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【市況一覧】
日経平均株価
37,068.35 -1011.35 04/19
TOPIX
2,626.32 -51.13 04/19
マザーズ
638.74 -21.13 04/19
NYダウ平均
37,775.38 +22.07 04/19
ナスダック総合
15,601.50 -81.87 04/19


05月01日 マーケットコメント

05月02日 マーケットコメント

05月03日 マーケットコメント

05月04日 マーケットコメント

05月05日 マーケットコメント

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05月07日 マーケットコメント

05月08日 マーケットコメント


     
    9日の日経平均株価は大幅反落し、2万6319円(前週末比684円安)引けとなった。米長期金利の上昇を背景に前週末の米国株式が下落した流れを受け、売り優勢の展開となった。時間外取引の米株指数先物安も重しとなり、大引け間際には694円安まで下げ幅を広げた。心理的なフシ目となる2万6500円を割り込んだことで、目先は4月27日の直近安値(取引時間中安値2万6051円)が意識される。
     
     
    あす10日の日経平均株価は、不安定な相場展開か。
    足元のボラティリティー(価格変動率)は大きく、振れやすい状況だ。
    日経平均を対象としたオプションの価格から算出する日経平均ボラティリティー・インデックスは9日、30.36(前週末比2.63ポイント高)に上昇した。警戒ラインとされる30を超えるのは1月27日以来となる。
    米インフレ警戒をはじめ、中国の景気減速懸念、ウクライナ紛争など不透明要因はくすぶったままであり、不安心理は増幅されている。ただ、週末に向けて決算発表が相次ぎ、「当面は決算をみながら個別株物色が中心になる」との見方に傾いている。
     
    米国株も最近は値幅が大きく出ることが多い。日経平均も振れ幅が大きくなりそうで、1日の値動きでチャートのポイントをブレークしたとしても、それでトレンドが変わったと判断しない方が良いだろう。ここ数週間は13週線(26826円、9日時点)近辺での一進一退が続いており、上に行っても下に行っても週末値では同水準に収れんするような動きが観測される。週明けから13週線を大きく下回るさえないスタートにはなったが、「大幅安の後には大幅高もある」くらいの気持ちでどっしり構えつつ、押し目で冷静に買いを入れる戦略が有効と思われる。
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(9日現在)
     
    27540.27  ボリンジャー:+1σ(25日)
    27539.31  ボリンジャー:+1σ(13週)
    27531.09  26週移動平均線
    27321.34  均衡表基準線(週足)
    27166.25  均衡表基準線(日足)
    27074.27  25日移動平均線
    26962.05  75日移動平均線
    26826.55  13週移動平均線
    26815.84  均衡表転換線(日足)
    26778.97  均衡表転換線(週足)
    26748.03  均衡表雲上限(日足)
    26707.46  均衡表雲下限(日足)
    26679.35  6日移動平均線
    26608.27  ボリンジャー:-1σ(25日)
    26518.58  ボリンジャー:-1σ(26週)
     
    26319.34  ★日経平均株価9日終値
     
    26142.27  ボリンジャー:-2σ(25日)
    26113.79  ボリンジャー:-1σ(13週)
    25676.28  ボリンジャー:-3σ(25日)
    25506.06  ボリンジャー:-2σ(26週)
    25401.03  ボリンジャー:-2σ(13週)
    24688.27  ボリンジャー:-3σ(13週)
     
     
    終値が下向きに転じた5日移動平均線を下回ったほか、ローソク足は上下ともに短いヒゲを伴う大陰線を描き、強い売り圧力を窺わせている。
    一目均衡表では明日10日の変化日を前に、株価が下振れして雲下限を割り込んで三役逆転を形成して売り手優勢の形状となった。25日線とのマイナス乖離率は2.79%と売られ過ぎの5%ラインまで幅を残し、RSI(14日ベース)は43.76%と中立圏内にとどまっているため、一段安リスクに留意が必要となろう。
     

    【大引け概況】
    9日の日経平均株価は大幅に反落し、前週末比684円22銭(2.53%)安の2万6319円34銭で終えた。
    本日のマーケット動画
    時間:00:00:54 容量:12.26M

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    きょうはリスク回避ムード一色の展開となり、日経平均株価は大きく下値を試す展開を強いられた。米長期金利の上昇を背景に米国株市場でハイテク株への売りがかさんでおり、この流れが波及している。
    外国為替市場では1ドル=131円台まで円安が進んでいるが、きょうは輸出セクターでもこれを好感する動きはほとんどみられなかった。中国ではゼロコロナ政策による経済活動への影響が懸念されており、ウクライナ情勢の先行き不透明感も全体相場に重荷となっている。日経平均は軟調なアジア株や米株価指数先物の値動きを横目に漸次下げ幅を広げる展開で、ほぼこの日の安値圏で引けている。
     
    前週末6日発表の4月の米雇用統計は労働市場の逼迫とそれによるインフレ圧力を改めて確認する結果となり、米10年債利回りは3.1%台まで上昇した。主要なハイテク株で構成するナスダック100株価指数は同日1.2%下落、日本時間9日の取引でも先物の「Eミニ・ナスダック100」6月物は一時1%超下落した。成長(グロース)株を中心に金利上昇の逆風が強く意識され、エムスリー、リクルートなどが大きく下落した。
     
    中国関連銘柄の下げも目立った。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため上海市で都市封鎖(ロックダウン)が実施されるなど、経済活動の制限が続いている。景気の先行き懸念からファストリが6%安、コマツが4%安となった。ロシアの対ドイツ戦勝記念日を迎え、ウクライナ情勢が一段と悪化するリスクも重荷となった。
     
    資源関連株の一角は逆行高となった。8日、米欧日など主要7カ国(G7)の首脳はウクライナ支援などについて協議し、ロシア産エネルギーからの依存脱却の方針を示した。資源の先高観は一部の銘柄にはプラスな半面、日本経済全体にはマイナスとの見方があった。
     
    東証株価指数(TOPIX)も大幅反落し、37.52ポイント(1.96%)安の1878.39で終えた。東証プライムの売買代金は概算で2兆9545億円。売買高は12億6342万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1598銘柄と約87%を占めた。値上がりは211、変わらずは28銘柄だった。

     
    市場からは「米インフレ懸念など不透明要因を抱え、米株動向に左右されるしかない。下がれば押し目買いが入り、切り返せば戻り売りが出てくるとみられるが、当面は決算をみながら個別株物色が中心になる」との声が聞かれた。

     
    業種別株価指数(全33業種)では鉄鋼、空運業、サービス業の下落が目立った。上昇は電気・ガス業、海運業、石油・石炭製品。
     
    個別では、ソフトバンクグループ(SBG)、キーエンスが安く、東京エレクトロン、任天堂、キーエンスなど値がさ株が売られ、ソニーグループも下落した。ファーストリテイリングは一時4000円を超える下げとなった。オリエンタルランドが急落、2023年3月期(今期)の業績見通しを未定としたJFEは7%安となった。日本製鉄など鉄鋼株も下値を探った。日本製鋼所、JUKIがストップ安となったほか、ジャパンベストレスキューシステム、BEENOS、ミスミグループ本社なども大幅安に売り込まれた。NTTデータも下げて終えた。親子上場解消の思惑から場中に急騰する場面もあった。
     
    半面、レーザーテックが戻り売りを浴びながらもプラス圏で着地したほか、株主還元策を検討するとした商い上位の川崎汽船が大幅高となった。新光電気工業が堅調、東京ガスも買いが優勢だった。上限1000億円の自社株買い枠を設定したヤマダホールディングスがストップ高を演じ、ノジマも急騰。TOA、ヒロセ電機も買われた。
     

    [概況]

     
    【NY外為ドル円概況】

    6日のNY為替市場は、4月米雇用統計で失業率が予想を上回ったほか、賃金上昇率も鈍化したためドル買いが一時後退し、発表直後は130.16円付近まで売られましたが、非農業部門雇用者数は予想を上回り、労働市場のひっ迫を示唆していることから10年債利回りは2018年来の高水準となり、一時130.71円まで上昇。その後も、強含みに取引を終了しました。
     
    【東京外為ドル円概況】

    9日の東京外国為替市場でドル円は、オセアニア市場の早朝取引で130.29円まで弱含む場面がありましたが、130円台前半で下値の堅さを確認すると買い戻しが優勢となりました。
     
    その後も、日米金利差の拡大観測などに支えられて、一時130.97円まで上昇。米長期金利の上昇を嫌気した米株安の動きが継続していますが、円買いの動きは限定となっています。(カネツ商事提供)



    [提供:AIゴールド証券株式会社]

    9日午前の日経平均株価は大幅に反落し、午前の終値は前週末比593円26銭(2.20%)安の2万6410円30銭だった。
     
    きょう前場は、前週末の米国株市場でナスダック総合株価指数の下げに歯止めがかからず年初来安値更新基調が続いていることを受け、リスク回避の売り圧力が強まった。米国でインフレ高進が続くなか、米長期金利の上昇に弾みがついていることから買い手控えムードが強い。
    寄り後に日経平均は先物主導の売りで下げ幅を大きく広げ、一時650円以上の下落をみせる場面があった。為替の円安進行が顕著となっているが、輸出セクターの採算改善につながる一方、企業のコスト上昇をもたらすネガティブ材料として捉える見方もあり、全体相場の押し上げ材料とはなっていない。
     
    また、新型コロナウイルス感染防止のため、上海市などで経済活動の制限が続く中国の動向も投資家心理を冷え込ませた。中国関連銘柄とされるファストリが6%超下落した。安川電は年初来安値を更新した。国内企業の決算発表が集中する週とあって、週初から積極的な買いを入れる向きは少なく指数は安値圏での推移が続いた。
     
    東証株価指数(TOPIX)も大幅に反落した。前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で1兆4563億円、売買高は6億4836万株だった。プライムの値下がり銘柄数は1516。値上がりは275銘柄、変わらずは45銘柄だった。
     

     
    市場からは「米金利高・米株安で売られたが、下げ過ぎの感がある。日経平均2万6000円台半ばレベルは押し目買いが入る水準とみており、ここからどう頑張れるかが注目される。週末に向けて決算ラッシュとなるが、今のところ業績は思ったほど悪くなく、相場の支えとして意識されよう」との声が聞かれた。
     
     
    業種別株価指数(全33業種)では鉄鋼、非鉄金属、卸売業の下落が目立った。上昇は電気・ガス業、石油・石炭製品の2業種だった。
     
     
    個別では、ファーストリテイリングが3800円を超える急落で日経平均を押し下げているほか、2023年3月期(今期)の連結業績予想を未定としたJFEは9%安。丸紅、味の素、京王が大幅に下落。日本製鉄など鉄鋼株も売られた。ソニーグループ、任天堂なども値を下げた。ジャパンベストレスキューシステムが急落、ミスミグループ本社も大幅安に売り込まれた。コマツ、ANAHD、キッコマンも下げた。
     
    半面、売買代金トップのレーザーテックが戻り売りを浴びながらもプラス圏をキープ。東ガス、関西電、ENEOSは上昇。NTTデータが商いを伴い15%近い急騰をみせた。金額で1000億円上限の自社株取得枠を設定したヤマダホールディングスはストップ高でカイ気配に張り付いている。


     


     
    東証スタンダード市場では、スタンダードTOP20は軟調。出来高1億4342万株。
    米長期金利の上昇を背景に前週末の米国株式が下落した流れを受け、売り優勢で始まった。
    値上がり銘柄数349、値下がり銘柄数831と、値下がりが優勢だった。
     
    個別ではインタースペース、Shinwa Wise Holdings、オルバヘルスケアホールディングス、SANKO MARKETING FOODS、大森屋など22銘柄が年初来高値を更新。プロルート丸光、リリカラ、アートスパークホールディングス、倉元製作所、エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマートが買われた。
     
    一方、KHC、日本電技、三井住建道路、第一建設工業、金下建設など42銘柄が年初来安値を更新。ウルトラファブリックス・ホールディングス、シンクレイヤ、ネットマーケティング、ウッドワン、木村化工機が売られた。
     


    東証グロース市場はグロースCore、マザーズ指数はともに大幅安。前引けは前週末比18.28ポイント(2.71%)安い655.90だった。前週末6日の米株式市場では米国でのインフレ懸念からグロース(成長)株を中心に売りが出た。その流れを引き継ぎ、9日の国内新興市場では成長期待の高い銘柄を中心に売りが優勢となった。
    ビジョナルやフリー、ジーエヌアイが売られた。一方、メルカリ、すららネットは買われた。
    値上がり銘柄数54、値下がり銘柄数388と、値下がりが優勢だった。
     
    個別では、プロパティデータバンク、GMO TECH、日本スキー場開発、HANATOUR JAPANが年初来高値を更新。すららネット、オンデック、ストリームメディアコーポレーション、エッジテクノロジー、バーチャレクス・ホールディングスが買われた。
     
     一方、イルグルムが一時ストップ安と急落した。ルーデン・ホールディングス、ストレージ王、クリアル、ファンデリー、霞ヶ関キャピタルなど40銘柄は年初来安値を更新。AppBank、ログリー、アズーム、グローバルウェイ、和心が売られた。
     
     

    【寄り付き概況】

     
    9日の日経平均株価は、前週末比298円24銭安の2万6705円32銭と大幅反落してスタート。
    前週末の米国株市場は4月の雇用統計発表を受けた米長期金利上昇を嫌気して、主要株価指数が揃って軟調な値動きとなり、ナスダック総合株価指数は年初来安値を更新、相対的にも下落率の大きさが目立った。これを受けて東京株式市場でも、リスク回避の売り圧力が意識される状況にある。
    東京外国為替市場は午前9時2分時点で、1ドル=130円台の後半(前週末6日は1ドル=130円51−53銭)、1ユーロ=137円台の後半(同137円29−33銭)で取引されている。
    ドル高・円安が顕著となっていることで輸出株セクターには追い風要因となるが、企業のコスト上昇懸念が業績に与える影響も警戒されている。
    取引時間中は中国などアジア株市場の動向や米株価指数先物の値動きなどに左右されそうだ。
     

    「雇用統計など関係なしで続落」

    週末のNY株式市場で主要3指数は揃って続落。
    原油価格が再び上昇しインフレ懸念が継続。
    「FRBがインフレ抑制に一段と積極的な利上げを行わざるを得なくなる」との懸念が拡大。
    パウエルFRB議長が否定した次回FOMCでの0.75%利上げを警戒。
    「議長を嘘つきにしたい」という印象だ。
    雇用統計などほぼ関係なく市場は恐怖心を煽られている格好。
    それでも「焦点は来週の消費者物価指数(CPI)にシフト」との声。
    茶番チックな解釈で笑える。
    NYダウは一時500ドル以上の下落場面があったが下落幅を縮小した。
    NASDAQ総合は終値ベースで2020年以来の安値を更新。
    5週続落で12年第4四半期以来最長となった。
    S&P500種も5週続落。
    11年第2四半期以来最長となった。
    4月の雇用統計で非農業部門雇用者数が前月比42万8000人増加。
    市場予想(39万1000人増)は上回った。
    雇用増が40万人を超えたのは12カ月連続。
    製造業のほか、レジャー・接客で雇用が増加した。
    4月の失業率は3.6%と、前月から横ばいだった。
    時間当たり平均賃金は前月比0.3%上昇。
    伸びは前月の0.5%から鈍化。
    前年同月比では5.5%上昇。
    前月比で5.6%伸びた。
    労働参加率は62.2%。
    2年ぶりの高水準だった前月の62.4%から低下した。
    国債利回りは上昇。
    10年国債利回りは3.142%。
    2年国債利回りは2.724%。
    ドル円は130円台半ば。
    WTI原油6月物は前日比1.51ドル(1.39%)高の1バレル=109.77ドル。
    週間では約5%上昇で2週続伸。
    ビッドコインは1.7%安の3万5892ドル。
    SKEW指数は127.75→128.65→126.21。
    恐怖と欲望指数は32→31。

    週末のNYダウは98ドル(0.30%)安の32899ドルと続落。
    高値33035ドル、安値32474ドル。
    サイコロは6勝6敗。
    NASDAQは173ポイント(1.40%)安の12144ポイントと続落。
    高値12358ポイント、安値11990ポイント。
    連日の年初来安値更新。
    サイコロは5勝7敗。
    S&P500は23ポイント(0.57%)安の4123ポイントと続落。
    高値4157ポイント、安値4067ポイント。
    サイコロは6勝6敗。
    ダウ輸送株指数は183ポイント(1.21%)安の14900ポイントと続落。
    SOX指数は0.78%安の2982ポイントと続落。
    VIX指数は30.19。
    3市場の売買高は134.9億株(前日は134.5億株、直近20日平均121億株)。
    225先物CME円建ては大証日中比225円安の26885円。
    ドル建ては大証日中比200円安の26910円。
    ドル円は130.56円。
    10年国債利回りは3.142%。
    2年国債利回りは2.724%。

    週間ベースでNYダウは0.2%安、6週続落(累計5,6%下落)。
    NASDAQ総合指数は1.5%安、5週続落(同14.8%下落)。
    S&P500は0.2%安(同9.3%下落)。

    「週足は今年初の4週連続陽線」

    週末の日経平均は寄り付き34円安。
    終値は185円(△0.69%)高の27003円と反発
    日足は2日ぶりに陽線。
    「連休明けで直近の米国株が大きく崩れたのは5月2日と似たパターン。
    どちらも米株安を冷静に受け止めたがFOMCを通過した分、週末の方がより強い反応となった」。
    そんな声もある。
    週間では155円の上昇。
    週足は今年初の4週連続陽線。
    昨年9月の5週連続以来だ。
    TOPIXは17ポイント(△0.93%)高の1915ポイントと反発。
    プライム市場指数は9ポイント高の985.49。
    東証マザーズ指数は2.55%安と4日続落。
    プライム市場の売買代金は3兆4359億円(前日2兆9582億円)。
    連休の間としては多かった。
    値上がり1279銘柄(前日949柄)。
    値下がり510銘柄(前日830銘柄)。
    新高値104銘柄(前日71銘柄)。
    新安値41銘柄(前日28銘柄)。
    日経平均の騰落レシオは88.50(前日83.88)。
    NTレシオは14.03倍。
    3月22日以来の低水準。
    サイコロは6勝6敗で50.00%。
    下向きの25日線(27151円)からは▲0.55%(前日▲1.36%)。
    7日連続で下回った。
    下向きの75日線は26990円。
    7日ぶりに上回った。
    下向きの200日線(28053円)からは▲3.74%(前日▲4.423%)。
    77日連続で下回った。
    上向きの5日線は26751円。
    3日連続で上回った。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲11.584%(前日▲11.385%)。
    買い方▲11.768% (前日▲12.233%)。
    マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲0.288%(前日▲3.228%)。
    買い方▲32.746% (前日▲31.873%)。
    空売り比率は42.7%(前44.5%。28日連続で40%超)。
    空売り規制なしの比率は5.3%(前日7.5%)。
    4月28日時点の信用売り残は336億円減の6459億円。
    3週ぶりに減少。
    同信用買い残は209億円減の3兆760億円。
    2週ぶりに減少。
    信用倍率は4.76倍(前週4.56倍)。
    5週連続で4倍台。
    日経VIは27.73(前日27.83)。
    日経平均採用銘柄の予想PERは12.60倍(前日12.53倍)。
    8日連続で12倍台。
    前期基準では15.12倍。
    EPSは2143円(前日2140円)。
    3円増加して今年最大。
    225のPBRは1.20倍。
    BPSは22316円(前日22348円)
    日経平均の益回りは7.94%。
    10年国債利回りは0.240%。
    プライム市場の予想PERは13.67倍。
    前期基準では16.63倍。
    PBRは1.21倍。
    プライム市場の単純平均は10円高の2410円。
    プライム市場の売買単価は2292円(前日2477円)。
    プライム市場の時価総額は696兆円(前日690兆円)。
    ドル建て日経平均は206.73(前日205.98)。
    週末のシカゴ225先物円建て終値は大証日中比225円安の26885円。
    高値27120円、安値26540円。
    大証先物夜間取引終値は日中比310円安の26810円。
    気学では月曜は「高下荒く初め高いと後安の日。戻り売り良し」。
    火曜は「関門注意日にして、後場仕成りの急変を見る」。
    水曜は「変化を起こす重要日。前日来の足取りに注意」。
    木曜は「一方に偏して動く日、波動について駆け引きせよ」。
    金曜は「人気に逆行して動く日」。
    ボリンジャーのプラス1σが27645円。
    マイナス1σが26657円。
    マイナス2σが26168円。
    マイナス3σが25670円。
    一目均衡の雲の上限が26748円。
    下限が26644円。
    2日連続で雲の上。
    その雲は金曜に白くねじれた。
    4月25日の26904円ー26764円のマドは埋めた。
    アノマリー的には「株安の日」。

    《今日のポイント5月9日》

    (1)週末のNY株式市場で主要3指数は揃って続落。
       10年国債利回りは3.142%。
       2年国債利回りは2.724%。
       SKEW指数は127.75→128.65→126.21。
       恐怖と欲望指数は32→31。

    (2)ダウ輸送株指数は183ポイント(1.21%)安の14900ポイントと続落。
       SOX指数は0.78%安の2982ポイントと続落。
       VIX指数は30.19。
       3市場の売買高は134.9億株(前日は134.5億株、直近20日平均121億株)。
       225先物CME円建ては大証日中比225円安の26885円。

    (3)プライム市場の売買代金は3兆4359億円(前日2兆9582億円)。
       連休の間としては多かった。
       値上がり1279銘柄(前日949柄)。
       値下がり510銘柄(前日830銘柄)。
       新高値104銘柄(前日71銘柄)。
       新安値41銘柄(前日28銘柄)。
       日経平均の騰落レシオは88.50(前日83.88)。
       NTレシオは14.03倍。
       3月22日以来の低水準。
       サイコロは6勝6敗で50.00%。

    (4)下向きの25日線(27151円)からは▲0.55%(前日▲1.36%)。
       7日連続で下回った。
       下向きの75日線は26990円。
       7日ぶりに上回った。
       下向きの200日線(28053円)からは▲3.74%(前日▲4.423%)。
       76日連続で下回った。
       上向きの5日線は26751円。
       3日連続で上回った。

    (5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲11.584%(前日▲11.385%)。
       買い方▲11.768% (前日▲12.233%)。
       マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲0.288%(前日▲3.228%)。
       買い方▲32.746% (前日▲31.873%)。

    (6)空売り比率は42.7%(前44.5%。28日連続で40%超)。
       空売り規制なしの比率は5.3%(前日7.5%)。
       4月28日時点の信用売り残は336億円減の6459億円。
       3週ぶりに減少。
       同信用買い残は209億円減の3兆760億円。
       2週ぶりに減少。
       信用倍率は4.76倍(前週4.56倍)。
       5週連続で4倍台。
       日経VIは27.73(前日27.83)。

    (7)日経平均採用銘柄の予想PERは12.60倍(前日12.53倍)。
       6日連続で12倍台。
       前期基準では15.12倍。
       EPSは2143円(前日2140円)。
       3円増加して今年最大。
       225のPBRは1.20倍。
       BPSは22316円(前日22348円)
       日経平均の益回りは7.94%。
       10年国債利回りは0.240%。

    (8)プライム市場の単純平均は10円高の2410円。
       プライム市場の時価総額は696兆円(前日690兆円)。
       ドル建て日経平均は206.73(前日205.98)。

    (9)ボリンジャーのプラス1σが27645円。
       マイナス1σが26657円。
       マイナス2σが26168円。
       マイナス3σが25670円。
       一目均衡の雲の上限が26748円。
       下限が26644円。
       2日連続で雲の上。
       その雲は金曜に白くねじれた。
       4月25日の26904円ー26764円のマドは埋めた。
       アノマリー的には「株安の日」。

    今年の曜日別勝敗(5月6日まで)

    月曜6勝9敗
    火曜10勝7敗
    水曜9勝7敗
    木曜9勝8敗
    金曜7勝9敗

    週間ベースで日経平均株価は0.6%高、2週ぶり反発。
    TOPIXは0.9%高、2週ぶり反発。
    東証プライム市場指数は0.9%高、2週ぶり反発。
    東証マザーズ指数は2.9%安、5週続落(累計15.0%下落)。
    東証スタンダード市場指数は0.4%高、2週ぶり反発。
    東証グロース指数は2.8%安、4週続落(指数発表以降同14.1%下落)。
    東証REIT指数0.9%高、2週ぶり反発。

    日曜の日経朝刊トップ「世界企業減速、増益2%」の見出し。
    1−3月期は2%増益で約104兆円。。
    10ー12月の前四半期は6割増益だったからブレーキがかかったとの解釈。
    とはいえ6四半期増益。
    19年1−3月比では42%増。
    素材・エネルギーは増益幅を拡大。
    一方、情報通信や金融などが減益に転じた。
    今後の課題は4−6月の現状と今期見通し。
    おそらく期初見通しはショボいだろう。
    むしろ年後半をどう見るかだが、中間期で上方修正。
    通期増益基調継続と考えれば悪くないと考えたい。

    こんな指摘もあった。
    「FOMCの過度な悲観の修正が1日で終わるという株式市場参加者のポジション事情。
    CMEではプット(売る権利)の総売買高をコール(買う権利)の総売買高で割ったプット・コール・レシオ。
    4月29日に1.33と過去半年で最高を記録。
    00年や08年など過去の利上げ局面に比べ買い残の水準は2倍。
    利上げは信用金利の上昇につながり買い残の山が一気に崩れかねない。
    個人(非営利団体を含む)は株式時価総額80兆ドルの約4割(32兆ドル)を保有。
    現預金などは18兆ドル。
    株式が3割下落すると現預金の半分が消滅する計算になる」。

    因みに5月6日時点の米S&P50にのプットコールレシオは1.01。
    因みに4月28日時点の日経平均のプットコールレシオは0.10。
    4月25日が0.09、4月13日が6.05だった。

    「PCレシオ5日移動平均が1.1を上回ったら買い、0.07を下回ったら売り」。
    「PCレシオ5週移動平均が1.1を上回ったら買い、0.1を下回ったら売り」。
    「PCレシオが0.7以下:コール需要が急増し、強気ムードが強まる」。
    「PCレシオが1.3以上:プット需要が急増し、弱気ムードが強まる」。
    解釈応用編はいくらもあるしダマシもある。

    ◇━━━ カタリスト━━━◇

    アスタリスク(6522)・・・動兆

    スマホに装着のバーコード・RFIDリーダーが中核。
    主力。小売、自販機、物流に展開。
    米国飲料メーカー向け物流管理用バーコードリーダーが拡大。
    国内は衣料、物流など堅調。
    セルフレジに期待。


    (兜町カタリスト櫻井)




    9日の日経平均株価は反落後、弱含みの展開か。
    日経平均株価の予想レンジは、2万6600円−2万7000円を想定
    先週末の米国株は下落。ダウ平均は98ドル安の32899ドルで取引を終えた。ダウ平均は一時500ドル超下げたところから引けでは2桁安まで戻しており、過度に警戒ムードが高まることはないとみる。
    日経平均株価は前週末に反発した反動や、現地6日の欧米株式が下落した動きなどから、売り先行スタートとなりそう。22年3月期の決算発表が本格化するなか、好決算銘柄を中心に「森(指数)よりも木(個別)」の選別物色が強まるとみられる。
    金利上昇の恩恵がある金融株には資金が向かいやすく、バリュー優位の地合いが見込まれる。ただし、グロース株に関しては見切り売りが広がりやすい環境。ハイテク系の買いづらさが意識される中では上値は追いづらく、指数はマイナス圏で方向感に欠ける動きが続くだろう。
    為替相場は、ドル・円が1ドル=130円台の半ば(前週末6日は130円51−53銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=137円台の半ば(同137円29−33銭)と円安方向にある。
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比225円安の2万6885円だった。
     
     
     
    【好材料銘柄】
     
    ■トレードワークス <3997>
    今期経常を一転4%増益に上方修正。
     
    ■すららネット <3998>
    1-3月期(1Q)経常は24%増益で着地。
     
    ■テクノスマート <6246>
    前期経常を33%上方修正、配当も15円増額。
     
    ■ヘリオス テクノ ホールディング <6927>
    前期経常が上振れ着地・今期は21%増益、1円増配へ。
     
    ■ジェイリース <7187>
    今期経常は12%増で3期連続最高益、10円増配へ。
     
    ■リリカラ <9827>
    1-3月期(1Q)経常は5.5倍増益で着地。
     
    ■ヤマダホールディングス <9831>
    発行済み株式数(自社株を除く)の23.9%にあたる2億株(金額で1000億円)を上限に自社株買いを実施する。今期経常は8%増益へ。
     
    ■石井食品 <2894>
    前期経常を2倍上方修正。
     
    ■ヒロセ電機 <6806>
    今期最終は5%増で2期連続最高益、前期配当を120円増額・今期も440円継続へ。また、発行済み株式数の2.49%にあたる94万8853株の自社株を消却する。消却予定日は5月11日。
     
    ■ウッドワン <7898>
    前期経常を一転2%増益に上方修正
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
     
    9(月)
    日銀金融政策決定会合議事要旨(3/17〜18開催分)
    3月毎月勤労統計調査(8:30)
    《決算発表》
    ユニチャーム、郵船、川崎船、全国保証、ケーズHD、グリコ、NSD、アイカ工、伊藤米久、リンテック、マクニカ富士、ニチアス、アウトソシング、扶桑化学、三菱食品、マルハニチロ、船総研HD、プリマハム、Appier、LITALICO、コムチュア、亀田菓、テクマトリックス、インソース、フルサト・マルカ、日伝、図研、新明和
     
    【海外】
    中国4月貿易収支
     
     

    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

    [株価材料]
     
     
     
    ■上海の都市封鎖で物流寸断 日系工場、63%停止 民間調査
     
    ■日印、新興国向けEV充電器を共同開発 設置費3分の1
     
    ■G7、ロシア産石油の輸入禁止 日本も原則禁輸表明
     
    ■世界企業減速、増益2% 情報通信・金融は減益 1〜3月
     
    ■3メガ銀、今年度の中途採用8割増 新卒偏重から転換
     
    ■東レ<3402>
    前期事業益4割増 電子部品向け好調
     
    ■三菱ケミカル<4188>
    EVOHなど増強検討
     
    ■ダイセル<4202>
    ロシア産石炭の調達見送り 新工場で使用予定
     
    ■積水化学<4204>
    塩ビ管、20%以上値上げ 原料高騰受け
     
    ■出光興産<5019>
    子会社が検査不正 ガソリンなど12品目
     
    ■日本製鋼所<5631>
    子会社、鉄鋼部材で検査データ不正 火力発電向け
     
    ■カシオ<6952>
    売上高30年度5000億円 高単価Gショックで新興国開拓
     
    ■山陰合同銀<8381>
    電力に銀行初参入 再エネ活用で収益多様化
     
    ■住友商事<8053>
    中古スマホ参入 AIで査定、最短2分 無人回収機
     
    ■三菱UFJ<8306>
    三菱UFJ銀が広告事業参入
     



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    《マーケットストラテジーメモ》 5月第1週

    25日(月):
    週末のNY株式市場で主要3指数は揃って2%超の続落。FRBが積極的に利上げを実施するとの見方への警戒感が継続。NYダウの下落率は2.82%。2020年10月以降で最大だった。NASDAQが1日で2%以上変動したのは4月の15営業日のうち8回目。来週に決算発表を控えるアップル、マイクロソフト、アマゾン、アルファベットが大幅安。メタ・プラットフォームも2.1%安で直近3日間の下落率は15.3%。ただ大幅な下落の割に売買高は通常通りというのがやや変な点だ。
     
    日経平均株価は514円安の26590円と続落。週末のNY株式の下落を受けて売り物優勢の展開。下落幅は一時600円を超えた場面があった。原油がバレル100ドルを割れ込んだことも警戒不安材料と解釈された。東証プライムの売買代金は2兆4584億円。NTT、日立物流が上昇。日産自、キーエンスが下落。空いた窓は26904円―26764円。
     
    26日(火):
    週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って反発。ツイッターがイーロン・マスク氏による買収で合意。引けにかけ5.7%上昇。グロース株への買いが優勢となりNASDAQが急伸した。S&P500はほぼ終日マイナス圏で推移したがツイッターの発表後に上昇幅を拡大。グーグルの親会社アルファベットは26日引け後の決算発表を控え2.9%高。マイクロソフト、メタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)も上昇。シェブロン、エクソンモービルは2%超下落。小型のラッセル2000指数は0.7%高。売買高も3月末以来の水準に回復した。日経平均株価は109円高の26700円と3日ぶりに反発。ただ上値の重い展開で伸び悩んだ。米国の金融引き締めや中国のロックダウンなどによる景気減速懸念が払拭できなかった。東証プライムの売買代金は2兆5854億円。アドバンテスト、小田急が上昇。住友鉱、任天堂が下落。
     
    27日(水):
    火曜のNY株式市場で主要3指数は揃って大幅反落。世界経済の成長鈍化やFRBが一段と積極的になるとの懸念台頭。NASDAQが4%近い下落となった。終値としては2020年12月以来の安値水準。昨年11月の終値での最高値を22%下回る水準となった。金利低下でもグロース株が下落というのはこれまでと符合しない。テスラが12%急落。イーロン・マスクCEOがツイッター買収資金に充てるためテスラ株を一部売却するのではないかとの思惑。アルファベットとマイクロソフトは引け後の決算発表を前に4%近く下落。アルファベットは引け後の取引でさらに6.5%下落した。ゼネラル・エレクトリックは10%超急落。
     
    日経平均株価は313円安の26386円と反落。約2週間ぶりの安値水準。下落幅は一時600円を超えた場面があったが後場下げ渋りの展開。東証プライムの売買代金は3兆9994億円と市場再編以降で最大。第一生三共、アサヒが上昇。ファナック、キッコーマンが下落。
     
    28日(木):
    水曜のNY株式市場で主要3指数はマチマチの展開。マイクロソフトやビザの好決算を背景に買い物優勢の展開。マイクロソフトは堅調な売上高見通しを好感して4.8%上昇。ビザも収入が新型コロナウイルス感染拡大前の水準を上回るとの見通しで6.5%高。
    全体は引けにかけて上昇幅を縮小。ボーイングは7.5%安。グーグルの持ち株会社アルファベットは3.7%下落。メタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)は第1四半期の1日当たりアクティブユーザーは19.6億万人。市場予想の19.5億万人を上回った。株価は時間外取引で15%上昇。通常取引では3.3%下落していた。
     
    日経平均株価は461円高の26847円と反発。日銀金融政策決定会合で大規模な金融緩和策継続維持と決定。ドル円が一時130円台となり輸出関連銘柄中心に買われた。プライム市場の売買代金は3兆4114億円。フジクラ、キーエンスが上昇。エムスリー、任天堂が下落。
     
    2日(月):
    前週木曜のNY株式市場で主要3指数は大幅高。メタ・プラットフォームズの好調な四半期決算を受けハイテク株やグロース株が買われた。四半期の売上高見通しが市場予想を下回ったアマゾンは時間外取引で約10%安。
    週末のNY株式市場で主要3指数は大幅反落。S&P500とNASDAQは1日の下落がそれぞれ20年6月以来、20年9月以来の大きさ。低調な決算を発表したアマゾンが14.05%安。1日の下落としては06年以降で最大。約2年ぶりの安値水準となった。
    NASDAQの4月の下落率は約13%、08年の世界金危機以降で最大。S&Pは年初来で13%安。同期間の下落率としては1932年以来の大きさ。
     
    日経平均株価は29円安の26818円と続落。米株価先物の上昇を背景に後場はプラスに転じた場面が長かったが、大引けにかけて3連休のネガティブリスクを取れない動きとなった印象。TOPIXも反落。ドル円は130円台前半。
    東証プライム市場の売買代金は2兆9593億円。そこそこの商いとなった。値上がり949銘柄。値下がり830銘柄。値上がり銘柄の方が多く少し奇異な恰好。商船三井、アルプスアルパインが上昇。アンリツ、東エレが下落。「NYが1000ドル安の割には影響軽微」という声が聞こえる。週末の日経平均が461円高だったことを忘れているのかも知れない。
    日経平均採用銘柄の予想PERは12.53倍(前日12.85倍)。5日連続で12倍台。EPSは2140円(前日2089円)。昨年11月8日の2179円にあと40円に迫ってきた。今年の大発会は2078円だった。
     
    6日(金):
    木曜のNY株式市場で主要3指数は揃って4日ぶりに急反落。中国での売り上げ低下やインフレ懸念が揺り戻し。水曜のNY株式市場で主要3指数は揃って3日続伸。火曜のNY株式市場で主要3指数は揃って続伸。ただ「地合いは不安定。主要株価指数が前日終値を挟んで一進一退」との見方だ。
    週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って反発。FOMCを控え神経質な展開で激しい値動き。FOMCが予想通りに0.5%の利上げを決定。一度に0.5%ポイントの大幅利上げを決定するのは22年ぶり。
    6月に保有資産の縮小に着手することも決定した。NNダウは932ドル高の後の1063ドル安。週初と比較するとNYダウは20ドル安。GW前の27日と比較すると263ドル安
     
    日経平均株価は185円高の27003円と反発し27000円台回復。後場上昇率を拡大。一時200円以上上昇した場面もあった。その後伸び悩んだが大引けに再度27000円台に乗せた。週足は陽線。政府の外国人観光客の一部入国を認める方針を好感したとの解釈だ。TOPIXも反発で1900ポイント台を回復。東証プライムの売買代金は3兆4359億円。東電、物産が上昇。資生堂、SBGが下落。
     
    (2) 欧米動向
     
    4月の世界の株式時価総額は8兆ドル(7.8%)減少。
    合計では103兆7658億ドル。日本円では1.3京円。
    2020年3月以来の低水準となった。米国が9.3%減少。
    減少額は4兆6534億ドルと世界全体の約6割。
    世界シェアが約4割だから世界に対してはシェア以上に下げたという印象。
    まさにNY主導の下落だった観。
     
    (3)新興国動向
     
    財新の4月中国サービス部門購買担当者景気指数(PMI)は36.2と前月の42から低下。
    2005年11月の統計開始以降2番目に低い水準となった。
    過去最低は新型コロナのパンデミック初期に当たる20年2月の26.5。
    新規事業指数は前月の45.9から38.4に低下。
    過去2番目に低い水準を記録した。雇用指数は4カ月連続で50を下回った。
    製造業とサービス業を合わせた総合PMIは37.2。前月の43.9から低下した。
    また米証券取引委員会(SEC)の動向。
    取引所から上場廃止となる可能性がある企業に80社以上を追加した。
    含まれるのはJDドットコム、ピンドゥオドゥオ、ビリビリ)、ネットイースなど。
    今回追加された中国企業はシノペック)、ジンコソーラー・ホールディング、NIOなど。
     
    【展望】
     
    スケジュールを見てみると・・・。
     
    【5月】6勝4敗、(勝率60%、4位)
        気学では「押し目買いの月。中旬に高値をつけると後半下押し。乱調を見せる」。
     
    5月9日(月)中国貿易収支、フィリピン大統領選、ロシア対独戦勝記念日、株安の日
    5月10日(火)家計調査、独ZEW景況感、株高の日L、水星逆行開始
    5月11日(水)系動向指数、米消費者物価指数、中国消費者・生産者物価
    5月12日(木)国景気ウォッチャー調査、都心オフィス空室率、米生産者物価指数、変化日
    5月13日(金)オプションSQ、マネーストック、ミシガン大学消費者信頼感、輸出入物価、株高の日L、MSCI日本株指数半期リバランス発表
    5月16日(月)企業物価指数、NY連銀製造協景況感、中国各種経済統計、株安の日
    5月17日(火)米小売り売上高、鉱工業生産、上げの特異日(下げ止まりの日)
    5月18日(水)1−3月期GDP、米住宅着工、G7財務相・中央銀行総裁会議(ドイツ)
    5月19日(木)貿易統計、機械受注、米フィラデルフィア連銀製造業景況感、中古住宅販売
    5月20日(金)消費者物価、
    5月21日(日)オーストラリア総選挙
    5月22日(日)世界経済フォーラム(ダヴォス会議)
    5月23日(月)首都圏マンション販売、独Ifo景況感、IT見本市「台北国際電脳展」
    5月24日(火)米新築住宅販売
    5月25日(水)米耐久財受注
    5月26日(木)企業向けサービス価格指数、米GDP改定値、中古住宅販売契約、株高の日、変化日
    5月27日(金)米個人所得、ミシガン大学消費者信頼感
    5月30日(月)メモリアルデーでNY休場、バンクホリデーでロンドン休場
    5月31日(火)失業率・有効求人倍率、商業動態統計、鉱工業生産、消費者態度指数、米CB消費者信頼感、CS住宅価格、FHFA住宅価格、株高の日L、変化日。MSCI日本株指数パッシブ売買インパクト
     
    「株式市場にとって重要なイベントがあった5月」。
    1792年5月17日  NY証券取引所が創設(「すずかけの木協定」)。
    1878年5月16日 東京株式取引所創立(6月1日営業開始)
    1949年5月16日 東証など3市場で株式取引再開
    1987年5月1日  東京市場が時価総額で世界一に
    2000年5月9日 「東証アローズ」オープン


    (兜町カタリスト 櫻井英明)

05月09日 毎日コラム
株価は動く、そのシナリオを探す
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