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[7621]うかい

[1月22日更新]

うかい、好調な飲食事業を反映し、右肩上がりの2200円台後半で推移

■京王高尾山口駅前の温泉施設とJR高尾駅前のビッグプロジェクトは追い風

 高級和食・洋食レストランのうかい[7621](JQS)の株価は、第3四半期(10月〜12月)の好調な飲食事業の売上を反映し、右肩上がりの2200円台後半で推移している。また、現在進められている京王高尾山口駅前の温泉施設とJR高尾駅前の全416戸の「プレミスト高尾サンシティ」の建設は追い風といえる。

 特に、JR高尾駅前の大和ハウスが進めているプロジェクトは、マンション建設だけでなく、その隣接地に京王ストア、イトーヨーカドー等の8店舗が入る大型商業施設の計画が進められていることから、今後、高尾町の集客力はかなり高まると共に人口増加は確実といえる。また、京王高尾山口の駅前ロータリーに建設中の温泉施設も集客力アップに貢献する。

 うかいにとって、首都圏中央連絡自動車道の高尾山ICの開通で商圏が広がったことに加え、地元の高尾町の人口増加は、今後の見込み客ともいえることから、業績拡大につながるものと思われる。

 一方、今期15年3月期第2四半期業績は、台風や豪雨など天候不順の影響に加えて、消費増税の影響の長期化で来客数および売上高が計画を下回り、利益面では創業50周年事業に係る販売促進費の増加、新店「銀座kappou ukai」の一部の開業費計上、保険中途解約に伴う損失計上などが影響したことで、赤字決算となった。

 しかし、第3四半期に入り、10月の飲食事業の売上高は前年同月比105.9%増、11月107.0%増と今期で1、2を争う伸び率となった。12月は選挙の影響はあったものの、前年同月比100%を確保している。

 また、円安の影響もあり、表参道、芝、銀座の3店舗の来店客の2割は海外からのお客さんで、大いに売上に貢献している。

 株価の直近3カ月の日足チャートを見ると、右肩上がりのトレンドを形成していることから、14年1月の高値2580円を意識した動きが予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[1月15日更新]

うかいは調整一巡して水準切り上げ、16年3月期の収益改善期待で14年9月戻り高値目指す

 高級料理店うかい[7621](JQS)の株価は、14年10月2101円を直近ボトムとして水準を切り上げ、12月末〜1月上旬には2275円まで戻している。9月中間期末の株主優待権利落ち後の調整が一巡したようだ。来期(16年3月期)の収益改善期待で14年9月戻り高値2389円を目指す展開だろう。

 飲食事業(高級和食・洋食店)を主力として、文化事業(箱根ガラスの森美術館)も展開している。新たな成長ステージに向けた戦略として、商圏1万キロに向けたブランド構築、新業態の定着と新規出店、サービス向上のための人材育成、製菓工房「アトリエうかい」の本格稼働、和食店のお土産品強化、物販における販路開拓、海外へのブランド発信と海外企業との業務提携などを推進している。

 14年4月には、国内で4年ぶりの新店となる新業態の割烹料理店「銀座kappou ukai(呼称:割烹うかい)」をオープンした。海外は13年5月に、台湾・高雄市FIHリージェントグループホテル内レストランのコンサルティング契約を締結して海外初出店を決定し、16年オープンに向けて準備を進めている。

 今期(15年3月期)の業績(非連結)見通し(11月7日に減額修正)は売上高が前期比1.3%増の121億81百万円、営業利益が同49.5%減の1億94百万円、経常利益が同66.1%減の1億11百万円、純利益が同86.2%減の36百万円としている。なお配当予想については前回予想(5月19日公表)を据え置いて、前期(第2四半期末2円、期末13円)と同額だが期末一括で年間15円としている。

 第2四半期累計(4月〜9月)は営業利益、経常利益、純利益とも赤字だった。消費増税や天候不順の影響で来客数および売上高が計画を下回り、利益面では創業50周年事業に係る販売促進費の増加、新店「銀座kappou ukai」の開業費計上、保険中途解約に伴う損失計上なども影響した。

 月次売上高(前年比、アトリエうかいの店頭販売含む)を見ると14年12月は全店100.0%、既存店97.8%だった。既存店売上高は3ヵ月ぶりに前年比マイナスに転じた。ただし既存店客単価は102.2%となり、13年3月から22ヶ月連続の前年比プラスだった。高額消費の流れは継続しているようだ。第2四半期累計は計画を下回ったが下期の挽回、そして来期(16年3月期)の収益改善が期待される。

 中長期経営計画では17年3月期売上高127億53百万円、営業利益6億40百万円を目標値として掲げている。ブランド認知度の向上、圏央道相模原愛川IC〜高尾山IC間の開通に伴う商圏拡大、高額消費の活発化、訪日外国人旅行客の増加に加えて、13年12月に「和食 日本人の伝統的な食文化」がユネスコの世界無形文化遺産に登録されたことも追い風だ。中期的には収益拡大基調だろう。

 株主優待制度については14年5月に実施時期の変更を発表し、従来の毎年3月期末から毎年9月中間期末に変更して14年9月末から実施した。そして14年8月に優待内容の変更を発表した。箱根ガラスの森入場招待券1500円×10枚(1万5000円相当)を廃止し、代わりに100株以上所有株主に対して箱根ガラスの森株主限定食事付入場招待券5枚(1万5000円相当)を贈呈する。その他の優待内容に関しては所有株式数に応じた食事優待券または特選うかい牛肉で変更はない。

 株価の動きを見ると、14年9月中間期末の株主優待権利落ちで急反落したが、10月の2101円を直近ボトムとして水準切り上げの動きを強め、12月末〜1月上旬には2275円まで戻している。来期の収益改善を期待する動きだろう。

 1月14日の終値2274円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS7円00銭で算出)は325倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間15円で算出)は0.7%近辺、そして前期実績PBR(前期実績のBPS925円47銭で算出)は2.5倍近辺である。

 週足チャートで見ると、52週移動平均線がサポートラインとなって下値を切り上げ、26週移動平均線を突破した。14年9月中間期末の株主優待権利落ち後の調整が一巡し、来期(16年3月期)の収益改善を期待して14年9月戻り高値2389円を目指す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[12月24日更新]
うかいは徐々に下値を切り上げ、株主優待権利落ち後の調整が一巡して9月の戻り高値を目指す

 高級料理店うかい<7621>(JQS)の株価は、10月中旬の直近安値圏2100円近辺から徐々に下値を切り上げて、12月以降は概ね2200円近辺で推移している。9月末の株主優待権利落ち後の調整が一巡し、9月の戻り高値2389円を目指す展開だろう。

 飲食事業(高級和食・洋食店)を主力として、文化事業(箱根ガラスの森美術館)も展開している。新たな成長ステージに向けた戦略として、商圏1万キロに向けたブランド構築、新業態の定着と新規出店、海外へのブランド発信と海外企業との業務提携、サービス向上のための人材育成、製菓工房「アトリエうかい」の本格稼働、和食店のお土産品強化、物販における販路開拓などを推進している。

 14年4月には、国内で4年ぶりの新店となる新業態の割烹料理店「銀座kappou ukai(呼称:割烹うかい)」をオープンした。海外は13年5月に、台湾・高雄市FIHリージェントグループホテル内レストランのコンサルティング契約を締結して海外初出店を決定し、16年オープンに向けて準備を進めている。

 今期(15年3月期)の業績(非連結)見通しは11月7日に減額修正し、売上高が前期比1.3%増の121億81百万円、営業利益が同49.5%減の1億94百万円、経常利益が同66.1%減の1億11百万円、純利益が同86.2%減の36百万円としている。なお配当予想については前回予想(5月19日公表)を据え置いて、前期(第2四半期末2円、期末13円)と同額だが期末一括で年間15円としている。

 第2四半期累計(4月〜9月)は前年同期比0.3%増収だったが、営業利益、経常利益、純利益とも赤字だった。消費増税や天候不順の影響で来客数および売上高が計画を下回り、利益面では創業50周年事業に係る販売促進費の増加、新店「銀座kappou ukai」の開業費計上、保険中途解約に伴う損失計上なども影響した。

 月次売上高(前年比、アトリエうかいの店頭販売含む)を見ると14年11月は全店107.0%、既存店105.0%だった。全店、既存店とも2ヶ月連続の前年比プラスで、いずれも今期最も高い増収率だった。また11月の客単価は全店104.2%、既存店103.3%となり、いずれも13年3月から21ヶ月連続の前年比プラスだった。高額消費の流れが継続し、消費増税や天候不順の影響も概ね一巡したようだ。第2四半期累計は計画を下回ったが、下期の挽回が期待される。

 中長期計画では17年3月期売上高127億53百万円、営業利益6億40百万円を目標値として掲げている。ブランド認知度の向上、圏央道相模原愛川IC〜高尾山IC間の開通に伴う商圏拡大、高額消費の活発化、訪日外国人観光客の増加に加えて、13年12月に「和食 日本人の伝統的な食文化」がユネスコの世界無形文化遺産に登録されたことも追い風だ。中期的には収益拡大基調だろう。

 株主優待制度については5月19日に実施時期の変更を発表し、従来の毎年3月期末から毎年9月中間期末に変更して14年9月末から実施した。そして8月8日に優待内容の変更を発表した。箱根ガラスの森入場招待券1500円×10枚(1万5000円相当)を廃止し、代わりに100株以上所有株主に対して箱根ガラスの森株主限定食事付入場招待券5枚(1万5000円相当)を贈呈する。その他の優待内容に関しては所有株式数に応じた食事優待券または特選うかい牛肉で変更はない。

 株価の動きを見ると、10月中旬の直近安値圏2100円近辺で下値固めが完了したようだ。今期業績見通し減額修正に対するネガティブ反応は限定的だった。徐々に下値を切り上げて、12月以降は概ね2200円近辺で推移している。

 12月22日の終値2197円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS7円00銭で算出)は314倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間15円で算出)は0.7%近辺、前期実績PBR(前期実績のBPS925円47銭で算出)は2.4倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると52週移動平均線がサポートして下値を切り上げている。株主優待権利落ち後の調整が一巡して9月の戻り高値2389円を目指す展開だろう。
(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
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