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[7621]うかい

[3月11日更新]

うかいは2月の既存店売上高は11.2%増、戻り歩調で14年1月高値も視野

 高級料理店うかい[7621](JQS)の株価は戻り歩調の展開だ。2月の戻り高値2395円後は上げ一服の展開だが、2月の既存店売上高は前年比11.2%増と好調であり、今期(15年3月期)業績の増額や来期(16年3月期)の収益改善を期待する流れに変化はなく、14年1月高値2580円も視野に入るだろう。

 飲食事業(高級和食・洋食店)を主力として、文化事業(箱根ガラスの森美術館)も展開している。新たな成長ステージに向けた戦略として、商圏1万キロに向けたブランド構築、新業態の定着と新規出店、サービス向上のための人材育成、製菓工房「アトリエうかい」の本格稼働、和食店のお土産品強化、物販における販路開拓、海外へのブランド発信と海外企業との業務提携などを推進している。

 14年4月には、国内で4年ぶりの新店となる新業態の割烹料理店「銀座kappou ukai(呼称:割烹うかい)」をオープンした。海外は13年5月に、台湾・高雄市FIHリージェントグループホテル内レストランのコンサルティング契約を締結して海外初出店を決定した。16年オープンに向けて準備を進めている。

 今期(15年3月期)の業績(非連結)見通しは前回予想(11月7日に減額修正)を据え置いて、売上高が前期比1.3%増の121億81百万円、営業利益が同49.5%減の1億94百万円、経常利益が同66.1%減の1億11百万円、純利益が同86.2%減の36百万円としている。配当予想(5月19日公表)は前期(第2四半期末2円、期末13円)と同額だが期末一括で年間15円としている。

 第3四半期累計(4月〜12月)は前年同期比1.4%増収、同37.5%営業減益、同45.0%経常減益、同47.8%最終減益だった。売上面では消費増税や天候不順の影響でやや伸び悩んだが、新店「銀座kappou ukai」も寄与して増収だった。利益面では人件費の増加、新店「銀座kappou ukai」の開業費計上、創業50周年記念事業費の計上、株主優待制度の充実に伴う費用の引当などで大幅減益だった。

 なお四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)30億66百万円、第2四半期(7月〜9月)29億30百万円、第3四半期(10月〜12月)34億99百万円で、営業利益は第1四半期84百万円、第2四半期1億23百万円の赤字、第3四半期3億80百万円である。第2四半期(7月〜9月)は夏場の天候不順が影響したが、第3四半期の収益は大幅に改善している。

 また通期見通しに対する第3四半期累計の進捗率は売上高が78.0%、営業利益が175.8%、経常利益が247.8%、純利益が394.5%で、利益は大幅に超過達成している。通期増額の可能性があるだろう。

 月次売上高(前年比、アトリエうかいの店頭販売含む)を見ると15年2月は全店113.8%、既存店111.2%だった。前年の大雪の影響が一巡して既存店売上高は3ヵ月ぶりに前年比プラスに転じ、今期最も高い伸び率となった。既存店客単価は24ヶ月ぶりの前年比マイナスに転じたが、既存店来客数は117.0%と大幅に増加した。

 そして来期(16年3月期)は、消費増税や天候不順の影響が一巡し、コスト面での開業費や記念事業費の一巡も寄与して収益改善が期待される。

 中長期経営計画では17年3月期売上高127億53百万円、営業利益6億40百万円を目標値として掲げている。ブランド認知度の向上、圏央道相模原愛川IC〜高尾山IC間の開通に伴う商圏拡大、高額消費の活発化、訪日外国人旅行客の増加に加えて、13年12月に「和食 日本人の伝統的な食文化」がユネスコの世界無形文化遺産に登録されたことも追い風だ。中期的に収益拡大基調だろう。

 株主優待制度については14年5月に実施時期変更を発表し、毎年3月期末から毎年9月中間期末に変更して14年9月末から実施した。そして14年8月に優待内容変更を発表した。箱根ガラスの森入場招待券1500円×10枚(1万5000円相当)を廃止し、代わりに100株以上所有株主に対して箱根ガラスの森株主限定食事付入場招待券5枚(1万5000円相当)を贈呈する。その他の優待内容に関しては所有株式数に応じた食事優待券または特選うかい牛肉で変更はない。

 株価の動きを見ると、14年10月の2101円を直近ボトムとして戻り歩調の展開となった。2月19日には2395円まで上伸して14年9月の戻り高値2389円を突破した。その後は上げ一服の展開だが、今期業績の増額や来期の収益改善を期待する流れに変化はないだろう。

 3月10日の終値2339円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS7円00銭で算出)は334倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間15円で算出)は0.7%近辺、そして前期実績PBR(前期実績のBPS925円47銭で算出)は2.5倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線を一旦割り込んだが、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。今期業績の増額や来期の収益改善を期待する流れに変化はなく、14年1月高値2580円も視野に入るだろう。

(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[2月16日更新]

うかいは第3四半期累計は減益だったが通期見通しを超過達成、株価は戻り歩調で14年1月高値も視野

 高級料理店うかい[7621](JQS)は2月6日に第3四半期累計(4月〜12月)業績を発表した。大幅減益だったが利益は今期(15年3月期)見通しを大幅に超過達成した。株価は戻り歩調の展開だ。13日には2365円まで上伸して14年9月の戻り高値2389円に接近した。上値を試す展開で14年1月高値2580円も視野に入るだろう。

 飲食事業(高級和食・洋食店)を主力として、文化事業(箱根ガラスの森美術館)も展開している。新たな成長ステージに向けた戦略として、商圏1万キロに向けたブランド構築、新業態の定着と新規出店、サービス向上のための人材育成、製菓工房「アトリエうかい」の本格稼働、和食店のお土産品強化、物販における販路開拓、海外へのブランド発信と海外企業との業務提携などを推進している。

 14年4月には、国内で4年ぶりの新店となる新業態の割烹料理店「銀座kappou ukai(呼称:割烹うかい)」をオープンした。海外は13年5月に、台湾・高雄市FIHリージェントグループホテル内レストランのコンサルティング契約を締結して海外初出店を決定した。16年オープンに向けて準備を進めている。

 2月6日に発表した今期(15年3月期)第3四半期累計(4月〜12月)の業績(非連結)は、売上高が前年同期比1.4%増の94億95百万円、営業利益が同37.5%減の3億41百万円、経常利益が同45.0%減の2億75百万円、純利益が同47.8%減の1億42百万円だった。

 売上面では消費増税や天候不順の影響などでやや伸び悩んだが、新店「銀座kappou ukai」も寄与して増収だった。利益面では人件費の増加、新店「銀座kappou ukai」の開業費計上、創業50周年記念事業費の計上、株主優待制度の充実に伴う費用の引当などで大幅減益だった。セグメント別売上状況は飲食事業が同1.9%増収、分化事業が同3.2%減収だった。

 なお四半期別にみると、売上高は第1四半期(4月〜6月)30億66百万円、第2四半期(7月〜9月)29億30百万円、第3四半期(10月〜12月)34億99百万円で、営業利益は第1四半期84百万円、第2四半期1億23百万円の赤字、第3四半期3億80百万円である。

 通期の業績(非連結)見通しは前回予想(11月7日に減額修正)を据え置き売上高が前期比1.3%増の121億81百万円、営業利益が同49.5%減の1億94百万円、経常利益が同66.1%減の1億11百万円、純利益が同86.2%減の36百万円としている。配当予想(5月19日公表)は前期(第2四半期末2円、期末13円)と同額だが期末一括で年間15円としている。

 ただし通期見通しに対する第3四半期累計の進捗率は売上高が78.0%、営業利益が175.8%、経常利益が247.8%、純利益が394.5%で、利益は大幅に超過達成している。通期増額の可能性があるだろう。

 月次売上高(前年比、アトリエうかいの店頭販売含む)を見ると15年1月は全店101.1%、既存店98.7%だった。既存店売上高は2ヵ月連続の前年比マイナスだったが、14年12月の97.8%に比べて改善した。既存店客単価は13年3月から23ヶ月連続の前年比プラスだった。

 高額消費の流れは継続しているようだ。そして来期(16年3月期)は消費増税や天候不順の影響一巡、開業費や記念事業費の一巡などで収益拡大が期待される。

 中長期経営計画では17年3月期売上高127億53百万円、営業利益6億40百万円を目標値として掲げている。ブランド認知度の向上、圏央道相模原愛川IC〜高尾山IC間の開通に伴う商圏拡大、高額消費の活発化、訪日外国人旅行客の増加に加えて、13年12月に「和食 日本人の伝統的な食文化」がユネスコの世界無形文化遺産に登録されたことも追い風だ。中期的に収益拡大基調だろう。

 株主優待制度については14年5月に実施時期の変更を発表し、従来の毎年3月期末から毎年9月中間期末に変更して14年9月末から実施した。そして14年8月に優待内容の変更を発表した。箱根ガラスの森入場招待券1500円×10枚(1万5000円相当)を廃止し、代わりに100株以上所有株主に対して箱根ガラスの森株主限定食事付入場招待券5枚(1万5000円相当)を贈呈する。その他の優待内容に関しては所有株式数に応じた食事優待券または特選うかい牛肉で変更はない。

 株価の動きを見ると、14年10月の2101円を直近ボトムとして水準を切り上げた。戻り歩調の展開だ。2月13日には2365円まで上伸して14年9月の戻り高値2389円に接近している。通期業績の増額を期待する動きだろう。

 2月13日の終値2356円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS7円00銭で算出)は337倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間15円で算出)は0.6%近辺、そして前期実績PBR(前期実績のBPS925円47銭で算出)は2.5倍近辺である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線を突破し、上向きに転じた13週移動平均線がサポートラインの形だ。通期業績の増額や来期の収益拡大を期待して上値を試す展開だろう。14年1月高値2580円も視野に入る。
(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[2月9日更新]

うかいは第3四半期(10月〜12月)の業績が好調であったことから、株価は年初来最高値2580円奪回が予想される

 高級和食・洋食レストランのうかい[7621](JQS)の第3四半期(10月〜12月)の業績は好調であったことから、通期業績予想の上方修正が予想される。株価は10月16日の2101円を底に右肩上がりのトレンドを形成し、2月3日には2328円と年初来最高値2580円奪回が予想される。

 2月6日引け後に発表された第3四半期累計期間の業績は、売上高94億95百万円(前年同期比1.4%増)、営業利益3億41百万円(同37.5%減)、経常利益2億75百万円(同45.0%減)、純利益1億42百万円(同47.8%減)と増収ながら大幅減益であった。

 ところが、第3四半期(10月〜12月)の業績は、売上高34億99百万円、営業利益3億80百万円、経常利益3億65百万円、純利益2億26百万円と好調に推移した。

 通期業績予想に対する第3四半期累計期間の業績の進捗率は、売上高77.9%、営業利益175.8%、経常利益、247.7%、純利益394.4%と利益面では既に第3四半期で大きく上回っている。通期業績予想の上方修正が予想される。

 仮に、第4四半期(1月〜3月)の業績が、第3四半期(10月〜12月)並みの業績を達成出来たとすると、売上高129億94百万円、営業利益7億21百万円、経常利益6億40百万円、純利益3億68百万円が見込める。
 第3四半期(10月〜12月)がいかに好業績で推移したかということがわかる。

 過去6か月間の週足チャートを見ると、9月25日の2389円から10月16日の2101円まで調整したが、その後は右肩上がりのトレンドを形成している。第3四半期の好業績と配当を材料に、年初来最高値2580円奪回が予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
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