「他人の解釈は他人の思惑」
「4日続落」
木曜のNY株式市場で主要3指数は揃って4日続落。
カリフォルニア州のパックウエスト・バンコープが戦略的選択肢を模索していると表明。
「金融機関の健全性への懸念が深まった」との解釈。
パックウエストは51%安。
地銀ウエスタン・アライアンス・バンコープは一時60%超急落。
何度も取引停止となった。
終値は39%安。
KBW地域銀行指数は3.5%下落。
一時約7%下落した場面があった。
VIX(恐怖)紙数は一時21ポイントまで上昇。
3月下旬以来の高水準となった。
JPモルガンが1.4%安。
ウェルズ・ファーゴは4.25%安。
第3四半期(4─6月)についてさえない見通しを発表したクアルコムは5.5%下落。
アップルは1%下落した。
ただ引け後に同社が発表した第2四半期(1─3月)決算は、売上高と利益が市場予想を上回った。
iPhoneの販売が増加したほか、ウエアラブル端末の売上高は予想より小幅な減少にとどまった。
新たに900億ドルの自社株買いを承認。
時間外取引で、アップルの株価は1.6%上昇。
2023年第1四半期の非農業部門の労働生産性(速報値)は年率換算で前期比2.7%低下。
一方、生産単位当たりの報酬を示す単位労働コストは前期比6.3%上昇。
「連邦債務上限問題を懸念。
償還期間の短い債券の投げ売りが散見される」との声がある。
10年国債利回りは3.376%。
2年国債利回りは3.788%。
ECBは市場予想通り0.25%の利上げ。
利上げ幅はこれまでの0.5%ポイントから縮小。
ただ、ラガルド総裁は理事会後の会見で「利上げを停止しない」とコメントした。
FF金利先物市場ではFRBが7月までに利下げに着手する確率は62%。
「FRBの利上げは終了したとみている。
しかし米ドルは上昇するだろう。
米債利回りの低下はリスクオフの取引環境の到来を告げている可能性がある。
ドル高を暗示している」という声がある。
ドル円は134円台前半。
WTI原油先物6月限は前日比0.04ドル(0.06%)安の1バレル=68.56ドル。
3月下旬以来約1カ月半ぶりの安値水準。
SKEW指数は131.09→130.41→130.54。
恐怖と欲望指数は51→53(3月15日が22)。
木曜のNYダウは286ドル(0.86%)安の33127ドルと4日続落。
高値33354ドル、安値32937ドル。
サイコロは4勝8敗。
騰落レシオは110.99%(前日124.92%)。
NASDAQは58ポイント(0.49%)安の11966ポイントと4日続落。
高値12033ポイント、安値11952ポイント。
サイコロは5勝7敗。
騰落レシオは90.70%(前日95.00%)。
S&P500は29ポイント(0.72%)安の4061ポイントと4日続落。
高値4082ポイント、安値4048ポイント。
サイコロは4勝6敗。
騰落レシオは106.31%(前日117.61%)。
ダウ輸送株指数は180ポイント(1.29%)安の13828ポイントと反落。
SOX指数は15ポイント(0.53%)安の2941ポイントと3日続落。
VIX指数は20.09と上昇。
NYSE出来高は11.44億株(前日10.57億株)。
3市場合算出来高は120億株(前日120.3億株、直近20日平均は105億株)。
シカゴ225先物円建ては大証日中比505円安の28625円。
ドル建ては大証日中比490円安の29640円。
ドル円は134.26円。
10年国債利回りは3.376%。
2年国債利回りは3.788%。
「4日続伸」
火曜の日経平均は寄り付き155円高。
終値は34円(△0.92%)高の29123円と4日続伸。
一時270円超上昇し昨年8月高値29222円を上抜いた場面もあった。
その後マイナス転換もあり結局は小幅高。
ザラ場高値としては2022年1月以来の高水準となった。
28459円→28499円にマド。
28879円→29016円にマドで2空。
日足は4日ぶりに陰線。
週間では301円上昇。
週足は4週連続陽線。
TOPIXは2.53ポイント(▲0.12%)安の2075ポイントと4日ぶりに反落。
プライム市場指数は1.31ポイント(▲0.12%)安の1067.96と4日ぶりに反落。
東証マザーズ指数は2.43ポイント(△0.33%)高の741.72と反発。
プライム市場の売買代金は2兆6676億円(前日は3兆1184億円)。
値上がり623銘柄(前日1355銘柄)。
値下がり1115銘柄(前日417銘柄)。
新高値260銘柄(前日430銘柄)。
新安値17銘柄(前日11銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは138.00(前日138.85)。
NTレシオは14.05倍(前日14.01倍)。
サイコロは9勝3敗で75.00%。
TOPIXは7勝5敗で58.33%。
マザーズ指数は5勝7敗で41.66%。
上向きの25日線(28300円)からは△3.03%(前日△3.15%)。
16日連続で上回った。
上向きの75日線は27713円。
29日連続で上回った。
上向きの200日線(27559円)からは△5.80%(前日△5.72%)。
27日連続で上回った。
上向きの5日線は28802円。
3日連続で上回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲11.745%(前日▲11.952%)
買い方▲8.450%(前日▲8.536%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲9.161%(前日▲5.576%)。
買い方▲23.019% (前日▲23.403%)。
空売り比率は42.1%(前日42.4%、37日連続で40%超)
空売り規制なしの銘柄の比率8.7%(前日9.2%)。
4月28日時点の信用売り残は378億円減の7659億円。
2週ぶりに減少。
同信用買い残は164億円減の3兆3119億円。
3週連続で減少。
信用倍率は4.32倍(前週4.14倍)。
5週連続で4倍台。
日経VIは15.81(前日15.62)。
2月16日の安値は14.63。
日経平均採用銘柄の予想PERは13.67倍(前日13.90倍)。
前期基準では13.73倍。
EPSは2132円(前日2095円)。
11月15日の過去最高準は2238円。
225のPBRは1.24倍(前日1.24倍)。
BPSは23514円(前日23486円)。
10年国債利回りは0.420%(前日0.400%)。
日経平均の予想益回りは7.32%。
予想配当り利回りは2.18%。
プライム市場の予想PERは14.35倍。
前期基準では14.42倍。
PBRは1.22倍。
プライム市場の予想益回りは6.93%。
配当利回り加重平均は2.41%。
プライム市場の単純平均は18円高2481円。
プライム市場の売買単価は2566円(前日2536円)。
プライム市場の時価総額は742兆円(前日745兆円)。
ドル建て日経平均は211.97(前日212.66)と3日続落。
火曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比315円安の28815円。
高値29300円、安値28660円。
大証先物夜間取引終値は大証日中360円安の28770円。
水曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比415円安の28715円。
高値28940円、安値28640円。
大証先物夜間取引終値は大証日中450円安の28680円。
木曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比505円安の28625円。
高値28780円、安値28540円。
大証先物夜間取引終値は大証日中520円安の28610円。
気学では月曜は「よく動く日。寄り付き後の阿曽鳥につき駆け引き」。
火曜は「目先の天底を知る」。
水曜は「押し込んでも戻す日」。
木曜は「戻り売り方針良し」。
金曜は「押し目買い方針の日」。
ボリンジャーのプラス1σが28583円。
プラス2σが29153円。
プラス3σが29742円。
アノマリー的には「水星逆行(→5月15日)」。
5月5日まで「八専」。
アノマリー的には週明けは8日は「リーマンショック以降は株高の日」。
「日経平均は昨年3月、6月、10月、そして今年の1月と約3カ月周期で安値をつけていた。
しかし1月に安値をつけた後は4月は崩れることなく堅調に推移」。
相場は去年とは違う印象。
《今日のポイント5月8日》
(1)木曜のNY株式市場で主要3指数は揃って4日続落。
10年国債利回りは3.376%。
2年国債利回りは3.788%。
ドル円は134円台前半。
SKEW指数は131.09→130.41→130.54。
恐怖と欲望指数は51→53(3月15日が22)。
(2)ダウ輸送株指数は180ポイント(1.29%)安の13828ポイントと反落。
SOX指数は15ポイント(0.53%)安の2941ポイントと3日続落。
VIX指数は20.09と上昇。
NYSE出来高は11.44億株(前日10.57億株)。
3市場合算出来高は120億株(前日120.3億株、直近20日平均は105億株)。
シカゴ225先物円建ては大証日中比505円安の28625円。
(3)プライム市場の売買代金は2兆6676億円(前日は3兆1184億円)。
値上がり623銘柄(前日1355銘柄)。
値下がり1115銘柄(前日417銘柄)。
新高値260銘柄(前日430銘柄)。
新安値17銘柄(前日11銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは138.00(前日138.85)。
NTレシオは14.05倍(前日14.01倍)。
サイコロは9勝3敗で75.00%。
(4)上向きの25日線(28300円)からは△3.03%(前日△3.15%)。
16日連続で上回った。
上向きの75日線は27713円。
29日連続で上回った。
上向きの200日線(27559円)からは△5.80%(前日△5.72%)。
27日連続で上回った。
上向きの5日線は28802円。
3日連続で上回った。
(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲11.745%(前日▲11.952%)
買い方▲8.450%(前日▲8.536%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲9.161%(前日▲5.576%)。
買い方▲23.019% (前日▲23.403%)。
(6)空売り比率は42.1%(前日42.4%、37日連続で40%超)
空売り規制なしの銘柄の比率8.7%(前日9.2%)。
4月28日時点の信用売り残は378億円減の7659億円。
2週ぶりに減少。
同信用買い残は164億円減の3兆3119億円。
3週連続で減少。
信用倍率は4.32倍(前週4.14倍)。
5週連続で4倍台。
日経VIは15.81(前日15.62)。
2月16日の安値は14.63。
(7)日経平均採用銘柄の予想PERは13.67倍(前日13.90倍)。
EPSは2132円(前日2095円)。
11月15日の過去最高準は2238円。
225のPBRは1.24倍(前日1.24倍)。
BPSは23514円(前日23486円)。
10年国債利回りは0.420%(前日0.400%)。
(8)プライム市場の単純平均は18円高2481円。
プライム市場の時価総額は742兆円(前日745兆円)。
ドル建て日経平均は211.97(前日212.66)と3日続落。
(9)プラス2σが29153円。
プラス3σが29742円。
アノマリー的には「水星逆行(→5月15日)」。
5月5日まで「八専」。
アノマリー的には週明けは8日は「リーマンショック以降は株高の日」。
今年の曜日別勝敗(5月2日まで)
↓
月曜11勝5敗
火曜12勝4敗
水曜10勝7敗
木曜8勝8敗
金曜12勝5敗
問題は金利なのか景気なのか。
あるいは連邦債務の問題なのか。
あるいは米地銀の破綻懸念の連鎖なのか。
ココが定まらないから市場は右往左往する。
その日の活きのいい材料を持ち出してくるだけの解釈だから多くは本筋ではない。
核心の周囲の衛星材料がコアのように見えるが実態が違うことが多い。
これが相場のアヤ。
所詮「他人の解釈は他人の思惑」。
「大切なのは批評や評論ではなく明確な現実認識」という教えもある。
(兜町カタリスト櫻井)
4日のNYダウ工業株30種平均は4日続落し、前日比286ドル50セント(0.9%)安の3万3127ドル74セントで終えた。米中堅銀行の経営不安から、投資家心理が悪化した。米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めの長期化で米景気が減速するとの観測も売り材料となった。
JPモルガン・チェースが1日、経営破綻したファースト・リパブリック銀行の全預金を引き受けることを決めたものの、地銀の信用不安は沈静化せず、地銀株は売りが優勢となった。パックウエスト・バンコープが50%安、ウエスタン・アライアンス・バンコーポレーションは24%、ザイオンズ・バンコーポレーションは12%下げた。ダウ平均の構成銘柄では大手金融のゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースが売られた。
FRBは3日発表した米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明で利上げ打ち止めの可能性を示唆した。半面、パウエルFRB議長はその後の会見で追加利上げの可能性を排除せず、インフレ懸念を背景に早期の利下げは否定した。金融引き締め姿勢が長期化し米景気を冷やすとの見方も引き続き相場の重荷だった。
市場では「地銀株の急落は短期的なものだろう。ただ、買いが戻ったとしても景気悪化への懸念は根強く残る」との声が聞かれた。
クレジットカードのアメリカン・エキスプレス、映画・娯楽のウォルト・ディズニーなど消費関連株も売られた。一方、製薬のアムジェンと半導体のインテルが上昇した。
ナスダック総合株価指数は4日続落した。前日比58.930ポイント(0.5%)安の1万1966.398で終えた。交流サイトのメタ・プラットフォームズやネット検索のアルファベットが売られた。一方、半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)が6%高。マイクロソフトと共同で人工知能(AI)向けのチップを開発すると伝わり、買いが優勢となった。
【シカゴ日本株先物概況】
4日のシカゴ日経平均先物は下落した。6月物は前日比90円安の2万8625円で引けた。
米中堅銀行の経営不安から投資家心理が悪化し、同日の米株式相場が下落した。日経平均先物にも売りが及んだ。
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
28625 ( -505 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
28640 ( -490 )
( )は大阪取引所終値比
【欧州株式市場】
■イギリス・ロンドン株価指数
4日のFTSE100種総合株価指数は反落した。前日に比べ85.73ポイント(1.10%)安の7702.64と、4月5日以来ほぼ1カ月ぶりの安値で終えた。欧米中央銀行の金融引き締めによる世界的な需要圧迫の懸念から、資源セクターに売りが出た。米地銀経営を巡る不透明感も投資家心理の重荷となり、銀行セクターも売られた。
個別では、保険会社セント・ジェームズ・プレイスが6.5%安と最も大きく下げた。資源大手グレンコアが6.1%安、ビジネス情報会社インフォーマが4.5%で続いた。一方、衣料小売り大手ネクストは3.2%高、飲料大手コカ・コーラ・ヘレニック・ボトリング・カンパニーは1.5%高、医療・安全装置メーカーのハルマは1.3%高だった。
■ドイツ・フランクフルト株価指数
4日のドイツ株価指数(DAX)は反落した。前日に比べ80.82ポイント(0.51%)安の1万5734.24で取引を終えた。欧州中央銀行(ECB)が4日の理事会で0.25%の利上げを決めた。前回会合から利上げ幅は縮小したものの、利上げを継続する姿勢を示したことで景気懸念が強まり、小売りや資本財など景気敏感セクターの一角に売りが目立った。米地銀経営を巡る不透明感から銀行株にも売りが出た。
個別では、商用車大手ダイムラー・トラックが7.4%安、通販大手ザランドが7.0%安と急落したほか、コメルツ銀行とドイツ銀行もそれぞれ3.5%安、3.3%安となった。半面、分子診断大手キアゲンは3.4%高、自動車大手BMWは2.8%高、ドイツ取引所は1.7%高と買われた。
■フランス・パリ株価指数
フランスCAC40種指数は0.85%安だった。
05月05日 毎日コラム
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