27日の日経平均株価は3営業日ぶりに反発し、終値は前日比364円70銭(0.90%)高の4万0762円73銭だった
前日の米国市場で主要株価指数は下落したものの、1ドル=151円半ばで推移する円安が材料視され、輸出関連株が買われたほか、配当の再投資への思惑や配当権利取りを狙った買いも相場を支え、日経平均は後場中盤には4万979円36銭まで水準を切り上げた。
また、時間外取引での米国株価指数先物が堅調に推移しており、今夜の米国株の上昇を見越した先物買いも入ったとみられ、投資マインドを上向かせる要因になった。
市場では「再び上昇基調をたどっており、新年度以降も新規資金の流入期待が高まりつつある」との声も聞かれ始めている。ただ、米国では27日、ウォラー米連邦準備制度理事会(FRB)理事の米経済見通しに関する講演が予定されている。パウエルFRB議長の先週の会見では、インフレについての解釈が分かれており、ウォラー氏のインフレに対する見方や今後の金融政策運営についての発言内容に注目が集まっている。
あすは配当落ちの影響で、260円程度水準が切り下がることになる。きょうの終値(4万762円)から260円下はざっくり4万500円。配当落ちであっても4万円を割り込むと流れが悪くなる懸念があったが、きょう大きく上昇したことで、ほどよい位置からスタートできそう。4万762円を上回り、落ち分を即日で埋めることができるかが焦点となる。前日比では大きく下げることになると思われる配当や優待に手厚い銘柄の、寄った後の値動きを注視しておきたい。
■上値・下値テクニカル・ポイント(27日現在)
44493.16 ボリンジャー:+3σ(13週)
42258.74 ボリンジャー:+2σ(13週)
41837.35 ボリンジャー:+3σ(25日)
41443.63 ボリンジャー:+2σ(26週)
41077.17 ボリンジャー:+2σ(25日)
40762.73 ★日経平均株価27日終値
40547.10 6日移動平均線
40316.98 ボリンジャー:+1σ(25日)
40024.32 ボリンジャー:+1σ(13週)
39743.96 均衡表転換線(日足)
39591.45 均衡表基準線(日足)
39556.80 25日移動平均線
38797.51 新値三本足陰転値
38796.62 ボリンジャー:-1σ(25日)
38396.17 均衡表転換線(週足)
38296.86 ボリンジャー:+1σ(26週)
38036.43 ボリンジャー:-2σ(25日)
37789.91 13週移動平均線
37276.25 ボリンジャー:-3σ(25日)
37236.75 均衡表雲上限(日足)
36488.89 75日移動平均線
ローソク足は陽線を描いて節目の41000円手前まで上ヒゲを伸ばした。昨日は終値が5日移動平均線を下回ったが、本日は早くも5日線上方に復帰し、25日線の上向きキープと併せて短期的なスピード調整終了と上値追い再開を示唆する形となった。ただ、東証プライム市場の騰落レシオ(25日ベース)は前日比0.27ポイント低下の121.70%と120%台で高止まりしているため、潜在的な利益確定売り圧力は依然として強いとみられる。
【大引け概況】
27日の日経平均株価は3営業日ぶりに反発し、終値は前日比364円70銭(0.90%)高の4万0762円73銭だった。
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主力株をはじめ幅広い銘柄が買い戻される展開となり、日経平均は朝方高く始まった後も一貫して上げ幅を広げた。3月期末を前に個人投資家や機関投資家による配当に絡む買いが強まり、史上最高値を上回る場面もみられた。日銀の緩和的な金融環境が継続するとの見方も投資家心理を強気に傾かせた。
外国為替市場で1ドル=151円台後半まで円安が進み、これがハイテク株など輸出セクターに追い風となった。また、前日に発表された公示地価が全国平均で約33年ぶりの伸び率となったことが好感され、不動産株全般に投資資金が流入した。日経平均は前引け時点で400円あまりの上昇を示していたが、後場に入ると先物主導で更に上げ足を強め、一時600円近い上昇で4万900円台まで水準を切り上げる場面があった。ただ、引け際に手仕舞い売りが出て、上げ幅を急速に縮小、前場の終値を下回る水準で着地している。
東エレクやファストリといった値がさの一角がけん引して、日経平均は22日に付けた史上最高値(4万0888円)を上回る前日比581円高の4万0979円まで上昇する場面があった。大引けにかけては利益確定売りが出て伸び悩んで終えた。
きょうは3月末の権利付き最終売買日とあって個人投資家などから配当取りを意識した買いが入りやすかった。高配当株とされる商社などに買いが集まった。機関投資家が期末配当の受け取りに先回りして株価指数先物などに投資する「配当再投資」への思惑も意識された。「配当込みの株価指数」に連動した運用を目指す機関投資家は、同指数との値動きのズレを抑えるため、配当を受け取る前にそれと同額を指数先物の買いに充てる。この期末特有の買いが相場を支えるとの見方から、株価指数先物主導で日経平均は強含む場面が目立った。
外国為替市場では円相場が一時は151円97銭近辺まで下落し、152円台に迫った。その後は為替介入への警戒感から円は下げ渋る場面もあったが、日米金利差を背景にした円安・ドル高基調が続くという見方は輸出関連株の買い安心感につながった。日銀の植田和男総裁は27日、衆院財務金融委員会に出席し「当面、緩和的な金融環境が継続する」との見解をあらためて示した。これまでのハト派的な姿勢を維持し、短期筋の株価指数先物買いが強まる場面もあった。
市場では「再び上昇基調をたどっており、新年度以降も新規資金の流入期待が高まりつつある」との声も聞かれ始めている。ただ、米国では27日、ウォラー米連邦準備制度理事会(FRB)理事の米経済見通しに関する講演が予定されている。パウエルFRB議長の先週の会見では、インフレについての解釈が分かれており、ウォラー氏のインフレに対する見方や今後の金融政策運営についての発言内容に注目が集まっている。
東証株価指数(TOPIX)は続伸した。終値は18.48ポイント(0.66%)高の2799.28だった。JPXプライム150指数は続伸し、8.61ポイント(0.71%)高の1216.16で終えた。
東証プライムの売買代金は概算で5兆2189億円、売買高は18億9669万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1221と全体の約7割を占めた。値下がりは394、横ばいは40だった。
業種別株価指数(33業種)は不動産業、銀行業、卸売業、海運業などが上昇し、電気・ガス業は下落した。
個別では、2024年公示価格で全用途の全国平均が前年比2.3%上がったことから、住友不動産、東京建物、東急不動産HD、三菱地所、三井不動産がそろって上昇。また、大日本印刷は、最先端半導体の国産化を目指すラピダス向けに回路形成に使う原版「フォトマスク」を2027年度に国内で量産と報じられ買われた。このほか、TDK、ダイキン、アドテスト、りそなHD、スズキ、TOTOも上昇した。
一方、足元買われていたフジクラ、川崎重工が売られたほか、三菱重工は経済産業省が国産旅客機開発へ再挑戦と報じられたことがネガティブ視されて下落。また、富士フイルム、ソフトバンクグループ(SBG)、信越化、ネクソン、キーエンス、スクリーンHD、ニデック、SUMCOが下落した。三井E&S、さくらインターネット、小林製薬の下げが目立った。
東証スタンダード市場は円安・ドル高が好感された。スタンダードTOP20は3日ぶり小反発。出来高3億5549万株。
値上がり銘柄数844、値下がり銘柄数609と、値上がりが優勢だった。
東証スタンダード市場に新規上場したコロンビアは公開価格(3300円)を13.48%上回る3745円で初値を付け、大引けは3725円だった。
個別では双信電機、山大がストップ高。オーテック、佐田建設、イチケン、北野建設、巴コーポレーションなど97銘柄は昨年来高値を更新。アスコット、TBグループ、ビーイングホールディングス、グッドライフカンパニー、東京ボード工業が買われた。
一方、コレックがストップ安。ジー・スリーホールディングス、エコミック、アジュバンホールディングス、日本抵抗器製作所は昨年来安値を更新。ワシントンホテル、ファンドクリエーショングループ、放電精密加工研究所、マナック・ケミカル・パートナーズ、日本ラッドが売られた。
東証グロース市場は前日の米株式市場でのハイテク株安が重荷だった。もっとも3月期末を前にした配当再投資の思惑などから日経平均株価が大幅高となるなか、新興株市場でも投資家心理の改善を映した買いが入り、上昇に転じる場面もあった。
新規IPO銘柄の売買が引き続き活発で、「グロースでは個人投資家が新しい銘柄を物色して、にぎわっていた」
グロースCoreは小高く、グロース250は軟調。東証グロース市場250指数の終値は前日比4.80ポイント(0.65%)安の739.23だった。グロース市場ではQPS研究所やGENDA、ウェルスナビが下落した一方、フリーやライフネット、サンウェルズが上昇した。値上がり銘柄数233、値下がり銘柄数291と、値下がりが優勢だった。
東証グロース市場に新規上場したシンカは公開価格(1320円)を26.59%上回る1671円で初値を付け、大引けは1803円だった。東証グロース市場に新規上場したダイブは公開価格(1820円)を77.19%上回る3225円で初値を付け、大引けは3050円だった。
個別ではネットスターズ、アウトルックコンサルティング、GMO TECH、ライフネット生命保険、INFORICHが昨年来高値を更新。エコナビスタ、エスネットワークス、AIAIグループ、スマレジ、アイビスが買われた。
一方、セーフィー、ソレイジア・ファーマ、ドリーム・アーツ、ブルーイノベーション、STGなど6銘柄が昨年来安値を更新。サクシード、サンバイオ、売れるネット広告社、ITbookホールディングス、yutoriが売られた。
27日午前の日経平均株価は反発し、午前終値は前日比406円82銭(1.01%)高の4万0804円85銭だった。
きょう前場は強弱観対立のなかも徐々に買いの勢いが増す展開となり、日経平均は前引け時点で400円を超える上昇をみせ、4万800円台まで水準を切り上げた。週初に先物主導で470円あまりの下げに見舞われたが、きょうは先物にアンワインドの動きが顕在化し、切り返し歩調を鮮明とした。3月期末の配当権利取り狙いの買いや配当再投資への思惑が全体株価を押し上げる格好に。外国為替市場で1ドル=151円80銭台まで円安が進んだことも、輸出セクターやインバウンド関連を中心に追い風材料となっている。トヨタが株式分割考慮後の上場来高値を更新した。
きょうは3月末の権利付き最終売買日とあって個人投資家などから配当取りを意識した買いが入りやすい。さらに配当再投資への思惑も意識された。「配当込みの株価指数」に連動した運用を目指す機関投資家は、同指数との値動きのズレを抑えるため、配当を受け取る前にそれと同額を指数先物の買いに充てる。この期末特有の買いが相場を支えるとの見方がある。
株価指数先物が強含むと現物株の上昇にも弾みが付いた。ファストリや東エレクなど値がさの一角が強含んだ。
10時過ぎ、田村直樹日銀審議委員は青森県金融経済懇談会であいさつし、「大規模緩和の修正によって金融政策の正常化へ第一歩を踏み出したとは言っても副作用も残る状況が続いている」と述べた。正常化の最終的なゴールに対しては「2%物価目標の下で金利の上げ下げを通じて需要を調整し、物価に影響させるという金利の機能が発揮できるような水準まで金利を戻す」などと発言した。
9人の日銀政策委員のなかで最もタカ派と見られていた田村日銀審議委員から「追加利上げ実施の時期」といった踏み込んだ話が出なかった。政府・日銀による為替介入警戒ゾーンに入ったことで、午後は、神田財務官など要人発言などに注目が集まろう。後場の日経平均は為替を横目に見た展開となりそうだ。
東証株価指数(TOPIX)は続伸した。前引けは24.65ポイント(0.89%)高の2805.45だった。JPXプライム150指数は続伸した。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で2兆2738億円、売買高は8億491万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1364と、全体の8割を占めた。値下がりは263、横ばいは28だった。
業種別株価指数は不動産業を筆頭に、銀行業、小売業、医薬品、電気機器など全33業種が上昇した。
個別では、レーザーテックのほか、ディスコも商いを伴い堅調、東京エレクトロンも買いが優勢だった。三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも買われた。TDK、ダイキン、テルモ、コナミGが上昇した。日立製作所も強い動き。西華産業が急騰、オークワ、グッドコムアセットなども値を飛ばした。
半面、ソシオネクスト、SCREENホールディングスが利食いに押される展開となったほか、信越化、アドバンテスト、ニデック、三菱重工業も値を下げた。小林製薬も下値模索が続いている。CIJは利益確定売りが続き大幅安、三井E&S、トピー工業の下げも目立つ。
「わかったようでわからない格言」
29(金)米国はグッドフライデーの祝日。
28(木)日の米債は短縮取引。
29日(金)米国株式市場は休場となる。
トレーダーズ・アルマナックによれば、グッドフライデー前の米株には強い経験則があるという。
1980年以降の平均をみると、NYダウ、ナスダック総合指数、S&P500指数、ラッセル2000指数はそろってグッドフライデー前の3日間、
そして当該週にプラスを記録。
しかしイースター休暇後は弱い経験則があるという。
S&P500は1984ー2003年の20年間で16回下落したという。
「TOPIX(151)が旧基準で史上最高値を更新」との電子端末の記事。
旧TOPIX(150)は2900ポイント台まで上昇。
89年12月18日に付けた史上最高値(2884.80)を大幅に更新した。
TOPIXは2005年に大きな基準見直しが行われていた。
段階的に浮動株比率(FFW)が導入されたことで新旧のTOPIXは異なる指数となっている。
しかし、市場ではなぜか、89年の旧TOPIXの高値を新TOPIXが超えられないのはどうしてだろうといぶかる。
そもそもTOPIX(東証株価指数)東証第一部に上場する株式の時価総額の合計を終値ベースで評価。
基準日である1968年1月4日の時価総額を100として、新規上場・上場廃止・増減資・企業分割などにより修正され、指数化したもの。
株券の持ち合いにより、時価総額のダブルカウントが起きやすい欠点も有していた。
このため、東京証券取引所は、2004年7月に時価総額加重平均型株価指数から浮動株基準株価指数への変更を示唆。
その後、2005年10月31日、2006年2月28日、2006年6月30日の3段階に分けて浮動株基準株価指数へ移行させた。
NISAが始まってもうすぐ3カ月。
日本証券業協会は3月21日、NISA口座の開設・利用状況についての調査を公表。
大手5社とネット証券5社の合計で2月末時点でNISA口座数は1400万口座だった。
2月の口座開設数は53万件。
前年1ー3月の平均(18万件)から2.9倍。
1月の新NISAスタート時に続き2月も口座開設が多かった。
同調査によると、国内株にもしっかり資金が流入。
NISAの成長投資枠での買い付け額は1ー2月合計でおよそ3兆円、つみたて投資枠は5400億円
。成長投資枠のうち59%が株式に資金流入。
そのうち91%は国内株(ETF、不動産投資信託(REIT)含む)だった。
成長投資枠での買い付け上位は国内株中心。
個人の現金取引の動きを振り返ってみると、23年は相場上昇局面に売り越しとなる「逆張り」の傾向が多かった。
24年1月には260億円の買い越し。
1ー2月まだ短い期間ではあるが現金取引では「順張り」に転じつつある。
「人の行く裏に道あり花の山」。
これを実践してもなかなか儲からないというのが経験則であるような気がする。
「付和雷同して他人と一緒のことをしても儲からない」という意味だろうが、本当にそうだろうか。
他人が同感しない相場観で、銘柄が密かに上がるのだろうか。
他人が同感するからこそ相場は上昇したり下落したりする。
株式投資は比較多数の同館を得る作業だし、比較多数がポジネガどちらかを探る推理。
そんな場除で孤高の人を貫いてもそれこそ狷介。
わかったようでわからない格言でもある。
(櫻井)。
東証スタンダード市場はドル高が好感され、押し目買いが優勢となった。スタンダードTOP20は3日ぶり小反発。出来高2億2423万株。
値上がり銘柄数895、値下がり銘柄数509と、値上がりが優勢だった。
個別ではオーテック、佐田建設、イチケン、北野建設、巴コーポレーションなど75銘柄が昨年来高値を更新。アスコット、TBグループ、第一商品、守谷輸送機工業、NaITOが買われた。
一方、コレックがストップ安。ジー・スリーホールディングス、エコミックは昨年来安値を更新。ワシントンホテル、ファンドクリエーショングループ、日本ラッド、マツモト、住石ホールディングスが売られた。
東証グロース市場は3月期末を前にした配当再投資の思惑から日経平均株価が大幅高となるなか、新興株市場でも投資家心理の改善を映した買いが入った。
グロースCore、グロース250はしっかり。
東証グロース市場250指数の前引けは前日比0.59ポイント(0.08%)高の744.62だった。
グロース市場ではフリーやジーエヌアイ、インテグラルが上昇した一方、QPS研究所やウェルスナビが下落した。
値上がり銘柄数278、値下がり銘柄数239と、値上がりが優勢だった。
きょう27日は3社の新規株式公開(IPO)があった。東証スタンダード市場に新規上場したコロンビアは公開価格(3300円)を13.48%上回る3745円で初値を付け、前引けは3830円だった。東証グロース市場に新規上場したシンカは公開価格(1320円)を26.59%上回る1671円で初値を付け、前引けは1650円だった。東証グロース市場に新規上場したダイブは公開価格(1820円)を77.19%上回る3225円で初値を付け、前引けは3230円だった。
個別ではネットスターズ、アウトルックコンサルティング、ライフネット生命保険、INFORICHが昨年来高値を更新。Kudan、グローム・ホールディングス、FIXER、エコナビスタ、ジーニーが買われた。
一方、セーフィー、ソレイジア・ファーマ、ドリーム・アーツ、ブルーイノベーション、STGなど6銘柄が昨年来安値を更新。サクシード、イーエムネットジャパン、サンバイオ、ITbookホールディングス、yutoriはが売られた。
【寄り付き概況】
27日の日経平均株価は反発で始まった。始値は前日比119円14銭高の4万0517円17銭。
前日の欧州株市場では主要国の株価指数が総じて上昇したが、米国株市場では取引終盤に値を崩しNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに続落歩調となった。週末にグッドフライデーの祝日に伴い休場となることで買い気が盛り上がらず、機関投資家のポジション調整の売りが引け際に出て全体指数を押し下げた。
東京株式市場でも海外投資家の積極的な買いが見込みにくく上値の重い展開が想定される。
ただ、きょうは3月の権利取り最終売買日であることから、駆け込みで期末の配当権利を確保しようとする買いが全体相場の下支え要因となる。日経平均は4万円トビ台半ばで強弱観を対立させそうだ。
高配当とされる豊田通商、三井物など商社株の上昇が目立っている。半面、前日の米ハイテク株安を受けてソフトバンクグループ(SBG)やアドテストなどに売りが出ているのは相場の上値を抑えている。
東証株価指数(TOPIX)は上昇している。
個別では、ファストリ、ダイキン、第一三共、住友不が高い。一方、信越化、スクリン、ソニーG、レーザーテクが安い。
「米国金利の動向は所詮外部要因」
「続落」
火曜のNY株式市場で主要3指数は揃って続落。
小幅高水準で推移していたが引けかけて下落に転じた。
テスラが2.92%上昇。
トランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループが16.1%高の57.99ドル。
一時は79.38ドルまで上昇した。
マコーミックは10.52%急騰。
シーゲイト・テクノロジーが7.38%高。
2月の耐久財受注が前月比1.4%増。
伸び率は市場予想の1.1%を上回った。
10年国債利回りは4.237%。
5年国債利回りは4.222%。
2年国債利回りは4.593%。
ドル円は151円台半ば。
WTI原油先物5月限は前日比前日比0.33ドル安の1バレル=81.62ドル。
ビットコインは1.28%安の7万0078.01ドル。
SKEW指数は155.84→151.60→157.60。
恐怖と欲望指数は67→67。
(昨年2月1日が82、12月19日が79、4月18日が70、3月15日が22)。
火曜のNYダウは31ドル(0.08%)安の39282ドルと3日続落。
高値39439ドル、安値39277ドル。
サイコロは7勝5敗。
騰落レシオは110.14%(前日111.02%)。
NASDAQは68ポイント(0.42%)安の16315ポイントと続落。
高値16476ポイント、安値16312ポイント。
サイコロは6勝6敗。
騰落レシオは97.51%(前日96.40%)。
S&P500は14ポイント(0.28%)安の5203ポイントと3日続落。
高値5235ポイント、安値5203ポイント。
サイコロは5勝7敗。
騰落レシオは127.98%(前日127.26%)。
ダウ輸送株指数は58ポイント(0.37%)安の15850ポイントと続落。
SOX指数は39ポイント(0.81%)安の4851ポイントと続落。
VIX指数は13.24(前日13.06)。
NYSEの売買高は9.28億株(前日8.61億株)。
3市場の合算売買高は104.3億株(前日96.7億株、過去20日平均は122.3億株)。
火曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比80円高の40270円。
ドル建ては130円高の40320円。
ドル円は151.55円。
10年国債利回りは4.237%。
2年国債利回りは4.593%。
「期末権利付き最終日」
火曜の日経平均は寄り付き69円安。
終値は16円(▲0.04%)安の40398円と3日続落。
高値40529円。
安値40280円。
日足は3日ぶりに陽線。
3月メジャーSQ値39863円に対して5勝7敗。
3月配当落ちは昨年で日経平均270円程度、TOPIX26ポイント程度。
11日の39518円→39241円のマドは埋めた。
18日は38808円→38935円にマド。
21日は40003円→40452円にマド。
TOPIXは3.16ポイント(△0.11%)高の2780ポイントと反発。
1990年1月11日(2814ポイント)以来、34年2カ月ぶりの2800ポイント台回復。
過去最高値は1989年12月18日の2884,80ポイント。
ザラ場高値は同日の2886.50。
TOPIXコア30指数は反発。
プライム市場指数は1.60ポイント(△0.11%)高の1431.29と反発。
東証スタンダード指数は反発。
東証グロース250指数は6.21ポイント(▲0.83%)安の744.03と3日続落。
25日移動平均線からの乖離は▲1.50%(前日△0.72%)。
プライム市場の売買代金は4兆3525億円(前日4兆3417億円)。
36日連続で4兆円超。
売買高は15.71億株。
値上がり868銘柄(前日348銘柄)。
値下がり734銘柄(前日1267銘柄)。
新高値96銘柄(前日183銘柄)。
7日ぶりに2ケタ。
新安値8銘柄(前日6銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは121.97(前日128.30)。
東証グロース市場の騰落レシオは95.24(前日95.24)。
NTレシオは14.53倍(前日14.55倍)。
サイコロは6勝6敗で50.00%。
TOPIXは8勝4敗で66.66%。
東証グロース市場指数は4勝8敗で33.33%。
上向きの25日線(39465円)からは△2.36%(前日△2.60%)。
6日連続で上回った。
上向きの75日線は36388円。
69日連続で上回った。
上向きの200日線(33931円)からは△19.06%(前日△19.27%)。
244日連続で上回った。
上向きの5日線は40503円。
6日ぶりに下回った。
13週線は37761円。
26週線は35136円。
いずれも上回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲19.490%(前日▲19.822%)。
買い方▲1.550%(前日▲1.499%)。
東証グロース250指数ネットストック信用評価損益率で売り方▲18.597%(前日▲17.959%)。
買い方▲15.086%(前日▲14.684%)。
空売り比率は38.7%(前日41.5%、2日ぶりに40%割れ)。
10月30日が54.3%。
22年10月28日54.7%、21年10月28日54.2%。
23年3月10日52.7%。
空売り規制なしの銘柄の比率は8.0%(前日7.2%)。
8月18日が8.9%、8月3日が12.3%、6月9日が16.1%。
3月22日時点の信用売り残は1730億円増の1兆926億円。
4週ぶりに増加。
同信用買い残は2102億円減の4兆2183億円。
5週ぶりに減少。
信用倍率は3.86倍(前週4.82倍)。
4週ぶりに3倍台。
日経VIは18.72(前日19.07)。
昨年2月16日の安値は14.63。
日経平均採用銘柄のPERは17.18倍(前日17.16倍)。
前期基準では19.23倍。
EPSは2351円(前日2355円)。
直近ボトムは9月28日2056円、直近ピークは3月4日2387円。
225のPBRは1.55倍(前日1.55倍)。
BPSは26063円(前日26073円)。
日経平均の予想益回りは5.82%。
予想配当り利回りは1.68%。
指数ベースではPERは23.80倍(前日23.80倍)。
EPSは1697円(前日1698円)。
PBRは2.18倍。
BPSは18531円(前日18538円)。
10年国債利回りは0.735%(前日0.725%)。
プライム市場の予想PERは17.11倍。
前期基準では19.35倍。
PBRは1.48倍。
プライム市場の予想益回りは5.84%。
配当利回り加重平均は1.97%
プライム市場の単純平均は5円高の3143円(前日は3138円)。
プライム市場の売買単価は2769円(前日2695円)。
プライム市場の時価総額は984兆円(前日983兆円)。
ドル建て日経平均は266.87(前日267.25)と3日続落。
火曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比80円高の40270円。
高値40480円。安値40075円。
大証夜間取引終値は日中比60円高の40250円。
気学では水曜が「目先の天底をつくることあり」。
木曜が「上寄りしたら売り方針の日。逆なら見送れ」。
金曜が「逆行日にして前日の足取りに反する日」。
ボリンジャーのプラス1σが40212円。
プラス2σが40959円。
プラス3σが41707円。
週足のプラス1σが39960円。
プラス2σが42159円。
プラス3σが44353円。
3月月中平均は26日時点で日経平均39740円。
TOPIXは26日時点で2720ポイント。
(9月日経平均32725円。TOPIX2397ポイント。
昨年3月日経平均27693円、TOPIX1989ポイント)。
権利付き最終日。
《今日のポイント3月27日》
(1)火曜のNY株式市場で主要3指数は揃って続落。
10年国債利回りは4.237%。
5年国債利回りは4.222%。
2年国債利回りは4.593%。
ドル円は151円台半ば。
SKEW指数は155.84→151.60→157.60。
恐怖と欲望指数は67→67。
(昨年2月1日が82、12月19日が79、4月18日が70、3月15日が22)。
(2)ダウ輸送株指数は58ポイント(0.37%)安の15850ポイントと続落。
SOX指数は39ポイント(0.81%)安の4851ポイントと続落。
VIX指数は13.24(前日13.06)。
NYSEの売買高は9.28億株(前日8.61億株)。
3市場の合算売買高は104.3億株(前日96.7億株、過去20日平均は122.3億株)。
火曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比80円高の40270円。
(3)プライム市場の売買代金は4兆3525億円(前日4兆3417億円)。
36日連続で4兆円超。
売買高は15.71億株。
値上がり868銘柄(前日348銘柄)。
値下がり734銘柄(前日1267銘柄)。
新高値96銘柄(前日183銘柄)。
7日ぶりに2ケタ。
新安値8銘柄(前日6銘柄)。
プライム市場の騰落レシオは121.97(前日128.30)。
東証グロース市場の騰落レシオは95.24(前日95.24)。
NTレシオは14.53倍(前日14.55倍)。
サイコロは6勝6敗で50.00%。
(4)上向きの25日線(39465円)からは△2.36%(前日△2.60%)。
6日連続で上回った。
上向きの75日線は36388円。
69日連続で上回った。
上向きの200日線(33931円)からは△19.06%(前日△19.27%)。
244日連続で上回った。
上向きの5日線は40503円。
6日ぶりに下回った。
13週線は37761円。
26週線は35136円。
いずれも上回った。
(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲19.490%(前日▲19.822%)。
買い方▲1.550%(前日▲1.499%)。
東証グロース250指数ネットストック信用評価損益率で売り方▲18.597%(前日▲17.959%)。
買い方▲15.086%(前日▲14.684%)。
(6)空売り比率は38.7%(前日41.5%、2日ぶりに40%割れ)。
空売り規制なしの銘柄の比率は8.0%(前日7.2%)。
3月22日時点の信用売り残は1730億円増の1兆926億円。
4週ぶりに増加。
同信用買い残は2102億円減の4兆2183億円。
5週ぶりに減少。
信用倍率は3.86倍(前週4.82倍)。
4週ぶりに3倍台。
日経VIは18.72(前日19.07)。
(7)日経平均採用銘柄のPERは17.18倍(前日17.16倍)。
前期基準では19.23倍。
EPSは2351円(前日2355円)。
直近ボトムは9月28日2056円、直近ピークは3月4日2387円。
225のPBRは1.55倍(前日1.55倍)。
BPSは26063円(前日26073円)。
日経平均の予想益回りは5.82%。
予想配当り利回りは1.68%。
指数ベースではPERは23.80倍(前日23.80倍)。
EPSは1697円(前日1698円)。
PBRは2.18倍。
BPSは18531円(前日18538円)。
10年国債利回りは0.735%(前日0.725%)。
(8)プライム市場の単純平均は5円高の3143円(前日は3138円)。
プライム市場の時価総額は984兆円(前日983兆円)。
ドル建て日経平均は266.87(前日267.25)と3日続落。
(9)ボリンジャーのプラス1σが40212円。
プラス2σが40959円。
プラス3σが41707円。
週足のプラス1σが39960円。
プラス2σが42159円。
プラス3σが44353円。
3月月中平均は26日時点で日経平均39740円。
TOPIXは26日時点で2720ポイント。
(9月日経平均32725円。TOPIX2397ポイント。
昨年3月日経平均27693円、TOPIX1989ポイント)。
権利付き最終日。
今年の曜日別勝敗(3月26日まで)
↓
月曜7勝3敗
火曜5勝7敗
水曜2勝8敗
木曜7勝5敗
金曜8勝2敗
雇用統計→消費者物価→PCE。
ここにFOMCが加わったりするが、毎月同じことの繰り返し。
事前に騒いで通過で次の指標へ視点は移行。
アレコレ論じるがただそれだけのこと。
いい加減に飽きないものだろうか。
この数年起こっていた米国金利の上昇懸念。
そして最近は下落期待。
しかし米国株は一貫して上昇し過去最高値を更新してきた。
ということは、極論すれば米国金利の動向は、実はほとんど株価形成要因ではなかったことになる。
金利が上がっても下がっても株価は上昇。
これが結論だ。
となるといちいち事前予想を立てて当たった外れたと喧しくするのは無駄な事。
所詮金利は外部環境要因。
重要なのは企業が利益を出し続け成長できるかどうかということ。
これが株価の最大形成要因だろう。
上手くいっているから株価が上昇してきた。
これを無視して外部要因に拘泥せざるを得ない市場は本当に空しいものとなる。
◇━━━ カタリスト━━━◇
フォースタートアップス (7089)・・・動兆
スタートアップ企業向け人材紹介業と企業向け採用コンサル展開.
子会社で投資ファンド運営
25年3月期は人材紹介が引き続き増勢。
採用支援も好調。
ウィルグループが当社全持株譲渡・売り出しへ。
譲渡先のエムスリー、寺田倉庫、ヤマシタと資本業務提携。
人材支援先のナレッジワークに出資。
(兜町カタリスト櫻井)
[株価材料]
■公示地価も脱デフレの波 全国2.3%上昇、バブル以来の伸び
■国産旅客機、開発へ再挑戦 経産省、35年めど 官民で5兆円投資
■大日本印刷<7912>
先端半導体部材を量産へ ラピダス向け
■小林製薬<4967>
「紅麹」摂取した2人死亡 厚労省明らかに
■M&A仲介手数料の開示を 新資本主義会議、中小再編へ透明化
■テルモ<4543>
医療新興と連携 患者の状態、遠隔で把握
■バンナムHD<7832>
海外でカプセルトイ 米中心に80店以上新設
■キリンHD<2503>
ビール新ブランド 17年ぶり投入
■日本精工<6471>
欧州の稼働時間3割減 一部工程をアジア拠点に移管へ
■クラレ<3405>
食品包装用樹脂の工場 シンガポールに
■日立製作所<6501>
生成AIで「話す」機械 不具合自ら説明、対処導く
■ローランドDG<6789>
応募推奨撤回 米ファンドのTOB
■北陸電力<9505>
今期営業益1000億円に上振れへ 発電コスト減で
■北米産木材、対日2%高 4-6月コスト転嫁強まる 住宅販売、低調続く恐れ
■マンション家賃、0.2%安 2月、東京23区 4カ月ぶり下落
■コンテナ輸送量7%増 1月、アジア発欧州向け 自動車けん引
■アップルiPhoneの中国出荷、2月は前年比33%減 需要低迷が継続
■豪、車の排出規制案を一部緩和 業界の反発受け
27日の東京株式市場は反発後、しっかりした展開か。
日経平均株価の予想レンジは、4万100円-4万600円を想定。(26日終値4万398円03銭)
米国株は下落。ダウ平均は31ドル安の39282ドルで取引を終えた。3指数とも場中の大半は小高く推移した。
きのう26日の日経平均株価は、終値形成時に下げ転換するなど、不安定な値動きだったが、3月権利付きの最終売買日にあたり、権利取りの動きに加え、株価指数先物に配当金再投資による買いなどから、堅調な値動きが見込まれる。
為替相場は、ドル・円が1ドル=151円台の半ば(26日は151円32-34銭)、ユーロ・円が1ユーロ=164円トビ台(同164円05-09銭)と小動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、26日の大阪取引所清算値比80円高の4万270円だった。
【好材料銘柄】
■ダイキアクシス <4245>
海外で大型案件の受注。インド・バングラデシュ・スリランカで合計3億4200万円。
■NaITO <7624>
今期経常は72%増益、1円増配へ。
■フジシールインターナショナル <7864>
今期配当を10円増額修正。
■西華産業 <8061>
今期経常を18%上方修正、配当も30円増額。
■オークワ <8217>
発行済み株式数(自社株を除く)の5.01%にあたる220万株(金額で20億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は4月3日から25年4月2日まで。また、中計を見直し。26年度に売上高2900億円、営業利益70億円を目指す。
■北陸電力 <9505>
今期経常を36%上方修正・最高益予想を上乗せ。
【主な経済指標・スケジュール】
27(水)
【国内】
40年国債入札
配当・優待権利付き最終売買日
《決算発表》
キユソー流通、ニイタカ、オプトエレクト
【海外】
米7年国債入札
《米決算発表》
カーニバル、シンタス、ペイチェックス
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
26日のNYダウ工業株30種平均は3日続落し、前日比31ドル31セント(0.07%)安の3万9282ドル33セントで終えた。
この日発表された2月の米耐久財受注額は市場予想を上回る内容。景気への楽観的な見方を背景にダウは引け直前までプラス圏で推移した。ただ、終盤は最近値上がりしていた半導体やITの関連銘柄を中心に売りが広がり、マイナス圏に沈んだ。
四半期末と月末を控え、機関投資家による利益確定や持ち高調整の売りも出やすかった。米国では今週末の連休を控え、市場参加者が少なく積極的な売買が手控えられているとの見方もあった。「薄商いで値動きが不安定になりやすかった」との声が聞かれ、大引けにかけて売りが優勢となった。
米株市場が聖金曜日で休場となる29日に、米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として重視する個人消費支出(PCE)物価指数の2月分が発表される。「想定よりも高めの伸びを示す可能性が意識され、休暇前に持ち高を減らす動きが出た」との見方もあった。
朝方は買いが先行した。米経済が底堅さを維持するなか、FRBが年央にも利下げに転じるとの見方が強い。ダウ平均が前日までの2営業日で467ドル下げた後で、一部の銘柄には下値を拾う動きがみられた。26日発表の2月の耐久財受注額は前月比で市場予想以上に増えた。米経済はソフトランディング(軟着陸)を達成できるとの観測が相場を支えた。
個別銘柄では、ボーイングが下落。スリーエムやナイキ、ホーム・デポも売られた。アマゾン・ドット・コムやシェブロンも安い。一方、ユナイテッドヘルス・グループやハネウェル・インターナショナルは買われた。
ナスダック総合株価指数は続落した。前日比68.768ポイント(0.41%)安の1万6315.699で終えた。エヌビディアが取引終了にかけて下げ幅を広げ、指数の重荷となった。
【シカゴ日本株先物概況】
26日のシカゴ日経平均先物は上昇した。6月物は前日比140円高の4万0270円で終えた。
NYダウ平均は、手掛かり材料に欠ける中を利益確定の売りが優勢となり、3営業日続落した。
同日の米株式相場は軟調に推移したものの、外国為替市場で円安・ドル高基調が続いている。輸出関連株などへの業績面の恩恵が意識されて日経平均先物は買われた。
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
40270 ( +80 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
40320 ( +130 )
( )は大阪取引所終値比
【欧州株式市場】
■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 7930.96(+13.39)
26日のFTSE100種総合株価指数は反発し、前日比13.39ポイント(0.16%)高の7930.96で終えた。ネットスーパーの英オカド・グループなど食品・生活必需品に関連した小売銘柄が上昇し、相場をけん引した。他の小売銘柄にも買いが波及した。
航空機エンジン大手のロールス・ロイス・ホールディングスなど資本財株にも買いが入った。半面、エネルギー株や一部資源株の下げは、FTSE100種指数の上値を抑えた。25日のロンドン市場では、中型株や小型株にも買いが優勢だった。
FTSEの構成銘柄では、ホームセンター大手キングフィッシャーが4.26%高と上昇率トップ。26日公表した2023年12月〜24年2月期の取引報告で、利用者数や客単価が伸びたことが好感された流通大手マークス&スペンサーが3.86%高、小売り大手JDスポーツ・ファッションが3.72%高と続いた。
一方、中古車販売サイトのオートトレーダー・グループが4.93%安、資源大手リオ・ティントが1.89%安だった。
■ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 18384.35(+123.04)
26日のドイツ株価指数(DAX)は6日続伸し、前日比123.04ポイント(0.67%)高の1万8384.35で終えた。最高値の更新も6日連続となる。半導体大手の独インフィニオンテクノロジーズなど、テクノロジー関連株に買いが入った。
銀行や不動産関連の銘柄が買われたほか、独ラインメタルなど防衛・航空関連株に買いが続いた。欧州エアバスはフランクフルト市場で26日まで11日続伸した。特殊化学のシムライズやコベストロなど素材株には売りが出たものの、DAXを構成する40銘柄のうち32銘柄が前日比で上昇して終えた。
個別では、防衛大手ラインメタル(2.72%高)や不動産大手ボノビア(2.08%高)、製薬大手バイエル(1.77%高)と買われた半面、分子診断大手キアゲン(1.99%安)や香料大手シムライズ(1.65%安)などが売られた。
■フランス・パリ株価指数
CAC40 8184.75(+33.15)
フランスCAC40種指数は0.41%高だった。
03月27日 毎日コラム
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櫻井英明の株式辞典【ち行】 |
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