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【市況一覧】
日経平均株価
 37,934.76 +306.28 04/26
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 2,686.48 +22.95 04/26
マザーズ
 644.61 +4.49 04/26
ＮＹダウ平均
 38,085.80 -375.12 04/26
ナスダック総合
 15,611.76 -100.99 04/26

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05月25日　マーケットコメント
    25日のNYダウ工業株30種平均は続落し、前日比58ドル67セント安の２万4753ドル09セントで終えた。
     
    ロシアや石油輸出国機構(OPEC)加盟国による協調減産緩和の思惑が広がり、原油相場が下落しエネルギー関連銘柄を中心に売りが先行した。
    25日はWTIでは期近の７月物が前日比４％以上安い１バレル67ドル台に下落した。増産で原油価格が下がれば、業績の向かい風になるとして石油株が売られた。シェブロンとエクソンモービルの２銘柄でダウ平均を約40ドル押し下げた。
     
    足元で米長期金利の低下や長短金利差の縮小が目立っている。利ざや縮小を警戒し、ＪＰモルガン・チェースなどの金融株が総じて売られた。
    トランプ大統領は、米朝首脳会談が6月12日に開催される可能性を示唆し、一時下げ幅を縮小する場面も見られたが、相場を押し上げるには至らなかった。
     
    また、週明け28日はメモリアルデー（戦没者追悼の日）のため休場で、3連休を控えて積極的な売買が手控えられたことも相場を重くした。
    米朝首脳会談の中止や米中間の貿易摩擦問題、さらにイタリアやスペインの政情不安も台頭し、投資家の先行き警戒感も強まった。ダウ平均は123ドル安まで下げ幅を広げる場面があった。
     
    市場では「来週末にも再開される米中の貿易摩擦回避に向けた3回目の閣僚級協議の行方に特に注目が集まっている」と指摘されていた。
     
    ナスダック総合株価指数は反発し、同9.425ポイント高の7433.854で終えた。
     
    セクター別では、家庭用品・パーソナル用品や半導体・半導体製造装置が上昇する一方でエネルギーや電気通信サービスが下落した。
     
    個別では、アパレルのギャップ(GPS)は、決算内容が嫌気され大幅下落。原油相場の下落を受けて、エクソン・モービル(XOM)やシェブロン(CVX)などエネルギー関連会社が軟調推移。ディスカウントストアのロス・ストアーズ(ROST)は、5-7月期の業績見通しが予想を下振れ、売られた。決算で見通しが慎重と受け止められた設計ソフトのオートデスクも安い。
     
    一方で、スポーツ用品小売のフット・ロッカー(FL)は決算内容が予想を上振れ、大幅上昇となった。
    決済サービスのペイパル・ホールディングスは上昇した。24日の投資家向け説明会で中長期の業績見通しを引き上げたのを受け、アナリストが投資判断を上方修正したと伝わった。
     
     
    VIX指数は13.22と上昇（前営業日12.53）。ナスダック総合はプラスで引けたもののダウ平均とS&P500は続落した。
    北朝鮮による地政学リスク懸念は少ないが、イタリアとスペインの政局不安や、トランプ大統領が自動車に高関税を課そうとしていることが株式市場の上値を抑え、VIX指数の上昇に導いた。
     
     
    NYダウ工業株30種（ドル）
    24,753.09−58.67
    S&P500種
    2,721.33−6.43
    ナスダック
    7,433.854＋9.425
     
    米10年債利回り（％）
    2.9313 -0.05
    米2年債利回り（％）
    2.4798 -0.032
     
    NY金（ドル/トロイオンス）
    1,303.70−0.70
    ＮＹ原油（ドル/バレル）
    67.50−3.21
    円・ドル
    109.55 - 109.56   −0.06
     

    【シカゴ日本株先物概況】

    シカゴ日経平均先物は４日ぶりに反発した。６月物は前日比30円高の２万2345円で引け、同日の大取終値を95円下回った。
    前夜の夜間取引で上昇したが、その後は北朝鮮やイタリアなど地政学リスクが意識され、上値は重かった。３連休を控え、持ち高調整の動きも強まった。25日の６月物高値は２万2515円、安値は２万2260円。
     
    シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
    22345 ( -95 )
    シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
    22360 ( -80 )
    (　)は大阪取引所終値比



    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100種総合株価指数は３日ぶりに反発した。前日24日の終値に比べ13.54ポイント高の7730.28で引けた。構成銘柄の約７割が上昇した。午後に下げに転じる場面もあったが、引け前に買い戻された。
     
    医薬品株と時価総額の大きいブリティッシュ・アメリカン・タバコの上げが株価指数を押し上げた。一方、石油輸出国機構（OPEC）などが協調減産を緩和するとの観測から原油相場が下落し、石油株が売られたため、指数の上げ幅が抑えられた。
     
    個別では、アストラゼネカなど医薬品株が買われた。アナリストが株価目標を引き上げた梱包材メーカーのスマーフィット・カッパ・グループは３％超上がった。ホームセンターを展開するキングフィッシャーも3%超上昇した。オーストラリアの競合が経営不振の英国部門を投資会社に売却したことが買い材料となった。
     
    半面、石油のロイヤル・ダッチ・シェルとBPは売られた。原油相場が下げ足を速め、石油株の下げ幅も大きくなった。鉱業株も下落した。
    郵便大手のロイヤル・メールは、アナリストが投資判断を引き下げたことが嫌気され、下がった。


    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    ドイツ株式指数（DAX）は３日ぶりに反発した。終値は前日24日と比べて82.92ポイント高の12938.01だった。午後に上げ幅は縮小した。
     
    個別では、不動産のボノビアと航空のルフトハンザ、医薬・化学大手の独メルクが買われた。一方で、電力のエーオンと自動車のダイムラーは売られた。


    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40（仏）5,542.55　-5.90

     
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