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【市況一覧】
日経平均株価
37,068.35 -1011.35 04/19
TOPIX
2,626.32 -51.13 04/19
マザーズ
638.74 -21.13 04/19
NYダウ平均
37,775.38 +22.07 04/19
ナスダック総合
15,601.50 -81.87 04/19


05月01日 マーケットコメント

05月02日 マーケットコメント

05月03日 マーケットコメント

05月04日 マーケットコメント

05月05日 マーケットコメント

05月07日 マーケットコメント


    [概況]

    8日海外時間の外国為替市場は、軒並み円高の値動きとなっている。
    米ドル円はじりじりと値を下げ一時108.845円まで、他方、クロス円通貨ペアでは豪ドル円が一時81.395円まで、それぞれ本営業日の安値を更新する展開となっている。
    この値動きについて一部の市場関係者からは、イラン核合意問題に関するトランプ米大統領の発表を前に警戒感がくすぶっているという。

    市場は、北朝鮮のミサイルや核開発など核関連の話題となると敏感に反応しやすい面があり、今回も投資家のリスク許容度に影響していると考えられる。
    トランプ米大統領からは、日本時間9日未明に決断の内容が公表されるよていとなっており、ポジション調整は必要かもしれないといった声が聞かれている。

    この後の時間については、注目される経済指標の発表が少ないことから、債券利回りや主要な株価指数などを横目に見ながらの取引が主体となりそうか。
    テクニカル的には、米ドル円は109.246円付近にかかる5日間単純移動平均線と108.372円付近に控えている20日間単純移動平均線の間に挟まれる格好となっており、この価格帯でのレンジとなりそうか。
    豪ドル円については、82.014円付近にかかる5日間単純移動平均線に抑えられながら81.380円まで下落しており、短期的には80.490円まで下値を拡大する可能性もありそうか。

    [提供:カネツFX証券株式会社]

    8日の日経平均はプラス圏とマイナス圏を行き来したが、引けでは小幅高。
    下げてもそれほど悲観ムードは強まらない一方、上げても追随買いは入らずで、個別重視の様相が強まっている。5日線をサポートとした緩やかな上昇基調は崩れてはいない。
     
    9日の株式市場は、全般地合いは売り買い交錯で、日経平均株価はこう着状態の推移となりそうだ。
    株式市場に影響を与える可能性のあるものとして、日本時間9日未明にも発表が見込まれるトランプ米大統領によるイラン核合意からの離脱判断がある。イランへの経済制裁再開となれば、原油価格をはじめさまざまな面での影響が想定される。
     
    また、トヨタの決算発表が注目される。
    今回は引け後ではなく、場中の1時25分に開示され、その後に説明会が行われる予定。
    通常であればこの時間は動意薄となりやすいが、トヨタが決算を受けて大きく動く展開が想定されるだけに、他の自動車株や指数を刺激するか、また全体の商いが盛り上がるかが大きな注目点となるだろう。
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(8日現在)
     
    24026.00  ボリンジャー:+2σ(26週)
    23348.16  ボリンジャー:+3σ(13週)
    23190.59  ボリンジャー:+1σ(26週)
    23128.26  ボリンジャー:+3σ(25日)
    22821.09  ボリンジャー:+2σ(13週)
    22736.00  ボリンジャー:+2σ(25日)
     
    22508.69  ★日経平均株価8日終値
     
    22457.36  6日移動平均線
    22355.17  26週移動平均線
    22343.73  ボリンジャー:+1σ(25日)
    22319.61  新値三本足陰転値
    22316.86  均衡表転換線(日足)
    22294.02  ボリンジャー:+1σ(13週)
    22238.42  均衡表雲上限(日足)
    22238.42  均衡表基準線(週足)
    22068.29  75日移動平均線
    21951.47  25日移動平均線
    21782.21  均衡表基準線(日足)
    21766.95  13週移動平均線
    21560.30  200日移動平均線
     
      2万2500円付近で売り買い双方の力関係が均衡しているようである。
    ただ、25日線や200日線が上昇を続けていることから、切り上がる下値に煽られて少しずつ株価が上昇していく現在のトレンドには変化はないと考える。
     
    ボリンジャーバンドでは前日に株価の下ひげが+1σに接近したが割り込むことはなく、+1σによる下値支持を確認。
    本日は、+2σ側へ引き寄せられ、終値では+1σと+2σのレンジ中央付近まで戻したことから、9日以降は+2σサイドに振れる流れが予想される



    【信用規制・解除】
    銘柄 (8日大引け後 発表分)
    ■GW <3936> [東証M]
    東証が9日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除
     
     
    ■4月第4週の投資部門別売買動向=外国人、現先合計で4週連続買い越し
     
    4月第4週(4月23-27日)の投資部門別売買動向によると、現物株は外国人が5週ぶりに売り越した。個人は5週連続売り越し、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)など年金基金の動きを示すとされる信託銀行は2週ぶり売り越し。
     
    現物と先物で合計したより純粋な投資家動向は外国人が4週連続で買い越した。個人は5週連続売り越し、信託銀行は5週ぶりの売り越し。
     
     

    【大引け概況】
    8日の日経平均株価は小幅ながら3営業日ぶりに反発した。終値は前日比41円53銭高の2万2508円69銭で、2月5日以来およそ3カ月ぶりの高値だった。
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:24 容量:12.01M

    過去のマーケット動画はこちら
     
    朝方の売り先行後、日経平均株価はプラス圏に切り返した。前日の米主要株価指数が続伸したほか、為替の円高も進まず買い安心感につながった。
    最近の欧米株式相場の堅調さを背景に、投資余力が増した海外投資家が日本株を買い増した。上げ幅は100円に迫る場面があった。
     
    ただ、外国為替市場ではひと頃の円安が一服していることに加え、原油市況高を背景としたコスト上昇懸念が自動車や鉄鋼セクターへの売り圧力につながった。
    トランプ米大統領が日本時間9日未明にイラン核合意から離脱するかどうかの判断を発表することも投資家の様子見姿勢を強めた。
     
    市場関係者は、「市場は楽観しているが、(米国の)離脱という結果になれば、リスク回避の円高が相場の下押し圧力になりそうだ」と話していた。
     
    JPX日経インデックス400は続伸し、終値は前日比54.21ポイント高の1万5722.66だった。東証株価指数(TOPIX)も続伸し、6.64ポイント高の1779.82で終えた。
     
    東証1部の売買代金は概算で2兆6427億円。売買高は16億5580万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1373、値下がりは632、変わらずは78だった。
     
    業種別株価指数(33業種)は、水産・農林業、電気・ガス業、医薬品の上昇が目立った一方、鉱業、石油・石炭製品、パルプ・紙などは下落した。
     
    個別では、丸紅や三菱商、住友商が上昇した。8日にアイルランドの製薬大手シャイアーに対して正式に買収提案すると伝わった武田は大幅反発した。
    任天堂も買い優勢となった。東京電力ホールディングスも買いを集めている。さが美グループホールディングスが急騰、アイティフォーも値を飛ばした。図研が上値追い、中国塗料、コムチュアも大きく上昇した。ディー・エル・イーも人気を集めた。
     
    一方、三菱重や日電産は下落した。トヨタ自動車が軟調、日産自も安く、デンソーは年初来安値を更新した。三井物産も売りに押された。三菱重工業が安く、アドバンテストも値を下げた。イー・ガーディアン、スミダコーポレーションなどが大幅安となったほか、ケーズホールディングスの下げも目立つ。パソナグループ、コジマも下落した。
     
    東証2部株価指数は前日比57.30ポイント高の7162.54ポイントと4日続伸した。
    出来高9675万株。値上がり銘柄数は295、値下がり銘柄数は156となった。
     
    個別では、フライトホールディングス、ぷらっとホームがストップ高。TTK、北海道コカ・コーラボトリング、プロパティエージェント、ジャパンミート、フォーシーズホールディングスなど13銘柄は年初来高値を更新。マークラインズ、東亜石油、アイケイ、ベネフィット・ワン、ベリテが買われた。
     
    一方、省電舎ホールディングス、新内外綿、丸尾カルシウム、トリニティ工業、戸上電機製作所など6銘柄が年初来安値を更新。ファステップス、セキド、リミックスポイント、ニッキ、チャーム・ケア・コーポレーションが売られた。

     

    日経ジャスダック平均株価は3日続伸し、前日比12円60銭高い3995円20銭で終えた。
    7日の米株式相場が上昇し、投資家心理が改善。精密減速機メーカーのハーモニックや人材派遣のエンジャパンなど時価総額の大きい銘柄を中心につれ高した。
    マザーズ、ジャスダック両市場ともに売買代金が前日に比べて増えており、東証1部の値動きの軽い銘柄に移っていた個人の資金が新興市場に戻り始めていた。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で540億円、売買高は9279万株だった。
    値上がり銘柄数は383、値下がり銘柄数は261となった。
     
    個別では、麻生フオームクリート、太陽工機がストップ高。ミサワホーム中国、湖池屋、エスプール、佐藤食品工業、パピレスなど15銘柄は年初来高値を更新。ナガオカ、新日本建物、Mipox、ヤマザキ、小僧寿しが買われた。
     
    一方、エムケイシステムが一時ストップ安と急落した。AFC-HDアムスライフサイエンス、ニッポン高度紙工業、ラクオリア創薬、日本興業、エヌリンクスなど8銘柄は年初来安値を更新。ディーエムエス、ネクスグループ、プロパスト、東北化学薬品、シイエム・シイが売られた。

     


    東証マザーズ指数も3日続伸した。終値は前日比14.24ポイント高の1165.32だった。
    相場全体を大きく動かすような材料はなかったが、個人投資家の買いが支えとなり、新興企業市場は終日堅調だった。
    最近の日本株全体の上昇などにより、「個人投資家は少し投資余力を取り戻したようだ」という。マザーズ、ジャスダック両市場ともに売買代金が前日に比べて増えており、東証1部の値動きの軽い銘柄に移っていた個人の資金が新興市場に戻り始めていた。
     
    好決算を発表した医師向けコミュニティーサイトを運営するメドピアが上昇。アプリ紹介サイトのアップバンクも上げた。時価総額の大きいミクシィやそーせい、JIAも上げた。
    売買代金は概算で765.69億円。騰落数は、値上がり159銘柄、値下がり86銘柄、変わらず6銘柄となった。
     
    個別では、ベガコーポレーション、PR TIMES、AppBank、ロゼッタ、ベイカレント・コンサルティングなど6銘柄が年初来高値を更新。メドピアマザーズ売買代金、上昇率ともにトップとなった。上期決算が大幅増益だったことを受けて15%超上昇した。ディジタルメディアプロフェッショナル、カナミックネットワーク、ALBERT、カヤックが買われた。
     
    一方、テラスカイ、ソーシャルワイヤー、HEROZ、フィンテック グローバルが年初来安値を更新。アジャイルメディア・ネットワークは、マザーズ下落率トップとなるなど直近IPO銘柄が軟調だった。グローバルウェイ、メディアシーク、アイペット損害保険、ティーケーピーが売られた。


     

    【後場寄り付き概況】

    8日後場寄り付き日経平均株価は、前営業日比78円21銭高の2万2545円37銭で始まった。
    東証株価指数(TOPIX)は、9.53ポイント高の1782.71で始まった。
     
    個人投資家を中心とした買いが入って堅調だった前場の流れを引き継ぎ、日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともにしっかり。
     
    外国為替市場では、1ドル=108円90銭台での推移。アジアの主要株式市場は総じて堅調。
     
    個別では、マネックスGが4営業日続伸し、武田が反発した。三菱UFJ、三井住友が買われ、東電力HDは大幅高。資生堂、コーセー、ソフトバンクGが買われ、任天堂が強含み、コマツ、キヤノンが値を上げた。
    半面、スルガ銀が大幅反落。日ライフラインは続落。ファーストリテ、ソニー、日本電産、アドバンテス、トヨタ、日産自が売られている。
     
    明日のトヨタ自など主力企業の決算発表が控えているとあって、積極的に上値を追う動きは取りにくいだろう。
    新興市場ではマザーズ指数の堅調ぶりが目立つ。
    週後半には決算発表の第2のピークを迎えるため、幕間つなぎ的な物色である可能性も考慮する必要はあるだろう。
    ただ、マザーズ指数は抵抗として意識されていた25日移動平均線を上抜けしており、決算発表一巡後の本格的な出直りへの期待が高まりやすい。

     

    8日午前の日経平均株価は反発し、前日比69円26銭高の2万2536円42銭で前場を終えた。上昇幅は100円に迫る場面もあった。
     
    朝方は円相場が1ドル=108円台に上昇したことが意識され、売りが先行した。トヨタやソニーなど輸出関連株の一角が売られ、指数の重荷となった。
    ただ、円高が進む気配もなく買い戻しが入り、日経平均株価はプラス圏に切り返した。
    ここ数日の欧米株式相場の上昇を受け、投資余力が増した海外投資家が日本株にも持ち高を増やす目的の買いを入れたとの見方があった。
    前場中ごろから時価総額の大きい三菱UFJや三井住友FGなど銀行株の上昇が指数を押し上げた。
     
    JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに上昇した。前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆2580億円、売買高は8億6511万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1503、値下がりは512、変わらずは68だった。
     
    業種別株価指数(33業種)は、水産・農林業、その他金融業、電気・ガス業の上昇が目立った一方、鉱業、パルプ・紙、石油・石炭製品などは下落した。
     
    個別では、8日にアイルランドの製薬大手シャイアーに対して正式に買収提案すると伝わった武田薬品工業が反発した。コマツも上昇。任天堂、東京電力ホールディングス、関西電が堅調、三菱UFJフィナンシャル・グループもしっかりOLCは年初来高値を更新した。さが美グループホールディングスが大幅高、コムチュア、図研も値を飛ばした。
     
    半面、日本電産が安く、トヨタ自動車も冴えない。スミダコーポレーションが大幅安となったほか、アイスタイル、ケーズホールディングスなどの下げも目立つ。住友不は年初来高値を更新後に利益確定売りが出て下げに転じた。
     
    東証2部株価指数は前日比36.04ポイント高の7141.28ポイントと4日続伸した。
    値上がり銘柄数は276、値下がり銘柄数は140となった。
     
    個別では、ぷらっとホームがストップ高。フライトホールディングスは一時ストップ高と値を飛ばした。TTK、北海道コカ・コーラボトリング、ジャパンミート、フォーシーズホールディングス、東亜石油など10銘柄は年初来高値を更新。マークラインズ、アイケイ、黒谷、サンセイ、ピーエイが買われた。
     
    一方、省電舎ホールディングス、新内外綿、丸尾カルシウム、トリニティ工業、フジオーゼックスが年初来安値を更新。セキド、ファステップス、ニッキ、倉庫精練、ネポンが売られた。

     


    日経ジャスダック平均株価は3日続伸した。前引けは前日比9円52銭高い3992円12銭。7日の米株式市場でIT銘柄の上昇が目立ち、ハーモニックやニチダイなどITや機械銘柄を中心につれ高した。好決算や業績予想の上方修正などを発表した中小型株の一角に買いが向かった。
     
    ジャスダック市場の売買代金は概算で300億円、売買高は4841万株だった。値上がり銘柄数は362、値下がり銘柄数は239となった。
     
    個別では、麻生フオームクリートがストップ高。ミサワホーム中国、湖池屋、エスプール、佐藤食品工業、パピレスなど14銘柄は年初来高値を更新。ヤマザキ、新日本建物、ナガオカ、ルーデン・ホールディングス、Mipoxが買われた。
     
    一方、エムケイシステムが一時ストップ安と急落した。AFC-HDアムスライフサイエンス、ニッポン高度紙工業、ラクオリア創薬、日本興業、エヌリンクスなど7銘柄は年初来安値を更新。東北化学薬品、ディーエムエス、プロルート丸光、中央経済社ホールディングス、エヌアイシ・オートテックが売られた。


    東証マザーズ指数も3日続伸し、前日比16.39ポイント高い1167.47で前引けを迎えた。好業績の小型株中心に買いが先行する地合い、新興市場も復調の兆候が出始めている。時価総額の大きいミクシィやそーせいが上昇。医師向けのコミュニティサイトのメドピアやアプリ紹介サイトのAppBankも上げた。
    値上がり銘柄数は154、値下がり銘柄数は89となった。
     
    個別では、ベガコーポレーション、PR TIMES、AppBank、ロゼッタ、ベイカレント・コンサルティングなど6銘柄が年初来高値を更新。メドピア、カナミックネットワーク、ジャパンインベストメントアドバイザー、手間いらず、スタジオアタオが買われた。
     
    一方、テラスカイ、ソーシャルワイヤー、HEROZ、フィンテック グローバルが年初来安値を更新。アジャイルメディア・ネットワーク、日本リビング保証、メディアシーク、エル・ティー・エス、ティーケーピーが売られた。
     


    [概況]

    東京時間に当日安値108.745円まで下げたドルは其の後上昇し、対ユーロで買われた事などに上値を伸ばすと、NY市場朝方には当日高値109.400円まで上昇した。

    一方ユーロは独3月製造業受注の予想を下回る結果にそれまでの安値を下抜き、対ドルで売られると対円でも売られ、更に下げ幅を拡げた。ドルは高値を付けたあとは上値が重くなり、NY市場引け近くに再び109円を割れたが、最後は前週末比-1銭の109.100円と109円を維持して引け、ドル安に連れてユーロも引け間際に当日安値129.975円まで下落して、最後は-39銭の130.060円で引けた。

    ドルは109円割れでは買われる様だが、先週に110円を付けて達成感もあり、上値追いには慎重な姿勢も感じられる。ドル高の流れは続いていると見ているが、目先しばらくは揉み合いか。

    [提供:カネツFX証券株式会社]

     

    【寄り付き概況】

    8日の東京株式市場は売り買い交錯もやや売り先行、寄り付きの日経平均株価は、前営業日比26円51銭安の2万2440円65銭で始まった。
    東証株価指数(TOPIX)は、0.81ポイント安の1772.37で始まった。
     
    前日のNYダウが3日続伸するなど上値指向が継続しており、東京市場でもリスク選好ムードにあるが、外国為替市場ではひところの円安局面は一服していることもあって上値が重い。
     
    ただ、原油市況が終値で70ドル台に乗せるなど3年5カ月ぶりの高値圏にあり、米国ではエネルギー関連株の上昇を誘っており、東京株式市場へもこの流れが波及する可能性がある。また、個別には今週決算発表がピークを迎えることで、好業績銘柄への関心が一段と高まることが考えられる。
     
    東京外国為替市場は、1ドル=108円台の後半(7日終値は1ドル=109円19-20銭)、1ユーロ=130円前後(同130円26-30銭)で取引されている。
     
    寄り付き時点で業種別では33業種中、16業種が高く、値上がり上位に不動産、その他金融、空運など。値下がりで目立つのは紙パルプ、鉄鋼、海運など。

    個別では、ファーストリテが値を下げ、資生堂、大成建はさえない。スルガ銀は大幅安。ソニー、日本電産、トヨタ、キヤノン、東海カは安い。
     
    半面、JR東日本、東電力HDが値を上げ、ソフトバンクG、武田、アステラス薬は堅調。三菱UFJ、マネックスG、オリックス、コマツが上伸し、キーエンスは強含み。ファナック、任天堂は一進一退の値動きとなっている。
     
     
    225先物は、モルスタ・三菱・ソジェン・アムロ・みずほが買い越し。
    JP・ドイツ・日興・メリル・クレディ・GSが売り越し。
    TOPIX先物はGS・野村・メリル・大和が買い越し。
    三菱・バークレイズ・ソジェン・アムロ・パリバ・クレディが売り越し。
     
    テクニカル的には、ブロンコB(3091)、三菱総研(3636)、トクヤマ(4043)、サイバネット(4312)、アステラス(4503)、リソー教育(4714)、ITFOR(4743)、C&R(4763)、ポーラ(4927)、長谷川香(4958)、クリエート(5187)、特陶(5334)、東洋シャ(5936)、アトラ(6029)、Jマテ(6055)、電子材料(6855)、マニー(7730)、バンナム(7832)、九電(9508)、アイエスビー(9702)、日管財(9728)が動兆。

    8日の東京株式市場は、もみ合い展開か。
    日経平均株価の予想レンジは、2万2300円-2万2600円
    現地7日の米国株式の上昇を受け、堅調なスタートとなりそう。ただ、全体相場を押し上げる材料に乏しいことから、上値は限定的となるだろう。
    また、トランプ大統領がイラン核合意についての米国の判断を8日(日本時間では9日)に発表するとツイートしたことで、ダウ平均は終盤に上げ幅を縮めており、方向感に乏しい展開が想定される。
     
    決算発表の本格化で、業績動向に関心が向かいやすいなか、個別株物色が中心になろう。為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の前半(7日終値109円19-20銭)と円高方向に振れている。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、7日の大阪取引所終値比20円高の2万2470円だった。
     
     
    【好材料銘柄】
    ■さが美グループホールディングス <8201>
    ベルーナ <9997> がTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指す。
    TOB価格は1株150円で7日終値を26%上回る水準。買い付け期間は5月8日から6月18日まで。
     
    ■東京建物 <8804>
    1-3月期(1Q)経常は5.2倍増益で着地。
     
    ■ベネフィット・ワン <2412>
    今期経常は20%増で8期連続最高益、9.5円増配へ。発行済み株式数の10.07%にあたる908万8000株の自社株を消却する。消却予定日は5月18日。また、19年3月期中を目標に東証2部から1部への指定申請を行う。
     
    ■川本産業 <3604>
    非開示だった前期経常は4倍増益へ。
     
    ■フライトホールディングス <3753>
    三井住友カードと包括加盟店契約。
    三井住友カードの代行として加盟店契約を結び加盟店の管理を行うとともに、決済金額に応じた手数料を得る。
     
    ■マークラインズ <3901>
    1-3月期(1Q)経常は41%増益で着地。
     
    ■IGポート <3791>
    NTTぷららと資本業務提携。
    スマートフォン用アニメ配信の共同事業の連携を強める。
    資本面ではNTTぷららを引受先とする第三者割当による自己株式の処分を実施する。
     
    ■和井田製作所 <6158>
    前期経常を32%上方修正、配当も3円増額。
     
    ■新日本建物 <8893>
    今期経常は26%増益、前期配当を5円増額・今期も10円継続へ。
     
    ■エンバイオ・ホールディングス <6092>
    前期経常を20%上方修正・最高益予想を上乗せ。
     
    ■メドピア <6095>
    上期経常が8.8倍増益で着地・1-3月期も57倍増益。
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
    8(火)
    3月家計調査(8:30)
    10年国債入札
    《決算発表》
    DMG森精、ALSOK、三菱重、三菱商、丸紅、三井物、日触媒、マルハニチロ、コムシスHD、アサヒ、不二製油、ニチレイ、セーレン、協和キリン、ライオン、旭硝子、東海カ、島精機、住友重、ミネベアミツミ、横河電、ドンキホーテH、アシックス、PALTAC、カプコン、ユー・エス・エス、住友ゴム、GSユアサ、ヒロセ電、スクリン、住友商
     
    【海外】
    中国4月貿易収支
    米3年国債入札
    《米決算発表》
    ウォルト・ディズニー・カンパニー、エレクトロニック・アーツ、ジェイコブズ・エンジニアリング・グループ、ガートナー、マイクロチップ・テクノロジー、CAテクノロジーズ、トリップアドバイザー
     

    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

    週明けのNYダウは3日続伸。
    3年5ヵ月ぶりに1バレル70ドル台まで上昇した原油価格を受けて石油セクターが上昇。
    一方で原油高が収益減につながるとの警戒感から、小売株などが売られた。
    ウォーレン・バフェット氏が前週末に続いて「100%保有してもいい」と高く評価したアップルが連日の上場来高値更新。
    IT関連銘柄はシッカリ。
    もっとも主要株価指数は引けにかけての動きは失速。
    200ドル超の上昇幅を縮小した。
    イラン核合意について、トランプ大統領が8日2時に発表するとツイートしたことから原油価格が急落。
    エネルギー関連が上昇幅を縮小した。
    原油先物価格の荒っぽい相場展開を受けて、原油版恐怖指数のOVXは10.28%高の28.86と大幅高。
    NASDAQ総合株価指数は続伸。
    VIX(恐怖)指数は14.75まで低下。
    スキュー指数は4月18日の146.26から123.04まで低下した。
    債券はロンドン市場が休場だったこともあり方向性に欠ける展開。
    ドル円は109円台。
    「中東リスクが本格化すれば、低リスク通貨の円やスイスフランが買われ、ドルの上値は重くなるはず」という声も聞こえる。
    「世界経済の先行指標として定評のある韓国の輸出額が2016年以来初めてマイナスに転じた」というのも話題になっていた。
     
     
    GW明けの東京市場。
    東証1部の騰落銘柄数は値上がり1212、値下がり771。
    買いが優勢だったアンバランスという印象だ。
    新高値銘柄数89(前日64)、新安値銘柄数31(前日30)の感覚の方が正しかったのかも知れない。
    日経平均は41円高で始まり5円安。
    所詮そんなものなのだろう。
    「実質的にはプラスの一日」という見方もある。
    日銀はETFを720億円買っていた。
    買いは4月25日以来で、買い入れ額は前回(714億円)から増加した。
    4月27日時点の信用取引の買い残は前週比640億円減少の3兆3934億円。減少は3週連続。
    信用売り残は227億円減少の7638億円。
    QUIck調査の4月27日時点の信用評価損率は▲8.93%(前週▲9.25%)と好転。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲13.623%。
    買い方▲7.768%。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲20.58%(前日▲21.37%)。
    買い方▲14.54%(前日▲14.62%。
    空売り比率は39.4%と40%割れ。
    25日線からは2.6%のプラスかい離。
    騰落レシオは123.12%。
    日経VIは15.42。
    日経平均採用銘柄のEPSは1717円でPERは13.08倍。
    シカゴ225先物終値は大証日中比20円高の22470円。
    高値は22545円、安値は22345円というレンジだった。
    今年11勝6敗の火曜日。
    月曜は8勝6敗、水曜は4勝12敗、木曜も11勝6敗、金曜は8勝9敗。

    (兜町カタリスト櫻井)

    [株価材料]
     
    ■双日<2768>
    インドネシアで日通<9062.T>などと物流IoTで協業

    ■電通<4324>
    消費者行動をAIで分析し屋外広告効率化

    ■JVCKW<6632>
    新規事業開発人員を10倍に拡大へ

    ■ファナック<6954>
    射出成形機と放電加工機の生産能力拡大へ

    ■太陽誘電<6976>
    容量世界最大のセラミックコンデンサー開発

    ■三菱ロジ<7105>
    米国で電動フォークリフトの生産能力引き上げ

    ■東建物<8804>
    物流施設開発に参入

     

    7日のNYダウ工業株30種平均は3日続伸し、前週末比94ドル81セント高の2万4357ドル32セントで終えた。
     
    投資会社バークシャー・ハサウェイ(BRKB)を率いるバフェット氏が、週末に開催された株主総会や前後のメディアへのインタビューで、大量追加取得したアップル(AAPL)のほか、アマゾン(AMZN)やグーグル(GOOGL)などハイテク大手企業を賞賛する発言を行い、ハイテクセクターを中心に買いが先行した。
     
    NY原油先物相場は米国によるイラン制裁の再開を巡る思惑から、約3年5カ月ぶりに1バレル70ドル台に上昇した。原油高による収益拡大への期待から石油関連株の一部が買われ、相場を押し上げた。
     
    アナリストが強気な見方を示した建機のキャタピラーが上昇。同社株や航空機のボーイングなど値がさ株が押し上げ、ダウ平均の上げ幅は一時216ドルに達した。
     
    午後にトランプ米大統領が「イラン合意に関する判断をあす午後2時に発表する」とツイッターに投稿。これを受けて原油相場が伸び悩むと、ダウ平均は前週末終値近くまで急速に上げ幅を縮める場面があった。原油高が収益を圧迫するとの見方から、ウォルマートやアメリカン航空など小売株や航空株などが売られたことも相場の重荷となった。
     
    ナスダック総合株価指数は続伸し、同55.595ポイント高の7265.213で終えた。
     
    セクター別では、半導体・半導体製造装置や資本財が上昇する一方で食品・生活必需品小売や家庭用品・パーソナル用品が下落した。
     
    個別では、医療サービス会社のアテナヘルス(ATHN)は、ポール・シンガー氏率いるエリオット・マネジメントが64.6億ドルの買収案を提示し大幅上昇。10日の決算発表を前にアナリストが前向きな見通しを示したと伝わった画像処理半導体(GPU)のエヌビディアが高い。輸送費などの上昇が重荷となり、四半期決算が減益となった食品のタイソン・フーズは売り先行後、小幅高で終えた。電気自動車のテスラ・モーターズ(TSLA)は、イーロン・マスクCEOが1000万ドル相当の自社株を買い増し上昇した。
     
    一方、コーヒーチェーンのスターバックス(SBUX)は、スイスの飲料会社ネスレとの提携を発表したものの、軟調推移となった。ディスカウントストアのウォルマートや通信のベライゾン・コミュニケーションズ、医療保険のユナイテッドヘルス・グループが下げた。
     
    VIX指数は14.75と低下(前営業日14.77)。米株は、先週末の地合いを引き継いで続伸して寄り付くも、ほどなく上昇幅を縮小。VIX指数は小幅な振幅で、わずかに水準を下げて引けた。
     
     
    NYダウ工業株30種(ドル)
    24,357.32+94.81
    S&P500種
    2,672.63+9.21
    ナスダック
    7,265.213+55.595
    NY金(ドル/トロイオンス)
    1,314.10−0.60
    NY原油(ドル/バレル)
    70.14−0.59
    円・ドル
    109.06 - 109.07   −0.13   
     
    米10年債利回り(%)
    2.9497 +0.006
    米2年債利回り(%)
    2.5011 +0.002

     

    【シカゴ日本株先物概況】

    シカゴ日経平均先物は横ばい。
    6月物は前週末比変わらずの2万2470円で引け、同日の大取終値を20円上回った。米株高を好感した買いが先行したが、米株が伸び悩むにつれ値を消した。円高進行への警戒感も上値を抑えた。こ
    の日の6月物高値は2万2545円、安値は2万2345円。
     
    シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
    22470 ( +20 )
    シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
    22475 ( +25 )
    ( )は大阪取引所終値比







    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
     休場
     
     
    ■ドイツ・フランクフルト株価指数
    DAX 12948.14(+128.54)
    ドイツ株式指数(DAX)は続伸した。終値は前週末に比べ128.54ポイント高の12948.14だった。
    個別では、工業ガスのリンデが5%近く上昇し、半導体のインフィニオン・テクノロジー、素材メーカーのコベストロも買われた。
    一方、化学のBASFが売られ、ハイデルベルクセメント、ドイツ取引所も下げた。
     
     
    ■フランス・パリ株価指数
    CAC40 5531.42(+15.37)



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