会員情報作成
ログイン
【市況一覧】
日経平均株価
38,079.70 +117.90 04/18
TOPIX
2,677.45 +14.30 04/18
マザーズ
659.87 +9.75 04/18
NYダウ平均
37,753.31 -45.66 04/18
ナスダック総合
15,683.37 -181.88 04/18


05月01日 マーケットコメント

05月02日 マーケットコメント

05月03日 マーケットコメント

05月04日 マーケットコメント

05月05日 マーケットコメント

05月07日 マーケットコメント

05月08日 マーケットコメント

05月09日 マーケットコメント

05月10日 マーケットコメント


    [概況]

    11日東京時間の外国為替市場は、方向感に欠ける相場展開となっている。

    米ドル円は、東京時間序盤に高値109.580円を示現した後、安値109.180円まで安値を更新、その後は同価格帯の間を方向感なく推移している。

    この他、クロス円通貨ペアでは英ポンド円が同様の値動きとなり安値147.60円から高値148.16円の間を推移している。

    この値動きについて一部の市場関係者からは、昨日の英中銀金融政策発表や米消費者物価指数など今週注目されていたイベントを消化したほか、週末ということもあって模様眺めムードが広がっているようだ。

    この後の時間については、22:15にドラギECB総裁会見のほか23:00に5月米ミシガン大学消費者信頼感指数(予想:98.5 前回:98.8)などの発表を控えている。

    ただ、先述したとおり週末ということで積極的な取引が手控えられるなかとあって、予想値と大幅なかい離が見られない場合は動意薄の可能性もありそうか。

    [提供:カネツFX証券株式会社]

    【大引け概況】
    11日の日経平均株価は大幅続伸し、終値は前日比261円30銭高の2万2758円48銭で引けた。2月2日以来3カ月ぶりの高値水準となる。 
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:03 容量:8.9M

    過去のマーケット動画はこちら
     
    前日の米株高を手掛かりに投資家のリスク運用を取る姿勢が強まった。
    2018年3月期の主要企業の決算発表が相次ぐなか、利益成長への期待が高い銘柄に買いが集まった。
    その後、伸び悩む場面もあったが、買い気は根強く上げ幅拡大の流れとなった。株価指数先物に断続的な買いが入るとともに、好業績株への買いも相場の押し上げにつながり、大引け前には一時2万2769円16銭(前日比271円98銭高)まで上昇した。
    投資家心理が改善するなか、株価が出遅れていた電機株などにも買いが波及し幅広い銘柄が上昇した。

    取引開始時点では株価指数オプションなどの特別清算指数(SQ)算出に絡む売買があった。SQ値は2万2621円77銭だった。

    JPX日経インデックス400は続伸。終値は前日比166.04ポイント高の1万5845.85だった。
    東証株価指数(TOPIX)も続伸し、17.34ポイント高の1794.96で終えた。

    東証業種別株価指数は全33業種中、29業種が上昇した。精密機器、パルプ・紙、機械が上げ、鉱業、石油・石炭、ゴムが下げた。

    東証1部の売買代金は概算で2兆9302億円。売買高は16億6275万株だった。
    東証1部の値上がり銘柄数は1325、値下がりは696、変わらずは62銘柄だった。
     
    個別では、半導体関連株が高く東京エレクトロン、村田製作所などが買い優勢、太陽誘電、ワイヤレスゲートも大幅高となった。オロも急騰。スズキ、TIS、フィックスターズも買われた。
    今期純利益8%増と発表した河合楽器製作所や日本ケミコンがストップ高となった。1-3月期(1Q)経常は48%増益で着地したビジョンも一時ストップ高となった。

    一方、三菱マテリアルや楽天が大幅安、トヨタ自動車が利益確定売りに押され、ぐるなび、TOWAも売られた。スルガ銀行、アコムも下げた。

    東証2部株価指数は前日比37.23ポイント高の7150.13ポイントと3日ぶり反発した。
    値上がり銘柄数は198、値下がり銘柄数は259となった。

    個別では、14時に決算を発表したヒラノテクシードがストップ高。今期経常は34%増益、6円増配を好感した。
    セブンシーズホールディングス、川本産業、キクカワエンタープライズは一時ストップ高と値を飛ばした。

    日本電通、北陸電話工事、魚喜など16銘柄は年初来高値を更新した。
    東邦化学工業、田岡化学工業、技研ホールディングス、ノザワが買われた。

    一方、省電舎ホールディングス、丸尾カルシウム、ロンシール工業、東邦化学工業など15銘柄が年初来安値を更新した。
    アオイ電子、日本伸銅、日本精鉱、兼松エンジニアリングが売られた。

    日経ジャスダック平均株価は、前日比5円14銭安の3979円10銭と3日続落した。
    決算発表などで悪材料が出た銘柄などに売りが目立った。中小型株は決算発表が東証1部銘柄に比べて総じて遅く、発表内容への警戒感から買い控えにつながったとの見方があった。
    一方、米株高を背景に東証1部の主力銘柄が堅調に推移し、ジャスダックの時価総額上位銘柄の一角がつれ高したことが下値を支えた。

    市場では「値動きが大きい東証1部銘柄に個人投資家の買いを奪われる形となった」といい、新興企業市場は値下がり銘柄の数が値上がり銘柄を上回った。
    もっとも、決算発表で好業績が確認された銘柄などを個別に買う動きは見られ、相場全体としては底堅さを保った。

    ジャスダック市場の売買代金は概算で696億円、売買高は9489万株だった。
    値上がり銘柄数は303、値下がり銘柄数は339となった。

    個別では、100円ショップ大手のセリアや創薬ベンチャーのラクオリア、眼鏡専門店のビジョナリーが下落した。
    減配を発表したシンデン・ハイテックスがストップ安。今期経常は20%減益を発表した前田製作所は一時ストップ安と急落した。
    クルーズ、エスエルディー、エムケイシステム、大阪油化工業など21銘柄は年初来安値を更新した。
    サニーサイドアップ、昭和真空、ズーム、カーディナル、横浜丸魚が売られた。

    一方、1-3月期(1Q)経常は25%増益で着地と発表した応用技術がストップ高。やまねメディカル、フォーサイドは一時ストップ高と値を飛ばした。
    シード平和、幼児活動研究会、タウンニュース社、アーバネットコーポレーションなど14銘柄は年初来高値を更新した。
    SEMITEC、UTグループ、エン・ジャパン、オールアバウトが買われた。

    東証マザーズ指数は前日比3.29ポイント安の1144.56ポイントと3日続落した。

    相場全体の地合いは悪くなかったが、時価総額が大きい銘柄に売りが出て株価指数を押し下げた。
    値上がり銘柄数は111、値下がり銘柄数は128となった。

    個別では、決算発表をきっかけにそーせいやミクシィが売りに押された。JIG-SAW、テラスカイ、HEROZ、そーせいグループなど11銘柄が年初来安値を更新した。
    グローバルウェイ、ソネット、ファイバーゲート、MRTが売られた。

    一方、EPARKと資本・業務提携を発表したエクストリーム、アクアラインが一時ストップ高と値を飛ばした。
    サンワカンパニー、ソウルドアウト、メディカルネット、ジャパンインベストメントアドバイザーは年初来高値を更新した。
    ペット向けの医療保険事業のアイペット損害保険、オウチーノ、イノベーション、総医研ホールディングスが買われた。

    【後場寄り付き概況】

    後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比226円80銭高の2万2723円98銭で始まった。
    東証株価指数(TOPIX)は、13.61ポイント高の1791.23で始まった。
    好決算銘柄への物色が続く前場の地合いを引き継ぎ、日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに高値圏を維持している。
    外国為替市場では、1ドル=109円30銭近辺での推移。アジアの主要株式市場は高安まちまち。
     
    個別では、KDDI、ソフトバンクが値を上げ、東エレク、ファナック<といったハイテク株が買われた。マネックスG、三菱UFJが続伸し、武田は小高く、東電力HDが堅調。
    任天堂が強含み、SUMCO、パナソニックも強い。スズキが急反発し、太陽誘電は年初来高値となっている。

    半面、楽天、ディーエヌエーが売られ、国際帝石は軟調。トヨタ、日産自が小反落し、ブリヂストンは軟化。東海カ、昭和電工は小甘い。

    ランチバスケットは28件、417.49億円、30億買い越し。

    11日の日経平均株価は続伸した。午前の終値は前日比202円58銭高の2万2699円76銭で前場を終えた。
    前日の米ダウ工業株30種平均が196ドル高と6日続伸し、投資家がリスク運用を取る姿勢を強めて日本株にも買いが先行した。
    2018年3月期の決算発表のピークを迎える中で、良好な業績を開示したスズキやKDDIなどに買いが集まり、相場全体の強含みにつながった。

    ただ、米国ではインフレ加速観測が後退しており、為替相場は円高に振れている状況で、東京株式市場では、短期的に相場の過熱感が高まっていることもあり、買い注文が一巡した後は上値追いの勢いは限られた。

    日経平均ミニ先物・オプション5月限のSQ推定値は2万2621円77銭。
    為替市場は、日銀の国債買入オペ減額の思惑から109円19銭付近まで急落したが、109円40銭付近まで反発した。 

    前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆4722億円、売買高は8億4143万株だった。
    東証1部の値上がり銘柄数は1150。値下がりは834、変わらずは97銘柄だった。

    JPX日経インデックス400は、116.76ポイント高の15,796.57ポイント、東証株価指数(TOPIX)は11.53ポイント高の1789.15と、ともに上伸した。
    業種別株価指数は、精密機器、電気機器、機械の上昇が目立ち、下落は、鉱業、繊維製品、ゴム製品など。

    個別では、精密機器のテルモや、電機株のパナソニック、太陽誘電が大幅高となった。KDDI、ソフトバンクなどの情報通信株も高い。イーレックスが前・今3月期と連続最高益更新となり、ストップ高気配で推移した。

    半面、18年3月期決算が減益となった国際帝石が売られ、ブリヂストンも下げた。新たな製品データの改ざんが見つかった三菱マテリアルは大幅に下げた。19年3月期が減益になる見通しを示したディーエヌエや東邦鉛は急落した。

    東証2部株価指数は前日比28.83ポイント高の7141.73ポイントと3日ぶり反発した。
    値上がり銘柄数は198、値下がり銘柄数は224となった。 

    個別では19年3月期は営業利益3.1倍で2円増配となった川本産業、10日に復配を発表しているセブンシーズホールディングスが一時ストップ高と値を飛ばした。
    日本電通、ジャパンミート、魚喜、TTK、MCJなど11銘柄は年初来高値を更新した。
    ヨネックス、田岡化学工業、技研ホールディングス、ビート・ホールディングス・リミテッドは値上がり率上位に買われた。 
    一方、丸尾カルシウム、ロンシール工業、省電舎ホールディングス、東邦化学工業など10銘柄が年初来安値を更新。
    日本伸銅、ソフト99コーポレーション、ダイトーケミックス、エムジーホームは値下がり率上位に売られた。

    日経ジャスダック平均株価は小幅続落した。前引けは前日比3円04銭安い3981円20銭と3日続落となった。
    決算発表などで悪材料の出た銘柄に失望売りが出た。一方、米株高を背景に東証1部の主力銘柄が買われ、ジャスダックの時価総額上位銘柄の一角がつれ高したことが下値を支えた。

    ジャスダック市場の売買代金は概算で404億円、売買高は5090万株。
    値上がり銘柄数は287、値下がり銘柄数は300となった。

    個別では創薬ベンチャーのラクオリアが下落、クルーズ、パレモ・ホールディングス、エスエルディー、エムケイシステム、ブロードメディアなど16銘柄が年初来安値を更新した。
    サニーサイドアップ、昭和真空、アイ・ピー・エス、ズーム、新報国製鉄が売られた。

    一方、やまねメディカル、1Q経常が25%増益で着地となった応用技術が一時ストップ高と値を飛ばした。
    シード平和、タウンニュース社、カッシーナ・イクスシー、アーバネットコーポレーション、ビーイングなど10銘柄は年初来高値を更新した。
    マクドナルド、ハーモニック、UTグループが買われた。

    東証マザーズ指数は前日比5.03ポイント安の1142.82ポイントと3日続落した。
    値上がり銘柄数は113、値下がり銘柄数は126となった。ミクシィ、そーせいなど指数寄与度の高い銘柄に売りが出た。

    個別ではミクシィ、JIG−SAW、テラスカイ、HEROZ、そーせいグループなど11銘柄が年初来安値を更新した。
    グローバルウェイ、ソネット・メディア・ネットワークス、ファイバーゲート、ベストワンドットコム、日本動物高度医療センターは値下がり率上位に売られた。 
    一方、アクアラインが一時ストップ高と値を飛ばした。
    サンワカンパニー、メディカルネット、ベイカレント・コンサルティング、ジャパンインベストメントアドバイザーは年初来高値を更新した。
    アイペット損害保険、グレイステクノロジー、バリューデザイン、MS&Consulting、総医研ホールディングスは値上がり率上位に買われた。


    【寄り付き概況】

    午前10時時点の日経平均株価は前日比168円33銭高の2万2665円51銭だった。

    朝方は、米利上げ観測の後退を背景に10日の米国株式が上昇した流れを好感し、買いが先行した。

    株価指数先物にまとまった買い物が断続的に入り、上げ幅を拡大し、一時2万2714円29銭(前日比217円11銭高)まで上昇した。

    好決算銘柄への買いも相場上昇につながっている。その後は対ドルでの円強含みもあって伸び悩み商状となっている。

    10時時点の騰落銘柄数は値上がり1155、値下がり814、変わらずは110だった。

    業種別では33業種中、27業種が高く、値上がり上位に精密機器、情報通信、電気機器、食料品、医薬品、機械など。半面、値下がりで目立つのは鉱業、繊維、ゴム製品、非鉄など。

    個別では、10日の米フィラデルフィア半導体株指数の上昇を手掛かりに、東エレクやスクリンなど半導体関連株が高い。

    村田製作所が買われ、旭化成やエーザイも一段高。

    一方、東レやブリヂストン、クボタは下げ幅を広げている。

    225先物はみずほ・UBS・GS・モルスタ・GSが買い越し。 JP・メリル・アムロ・ソジェン・野村が売り越し。

    TOPIX先物はJP・メリル・クレディ・バークレイズが買い越し。 パリバ・野村・ソジェン・アムロが売り越し。

    テクニカル的には協和エク(1951)、亀田製菓(2220)、システナ(2317)、カカクコム(2371)、SBS(2384)、さくら(3778)、アバント(3836)、サイバーコム(3852)、宇部興(4208)、サイバネット(3852)、キョーリン(4569)、洋インキ(4634)、丸一鋼管(5463)、ヤーマン(6630)、カシオ(6952)、IHI(7013)、HOYA(7741)、兼松(8020)、日ユニシス(8056)、稲畑産(8098)、東邦(8129)、ソーダニッカ(8158)、センコー(9069)、東陽倉(9306)、ワイヤレスG(9419)が動兆。

    NY株式市場は続伸。
    NYダウは200ドル近い上昇。
    6日続伸で年初来高値水準まで戻してきた。
    NASDAQも70ポイント近い上昇で5日続伸。
    「消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回る伸びにとどまったことから年内の米利上げペース加速を巡る懸念が後退した」との解釈だ。
     消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前月比0.2%上昇と、3月の0.1%下落から持ち直した。
    市場予想の0.3%上昇は下回った。
    ガソリンは値上がりしたが医療費の伸びが鈍化。
    全体の物価上昇を抑制した格好。
    過度な警戒感は後退した。
    4月の財政収支は個人所得税による歳入増を背景に2140億ドルの黒字で着地。
    前年同月の黒字は1820億ドル。
    市場予想は1937億5000万ドルの黒字だった。
    週間新規失業保険申請件数は前週から横ばいの21万1000件で約48年ぶりの低水準を維持した。
    個別銘柄ではアップルが上昇し、時価総額1兆ドルに迫った。
    10年国債利回りは一時3%割れ。ドル円は109円台半ばで推移。
    米朝首脳会談は6月12日にシンガポールでの開催決定。
    
    
    木曜もトヨタがけん引した上昇。
    「水曜が99円安で木曜が88円高とゾロ目で似たような値幅。
    「木曜の方が煮詰まって中身の濃い印象もある」という見方だ。
    好決算で値を飛ばし、決算不振銘柄が売り優勢という決算時期特有の値動きだ。
    課題は25000円の壁を一気に抜けるかどうかだろう。
    25日線からは2.1%のプラスかい離。
    騰落レシオは119.98%。
    空売り比率は39.1%で4日連続の40%割れ。
    日経平均のEPSは1659円まで低下しPERは13.56倍。
    一昨日のトヨタの今期減益見通しを受けた格好だろう。
    シカゴ225先物終値は大証日中比15円高の22515円。
    一応オプションSQの日だからSQ値を上回って終われるかどうかが課題の週末。
    気学では「初め高いと後安の日。逆なら見送れ」とあまりよくない。
    
    ・・・・・・・・・・・・・・・・
    
    複雑な数式やコンピュータープログラムの発達、株価や市場の発する兆しやシグナル。
    それによって投資に成功がもたらされるとは到底思えない。
    必要なのは賢明な判断と市場心理の浮き沈みに振り回されない強靭な精神力である。
    (ウォーレン・バフェット)
    
    株投機は世界で最も魅力的なゲームだ。
    しかし怠惰な人、感情をコントロールできない人、それに手っ取り早く儲けようなどと思っている人は、
    絶対に利益を上げることはできない。
    市場は変わらない。
    変わるのはその顔ぶれが変わるのだ。
    (ジェシー・リバモア)
    
    株価が変動する姿にのみ意識を集中させよ。
    変動の理由に気をとられるな。
    (ジェシー・リバモア)
    
    「損が明らかな時には損切り」「利益が見込める時には利喰わない」が鉄則だ。
    (ジェシー・リバモア)
    
    確信と謙虚さのバランスは、幅広い経験とミスから学ぶのが一番です。
    反対側で売買している人間にも見通しがあるはずです。
    なぜ彼は売るのだろう。
    自分の知らない何を知っているのだろう。
    常にそう自問するのです。
    (マイケル・スタインハルト) 
    
    私は分散投資を信じたことはないし、今後も信じないだろう。
    これはトレーディングを始めたころに読んだ本の影響かもしれない。
    ニコラス・ダーバスもジェシー・リバモアも買った値上がり株に価値がある間はその株で取引し続けただろう。
    (ゲイリー・スミス)
    
    取引上の大罪の二つは「損失に幅を与え過ぎること」。
    それから「早々に利益を確定してしまうこと」だ。
    しかし、いずれも現在のポジションを成功させようとして犯してしまう罪なんだ。
    (ウィリアム・エックハート)
    
    罫線に明るくなって、家は闇
    罫線の先生いつも引かれ玉
    罫線をかじったばかりに下手になり
    罫線屋、足を引き引き足を出し
    相場師の舌を閻魔は持てあまし
    
    「相場かるた」(近世いろは相場金言集)。
    ↓
    [い] 陰陽はめぐりめぐりて循環す、陰極まりて陽となるなり
    
    [ろ] 論をたて相場の逆を張る人は、論に勝っても相場に敗れる
    
    [は] はじめから損する覚悟で相場せよ、思惑過ぎれば機会を失う
    
    [に] 忍耐し時期の到来まつが仁、あせって出れば負けと知るべし
    
    [ほ] 誉められる仕手は全盛の極みなり、人より先に提灯を消せ
    
    [へ] へ理屈をこねて自分の玉かばう、深いるばかりで損も見切れず
    
    [と] 獲った金儲けなりとて使うなよ、あずかったつもりで蓄えておけ
    
    [ち] チャンスは一瞬のうちに駆け巡る、先をよく読みはやく手を打て
    
    [り] 利乗り玉まよえば半分手仕舞いて、気分しずめて守れ福の神
    
    [ぬ] ぬかるなよ見切りかんじん意地はるな、損して得とることもある
    
    [る] るいよりて集まる意見は時遅し、その裏道をふかく考えよ
    
    [を] 大相場小相場のみわけ肝心なり、損も利益もここにはじまる
    
    [わ] 割安と思えるときは買い時なし、割高のときに売り時なし
    
    [か] 買い玉の引かれたときに意地はるな、もどり少なく深手おうなり
    
    [よ] 寄りつきに呆けた相場は心せよ、気配かわるはおおくはこのとき
    
    [た] 建て玉の損益計算するべからず、利食い急げよ損は見切れ
    
    [れ] 連日のつづく相場にふたつあり、老いにつかず若きにつけ
    
    [そ] 相場ほど世に面白きものはなし、うまく当たれば億万長者
    
    [つ] ついむかし底値百日というけれど、いまは機敏で反発も急
    
    [ね] 値に惚れて売買するのは慎めよ、大相場にはきっと損する
    
    [な] なん人も見込み違いはあるものよ、意地を張らずに出直すが勝ち
    
    [ら] 楽々と儲かるときは気を抜くな、千載一遇このときにあり
    
    [む] 無駄遣いするカネがあるなら相場せよ、長者になれる真の近道
    
    [う] 売り方で引かれる間はながけれど、下がる相場は速きものなり 
    
    [ゐ] 居座りて焦ると損は増すものよ、手数だけでも落ちつけば得 
    
    [の] 野も山もみな一面に強気なら、阿呆になりて売りの種まけ
    
    [お] 大相場見定めつけばついて行け、宝の山にともに登れる 
    
    [く] クソ度胸だすはよけれどヤケクソに、ならぬように心おくべし 
    
    [や] 山をみて谷のふかさを予測しろ、勇気をだしてドテン売り 
    
    [ま] まだまだと人がいうとき利食いせよ、もうというとき心ゆるめるな 
    
    [け] 怪我もせずおおきくなれる子供なし、失敗かさねて相場の達人 
    
    [ふ] 不手際でカネが減ったと悔やむなよ、預けてあると思え 
    
    [こ] 小相場のときは難平玉建てよ、チャブつかぬための小楯になる 
    
    [え] 栄光の道はけわしくきびしくも、人より一歩の努力かさねよ 
    
    [て] 天井買い底値突っ込みするなかれ、もどりをまつは損のもと 
    
    [あ] あまるものに原価なし、相場なきものつねに知りおけ 
    
    [さ] 三力がそろえば相場つよく張れ、資力・胆力・努力これなり 
    
    [き] 気のむいた時は吉日躊躇するな、考えこめば出るときなし 
    
    [ゆ] ゆとりある資金建て玉かなめなり、フルイ落としてダマシに勝つ 
    
    [め] めでたくも春をむかえる心なら、引かれ玉にモチを食わすな 
    
    [み] 見切るとき見切らず日々すごす、深入るばかりで損を見切れず 
    
    [し] 仕掛けるに難平極めて玉建てよ、負けたときに苦労すくなし 
    
    [え] 遠方の相場するひと利益あり、ちかく見ぬだけ迷いすくなし 
    
    [ひ] 人の行く裏に道にあり花の山、いずれを行くも散らぬ間に行け 
    
    [も] モウモウと思う相場はおく深し、損玉あればはやく手仕舞え 
    
    [せ] 成功を急げは苦労絶え間なし、小さな玉から徐々に積み上げ 
    
    [す] 掬うても掬うても尽きぬ金儲け、おくれるとても急ぐな急くな 
    
    [ん] 運鈍根三つのみでは財つめず、勤勉倹約の二運を忘れるな 
    
    [京] 強弱はいうより聞けよ相場道、きいて盆ありいうて得なし
    
    NYダウは182ドル高の24542ドルと5日続伸。
    NASDAQは73ポイント高の7339ポイントと4日続伸。
    S&P500は25ポイント高の2697ポイントと反発。
    ダウ輸送株指数は62ポイント高の10507ポイント。
    3市場の売買高は71億株と増加。
    CME円建ては大証比65円高の22485円。
    ドル建ては大証比80ポイント高の22500ポイント。
    225先物大証夜間取引は日中比70円高の22490円。
    ドル円は109.74円。
    10年国債利回りは3.006%。
    (兜町カタリスト櫻井)

    11日の東京株式市場は、堅調な展開が続きそうだ。

    日経平均株価は、予想レンジ:2万2400円−2万2700円。

    きょう11日は、800社を超える上場企業が決算発表を予定。「全体(森)よりも木(個別)」に関心が向かうとみられ、選別物色が強まる可能性も想定される。

    為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の半ばと円高に振れている。対ドルでの動きに対し、神経質な場面もありそう。

    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、10日の大阪取引所終値比15円高の2万2515円だった。
    【好材料銘柄】
    ★★シード平和 <1739>
    6月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。
    最低投資金額は現在の2分の1に低下する。7-3月期(3Q累計)経常が90%増益で着地。

    ★★UTグループ <2146> 
    今期経常は32%増で2期連続最高益更新へ。
    発行済み株式数(自社株を除く)の1.0%にあたる41万5000株(金額で10億6100万円)を上限に自社株買いを実施する。

    ★★オールアバウト <2454> 
    NTTドコモ <9437> と資本業務提携。
    データを活用した広告商品の開発や生活者向けメディア事業などで連携する。
    資本面では主要株主の大日本印刷が保有する一部株式(209万3100株、発行済み株数の15.47%)をドコモに譲渡する。

    ★★川本産業 <3604> 
    今期経常は2.7倍増益、2円増配へ。

    ★★ネクソン <3659>
    非開示だった上期税引き前は43%増益へ。

    ★★フィックスターズ <3687>
    今期経常を14%上方修正・最高益予想を上乗せ。

    ★★アプリックス <3727> 
    株主優待制度を新設。毎年12月末時点で300株以上保有する株主を対象に、保有年数に応じて500円〜2000円分のJCBギフトカードを贈呈する。

    ★★セブンシーズホールディングス <3750> [東証2]
    今期経常は3.1倍増益、前期配当を14期ぶり10円で復配・今期も10円継続へ。

    ★★アカツキ <3932>
    前期経常は2.3倍増で6期連続最高益、今期業績は非開示、40円増配へ。

    ★★SAMURAI&J PARTNERS <4764> 
    子会社のSAMURAI ASSET FINANCEが新規事業として「仮想通貨保有者向けの貸金事業」の検討を開始。

    ★★東洋炭素 <5310>
    今期経常を42%上方修正。

    ★★和井田製作所 <6158> 
    今期経常は17%増益、7円増配へ。

    ★★アイ・オー・データ機器 <6916>
    今期経常を一転14%増益に上方修正、配当も5円増額。

    ★★シード <7743>
    6月30日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施。最低投資金額は現在の3分の1に低下する。今期経常は2%増で2期連続最高益更新へ。

    ★★ビジョン <9416>
    1-3月期(1Q)経常は48%増益で着地。

    ★★カドカワ <9468>
    今期経常は2.4倍増益へ。発行済み株式数(自社株を除く)の3.95%にあたる260万株(金額で30億円)を上限に自社株買いを実施する。

    ★★エフオン <9514>
    6月30日現在の株主を対象に1→1.2の株式分割を実施。最低投資金額は現在の6分の5に低下する。7-3月期(3Q累計)経常が39%増益で着地。

    ★★イーレックス <9517>
    今期経常は46%増で4期連続最高益、前期配当を2円増額・今期も12円継続へ。

    ★★ヤマダ電機 <9831>
    今期経常は69%増益、4円増配へ。

    ★★イノテック <9880>
    今期経常は66%増益、前期配当を10円増額・今期は10円増配へ。


    主な経済指標・スケジュール


    11(金)
    4月マネーストック(8:50)
    オプションSQ
    《決算発表》
    東洋水産、旭化成、王子HD、大日住薬、大塚HD、JXTG、SUBARU、大成建、長谷工、東急、セイノーHD、カルビー、明治HD、博報堂DY、コカコーラBJH、アルフレッサHD、日産化、エア・ウォーター、関西ペ、資生堂、住友電、ハーモニック、ルネサス、めぶきFG、コンコルディア、オリンパス、大日印、新生銀、三井不、SGHD、NTT、サンドラッグ、ダイフク、セガサミーHD、りそなHD、三住トラスト、ユニバーサル、スクエニHD

    【海外】
    米4月輸出入物価(21:30)


    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
     

    [概況]

    欧州時間に110円台まで上昇したドルだったが、NY市場に入り発表された新規失業保険申請件数は予想より減少する一方、注目された4月消費者物価指数は予想を下回り、ドルはNY市場朝方に当日安値109.290円まで急落した。

    また英政策金利は予想通り据え置きとなり、ポンドは売られてNY市場序盤に当日安値147.50円まで下落した。

    一方対ドルで買われたユーロは対円でも上昇してドルが安値まで下げたあとに130.785円の当日高値を付けた。其の後ドルは買い戻されて109円台半ばを超えるまで反発したが戻りを売られ、最後は前日比-33銭の109.410円と109円台前半に落ちて引けた。

    また利上げ据え置きとなったポンド(-79銭)やインフレ目標達成が先延ばしされたNZドル(-44銭)も売られたが、それ以外の主要通貨は上昇して引けた。

    消費者物価指数は予想を下回ったが6月の利上げ期待は変わらないと見られ、ドルは売られたが109円は割れず、また新規失業保険申請件数は予想より減少するなど米経済の好調は続いており、ドルが上値を目指す流れは続いていると見ている。

    [提供:カネツFX証券株式会社]

05月11日 毎日コラム
先読み!ランドセル商戦
・・・続き

    10日のNYダウ工業株30種平均が6日続伸し、前日比196ドル99セント高の2万4739ドル53セントで終えた。
    6日続伸は2月中旬以来、およそ3カ月ぶりの連続上昇となった。米物価指標を受けて利上げペースが速まるとの観測が後退し、買い安心感につながった。
     
    朝方発表された4月の米消費者物価指数(CPI)は前月比0.2%上昇、変動の大きいエネルギーと食料品を除いたコアは0.1%上昇と、ともに市場予想を0.1ポイント下回った。
     予想を下回るCPIを受け、インフレ高進による米利上げペースの加速観測が後退。この日のダウは、緩やかな利上げ継続に対する安心感から幅広い銘柄に買いが入り、中盤にかけて徐々に上げ幅を拡大した。
     
    米長期金利の指標とされる10年債利回りが節目の3%を割り込み、ほぼ終日前日終値を下回って推移した。金利上昇は株価の割高感につながるため、長期金利の低下を好感した買いも相場を押し上げた。
     
    S&P500種株価指数が節目の2700近辺を上抜けした。上昇の勢いが意識され、一段高につながったとの指摘もあった。S&P500は2723と3月16日以来の高値で終えた。
     
    ナスダック総合株価指数は5日続伸し、同65.070ポイント高の7404.975と3月16日以来、およそ2カ月ぶりの高値で終えた。ゴールドマン・サックスと提携してクレジットカードを発行すると報じられたアップルが連日で上場来高値を更新した。引け後に決算発表する半導体のエヌビディアも買われた。
     
    業種別S&P500種株価指数では「電気通信サービス」「公益事業」を中心に、全11業種が上昇した。
     
    個別では、原油相場の先高観からエクソンモービルなど石油株が上昇。前日夕発表の決算で売上高が市場予想ほど減らなかったメディアの21世紀フォックスも上げた。
     
    一方で、前日夕の決算で業績見通しが物足りないと受け止められた旅行予約サイトのブッキング・ホールディングスが大幅安。決算は市場予想以上だった動画配信のロクも下げて終えた。慎重な業績見通しを発表した衣料・雑貨のエル・ブランズも安い。
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    24,739.53+196.99
    S&P500種
    2,723.07+25.28
    ナスダック
    7,404.975+65.070
     
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,313.00−0.70   
    NY原油(ドル/バレル)
    71.41+0.27
    円・ドル
    109.41 - 109.42  −0.30


     

    【シカゴ日本株先物概況】

    シカゴ日経平均先物は小幅に反発した。6月物は前日比30円高の2万2515円で引け、大阪取引所の終値を15円上回った。

    米消費者物価指数の上昇率が市場予想を下回り、利上げペースが早まるとの懸念が後退。
    米株相場が上昇し、日経平均先物にも買いが及んだ。

    この日の6月物高値は2万2550円、安値は2万2425円。推定売買高は2万4296枚(夜間電子取引、日中電子取引を含む)。

    シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
    22515 ( +15 )
    シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
    22520 ( +20 )
    ( )は大阪取引所終値比





    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100種総合株価指数は続伸した。前日9日の終値に比べ38.45ポイント高の7700.97で引けた。構成銘柄の約7割が上昇した。
     
    株価指数は午前に下げに転じた後、英中銀イングランド銀行が正午に公表した四半期インフレ報告で、2018〜20年の経済成長率と物価の見通しをともに引き下げたことから、年内の英利上げ観測が後退し、指数は再び上昇。午後遅くに上げ幅が拡大した。銀行株と鉱業株の上げが指数を押し上げた。決算発表が相次ぐなか、個別銘柄の明暗が分かれた。
     
     
    個別では、衣料小売りのネクストは6%超上がった。春の好天で第1四半期の売上高が市場予想を上回ったことを受けて、通期利益の見通しを引き上げたことが好感された。第1四半期の広告収入が増加したメディアのITVも6%高。
    WMモリソン・スーパーマーケッツと飲料のコカ・コーラ・ヘレニック・ボトリングはともに、第1四半期の増収率が市場予想を上回ったことから上昇した。
     
    半面、石油のロイヤル・ダッチ・シェルとBPはともに配当権利落ちで売られた。第1四半期の減益が嫌気され金関連のランドゴールド・リソーシズは約7%安。
    通信のBTグループは、業績見通しが市場予想を下回ったことから7%超下落した。配当権利落ちのガス供給・販売のセントリカも5%超下がった。


    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    ドイツ株式指数(DAX)は続伸した。終値は前日9日と比べて79.81ポイント高の13022.87だった。
     
    個別では、アナリストが株価目標を引き上げた電力のエーオンの上げが目立った。工業用ガスのリンデと医薬・化学大手の独メルクも買われた。
    一方で、ハイデルベルクセメントはアナリストによる株価目標引き下げを受けて下落した。タイヤのコンチネンタルも売られた。
     


    ■フランス・パリ株価指数
    フランスのCAC40は同0.21%上昇し5545.95と、終値ベースで2008年1月以来の高値を付けた。

     



戻る
 
サイトTOPへ

株式投資は全て自己責任でお願いします。このサイトの情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。当サイトの掲載事項において損失をされた場合も当方は一切の責任を負いかねます。

(C)ilogos / Eimei.tv