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【市況一覧】
日経平均株価
37,068.35 -1011.35 04/19
TOPIX
2,626.32 -51.13 04/19
マザーズ
638.74 -21.13 04/19
NYダウ平均
37,775.38 +22.07 04/19
ナスダック総合
15,601.50 -81.87 04/19


02月01日 マーケットコメント

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02月13日 マーケットコメント


     
    日経平均は4円安。先週、米国株高に連動できなくなったところから失速しただけに、初動の弱さを嫌気して買いが手控えられた。
     
    明日(15日)の東京株式市場は、北京で開催されている米中閣僚級貿易協議の動向を注視しながらの神経質な展開となりそうだ。また、10〜12月期の決算発表がほぼ終了したことから、手掛かり材料難も顕在化しそうだ。更に、週末で持ち高調整の売りも想定されるため、やや売り優勢となりそうだ。
    取引時間中には1月の中国の消費者物価および生産者物価の発表が予定されており、中国関連の動向が注目される。
    週末のあすは模様眺めムードが強まりそうだ。2万1000円台での値固めが進むかどうかが焦点となる。
    為替のサポートが続くかも注目点となるが、ドル円は今週、13週線(足元では110円80銭近辺に位置)を上回っており、テクニカル面からはもう一段の円安が期待できそう。
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(14日現在)
     
    22104.89  200日移動平均線
    21952.54  均衡表雲上限(週足)
    21772.41  26週移動平均線
    21698.33  均衡表基準線(週足)
    21684.43  均衡表雲下限(週足)
    21584.64  ボリンジャー:+1σ(13週)
    21356.34  ボリンジャー:+3σ(25日)
    21178.63  75日移動平均線
     
    21139.71  ★日経平均株価14日終値
     
    21125.14  ボリンジャー:+2σ(25日)
    20893.94  ボリンジャー:+1σ(25日)
    20851.15  6日移動平均線
    20834.97  13週移動平均線
    20823.69  均衡表雲上限(日足)
    20775.47  均衡表転換線(日足)
    20668.78  均衡表基準線(日足)
    20662.73  25日移動平均線
    20550.26  ボリンジャー:-1σ(26週)
    20431.53  ボリンジャー:-1σ(25日)
    20359.32  均衡表雲下限(日足)
    20255.93  均衡表転換線(週足)
    20200.32  ボリンジャー:-2σ(25日)
    20085.30  ボリンジャー:-1σ(13週)
     
    5日線や25日線も上向きをキープし、上昇トレンドの継続を示唆。
    終値で75日線をクリアした後の相場上昇が期待される。
     
    一目均衡表では、日々線が雲上で推移するなど3役好転後の買い手優位の形勢を保った。転換線と基準線はともに上向いており、こちらも上昇基調を継続を示している。ボリンジャーバンドでは、日々線が2日連続で+2σを超え、レンジの上方拡張トレンド入りを示している。
     

    【大引け概況】
    14日の日経平均株価は小幅ながら3営業日ぶりに反落し、前日比4円77銭安の2万1139円71銭で終えた。
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:06 容量:9.88M

    過去のマーケット動画はこちら
     
    米株高を好感した買いが先行したが、利益確定売りも出て、方向感が定まらなかった。
     
    朝方は米国株高や円安を好感した買いが先行し、日経平均株価が前日終値を90円超上回る場面があった。しかし、前日まで急上昇した反動で利益確定売りも多く、次第に上値が重くなった。昼休みに発表された中国の貿易統計は好調な内容だったが、市場の反応は限定的。午後も、日経平均は前場の値幅内でのもみ合いに終始した。
    海外勢などから株価指数先物に戻り待ちの売りや利益確定目的の売りが出た。
    電気機器やゴム製品株などの値下がりが目立った。
     
    市場では「戻り待ちの売りに押される格好となったが、2日間の上げ幅からすれば小幅にとどまった。好地合いのなか、売り物を消化しながら昨年12月初旬にもみ合いとなった2万1300円程度まで上値を試す場面もありそう」との声が聞かれた。
     
    JPX日経インデックス400は小幅に3日続伸。終値は前日比3.58ポイント高の1万4125.43だった。東証株価指数(TOPIX)も3日続伸し、0.48ポイント高の1589.81で終えた。
     
    東証1部の売買代金は概算で2兆2598億円。売買高は13億4517万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は999、値上がりは1050、変わらずは78だった。
     
    業種別株価指数(33業種)では鉱業、ゴム製品、サービス業の下落が目立った。上昇は石油・石炭製品、パルプ・紙、建設業など。
     
    個別では、ソニーが堅調、オリンパスやダイキン、ホンダ、SMCもしっかり。武田薬品工業、ファーストリテイリングも買いが優勢だった。アトラエ、ダブルスタンダード、じげんが値幅制限いっぱいに買われたほか、ルックホールディングスが活況高。東亜建設工業が値を飛ばし、KHネオケムも大幅高。オプトラン、新川なども値を飛ばした。
     
    半面、村田製作所、ファナック、TDK、安川電が軟調、リクルートホールディングスも値を下げた。花王も冴えない。キャリアインデックスが一時ストップ安に売られ、アルバック、トレックス・セミコンダクターも急落。大商いをこなしたレオパレス21も株価は下値模索が続いている。石原産業も売られた。
     
    東証2部株価指数は前日比1.17ポイント安の6617.89ポイントと反落した。
    出来高4934万株。値上がり銘柄数は201、値下がり銘柄数は201となった。
     
    個別ではJトラスト、コーア商事ホールディングスが昨年来安値を更新。イワキ、アイスタディ、ニーズウェル、RVH、フジマックが売られた。
     
    一方、パルステック工業がストップ高。デュアルタップは一時ストップ高と値を飛ばした。インスペックなど2銘柄は昨年来高値を更新。岡本工作機械製作所、アマテイ、カワセコンピュータサプライ、Abalance、クリヤマホールディングスが買われた。
     
     

    日経ジャスダック平均株価は3営業日ぶりに反落した。終値は前日比5円13銭安の3412円58銭だった。
    同日の日経平均株価が反落し、日本株全体の上値の重さを意識した利益確定の売りが新興企業株にも優勢になった。バイオ関連株などに買いが集まった面もあり、相場全体の方向感は乏しかった。続伸したラクオリアの売買代金が227億円と急増し、1銘柄でジャスダック全体の3割強を占めた。ジャスダック市場の売買代金は概算で717億円と昨年12月25日以来およそ2カ月ぶりの多さとなった。売買高は1億3824万株だった。
     
    値上がり銘柄数は290、値下がり銘柄数は333となった。
     
    個別では、アルファクス・フード・システム、メディシノバ・インク、小田原機器がストップ安。大塚家具は一時ストップ安と急落した。シベール、大井電気、NKKスイッチズ、ツクイスタッフ、エージーピーは昨年来安値を更新。イメージ ワン、ナビタス、シンクレイヤ、ヒーハイスト精工、クラスターテクノロジーが売られた。
     
    一方、フーマイスターエレクトロニクス、スペースシャワーネットワークがストップ高。イメージ情報開発、シンバイオ製薬、AKIBAホールディングスは一時ストップ高と値を飛ばした。ヒビノ、トシン・グループ、WDI、ビーイング、サン電子など7銘柄は昨年来高値を更新。ケアサービス、岡藤ホールディングス、リリカラ、アズジェント、小田原エンジニアリングが買われた。

     

    東証マザーズ指数は前日比2.42ポイント安の873.06ポイントと3日ぶり反落した。
    前日の米国株高や為替市場での円安進行など外部環境は良好なものの、前日に2万1000円台を回復した日経平均が上値の重い展開を強いられたことから、マザーズ市場も利食い売りなどが先行し、頭の重い展開となった。また、米中閣僚級の貿易協議の行方も見定めたいとのムードが強かった。
    ただ、マザーズ市場では個別材料株への投資資金が継続した。第1四半期の営業利益が大幅な増益を達成したメドピアや、好業績が引き続き手掛かりになった。
    値上がり銘柄数は124、値下がり銘柄数は140となった。
     
    個別では、アドベンチャーがストップ安。ライトアップ、MTGは昨年来安値を更新。ピーバンドットコム、ピクスタ、ジーエヌアイグループ、ユーザーローカル、JMCが売られた。
     
    一方、フルッタフルッタ、Amazia、メドピア、トランザスがストップ高。ラクスルは一時ストップ高と値を飛ばした。リネットジャパングループ、ソフトマックス、CRI・ミドルウェア、UUUM、テノ.ホールディングスなど7銘柄は昨年来高値を更新。コンヴァノ、エンバイオ・ホールディングス、シェアリングテクノロジー、ブティックス、エスユーエスが買われた。

     

    【後場寄り付き概況】

    14日後場の日経平均株価は前日比1円01銭高の2万1145円49銭で寄り付いた。
    東証株価指数(TOPIX)は、0.58ポイント安の1588.75で始まった。

    日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに前日比横ばい圏。新たな手掛かり材料が少なく、売り買いが交錯している。
    個別では、ソニー、東エレク、アドバンテスが小高く、ホンダは小幅に続伸している。SMCは上伸。JFE、住友鉱が堅調で、JXTGは買われている。ファーストリテが反発し、JT、武田はしっかり。

    半面、ソフトバンクGが小幅に反落し、ZOZOが売られ、資生堂、任天堂は軟調。レオパレス21は続落している。三菱UFJはさえない。トヨタが甘く、村田製は値を下げている。

    日経平均は朝方の買い一巡後には上値の重い展開となっている。
    足元で米中貿易協議に対する更なる進展への期待感や、与野党合意の予算案にトランプ大統領が署名する公算は大きいとの見方は広がっているものの、最終的な予算案の採決は今晩行われる予定であり、米政府機関が再び閉鎖されるリスクは完全には除去されていない。

    また、英議会におけるEU離脱案の修正分の審議採決も控えていることなどから、積極的に上値を追う動きは鈍くなっている。

    後場にかけて上値の重さが一段と意識された場合は、個人投資家などの短期資金は中小型株に一層向かいやすくなるだろう。
     

    「既存」
     
     
    「織り込んだ」という表現はよく目にする。
    株価はもろもろの事象を踏まえて形成されることは間違いない。
    しかし、マーケットで起こるのは事前に予測可能なことばかりではない筈。
    それでも「織り込める」のか、妙に気になるものだ。
    単なる「解説不能」の免罪符という気もしないではない。
    株価がそんなにたやすく「織り込める」のなら、「方向感がない」なんてことはない筈だが・・・。
    もうひとつは「見極めたい」との表現。
    誰が見極めたいのかはっきりしない。
    もしも見極められるのなら損などしない筈。
    曖昧な言葉が、さも現実感を伴って流通するから相場観の間違いにつながるような気がする。
     
    弱気を一気に仮面ライダーばりの変身で強気転換する市場関係者
    再変身することもできず、「この問題は長引かない」など解釈が曖昧模糊とする。
    起き上がりこぼしのような姿。
    この変身具合の検証は必要かも知れない。
    ただし・・・。
    マスコミや市場関係者の視点はあくまでも、局地的な「ここが買い場なのか、買い場でないのか」。
    いつも「新規に投資をする」スタンスで物事を判断することが多いからどうもブレが多い。
    今だに多くの塩漬け銘柄が存在する中で、実はこの点について見えないフリ。
    これは投資心理の裏側の真実だろう。
    いつもいつも「新規」ではない。
    「既存」を重要視することがもっとも見逃されているようだ。
    株式のセミナーなどの現場で肌で感じるのはいつもこのこと
     
    この時期になると故三原淳雄先生の姿が浮かんでくる。
    初めて青山の事務所に伺ったときの緊張感が今でも昨日のように甦る。
    「『株をやる』なんて言葉を使ってはいけない。
    株はそんな刹那的なものじゃない」。
    鋭い戒めだった。
    「若い頃に行ったアメリカのルート69をもう一度完走して本にしたい」。
    そう言っておられた。
    わずかな時間でも謦咳に接することが出来たことは貴重な財産。
    「君は市場のプロなんだから・・・」と厳しい御大だったが、残念ながら叱られたことはなかった。
    常に投資ということに対して真摯に対峙されていた。
     
    ギャンの「投資の心構え」

    ★何事にも乱されない強靭な心を持つこと。
    ★友人と付き合っていく中で、自分にない何かを発見するよう努力すること。
    ★物事をすべて良い方に考えるようにすること。その楽観的な考え方が成功のコツである。
    ★最善を考え、最善を尽くし、最善を期待すること。
    ★他人の成功にも自分のことのように目一杯喜ぶこと。
    ★過去の失敗は忘れ、ここから先の輝かしい将来のことを考えること。
    ★常に元気で、笑顔を忘れないこと。
    ★他人を非難する暇があったら、自分の仕事に没頭すること。
    ★心配し過ぎず、怒ることに躊躇せず、怖いものは怖いと言うこと。過剰に幸福過ぎないこと。
    ★自分を信じ、不言実行を実践すること。
    ★自分が正しいと信じてやっている限り、必ず良い結果が生まれると信じること。



    (櫻井)。

    14日午前の日経平均株価は前日比10円96銭高の2万1155円44銭、東証株価指数(TOPIX)は0.91ポイント高の1590.24と、ともに小動きだった。
     
    前日の米株式相場の上昇や、円相場の対ドルでの下落を手掛かりとした買いが入った上昇幅は一時90円超に広がった。ただ、前日までの一方的な上昇で高値警戒感も強まっており、利益確定売りが上値を抑えた。輸送用機器、パルプ紙、建設が上昇し、ゴム、鉱業、海運が下落した。
    米政府機関の再閉鎖回避や、米中貿易協議の進展への期待感が相場をけん引する構図は前日までと同じで、買い材料として「新鮮味が薄れている」との声もあった。円安も相場を支えたが上昇は息切れ気味だった。
     
    朝方には日本の10〜12月期実質GDP(国内総生産)は前期比0.3%増となり、2四半期ぶりのプラス成長と発表された。市場では「事前予想とほぼ同じ水準」(大手証券)と受け止められ、相場への影響は限定的だった。
     
    前場の東証1部の売買高概算は6億9755万株、売買代金概算は1兆1340億円。値上がり銘柄数は1145、対して値下がり銘柄数は894、変わらずは88銘柄だった。
     

    業種別株価指数(33業種)では、パルプ・紙、石油・石炭製品、建設業の上昇が目立った。下落は鉱業、ゴム製品、海運業など。
     
    個別では、東エレクが堅調。ソニー、ホンダは強含み。武田、王子HD、JXTGが買われた。東海カは小幅高。ファーストリテ、鹿島、大林組が値を上げた。
     
    半面、村田製が軟調。任天堂、トヨタ、ブリヂストン、ソフトバンクGがさえない。国際帝石が反落。郵船が値を下げ、レオパレス21も売られた。


    東証2部株価指数は前日比14.78ポイント高の6633.84ポイントと続伸した。
    出来高2702万株。値上がり銘柄数は191、値下がり銘柄数は184となった。
     
    個別では、デュアルタップが一時ストップ高と値を飛ばした。インスペックは昨年来高値を更新。アマテイ、岡本工作機械製作所、カワセコンピュータサプライ、オプティマスグループ、フルスピードがわれた。
     
    一方、Jトラスト、コーア商事ホールディングスが昨年来安値を更新。イワキ、フジマック、セグエグループ、ニーズウェル、オーウエルが売られた。

     

    東証マザーズ指数は前日比3.36ポイント高の878.84ポイントと3日続伸。
    米国株の上昇や一時1ドル=111円台まで下落した円安といった良好な外部環境を映して買いが先行。ただ、北京で開催される米中両国の閣僚級による貿易協議の動向を見極めたいとのムードから全般はもみ合う展開となっている。物色としては好材料銘柄が買われている。
    値上がり銘柄数は128、値下がり銘柄数は138となった。
     
    個別では、フルッタフルッタ、トランザスがストップ高。ラクスルは一時ストップ高と値を飛ばした。リネットジャパングループ、ソフトマックス、UUUM、Amaziaなど5銘柄は昨年来高値を更新。エンバイオ・ホールディングス、オイシックス・ラ・大地、ディジタルメディアプロフェッショナル、シェアリングテクノロジー、イーエムネットジャパンはが買われた。
     
    一方、アドベンチャーがストップ安。ライトアップ、MTGは昨年来安値を更新。ユーザーローカル、ピーバンドットコム、ビリングシステム、ジーエヌアイグループ、FFRIが売られた。

    日経ジャスダック平均株価は小幅に反落し、午前の終値は同58銭安の3417円13銭だった。

    14日の日経平均株価は上値の重さが意識され、ジャスダック市場でも利益確定売りが優勢となった。決算発表などを受けた個別物色にとどまった。

    ジャスダック市場の売買代金は概算で391億円、売買高は6798万株だった。
    市場では「新興企業株では空売りができる銘柄が限られ、ショートカバー(買い戻し)も入りにくい」ことが上値の重さにつながっているとの見方があった。

    値上がり銘柄数は275、値下がり銘柄数は290となった。
     
    個別では、メディシノバ・インク、小田原機器がストップ安。大塚家具は一時ストップ安と急落した。シベール、大井電気、ツクイスタッフは昨年来安値を更新。壽屋、シンクレイヤ、ナビタス、ヒーハイスト精工、極東産機が売られた。
     
    一方、イメージ情報開発がストップ高。AKIBAホールディングスは一時ストップ高と値を飛ばした。ヒビノ、トシン・グループ、WDI、サン電子、精工技研など6銘柄は昨年来高値を更新。リリカラ、アズジェント、協立エアテック、桂川電機、サンユー建設が買われた。
     

    【寄り付き概況】

    14日の日経平均株価は、前日比3円41銭高の2万1147円89銭と小幅に3日続伸してスタート。きのう13日には、直近で上値として意識されていた2万1000円を突破したことで、投資家心理の改善が期待されるなか、欧米株式が上昇したことなどから、買いが先行したようだ。
     
    前日のNYダウが117ドル高と続伸、外国為替市場では1ドル=111円台に入るなど円安が進行しており、東京市場でも主力輸出株を中心に追い風局面が続いている。
     
    米中貿易協議が進展することへの期待が再び高まっている。寄り前に発表された18年10〜12月期のGDP速報値は内需が牽引する形で2四半期ぶりのプラスとなったが、これは想定内で影響は限定的。
    また、日経平均は前日までの2営業日で800円以上の上昇をみせたことで、目先利益確定売り圧力も意識される場面。国内企業業績への警戒感もあり、上値は重い可能性がある。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種中、20業種が高く、値上がり上位に石油、紙パルプ、建設など。一方、値下がりで目立つのは鉱業、海運、サービスなど。
     
    個別では、ホンダがしっかり。トヨタ、任天堂は小高い。資生堂が値を上げている。ソフトバンクGは堅調。KDDIが強含み。伊藤忠が買われている。
     
    半面、村田製が安い。レオパレス21がさえない。リクルートHDが値を下げ、ファーストリテは弱含み。三菱UFJ、みずほFGが軟調となっている。
     
    225先物は、みずほ・GS・クレディ・メリル・アムロ・野村が買い越し。
    バークレイズ・ソジェン・UBS・日興・パリバが売り越し。
    TOPIX先物はドイツ・シティ・三菱・UBS・JPが買い越し。
    みずほ・メリル・アムロ・パリバが売り越し。
     
    テクニカル的には、住電設(1949)、JACR(2124)、タケエイ(2151)、サニーサイド(2180)、いちご(2337)、ベネ・ワン(2412)、ネオジャパン(3921)、信越(4063)、三井化(4183)、日立化成(4217)、DNC(4246)、テルモ(4543)、日ペ(4612)、EMシステム(4820)、ニチレキ(5011)、浜ゴム(5101)、ジーテクト(5970)、オークマ(6103)、東芝機(6104)、アトラエ(6194)、新東工(6339)、栗田工(6370)、THK(6481)、JES(6544)、スミダ(6817)、タチエス(7239)、小糸製(7276)、オリンパ(7733)、天馬(7958)、東エレ(8035)、リロ(8876)、日立物流(9086)、ビジョン(9416)が動兆。


     


    「バレタインは株高の特異日だが・・・」
     
     
    NY株式市場は続伸。
    S&P500とNASDAQは4日続伸。
    S&P500は200日移動平均線を連日で上回った。
    サイコロは9勝3敗だ。
    ムニューシン米財務長官が北京で「米中通商協議はこれまでのところ順調」とコメントしたことを好感。
    トランプ大統領も「協議は順調に進んでいる。中国側は大きな敬意を示している」とコメントした。
    ロス商務長官が荒天などを理由に今週予定していたインド訪問を取りやめたとことを見ると矛先はインドになったのかも知れない。
    政府機関再閉鎖回避の方向も追い風となった。
    原油価格の大幅高を受けてエネルギーセクタが上昇した。
    1月のCPIは変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアCPIが前月比0.2%上昇し市場予想と一致。
    5カ月連続で0.2%上昇。
    これを受けFRBは利上げを継続するとの見方が拡大。
    10年国債利回りは2.7%台。
    ドルはCPIを受けて上昇。
    ドル円は一時111円台。
    ロンドンFTSEは上昇。
    欧州主要指数は3日続伸。
     
     
    「NISAの日」の水曜は続伸。
    今年の水曜は3勝3敗の五分となった。
    寄り付き165円高、大引け280円高と日足も連続陽線。
    1月来の壁であった21000円を一気に上抜け12月18日以来の21000円台。
    もっとも75日線(21198円)に一度タッチしたものの後場は横ばい。
    200日線はまだ遠い。
    「NYダウに続いてS&P500も200日移動平均線を回復。
    ウォール街では最高値回復コースという見方」という声もある。
    「ザラバは一時21200円台。
    昨年10月下旬〜12月初旬の中段底モミ合いで10月29日に記録した21149円。
    これが終値ベースの最安値。
    そこに5円届かず」という見方もある。
    値上がり1343銘柄。値下がり709銘柄。
    新高値11銘柄、新安値16銘柄。
    騰落レシオは109.45と逆に低下した。
    2月SQ値20481円に対しては2勝1敗。
    NT倍率は13.30倍。
    25日線(20625円)からは2.5%のプラスかい離。
    200日線(22110円)からは4.4%のマイナスかい離。
    上向いた5日線(20793円)がサポートだ。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲9.444%。
    買い方▲11.902%。
    売り方買い方が逆転すれば上昇に弾みがつく。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲6.334%。
    買い方▲20.767%。
    空売り比率は41.4%と低下したがそれでも46日連続の40%超。
    2月8日時点の信用買残は467億円増の2兆5006億円。
    同信用売り残は144億円増の7877億円。
    日経HVは15.1、日経VIは18.17と小幅に上昇。
    日経平均採用銘柄のPERは12.14倍。
    EPSは1471円。PBRは1.12倍。
    シカゴ225先物終値は大証日中比65円安の21095円。
    高値21190円、安値20900円。
    一目均衡の雲は約2ヶ月ぶりに上抜けて雲の上限は20910円。
    13週線(20835円)は上抜けたが24ヶ月線21439円はまだ遠い。
    勝手雲は22日にねじれているが気にするほどのことはなかろう。
    ボリンジャーのプラス1σが20851円、プラス2σが21078円。
    昨日跳ね返されたプラス3σが21035円だ。
    プラス2σを超えての足踏みという可能性もある。
    ただドル円は一時111円台。
    先取りしてしまったという声もあるが「バレタインは株高の特異日」に期待だ。
    GDPは1.4%増で市場予想の1.3%増を超えて着地。
    2四半期ぶりのプラスだ。
    気学では「上寄りすると下押し、下寄りすると反発する日」。
    金曜は「目先のポイントを作る日」。
     
     
    「春節明けの日本株は堅調」と大和のレポート。

    春節最終日       5日後の日経平均  15日後の日経平均
    2012年1月27日     ▲9.29円     542.95円
    2013年2月15日     212.11円   1109.79円
    2014年2月6日     157.91円   685.95円
    2015年2月24日    211.68円    833.52円
    2016年2月12日    1014.56円    2062.17円
    2017年2月2日     ▲6.91円   456.68円
    2018年2月21日    97.43円   ▲193.52円
     
    日経朝刊「4〜12月期決算集計状況」。
    13日時点では全体の94.3%が通過。
    第3四半期売上高は△6.9%、同経常利益は△2.2%、同純利益は△0.1%。
    通期見通しで売上高は△5.2%、同経常利益は△2.4%、同純利益は▲1.6%。
     
     
    NYダウは117ドル高の25543ドルと続伸。
    NASDAQは5ポイント高の7420ポイントと4日続伸。
    S&P500は8ポイント高の2753ポイントと4日続伸。
    ダウ輸送株指数は51ポイント高の10496ポイント。
    SOX指数は0.30%上昇。
    VIX指数は15.65。
    3市場の売買高は74.5億株。
    CME円建ては大証日中比65円安の21095円。
    ドル建ては大証比55ポイント安の21105ポイント。
    ドル円は111.00円。
    10年国債利回りは2.709%。
     
     
    ◇━━━ カタリスト━━━◇
     
    アドソル日進(3837)・・・動兆
     
    アドソル日進に注目する。
    同社は大企業向け大規模システムの開発が中核。
    電力・ガス向け好調。
    次世代自動車向けも拡大基調。
    総務省はネットにつながるルーターや防犯カメラなどを対象に安全性の確認調査の方向。
    IoTの進展は追い風。
    セキュリティ関連に期待感。


    (兜町カタリスト櫻井)
     

    14日の東京株式市場は、続伸スタートとなりそう。
    日経平均株価の予想レンジは、2万1000円-2万1300円。
    昨日13日に日経平均株価は、何度か跳ね返されてきたフシ目の2万1000円を突破。投資家心理の好転が見込まれるなか、現地13日の欧米株式が上昇していることもあり、買いが先行することが見込まれる。下げるような場面があれば、上昇に乗り遅れた投資家からの押し目買いが期待できる。上値を追っていくような買いの流れにはならないだろうが、おおむね良好な地合いが続くと予想する。
    ただ、2日間で4%近い上昇を演じていることから、買い一巡後には、上値が重くなることも想定され、注意したい。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=111円前後(13日終値は110円68-69銭)と円安方向にある一方、ユーロ・円が1ユーロ=125円前後(同125円28-32銭)と円高に振れている。
     
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、13日の大阪取引所終値比65円安の2万1095円だった。
     
     
    【好材料銘柄】
     
    ■エコナックホールディングス<3521>
    4-12月期(3Q累計)経常は2倍増益・通期計画を超過。
     
    ■じげん <3679>
    発行済み株式数(自社株を除く)の0.6%にあたる67万株(金額で4億円)を上限に自社株買いを実施する。4-12月期(3Q累計)税引き前が20%増益で着地。
     
    ■ダブルスタンダード<3925>
    4-12月期(3Q累計)経常が74%増益で着地・10-12月期も2.3倍増益。
     
    ■フリュー<6238>
    今期経常を31%上方修正。
     
    ■荏原 <6361>
    発行済み株式数(自社株を除く)の7.00%にあたる700万株(金額で150億円)を上限に自社株買いを実施する。今期経常は5%増益へ。
     
    ■ブックオフグループホールディングス <9278>
    今期経常を25%上方修正、配当も5円増額。
     
    ■パルステック工業<6894>
    今期経常を27%上方修正、配当も50円増額。
     
    ■テリロジー<3356>
    4-12月期(3Q累計)経常が5.2倍増益で着地・10-12月期も23%増益。
     
    ■AKIBAホールディングス<6840>
    今期経常を一転14%増益に上方修正。
     
    ■ユニマット リタイアメント・コミュニティ<9707>
    4-12月期(3Q累計)経常が42%増益で着地・10-12月期も38%増益。
     
    ■ケアネット<2150>
    今期経常は11%増で3期連続最高益更新へ。発行済み株式数(自社株を除く)の2.90%にあたる31万0237株(金額で3億円)を上限に自社株買いを実施する。
     
    ■MS&Consulting<6555>
    東証が20日付で東証1部に市場変更する。
     
    ■イーエムネットジャパン <7036>
    今期経常は33%増で4期連続最高益更新へ。
     
    【主な経済指標・スケジュール】
    【国内】
    14(木)
    10-12月期GDP速報値(8:50)
    《決算発表》
    ユニチャーム、大林組、パーソルHD、アサヒ、キリンHD、サントリーBF、昭電工、電通、トレンド、出光興産、浜ゴム、日本郵政、クボタ、かんぽ、ゆうちょ、T&DHD、第一生命、東京海上、コカコーラBJH、SOMPOHD、MS&AD
     
    【海外】
    米中閣僚級貿易協議(〜2/15)
    中国1月貿易収支
    米1月生産者物価指数(22:30)
    米11月企業在庫(2/15 0:00)
    《米決算発表》
    アプライド・マテリアルズ、NVIDIA、コカ・コーラ、ウェイスト・マネジメント、CMEグループ、ボルグワーナー、ハンティントン・インガルス・インダストリーズ、アイアン・マウンテン、PPL、クエスト・ダイアグノスティクス、CBSコーポレーション、アリスタネットワークス
     
    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

     

    [概況]

    110円後半で揉み合いが続いたドルはNY市場に入り発表された1月消費者物価指数の前年比で予想を上回る結果に米国債利回りは上昇し、ドルも買われて一段高となった。
     
    其の後もNY株式市場の上昇や米中貿易協議が進展し、米政府機関の再閉鎖が回避されるとの見方(期待)にドルは買われて終盤には昨年12月27日以来となる111円台に乗せた。
     
    そして引け間際に当日高値111.070円まで上昇し、最後も前日比+54銭高の111.020円と111円を維持して引け、予想を下回る経済指標に売られたユーロは下げ(-11.5銭)、EU離脱期限が延長されるのではとの思惑にポンドは急伸してプラス(+19銭)で引けるなど、主要通貨はマチマチな動きとなった。これまでドルの上値を抑えていた2つの不安要因が解決に向けて前進した為に株価は上昇し、ドルも111円に乗せる上昇となったが、米中貿易協議は時間が掛かるかも知れないが、政府機関の再閉鎖は回避されるとの見方が有力となり、ドルはまだ上値が期待出来るのではないか。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

    [株価材料]
     
    ■住友重<6302>
    前立腺がん診断薬の製造装置を開発へ
     
    ■トヨタ<7203>
    支給材価格据え置き
     
    ■リンテック<7966>
    車載向け粘着剤に参入
     
    ■SOMPO<8630>
    系列が医療現場の事故調査支援提供へ


    13日のNYダウ工業株30種平均は続伸し、前日比117ドル51セント高の2万5543ドル27セントと昨年12月3日以来ほぼ2カ月ぶりの高値で終えた。
    米中の貿易交渉の進展と米政府機関の再閉鎖回避への期待が続き、幅広い銘柄に買いが入った。
     
    米中両政府は14、15両日、北京で閣僚級による貿易協議を開催する。11日から次官級協議が始まっており、現地入りしたムニューシン財務長官は記者団に「これまでのところ非常に順調だ」と説明。中国の習近平国家主席がムニューシン氏やライトハイザー通商代表部(USTR)代表らと15日に会談するとの報道も協議進展への期待を高め、ダウは一時200ドル高まで上昇した。
     
    現行のつなぎ予算の期限が15日に切れる前に、トランプ米大統領が米与野党指導部が基本合意した新予算案に署名する可能性も引き続き意識されている。米政府閉鎖が回避できるとの観測も相場を支えた。
    このほか、米労働省が朝方発表した1月の消費者物価指数(CPI)が前月比横ばいと低調だったことから、連邦準備制度理事会(FRB)が当面は政策金利を据え置くとの観測が強まったことも投資家の安心感につながった。
     
    工業製品・事務用品のスリーエム(3M)や半導体のインテル、建機のキャタピラーなど中国の売上比率が高い銘柄の上げが目立った。ホームセンターのホーム・デポやIBMなども上昇した。
     
    市場では「米中協議の最中は合意への期待感から買われやすい。合意が織り込み済みであれば、結果が出た時点で株価がどう動くかは分からない」(日系証券)と警戒する声も聞かれた。
     
    セクター別では、エネルギーや消費者・サービスが上昇する一方でテクノロジー・ハード・機器や公益事業が下落した。
     
    ナスダック総合株価指数は4日続伸し、前日比5.759ポイント高の7420.378と昨年12月3日以来、約2カ月ぶりの高値で終了した。アマゾン・ドット・コムが上昇したほか、エヌビディアやマイクロン・テクノロジーなど半導体株も買われた。一方、ネットフリックスやフェイスブックといった主力株の一角が売られ上値は重かった。
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    25,543.27+117.51
    S&P500種
    2,753.03+8.30
    ナスダック
    7,420.378+5.759
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,315.10+1.10
    NY原油(ドル/バレル)
    53.95+0.85
    円・ドル
    110.98 - 110.99+0.30

     

    【シカゴ日本株先物概況】


    シカゴ日経平均先物は3日続伸した。
    3月物は前日比175円高の2万1095円で終え、期近物の終値としては2018年12月18日以来、約2カ月ぶりに2万1000円を回復した。
    大阪取引所の終値は65円下回った。米中貿易協議の進展期待や、米政府機関の閉鎖回避見通しを背景にした買いが続いた。
    米メディアが13日にムニューシン米財務長官をはじめ、政府関係者による米中貿易交渉の順調な進展ぶりを示唆する発言を相次ぎ伝えた。

    この日の3月物高値は2万1190円、安値は2万0900円。
     
    シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
    21095 ( -65 )
    シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
    21105 ( -55 )
    ( )は大阪取引所終値比






    【欧州株式市場】

     
     
    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7190.84(+57.70)
    FTSE100種総合株価指数は3日続伸した。前日の終値に比べ57.70ポイント高の7190.84と、終値ベースで2018年10月上旬以来、約4カ月ぶりの高値で引けた。
    米中貿易協議の進展期待が高まり、投資家に買い安心感が広がった。アジアや他の欧州、米国の株高も追い風となった。
    指数構成銘柄全体の約8割が上昇。中国経済の影響を受けやすい資源株が相場をけん引した。
    商品相場の上昇を背景に、資源株が買われた。
     
    個別銘柄では、堅調な通期決算を発表した梱包材メーカーのスマーフィット・カッパ・グループは7%近く上昇。同業のDSスミスも4.5%高と大幅高となった。航空機エンジンのロールス・ロイスは3.1%高と買われた。アナリストによる投資評価の引き上げを受けて上がった。米中貿易に対する懸念の後退でアジア株が上昇し、アジアとの関連が深い銀行のHSBCホールディングスとファッションのバーバリー・グループも買われた。住宅建設株も高くなった。英同業のガリフォード・トライが発表した上期の増益が好感された。金融株も堅調だった。
     
    半面、旅行のTUIは6%超下落した。アナリストが投資評価を引き下げたことが響いた。ネット専業スーパーのオカド・グループとスーパーマーケット株の値下がりも目立った。
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 11167.22(+41.14)
    ドイツ株式指数(DAX)は3日続伸した。終値は前日と比べて41.14ポイント(0.37%)高の11167.22だった。米中の貿易交渉が進展するとの期待が広がり、スペインを除く欧州各国の株式相場が上昇した。
     
    個別では、タイヤのコンチネンタルとハイデルベルクセメント、自動車のダイムラーの値上がりが目立った。
    一方で、複数のアナリストが株価目標を引き下げた鉄鋼のティッセン・クルップは大幅安となった。オンライン決済サービスのワイヤーカードの値下がりも大きくなった。
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 5074.27(+17.92)
    フランスの株価指数CAC40は上昇した。
     
     
     

02月14日 毎日コラム
「割安株と成長株」どう違い、どう選ぶ
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