日経平均株価 | 38,513.02 | +304.99 | 12/02 |
TOPIX | 2,714.72 | +34.01 | 12/02 |
マザーズ | 641.72 | -2.25 | 12/02 |
NYダウ平均 | 44,910.65 | +188.59 | 11/30 |
ナスダック総合 | 19,218.17 | +157.69 | 11/30 |
7日のNYダウ工業株30種平均は3営業日ぶり反発し、前日比435ドル98セント(1.4%)高の3万1581ドル28セントで終えた。
前日は米長期金利が急伸し、指標である10年物米国債利回りが約3カ月ぶりの高水準となる3.35%台を付けた。7日は一時3.25%まで低下し、上昇が一服している。金利上昇によってハイテク株や成長株の魅力が薄れるため、金利低下が特にこれらの銘柄の追い風となった。
7日は原油相場も急落し、インフレへの懸念がやや和らいだことも、株価の追い風となった。米原油先物の清算値(終値に相当)は1バレル=81.94ドルと前日比で約6%急落し、約8カ月ぶりの安値を更新した。半面、原油安を嫌気し、エネルギー株は逆行安となった。
ダウ平均は8月16日に付けた直近の高値から9月6日まで3週間で3000ドル強下落していた。米株には値ごろ感から売り方の買い戻しも入りやすかった。
ただ、米連邦準備理事会(FRB)など世界の主要中央銀行が積極的な利上げに動き、景気を冷やすとの懸念は変わっていない。市場では、20〜21日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で通常の3倍にあたる0.75%の利上げを決めるとの観測が強まっている。7日の株式相場は反発したが「売られすぎの反動であり、基調に変化はない。今後の金融引き締めペースやインフレ動向を見極める必要がある」との声が聞かれた。
個別では景気敏感株や消費関連株が買い直された。工業製品・事務用品のスリーエム(3M)とスポーツ用品のナイキが3%高で終えた。クレジットカードのアメリカン・エキスプレスや航空機のボーイングも高い。前日まで下げが目立っていたハイテク株も押し目買いが入り、ソフトウエアのマイクロソフトは2%高となった。7日にスマートフォン「iPhone」の新機種を発表したアップルも高い。一方、原油安を受けて石油のシェブロンは下げた。
ナスダック総合株価指数は8営業日ぶりに反発し、前日比246.991ポイント(2.1%)高の1万1791.900で終えた。主力ハイテク株が軒並み上昇した。
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