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    [概況]

    28日、東京外国為替市場の米ドル円は一時109.760円まで上昇し、その後は109.400円付近で推移した。

    トランプ米大統領が27日、米朝首脳会談の開催に向けて、米代表団が協議に臨んでいるとツイッターで明らかにしたことなどを背景に米ドル円は上昇した。
    現在、欧州時間に入り、米ドル円は109.480円付近で推移している。
    引き続き、米朝首脳会談開催に向けた協議報道などには注目したい。

    テクニカル的には米ドル円は5日移動平均線(109.836円)が20日移動平均線(109.846円)を上から下抜けており上値は重そうか。
    また、同線が上値抵抗帯となる可能性も考えられる。仮に上抜けた場合は200日移動平均線(110.197円)などが控えている。

    [提供:カネツFX証券株式会社]

    【大引け概況】
    28日の日経平均株価は小幅に続伸し、前週末比30円30銭高の2万2481円09銭で終えた。
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:04 容量:9.12M

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     朝方は、買いが先行した。中止となっていた米朝首脳会談の開催に向け両国代表団の準備協議が明らかにされ、北朝鮮リスクが緩和された。ドル安・円高や時間外取引での米株価指数先物高も後押しし、一時2万2547円67銭(前週末比96円88銭高)まで上昇する場面があった。主力の値がさ株や電機、機械など輸出関連株の一角が堅調だった。原油安が原燃料費の減少につながるとの見方から空運や化学株も買われた。
     
    一巡後は利益確定売りに押され、いったん下げに転じ、その後は総じて前週末終値を挟んでもみ合い商状が続いた。大引けにかけては、円弱含みを支えに強含んだが、戻りは鈍かった。
     
    28日の米国株式市場が休場することもあり、全般は様子見気分となった。
    英米市場が休場で海外投資家の参加が少なく、最近まで堅調だった医薬品株が売られ,相場の上値を抑えた。円の対ドル相場が下げ渋ったのも株価の伸び悩みの要因となった。
     
    業種別株価指数(33業種)は、空運業、不動産業、パルプ・紙などが上昇した一方、石油・石炭製品、鉱業、海運業の下落が目立った。
     
    東証株価指数(TOPIX)は6日続落し、1.28ポイント安の1770.42で終えた。6日続落は、7日続落した2016年9月上中旬以来。JPX日経インデックス400は6日ぶりに反発した。終値は前日比3円26銭高の1万5662円22銭だった。
     
    東証1部の売買代金は概算で1兆8136億円。4月2日以来の低水準となった。売買高は10億6400万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は870と、全体の約4割を占めた。値下がりは1107、変わらずは106だった。

     
    個別では、ファストリやファナックなどの値がさ株が高かった。ソニーが買われ、村田製作所もしっかり、JAL、ANAホールディングスなど空運も買われた。日東電、三菱地所も上昇した。イワキ、ブレインパッドが大幅高、ソラスト、サニックス、宮越ホールディングス、ペガサスミシン製造、マネーパートナーズグループなども値を飛ばした。
     
    半面、トヨタ自動車が売られ、任天堂も下落した。国際石開帝石が年初来安値を付けたほか、JXTGホールディングス、昭和シェル石油など石油関連株が値を下げた。清水銀行が急落したほか、石川製作所、豊和工業など防衛関連株も利益確定売りに大幅安となった。インフォマートの下げも目立つ。
     
     
     
    東証2部指数は前週末比16.97ポイント安の7295.85ポイントと3日続落。出来高8654万株。
    値上がり銘柄数は212、値下がり銘柄数は235となった。
     
    個別では、富士ピー・エス、新内外綿、本州化学工業<、広栄化学工業、ソフト99コーポレーションなど22銘柄が年初来安値を更新。東亜石油、相模ゴム工業、プロパティエージェント、ベリテ、三光合成が売られた。
     
    一方、富士古河E&℃、北海道コカ・コーラボトリング、キタムラ、三光マーケティングフーズ、ケー・エフ・シーなど19銘柄が年初来高値を更新。イワキ、リミックスポイント、フライトホールディングス、トーヨーアサノ、日本モーゲージサービスが買われた。


     

     
    ジャスダック市場(大引け)=日経ジャスダック平均は4日続落、利益確定売りが優勢
     
    日経ジャスダック平均株価は小幅ながら4日続落し、前週末比2円53銭安の3960円34銭で終えた。午前を中心に小高い場面もあったが、利益確定売りが優勢となった。
     
    米朝首脳会談が開催される方向で再度調整されるなど地政学リスクの後退を背景に買いが先行する場面もみられた。ただ、両国首脳の発言に振り回される場面はしばらく続きそうで、買い戻し一巡後は様子見ムードが強まっていた。
    また、28日の英米市場が休場であることも買い見送り機運を強めていた。しかし、個人投資家を中心とした短期マネーは良好な企業業績やテーマ性のある銘柄を中心に資金シフトしており、全般は小幅なレンジ内での動きにとどまっていた。
     
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で607億円、売買高は1億4246万株だった。値上がり銘柄数は310(スタンダード292、グロース18)、値下がり銘柄数は307(スタンダード288、グロース19)、変わらずは65(スタンダード63、グロース2)。
     
    個別では、シンクレイヤ、クルーズ、夢真ホールディングス、ヒューマンホールディングス、YKTなど33銘柄が年初来安値を更新。細谷火工、岡藤ホールディングス、リプロセル、重松製作所、ニッパンレンタルが売られた。
     
    一方、やまねメディカル、スペースシャワーネットワーク、豊商事がストップ高。デジタルアドベンチャーは一時ストップ高と値を飛ばした。UTグループ、湖池屋、B-R サーティワンアイスクリーム、エスプール、翻訳センターなど19銘柄は年初来高値を更新。アイル、セキュアヴェイル、オンキヨー、不二ラテックス、ジャストプランニングがり率上位に買われた。


     

    東証マザーズ指数は前週末比1.02ポイント安の1157.71ポイントと4日続落で終えた。
    日経平均の続伸スタートにつれて買いが先行、3連敗の反動から高く始まったものの、全般相場の軟化で連動してマイナス転落。その後は方向感を欠く展開となった。
     
    取引開始直後は堅調な値動きだったが、次第に下値を切り下げる銘柄が増えた。米朝関係の行方を見極めようとの雰囲気に支配され、投資意欲が高まらない環境だった。
     
    売買代金は概算で830.45億円。騰落数は、値上がり119銘柄、値下がり122銘柄、変わらず7銘柄となった。
     
    個別では、ジェイテックコーポレーション、アプリックス、うるる、アンジェス、オンコセラピー・サイエンスなど13銘柄が年初来安値を更新。シェアリングテクノロジーは希薄化懸念から売られ、マザーズ下落率トップとなった。メディカルネット、アイリッジ、パルマ、クックビズが売られた。
     
    一方、トヨタ自との業務・資本提携を受けて人気化しているALBERTがストップ高。サンワカンパニー、デファクトスタンダード、みんなのウェディング、アドバンスト・メディア、ユーザベースなど11銘柄は年初来高値を更新。売買代金トップのクラウドワークス、直近IPO銘柄のアジャイルメディア・ネットワーク、JMC、フリークアウト・ホールディングスがり買われた。



     

    【後場寄り付き概況】

    28日後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比3円21銭安の2万2447円58銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、3.38ポイント安の1768.32で始まった。
    当面の利益を確保する売りがやや優勢となり、後場は日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに弱含み。
     
    外国為替市場では、1ドル=109円40銭近辺での推移。アジアの主要株式市場は総じて堅調。
     
    米連邦準備理事会(FRB)による今後の利上げペースを占う重要なイベントとなる。これらを見極めたいとする思惑も投資家の様子見ムードにつながるだろう。
    原油高一服で見直しが進む空運株や、中小型の材料株など一部の銘柄が散発的に買われる展開が続きそうだ。
     
    個別では、任天堂の売りが厚く、ソフトバンクGも下落。トヨタ、日産自、デンソー、ブリヂストンが値下がりし、三菱UFJ、三井住友、資生堂が売りに押され、武田もさえない。
     
    半面、ソニーが買われ、東エレク、村田製、ファナック、キーエンスは堅調。東海カはにぎわい、ブレインPは急伸し、JAL、ANAは締まっている。


     

    日本ダービーについてのある老練な市場関係者のコメントは「久々に馬券を」。
    「久々に馬券を買いました。
    まあ、久々と言っても、G1は年に何回か、ネットで購入します。
    年初からの収支はプラス1000円程度。
    今回のように「確率論」で行けそうなとき。
    逆にダメでもともとの穴狙いの両極端で行きます。
    こんなところで変に運を消費したくないので、あくまでも遊びです」。
    この「こんなところで運を消費したくないので」。
    市場関係者の多くが感じるところだ。
    小さなクジなど当たらなくても良い。
    たまたま1本早い電車に乗れなくても良い。
    飛行機の座席がグレードアップ。
    自販機のお釣りが50円多かった。
    「そんな些細な出来事に運は使いたくない。
    もっと大きな本格的相場や昇竜のような銘柄発掘に運は使いたい」。
    そう思う市場関係者心理。
    裏を返せばそこまで「運」に固執しても「運はなかなかつかめないもの」。
    「夢は教えてもらうものじゃない」というのはウォール街題材の有名な映画のキャッチコピー。
    夢は自分でつかむもの。
    そして幸運の神は後髪ではなく前髪をつかむものというのが市場の諺。
    一説ではレオナルド・ダ・ヴィンチの言葉とされている。
    ギリシャ神話の二人の「時の神」。 
    流れる「時間」を意味する「クロノス」。
    ターニングポイントなどの一瞬の「時」を意味する「カイロス」。
    このカイロスは頭にひとつかみの前髪だけが生えた肩とカカトに翼を持った少年。
    一瞬にして目の前を走り抜ける「カイロス=チャンス」を捕まえるには前髪をつかむしかない。
    通り過ぎた後を追いかけても、後ろ髪が無いので捕まえられない。
    前髪しかないというのも不自然ではありますが・・・。

    大和のレポートから。

    最近の米国株に見られる月の下旬から翌月初めにかけて軟化するパターン。
    「今後変化する可能性に注目」。
    昨年末までは、毎月下旬の米国株には上昇するパターンが見られた。
    今年に入ってからは軟化に転じている。
    昨年は比較的安定していたVIX指数が今年に入ってから急上昇した。
    月末・月初に出やすいリバランスが昨年までは株買い越し。
    今年は株売り越しに傾いた可能性が指摘される。
    ただ、VIX指数は直近で昨年並みの水準に低下。
    今後は再び昨年のようなパターンに戻る可能性も考えられよう。

    アノマリー的には・・・。
    5月下旬→6月はGDPと決算通過後の折返し。
    株主総会に向けての堅調。
    ただ国会会期末で政変注意というのもある。6月12月期決算企業の権利取り。
    一方、4月決算企業の配当。
    7月初旬にはETFの配当の再投資もある。
    株主総会後の増資にも注意。





    (櫻井)。


    28日午前の日経平均株価は小幅に反落した。午前の終値は前週末比5円52銭安の2万2445円27銭だった。東証株価指数(TOPIX)は3.49ポイント安の1768.21と、ともに小幅安。
     
    朝方は、買いが先行した。前週末の米国株式は高安まちまちながら、中止となっていた米朝首脳会談の開催に向け両国代表団の準備協議が明らかにされ、北朝鮮リスクが緩和された。対ドルでの円弱含みや時間外取引での米株価指数先物高も支えとなり、一時2万2547円67銭(前週末比96円88銭高)まで上昇する場面があった。
    一巡後は利益確定売りに押され、いったん下げに転じ、その後は前日終値近辺でもみ合い商状となった。
     
    28日の米国市場は休場。日本も市場参加者が少ない上、様子見気分が強く、午後も方向感が乏しい展開が続きそうだ。
     
    東証1部の出来高は5億3713万株、売買代金は8983億円。騰落銘柄数は値上がり814銘柄、値下がり1147銘柄、変わらず117銘柄。
     
    業種別株価指数(33業種)は、石油・石炭製品、鉱業、海運業の下落が目立った一方、空運業、不動産業、繊維製品などが上昇した。
     
    個別では、ファーストリテが締まり、ソフトバンクGは小幅高。ソニーが堅調、村田製作所が買われ、JAL、ANAホールディングスなど空運も高い。イワキが急騰、ブレインパッドも大幅高に買われた。サニックス、宮越ホールディングス、河合楽器製作所も値を飛ばした。
    半面、トヨタ自動車が売られ、任天堂も軟調。JR東海は8営業日ぶりに反落。マネックスGが下押し、三菱UFJはさえない。資生堂、花王が売られた。
    国際石油開発帝石、昭和シェル石油など原油関連も下落した。清水銀行が急落したほか、石川製作所も大きく利食われた。
     
    東証2部株価指数は前週末比13.98ポイント安の7298.84ポイントと3日続落。
    出来高4785万株。値上がり銘柄数は232、値下がり銘柄数は167となった。
     
    個別では富士ピー・エス、広栄化学工業、ゼニス羽田ホールディングス、小島鉄工所、フリージア・マクロスなど12銘柄が年初来安値を更新。東亜石油、ソルコム、三光合成、ベリテ、インタートレードが売られた。
     
    一方、富士古河E&C、北海道コカ・コーラボトリング、キタムラ、三光マーケティングフーズ、ケー・エフ・シーなど15銘柄が年初来高値を更新。イワキ、日本モーゲージサービス、RVH、省電舎ホールディングスが買われた。



     

    日経ジャスダック平均株価は4営業日ぶりに反発した。前引けは前週末比4円78銭高の3967円65銭だった。
    東証1部上場の主力大型株を押し上げるほど市場エネルギーは乏しいが、良好な企業業績を背景に中長期でみた相場の先高観は根強い。値動きが軽い中小型株への物色を促した。
    28日の米市場などが休場で海外勢の動きが鈍いなか、個人の存在感が相対的に大きい中小型株に資金が入りやすい面もあった。
    ジャスダック市場の売買代金は概算で354億円、売買高は8832万株。値上がり銘柄数は341、値下がり銘柄数は257となった。
     
    個別では、やまねメディカルがストップ高。スペースシャワーネットワーク、豊商事は一時ストップ高と値を飛ばした。UTグループ、湖池屋、B−R サーティワンアイスクリーム、翻訳センター、イーサポートリンクなど15銘柄は年初来高値を更新。
    京写、アイル、オンキヨー、愛光電気、Shinwa Wise Holdingsが買われた。
     
    一方、シンクレイヤ、クルーズ、ヒューマンホールディングス、パレモ・ホールディングス、ホリイフードサービスなど24銘柄が年初来安値を更新。細谷火工、重松製作所、ニッパンレンタル、リプロセルが売られた。

     

    東証マザーズ指数も4営業日ぶりに反発し、1.35ポイント高の1160.08で前引けを迎えた。
    東京株式市場は、強弱感対立のなか売り買いが交錯し方向感の定まらない動きとなったが値動きが軽い中小型株への物色を促した。
    値上がり銘柄数は138、値下がり銘柄数は103となった。
     
    個別では、ALBERTがストップ高。サンワカンパニー、デファクトスタンダード、アドバンスト・メディア、ユーザベース、すららネットなど9銘柄は年初来高値を更新。アジャイルメディア・ネットワーク、アクセルマーク、JMC、フリークアウト・ホールディングス、アルファポリスが買われた。
     
    一方、アプリックス、うるる、アンジェス、オンコセラピー・サイエンス、ナノキャリアなど10銘柄が年初来安値を更新。シェアリングテクノロジー、みらいワークス、メディカルネット、アイリッジ、HEROZが売られた。
     


    週末のNY株式はマチマチの動き。
    NYダウとS&P500は続落。
    「原油価格の急落でエネルギー株の下落が響いた。
    ただ半導体や小売セクターが上昇。下落は限定的だった」との?声が聞こえる。
    NASDAQは半導体セクターの堅調から続伸。
    週間ベースではNYダウが0.2%、S&P500は0.3%、NASDAQは1.1%それぞれ上昇した。
    4月の米耐久財受注は前月比マイナス1.7%で着地。
    市場予想のマイナス1.4%を下回ったがほとんど影響薄。
    週末に 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は韓国の文在寅大統領と会談。
    トランプ大統領との首脳会談開催への意欲を改めて示しており情勢は変化した格好。
    トランプ大統領も26日に「北朝鮮との首脳会談に向けた調整はうまく進んでいる」とコメント。
    6月12日のシンガポールでの米朝会談開催を依然として目指す考えを示している。
    債券市場は買い物優勢の展開。
    イタリア新政権やスペインの政治情勢を懸念して、低リスクとされる米国債が買われた格好だ。
    ユーロは下落。
    ドル円は109円台前半。
    週明け月曜はメモリアルデーの休場。
     
     
    週末の日経平均株価は4日ぶりの反発。
    もっとも値下がり銘柄数の方が多くTOPIXもJPX400も新興市場も下落。
    「日経平均の13円高はご愛嬌のようなもの。
    週末らしい買い戻しで反発という格好」という声もある。
    日経平均は週間では約479円の下落。
    週足では9週ぶりに陰線。
    日経平均の週間上昇記録は8週で止まり、止まった週に一気に下げた。
    「8週陽線などと数え始めるとその記録は途絶える」という法則の典型的な例でもあろうか。
    貿易摩擦問題や米朝会談中止の話題などが悪材料で企業業績とはかけ離れた展開の週だった。
    しかし月末を控え外部材料の変化に期待したいところでもある。
    25日線(22528円)からは0.3%のマイナスかい離。
    まずはこの奪還が重要だ。
    空売り比率は42.2%で4日連続の40%超。
    日経VIは15.76まで低下した。
    日経平均のEPSは1661円でPERは13.51倍。
    気学では「変化日にして前後場歩調が変わる日」。
    火曜は「吹き値売りの日。
    ただし後場急落したら買い狙え」となっている。
    月末31日の雲のねじれにも期待だろうか。
    NYはメモリアルデー。
    地球上で一番最初に米朝会談の可能性を評価するのが東京市場となる。
     
    日経朝刊での報道は「働きやすさと株価相関」。
    アナリスト協会は野村アセットのアナリストらに「証券アナリストジャーナル賞」を授与するという。
    受賞論文は「働きやすい会社のパフォーマンス」。
    上位企業は粗利率やROEが高い傾向があったという。
    株価の上昇傾向もあり、特に中堅企業でこの傾向が高いという。
    しかし働きやすさから業績が良いのかどうかなどの因果関係は示されていないとの記事。
    何だかなあという感じ。
    因みに日経の「人を活かす会社」調査が基準という。
     
     
     
    NYダウは58ドル安の24753ドルと続落。
    NASDAQは9ポイント高の7433ポイントと反発。
    S&P500は6ポイント安の2721ポイントと続落。
    ダウ輸送株指数は44ポイント高の10900ポイント。
    3市場の売買高は58億株と減少。
    CME円建ては大証比95円安の22345円。
    ドル建ては大証比80ポイント安の22360ポイント。
    225先物大証夜間取引は日中比90円安の22350円。
    ドル円は109.38円。
    10年国債利回りは2.931%。
     
     
    ◇━━━ カタリスト━━━◇
     
    乃村工芸(9716)・・・動兆。
     
    乃村工藝社に注目する。
    同社は展示施設、商業施設等の企画・設計・施工・運営監理の最大手。
    都内の駅前再開発、大型商業施設開業等が強い追い風。
    業績は絶好調。
    インバウンド、五輪関連。
     


    (兜町カタリスト櫻井)

    【寄り付き概況】

    28日の日経平均株価は前週末比38円16銭高の2万2488円95銭で寄り付いた。
    東証株価指数(TOPIX)は、0.20ポイント安の1771.50で始まった。
     
    週末25日の原油価格の急落でNYダウが続落した一方、ハイテク株比率の高いナスダックは反発するなど、まちまちの動きだった。為替相場が、前週末に比べやや円安に振れていることから買いが先行したようだ。
     
    米朝首脳会談はトランプ米大統領がいったん中止を表明したものの、その後実施に向けた協議の再開を始めた。朝鮮半島を巡る地政学リスクの後退はポジティブながら先行き不透明感もある。
    今週後半に米国の重要経済指標が相次ぐことで、これを見極めたいとの思惑も買い手控え要因となりやすい。外国為替市場では1ドル=109円台後半の推移と足もと円安含みに推移しており、輸出株の下支えとなりそうだ。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種中、16業種が高く、値上がり上位に空運、水産、不動産、繊維、電気機器など。 
     
    225先物は、みずほ・ドイツ・メリル・HSBC・野村・ソジェンが買い越し。
    UBS・アムロ・パリバ・GS・SBIが売り越し。
    TOPIX先物はドイツ・ソジェン・クレディ・三菱が買い越し。
    GS・みずほ・アムロ・バークレイズが売り越し。
     
    外資系等は、武蔵精密(7220)、河合楽器(7952)、システナ(2317)、不二油(2607)、光通信(9435)、日ヒューム(5262)、日空港ビル(9706)、アサヒ(2502)に注目。
     
    テクニカル的には、日本粉(2001)、エイジア(2352)、フォックスター(3687)、ティーガイア(3738)、アドソル(3837)、全国保証(7164)、京成(9009)、ANA(9202)、太平電(1968)、メンバーズ(2130)、シュッピン(3179)、ヒトコム(3654)、CTS(4345)、中外(4519)、久光(4530)、オレクル(4716)、ベル24(6183)、シード(7743)、ユニチャーム(8113)、サンリオ(8136)、東祥(8920)、セイノー(9076)、吉野家(9861)が動兆。
     

    今週の東京株式市場は、内外の政治情勢が注目される中、主要経済統計を手掛かりに売り買いが活発化しそうだ。日経平均株価の予想レンジは2万1900〜2万2600円程度と引き続き調整含みの展開が予想される。
    日経平均株価は、3月下旬から上昇基調が続いていたことから戻り売りが出やすい状況。「3月〜5月の上げ幅の半値押しの2万1800円程度まで下げる可能性もある」との声も聞かれた。
     
    28日の東京株式市場は、弱含みの展開か。
    日経平均株価の予想レンジは、2万2300円-2万2500円。
    テクニカル的には、日経平均の下限と見られていた25日線の2万2500円を先週に割り込んだことで調整が長引く可能性もある。
    日経平均の週足チャートでは26週移動平均線(前週末25日時点で2万2381円)がサポートラインとなっており、相場の下値抵抗力を見極める展開にもなりそうだ。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の半ば(前週末25日終値109円36-38銭)とやや円安方向にある。輸出関連株には見直しの動きが出る可能性もありそう。
    ただ、現地28日の米国やロンドン市場が休場となることから、海外投資家の動きは低調になることが見込まれ、見送りムードが強まることも想定される。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、25日の大阪取引所終値比95円安の2万2345円だった。
     
     
    シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
    22345 ( -95 )
    シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
    22360 ( -80 )
    ( )は大阪取引所終値比
     
     
     
    【好材料銘柄】
    ■ソラスト <6197>
    6月30日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施。
    最低投資金額は現在の3分の1に低下する。
     
    ■イワキ <8095>
    上期経常を72%上方修正、通期も増額。
     
    ■イワキポンプ <6237>
    6月30日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施。
    最低投資金額は現在の3分の1に低下する。
     
    ■キタック <4707>
    上期経常は25%増益で上振れ着地・通期計画を超過。
     
    ■スペースシャワーネットワーク <4838>
    インフルエンサーマーケティング事業を手掛けるGROVEの株式を取得し持分法適用関連会社化する。
     
    ■ミナトホールディングス <6862>
    株主優待制度を新設。毎年3月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、保有株数と継続保有期間に応じて、クオカードまたはmicroSDカードを贈呈する。
    クオカードは500円〜1万円分、microSDカードは16GB 1枚〜128GB 4枚の贈呈となる。
     
    ■ストリーム <3071>
    東証はストリームを6月1日付で東証2部に市場変更する。
     
    【主な経済指標・スケジュール】
    28(月)
    4月企業サービス価格指数(8:50)
    《決算発表》
    プラネット、DyDo、タカショー
     
    【海外】
    休場:米、ギリシャ


    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

    [概況]

    先週の24日にトランプ大統領が米朝首脳会談の中止を発表し、為替市場はリスク回避の円買いが優勢となってドルは109円を割れた(安値108.940円)が、翌25日に北朝鮮が会談開催の希望を表明した為に今度はリスク回避後退の動きとなってドルは109円後半まで反発し、最後も109円半ば付近(終値109.450円)で引けた。
     
    今週は本日が英米市場は祭日による休場となり、週末には米雇用統計を控えている事から、基本的に週末までは様子見姿勢の揉み合いを予想している。
     
    今週の米国は28日(月)メモリアルデー、29日(火)3月S&Pケースシラー住宅価格指数、5月消費者信頼感指数、30日(水)MBA住宅ローン申請件数、5月ADP雇用統計、第1四半期GDP改定値、地区連銀経済報告、31日(木)4月個人所得・支出、新規失業保険申請件数、5月シカゴ購買部協会景気指数、1日(金)5月雇用統計が発表予定となっている。
    このところの米経済指標は予想を下回る事が多くなっているが、米経済は好調で6月利上げが予想され、ドルが大きく売られる可能性は低いと見られる一方、貿易摩擦や北朝鮮リスクなど、ドルの上値を抑える要因も続いており、揉み合い継続と見るのが妥当ではないか。
     


    [提供:カネツFX証券株式会社]

    [株価材料]
     
    ■帝人<3401>
    車リアガラス向けのディスプレーになるPC開発
     
    ■住友化<4005>
    振動・異音抑える車用液晶ポリマー発泡樹脂開発
     
    ■アネスト岩田<6381>
    発電装置事業に参入
     
    ■エスペック<6859>
    低環境負荷の冷媒採用環境試験器発売へ
     
    ■ファナック<6954>
    政府とIoT連携向けプロジェクト立ち上げへ
     
    ■スクリン<7735>
    滋賀県に12年ぶり新工場建設へ


     



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