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【市況一覧】
日経平均株価
37,934.76 +306.28 04/26
TOPIX
2,686.48 +22.95 04/26
マザーズ
644.61 +4.49 04/26
NYダウ平均
38,085.80 -375.12 04/26
ナスダック総合
15,611.76 -100.99 04/26


05月01日 マーケットコメント

05月02日 マーケットコメント

05月03日 マーケットコメント

05月04日 マーケットコメント

05月05日 マーケットコメント

05月07日 マーケットコメント

05月08日 マーケットコメント

05月09日 マーケットコメント


    本日の日経平均は反発。終値は前日比88円高の2万2497円だった。
    取引時間中は一時2万2500円台に乗せる場面があったものの、戻り待ちの売りに押されて伸びを欠いてしまった。
    米株高や円相場が1ドル=110円に接近するなど好材料が並んだが、原油高のマイナス面や中東情勢を気にして買いが続きにくかったようである。
     
    明日(11日)の東京株式市場は、18年3月期決算と19年3月期業績見通しの発表がピークを迎えるなか、開示内容を評価した個別銘柄物色の活況は継続しそうだ。
    ただ、一方で週末ということもあり、ポジション調整の売りも想定される。
    4月末以降の日経平均株価を見ると、心理的フシ目とされる2万2500円を超えると戻り売りに押される値運びとなっている。あすは、このフシ目を挟んで一進一退の動きとなりそうだ。
    先週末の終値は、2万2472円で、明日はこの水準を上回って終えることができるかに注目しておきたい。
     
    テクニカル面では日経平均の25日移動平均線(2万2034円00銭=10日終値)が、75日移動平均線(2万2031円95銭=同)を下から上に抜けるゴールデンクロス(GC)を達成しており、中期的な先高期待感が浮上している」との見方が出ていた。
     
     
    上値・下値テクニカル・ポイント(10日現在)
    24025.40  ボリンジャー:+2σ(26週)
    23343.56  ボリンジャー:+3σ(13週)
    23190.06  ボリンジャー:+1σ(26週)
    23175.50  ボリンジャー:+3σ(25日)
    22817.73  ボリンジャー:+2σ(13週)
    22795.00  ボリンジャー:+2σ(25日)
     
    22497.18  ★日経平均株価10日終値
     
    22477.12  6日移動平均線
    22414.50  ボリンジャー:+1σ(25日)
    22354.73  26週移動平均線
    22324.48  均衡表転換線(日足)
    22319.61  新値三本足陰転値
    22291.90  ボリンジャー:+1σ(13週)
    22238.42  均衡表雲上限(日足)
    22238.42  均衡表基準線(週足)
    22034.00  25日移動平均線
    22031.95  75日移動平均線
    21812.11  均衡表基準線(日足)
    21766.07  13週移動平均線
    21653.50  ボリンジャー:-1σ(25日)
    21583.84  200日移動平均線
     
    上向きの25日線が75日線を上回るゴールデンクロス(GC)を達成、200日線が上昇していることもあり、本日はアップトレンド中の足踏み場面とみられる。
    ボリンジャーバンドでは、本日は+1σを超え、昨日の+1σ割れ水準から元のレンジに復帰した。


     

    [概況]

    10日海外時間の外国為替市場は、円安が一服している。米ドル円はじりじりと上昇し一時110.025円まで、他方クロス円通貨ペアでは英ポンド円は一時149.25円まで、それぞれ本営業日の高値を更新している。

    この値動きについて一部の市場関係者からは、北朝鮮で拘束されていた米国人3人の開放から米朝関係の緊張緩和期待が広がり、投資家による円を売る取引が活発化したようだ。

    ただ、米ドル円については節目である110円では売り圧力が強いと見られ109.700円付近まで後退している。この後の時間については、英金融政策委員会(MPC)で決定された金融政策の発表が控えている。

    今回のMPCでは政策金利の据え置き見通しが優勢となっているほか、4月以降に発表された英物価指標や景気指標が鈍化していることで利上げ期待が後退した経緯がある。

    今回は、金融政策決定の発表、新たな経済見通しの公表、そして総裁の会見が重なる「スーパーサーズデー」となることから、チョウ目が集まっている。なかでも、四半期インフレ報告では、2月に引き上げられた成長およびインフレ見通しが再び引き下げられる可能性が高いとの指摘が出ている。

    ただ、英ポンドはこのところ売りが先行したことから、当面の利上げの可能性を否定するような明確な弱気姿勢に転じない限りは、材料出尽くし感から買い戻しが入る可能性もあり、ポジションメイクは発表後の動向を見て慎重にしたほうが良さそうか。同発表は、20:00を予定している。

    [提供:カネツFX証券株式会社]


    東証マザーズ指数も続落した。終値は前日比11.24ポイント安い1147.85だった。
    利益確定売り優勢の展開だった。今週末にかけて決算発表のピークを迎えており、大きく値を飛ばす東証1部銘柄が相次いだ。このため、個人投資家の物色も再び東証1部銘柄に向かったようだ。マザーズ市場では決算を受けて大きく値を崩す銘柄も散見され、直近IPO銘柄は下値模索の動きが続いた。
     
    値上がり銘柄数は92、値下がり銘柄数は150となった。
     
    個別では、直近IPO銘柄ではHEROZ10%安となり、イオレ、アプリックス、UMNファーマ、メドレックスなど12銘柄が年初来安値を更新した。
    決算発表銘柄では、今期業績見通しが市場予想に届かなかったグレイステクノロジー、第1四半期が赤字スタートとなったエナリス、テモナ、インターネットインフィニティー、エスユーエスが売られた。
     
    一方、グローバルウェイが一時ストップ高と値を飛ばした。ベガコーポレーション、メディカルネット、イード、マザーズ売買代金トップのAppBankは年初来高値を更新。
    第3四半期決算が好感されたバリューデザイン、コンヴァノ、ライフネット生命保険、日本動物高度医療センター、日本ファルコムが買われた。
     

    日経ジャスダック平均株価は続落した。終値は前日比5円69銭安い3984円24銭だった。
    決算発表で悪材料の出た銘柄を中心に売りが広がった。原油高が原材料コストや家計消費への負担を増やすとして、内需関連の多い新興企業株の買いを見送る動きもあった。
     
    市場関係者からは「決算発表時は、売買の活発化から株価が上下に大きく振れる大型株に資金が向かいやすい」(との見方が出ていた。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で554億円、売買高は8523万株だった。
    値上がり銘柄数は295、値下がり銘柄数は345となった。
     
    個別では、シーシーエスがストップ安。富士ソフトサービスビューロは一時ストップ安と急落した。パレモ・ホールディングス、ハビックス、エムケイシステム、ブロードメディア、日本興業など12銘柄は年初来安値を更新。日本サード・パーティ、麻生フオームクリート、助川電気工業、日本コンピュータ・ダイナミクス、セゾン情報システムズが売られた。
     
    一方、ニューテック、セフテックがストップ高。栄電子は一時ストップ高と値を飛ばした。タウンニュース社、GMOペパボ、太陽工機、FCホールディングス、ビジョナリーホールディングスは年初来高値を更新。コスモスイニシア、小田原エンジニアリング、ヴィスコ・テクノロジーズ、エフティグループ、協立電機が買われた。
     
     

    【大引け概況】
    10日の日経平均株価は反発し、前日比88円30銭高の2万2497円18銭で終えた。
    本日のマーケット動画
    時間:00:00:54 容量:7.77M

    過去のマーケット動画はこちら
     
    前日の欧米株高や為替の円安基調を背景に買いが先行、日経平均は上げ幅を100円超に広げる場面もあった。
    外国為替市場で円相場が1ドル=110円に迫る水準まで円安・ドル高方向に動いたことも、自動車など輸出関連株を中心にした買いを誘った。
    米国によるイランへの経済制裁が原油需給を引き締めるとの見方も、鉱業や石油などの関連銘柄の買いを促した。
     
    時価総額首位であるトヨタが9日発表した決算が市場予想と比べて良好な内容となり、日本企業全体の収益の先行きに対する警戒を和らげた面もある。テルモやダイキン、塩野義も決算発表後に買いが広がり、相場を押し上げる原動力になった。
     
    ただ、相場は伸び悩む場面もあった。心理的な節目である2万2500円を上回ると、利益確定の売りが広がりやすかった。円相場が下げ渋った局面では、海外ヘッジファンドなどが株価指数先物へ売りを出した。
    明日にオプションSQを控え様子見ムードも拭いきれなかった。日経平均2万2500円近辺では戻り売り圧力が強く、上値の重さも意識されたようだ。
     
    衆参両院は10日、国家戦略特区を活用した学校法人「加計学園」の獣医学部新設を巡り、元首相秘書官の柳瀬唯夫経済産業審議官を参考人招致した。柳瀬氏は首相官邸で加計学園関係者と面会したと認めたが、安倍晋三首相の関与は否定し、株式相場の反応は限られた。
     
    JPX日経インデックス400も反発。終値は38.49ポイント高の1万5679.81だった。東証株価指数(TOPIX)も反発し、4.71ポイント高の1777.62で終えた。
     
    東証1部の売買代金は概算で2兆6308億円。売買高は15億4244万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は991、値下がりは989と拮抗した。変わらずは103銘柄だった。
     
    業種別株価指数(全33業種)は輸送用機器、銀行業、金属製品が上昇し、情報・通信業、繊維製品、空運業は下落した。
     
    個別では、トヨタ自動車が売買代金トップで続伸、最終黒字となる決算を発表した三菱自が大幅高。信越化や東エレク、日東電といった半導体関連の上げも目立った。
    武田薬品工業も堅調。東海カーボン、昭和電工なども買われた。
    有沢製作所が一時ストップ高に買われ、日本ユニシスも商いを伴い、値を飛ばした。カカクコム、スクロールが物色人気となり、三越伊勢丹ホールディングスも値を上げた。
     
    半面、任天堂が安く、営業最高益となる決算を発表したソフトバンクグループも軟調。東レ、ヤクルト本社が売られたほか、スズキ、デンソーも冴えない。オプテックスグループ、LIFULLが大幅安、ミツバの下げも目立った。古河電気工業、日清紡ホールディングスなども下落した。
     
    東証2部株価指数は前日比10.46ポイント安の7112.90ポイントと続落した。
    出来高1億1024万株。値上がり銘柄数は220、値下がり銘柄数は215となった。
     
    個別では省電舎ホールディングス、日本食品化工、バナーズ、本州化学工業、ロンシール工業など12銘柄が年初来安値を更新。東亜石油、アイスタディ、アップルインターナショナル、セントラル総合開発、ぷらっとホームが売られた。
     
    一方、日本電通、北陸電話工事がストップ高。高松機械工業は一時ストップ高と値を飛ばした。SYSKEN、TTK、日本リーテック、ソルコム、カンロなど17銘柄は年初来高値を更新。青山財産ネットワークス、MCJ、技研ホールディングス、黒谷、フライトホールディングスが買われた。
     





     


    【後場寄り付き概況】

    後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比47円92銭高の2万2456円80銭で始まった。
    東証株価指数(TOPIX)は、1.83ポイント高の1774.74で始まった。
    日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)はともに強含みもみ合い。利益確定売りも目立つ中、好業績株への買いが下値を支えている。
     
    外国為替市場では、1ドル=109円70銭近辺での推移。アジアの主要株式市場は総じて堅調。
     
     
    個別では、トヨタが高く、三菱自も上伸し、IHIは大幅高。東海カ、昭和電工が続伸歩調で、テルモ、三菱UFJ、三井住友が値を上げ、マネックスGはしっかり。武田、東電力HDが買われている。
     
    半面、任天堂が安く、ソフトバンクGはさえない。ファナック、ソニーは売り物、オリックスは軟調。JT、シスメックスは下押している。
     
    ランチバスケットは16件、214.59億円、20億買い越し

     


    訳あって古銭・切手等関連の「キュリオ」という雑誌を眺めていたら、こんな一文があった。
    「割れ継ぎされた補修品で1万円の焼き物と割れやヒビのない完器の1万円の焼き物。
    どちらを選ぶのが正解かというと、補修品の方だという。
    割れ継ぎがあって1万円なら、完器ならばそれなりの価値がある筈というのが理由。
    完器であっても1万円でしかないのなら取るに足らないシロモノだ。
    安物の焼き物を何十個求めても鑑識眼が向上すると筈はなく所詮三流の収集家で終ってしまう。
    古銭も一緒。
    欠点のある古銭を毛嫌いする人で一人前の収集家になった人はいないという。
    昔の古銭家は美醜にはこだわらなかった。
    穴あき銭の場合は割れ継ぎがあってもヒビがあっても入手に努め、大切に扱ったもの。
    穴あき銭はワビサビの世界。
    とっつきにくいけど奥が深く、一度魅力に取り憑かれるとトコトンのめり込んでしまう」。
    これはひょっとすると株式も一緒かも知れない。
    誰もが優秀と認める株は確かに一流かも知れない。
    でも減益とか欠損という株が一流でないとは言えないこともある。
    もし、大幅増益の株と大幅減益の株価が一緒だったらどちらを選ぶかというのは結構悩ましい問題だ。
    「儲けていてもそこまで」なのか「儲かっていなくてもそこにいる」。
    この差は大きいのかも知れない。
    キレイなものだけを求める姿勢でなく、見にくいものにも未来はある。
    その時間軸が株と陶器や古銭の違いかも知れない。
    「同じような材料が出ても、ファンタセメンタルズに大きな変化がなくても、上げるときも下げるときもある。
    それが相場」。
    この言葉の持つ意味も大きい。



    (櫻井)。

    10日の日経平均株価は反発した。午前の終値は前日比37円57銭高の2万2446円45銭だった。
    朝方は前日の米国株高を好感して上げたが、当面の利益を確保する売りが厚く、上値は重かった。自動車や銀行など主力業種を中心に強含んだ。しかし、買いは取引開始から数分で一巡し、その後は伸び悩む銘柄が多かった。日経平均は午前9時3分に付けた前日比121円76銭高の2万2530円64銭を天井に頭打ちとなった。
     
    為替市場で、ドル・円が1ドル=109円80銭台から同60銭台(9日終値109円71−72銭)と円高方向に振れたことも重しとなったようだ。
     
    売買代金ランキング上位の常連銘柄である任天堂やソフトバンクGが値下がりしたことも投資家心理を冷やした
    市場では「昨日9日に決算を発表したソフトバンクGがさえず、指数寄与度も高いことから日経平均株価の上値を抑える格好となったようだ。決算発表が続くなか、個別銘柄への短期的な売買が継続しそう」との声が聞かれた。
     
    前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆2971億円、売買高は7億6765万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は全体の約4割にあたる860。値下がりは1120、変わらずは96銘柄だった。
     
    業種別株価指数(全33業種)は輸送用機器、銀行業、医薬品が上昇し、その他製品、情報・通信業、空運業は下落した。
     

    個別では、売買代金トップのトヨタ自動車が高く、最終黒字となる前期決算を発表した三菱自が大幅高となった。武田薬品工業も商いを伴い上昇。国際石開帝石や昭和シェルが買われ、ダイキンやリクルートも上げた。
    昭和電工、IHIなども買われた。有沢製作所がストップ高に買われ、テクマトリックス、早稲田アカデミーも値を飛ばした。
     
    半面、原油高がコスト増につながる空運のANAHDが下落した。任天堂が売られ、ソフトバンクグループも軟調。ファナック、ファストリも下げた。LIFULLが急落、古河電気工業も大きく値を下げた。新日本電工も安い。
     
     
    東証2部株価指数は前日比11.21ポイント安の7112.15ポイントと続落した。
    出来高6590万株。値上がり銘柄数は220、値下がり銘柄数は189となった。
     
    個別では、省電舎ホールディングス、トリニティ工業、戸上電機製作所、フジコピアン、マミヤ・オーピーが年初来安値を更新。東亜石油、アイスタディ、アップルインターナショナル、ベネフィット・ワン、ヒラノテクシードが売られた。
     
    一方、北陸電話工事がストップ高。高松機械工業は一時ストップ高と値を飛ばした。SYSKEN、TTK、ソルコム、魚喜、ジャパンミートなど12銘柄は年初来高値を更新。
    技研ホールディングス、玉井商船、青山財産ネットワークス、ビート・ホールディングス・リミテッド、フライトホールディングスが買われた。

     

    日経ジャスダック平均株価は続落した。前引けは前日比4円57銭安い3985円36銭となった。東証1部では原油高で鉱業や石油、化学などの関連株が買われたが、新興市場株は内需関連が多いため、業績へ悪影響があるとして売られやすかった。また、決算発表を絡め明暗を分ける銘柄もあった。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で303億円、売買高は4586万株。
    値上がり銘柄数は266、値下がり銘柄数は315となった。
     
    個別では、シーシーエスがストップ安。富士ソフトサービスビューロは一時ストップ安と急落した。パレモ・ホールディングス、ハビックス、エムケイシステム、日本興業など7銘柄は年初来安値を更新。日本サード・パーティ、麻生フオームクリート、セゾン情報システムズ、助川電気工業、シノケングループが売られた。
     
    一方、ニューテックがストップ高。タウンニュース社、GMOペパボ、太陽工機、FCホールディングス、ビジョナリーホールディングスは年初来高値を更新。コスモスイニシア、小田原エンジニアリング、ラック、協立電機、ABホテルが買われた。

     


    東証マザーズ指数は続落した。前引けは前日比4.20ポイント安い1154.89だった。
    決算発表を絡め明暗を分けている。当面の利益を確保する売りが厚く、値を保てない銘柄が続出した。値上がり銘柄数は93、値下がり銘柄数は131となった。
     
    個別ではイオレ、アプリックス、HEROZ、メドレックス、ブランジスタなど10銘柄が年初来安値を更新。グレイステクノロジー、エナリス、RPAホールディングス、テモナが売られた。
     
    一方、ベガコーポレーション、メディカルネット、イード、AppBankが年初来高値を更新。バリューデザイン、HANATOUR JAPAN、日本リビング保証、神戸天然物化学、ビープラッツが買われた。


     

    NY株式市場は上昇。
    米国のイラン核合意からの離脱表明を受け1日遅れで原油価格が大幅上昇。
    エネルギーセクターが牽引役となった。
    「悪いニュースで買うという典型的な流れ。
    投資家は過度に神経質になっていた」というのが後講釈だ。
    その象徴は金利。
    原油高→金利上昇を背景に10年国債利回りは3%台に乗せた。
    もっともVIX(恐怖)指数は13.42と1月26日以来の低水準となった。
    個別ではアルファベット(グーグル)が上昇し、ウォールマートが下落。
    3市場の売買高が70億株台に乗せたのは明るい兆しだろうか。
    4月の卸売物価指数(PPI)は前月比0.1%上昇。
    市場予想の0.2%を下回り小幅な伸びだった。
    「モノとサービスがともに失速」との解釈だ。
    次は今夜の消費者物価指数(CPI)待ちというところ。
    ドル円は109円台後半で推移。
    北朝鮮、中国など地政学リスクの大幅な低下傾向を背景に市場は落ち着いてきた印象だ。
     
     
    明らかにトヨタが主役だったが全体に波及できなかったところが水曜日の弱さだったのだろうか。
    もっとも東海カーボンや昭和電工が買われ横河電、曙ブレキが売られる展開は決算がメインという格好だ。
    日経平均は99.81円安の22408円と5日線(22473円)を下回っており上値は重かった。
    25日線(21989円)からは1.9%のプラスかい離。
    1日40円下がっている75日線(22048円)を1日20円ずつ上がっている25日線が上抜くのは早ければ今日だ。
    一応昨年10月4日以来のゴールデンクロスということになる。
    2月20日のデッドクロスから約2ヶ月半の時間がかかった。
    騰落レシオは116.66%と低下。
    サイコロは6勝6敗で50%。
    日経VIは14.95。
    空売り比率が39.6%と3日連続40%割れとなったのは好材料だ。
    日経平均採用銘柄のEPSは1722円でPERは13.01倍。
    「もう12倍台は見たくない」というのが相場の本音だろう。
    PBRの1.24倍も低すぎるという声もある。
    シカゴ225先物終値は大証日中比65円高の22485円。
    ドル円は109円台後半で邪魔はしていない。
    26週線(109.30円)は上回った形だ。
    今年11勝6敗の木曜の12勝目に期待だ。
    日経朝刊「愉楽にて」だって豆孝さんが頑張っている。
    「さあ、こっちにおいでだ」。
     
    全体の33.7%が通過した3月期決算。
    前期売上高は9.1%増、経常利益は19.7%増、純利益は29.9%増。
    今期売上高は2.2%増、経常利益は2.5%増、純利益は5.2%減。
    また純利益は減になった。
    とはいえ、昨日のヒーローはトヨタ。
    午後1時25分の決算発表が一大イベントだった。
    従来予想を上振れ着地で今期見通しもアナリストコンセンサスを上回るというサプライズ付き。
    自社株買い5500万株のおまけまでつていた。
    発表10分前からピクついていた株価は発表と同時に大陽線でプラテン。
    一部始終を1分足の画像で実況したのは良かったと思う。
    そもそも実況というのは今起きていることを忠実にピックアップすること。
    決して過去の振り返りではないということを再確認させてくれた。
    常にその日のメインイベントをフォーカスすることの重要性とでも言えようか。
    「何もない日」など1日もない。
    「何もない日」があるとすればそれば怠慢とも言えよう。
    「トヨタは大いなる材料株」として買われた、という表現も見られる。
    証券マスコミ出身だと違和感がないのかも知れないが、市場出身者にはやや違和感。
    もっともトヨタの材料株というのがシックリしないのは古い思考なのかも知れない。
    解釈する人間の氏素性というのは結構影響があるものでもある。
    とはいえ、日本最大の時価総額の企業の決算。
    そのタイミングで世界経済や為替動向、需給動向にプライオリティはなかろう。
    「夜間取引や海外ADR取引にいいところを持っていかれてしまうだけだった。
    場中の取引に大いなる刺激を与えるという効果があった。
    場中の発表がもっと増えるようなら商いも活気づくかもしれない」という声も聞こえる。
    「金曜引け後に決算発表だと土日がゆっくり出来ない」というある上場企業トップの声が甦ってくる。
     
    日経商品面では「ゴルフ会員券11%上昇」の見出し。
    関東主要150コースは前年同月比11.3%高の182.7万円。
    特に高額名門コースの法人需要が高いという。
    500万〜1000万円の会員権の注文は42.9%増加したという。
    これは結構象徴的なことになるのかも知れない。
    加えれば値上がりはステンレス鋼板、ガソリン、アルミ、そしてとうもろこし。
    タマゴの値段が上がってくれば株も再騰の時期を迎えるような気がする。
     
     
    NYダウは182ドル高の24542ドルと5日続伸。
    NASDAQは73ポイント高の7339ポイントと4日続伸。
    S&P500は25ポイント高の2697ポイントと反発。
    ダウ輸送株指数は62ポイント高の10507ポイント。
    3市場の売買高は71億株と増加。
    CME円建ては大証比65円高の22485円。
    ドル建ては大証比80ポイント高の22500ポイント。
    225先物大証夜間取引は日中比70円高の22490円。
    ドル円は109.74円。
    10年国債利回りは3.006%。
     
    ◇━━━ カタリスト━━━◇
     
    ヨネックス(7906)・・・動兆。
     
    ヨネックスに注目する。
    同社はバドミントン、テニス、ゴルフ用品が中核。
    欧米のテニス部門が拡大基調。
    中国市場の回復は好材料。
    世界最高レベルのカーボン加工技術での風力発電用ブレードもある。
    女子ゴルフヨネックスオープンは6月第1週開催予定。
    (679円)。
     

    (兜町カタリスト櫻井)

    【寄り付き概況】

    10日寄付きの東京株式市場は買い優勢で始まり、日経平均株価は、前営業日比73円63銭高の2万2482円51銭で始まった。
    東証株価指数(TOPIX)は、4.31ポイント高の1777.22で始まった。
     
    米国のイラン核合意からの離脱発表も前日の欧米株式市場は総じて高く、NYダウ、ナスダック指数ともに大きく上昇、これを受けて東京株式市場でもリスクを取る動きが強まっている。
     
    原油市況はWTI原油先物が終値で2ドル以上の上昇をみせて71ドル台に乗せており、これを背景に米株市場ではエネルギー関連株が買われたほか、米10年債利回りが3%台に再び上昇したことを受け運用利ザヤの拡大期待から大手金融機関が軒並み買われるなどで全体相場を牽引した。この流れが東京市場にも波及することが想定される。
     
    ただ、明日にオプションSQを控えることで、積極的に上値を買う動きは限られる可能性もある。
    東京外国為替市場は、1ドル=109円台の後半(9日終値は1ドル=109円71-72銭)、1ユーロ=130円台の前半(同129円88-92銭)で取引されている。
     
    取引開始前に財務省が発表した4月29日-5月5日の対外対内証券売買契約は、非居住者の株式取引が3億円の処分超で、小幅ながら6週ぶりに処分超となった。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種中、19業種が高く、値上がり上位に鉱業、石油、銀行など。値下がりで目立つのは空運、紙パルプ、電力ガスなど。

    個別では、トヨタが買いを集め、三菱自も上伸し、日産自はしっかり。任天堂、武田、昭和電工、東海カが買われている。三菱UFJ、三井住友、ファーストリテ、リクルートHDは堅調。
    半面、マネックスGが売りに押され、ソフトバンクGは値下がりしている。ツルハHD、オリックス、デンソー、ファナックは下落している。
     
     
    225先物は、アムロ・野村・大和・楽天・SBIが買い越し。
    ドイツ・GS・モルスタ・バークレイズ・クレディが売り越し。
    TOPIX先物は、ドイツ・大和・メリル・JP・ソジェン・アムロが買い越し。
    みずほ・UBS・パリバ・三菱・GS・日興が売り越し。
     
    外資系等は、塩野義(4507)、テルモ(4543)、トレンド(4704)、日マイクロ(6871)、トヨタ(7203)、ユニシス(8056)、芙蓉総合リース(8424)、Gクレ(8871)、スターツ(8850)、三菱ロジ(7105)、ネットワン(7518)、スクリン(7735)、キッコーマン(2801)、花王(4453)、キーエンス(6861)、競馬(9672)、富士電(6504)、セブンアイ(3382)、ガイシ(5333)に注目。
     
    テクニカル的には、西電工(1937)、トラストテック(2154)、伊藤米久(2296)、デジア(2326)、あらた(2733)、GDO(3319)、ファンタジー(4343)日ペ(4612)、TDCソフト(4687)、TYK(5363)、冶金工(5480)、ユニオンツ(6278)、能美防災(6744)、東亜DKK(6848)、三菱ロジ(7105)、TSテック(7313)、スギ(7649)、萩原工業(7856)、紅(8001)、さが美(8201)、PALTAC(8283)、サンフロンティ(8934)、サカイ(9039)、カプコン(9697)、スズケン(9987)が動兆。
     
     

    [概況]

    東京時間に109円半ばを超えたドルは欧州市場に入ると更に上値を伸ばし、NY市場で発表された経済指標(MBA住宅ローン申請件数、4月生産者物価指数、3月卸売在庫)は予想を下回り、一時売られる場面もあったが米国債利回りが上昇すると再び買われ、NY市場序盤に当日高値109.835円まで上昇し、ユーロも130.505円の当日高値を付けた。
     
    其の後もNY株式市場の上昇などにドルは109円台後半を維持して、最後は前日比+59銭高の109.740円と109円台後半に乗せて引け、ドル以外の主要通貨も上昇、カナダドルは原油高に+1.07円高の大幅上昇となった。
    米国債利回りが再び3%を付ける上昇にドルは買われ、円が売られた為にドル以外の主要通貨も上昇したが、ドルは再度110円をトライする位置に来ており、本日の米4月消費者物価指数の結果次第では110円台の可能性もあると考える。



    [提供:カネツFX証券株式会社]

     

    [株価材料]
     
    ■NRI<4307>
    つながる車用サイバー防衛チーム編成を支援
     
    ■椿本チ<6371>
    倉庫向け仕分けライン用RFIDタグ読み取り装置開発
     
    ■三菱電<6503>
    AI搭載放電加工機を開発
     
    ■富士通<6702>
    AI・IoTの検証イノベーション拠点を米・独で解説
     
    ■アドバンテ<6857>
    パワー半導体検査モジュール発売
     
    ■トヨタ<7203>
    中国で自動運転の実証実験開始
     
    ■日野自<7205>
    古河工場で生産ラインIoT化進め生産性向上へ
     
    ■関西電<9503>
    福岡県とバイオマス発電の立地協定締結
     
     

    10日の東京株式市場は、堅調な展開か。
    日経平均株価の予想レンジは、2万2300円-2万2600円。
    9日の米国株高を受け、買い先行のスタートとなりそうだ。
    金利上昇が意識されながらもNYダウ平均は182ドル高と3桁上昇となっており、為替も円安と、日本株には追い風だろう。
    米国のイラン核合意からの離脱による地政学リスクが警戒され軟調な展開を強いられていただけに、買い安心感が浮上し、しっかりした動きとなることが期待される。また、好業績銘柄への物色も続くとみられる。
    為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の後半(9日終値109円71-72銭)と小動き。
     
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、9日の大阪取引所終値比65円高の2万2485円だった。
     
     
     
     【好材料銘柄】
     
    ■西部電気工業 <1937>
    協和エクシオ <1951> が株式交換によって完全子会社化する。10月1日付で同社株1株に対し、協エクシオ株1.29株を割り当てる。
     
    ■協和エクシオ <1951>
    日本電通 <1931> 、シーキューブ <1936> 、西部電気工業 <1937> を株式交換で完全子会社化する。今期経常は6%増で3期連続最高益、14円増配へ。
    また、発行済み株式数(自社株を除く)の1.25%にあたる120万株(金額で30億円)を上限に自社株買いを実施する。
     
    ■システナ <2317>
    今期経常は11%増で4期連続最高益、実質増配へ。5月31日現在の株主を対象に1→4の株式分割を実施。最低投資金額は現在の4分の1に低下する。
     
    ■早稲田アカデミー <4718>
    今期経常は52%増で12期ぶり最高益、2円増配へ。
     
    ■有沢製作所 <5208>
    今期経常は35%増益へ。
     
    ■日本マイクロニクス <6871>
    非開示だった今期経常は2.2倍増益、未定だった配当は5円増配。
     
    ■ダイトロン <7609>
    上期経常を一転1%増益に上方修正。
     
    ■静岡銀行 <8355>
    今期経常は9%増益、前期配当を1円増額・今期は1円増配へ。発行済み株式数の4.65%にあたる3000万株の自社株を消却する。消却予定日は5月31日。
     
    ■高松機械工業 <6155>
    今期経常は34%増益、2円増配へ。また、創業70周年記念株主優待を実施。19年3月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、一律でクオカード1000円分を贈呈する。
     
    ■日本一ソフトウェア <3851>
    前期経常を33%上方修正・4期ぶり最高益更新へ。
     
    ■ABホテル <6565>
    今期経常は19%増で4期連続最高益、実質増配へ。また、6月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
     
    ■フルヤ金属 <7826>
    7-3月期(3Q累計)経常が3.7倍増益で着地・1-3月期も3.8倍増益。
     
    ■バリューデザイン <3960>
    7-3月期(3Q累計)経常は黒字浮上・通期計画を超過。
     
    【主な経済指標・スケジュール】
    10(木)
    3月国際収支(8:50)
    日銀政策委員会・金融政策決定会合の主な意見(4/26〜27開催分)
    4月景気ウォッチャー調査
    4月都心オフィス空室率
    10年物価連動国債入札
    《決算発表》
    日揮、小野薬、東レ、三菱ケミHD、HOYA、清水建、大和ハウス、ヤクルト、味の素、国際帝石、日本ハム、DeNA、キリンHD、セリア、ハウス食G、日清食HD、マツモトキヨシ、ネクソン、GMOPG、楽天、ブリヂストン、太平洋セメ、三菱マ、住友鉱、アマダHD、クボタ、スズキ、ヤマハ発、島津製、ニコン、丸井G、アコム、住友不、西武HD、JR九州、TBSHD、日テレHD、KDDI、NTTデータ、セコム、ベネッセHD、SUMCO、マクドナルド、東急不HD、ミスミG、パナソニック
     
    【海外】
    中国4月消費者物価(10:30)
    中国4月生産者物価(10:30)
    米4月消費者物価(21:30)
    米4月財政収支(5/11 3:00)
    米30年国債入札
    《米決算発表》
    NVIDIA、ニューズ・コーポレーション、シマンテック
    休場:インドネシア
     

    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

    9日のNYダウ工業株30種平均は5日続伸し、前日比182ドル33セント高の2万4542ドル54セントで終えた。
     
    寄付きはもみ合う展開となったものの、米国によるイラン核合意の離脱及び、同国への経済制裁の再開を受けて原油相場が上昇し、エネルギーセクターが選好された
    米指標油種WTIの期近6月物は一時1バレル71ドル台前半と期近物として約3年5カ月ぶりの高値を更新。石油企業の業績が改善するとの見方が強まった。
     
    また、米長期金利の10年物国債利回りが、3%台に上昇した。貸出金利と預金などの調達金利との差に当たる利ざやが拡大するとの見方から、ゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースなど金融株に買いが広がった。ダウ平均の上げ幅は一時220ドルを超えた。
     
    ナスダック総合株価指数は4日続伸し、前日比73.003ポイント高の7339.905と3月21日以来ほぼ1カ月半ぶりの高値で終了した。
    前日夕に取締役の一部刷新を発表したフェイスブックや、アルファベット(グーグル)、マイクロソフト、アマゾン・ドット・コムなどの主力株が軒並み上昇し、指数を押し上げた。
     
    セクター別では、エネルギーや銀行が上昇する一方で電気通信サービスや公益事業が下落した。
     
    個別では、前日夕に発表した四半期決算が市場予想を上回ったうえに強気な見通しを示した旅行予約サイトのトリップアドバイザーが急伸した。
    タイヤ販売でアマゾン・ドット・コムと提携すると発表した百貨店のシアーズ・ホールディングスが上昇。10日夕に決算発表を控える画像処理半導体(GPU)のエヌビディアは上場来高値を更新した。
     
    一方、旅行口コミサイトのトリップアドバイザー(TRIP)は、決算内容が予想を上振れ大幅上昇。クーポン共同購入サイトのグルーポン(GRPN)は、通期見通しを上方修正し買われた。
    前日夕に発表した決算で主力のメディア部門の苦戦が嫌気された映画・娯楽大手ウォルト・ディズニーが下げた。
     
    VIX指数は13.42と低下(前営業日14.71)。イラン核合意からの米離脱でリスク回避は強まりやすく、株価動向は不安定だった。
    しかし、中東の地政学リスクの高まりが、原油の供給を停滞させるとの見方が台頭。原油高がエネルギー株を支援した。米株はマイナス圏へ沈む場面を挟みながらも、大幅高へ転じる底堅い推移。
    VIX指数は一時13.38と、3日ぶりの水準へ低下した。
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    24,542.54+182.33
    S&P500種
    2,697.79+25.87
    ナスダック
    7,339.905+73.003
     
    米10年債利回り(%)
    3.0061 +0.038
    米2年債利回り(%)
    2.5341 +0.021
     
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,313.00−0.70    9日 終値
    NY原油(ドル/バレル)
    71.23+0.09
    円・ドル
    109.73 - 109.74+0.02

     

    【シカゴ日本株先物概況】

    シカゴ日経平均先物は小反落した。
    6月物は前日比15円安の2万2485円で終えた。大阪取引所の終値を65円上回った。円相場の下落やNY株式相場の上昇が支えになったものの、手掛かりに乏しく値幅は限られた。
    この日の高値は2万2495円、安値は2万2360円だった。
     
    シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
    22485 ( +65 )
    シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
    22500 ( +80 )
    ( )は大阪取引所終値比


    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7662.52(+96.77)
    FTSE100種総合株価指数は大幅反発した。前日8日の終値に比べ96.77ポイント高の7662.52で引けた。構成銘柄の約8割が上昇した。米国株の上昇に伴い、午後に上げ幅が広がった。
     
    米国のイラン核合意からの離脱発表を受け、対イラン制裁の再開で供給不足が懸念される原油が、大幅上昇。これを受けて時価総額の大きい石油株が買われ、株価指数の上げに大きく貢献した。決算発表が続くなか、その結果も明暗を分けた。
     
    個別では、ロイヤル・ダッチ・シェルとBPはともにアナリストによる株価目標の引き上げも買い材料となり、午後にはそれぞれ一段高となった。
    たばこ株の上げも株価指数を押し上げた。なかでもインペリアル・ブランズは上期の売上高と営業利益がともに市場予想を上回ったことが好感され6%超上昇した。BHPビリトンなど鉱業株と、バークレイズなど銀行株も上がった。
     
    半面、ファッションのバーバリー・グループは6%下落した。富豪の株主が保有株全株を売却していることが明らかとなり嫌気された。食品サービスのコンパス・グループは、上期営業利益が市場予想を下回ったことなどから4%超下がった。
    武田薬品工業による買収に合意した医薬品のシャイアーは、前日の大幅高の反動で下落した。
     
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 12943.06(+30.85)
    ドイツ株式指数(DAX)は反発した。終値は前日8日と比べて30.85ポイント高の12943.06だった。午後にはやや伸び悩んだ。構成銘柄の6割が上昇した。
     
    個別では、重電のシーメンスは4%近く上がった。通期利益見通しを引き上げたことが好感された。コメルツ銀行と素材メーカーのコベストロの上げも目立った。
     
    一方で、ドイツテレコムは売られた。英携帯電話サービスのボーダフォン・グループが米メディア大手から欧州の一部事業を買収することで合意し、これがドイツテレコムの業績に悪影響を及ぼすおそれがあるとの見方が広がった。
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 5534.63(+12.70)



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