オプションSQ、鬼宿日
    9日(土)日本維新の会が党大会
    10日(日)自民党大会
    11日(月)建国記念の日で休場
    14日(木)GDP速報値、上げの特異日
    15日(金)ミュンヘン安全保障会議、変化日
    18日(月)米市場休場(プレジデンツデー)
    21日(木)下げの日、変化日
    22〜23日 東証IRフェスタ2019
    24日(日)政府主催の天皇在位30周年記念式典
    25日(月)「モバイル・ワールド・コングレス」(バルセロナ〜28日)
    28日(木)変化日


    国内決算発表も佳境2週目。
    2月4日(月)123件、5日(火)165件、6日(水)167件。
    7日(木)262件、8日(金)545件。

    (兜町カタリスト 櫻井英明)

     
    [注目の新興市場] 
     
    新興市場は、今週マザーズ指数が急落した。
    マザーズ時価総額トップだったサンバイオ<4592>が1月29日、再生細胞薬の慢性期脳梗塞を対象にした臨床試験で主要評価項目を達成できなかったと発表。同社株は翌30日から3日連続で売り気配のまま取引時間中に値が付かなかった。
    個人投資家のマインドが悪化し、バイオ株を中心とした他のマザーズ銘柄にも売りが波及する場面があった。なお、週間の騰落率は、日経平均が+0.1%であったのに対して、マザーズ指数は-8.4%、日経ジャスダック平均は-0.2%だった。
     
    今週は、決算を手掛かりとした個別物色中心の展開となりそうだ。
    注目のサンバイオは制限値幅の拡大を受けて、週明けにも取引時間中に売買が成立するものとみられる。これまで新興市場のけん引役だった銘柄の株価急落による個人投資家への影響は小さくなく、引き続き同社株の動向に一喜一憂するだろう。
    ただ、新興市場は落ち着きを取り戻しつつある。
    新興市場でも主力企業の決算発表が本格化し、好業績株を中心に買いが向かいそうだ。
     
     
     

    ■海外勢が11週ぶりに買い越す一方、個人は3週連続で売り越す
     
    東証が31日に発表した1月第4週(21日〜25日)の投資部門別売買動向によると海外投資家が11週ぶりに買い越しに転じた。
    買越額は1201億円と部門別買越額トップだった。海外投資家は先物の投資部門別売買動向でも日経平均先物とTOPIX先物の合計、4週連続で買い越し、買越額は1494億円と前週の1413億円から若干増えた。
    現物と先物の合算買越額は2696億円と前週の870億円から急拡大した。海外投資家の売りは一巡した可能性が高い。
     
    一方、個人投資家は3週連続で売り越した。売越額は757億円と前週の996億円から減少したものの、部門別売越額トップだった。年金基金の売買動向を映すとされる信託銀行部門は10週ぶりに売り越し、売越額は152億円だった。投資信託部門は2週連続で売り越し、売越額は177億円と前週の154億円から増加した。
     
    日経平均が3週続伸し約1ヵ月ぶりの高値に上昇する中、海外投資家が11週ぶりに買い越す一方、個人投資家は3週連続で売り越した。

     


    1日のNYダウ工業株30種平均は反発し、前日比64ドル22セント高の2万5063ドル89セントで終えた。
     
    米労働省が早朝発表した1月の雇用統計は、景気動向を反映する非農業部門就業者数の伸びが前月比30万4000人増と市場予想(16万5000人増=ロイター通信調べ)を大幅に上回った。さらに米サプライ管理協会(ISM)が発表した1月の米製造業景況指数も56.6と昨年12月の54.3から上昇し、市場予想(54.2=同)も上回った。昨年末から米景気の減速懸念が台頭していたが、1日は良好な経済指標が相次ぎ、投資家の間に買い安心感が広がった。
     
    また、石油大手のエクソンモービルとシェブロンが発表した2018年10〜12月期決算は、1株利益がともに市場予想を大幅に上回った。株価はともに3%台の上昇となり、2銘柄でダウ平均を43ドルあまり押し上げた。
    1月の米雇用統計で雇用者数が市場予想以上に増え、米景気の堅調さを示したのも好感された。
     
    投資家心理を測る指標である米株の変動性指数(VIX)は16.14と、株式相場が急落する前の昨年10月9日以来の水準に低下した。VIXは20を上回ると不安心理が高まった状態とされる。
     
    売上高が市場予想以上に増えた製薬のメルクが上昇。前日夕に好決算と同時に強気な見通しを示したセキュリティーソフトのシマンテック株も買われた。
     
    取引時間中にダウ平均は小安くなる場面もあった。相場は昨年12月上旬以来の高値にあり、ひとまず利益を確定する売りも出やすかった。
    午後に入るとダウは急速に伸び悩み、マイナス圏に沈む場面もあった。相場の重しとなったのは、インターネット通販最大手アマゾン・ドット・コム。前日夕に発表した10〜12月期決算は純利益は3四半期連続で過去最高を更新したものの、19年1〜3月期の売上高見通しが市場予想を下回ったことが嫌気されて同社株は急落。ウォルマートやメーシーズなど小売り株全般にも売りが広がって相場を圧迫した。
     
    ナスダック総合株価指数は3日ぶりに反落し、同17.869ポイント安の7263.868で終えた。前日夕に発表した1〜3月期の売上高予想が市場予想に届かなかったアマゾン・ドット・コムが5%下げ、指数の重荷となった。
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    25,063.89+64.22
    S&P500種
    2,706.53+2.43
    ナスダック
    7,263.868−17.869
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,322.10−3.10   
    NY原油(ドル/バレル)
    55.37+1.58
    円・ドル
    109.49 - 109.50+0.77
     

    【シカゴ日本株先物概況】

    シカゴ日経平均先物は上昇の後、値を消した。3月物は前日比30円安の2万0795円で引け、1日の大取終値を75円上回った。
    好調な米景気指標の発表が相次ぎ、シカゴ日経平均先物は、米株とともに買われた。引けにかけては週末を控えた利益確定の売りなどに押された。
    この日の3月物安値は2万0705円、高値は2万0905円。

    シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
    20795 ( +75 )
    シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
    20805 ( +85 )
    ( )は大阪取引所終値比



    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100種総合株価指数は英通貨ポンド安を背景に4日続伸した。前日1月31日の終値に比べ51.37ポイント高の7020.22で引けた。指数が終値ベースで節目の7000を超えるのは2018年12月4日以来となる。構成銘柄の9割近くが上昇した。
     
    為替市場でドルに対してポンドが下落し、ポンド安の恩恵を受けやすい多国籍企業に買いが集まり、指数をけん引した。
     
    個別銘柄では、英投資会社メルローズ・インダストリーズが3.7%高。飲料のコカ・コーラ・ヘレニック・ボトリングは3.0%高と高くなった。いずれも時価総額が大きく、指数の上げに貢献した。米国との取引が多い建設資材のCRHも上げた。原油高を追い風に石油株は全面高。銀行株では数銘柄が売りに押される局面があったものの、結局全銘柄が買われた。
     
    半面、鉱業のフレスニージョは3.4%安と安かった。前日、大幅に上昇したことから利益確定の売りが出た。資源商社のグレンコアも下落した。品質試験サービスのインターテック・グループと通信のBTグループの下げも目立った。それぞれアナリストが目標株価を引き下げたことが響いた。



    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    ドイツ株式指数(DAX)は小反発した。終値は前日1月31日と比べて7.56ポイント高の11180.66だった。
     
    個別では、オンライン決済サービスのワイヤーカードの急落を受けて指数は下落していたが、引けにかけて小幅高に転じた。構成銘柄の約7割が上昇した。鉄鋼のティッセン・クルップが高かった。自動車株も買われた。
     
    一方、ワイヤーカードは27%安となった。一時30%近く下落した。社内幹部による不正取引の疑いを巡り、外部の弁護士調査団が不正の証拠を見つけたと英紙ファイナンシャルタイムズが再度報じた。同社は1月30日の不正疑惑の報道以来、売りが続いていた。


    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 5002.62 +9.90  +0.20%
    フランスの株価指数CAC40は上昇した。


     

02月02日 毎日コラム
とりあえずでは無く、どっぷり株に!
・・・続き

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