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[2222]寿スピリッツ

[6月29日更新]

寿スピリッツは上場来高値更新の流れに変化なし、17年3月期増収増益・増配予想

 寿スピリッツ<2222>(東1)は「お菓子の総合プロデューサー」を企業ビジョンに掲げて地域限定ブランド菓子の製造・販売を展開している。首都圏エリア展開強化や商品プレミアム化などの重点施策を加速して17年3月期増収増益・増配予想である。株価は地合い悪化の影響を受ける場面があったが、中期成長力を評価して上場来高値更新の流れに変化はないだろう。

■「お菓子の総合プロデューサー」として地域限定ブランド菓子を展開

 地域事業会社を傘下に置いて、地域限定ブランド菓子の製造・販売を主力としている。全国各地のお菓子のオリジナルブランドとショップブランドを創造する「お菓子の総合プロデューサー」を企業ビジョンに掲げ、製造卸から製造小売に事業モデルを転換して高収益化を推進し、さらに「ワールド サプライジング リゾート(WSR)宣言」を経営スローガンに掲げ、中期経営目標を売上高経常利益率20%としている。

 主要子会社は、山陰地区中心に「お菓子の壽城」「ラングドシャ」ブランドなどを展開する寿製菓、北海道中心に「ルタオ」ブランドを展開するケイシイシイ、首都圏中心に「東京ミルクチーズ工場」「ザ・メープルマニア」など洋菓子を展開するシュクレイ、九州中心に「赤い風船」ブランドを展開する九十九島グループ、関西中心に「遊月亭」ブランドを展開する但馬寿、そして販売子会社(東海地区3社、中国・九州地区4社、関西地区2社)である。

 16年1月には但馬寿の菓子製造部門の全部および販売部門のうちグループ向け卸営業に関する事業を寿製菓に承継し、明治ホールディングス<2269>グループのフランセの全株式を譲り受けて子会社化(16年2月から新規連結)した。フランセはミルフィユをはじめとする洋菓子類の製造・販売を行い、地盤の神奈川県および関東を中心に全国で店舗展開している。

 なお16年3月期の地域別売上構成比は首都圏23.1%、北海道22.8%、九州・沖縄16.3%、近畿13.8%、中国・四国12.3%、中部8.4%、東北1.4%、海外2.1%だった。また販売チャンネル別売上構成比は、卸売(駅・空港・高速道路SAなどの小売店、代理店卸、OEMなど)48.4%、店舗販売(直営店舗、催事など)40.7%、通信販売8.6%(うちルタオ通販7.1%)、海外2.1%、その他0.1%だった。駅・空港・高速道路SAなど交通機関チャネルでの土産品としての販売比率が高いことも特徴である。

■重点施策を着実に遂行

 重点施策として、プレミアム・スイーツブランドの創出と育成(地域・チャンネル特性にマッチした商品開発推進、主力商品のリニューアルによるバージョンアップと価格改定、販路開拓やリアル店舗と通販の融合、新業態店事業の拡大)、インバウンド対策の強化(国内主要国際空港における免税売店等への販売強化、直営店舗での免税対応強化)、首都圏でのWSR化展開の推進(シュクレイのブランド力向上、フレンチトースト専門店「Ivorish(アイボリッシュ)」など新ブランドの確立)、海外展開、生産性向上による製造採算改善などを推進している。

 15年7月ケイシイシイが、東京・表参道で人気のアントルメグラッセ・生グラス専門店GLACIEL(グラッシェル)をリニューアルオープンした。15年10月九十九島グループが、ららぽーと海老名(神奈川県)に人気のフレンチトースト専門店「Ivorish海老名」をオープンした。福岡、東京・渋谷に続く3店舗目で大型ショッピングモールへの初出店である。15年12月九十九島グループが、JR博多駅の商業施設「マイング」リニューアルに伴って「赤い風船マイング店」を増床リニューアルオープンした。

 16年4月にはシュクレイが東京・JR新宿駅南口「NEWoMan(ニュウマン)」に、バターが主役のスイーツブランド「Butter Butler(バターバトラー)」をオープンした。また東京・南青山に新ブランド「GENDY(ジェンディー)」をオープンした。

 健康食品事業については、藍染めで知られる「タデ藍」を使用した機能性食品の企画販売を行う新会社の純藍を14年9月設立した。第一弾製品として「藍の青汁」を開発し、50代〜70代女性をメインターゲットに、野菜不足を補うアンチエイジング飲料として15年1月販売開始している。

 海外展開については、台湾は直接進出、韓国はフランチャイズ方式で進出する。またシュクレイが香港・ハンドメイド社と共同出資で香港に合弁会社ハニーシュクレイを設立し、15年12月から香港で「東京ミルク工場」の店舗展開を開始した。

 当面の重点施策の数値目標として、18年3月期に国内主要国際空港でのインバウンド売上高25億円(16年3月期実績8億10百万円)、海外売上高(台湾現地法人売上高+韓国・香港向けロイヤルティ含む国内出荷売上高)15億円(同5億50百万円)、首都圏主要売上高(シュクレイ、アイボリッシュ、グラッシェル)60億円(同38億50百万円)の合計100億円(同52億10百万円)を掲げている。

■クリスマス・年末年始需要などで第3四半期の構成が高い収益構造

 15年3月期の四半期別業績推移を見ると、売上高は第1四半期50億01百万円、第2四半期58億89百万円、第3四半期62億75百万円、第4四半期58億02百万円、営業利益は第1四半期2億02百万円、第2四半期5億10百万円、第3四半期8億66百万円、第4四半期4億55百万円だった。

 クリスマス・年末年始需要などで第3四半期の構成比が高い収益構造だ。15年3月期の売上総利益率は53.2%で14年3月期比0.1ポイント低下、販管費比率は44.3%で1.2ポイント上昇、ROEは15.3%で同1.6ポイント低下、自己資本比率は61.1%で同5.8ポイント上昇した。配当性向は31.8%だった。利益配分については内部留保、業績水準ならびに配当性向等を総合的に勘案して利益還元に努めることを基本方針としている。

■16年3月期は大幅増益・増配

 前期(16年3月期)の連結業績は前々期(15年3月期)比15.9%増収、同61.1%営業増益、同60.7%経常増益、同76.7%最終増益だった。売上高、利益とも計画を上回る大幅増収増益で過去最高を更新した。

 シュクレイを中心とする首都圏エリア展開強化、空港でのインバウンド・アウトバウンド対応強化、商品プレミアム化など重点施策遂行が成果に結びついた。首都圏主要売上高(シュクレイ、アイボリッシュ、グラッシェル)は38億50百万円で同7億92百万円増加した。特にシュクレイがブランド知名度向上効果で躍進した。国内主要国際空港における売上高は8億10百万円で同5億76百万円増加した。

 利益面では生産効率改善、価格改定、経費効率的使用なども寄与した。売上総利益は同20.4%増加し、売上総利益率は55.2%で同2.0ポイント上昇した。販管費は同12.2%増加したが、販管費比率は42.9%で同1.4ポイント低下した。営業外では香港の合弁会社を持分法適用に含めたことに伴って持分法投資損失6百万円を計上した。特別利益では負ののれん発生益1億79百万円を計上し、特別損失では減損損失が増加(前々期11百万円、前期2億09百万円)した。ROEは23.3%で同8.0ポイント上昇、自己資本比率は60.1%で同1.0ポイント低下した。配当は同20円増配の年間60円(期末一括)で配当性向は27.0%だった。

 セグメント別(連結調整前)に見ると、ケイシイシイは売上高が同9.2%増の90億95百万円で営業利益が同34.8%増の12億90百万円、寿製菓・但馬寿(16年1月の組織再編に伴ってセグメントを統合)は売上高が同8.9%増の88億67百万円で営業利益が同19.8%増の6億71百万円、販売子会社は売上高が同9.8%増の48億68百万円で営業利益が同46.7%増の3億30百万円、シュクレイは売上高が同36.6%増の38億18百万円で営業利益が同2.9倍の4億36百万円、九十九島グループは売上高が同4.2%増の35億54百万円で営業利益が同42.9%減の85百万円、フランセ(新規連結2ヶ月分)は売上高が9億17百万円で営業利益が1億29百万円、その他(新規連結の台湾における菓子事業含む)は売上高が同8.6倍の2億27百万円で営業利益が45百万円の赤字(前々期は64百万円の赤字)だった。

 四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期55億42百万円、第2四半期65億68百万円、第3四半期69億68百万円、第4四半期75億34百万円、営業利益は第1四半期3億49百万円、第2四半期9億31百万円、第3四半期11億48百万円、第4四半期8億48百万円だった。第4四半期はフランセの新規連結も寄与した。

■17年3月期も増収増益・増配予想

 今期(16年3月期)の連結業績予想(5月12日公表)については、売上高が前期(16年3月期)比17.9%増の313億70百万円、営業利益が同12.3%増の36億80百万円、経常利益が同11.3%増の37億円、純利益が同4.5%増の24億10百万円としている。配当予想は年間25円(期末一括)としている。16年4月1日付株式3分割を考慮して分割前に遡及修正すると年間75円で、前期の年間60円に対して実質的に15円増配となる。予想配当性向は32.3%となる。

 シュクレイを中心とする首都圏エリア展開強化、空港でのインバウンド・アウトバウンド対応強化、商品プレミアム化など重点施策の着実な遂行の成果、フランセの通期連結などで増収増益予想である。売上総利益率は55.5%で同0.3ポイント上昇、販管費比率は43.8%で同0.9ポイント上昇を想定している。なおフランセの影響を除くベースでは売上高が同6.1%増の272億70百万円、経常利益が同8.8%増の34億77百万円としている。またフランセの収益構造は事業・商品特性による季節変動要因で下期の構成比が高く、経営の抜本的見直しで下期からの収益改善を見込んでいる。

 セグメント別(連結調整前)の計画は、ケイシイシイの売上高が同6.7%増の97億円で営業利益が同10.9%増の14億30百万円、寿製菓・但馬寿の売上高が同6.7%増の94億60百万円で営業利益が同7.5%増の7億22百万円、販売子会社の売上高が同5.6%増の51億40百万円で営業利益が同19.8%増の3億95百万円、シュクレイの売上高が同14.7%増の43億80百万円で営業利益が同10.1%増の4億80百万円、九十九島グループの売上高が同1.0%増の35億90百万円で営業利益が同27.1%減の62百万円、フランセ(12ヶ月)の売上高が41億円で営業利益が1億12百万円、その他(台湾における菓子事業含む)の売上高が同36.6%増の3億10百万円で営業利益が64百万円の赤字(前期は45百万円の赤字)としている。

 首都圏を中心とする新業態店の知名度・ブランド力向上、新商品の開発・投入の加速、販促・接客強化による消費者への訴求力向上、商品のプレミアム化、製造採算改善、海外展開など積極的な施策の効果が期待され、訪日外国人旅行客のインバウンド消費増加やアベノミクス「地方創生」戦略も追い風となる。中期的に収益拡大基調だろう。

■株主優待は毎年3月末に実施

 株主優待制度については毎年3月末現在の株主に対して実施している。100株以上〜500株未満所有株主に対して2000円相当の自社グループ製品、500株以上〜1000株未満所有株主に対して4000円相当の自社グループ製品、さらに1000株以上所有株主に対して4000円相当のグループ製品+3000円相当の直営店舗利用優待券(代替商品送付可)を贈呈する。

■株価は上場来高値更新の流れに変化なし

 株価の動き(16年4月1日付で株式3分割)を見ると、6月22日に上場来高値となる3365円まで上伸した。24日には地合い悪化の影響を受ける場面があったが、27日は素早く切り返した。

 6月27日の終値3120円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS77円44銭で算出)は40倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間25円で算出)は0.8%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS346円14銭で算出)は9.0倍近辺である。時価総額は約971億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドである。中期成長力を評価して上場来高値更新の流れに変化はなく、自律調整を交えながら上値を追う展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[5月26日更新]

寿スピリッツは上場来高値更新の展開、17年3月期も増収増益・増配予想

 寿スピリッツ<2222>(東1)は「お菓子の総合プロデューサー」を企業ビジョンに掲げて地域限定ブランド菓子の製造・販売を展開し、首都圏エリアでの展開強化や商品のプレミアム化などの重点施策を加速している。16年3月期は大幅増収増益・増配だった。17年3月期も増収増益・増配予想である。株価は上場来高値更新の展開である。好業績や中期成長力を評価する流れに変化はなく、目先的な過熱感を冷ますための自律調整を交えながら上値を追う展開だろう。

■地域限定ブランド菓子を製造・販売

 地域事業会社を傘下に置いて、地域限定ブランド菓子の製造・販売を主力としている。

 主要子会社は、山陰地区中心に「お菓子の壽城」「ラングドシャ」ブランドなどを展開する寿製菓、北海道中心に「ルタオ」ブランドを展開するケイシイシイ、首都圏中心に「東京ミルクチーズ工場」「ザ・メープルマニア」など洋菓子を展開するシュクレイ、九州中心に「赤い風船」ブランドを展開する九十九島グループ、関西中心に「遊月亭」ブランドを展開する但馬寿、そして販売子会社(東海地区3社、中国・九州地区4社、関西地区2社)である。

 16年1月には、但馬寿の菓子製造部門の全部および販売部門のうちグループ向け卸営業に関する事業を、会社分割によって寿製菓に承継した。経営資源を集約して経営効率の向上を図る。

 また16年1月には、明治ホールディングス<2269>グループのフランセの全株式を譲り受けて子会社化(16年2月から新規連結)した。フランセはミルフィユをはじめとする洋菓子類の製造・販売を行い、地盤の神奈川県および関東を中心に全国で店舗展開している。重点施策として掲げる関東圏での展開強化および強固な経営基盤構築に寄与するとしている。

 なお16年3月期の地域別売上構成比は首都圏23.1%、北海道22.8%、九州・沖縄16.3%、近畿13.8%、中国・四国12.3%、中部8.4%、東北1.4%、海外2.1%だった。また販売チャンネル別売上構成比は、卸売(駅・空港・高速道路SAなどの小売店、代理店卸、OEMなど)48.4%、店舗販売(直営店舗、催事など)40.7%、通信販売8.6%(うちルタオ通販7.1%)、海外2.1%、その他0.1%だった。駅・空港・高速道路SAなど交通機関チャネルでの土産品としての販売比率が高いことも特徴である。

■監査等委員会設置会社に移行

 5月12日に監査等委員会設置会社に移行すると発表した。6月28日開催予定の第64期定時株主総会において承認されることを前提とする。取締役会の監視機能を一層強化し、コーポレートガバナンス体制のさらなる充実を図る。

■企業ビジョンは「お菓子の総合プロデューサー」

 全国各地のお菓子のオリジナルブランドとショップブランドを創造する「お菓子の総合プロデューサー」を企業ビジョンに掲げ、製造卸から製造小売に事業モデルを転換して高収益化を推進している。

 さらに「ワールド サプライジング リゾート(WSR)宣言」を経営スローガンとして掲げて、中期経営目標の指標を売上高経常利益率20%としている。

■重点施策を着実に遂行

 重点施策として、プレミアム・スイーツブランドの創出と育成(地域・チャンネル特性にマッチした商品開発推進、主力商品のリニューアルによるバージョンアップと価格改定、販路開拓やリアル店舗と通販の融合、新業態店事業の拡大)、インバウンド対策の強化(国内主要国際空港における免税売店等への販売強化、直営店舗での免税対応強化)、首都圏でのWSR化展開の推進(シュクレイのブランド力向上、フレンチトースト専門店「Ivorish(アイボリッシュ)」など新ブランドの確立)、海外展開、生産性向上による製造採算改善などを推進している。

 15年7月にはケイシイシイが、東京・表参道で人気のアントルメグラッセ・生グラス専門店GLACIEL(グラッシェル)をリニューアルオープンした。15年10月には九十九島グループが、ららぽーと海老名(神奈川県)に人気のフレンチトースト専門店「Ivorish海老名」をオープンした。福岡、東京・渋谷に続く3店舗目で、大型ショッピングモールへの初出店となる。

 15年12月には九十九島グループが、JR博多駅の商業施設「マイング」リニューアルに伴って「赤い風船マイング店」を増床リニューアルオープンした。土産菓子を提供するとともに、新しい試みとして赤い風船が手掛ける新たなチーズケーキ専門ブランドを展開する。

 16年4月にはシュクレイが東京・JR新宿駅南口「NEWoMan(ニュウマン)」に、バターが主役のスイーツブランド「Butter Butler(バターバトラー)」をオープンした。また東京・南青山に新ブランド「GENDY(ジェンディー)」をオープンした。紳士の一級品をコンセプトに、吟味した素材とレシピで1本ずつハンドメイドするプレミアムキャラメルバーを提供する。

 海外展開については、台湾は直接進出、韓国はフランチャイズ方式で進出する方針だ。またシュクレイが、香港・ハンドメイド社と共同出資で香港に合弁会社ハニーシュクレイを設立し、15年12月から香港で「東京ミルク工場」の店舗展開を開始した。

 当面の重点施策の数値目標として、18年3月期に国内主要国際空港でのインバウンド売上高25億円(16年3月期実績8億10百万円)、海外売上高(台湾現地法人売上高+韓国・香港向けロイヤルティ含む国内出荷売上高)15億円(同5億50百万円)、首都圏主要売上高(シュクレイ、アイボリッシュ、グラッシェル)60億円(同38億50百万円)の合計100億円(同52億10百万円)を掲げている。

 なお健康食品事業については再構築に向けて、藍染めで知られる「タデ藍」を使用した機能性食品の企画販売を行う新会社の純藍を14年9月設立した。第一弾製品として「藍の青汁」を開発し、50代〜70代女性をメインターゲットに、野菜不足を補うアンチエイジング飲料として15年1月販売開始した。通販基幹業務システムサービス事業のジュテックスについては事業中止に伴って14年12月解散した。

■クリスマス・年末年始需要などで第3四半期の構成が高い収益構造

 15年3月期の四半期別業績推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)50億01百万円、第2四半期(7月〜9月)58億89百万円、第3四半期(10月〜12月)62億75百万円、第4四半期(1月〜3月)58億02百万円、営業利益は第1四半期2億02百万円、第2四半期5億10百万円、第3四半期8億66百万円、第4四半期4億55百万円だった。

 クリスマス・年末年始需要などで第3四半期の構成比が高い収益構造だ。15年3月期の売上総利益率は53.2%で14年3月期比0.1ポイント低下、販管費比率は44.3%で1.2ポイント上昇、ROEは15.3%で同1.6ポイント低下、自己資本比率は61.1%で同5.8ポイント上昇した。配当性向は31.8%だった。なお利益配分については、内部留保、業績水準ならびに配当性向等を総合的に勘案して利益還元に努めることを基本方針としている。

■16年3月期は大幅増益・増配

 5月12日発表した前期(16年3月期)の連結業績は、売上高が前々期(15年3月期)比15.9%増の266億12百万円、営業利益が同61.1%増の32億76百万円、経常利益が同60.7%増の33億25百万円、純利益が同76.7%増の23億05百万円だった。売上、利益とも計画を上回る大幅増収増益で過去最高を更新した。

 シュクレイを中心とする首都圏エリアでの展開強化、空港でのインバウンド・アウトバウンド対応の強化、商品のプレミアム化など重点施策の遂行が着実に成果に結びついた。首都圏主要売上高(シュクレイ、アイボリッシュ、グラッシェル)は38億50百万円で同7億92百万円増加した。特にシュクレイがブランド知名度向上効果で躍進した。国内主要国際空港における売上高は8億10百万円で同5億76百万円増加した。またフランセの新規連結2ヶ月分も寄与した。海外売上高は5億50百万円となった。利益面では生産効率の改善、価格改定、経費の効率的使用なども寄与した。

 売上総利益は同20.4%増加し、売上総利益率は55.2%で同2.0ポイント上昇した。販管費は同12.2%増加したが、販管費比率は42.9%で同1.4ポイント低下した。営業外費用では香港の合弁会社を持分法適用の範囲に含めたことに伴い持分法投資損失6百万円を計上した。また特別利益では負ののれん発生益1億79百万円を計上し、特別損失では減損損失が増加(前々期11百万円計上、前期2億09百万円計上)した。配当は同20円増配の年間60円(期末一括)とした。配当性向は27.0%である。またROEは23.3%で同8.0ポイント上昇、自己資本比率は60.1%で同1.0ポイント低下した。

 セグメント別(連結調整前)に見ると、ケイシイシイは売上高が同9.2%増の90億95百万円で営業利益が同34.8%増の12億90百万円、寿製菓・但馬寿(16年1月の組織再編に伴ってセグメントを統合)は売上高が同8.9%増の88億67百万円で営業利益が同19.8%増の6億71百万円、販売子会社は売上高が同9.8%増の48億68百万円で営業利益が同46.7%増の3億30百万円、シュクレイは売上高が同36.6%増の38億18百万円で営業利益が同2.9倍の4億36百万円、九十九島グループは売上高が同4.2%増の35億54百万円で営業利益が同42.9%減の85百万円、フランセ(新規連結2ヶ月分)は売上高が9億17百万円で営業利益が1億29百万円、その他(新規連結の台湾における菓子事業含む)は売上高が同8.6倍の2億27百万円で営業利益が45百万円の赤字(前々期は64百万円の赤字)だった。

 四半期別の業績推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)55億42百万円、第2四半期(7月〜9月)65億68百万円、第3四半期(10月〜12月)69億68百万円、第4四半期(1月〜3月)75億34百万円、営業利益は第1四半期3億49百万円、第2四半期9億31百万円、第3四半期11億48百万円、第4四半期8億48百万円だった。第4四半期はフランセの新規連結も寄与した。

■17年3月期も増収増益・増配予想

 今期(16年3月期)の連結業績予想(5月12日公表)については、売上高が前期(16年3月期)比17.9%増の313億70百万円、営業利益が同12.3%増の36億80百万円、経常利益が同11.3%増の37億円、純利益が同4.5%増の24億10百万円としている。配当予想は年間25円(期末一括)としている。16年4月1日付株式3分割を考慮して分割前に遡及修正すると年間75円で、前期の年間60円に対して実質的に15円増配となる。予想配当性向は32.3%となる。

 シュクレイを中心とする首都圏エリアでの展開強化、空港でのインバウンド・アウトバウンド対応の強化、商品のプレミアム化など重点施策の着実な遂行の成果、さらにフランセの通期連結も寄与して増収増益予想である。売上総利益率は55.5%で同0.3ポイント上昇、販管費比率は43.8%で同0.9ポイント上昇を想定している。なおフランセの影響を除くベースでは売上高が同6.1%増の272億70百万円、経常利益が同8.8%増の34億77百万円としている。またフランセの収益構造は事業・商品特性による季節変動要因で下期の構成比が高く、経営の抜本的見直しで下期からの収益改善を見込んでいる。

 セグメント別(連結調整前)の計画は、ケイシイシイの売上高が同6.7%増の97億円で営業利益が同10.9%増の14億30百万円、寿製菓・但馬寿の売上高が同6.7%増の94億60百万円で営業利益が同7.5%増の7億22百万円、販売子会社の売上高が同5.6%増の51億40百万円で営業利益が同19.8%増の3億95百万円、シュクレイの売上高が同14.7%増の43億80百万円で営業利益が同10.1%増の4億80百万円、九十九島グループの売上高が同1.0%増の35億90百万円で営業利益が同27.1%減の62百万円、フランセ(12ヶ月)の売上高が41億円で営業利益が1億12百万円、その他(台湾における菓子事業含む)の売上高が同36.6%増の3億10百万円で営業利益が64百万円の赤字(前期は45百万円の赤字)としている。

■ブランド力向上などで中期的に収益拡大基調

 中期的な経営目標指標としては売上高経常利益率20%以上を掲げている。

 首都圏を中心とする新業態店の知名度・ブランド力向上、新商品の開発・投入の加速、販促・接客強化による消費者への訴求力向上、商品のプレミアム化、製造採算改善、海外展開など積極的な施策の効果が期待され、訪日外国人旅行客のインバウンド消費増加やアベノミクス「地方創生」戦略も追い風となって収益拡大基調だろう。

■株主優待は毎年3月末に実施

 株主優待制度については毎年3月末現在の株主に対して実施している。100株以上〜500株未満所有株主に対して2000円相当の自社グループ製品、500株以上〜1000株未満所有株主に対して4000円相当の自社グループ製品、さらに1000株以上所有株主に対して4000円相当のグループ製品+3000円相当の直営店舗利用優待券(代替商品送付可)を贈呈する。

■株価は上場来高値更新の展開

 株価の動き(16年4月1日付で株式3分割)を見ると、3月の高値2576円(株式3分割遡及修正後)を突破して上場来高値更新の展開である。5月20日には2777円まで上伸した。好業績や中期成長力を評価する流れに変化はないようだ。

 5月25日の終値2641円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS77円44銭で算出)は34〜35倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間25円で算出)は1.0%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS346円14銭で算出)は7.6倍近辺である。なお時価総額は約822億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドである。好業績や中期成長力を評価する流れに変化はなく、目先的な過熱感を冷ますための自律調整を交えながら上値を追う展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[4月18日更新]

寿スピリッツは16年3月期16.1%増収(概算)で計画超、17年3月期も増収増益期待

 寿スピリッツ<2222>(東1)は「お菓子の総合プロデューサー」を企業ビジョンに掲げて地域限定ブランド菓子の製造・販売を展開し、首都圏エリアでのブランド展開や商品のプレミアム化などの施策を加速している。4月15日発表した16年3月期売上概況(概算)は15年3月期比16.1%増収で計画以上に好調に推移した。利益予想も再増額が濃厚だろう。さらに17年3月期も増収増益基調が期待される。株価は3月の上場来高値から利益確定売りで一旦反落したが、自律調整が一巡して上値を試す展開だろう。なお5月12日に16年3月期決算発表を予定している。

■地域限定ブランド菓子を製造・販売

 地域事業会社を傘下に置いて、地域限定ブランド菓子の製造・販売を主力としている。

 15年3月期の販売チャンネル別売上構成比は、卸売(駅・空港・高速道路SAなどの小売店、代理店卸、OEMなど)46.7%、店舗販売(直営店舗、催事など)42.6%、通信販売10.6%(うちルタオ通販が9.0%)、その他0.1%だった。駅・空港・高速道路SAなど交通機関チャネルでの土産品としての販売比率が高いことも特徴であり、国内旅行客の増加や訪日外国人旅行客のインバウンド消費も追い風となる。

 主要子会社は、山陰地区中心に「お菓子の壽城」「ラングドシャ」ブランドなどを展開する寿製菓、北海道中心に「ルタオ」ブランドを展開するケイシイシイ、首都圏中心に「東京ミルクチーズ工場」「ザ・メープルマニア」など洋菓子を展開するシュクレイ、九州中心に「赤い風船」ブランドを展開する九十九島グループ、関西中心に「遊月亭」ブランドを展開する但馬寿、そして販売子会社(東海地区3社、中国・九州地区4社、関西地区2社)である。

 16年1月には、但馬寿の菓子製造部門の全部および販売部門のうちグループ向け卸営業に関する事業を、会社分割によって寿製菓に承継した。経営資源を集約して経営効率の向上を図る。

 また16年1月には、明治ホールディングス<2269>グループのフランセの全株式を譲り受けて子会社化(15年12月公表)した。フランセはミルフィユをはじめとする洋菓子類の製造・販売を行い、地盤の神奈川県および関東を中心に全国で店舗展開している。重点施策として掲げる関東圏での展開強化および強固な経営基盤構築に寄与するとしている。

■企業ビジョンは「お菓子の総合プロデューサー」

 全国各地のお菓子のオリジナルブランドとショップブランドを創造する「お菓子の総合プロデューサー」を企業ビジョンに掲げ、製造卸から製造小売に事業モデルを転換して高収益化を推進している。

 さらに「ワールド サプライジング リゾート(WSR)宣言」を経営スローガンとして掲げて、中期経営目標の指標を売上高経常利益率20%としている。

 重点施策として、プレミアム・スイーツブランドの創出と育成(地域・チャンネル特性にマッチした商品開発推進、主力商品のリニューアルによるバージョンアップと価格改定、販路開拓やリアル店舗と通販の融合、新業態店事業の拡大)、インバウンド対策の強化(国内主要国際空港における免税売店等への販売強化、直営店舗での免税対応強化)、首都圏でのWSR化展開の推進(シュクレイのブランド力向上、フレンチトースト専門店「Ivorish(アイボリッシュ)」など新ブランドの確立)、海外展開、生産性向上による製造採算改善などを推進している。

 15年7月にはケイシイシイが東京・表参道で人気のアントルメグラッセ・生グラス専門店GLACIEL(グラッシェル)をリニューアルオープンした。15年10月には九十九島グループが、ららぽーと海老名(神奈川県)に人気のフレンチトースト専門店「Ivorish海老名」をオープンした。福岡、東京・渋谷に続く3店舗目で、大型ショッピングモールへの初出店となる。

 15年12月には九十九島グループが、JR博多駅の商業施設「マイング」リニューアルに伴って「赤い風船マイング店」を増床リニューアルオープンした。土産菓子を提供するとともに、新しい試みとして赤い風船が手掛ける新たなチーズケーキ専門ブランドを展開する。

 4月15日にはシュクレイが、東京・JR新宿駅南口「NEWoMan(ニュウマン)」に、バターが主役のスイーツブランド「Butter Butler(バターバトラー)」をオープンした。

 海外展開については、台湾は直接進出、韓国はフランチャイズ方式で進出する方針だ。またシュクレイが、香港・ハンドメイド社と共同出資で香港に合弁会社ハニーシュクレイを設立し、15年12月から香港で「東京ミルク工場」の店舗展開を開始した。

 当面の重点施策の数値目標としては、18年3月期に国内主要国際空港でのインバウンド売上25億円(16年3月期予想6億円)、海外売上15億円(同4億60百万円)、首都圏主要売上(シュクレイ、アイボリッシュ、グラッシェル)60億円(同36億40百万円)の合計100億円(同47億円)を掲げている。

 なお健康食品事業については再構築に向けて、藍染めで知られる「タデ藍」を使用した機能性食品の企画販売を行う新会社の純藍を14年9月設立した。第一弾製品として「藍の青汁」を開発し、50代〜70代女性をメインターゲットに、野菜不足を補うアンチエイジング飲料として15年1月販売開始した。通販基幹業務システムサービス事業のジュテックスについては事業中止に伴って14年12月解散した。

■クリスマス・年末年始需要などで第3四半期の構成が高い収益構造

 15年3月期業績の四半期別の推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)50億01百万円、第2四半期(7月〜9月)58億89百万円、第3四半期(10月〜12月)62億75百万円、第4四半期(1月〜3月)58億02百万円、営業利益は第1四半期2億02百万円、第2四半期5億10百万円、第3四半期8億66百万円、第4四半期4億55百万円だった。

 クリスマス・年末年始需要などで第3四半期の構成比が高い収益構造だ。15年3月期の売上総利益率は53.2%で14年3月期比0.1ポイント低下、販管費比率は44.3%で1.2ポイント上昇、ROEは15.3%で同1.6ポイント低下、自己資本比率は61.1%で同5.8ポイント上昇した。配当性向は31.8%だった。

■16年3月期第3四半期累計は大幅増益

 前期(16年3月期)第3四半期累計(4月〜12月)の連結業績は、売上高が前年同期比11.1%増の190億78百万円で、営業利益が同53.9%増の24億28百万円、経常利益が同54.1%増の24億63百万円、純利益が同79.0%増の16億86百万円だった。売上、利益とも第3四半期累計として過去最高を更新した。

 シュクレイを中心とする首都圏エリアでの販売強化、駅・空港でのインバウンド対応強化、商品のプレミアム化など積極的な事業展開で大幅増収増益だった。利益面では製造採算の改善や経費の効率的使用なども寄与した。売上総利益率は54.8%で同2.1ポイント上昇、販管費比率は42.1%で同1.4ポイント低下した。

 セグメント別の売上高(連結調整前)はケイシイシイが同7.7%増の63億58百万円、寿製菓が同9.8%増の65億67百万円、販売子会社が同10.6%増の37億62百万円、九十九島グループが同4.4%増の27億03百万円、但馬寿が同0.1%減の8億09百万円、シュクレイが同33.6%増の27億60百万円、その他が同8.4倍の1億68百万円だった。積極的なイベント・販売展開や「ザ・メープルマニア」などのブランド知名度向上効果で特にシュクレイが躍進した。その他は台湾の子会社を新規連結した。

 四半期別の推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)55億42百万円、第2四半期(7月〜9月)65億68百万円、第3四半期(10月〜12月)69億68百万円、営業利益は第1四半期3億49百万円、第2四半期9億31百万円、第3四半期11億48百万円だった。

■16年3月期売上状況(概算)は15年3月期比16.1%増収

 前期(16年3月期)通期の連結業績予想(10月26日に増額)については、売上高が前々期(15年3月期)比6.9%増の245億60百万円で、営業利益が同31.5%増の26億75百万円、経常利益が同30.5%増の27億円、純利益が同43.3%増の18億70百万円としている。

 出雲大社・伊勢神宮の遷宮特需反動影響の一巡に加えて、シュクレイを中心とする首都圏エリアでの販売強化、駅・空港でのインバウンド対応強化、商品のプレミアム化など重点施策の積極展開、さらに製造採算の改善や経費の効率的使用も寄与して最高益更新予想だ。売上総利益率は54.4%で同1.2ポイント上昇、販管費比率は43.5%で同0.8ポイント低下を想定している。

 セグメント別売上高(連結調整前)の計画は、ケイシイシイが同3.7%増の86億39百万円、寿製菓が同6.3%増の79億56百万円、販売子会社が同6.2%増の47億08百万円、九十九島グループが同5.4%増の35億94百万円、但馬寿が同0.7%増の10億05百万円、シュクレイが同22.8%増の34億31百万円、その他が同9.4倍の2億46百万円としている。

 4月15日発表した16年3月期売上状況(概算)は15年3月期比16.1%増の266億55百万円だった。全セグメントが好調に推移し、特にシュクレイの売上高が急拡大した。16年1月に子会社化したフランセの2ヶ月分も寄与した。

 セグメント別売上高(連結調整前)は、ケイシイシイが同9.4%増の91億12百万円、寿製菓(但馬寿含む)が同8.9%増の88億67百万円、販売子会社が同9.8%増の48億68百万円、九十九島グループが同4.2%増の35億54百万円、シュクレイが同36.6%増の38億18百万円、フランセが9億17百万円、その他が同8.6倍の2億26百万円だった。

 売上高が計画を上回ったことで、通期利益予想も再増額が濃厚だろう。さらに今期(17年3月期)も増収増益基調が期待される。

 なお前期(16年3月期)の配当予想(2月15日に増額修正)は年間60円(期末一括)としている。前々期(15年3月期)の年間40円(期末一括)との比較で20円増配である。予想配当性向は33.3%となる。

■ブランド力向上などで中期的に収益拡大基調

 中期的な経営目標指標としては売上高経常利益率20%以上を掲げている。

 首都圏を中心とする新業態店の知名度・ブランド力向上、新商品の開発・投入の加速、販促・接客強化による消費者への訴求力向上、商品のプレミアム化、製造採算改善、海外展開など積極的な施策の効果が期待され、訪日外国人旅行客のインバウンド消費増加や、アベノミクス「地方創生」戦略も追い風となって収益拡大基調だろう。

■株主優待は毎年3月末に実施

 株主優待制度については毎年3月末現在の株主に対して実施している。100株以上〜500株未満所有株主に対して2000円相当の自社グループ製品、500株以上〜1000株未満所有株主に対して4000円相当の自社グループ製品、1000株以上所有株主に対して4000円相当のグループ製品+3000円相当の直営店舗利用優待券(代替商品送付可)を贈呈する。

■株価は自律調整一巡して上値試す

 株価の動き(16年4月1日付で株式3分割)を見ると、3月31日の上場来高値(株式分割遡及修正後)2576円から利益確定売りで一旦反落したが、4月13日の直近安値2190円から切り返している。好業績や中期成長力を評価する流れに変化はなく自律調整が一巡したようだ。

 4月15日の終値2352円を指標面(1株当たり数値は株式3分割遡及修正後)で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS60円09銭で算出)は39倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は0.9%近辺、前々期実績連結PBR(前々期実績の連結BPS288円53銭で算出)は8.2倍近辺である。なお時価総額は約732億円である。

 週足チャートで見るとサポートラインの13週移動平均線が接近して目先的な過熱感が解消した。好業績や中期成長力を評価する流れに変化はなく、自律調整が一巡して上値を試す展開だろう。

(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
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