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【市況一覧】
日経平均株価
37,628.48 -831.60 04/25
TOPIX
2,663.53 -47.20 04/25
マザーズ
640.12 -15.48 04/25
NYダウ平均
38,460.92 -42.77 04/25
ナスダック総合
15,712.75 +16.11 04/25



    今週は、結果的には小動きの展開だった。
    各種材料に一喜一憂の展開が続いた。米企業の決算では、キャタピラーやエヌビディアは急落した一方、アップルは悪材料出尽くしの見方から買いが入った。
    また、FOMCではFRBの予想以上のハト派的な姿勢が確認できたことが株高材料になった一方、為替市場ではドル安・円高が進行した。
    国内ではサンバイオの急落を受けて、新興銘柄が総崩れとなるような場面もあった。
    これら強弱材料に振らされながらも、相場を大きく崩すような悪い材料は出なかった。
    日経平均は週間では、約14円の上昇とプラスを確保して終えた。週足では陽線を形成した。
     
     
    来週は、もみ合い展開か。
    引き続き決算発表が多く、個別重視の展開が続く。
    イベント満載の今週を波乱なく通過し、FOMCも米国株の買い材料となったことから、全体的には落ち着いた動きが続くと考える。一方で、為替は日本株にはアゲインストとなる可能性が高い。
    全体相場としてはフシ目である2万1000円を大きく突破して買い上がる新たな材料は見出せなそうもないことから、上値の重い推移となりそうだ。
    下値は固いと考える一方、決算以外の材料には乏しくなる中、上値も重いと予想する。
     
    来週も引き続きトヨタやソフトバンクG、SBなど注目度の高い企業の決算発表が予定されているだけに、売買代金の一段の増加が見られるかに注目しておきたい。
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(1日現在)
     
    21865.93  ボリンジャー:+1σ(13週)
    21698.33  均衡表基準線(週足)
    21684.43  均衡表雲下限(週足)
    21634.72  ボリンジャー:+3σ(25日)
    21364.19  75日移動平均線
    21284.00  均衡表雲下限(日足)
    21200.21  ボリンジャー:+2σ(25日)
    21024.03  13週移動平均線
    20987.92  新値三本足陽転値
    20823.69  均衡表転換線(週足)
     
    20788.39  ★日経平均株価1日終値
     
    20765.69  ボリンジャー:+1σ(25日)
    20706.32  ボリンジャー:-1σ(26週)
    20700.94  6日移動平均線
    20667.93  均衡表転換線(日足)
    20331.18  25日移動平均線
    20182.12  ボリンジャー:-1σ(13週)
    19939.11  均衡表基準線(日足)
     
    今週の週足はローソク足の実体(始値〜終値の部分)が非常に狭く、上下(高値・安値)にヒゲを引く十字線という足を示現。
    一目均衡表では、日々線は緩やかに上昇する転換線上をキープ。遅行線は株価を上回って強気シグナル発生を開始するなど形状の改善が進んだ。
    ボリンジャーバンドでは、終値が昨日に続いて+1σを上回り、上昇トレンドの延長を示唆した。RSI(9日)は56.23%から54.19%へ低下。過熱感は乏しく、上値余地の大きさが窺える。
     
     
    【信用規制・解除】
     (1日大引け後 発表分)
     
    ■カワセコンピュータサプライ<7851>
    東証が4日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。
     
    ■オンコリス <4588>
    東証が4日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。
     
    ■ブライトパス<4594>
    東証が4日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。
     
     
     

    【大引け概況】
    1日の日経平均株価は小幅に続伸した。前日比14円90銭高の2万0788円39銭で終えた。
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:45 容量:16.38M

    過去のマーケット動画はこちら
     
    2018年12月19日以来、約1カ月半ぶりの高値となる。
     
    企業の2018年4〜12月期決算の発表が本格化し、好業績銘柄に買いが優勢になった。米中貿易協議の進展期待も相場の支えだった。日経平均は一時前日比150円超上昇。2万1000円回復まであと70円強に迫る場面があった。
    前日の米ハイテク株高を手掛かりに投資家心理が改善し、電機株などに買いが先行した。米中貿易交渉を巡り、中国の代表団が「重要な進展があった」などと述べたと伝わった。米中貿易摩擦の懸念が後退し買いの勢いが増した。
     
    しかし、買い戻しが一巡した後は当面の利益を確保する売りが増え、急速に伸び悩む展開だった低調な中国の景気指標を受け、上値では持ち高調整目的の売りが出た。米雇用統計など注目度の高い米経済指標の発表を前に様子見ムードは強く、相場の方向感は乏しかった。
     
    1月の財新中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が前月から低下し中国景気が減速しているとの警戒感が強まり、短期筋による売りが出た。週末接近で持ち高を傾ける動きは限定的で、日経平均の後場の高値と安値の差(値幅)は85円と狭かった。
     
    市場からは「上値は重いが、持ちこたえている感じだ。決算は好悪混ざり合って個別株の局地戦となっている。指数はさほど動かず、全体的にはもみ合い相場が続きそうだ」との声が聞かれた。
     
    JPX日経インデックス400は小幅に反落した。終値は前日比18.64ポイント安の1万3914.01だった。東証株価指数(TOPIX)も小反落し、2.86ポイント安の1564.63で終えた。
     
    東証1部の売買代金は概算で2兆4860億円。売買高は14億1807万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は793、値下がりは1268、変わらずは66だった。
     

    業種別株価指数(33業種)では、精密機器、医薬品、空運業の上昇が目立ち、その他製品、海運業、銀行業は下落した。
     
    個別では、18年4〜12月期が増収増益だった村田製作所が商いを膨らませ大幅高に買われたほか、キーエンス、ファナックなども高い。19年3月期に増益になるとの見通しを示したHOYAが大幅高。ファーストリテイリングが上昇、資生堂も堅調。アンリツが上値追い、大日本住友製薬もプラスで引けた。資生堂、第一三共が買われた。
    アイビーシー、デサント、ベリサーブ、ニチイ学館、小林製薬、長大、ベリサーブがストップ高に買われ、保土谷化学工業も活況高。クイック、JVCケンウッドなども物色人気となった。
     
    半面、家庭用ゲーム機の販売台数見通しを下方修正した任天堂が急落、ZOZOも売られた。三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクが軟調、東京エレクトロンも売りに押された。18年4〜12月期が最終赤字だった野村や、今期の業績予想を下方修正した味の素の下げが目立った。メガチップスがストップ安となり、アカツキも一時値幅制限いっぱいに売られた、ベルーナ、デクセリアルズも大幅安。日立金属も安い。
     
    東証2部株価指数は前日比6.36ポイント安の6670.09ポイントと反落した。出来高6153万株。値上がり銘柄数は188、値下がり銘柄数は206となった。
     
    個別では、ロックペイント、テクノアソシエが昨年来安値を更新。アイケイ、RVH、デュアルタップ、東亜石油、東京衡機は値下がり率上位に売られた。
     
    一方、弘電社がストップ高。NCS&Aは一時ストップ高と値を飛ばした。インスペックなど2銘柄は昨年来高値を更新。図研エルミック、理経、兼松エンジニアリング、エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート、大興電子通信は値上がり率上位に買われた。
     

    日経ジャスダック平均株価は小幅に反落した。終値は前日比7銭安の3376円00銭だった。
    新規材料難から模様眺めムードが広がり、小幅な値動きになった。今週は米連邦公開市場委員会(FOMC)や米中通商協議など海外政治イベントが目白押しだったが、いずれも波乱無く通過したため、手掛かり材料に乏しい模様眺めムードの強い展開となった。ただ、新興市場上場企業の2018年4-12月期決算の発表も本格化してきており、業績動向を見極めようとの姿勢も強まるなか、物色は個別材料株中心の売買に留まった。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で399億円。売買高は7689万株だった。
    値上がり銘柄数は269(スタンダード256、グロース13)、値下がり銘柄数は321(スタンダード300、グロース21)、変わらずは62(スタンダード60、グロース2)。
     
    個別では、第1四半期の営業利益が2ケタの減益となったものの悪材料出尽くし感から買われたセプテーニHDや業績予想を上方修正したリーダー電子などがストップ高となったほか、既存店売上高が低調となるなかで第3四半期の順調な進捗率が確認されたセリアも買われた。マクドナルド、セリア、ハーモニックなどが上昇した。
    このほか、夢の街創造委員会、幸和製作所、AKIBAなどが値上がり率上位に並んだ。
     
    一方、BBタワーやワークマン、テリロジーが下落した。
    値下がり率上位には、タウンニュース、ユタカ技研、日本銀行などが並んだ。


     東証マザーズ指数も反落した。終値は前日比11.35ポイント安の886.55だった。
    前日までに株価が上昇した銘柄に売りが出る一方、情報通信株の一角などが買いを集めた。サンバイオは大引けと同時に制限値幅の下限で取引が成立し、3日連続でストップ安となった。
    「好業績見通しを示した東証1部の中小型株などに、短期的な値幅取りを狙う投資家の資金が移った」といい、マザーズ市場とも売買代金は減少した。
    値上がり銘柄数は105、値下がり銘柄数は159となった。
     
    個別では、アイティメディアが昨年来安値を更新。ユナイテッド、イノベーション、リンク、ベガコーポレーション、リアルワールドが売られた。
     
    一方、リネットジャパングループ、ビープラッツ、Kudan、自律制御システム研究所が昨年来高値を更新。ビーブレイクシステムズ、はてな、テックポイント・インク、SBIインシュアランスグループ、フリークアウト・ホールディングスが買われた。
     

    【後場寄り付き概況】

    後場寄り付きの東京株式市場では、日経平均株価は、前営業日比51円53銭高の2万0825円02銭で始まった。
    東証株価指数(TOPIX)は、0.61ポイント高の1568.10で始まった。
    日経平均株価は当面の利益を確保する売りに圧迫され、上値が重い。東証株価指数(TOPIX)は前日終値付近での小動き。
     
    外国為替市場では、1ドル=108円90銭近辺の推移。アジアの主要株式市場は高安まちまち。
    個別では、村田製が上げ幅を縮小し、ファーストリテは前場高値付近でもみ合っている。ファナック、キーエンスが買われ、ソニーはしっかり。武田がにぎわい、アステラス薬も値上がりしている。
     
    半面、任天堂が大量の売りで大幅安となり、ソフトバンクGが下落。ZOZOの下げがきつく、サイバエジェは軟調。三菱UFJ、三井住友が下げ、野村も値下がりしている。
     
    前場の日経平均は米ハイテク株高を好感して一時3ケタの上げ幅となったものの、中国の経済指標悪化を受けて急失速した。ただ、中国・上海総合指数が比較的堅調に推移しており、後場の日経平均は再び強含む場面も出てきそうだ
     
    新興市場ではマザーズ指数が反落している。本日もサンバイオがストップ安水準まで気配値を切り下げているため、やむを得ない面はある。
    ただ、ジャスダック市場では業績の底打ち感が意識されたセリアやセプテーニHDが大幅高となっている。サンバイオ急落の影響は小さくないだろうが、個人投資家の物色意欲の根強さが窺える。
     
     ランチバスケットは250億円、差し引き10億円の売り越しとの観測。
     
     

    「アノマリー」

    「節分天井、彼岸底」というアノマリー。
    2月の初めが株価の天井で、そこから3月後半にかけて株価が下がっていくということ。
    しかしこれは米相場から来ているので当たらない事が多い。
    昨年は珍しく2月3日にNYダウは666ドルの下落となっていた。
    「2月は月足陽線になりやすい。商いは閑散」というのもある。
    節分から彼岸まではむしろ「花見ラリー」。
    第3四半期決算を通過し本決算への期待が高まるというのが理由。
    権利配当取りの買いが増えるからという理由もある。
    「低位株・小型株、低PBR株、高配当株、魅力的株主優待株が狙い目」という説もある。
    2月下旬はMSCIの銘柄入れ替え発表。
    「前年10月が下落していると2月は軟調」というアノマリーもある。
    2月は11月から4月までの6カ月間にわたる上昇相場の中で最も弱い月とされる。
    冬(11〜1月)の上昇相場の影響を受けて一息つくのが普通とも言われる。

    大和のレポートは「大発会安値は吉兆」。

    1月相場の日経平均は大発会の日が安値となった。
    このようなケースは25年ぶりのこと。
    過去に大発会の株価が1月相場での安値となった年は日経平均の年間騰落率が17勝2敗。
    しかも歴史的な上昇率を記録した年が多く含まれている。
    日経平均の過去の年間上昇率上位3位までの年が全て該当。
    上位10位までの年のうち7回が同様の展開。
    株価が大幅に上昇するような年では1月相場から既に強かった。

    1951 62.9%
    1952 118.4% 
    1953 4.2%
    1955 19.5%
    1957 ▲ 13.6%
    1958 40.5%
    1960 55.1% 
    1961 5.6%
    1964 ▲ 0.7%
    1965 16.5%
    1968 33.6%
    1969 37.6% 
    1972 91.9%
    1976 14.5%
    1978 23.4%
    1979 9.5%
    1984 16.7%
    1988 39.9%
    1994 13.2%

    スケジュールを見てみると・・・

    1日(金):有効求人倍率、10〜12月のGPIF運用実績、日欧EPA発効、米雇用統計、ISM製造業景況感
    週末:アメリカンフットボールNFLスーパーボウル
    4日(月):マネタリーベース、米製造業受注、中国春節(〜10日)
    5日(火):米貿易収支、ISM非製造業景況感
    6日(水):米10年国債入札
    7日(木):都心オフィス空室率、景気動向指数、米消費者信用残高、英国金融政策
    8日(金):景気ウォッチャー調査、オプションSQ、朝鮮人民軍創建日


    【2月】(9勝5敗で2位、陽線確率64.3%)

    日銀金融政策決定会合、米FOMC、ECB理事会ともに2月はなし

    1日(金)日・EU経済連携協定(EPA)が発効、有効求人倍率、10〜12月のGPIF運用実績米雇用統計、ISM製造業景況感、上げの特異日、ドンキがパン・パシフィック・インターナショナルに社名変更、QBハウスが値上げ
    3日(日)米・第53回スーパーボウル(AFCペイトリオッツ対NFCラムズ)
    4日(月)中国が春節(〜10日)変化日
    5日(火)ISM非製造業景況感
    8日(金)景気ウォッチャー調査、オプションSQ、鬼宿日
    9日(土)日本維新の会が党大会
    10日(日)自民党大会
    11日(月)建国記念の日で休場
    14日(木)GDP速報値、上げの特異日
    15日(金)ミュンヘン安全保障会議、変化日
    18日(月)米市場休場(プレジデンツデー)
    21日(木)下げの日、変化日
    22〜23日 東証IRフェスタ2019
    24日(日)政府主催の天皇在位30周年記念式典
    25日(月)「モバイル・ワールド・コングレス」(バルセロナ〜28日)
    28日(木)変化日


    (櫻井)


    1日午前の日経平均株価は続伸した。午前終値は前日比23円75銭高の2万0797円24銭だった。米連邦準備理事会(FRB)が金融政策の正常化を急がない姿勢を示したのを支えに、1月31日の米国市場で主要ハイテク株が上昇した。このため1日の東京株式市場でも関連銘柄に買いが先行した。
     
    ただ、外国為替市場では1ドル=108円台後半で推移するなど、米金利低下を背景としたドル安・円高の動きを警戒、前場後半に値を消し、一時前日終値を下回る場面もあった。
    1月の財新中国製造業PMI(購買担当者景気指数)の悪化が伝えられ、相場の重しとなった。その後持ち直したが、戻りは限定された。
     
    米国と中国の貿易協議は、ホワイトハウスが声明で「進展があった一方で、多くの課題も残されている」と指摘。それを踏まえ、両国首脳による会談が開かれる見通しとなった。
     
    市場関係者は、「交渉決裂という最悪の事態にはならなかった。緩和ムードが継続している」との受け止めが多く、下値不安感は後退している状況だ。
    中国の景況感の悪化が確認されるなど景気動向や企業業績の先行きは依然として不透明。積極的に上値を追う買いも入りにくいため、「日経平均が戻りを試す勢いはない」との声も上がっていた。
     
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに小反落した。
     
    前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆2813億円、売買高は7億2131万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は906、値下がりは1138、変わらずは79だった。
     
     
    業種別株価指数(33業種)は、精密機器、医薬品、電気機器が上昇し、下落は、その他製品、海運業、証券・商品先物取引業など。
     
    個別では、村田製作所は商いを大きく膨らませ大幅高となったほか、ファナックも堅調、アンリツは前日に続く急伸。キーエンス、資生堂も高い。アステラス、第一三共の上昇が目立った。アイビーシーが一時ストップ高に買われ、保土谷化学工業も一時ストップ高寸前まで買われる場面があった。LINEも物色人気となった。
     
    半面、任天堂が急落、ZOZOも大幅安。コマツ、野村の下げが大きかった。東京エレクトロン、コマツが軟調。メガチップスがストップ安に売り込まれ、アカツキも値幅制限いっぱいまで値を下げる場面があった。味の素、日立金属なども大きく下落した。
     
    東証2部株価指数は前日比6.36ポイント安の6670.09ポイントと反落した。
    出来高4020万株。値上がり銘柄数は188、値下がり銘柄数は206となった。
     
    個別では、ロックペイント、テクノアソシエが昨年来安値を更新。アイケイ、RVH、デュアルタップ、東亜石油、東京衡機が売られた。
     
    一方、弘電社がストップ高。NCS&Aは一時ストップ高と値を飛ばした。インスペックなど2銘柄は昨年来高値を更新。図研エルミック、理経、兼松エンジニアリング、エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート、大興電子通信が買われた。
     

    日経ジャスダック平均株価は小幅に反落した。前引けは前日比4円23銭安の3371円84銭だった。東証マザーズ市場でサンバイオが臨床試験の不調で3日連続で売り気配となるなか、個人投資家の心理悪化を映した売りが幅広い銘柄に出た。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で241億円、売買高は5002万株。値上がり銘柄数は245、値下がり銘柄数は340となった。
     
    個別では、シベール、ミヤコ、うかい、ピープル、光・彩など6銘柄が昨年来安値を更新。エスケーエレクトロニクス、ユタカ技研、日本銀行、愛光電気、タウンニュース社が売られた。
     
    一方、セプテーニ・ホールディングス、セリア、AKIBAホールディングス、幸和製作所、夢の街創造委員会が買われた。

    東証マザーズ指数は前日比16.79ポイント安の881.11ポイントと反落している。
    米中の閣僚級による貿易協議の行方や米国で今夜発表される1月の雇用統計などを控えて、全般は手掛かり材料難なだけに上値の重い展開となっている。また、臨床試験結果が失望を招き、連日ストップ安まで売り込まれたサンバイオが本日も下げており投資家心理悪化に警戒が必要だろう。マザーズ市場でも2019年3月期第3四半期決算の発表が本格化する中、業績動向を見極めたいとのムードも模様眺め機運を強める一因にはなっている。
     
    値上がり銘柄数は105、値下がり銘柄数は159となった。
     
    個別では、アイティメディアが昨年来安値を更新。ユナイテッド、イノベーション、リンク、ベガコーポレーション、リアルワールドが売られた。
     
    一方、リネットジャパングループ、ビープラッツ、Kudan、自律制御システム研究所が昨年来高値を更新。ビーブレイクシステムズ、はてな、テックポイント・インク、SBIインシュアランスグループ、フリークアウト・ホールディングスが買われた。
     

    【寄り付き概況】

    2月1日の日経平均株価は、前日比23円54銭高の2万797円03銭と続伸してスタート。
     
    前日のNYダウが小幅安だったもののナスダック総合指数は続伸、FRBが当面は利上げ見送り姿勢にあることから、ハイテク株などに買い安心感が働いている。東京市場でも米株市場がバランスを取り戻し上値指向となっていることで、投資家のセンチメントは改善している。ただ、足もと外国為替市場では円高警戒感が再燃しており、これが主力輸出株中心に買い手控え要因となる。
    個別には本格化している決算発表を横目に、神経質な展開が予想される。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種中、11業種が高く、値上がり上位に精密機器、金属製品、電気機器など。一方、値下がりで目立つのは銀行、紙パルプ、その他製品など。
     
    個別では、村田製、ファナックが買われ、ソニー、キーエンス、東エレクも堅調で、アンリツは続伸している。ファーストリテが締まり、大日住薬は小反発し、資生堂、ソフトバンクGが買われた。
    半面、ZOZOが売られ、任天堂は下押し、TOTO、味の素、エプソンもさえない。野村が気配値を切り下げ、三菱UFJ、みずほFGは売られている。

    225先物はアムロ・モルスタ・UBS・シティ・メリルが買い越し。
    クレディ・ソジェン・大和・パリバが売り越し。
    TOPIX先物はモルスタ・大和・バークレイが買い越し。
    メリル・野村・ソジェン・クレディが売り越し。
     
    テクニカル的にはSBS(2384)、双日(2768)、ラクト(3139)、サイバーコム(3852)、ライオン(4912)、NEC(6701)、アドバンテスト(6857)、メディパル(7459)、コメリ(8218)、地所(8802)、JR西(9021)、ANA(9202)、北沢産(9930)が動兆。
     

     
    「泰然自若とした職人」
     
    NY株式市場で主要3指数はマチマチ。
    NYダウは小幅に反落。
    S&P500とNASDAQは続伸。
    S&P500は月間で7.9%上昇。
    月間上昇率としては2015年10月以来の大きさ。
    1月としては1987年以来の大幅高となった。
    月間ではNYダウは7.2%、NASDAQは9.7%上昇。
    「1月効果のアノマリー」ということができそうだ。
    VIX(恐怖)指数は16.61に低下。
    第4四半期決算で売上高と利益がそろって市場予想を上回ったフェイスブックは10.82%急伸。
    2016年1月以来の大幅高となった。
    第4四半期の売上高とキャッシュフローが市場予想を上回ったGEは11.65%急伸。
    市場は週末の雇用統計に注目。
    非農業部門雇用者数は16.5万人増との予想。
    12月は31.2万人増だったから大幅減の見通しだ。
    ただ「雇用と賃金が予想を大幅に下回った場合、FRBが示した慎重な見方が裏付けられる。
    利上げの可能性が一段と低下する」という解釈だから素晴らしい。
    シカゴ景気指数は12月の63.8から56.7に大幅に低下。
    17年1月以来の低水準となった。
    週間新規失業保険申請件数は前週比5.3万件増の25.3万件。
    2017年9月以来、1年4カ月ぶりの高水準となった。
    市場予想の21.5万件も上回った。
    ただ「政府機関の一部閉鎖などの一時要因が作用した」との解釈だ。
    10年国債利回りは2.6%台。
    30年国債利回りは1月10日以来初めて一時3%を割り込み2.98%を付けた。
    ドル円は108円台後半で推移。
    引け後に決算を発表したアマゾンは第4四半期の売上高が市場予想を下回って着地。
    株価は2%弱下落。
    シマンテックは第4四半期の売上高と利益が市場予想を上回り株価は5%上昇。
     
     
    月末の日経平均は反発。
    パウエル議長が「利上げの可能性は弱まった」とコメントしたことからリスクオンムード。
    日経平均は寄り付き276円高、一時300円以上の上昇もあっての終値216円高。
    日足陰線ながら5日線(20683円)を上回った。
    終値ベースでは今年の最高値を更新。
    月間で758円高と月足は陽線で幸先の良い1月となった。
    一方で「米国の利上げ打ち止めは日米金利差縮小方向。
    円高・株安の圧力となる。そんな微妙な位置づけ」という声もある。
    海外投資家の変化を感じさせてくれてのはその売買動向。
    1月第4週(21〜25日)の外国人投資家買い越し幅は1201億円。
    11月第1週の買い越し(2441億円)以来11週ぶり。
    この11週間前の買い越しは11月の中間反騰(月間430円高)の前触れとなった。
    マザーズ指数も後場上昇幅を拡大。
    前日の嫌なムードを断ち切った格好だ。
    東証1部の売買代金は2兆5574億円。
    前日引け際の特殊要因がなくなっても773億円増えたことは好感。
    値上がり1563銘柄。値下がり493銘柄。
    新高値4銘柄、新安値19銘柄。
    騰落レシオは99.26。
    25日線(20315円)からは2.3%のプラスかい離。
    200日線(22149円)からは6.2%のマイナスかい離。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲7.632%。買い方▲13.559%。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲6.226%。
    買い方▲20.043%。
    空売り比率は42.8%で38日連続40%超。
    日経HVは16.4、日経VIは18.86と低下。
    日経平均採用銘柄のPERは12.06倍。EPSが1722円。PBRは1.10倍。
    シカゴ225先物終値は大証日中比75円高の20825円。
    高値20875円、安値20615円。
    12月第1週に下抜けた13週線(21022円)が当面のターゲット。
    週足陽線基準(寄付値ベース20746円、終値ベース20649円)が欲しい週末月初。
    ボリンジャーのプラス1σ(20740円)は昨日上回った。
    次はプラス2σ(21164円)に挑戦だ。
    「株高の日」だけに日足陽線も欲しい。
    気学では「後場高の日。始め安ければ買い狙い良し」。
     
    市場関係者とか投資家さんというのは職人さんのようなものだろう。
    アチラコチラに右顧左眄するのではなく泰然自若。
    自信と誇りと情熱をもって相場に対峙しなくてはならない
    頑固に相場を見続けること。
    終わりのない旅を日々続けること。
    誰も見つけていない法則やシナリオを描き続けること。
    これは結構キツイ。
    しかし原料や製法にこだわるのが職人さん。
    あるいは技術や製品にこだわり続けるのが職人さん。
    ある意味で完璧なこだわりの世界だ。
    そんなことは考えたこともないという人も多いことだろう。
    そんな域に達するまでは途方もない時間がかかるのも事実。
    そしてそれでAIに勝てるとも思えないのだが、どうしてもそう思ってしまう。
    「この寒さに立ち向かうのは、ハトと喫煙者のみ」と市場関係者。
    結構深い。
     
    NYダウは15ドル安の24999ドルと小幅に3日ぶりの反落。
    NASDAQは98ポイント高の7281ポイントと続伸。
    S&P500は23ポイント高の2704ポイントと続伸。
    ダウ輸送株指数は19ポイント安の10059ポイント。
    SOX指数は0.33%の上昇。
    VIX指数は16.61に低下。
    3市場の売買高は95億株と大幅増。
    CME円建ては大証日中比75円高の20825円。
    ドル建ては大証比85ポイント高の20835ポイント。
    ドル円は108.87円。
    10年国債利回りは2.632%。
     
     
    ◇━━━ カタリスト━━━◇
     
    E・Jホールディングス(2153)・・・動兆
     
    E・Jホールディングスに注目する。
    同社は建設コンサリティングが中核で地球に目を光らせてる銘柄。
    エイトコンサルと日本技術開発が07年に経営統合し発足。
    本社は岡山だが日本全国・アジア。アフリカ等で展開。
    インフラ・防災。無電柱。橋梁、トンネルなど国土強靭化はい追い風。
    一気通貫で行えることが強みだ。
    5月決算で第4四半期に集中。
    受注を見れば先が見える。
    PER6倍台。PBR0.4倍台は完璧に割安。
    証券コード2153=深い意味と読める。

    (兜町カタリスト櫻井)

     


    2月1日の東京株式市場は、続伸後、堅調な展開か。
    日経平均株価の予想レンジは、2万700円-2万1000円。
    昨日の堅調な地合いを受け、上昇してスタートしそうだ。
    現地1月31日の米国株式は、NYダウが小幅に反落する一方、ナスダック総合指数は続伸するなど、まちまちの動きだった。米中の貿易協議は、予断を許さない状況が続くが、妥結に向け前向きな発言が報じられるなど、進展を期待する動きがでることも期待される。
     
    国内も決算発表銘柄が多く、個別の売買は活況が見込まれる。強弱色濃く出るだろうが、商いが厚みを増すことで、全体としてはしっかりした動きが続くと予想する
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=108円台の後半(1月31日終値108円72-74銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=124円台の半ば(同124円99銭−125円03銭)と円高に振れている。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、31日の大阪取引所終値比75円高の2万825円だった。
     
     
    【好材料銘柄】 
     
    ■クイック <4318>
    今期経常を10%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も2円増額。
     
    ■新光電気工業 <6967>
    株主優待制度を新設。毎年3月末時点で300株以上を1年以上継続保有する株主に対し、3000円相当のカタログギフト(長野県・新潟県の特産品)を贈呈する。寄付することも可能。
     
    ■椿本興業 <8052>
    今期経常を12%上方修正・最高益予想を上乗せ。株主優待として、19年3月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、一律クオカード3000円分を贈呈する。今回限りの実施。
     
    ■ビジネスブレイン太田昭和 <9658>
    今期経常を33%上方修正・11期ぶり最高益更新へ。
     
    ■JBCCホールディングス <9889>
    発行済み株式数(自社株を除く)の1.79%にあたる30万株(金額で6億円)を上限に自社株買いを実施する。4-12月期(3Q累計)経常が34%増益で着地。
     
    ■チェンジ <3962>
    ヒアラブルデバイス(イヤホンに類似したマイク一体型のスマートデバイス)を活用し、ハンズフリーで業務アプリの音声操作が可能な音声UIサービスを提供開始。
     
    ■ハリマ化成グループ <4410>
    発行済み株式数(自社株を除く)の3.84%にあたる100万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施する。4-12月期(3Q累計)経常は28%増益で着地。
     
    ■NCS&A <9709>
    今期経常を40%上方修正、配当も2円増額。
     
    ■ジェイテック <2479>
    4-12月期(3Q累計)経常が3.6倍増益で着地・10-12月期も2.8倍増益。
     
    ■国際チャート <3956>
    4-12月期(3Q累計)経常は2.3倍増益・通期計画を超過。
     
    ■santec <6777>
    今期経常を一転26%増益に上方修正。
     
    ■リーダー電子 <6867>
    今期経常を35%上方修正、配当も7円増額。
     
    ■コスモ・バイオ <3386>
    前期経常を一転1%増益に上方修正。
     
    ■パートナーエージェント <6181> [東証M]
    シニアーライフから結婚相談事業の一部を譲受。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
    【国内】
    1(金)
    12月有効求人倍率(8:30)
    12月完全失業率(8:30)
    1月新車販売台数(14:00)
    1月軽自動車新車販売台数(14:00)
    日欧EPA発効
    《決算発表》
    ソニー、日立、NTTドコモ、武田、三菱自、豊田織機、デンソー、HOYA、小野薬、ダイセル、科研薬、CTC、ジェイテクト、三井物、セブン銀行、トヨタ紡織、豊田合、ガンホー、住友化、大塚商、コニカミノルタ、JFEHD、日精工、ローム、京セラ、京王、阪急阪神、SGHD、キーエンス、豊通商
     
    【海外】
    米1月雇用統計(22:30)
    米1月ISM製造業景況指数(2/2 0:00)
    米12月建設支出(2/2 0:00)
    《米決算発表》
    メルク・アンド・カンパニー、エクソンモービル、シグナ、ウェアーハウザー、シェブロン、エーオン、ハネウェル、アイデックス、ジョンソンコントロールズ
     
     


    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

    [概況]

    NY市場に入り発表された新規失業保険申請件数は予想より増え、第4四半期雇用コスト指数も予想を下回ってドルは売られ、序盤に当日安値108.490円まで値下がりした。
     
    しかしNY株式市場がダウ以外上昇で始まった事や、其の後発表された12月新築住宅販売件数が予想を上回った事などにドルは下げ止まりから上昇に転じ、其の後対ユーロでの上昇にドル/円も買われた。
    そして引け近くに108.950円まで上昇したが109円には戻す事が出来ず、最後は前日比-18銭の108.860円と109円を割れて引けた。
     
    バイトマン独連銀総裁の独経済の下振れリスクを指摘する発言にユーロも下げ、ポンドも売られたが、豪ドルやカナダドル、NZドルは上昇するなど、主要通貨はマチマチな動きで引けた。
    FOMCでのハト派的な声明やFRB議長が利上げに慎重な姿勢を示してからドルは下げ基調となっており、好調な米経済を考えればドルが下げ続けるとも思えないが、目先は下値を探る展開か。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

     

    [株価材料]
     
     
    ■神戸鋼<5406>
    傘下が酸化物半導体用成膜材料を開発 スマホなどを高精細に
     
    ■ニッパツ<5991>
    ECU用の冷却部品に参入 基板の熱処理や塑性加工技術を応用
     
    ■日立建<6305>
    420億円投じて過去最大の国内再編 収益重視の経営モデルへ
     
    ■新東工<6339>
    産業用ロボの先端や関節に装着する6軸力覚センサーに参入
     
    ■三菱電<6503>
    インフラ解析用車両を道路事業者や鉄道事業者向けに外販
     
    ■マキタ<6586>
    AIが電話回答するシステムを19年中に英語圏で開始
     
    ■シャープ<6753>
    高精細な「8K」テレビの画像処理を担うLSIを開発
     
    ■TDK<6762>
    フリップチップ実装機「AFMシリーズ」のラインナップを拡充
     
    ■堀場製<6856>
    米の新興計測器企業を買収 ナノ粒子計測技術に定評
     
    ■凸版印<7911>
    水にぬれた場所で使える紙パック開発 日用品・化粧品向け
     
    ■内田洋<8057>
    子会社が米MSのクラウドサービス契約が一元的にできる基盤開発
     
    ■京王<9008>
    19年度メドに新商品開発支援などでコンサルを開始


     


    1月31日のNYダウ工業株30種平均は前日比15ドル19セント安の2万4999ドル67セントと3日ぶりに反落で終えた。前日に大幅高となった反動で利益確定売りが優勢だった。
     
    ダウは利益確定の売りが出たほか、ダウ・デュポンなど一部の銘柄が相場を下押しし、取引中の大半をマイナス圏で推移した。ダウ・デュポンはこの日、2019年1〜3月期業績が減収になるとの見通しを発表し、売りが殺到。マイクロソフトも前日引け後に発表した18年10〜12月期決算で、法人向けクラウドサービスの売り上げが鈍化したことが嫌気され、下げが目立った。前日の決算発表後に大幅に上昇した航空機のボーイングは、利益確定売りに押され下げた。
     
    米長期金利の低下を受け、利ざやが縮小するとの見方からゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースといった金融株が軒並み下げた。ダウ平均は朝方に172ドル安まで下げた。
     
    ダウ平均は小幅に上げに転じる場面もあった。米連邦準備理事会(FRB)が前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げの棚上げに加えて資産縮小の見直しにも柔軟な姿勢を示した。金融引き締めに対する懸念後退が相場を支えた。
     
    米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は31日、中国の交渉団が米中首脳会談の2月開催を提案したと報じた。31日まで開催の米中の閣僚級の貿易協議でも、両首脳が交わす合意に向けて交渉が進んでいるとの期待が買いを誘った。
     
    セクター別では、メディアや電気通信サービスが上昇する一方で素材や銀行が下落した。
     
    ナスダック総合株価指数は前日比98.658ポイント高の7281.737で終えた。昨年12月3日以来ほぼ2カ月ぶりの高値となった。30日夕に発表した10〜12月期決算で売上高や1株利益が市場予想を上回ったフェイスブックが10%強上昇した。31日夕に決算発表を控えていたアマゾン・ドット・コムが買われ、アルファベット(グーグル)やアップルも上昇した。
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    24,999.67−15.19
    S&P500種
    2,704.10+23.05
    ナスダック
    7,281.737+98.658
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,325.20+9.70   
    NY原油(ドル/バレル)
    54.02−0.21
    円・ドル
    108.83 - 108.84  +0.11
     

    【シカゴ日本株先物概況】

    シカゴ日経平均先物は小幅続伸した。
    3月物は前日比35円高の2万0825円で引け、31日の大取終値を75円上回った。朝方にダウ工業株30種平均が反落して始まり、日経平均先物にも売りが先行した。
    その後はダウ平均が下げ幅を縮めるにつれ、じりじりと上げた。ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数の続伸も相場を支えた。30日までの米中貿易協議の結果を見極めたいと、取引に慎重な向きもあった。
    この日の3月物高値は2万0875円、安値は2万0615円。
     
     
    シカゴ日経225先物3月限 (円建て)
    20825 ( +75 )
    シカゴ日経225先物3月限 (ドル建て)
    20835 ( +85 )
    ( )は大阪取引所終値比



    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 6968.85(+27.22)
    FTSE100種総合株価指数は3日続伸した。前日30日の終値に比べ27.22ポイント高の6968.85で引けた。
    米連邦準備制度理事会(FRB)が前日の声明で利上げの停止を打ち出したことで、米国やアジアで株高が進んだ。ただ、英国株は伸び悩み、節目の7000台に届かなかった。欧州経済の減速懸念や英国の欧州連合(EU)からの「合意なき離脱」のリスクが上値を抑えた。
    構成銘柄の7割近くが下落したものの、指数への寄与度が大きい資源株が高くなり、指数を押し上げた。
     
     
    個別銘柄では、2018年決算で大幅な増益を発表したロイヤル・ダッチ・シェルの上げが目立った。 鉱業のアントファガスタが4.5%高とフレスニージョも3.3%高と大幅高となった。金価格が一時9カ月ぶりの高値水準を付け、大幅に上昇したことを受けた。
    時価総額の大きい酒類のディアジオが4%超高となり、指数の上げを主導した。中国とインドでの需要増で半期の売上高が市場予想を上回ったことに加え、自社株買いを発表したことが買い手がかりになった。
     
    半面、銀行株をはじめ金融株が軒並み下落した。欧州の長期金利の低下を背景に利ざやの縮小を意識した売りが出たようだ。資産運用のスタンダード・ライフ・アバディーンは、2.9%安と下げが目立った。アナリストが投資判断と目標株価を同時に引き下げたことを嫌気した。不動産株と通信株が売りに押された。
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 11173.10(-8.56)
    ドイツ株式指数(DAX)は続落した。終値は前日30日と比べて8.56ポイント安の11173.10だった。
     
    個別では、アナリストが目標株価を引き下げた重電のシーメンスと、コメルツ銀行との合併観測が再び取りざたされたドイツ銀行が安かった。前日に急落したオンライン決済サービスのワイヤーカードも小幅続落した。
    一方でIT(情報技術)のSAPや電力株が上昇した。
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 4992.72(+17.96)

     

02月01日 毎日コラム
勤務中にできなかった「相場が開いている時間」
・・・続き

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