会員情報作成
ログイン
【市況一覧】
日経平均株価
38,460.08 +907.92 04/24
TOPIX
2,710.73 +44.50 04/24
マザーズ
655.60 +4.96 04/24
NYダウ平均
38,503.69 +263.71 04/24
ナスダック総合
15,696.64 +245.34 04/24


05月01日 マーケットコメント


    [概況]

    2日、東京外国為替市場の米ドル円は一時109.935円まで上昇した。

    米国債利回りの上昇などを受け、米ドル円は109円台後半の水準まで強含んだ。

    現在、欧州時間に入り米ドル円は109.830円付近を推移している。

    この後は4月米ADP雇用統計(予想:19.3万人 前回:24.1万人)など米経済指標の発表や米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明内容が注目だ。

    FOMCでは米金利据え置きが見込まれているが、インフレ指標として重視していた3月米個人消費支出(PCE)価格指数が目標2%上昇となったことなどを受け、インフレ動向をどのように評価するかなどが焦点となりそうか。

    テクニカル的には米ドル円は5日移動平均線(109.475円)付近では下値サポートとなりそうか。
    また、米ドル円の上限付近では200日移動平均線(110.230円)などが控えている。

    [提供:カネツFX証券株式会社]

    【大引け概況】
    2日の日経平均株価は小幅ながら4営業日ぶりに反落した。終値は前日比35円25銭安の2万2472円78銭だった。
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:20 容量:11.49M

    過去のマーケット動画はこちら
     
    朝方は、1ドル=109円台後半へのドル高・円安を受け、2万2568円19銭(前日比60円16銭高)と高く寄り付いたが、一巡後は下げに転じた。
    4連休を前にした持ち高調整売りに押され、前場後半には一時2万2426円55銭(同81円48銭安)まで軟化した。
     
    最近上昇していた内需株や業績が景気変動の影響を受けにくいディフェンシブ株に利益確定目的の売りが出た。
    連休中(3〜6日)にはムニューシン米財務長官の訪中などの政治イベントや、4月の米雇用統計など注目度の高い経済指標の発表がある。休暇中の海外株式相場の急変動を警戒し、持ち高調整を優先させる投資家が多かった。
     
    米アップルが1日発表した2018年1〜3月期決算をきっかけに、ハイテク企業の業績の先行きに対する過度な不安は後退。関連の電子部品株にはヘッジファンドの買い戻しが優勢となり、相場を下支えした。
     
    JPX日経インデックス400は続落した。終値は前日比28.14ポイント安の1万5664.76だった。東証株価指数(TOPIX)は続落し、2.66ポイント安の1771.52で終えた。
     
    業種別株価指数(全33業種)は情報・通信業、輸送用機器、卸売業が下落し、その他製品、電気機器、食料品は上昇した。
     
    東証1部の売買代金は概算で2兆4046億円。売買高は14億4603万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は782、値上がりは1218、変わらずは83銘柄だった。
     
     
    個別では、ソフトバンクグループが軟調、武田薬品工業も冴えない。トヨタ自動車、ホンダなど自動車株も売り物に押された。米ゼロックスへの買収案が見直しを迫られるとの見方が浮上した富士フイルムが急落した。JXTGなど石油関連も売られた。武田や第一三共は安い。フォスター電機も大幅安となった。レノバ、イビデンなども安い。
     
     
    半面、日東電やアルプス、村田製が上昇した。JTやヤマトHDも大幅高となった。
    東海カーボンも上昇した。信越化学工業もしっかり。アウトソーシングが値を飛ばし、アイ・エス・ビー、第一工業製薬も高い。豊田合成、ダブル・スコープが買われ、トクヤマも上値を追った。
     
    東証2部株価指数は前日比10.26ポイント高の7083.83ポイントと続伸した。
    出来高8929万株。値上がり銘柄数は268、値下がり銘柄数は169となった。
     
    個別では、北海道コカ・コーラボトリング、古林紙工、東亜石油、ニッキ、リンコーコーポレーションなど8銘柄が年初来高値を更新。スガイ化学工業、野崎印刷紙業、ファステップス、日本和装ホールディングス、アイスタディが買われた。
     
    一方、スリープログループ、日本食品化工、トリニティ工業、ニッチツが年初来安値を更新。アイケイ、ツインバード工業、ダイベア、ビート・ホールディングス・リミテッドが売られた。


     

    日経ジャスダック平均株価は反発した。終値は前日比27円93銭高い3963円50銭とおよそ3週ぶりの高値だった。決算発表で好材料が出た銘柄が上昇をけん引した。
    大型連休の後半を前に、米中貿易摩擦の先行き不透明感が残る輸出関連の主力株への買いを見送り、内需関連の多い新興企業株に資金を振り向ける動きもあった。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で488億円、売買高は7891万株だった。値上がり銘柄数は431、値下がり銘柄数は217となった。
     
    個別では、シベール、エスプール、イーサポートリンク、キャピタル・アセット・プランニング、ニーズウェルなど16銘柄が年初来高値を更新。平山ホールディングス、日本コンピュータ・ダイナミクス、ニチダイ、YKT、ナガオカが買われた。
     
    一方、パレモ・ホールディングス、ニッポン高度紙工業、セプテーニ・ホールディングス、クリエアナブキ、パウダーテックなど16銘柄が年初来安値を更新。ネットマーケティング、ヤマザキ、植松商会、シライ電子工業、ダイイチが売られた。

     

    東証マザーズ指数は前日比11.29ポイント高の1147.73ポイントと反発。
    東京市場全般は連休の谷間で手掛けづらい状況だが、新興市場は個別物色が活発になっている。米国の連邦公開市場委員会(FOMC)や雇用統計の発表、日本の大型連休を控え、積極的にポジションを傾ける動きは少なかった。個人投資家の取引は東証1部のマネックスグループや任天堂などに集まったが、「新興株を個別物色する動きも見られた」という。
    値上がり銘柄数は163、値下がり銘柄数は79となった。
     
    個別では、AppBankがストップ高。リアルワールドは一時ストップ高と値を飛ばした。ALBERT、PR TIMES、ソウルドアウトなど4銘柄は年初来高値を更新。ピクスタ、シェアリングテクノロジー、メドピア、アイペット損害保険が買われた。
     
    一方、夢展望、フェイスネットワーク、アプリックス、ウォンテッドリー、Mマートが年初来安値を更新。エスユーエス、ドリコム、シンメンテホールディングス、テラスカイ、ファイバーゲートが売られた。


     

    【後場寄り付き概況】
     
    後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比65円46銭安の2万2442円57銭で始まった。
    東証株価指数(TOPIX)は、4.22ポイント安の1769.96で始まった。
    連休を前に買いは手控えられ、日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに弱含みで推移している。
    外国為替市場では、1ドル=109円70銭近辺での推移。アジアの主要株式市場は総じて軟調。
     
    個別では、ファナックが反落し、トヨタ、ホンダ、ブリヂストンは値を下げている。コマツは続落。JXTG、国際帝石は売られている。ソフトバンクG、武田、資生堂、ファーストリテはさえない。
     
    半面、JTが値を上げ、ヤマトHDは大幅反発。マネックスG、任天堂。ソニー、東エレク、村田製、日立、SUMCOが上昇。三菱UFJは横ばい圏。
     
    ランチバスケットは19件、144.24億円、10億売り越し
     


    2日午前の日経平均株価は反落し、午前の終値は前日比71円57銭安の2万2436円46銭だった。
     
    朝方は、1ドル=109円台後半へのドル高・円安を受け、買い先行となり、2万2568円19銭(前日比60円16銭高)と高く寄り付いた。一巡後は上値が重く、株価指数先物売りに下げに転じた。
     
    4月の米新車販売台数が落ち込んだ日産自やホンダなどの自動車株も下落した。陸運や情報・通信など業績が景気変動の影響を受けにくいディフェンシブ銘柄の下げも目立った。
    大型連休の谷間とあって当面の利益を確保する売りが多く、一時2万2426円55銭(同81円48銭安)まで軟化した。その後の戻りは鈍く前引けにかけて安値圏で推移した。
     
    市場では「信用取引で買っていた個人投資家が売った」、「海外投資ファンドが利益確定売りに動いた」などの見方が出ていた。
     
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は続落した。
     
    前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆1726億円、売買高は7億5555万株で、いずれも前日同時点を下回る低調ぶりだった。東証1部の値下がり銘柄数は1010、値上がりは935、変わらずは136銘柄だった。
     
    業種別株価指数(全33業種)は輸送用機器、情報・通信業、医薬品が下落し、その他製品、電気機器、金属製品は上昇した。
     

    個別では、値上げで19年3月期の連結純利益が大幅に伸びると発表したヤマトHDが高い。任天堂が堅調、JTも買いを集めた。キーエンス、村田製作所なども買いが優勢。アウトソーシングが大幅高に買われ、セレス、Gunosyなども値を飛ばした。ヤマトホールディングスも物色人気。
     
    半面、今期の業績見通しが市場予想を下回ったCTCが急落した。米原油先物相場の下げを受け、国際石開帝石やJXTGが売られた。ファナックが冴えず、ソフトバンクグループも軟調。トヨタ自動車も利食いに押された。JR西日本や京成などの電鉄株も安い。フォスター電機が急落、IBJも安い。
     
     
    東証2部株価指数は前日比0.08ポイント高の7073.65ポイントと続伸した。
    出来高5613万株。値上がり銘柄数は250、値下がり銘柄数は177となった。
     
    個別では、北海道コカ・コーラボトリング、古林紙工、東亜石油、ニッキ、リンコーコーポレーションなど8銘柄が年初来高値を更新。野崎印刷紙業、スガイ化学工業、リミックスポイント、アートスパークホールディングス、倉庫精練が買われた。
     
    一方、スリープログループ、日本食品化工、ニッチツが年初来安値を更新。ダイベア、竹田印刷、ビート・ホールディングス・リミテッド、北日本紡績、アイケイが売られた。


     

    日経ジャスダック平均株価は反発した。前引けは前日比17円89銭高い3953円46銭となった。
    東証1部で輸出関連株の一角が売られるなか、内需関連の多い新興企業株に見直し買いが入った。ジャスダック平均が前日まで続落しており、押し目買いも入りやすかった。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で297億円、売買高は4947万株。値上がり銘柄数は368、値下がり銘柄数は242となった。
     
    個別では、シベール、エスプール、イーサポートリンク、キャピタル・アセット・プランニング、ニーズウェルなど13銘柄が年初来高値を更新。山陽百貨店、ニチダイ、アイ・ピー・エス、平山ホールディングス、SEMITECが買われた。
     
    一方、ニッポン高度紙工業、セプテーニ・ホールディングス、パウダーテック、ネットマーケティング、ハーモニック・ドライブ・システムズなど11銘柄が年初来安値を更新。植松商会、カンセキ、レカム、シライ電子工業、小倉クラッチが売られた。


     


    東証マザーズ指数は反発した。前引けは前日比7.68ポイント高い1144.12ポイントだった。値動きの軽い中小型株での短期的な値幅取り狙いの売買が目立った。
    値上がり銘柄数は139、値下がり銘柄数は95となった。
     
    個別では、リアルワールドが一時ストップ高と値を飛ばした。ALBERT、AppBank、ソウルドアウトは年初来高値を更新。シェアリングテクノロジー、MRT、サインポスト、SOU、ピクスタが買われた。
     
    一方、夢展望、フェイスネットワーク、アプリックス、ウォンテッドリー、Mマートが年初来安値を更新。エスユーエス、シンメンテホールディングス、ドリコム、ビープラッツ、メディネットが売られた。


     



    攻めると守りで攻防戦という。
    それは株式市場でも同じこと。
    ただ上値を攻めるには守りを固めつつ攻める必要がある。
    一方、下値を攻めるには守りはあまり関係なく攻め一方で事足りる。
    ココがハンディでもあろう。
    営々と築いてきた株価は、サル知恵のような悪材料でいともたやすく籠絡されることが多い。
    3ヶ月かけてジリ足で上昇してきた株価は、アット言う間に3日ほどで元に戻ることもある。
    後から登場するのは小賢しい悪材料。
    しかし、下値に戻れば誰も悪材料を喧伝しなくなるからややこしい。
    もっともどんなゲームでも負けている方は守るものはなく必死に攻めるだけ。
    いわゆる背水の陣である。
    株安の時にその株価を守ろうとするのは稀有のケースでもあろうか。
    主客の逆転も相場の醍醐味ではあるが、その時間軸が見にくいからややこしい。
    もっとも・・・。
    変な合従連衡がないだけスッキリはしている。
    油断も四面楚歌も苦肉の策も小さな株式市場には存在しているから面白いでも言えよう。
    「鶏は三歩歩けば忘れる」も同様だ。
    「甲斐なき星が夜を明かす」はまさしく株のことに思えてくる。
     
    あるメルマガに想定されている悪材料なるものがあった。
    (1)米国VS世界の貿易戦争による「世界景気の縮小」懸念
    (2)貿易赤字削減のためのドル安政策による「円高」懸念
    (3)最近、なりを潜めている「テロの復活」懸念
    (4)北朝鮮のスタンスに対するトランプ大統領の対応懸念
    (5)英国VSロシアの紛争懸念
    (6)日本の政局懸念
    (7)米国中間選挙に向けてのトランプ大統領の焦りからの変な行動懸念
     
    ゴルフに行くとしばしばグリーンの前に立ちはだかる樹木。
    その高い木を避けて狙っているのにどういう訳か枝の先端にボールが向かうことが多いもの。
    頭では「避ける」とわかっているのに、体は目標らしきものが手前にあると錯覚するのかも知れない。
    株式市場も頭では理解していても、体は妙に錯覚することが多いもの。
    この理解と錯覚が価格のアンバランスの原因の一つなのだろう。
    オーガスタに45回も行ったアイゼンハワー元アメリカ大統領。
    オーガスタの17番ホールのフェアウェイに立った巨木に何度もぶつけたという。
    「あの松の木を切ってしまえ」と言ったとか言わなかったとか・・・。
    結局、数年前に雪嵐でこの松の木は傷つき伐採されてしまった。
    「株は松の木に向かっていくものではなく、永遠のカップを目指す」。
    そんな格言はないが・・・。
    そういえば、先日「ゴルフがトランプ」とある番組で言ってからゴルフのスコアが回復してきた。
    「ゴルフがスランプ」のもじりだったが結構効くおまじないだったのだろうか。
    ここ数回バーディが必ず訪れるようになった。
    「株はトランプ」と唱えてみるのもいいかも知れない。
     
     
    スケジュールを見てみると・・・
     
     3日(木):憲法記念日で休場、米貿易収支、ISM非製造業景況感、製造業受注、ADB年次総会
     4日(金):みどりの日で休場、米雇用統計
    週末:こどもの日
     7日(月):米消費者信用残高
     8日(火):家計調査、中国貿易収支
     9日(水):景気動向指数、日中韓3カ国首脳会談、米生産者物価、マレーシア総選挙
    10日(木):国際収支、景気ウォッチャー調査、都心オフィス空室率、中国李克強首相北海道訪問、米消費者物価、財政収支、英国金融政策、中国生産者・消費者物価
    11日(金):マネーストック、オプションSQ、米輸出入物価、ミシガン大学消費者信頼感
     
    過去10年の大型連休明け後の日経平均
     
                            日経平均                   騰落幅(率)
    17年5月8日   1万9895円70銭       450円      (2.31%)
    16年5月6日   1万6106円72銭      ▲40円66銭(▲0.25%)
    15年5月7日   1万9291円99銭     ▲239円64銭(▲1.22%)
    14年5月7日   1万4033円45銭     ▲424円6銭(▲2.93%)
    13年5月7日   1万4180円24銭       486円20銭  (3.55%)
    12年5月7日        9119円14銭     ▲261円11銭(▲2.78%)
    11年5月6日        9859円20銭     ▲145円       (▲1.44%)
    10年5月6日   1万 695円69銭     ▲361円71銭(▲3.27%)
    09年5月7日        9385円70銭       408円33銭  (4.54%)
    08年5月7日   1万4102円48銭        53円22銭  (0.37%)
     


    (櫻井)。

    [概況]

    NY市場に入り発表された3月建設支出と4月ISM製造業景況指数は共に予想を下回ったがドル安は小幅にとどまった。
     NY株式市場はファイザーの決算や予想を下回る経済指標の結果を受けて続落して始まり、ダウが中盤に-354.96ドルまで下げ幅を拡げるとドルも売られたが下値は109.500円にとどまり、109円半ばを維持した。
     
    其の後は株価の下げ幅縮小や米国債利回りの上昇にドルも買い戻されて再び値上がりし、終了近くには当日高値109.900円まで上昇して、最後も前日比+55.5銭高の109.870円と109円台後半に乗せて引けた。
     
    またユーロは対ドルで売られた為に対円でも値下がりし(-25銭)、英経済指標の予想を下回る結果にポンドは150円を割り込む下げ(-87銭)となった。予想を下回る米経済指標やNYダウの続落にも拘わらずドルは上値を伸ばすなど先高期待の強さが感じられ、110円が視野に入って来た様だ。


    [提供:カネツFX証券株式会社]

    NY株式市場で主要指数はマチマチの展開。
    S&P500とNASDAQは上昇。
    NYダウは続落となった。
    NYダウは一時300ドル超下落した場面もあったが引け際に100ドル程度戻した格好。
    ライトハイザーUSTR代表が中国訪問に先立ち「目指すのは中国経済の開放で経済システムの変更でない」とコメント。
    メキシコのグアハルト経済相はNAFTA再交渉での自動車分野のルール変更について合意に至る可能性は高い」とコメント。
    これらが好感された。
    ISM製造業景気指数は57.3と前月の59.3から低下。
    原材料価格の上昇を反映し価格指数は2011年4月以来の水準まで上昇した。
    トランプ政権の鉄鋼・アルミの輸入制限措置などを背景とした原材料価格の上昇。
    そして2014年以来の高値圏の原油価格などが背景だ。
    そういうインフレ傾向の中でのFOMC声明が注目される。
    第2四半期決算で売上高と利益が市場予想を上回ったアップルの株価は引け後に4%程度上昇。
    新たに1000億ドルの自社株買いと四半期配当の16%引き上げも好材料だ。
    翌日の相場への反映が期待されよう。
    10年国債利回りは2.97%台。ドル円は109円台後半で推移。
     
     
    連休前半のNYダウは159ドル安。
    しかし日経平均は意外としっかりと14円安での寄りつき。
    9時15分の売買高は約4400億円と拡大。
    1日で2.87兆円は上出来だった。
    「大型連休谷間の閑散相場」なんて声は全くない。
    連休の谷間が高いというアノマリーに3連休明けの株高アノマリー。
    さらにはGW後の株高アノマリーも加わったのかも知れない。
    先週大幅安のファナックやスプリントの合併表明があったソフトバンクの上昇。
    指数寄与度の高い銘柄がそれなりに寄与した結果の日経平均高だったのだろう。
    「ソニーに値幅が出て、売買も活況となったことを好感したジリ高基調継続」という見方もある。
    2月27日の戻り高値22502円を終値ベースで上回り3日続伸。
    5日連続の日足陽線だ。
    25日線(21793円)からは3.4%のプラスかい離。
    26週線(22363円)も明確に超えた。
    騰落レシオは123.75%。
    サイコロは9勝3敗で75.0%。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲13.072%(前日▲12.857%)。
    買い方▲8.491%(前日▲8.314%)。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲21.02%(前日▲17.63%)。
    4月10日の▲20.46%を上回った。
    買い方は▲15.42%(前日▲15.03%)。
    空売り比率は39.5%で3日連続40%割れ。
    日経VIは15.93%まで低下した。
    日経平均採用銘柄のEPSは1712円でPERは13.14倍。
    シカゴ225先物終値は大証日中比40円高の22540円。
    高値は22565円と前日の22600円台の高値からは低下した。
    昨日まで22533円だった雲の上限は22344円まで低下し明確に超えてきそうな気配。
    ボリンジャーのプラス2σの22618円くらいは挑戦して欲しいところだ。
    米アップルの好決算は支援材料になろうか。
    気学では「強日柄にして後場へかけて高きこと多し」となっている。
    株は安いぞ水曜日だが八十八夜。
    末広がりの連休ハザマの株高アノマリーに期待だろう。
    時価総額700兆円まであと32兆円だ。
     
    ストボのメルマガで見つけた「続伸ランキング」。
    確かに地所や重工は意外感だ。

    1  ETS (1789)/12日続伸
    2  ビケンテクノ(9791)/11日続伸
    3  ファルコム(3723)/10日続伸
    4  やまや(9994)/9日続伸、以下同じ
    4  応用技術(4356)
    4  福島工業(6420)
    4  TKC(9746)
    4  三菱地所(8802)
    4  エスクローAJ(6093)
    4  銭高組(1811)
    4  オオバ(9765)
    4  博報堂DY(2433)
    4  フジオフード(2752)
    4  三菱重(7011)
    4  シダックス(4837)
    4  魚喜(2683)
     
    日銀の試算は消費税に関して。
    来年10月の消費税率10%への引き上げによる実質的家計負担は2兆円だという。
    負担増は5兆円。
    しかし軽減税率分が1兆円、教育無償化で1.4兆円、年金改定で0.6兆円。
    合わせて3.5兆円の負担が軽減され都合2兆円になるという。
    2014年の増税時の負担増は8兆円という試算もあった。
    試算はいつも都合が良いものでもある。
     
     
    NYダウは64ドル安の24099ドルと3日続落。
    NASDAQは64ポイント高の7130ポイントと反発。
    S&P500は6ポイント高の2654ポイントと続落。
    ダウ輸送株指数は35ポイント安の10388ポイント。
    3市場の売買高は65.6億株。
    CME円建ては大証比40円高の22540円。
    ドル建ては大証比60ポイント高の22560ポイント。
    225先物大証夜間取引は日中比40円高の22540円。
    ドル円は109.80円。
    10年国債利回りは2.976%。
     
     
    ◇━━━ カタリスト━━━◇
     
    HMT(6090)・・・動兆。
     
    ヒューマンメタボに注目する。
    同社は代謝成分の網羅的解析技術で創薬等研究開発を支援。
    バイオマーカー探索から診断薬開発も行っている。
    「脂質メディエーター」を標的として、脂質解析の受託プラン「Mediator─Scan」を発売。
    解析網羅性を高め、メタボローム解析の可能性をさらに拡大しよう。
    「鶴岡発ベンチャーが創る 健康長寿社会」に期待だ。

    (兜町カタリスト櫻井)

    【寄り付き概況】

    2日午前の日経平均株価は、前営業日比60円16銭高の2万2568円19銭で始まった。
    東証株価指数(TOPIX)は、2.71ポイント高の1776.89で始まった。
     
    前日のNYダウが3日続落したものの、ナスダック指数は反発に転じ、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数も切り返しほぼ高値圏で引ける強さをみせた。
    外国為替市場では1ドル=109円台後半の円安に振れており、主力輸出株中心に追い風が強い。
    ただ、きょうは連休の谷間であすから4連休を控えていることもあり、買い一巡後はキャッシュポジションを高めようとする動きも想定され上値は重い可能性もある。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種中、17業種が高く、値上がり上位に海運、その他金融、金属製品、ガラス土石、電気機器など。一方、値下がりで目立つのは鉱業、石油、不動産など。

    個別では、任天堂の買いが厚く、マネックスG、ファーストリテはしっかり。ソニー、日立、東エレク、村田製も値上がり。伊藤忠、三井物が小高く、オリックス、SBIは堅調に推移している。
    半面、三菱UFJ、菱地所、三井不も下落し、ソフトバンクGは軟調。NTT、KDDIが売られ、武田、アステラス薬は甘く、花王、資生堂もさえない。


    225先物は、アムロ・モルスタ・ソジェン・バークレイズ・メリルが買い越し。
    野村・GS・日興・クレディ・シティが売り越し。
    TOPIX先物はクレディ・ソジェン・モルスタ・バークレイズ・UBSが買い越し。
    GS・日興・メリル・アムロが売り越し。
     
    外資系等は、双日(2768)、参天(4536)、特陶(5334)、丸井(8252)、ヤマト(9064)、豊田合成(7282)、日本M&A(2127)、キッコーマン(2801)、テクノプロ(6028)、コーセー(4922)、競馬(9672)、アンリツ(6754)、良品計画(7453)に注目。
     
    テクニカル的には、東京エネシス(1945)、JPHD(2749)、あい(3076)、バイタルKSK(3151)、野村不(3231)、ツルハ(3391)、クスリアオキ(3549)、イビデン(4062)、ロート(4527)、フューチャー(4722)、ソフトブレ(4779)、ISID(4812)、ミルボン(4919)、三協立山(5932)、テクノプロ(6028)、平和(6412)、SANKYO(6417)、金銭機械(6418)、ホシザキ(6465)、山洋電(6516)、キーエンス(6861)、ショーワ(7274)、ネットワン(7518)、兼松エレ(8096)、丸井(8252)、南海(9044)、北電(9509)、北ガス(9534)、都競馬(9672)が動兆。
     


     

     
    2日の東京株式市場は、堅調な展開か。
    日経平均株価の予想レンジは、2万2400円-2万2600円。
    個別物色の活況が相場を下支えすると考える。昨日も小動きながら日経平均は2万2500円台に乗せており、2万2500円を下回る場面では買いが入ると予想する。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の後半(1日終値109円47-48銭)と円安に振れている。対ドルでの円安の動きから、輸出関連銘柄に関心が向かいそうだ。
    また、注目されていた米アップルの1-3月期決算は、1株利益が市場予想平均を上回り、時間外取引で上昇した。同社株の上昇を受け、関連銘柄に物色の矛先が向かう可能性もありそう。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、1日の大阪取引所終値比40円高の2万2540円だった。
     
    【好材料銘柄】
    ■アウトソーシング <2427>
    1-3月期(1Q)税引き前は56%増益で着地。
     
    ■リケンテクノス <4220>
    今期経常は13%増で2期ぶり最高益、1円増配へ。
     
    ■ヤマトホールディングス <9064>
    前期経常が一転増益で上振れ着地・今期は61%増益、1円増配へ。
     
    ■スガイ化学工業 <4120>
    前期経常を64%上方修正。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
    2(水)
    4月マネタリーベース(8:50)
    4月消費動向調査(14:00)
    《決算発表》
    伊藤忠、ジョイ本田、トレードワクス、三井海洋、JIA、エフピコ、船総研HD、オートバクス、TKC、太陽HD、アクシアル
     
    【海外】
    米4月ADP雇用リポート(21:15)
    《米決算発表》
    マスターカード、AMETEK、エクセロン、プログレッシブ・コープ、ADP、アメリカン・インターナショナル・グループ、FMC、アメリカン・ウォーター・ワークス、エクイニクス、メットライフ


    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

    [株価材料]
     
    ■カゴメ<2811>
    希少農産物の通販事業強化へ
     
    ■三洋化<4471>
    潤滑油添加剤増産に向け韓国で設備新設へ
     
    ■サイバエージ<4751>
    系列がプロゲーマー向け研修の提供開始
     
    ■富士電機<6504>
    今年度332億円の電子デバイス投資を計画
     
    ■NTTデータ<9613>
    ツイッター活用視聴動向分析サービス開始


     

    1日のNYダウ工業株30種平均は3日続落し、前日比64ドル10セント安の2万4099ドル05セントで終えた。米主要企業の決算発表シーズンが終盤を迎えて新たな材料が乏しく、買いが入りにくかった。
    市場予想を下回る米経済指標も重荷だった。1〜2日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとして買いを手控える投資家も多かった。
     
    朝方発表した2018年1〜3月期決算で売上高が市場予想に届かなかった製薬大手ファイザーが急落したほか、好決算を受けて前日急騰したファストフード大手マクドナルドにも利益確定の売りが膨らみ、ダウは一時2万4000ドル台を割る場面もあった。
    一方で、引け後に決算発表を控えるアップル(AAPL)を中心にハイテクセクターに買いが広がり、下げ幅をやや縮小する展開となった。
     
    1日に米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した4月の製造業景況感指数は57.3と前月から2ポイント低下し、市場予想も下回った。米商務省が発表した3月の建設支出は前月から市場予想に反して減った。米経済は拡大基調が続いているが勢いが鈍くなりつつあるとの見方が浮上した。
     
    ナスダック総合株価指数は反発し、前日比64.438ポイント高の7130.704で終えた。引け後に決算発表を予定していたアップルが2%強上昇し、主力ハイテク株が買われて指数を押し上げた。
     
    セクター別では、半導体・半導体製造装置やテクノロジー・ハード・機器が上昇する一方で耐久消費財・アパレルや食品・飲料・タバコが下落した。
     
    個別では、高級皮革「コーチ」などを傘下に持つタペストリーが大幅安。1日に発表した四半期決算で服飾ブランドなどが不振だった。航空機のボーイング(BA)は、航空関連部品メーカーのKLX(KLXI)と32億ドルで買収合意し、財務負担を懸念した売りが広がった。
     
    一方、アナリストが「買い」で調査を開始した動画配信機器の製造・販売を手掛けるロクは買いが優勢だった。ゴールドマン・サックスが「強い買い推奨」のリストに加えたソフト大手のシトリックス・システムズも買われた。
     
    VIX指数は15.49と低下(前営業日15.93)。
    ダウ平均は、米連邦公開市場委員会(FOMC)のタカ派スタンスへの警戒感、中東の地政学リスクや米中通商協議への警戒感などから、一時前日比354ドル安の23808ドルまで下落した。
    VIX指数は一時16.82まで上昇した。しかし、引けにかけて下げ幅を縮小したことで15.42まで低下。
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    24,099.05−64.10
    S&P500種
    2,654.80+6.75
    ナスダック
    7,130.704+64.438
     
    米10年債利回り(%)
    2.9681 +0.032
    米2年債利回り(%)
    2.5083 +0.02
     
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,306.80−12.40
    NY原油(ドル/バレル)
    67.41+0.16
    円・ドル
    109.82 - 109.83+0.35
     

    【シカゴ日本株先物概況】

    シカゴ日経平均先物は反発した。
    6月物は前日比100円高の2万2540円で引け、同日の大取終値を40円上回った。
    NYダウが引けにかけて下げ幅を縮めるにつれ、買われた。
    円安も支援材料になった。市場は2日まで開く米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果に注目している。
    この日の6月物高値は2万2565円、安値は2万2420円。
     
    シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
    22540 ( +40 )
    シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
    22560 ( +60 )
    ( )は大阪取引所終値比



    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
    FTSE100 7520.36(+11.06)
    FTSE100種総合株価指数は4日続伸した。前日4月30日の終値に比べ11.06ポイント高の7520.36で引けた。先週末の27日以来連続で1月31日以来の高値水準を更新した。構成銘柄の約6割が上昇した。
    為替相場でのポンド安を背景に構成銘柄に多国籍企業が多いFTSE100種には買いが入りやすかった。もっとも午後に入り、主力の鉱業株に売りが広がり、指数の上げ幅は縮小した。
     
    個別では、食品デリバリーのジャスト・イートが大幅上昇した。第1四半期が市場予想を上回って増収となったことが好感された。イースター休暇期間の業績が好調だったことが貢献した。
     
    ポンド安の恩恵を受けやすいとされる海外で収益を得る医薬品株と石油株の大型株がそろって全面高となったほか、医療のメディクリニック・インターナショナル、たばこのインペリアル・ブランズ、酒類のディアジオなども上げた。石油のBPは四半期決算が大幅増益となったことも買い材料視された。
     
    半面、金属相場の下落を受けて、午後にかけて鉱業株への売りが膨らみ、ほぼ全銘柄が下落した。なかでもフレスニージョやBHPビリトンの下げが大きかった。
    小売り関連株が売られるなか、WMモリソン・スーパーマーケッツと小売りのキングフィッシャーの下げが目立った。前日30日にスーパーマーケットのセインズベリーとアズダが大型の経営統合発表したことを嫌気した売りが出た。ただセインズベリーだけは続伸し、2%近く上げた。

    ■ドイツ・フランクフルト株価指数

     メーデーにより休場


    ■フランス・パリ株価指数

     メーデーにより休場
     

05月03日 マーケットコメント

05月04日 マーケットコメント

05月05日 マーケットコメント

05月07日 マーケットコメント

05月08日 マーケットコメント



戻る
 
サイトTOPへ

株式投資は全て自己責任でお願いします。このサイトの情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。当サイトの掲載事項において損失をされた場合も当方は一切の責任を負いかねます。

(C)ilogos / Eimei.tv