【市況一覧】
日経平均株価
38,701.90 -111.68 12/20
TOPIX
2,701.99 -11.84 12/20
マザーズ
624.89 -5.96 12/20
NYダウ平均
42,342.24 +15.37 12/20
ナスダック総合
19,372.77 -19.92 12/20


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    あす9日の日経平均株価は上値の重い展開か。
    8日の日経平均株価は5営業日ぶりに大幅反落し、2万8949円(前営業日比208円安)で引けた。大型連休中に米国株式は2−4日と下げが続き、週末5日には急反発したが、この間に円高・ドル安が進み、売りを促した。
    連休前に年初来高値を更新していたことで利益確定売りが出やすく、国内ユニクロ事業の4月既存店売上高の伸びが鈍化したファーストリテの下げ(指数マイナス寄与度で101円強)も重しとなった。
     
    引き続き米国株式や為替動向にらみとなるが、心理的なフシ目となる2万9000円を3営業日ぶりに割り込んだことで、早期の値戻しに転じないと、利益確定売りへの警戒感が尾を引く可能性がある。ただ、週末に向けて決算ラッシュとなるだけに業績内容を見極めたいとの空気から、一方的な売買にはなりにくいとみられる。
     
    チャートを見ると、大崩れを回避したことで5日線(2万8909円、8日時点)上をキープしている。上昇トレンドは継続中と言えるだけに、あすは反発に期待したいところだ。
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(8日現在)
     
    30196.61  ボリンジャー:+3σ(26週)
    29966.85  ボリンジャー:+3σ(13週)
    29732.47  ボリンジャー:+3σ(25日)
    29345.57  ボリンジャー:+2σ(13週)
    29339.63  ボリンジャー:+2σ(26週)
    29269.27  ボリンジャー:+2σ(25日)
     
    28949.88  ★日経平均株価8日終値
     
    28826.93  6日移動平均線
    28806.07  ボリンジャー:+1σ(25日)
    28760.24  均衡表転換線(日足)
    28724.28  ボリンジャー:+1σ(13週)
    28658.83   新値三本足陰転値
    28482.65  ボリンジャー:+1σ(26週)
    28353.23  均衡表基準線(日足)
    28342.87  25日移動平均線
    28103.00  13週移動平均線
    27955.86  均衡表転換線(週足)
    27879.68  ボリンジャー:-1σ(25日)
    27755.54  75日移動平均線
    27625.67  26週移動平均線
    27570.27  200日移動平均線
    27481.71  ボリンジャー:-1σ(13週)
    27474.59  均衡表雲上限(日足)
    27470.35  均衡表基準線(週足)
    27416.48  ボリンジャー:-2σ(25日)
    27244.12  均衡表雲上限(週足)
     
     
    終値は節目の29000円を下回り、2本連続陰線を描いたが、上向きの5日移動平均線を下回らずに推移して底堅さを確認する形となった。一方、東証プライム市場の騰落レシオは130.75%と4月18日から120%超えが続いているが、25日線との上方乖離率は同日の3.32%をピークとして拡大せず、本日はほぼ中立圏の2.14%で終了しており、調整圧力は小さいとみられる。
     

    【大引け概況】


    8日の日経平均株価は5営業日ぶりに反落し、前営業日の2日に比べて208円07銭(0.71%)安の2万8949円88銭で終えた。
     
    本日のマーケット動画
    時間:00:00:55 容量:12.32M

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    朝方から売り優勢の展開となり、日経平均は徐々に下げ幅を広げ、フシ目の2万9000円台を割り込んだ。注目された3日のFOMCではFRBが0.25%の利上げを決定した。これは想定通りながら、相次ぐ地銀破綻による金融不安や米景気減速に対する懸念が売りを誘い、NYダウは、東京市場がきょう取引開始時まで織り込めていなかった2日から4日までの3営業日で900ドル以上の下落をみせた。
    前週末5日は550ドル近い急反発をみせたものの、上下にハイボラティリティな米株市場を横目に投資家の警戒ムードが高まった。
     
    きょうから新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが「5類」に移行するのに伴い、インバウンド・リオープン(経済再開)関連株の一角が買われ全体を支えた。アジアの株式相場が総じて堅調に推移したことも日本株の支援材料となった。個別株は値上がり銘柄数が全体の6割を占め、売買代金も3兆円目前まで膨らんだ。
    ただ、取引時間中に外国為替市場で進むドル安・円高がハイテク主力株などに重荷となった。
     
    東証株価指数(TOPIX)は続落し、4.32ポイント(0.21%)安の2071.21で終えた。午前に上昇する場面もあった。
     
    東証プライムの売買代金は概算で2兆9924億円。売買高は11億8956万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は637と、全体の約3割にとどまった。値上がりは1126、変わらずは71銘柄だった。
     

     


    業種別株価指数(33業種)では鉱業、銀行業、化学などが下落。空運業、パルプ・紙、海運業などは上昇した。
     
     
    個別では、レーザーテックが軟調なほか、売買代金2位につけたソニーグループも下値を試す展開に。日経平均への寄与度が高いファーストリテイリングが売られ、トヨタも下げた。三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも安い。三井物産が軟調、資生堂の下げが目立つ。アドウェイズが急落、マキタ、ジャムコも大幅安。北の達人コーポレーションも値を下げた。
     
    半面、JALなど空運株が買われた。JTが大商いで上値指向、任天堂、キーエンスも上昇した。ダイキン工業が高く、日本製鉄も堅調だった。東京鐵鋼はストップ高に買われた。JVCケンウッドが急騰、ひらまつも値を飛ばした。ソシオネクストが大幅高。三陽商会も買いを集め、ダブル・スコープ、ウェルネットの上昇も目立った。




     


     
    東証スタンダード市場は為替が円高に進み見直し買いが優勢となった。スタンダードTOP20は5日続伸。出来高2億6370万株。
    値上がり銘柄数835、値下がり銘柄数433と、値上がりが優勢だった。
     
    個別ではクリエイト、赤阪鐵工所、リリカラがストップ高。ホットマン、東海染工は一時ストップ高と値を飛ばした。アクシーズ、キャンディル、第一建設工業、錢高組、土屋ホールディングスなど121銘柄は年初来高値を更新。SANKO MARKETING FOODS、三ッ星、MICS化学、幸和製作所、カンロが買われた。
     
    一方、フジ日本精糖、菊池製作所、チエル、バリオセキュア、イボキンなど8銘柄が年初来安値を更新。ポプラ、テクノフレックス、トレードワークス、スズデン、小田原機器が売られた。
     
     


     
    東証グロース市場は為替が円高に進み内需株を見直す買いが優勢となり、終日堅調だった。東証マザーズ指数、グロースCoreはともに続伸した。東証マザーズ指数の終値は前営業日比10.96ポイント(1.47%)高い755.11だった。世界経済に先行き不透明感が漂うなか、国内を中心に事業を行い海外景気の影響を受けにくい新興企業に資金が向かいやすかった。
    東証グロース市場ではエニーカラーやM&A総研が上昇した。一方、ビジョナルやTKPは下落した。値上がり銘柄数360、値下がり銘柄数137と、値上がりが優勢だった。
     
    市場関係者は「大型連休の前に様子見だった投資家から新規の買いが入った」と指摘していた。
     
    個別では、Welbyがストップ高。イルグルム、アクアライン、いつもは一時ストップ高と値を飛ばした。ジェイグループホールディングス、アマガサ、海帆、BRUNO、バルニバービなど34銘柄は年初来高値を更新。Ridge−i、Unipos、アジャイルメディア・ネットワーク、セルシード、M&A総研ホールディングスが買われた。
     
     一方、データホライゾン、ソフトマックス、クラウドワークス、すららネット、ココナラなど13銘柄が年初来安値を更新。ストリームメディアコーポレーション、ファンデリー、レオス・キャピタルワークス、サーキュレーション、オンデックが売られた。
     
     


     
    8日午前の日経平均株価は反落し、前営業日に比べて188円27銭(0.65%)安い2万8969円68銭で前場を終えた。
     
    きょう前場は目先筋の戻り売りが優勢となり、日経平均は200円近い下げでフシ目の2万9000円台を割り込んだ。大型連休中に米国株市場が波乱含みの展開となったことで、投資家心理に警戒感が芽生えている。足もと外国為替市場でドル安・円高方向に振れていることも輸出株を中心に全体相場の重荷となっている。
     
    米連邦準備理事会(FRB)は大型連休中に開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利上げを決めた。市場で金融引き締めの長期化が意識されていることも株式相場の重荷となった。
     
    ただ、下げ渋る場面もあった。前週末の米市場で主要株価指数が上昇したことが支援材料になった。きょうから新型コロナウイルスの感染症法上の分類が「5類」に移行し、リオープン(経済再開)を意識した物色が相場全体を下支えした。
     
    今後のインフレ指標の結果には注目が集まるだろう。食品とエネルギーを除いたコアCPIは前年同月比で5.5%上昇と予想されており、3月は5.6%上昇だった。物価上昇圧力のペース鈍化が小幅にとどまっており、インフレが根強いことを示唆する。11日には4月の米生産者物価指数(PPI)も公表される予定で、前月比では物価圧力の強まりが予想されている。これらの指標の結果次第では相場が大きく動く可能性があるため、今週は様子見姿勢を強める判断も妥当といえそうだ。
    今後の米国の物価上昇率の動向、FRB高官の発言には引き続き最大限注目しておきたい。後場の日経平均は、軟調な展開が続くか。決算発表を終えた銘柄や新興株への物色が継続するか注目しておきたい。
     

     
    東証株価指数(TOPIX)は続落。前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で1兆5486億円、売買高は6億733万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は658と、全体の4割弱にとどまった。値上がりは1093、変わらずは83銘柄だった。
     
    業種別株価指数(33業種)では鉱業、銀行業、保険業などが下落。空運業、パルプ・紙、海運業などは上昇した。
     
     
    個別では、日経平均への寄与度が高いファストリが下げた。銀行株も安いレーザーテックが軟調、ソニーグループも売りに押されている。第一三共、資生堂も安い。アドウェイズが急落、ジャムコも大幅安となっている。
     
    半面、前営業日に決算発表したJTが大商いで上昇、キーエンスも堅調。任天堂やJALも買い優勢。JVCケンウッドが急騰したほか、ひらまつも物色人気となっている。

     


     
    東証スタンダード市場は値動きの軽い銘柄に幕間つなぎの物色が向かっている可能性がある。スタンダードTOP20は続伸。出来高1億6320万株。
    値上がり銘柄数798、値下がり銘柄数425と、値上がりが優勢だった。
     
    個別ではクリエイトがストップ高。ホットマンは一時ストップ高と値を飛ばした。キャンディル、錢高組、土屋ホールディングス、日東富士製粉、nms ホールディングスなど96銘柄は年初来高値を更新。三ッ星、MICS化学、カンロ、SANKO MARKETING FOODS、Abalanceが買われた。
     
     一方、チエル、バリオセキュア、イボキン、トミタ電機、トミタが年初来安値を更新。ポプラ、テクノフレックス、トレードワークス、シンポ、はせがわはが売られた。

     


     
    東証グロース市場は堅調な展開が続いている。東証マザーズ指数、グロースCoreは上伸。東証マザーズ指数は続伸した。前引けは前営業日比9.45ポイント(1.27%)高い753.60だった。前週末のナスダック総合株価指数が急反発したのを受け、日本のグロース(成長)株にも買いが入った。
    東証グロース市場ではM&A総研やエニーカラーが上昇した。一方、ビジョナルやTKPは下落した。値上がり銘柄数353、値下がり銘柄数142と、値上がりが優勢だった。
     
    個別ではWelbyがストップ高。イルグルム、アクアラインは一時ストップ高と値を飛ばした。ジェイグループホールディングス、海帆、BRUNO、バルニバービ、アズームなど29銘柄は年初来高値を更新。アジャイルメディア・ネットワーク、Unipos、セルシード、コアコンセプト・テクノロジー、M&A総研ホールディングスが買われた。
     
     一方、データホライゾン、ソフトマックス、クラウドワークス、すららネット、ココナラなど11銘柄が年初来安値を更新。ファンデリー、jig.jp、サーキュレーション、レオス・キャピタルワークス、フリークアウト・ホールディングスが売られた。
     
     
     

    【寄り付き概況】

    8日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前営業日2日に比べて62円49銭安の2万9095円46銭。

    大型連休に伴い東京株式市場が休場となっている間に米国株市場は上下に荒い値動きとなった。
    NYダウは2日から4日までの3営業日で900ドル超の大幅下落となったが、前週末5日は550ドル近い急反騰、売り込まれた地銀株の一角が急反騰したこともあり、投資家の過度な不安心理は後退している。

    ただ、今週は国内企業の決算発表が本格化するほか、10日には4月の米消費者物価指数(CPI)の発表が予定されており、主力株を中心に積極的な買いが入りにくい局面にある。手控えムードのなか、取引時間中は米株価指数先物の動向などに左右される可能性があるだろう。

    売り一巡後は下げ渋った。前週末の米市場で主要株価指数は上昇した。米地銀株の一角が上昇し、投資家のリスク回避姿勢が和らいだことが支えになっている。

    東証株価指数(TOPIX)は一進一退となっている。

    個別では、日経平均への寄与度が高いファストリや東エレクが下げている。三菱UFJも安い。一方、キーエンスやJT、任天堂は上げている。

     



    《マーケットストラテジーメモ一覧へ》


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    《マーケットストラテジーメモ》5月 第1週

    1日(月):
    週末のNY株式市場で主要3指数は揃って続伸。エクソンモービルやインテルの好決算がアマゾンの事業減速を巡る懸念を相殺した。インテルは4%高。アマゾンは4%安。ファースト・リパブリック・バンクは一時約50%急落。月間ではS&P500は1.5%高。2カ月連続で上昇。NYダウも月間で2.5%上昇。NASDAQ総合もプラス。週間ではS&PとNYダウは0.9%、NASDAQは1.3%上昇。VIX指数は1.25ポイント安の15.78。2021年11月以来の低水準。
     
    日経平均株価は266円高の29123円と3日続伸。終値での2万9000円台回復は昨年年8月17日(29222円)以来約8カ月ぶり。136円台まで円安・ドル高が進み、輸出関連株を中心に買い物優勢の展開。東証プライムの売買代金は3兆1184億円。NEC、コマツが上昇。ソニーG、レーザーテクが下落。
     
    2日(火):
    週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って小幅反落。「FOMC待ち」の様相で方向感に欠けた薄商い。NYダウは前週末に2カ月半ぶりの高値水準まで上昇。「主力銘柄の一部には利益確定の売りも出やすかった」との見方。ファースト・リパブリック銀行は公的管理下に置かれ資産をJPモルガン・チェース銀行に売却。これを受け、KBW地域銀行指数は2.7%下落。一方、JPモルガン・チェースは2.1%上昇。ISM製造業総合指数は47.1。2020年5月以来の低水準だった前月の46.3から上昇。市場予想の46.8も上回った。
     
    日経平均株価は34円高の29157円と小幅に4日続伸。寄り付きは29270円台まで上昇した場面もあった。東証プライム市場では7割超の銘柄が下落するなど、幅広い銘柄が売られた。TOPIXは反落。東証プライムの売買代金は2兆6675億円。値上がり623銘柄。値下がり1115銘柄。ルネサス、HOYAが上昇。野村、東急不が下落。
     
    3日(水):
    火曜のNY株式市場で主要3指数は揃って1%超反落。ファースト・リパブリック銀行が破綻。「他の中堅金融機関にも波及する可能性があるという懸念が強まった」との解釈。パックウエスト・バンコープが27.8%安。ウエスタン・アライアンス・バンコープが15.1%安。コメリカが12.4%安。KBW地域銀行指数は5.5%下落、1日としては3月13日以来の大幅安。2020年末以来のザラ場安値を更新した。早ければ6月1日にも政府の債務支払いを履行できなくなる恐れがあるとの見方も警戒材料。もっとも根底は「巻き戻し」。警戒材料は反落したことへの後付け材料とも考えられよう。東京市場は休場。
     
    4日(木):
    水曜のNY株式市場で主要3指数は揃って3日続落。FOMCは全会一致で0.25%の利上げを決定。
    当初は反発していたが、パウエルFRB議長の会見の不透明感を警戒し下落に転じた。パウエル氏のコメント。「FRBは依然としてインフレ率が高すぎるとみている。利上げサイクルが終わったと考えるのは早すぎる」。アリバイつくりの余計な会見に振り回された格好。「投資家は、金利の上昇で最終的に景気後退に陥る可能性を懸念している」という声もある。AMDが9.3%下落。パソコン市場の低迷を背景に四半期の売上高が予想を下回った。4月のISM4月の非製造業総合指数は51.9と前月の51.2から上昇。市場予想は51.8だった。宿泊・飲食サービスや公益事業、行政、運輸・倉庫など14業種が景況拡大。東京市場は休場。
     
    5日(金):
    木曜のNY株式市場で主要3指数は揃って4日続落。カリフォルニア州のパックウエスト・バンコープが戦略的選択肢を模索していると表明。「金融機関の健全性への懸念が深まった」との解釈。パックウエストは51%安。地銀ウエスタン・アライアンス・バンコープは一時60%超急落。終値は39%安。KBW地域銀行指数は3.5%下落。一時約7%下落した場面があった。VIX(恐怖)紙数は一時21ポイントまで上昇。3月下旬以来の高水準となったアップルは1%下落した。ただ引け後に同社が発表した第2四半期(1─3月)決算は、売上高と利益が市場予想を上回った。iPhoneの販売が増加したほか、ウエアラブル端末の売上高は予想より小幅な減少にとどまった。
    新たに900億ドルの自社株買いを承認。時間外取引で、アップルの株価は1.6%上昇。東京市場は休場。
     
     
    (2) 欧米動向
     
    4月の雇用統計で非農業部門雇用者数は25万3000人増加。
    市場予想(18万人増)を大幅に上回った。
    失業率は53年ぶりの低水準となる3.4%に改善。
    「FRBは当面、利上げを継続する可能性がある」との解釈。
    しかし株価は反発。
    金利の上昇よりも景気の方を優先したといえば聞こえは良い。
    しかしつじつまは合わないがそんなことは問われないようだ。
    やはり株価は下がれば上がるし、上がれば下がるリズムなのだろう。
     
    (3)新興国動向
     
    中国の「中央金融経済委員会」が5日開催された。
    米国との関係が緊張している中で「戦略的主導権」を握るための国際競争で時代に合った産業構造を構築。
    技術的なブレークスルーを達成することを目指すとの方針。
    国営メディアは「中国は実体経済を優先し、産業政策を改良。
    世界トップクラスの企業を構築する」と伝えた。
     
    【展望】
     
    【5月】(7勝3敗:勝率70%)
     
    押し目買いに徹すべし。前途に高値出現を期待せよ。
     
    8日(月) 新型コロナを5類に引き下げ、株高の日L
    9日(火) 家計調査、中国貿易収支、株安の日、5月最弱の日
    10日(水)景気動向指数、米消費者物価、財政収支、株高の日L、変化日
    11日(木)景気ウォッチャー調査、都心オフィス空室率、米生産者物価、中国生産者・消費者物価、G7財務相・中央銀行総裁会合(新潟→13日)、米コロナの緊急事態宣言解除
    12日(金)マネーストック、オプションSQ、米輸出入物価、ミシガン大学消費者信頼感、G7科学技術相会合(仙台→14日)、G7教育相会合(富山→15日)、MSCI日本指数半期リバランス発表
    13日(土)複合型エンタテインメントゲーミングフェス(幕張)G7保健相会合(長崎→14日)
    15日(月)国内企業物価指数、米NY連銀製造業景況感、対米証券投資、水星順行
    16日(火)米小売売上高、NY連銀ビジネスサーベイ、鉱工業生産、NAHB住宅指数、独ZEW景況感、中国各種経済指標、欧州評議会首脳会議(レイキャビク→17日) 株安の日、変化日
    17日(水)1−3月GDP速報値、訪日外客数、米住宅着工件数、ゴルフ全米プロ(→21日) 上げの特異日
    18日(木)貿易収支、首都圏マンション新規発売、米フィラデルフィア連銀製造業景況感、中古住宅販売
    19日(金)消費者物価、第3次産業活動指数、G7首脳会議(広島→21日)米ウィッチング
    21日(日)WHO総会(スイス・ジュネーブ→30日)
    22日(月)機械受注、株高の日L
    23日(火)米S&Pグローバル製造業PMI、新築住宅販売件数
    24日(水)米FOMC議事録、独IFO景況感、スタートアップのピッチイベント「B Dash Camp」(札幌→26日)
    26日(金)東京都区部消費者物価、企業向けサービス価格指数、米個人所得、耐久財受注、株高の日
    28日(日)テニス全仏オープン(→6月11日)
    29日(月)メモリアルデー(戦没者記念日)でNY休場、バンクホリデーでロンドン休場、強い株高の日L
    30日(火)失業率、米S&P住宅指数、FHFA住宅価格、CB消費者信頼感、「台北国際電脳展」(→6月2日)、変化日
    31日(水)鉱工業生産、諸費動向調査、米JOLT求人件数、中国コンポジットOMI、製造業非製造業PMI、株高の日L、MSCI日本指数パッシブ売買インパクト


    (兜町カタリスト 櫻井英明)


    [株価材料]
     

    ■バフェット氏「投資先、台湾より日本」 バークシャー総会、地政学を考慮

    ■ポーラオルビス<4927> 
    化粧品でも無人店 相談はオンラインで

    ■エアウォーター<4088>
    産業ガス用装置の生産能力2倍に

    ■三菱マテリアル<5711>
    コバルト効率生産 EV需要へ調達多様化

    ■ソフトバンクG<9984> 
    「個人資金」拡大 社債で2220億円調達

    ■アップル、2四半期連続減益 1〜3月、パソコン不振 iPhone販売は最高

    ■米雇用、4月25万人増 市場予想上回る 失業率3.4%に低下

    ■米FRB、0.25%利上げ インフレ抑制を優先 打ち止めも示唆

    ■住友商事<8053>
    クルマを決済端末に ボーダフォンと欧州で

    ■三菱UFJ<8306>
     三菱UFJ銀、24時間ATM終了 年度内にも

    ■ワールド<3612>
    と政投銀 再生投資に新手法 子会社連動株を活用

    ■アサヒGHD<2502> 
    「生ジョッキ缶」海外初展開 韓国で発売

    ■石油資源開発<1662>
     ノルウェー同業に出資 22億円、油ガス田開発

    ■任天堂<7974> 
    マリオ映画、4日で21億円 国内興収

    ■日韓、半導体含む経済・安保協力の強化で一致 首脳会談

    ■THK<6481>
     新型搬送ロボを今夏投入 許容荷重を2倍の1トンに

    ■アークス<9948>
    岩手の食品スーパーを経営統合へ 7月にも

    ■ホンダ<7267>
    ガーナに新工場 四輪車組み立て 今年度中に稼働


     



    8日の東京株式市場は、不安定な値動きで上値の重い展開か。
    日経平均株価の予想レンジは、2万8800円−2万9300円を想定。(2日終値2万9157円95銭)
    東京株式市場が休場の間の米国株は、値動きの荒い展開。ダウ平均は4日まで4日続落となった一方、5日は大幅に上昇した。

    日経平均株価は連休前まで4日続伸していたが、連休中に米国株式が荒い値動きとなったことを受け、手控えムードが広がる場面もありそう。
    消去法的に、値動きの軽い中小型株に物色の矛先が向かうとみられる。

    また、新型コロナの感染症法上の位置付けが、きょうから季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行することから、旅行やレジャー関連に関心が向かう展開も想定される。
    為替相場は、ドル・円が1ドル=134円台の後半(前週2日は137円59−61銭)、ユーロ・円が1ユーロ=148円台の半ば(同151円15−19銭)と、連休前の水準からは円高方向に振れている。輸出関連銘柄には、重しとして意識されそう。

    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週2日の大阪取引所清算値比30円安の2万9100円だった。



    【好材料銘柄】 

    ■クリエイト <3024> 
    前期経常を33%上方修正、配当も2円増額。

    ■赤阪鐵工所 <6022> 
    前期経常を一転52%増益に上方修正。

    ■リリカラ <9827> 
    1-3月期(1Q)経常は69%増益・上期計画を超過。


    【主な経済指標・スケジュール】


    8(月)
    【国内】
    日銀金融政策決定会合議事要旨(3/9〜10開催分)
    新型コロナウイルスの感染症法上の分類を「5類」に引き下げ
    《決算発表》
    HOYA、ユニチャーム、丸紅、JFE、大ガス、川崎船、ヒロセ電、リコー、ブラザー、ワークマン、ヤマダHD、マクニカHD、ニチアス、リンテック、邦チタニウム、キッセイ薬、マルハニチロ、北國FHD、プリマハム、新日科学、インソース、サカイ引越

    【海外】
    休場:英国(チャールズ3世戴冠式記念)
    《米決算発表》
    タイソン・フーズ


    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

05月08日 毎日コラム
株価は動く、そのシナリオを探す
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