【市況一覧】
日経平均株価
38,954.60 -27.15 10/21
TOPIX
2,679.91 -9.07 10/21
マザーズ
631.91 +8.54 10/21
NYダウ平均
42,931.60 -344.31 10/22
ナスダック総合
18,540.01 +50.45 10/22


10月22日 マーケットコメント

10月21日 マーケットコメント

10月20日 マーケットコメント

10月19日 マーケットコメント






    Market Data
    --------------------------------------------
    【日経平均】
    38981円75銭(△70円56銭=0.18%)
    --------------------------------------------
    【TOPIX】
    2688.98(△1.15=0.04%)
    --------------------------------------------
    【グロース250】
    623.37(▲4.33=0.69%)
    --------------------------------------------
    【プライム売買高】14億3152万株(▲2億0068万株)
    --------------------------------------------
    【売買代金】3兆6276億円(▲1262億円)
    --------------------------------------------
    【値上がり銘柄数】757(前日:559)
    【値下がり銘柄数】798(前日:1026)
    【新高値銘柄数】30(前日:20)
    【新安値銘柄数】15(前日:17)
    【25日騰落レシオ】110.21(前日:110.51)
    --------------------------------------------
     
    ■本日のポイント
     
     1.日経平均は70円高と3日ぶり反発、一時3万9000円台回復
     2.前日のNYダウは最高値を更新、米9月小売売上高などを好感
     3.朝高後は戻り売りに押され伸び悩む、為替もやや円高に振れる
     4.三菱重や川重が高く、郵船やフジクラ、ファナックが値を上げる
     5.レーザーテクやアドテスト、東エレクなど半導体関連株は軟調
     
     
    今週は軟調展開となった。
    東京株式市場が休場の間の米国株が強かったことから、三連休明け15日の日経平均は300円を超える上昇。一時4万円を上回った。
    しかし、オランダASMLの失望決算を受けてグローバルで半導体株が急落したことから、16日は700円を超える大幅下落。17日は半導体株への売りが続いたことで下げに転じ、3万9000円を割り込んで安値引けとなった。
    18日は米国株高やドル円の150円台乗せなどを受けて上昇したものの、場中は上値が重かった。
    日経平均は週間では約624円の下落となり、週足では陰線を形成した。
     
     
    来週は堅調展開か。
    来週はまだ決算発表は少ないが、下押す場面があれば、翌週を見越した買いは入りやすいだろう。
    23日には東京メトロがプライム市場に新規上場する。注目度は高く、投資家の物色意欲を刺激するだろう。米国では決算発表が本格化するが、ここまでは株価の反応が良いものが多く、ダウ平均は高値更新基調が続いている。概ね良好な地合いが見込まれる中、日本株も底堅く推移すると予想する。押し目買いに徹したスタンスが依然として有効と考える。
     
    なお、衆議院選挙に関して、自民党単独では過半数を割り込む可能性があるとの世論調査も出てきているが、自民党+公明党でも過半数を割り込むといったレベルの予測が出てきた場合には、投開票前にリスクオフムードが強まる可能性がある。テールリスク(確率は低いものの、発生した場合にはインパクトが大きいリスク)ではあるが、選挙関連のニュースには注意を払っておく必要があるだろう。
     
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(18日現在)
     
    41804.75  ボリンジャー:+3σ(25日)
    41191.20  ボリンジャー:+2σ(26週)
    40618.51  ボリンジャー:+2σ(25日)
    40594.69  ボリンジャー:+2σ(13週)
    39818.54  ボリンジャー:+1σ(26週)
    39537.44  均衡表転換線(日足)
    39432.26  ボリンジャー:+1σ(25日)
    39328.41  6日移動平均線
    39198.37  ボリンジャー:+1σ(13週)
     
    38981.75  ★日経平均株価18日終値
     
    38445.88  26週移動平均線
    38301.50  75日移動平均線
    38246.01  25日移動平均線
    38144.51  200日移動平均線
    37940.59   新値三本足陰転値
    37802.05  13週移動平均線
    37755.39  均衡表基準線(日足)
    37752.61  均衡表転換線(週足)
    37361.71  均衡表雲上限(週足)
    37073.22  ボリンジャー:-1σ(26週)
    37059.76  ボリンジャー:-1σ(25日)
     
     
    昨日下向きに転じた5日移動平均線を越える場面はなく、高値と安値はともに前日水準を下回った。ローソク足は8本連続陰線を引き、売り圧力の強さを確認する形となった。もっとも、株価下方を走る25日線が上向きをキープしていることに加え、一目均衡表は三役好転下の強気形状が続いており、上値が重いながらも下押しリスクは限定的とみられる。
     
     
     

    【大引け概況】


    18日の日経平均株価は3日ぶりに反発し、終値は前日比70円56銭高の3万8981円75銭だった。

     
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:15 容量:15.81M  ▼音声 VOICEVOX Nemo

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    前日の米株式市場では、NYダウ工業株30種平均が161ドル高と続伸し最高値を更新したことが投資家心理を支えた。
    米9月小売売上高が堅調だったことなどが好感され、為替も1ドル=150円台へ円安が進行した。これを受け、東京株式市場も朝方は買いが先行し一時上昇幅は270円を超え3万9100円台まで上昇した。ただ、買い一巡後は戻り売りに押され、後場には前日比マイナス圏に下落する場面があった。為替も149円台の円高方向に振れた。大引けにかけやや値を戻したが、結局3万9000円台に届かず取引を終えた。主力の半導体関連株には軟調な銘柄も目立った。
    アドバンテストやレーザーテクなど半導体関連の一角には前日に続き売りが出たほか、ソフトバンクグループ(SBG)やソニーGなど時価総額の大きい銘柄が下げ、上値を追う雰囲気は乏しかった。日経平均は午後に下げる場面もあった。
     
    米経済の底堅さを示す経済指標などを受け、リスク許容度が増した投資家の資金が日本株にも流入した。もっとも、主要企業の決算発表や日米の政治イベントなどを前に積極的に上値を追う動きは限られた。
     
    報道各社による27日投開票の衆院選の情勢調査では、政権与党である自民党の議席数が過半数に届かない可能性も伝わっている。
    市場関係者は「政権の不安定さが伝わる報道が相次ぎ、投資家は積極的に運用リスクを取りにくくなっている」と話す。東京証券取引所が18日発表した海外投資家の地域別株券売買状況で、9月は欧州勢が過去最大規模の売り越しだったことが判明し、投資家心理の悪化につながった面もある。
     
    日経平均はチャート上で、8日連続で始値より終値が低い陰線となった。8日連続の陰線は2019年12月16日〜25日(8日連続)以来の長さ。陰線は取引時間中に投資家の売り圧力が強まっていることを示唆する。

    円安、米株高と引き続き外部環境は絶好調ながら、日経平均は今ひとつ伸び切れない上値の重さが感じられる1日に。米市場のけん引役である半導体大手エヌビディアが昨日に最高値を更新しても、国内の半導体株の動きは今ひとつであった。
    日経平均の日足は本日まで8日連続で陰線を記録。国内に買い材料がないため取引時間中(ザラバ)に買いが入って来ないのも一因であろう。


     
     
    東証株価指数(TOPIX)は3日ぶりに反発した。終値は1.15ポイント(0.04%)高の2688.98だった。JPXプライム150指数は3日ぶりに反発し、0.67ポイント(0.06%)高の1204.57で終えた。
     
    東証プライムの売買代金は概算で3兆6276億円、売買高は14億3152万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は757。値下がりは798、横ばいは89だった。
     
    業種別株価指数(33業種)は医薬品、機械、銀行業などが上昇。石油・石炭製品、ゴム製品、電気・ガス業などが下落した。
     
    個別銘柄では、2024年4-12月期の連結純利益が前年同期比52%増の742億円になるとの見通しを発表したディスコが高く、富士電機、SMC、ファナック、クボタなど機械株もしっかり。三菱重工業や川崎重工業が堅調。三菱UFJフィナンシャル・グループや三井住友フィナンシャルグループなど金融株も値を上げた。日本郵船やフジクラ、トヨタ自動車がしっかり。ファーストリテイリングやファナックが値を上げた。このほか、大塚ホールディングス、ソシオネクスト、HOYAなども上昇した。
     
    半面、レーザーテックやアドバンテスト、東京エレクトロンが安く、SCREENホールディングスやルネサスエレクトロニクスも軟調だった。中国関連銘柄の資生堂、安川電機の下げもやや目立つ。ソフトバンクグループやソニーグループ、三菱商事、ブリヂストンが値を下げ、霞ヶ関キャピタルが急落した。このほか、良品計画、アサヒグループ、住友鉱山、三井化学などが売られた。

     


     
    東証スタンダード市場は日米の選挙や本格化する企業決算を前に様子見姿勢が強まった。手じまい売りなどに押される銘柄が多かった。
    スタンダードTOP20は小幅安。出来高2億5342万株。
    値上がり銘柄数530、値下がり銘柄数817と、値下がりが優勢だった。
     
     
    個別では、セーラー広告、両毛システムズがストップ高。ジオコード、兵機海運は一時ストップ高と値を飛ばした。ウェルディッシュ、ランドネット、ビーロット、精工技研、ノバレーゼなど7銘柄は年初来高値を更新。助川電気工業、アピリッツ、新都ホールディングス、シーズメン、理経が買われた。
     
    一方、アクシーズ、黒谷、リスクモンスター、南海化学、ケミプロ化成など17銘柄が年初来安値を更新。マナック・ケミカル・パートナーズ、エム・エイチ・グループ、フォーサイド、REVOLUTION、ジー・スリーホールディングスが売られた。
     
     
     


     
    東証グロース市場は国内の長期金利がやや上昇するなか、相対的な割高感が意識されやすい新興株には手じまい売りが優勢となった。
    個別に材料が出て動意付いた銘柄に買いが集中しており、「ボラティリティーに集まる現象は引き続き見られた」という。ただ、値動きを求める個人の資金の一部はディスコやこの日上場したインタメスティクなどプライム銘柄に流出し、グロース市場は買い手不足の状態となった。グロース全体の売買代金も5月9日以来の低水準になった。
     
    市場では「オルツなど直近の新規株式公開(IPO)銘柄が軟調で投資家心理が悪化し、他の新興銘柄にも買いが向かいにくくなっている」との声が聞かれた。
     
    グロースCoreは反落。東証グロース市場250指数は3日続落した。終値は前日比4.33ポイント(0.69%)安の623.37だった。
     
    グロース市場ではタイミーやQPS研究所が下落した。一方、コーディアやドリコムは上昇した。
    値上がり銘柄数231、値下がり銘柄数318と、値下がりが優勢だった。
     
    個別では、ベースフード、免疫生物研究所、トラース・オン・プロダクトがストップ高。ドリコムは一時ストップ高と値を飛ばした。グロースエクスパートナーズ、イメージ情報開発、はてな、スタメン、セーフィーなど6銘柄は年初来高値を更新。Chordia Therapeutics、コンヴァノ、セキュア、ロジザード、PRISM BioLabが買われた。
     
     一方、ジンジブ、タイミー、ROXX、INGS、キッズスターなど15銘柄が年初来安値を更新。オルツ、イオレ、インターファクトリー、アンビション DX ホールディングス、アイ・パートナーズフィナンシャルが売られた。
     
     

     
     
    18日午前の日経平均株価は反発し、午前終値は前日比147円13銭(0.38%)高の3万9058円32銭だった。
     
    前日の米株式市場では、NYダウ工業株30種平均は161ドル高と続伸し最高値を更新し、投資家心理を支えた。また、為替は1ドル=150円台に乗せ円安が進行したことが好感され、東京株式市場は値を上げてスタート。日経平均株価の上昇幅は一時270円を超えた。ただ、3万9000円台では利益確定売りも膨らみ、買い一巡後はやや伸び悩んだ。半導体関連などの一部銘柄には、買い一巡後は売りに押される銘柄も目立った。
     
    17日発表の9月の米小売売上高は前月比0.4%増と、市場予想を上回った。米フィラデルフィア連銀が発表した10月の製造業景況指数も10.3と市場予想以上となり、いずれも米経済の底堅さを示す内容と受け止められた。米景気への楽観的な見方が広がり、同日のダウ平均が最高値を更新した。リスク許容度の改善した投資家の資金が日本株にも流入した。米長期金利の上昇(債券相場は下落)を背景に外国為替市場で円相場が1ドル=150円台に下落し、前日夕時点と比べて円安・ドル高方向に振れていることも主力の輸出関連株の買いを誘った。
     
    一方、レーザーテクやアドテストなどは下落し、日経平均は上値の重さが目立った。17日の米市場で半導体大手エヌビディアは4カ月ぶりに上場来高値を更新した。朝方は好感する買いが日本の半導体関連株にも先行したが、ほどなく下げに転じた。市場では生成AI(人工知能)向け先端半導体の需要は強い半面、中国向けや民生機器向けの半導体需要の弱さを懸念する見方も出ており、月末に本格化する国内企業の決算発表の内容を見極めたいとの声が聞かれた。
     
    日米ともに政治イベントを控えていることから様子見姿勢が強まっている様子。27日に投開票を迎える衆議院選挙では、自民党の苦戦が伝わっており、政策期待感などは高まりにくく「選挙は買い」のムードは感じられない。政権の安定化が難しい状況となれば、2024年の日本株を支えた「自社株買い」「NISA買い」「外国人買い」の一角である「外国人買い」は期待しにくくなろう。目立った売買材料に乏しいことから、後場の東京市場も商い閑散のなか、日経平均は3万9000円水準でのもみ合いを想定する。
     

     
    東証株価指数(TOPIX)は反発した。前引けは8.23ポイント(0.31%)高の2696.06だった。JPXプライム150指数も反発した。
     
    前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で1兆8411億円、売買高は7億1558万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は888。値下がりは682、横ばいは73だった。
     
    18日に東証プライム市場に新規上場したインターメスは公開価格(1630円)を上回る2038円で初値を付けた。前引けは1898円だった。
     
    業種別では、銀行、機械、精密機器、医薬品、その他製品などが上昇した一方、電気・ガス、石油・石炭製品、ゴム製品、鉄鋼、陸運などが下落した。
     
    個別では、2024年4-12月期の連結純利益が前年同期比52%増の742億円になるとの見通しを発表したディスコが買い優勢となったほか、SMC、ファナック、クボタなど機械株もしっかり。また、三菱UFJ、三井住友トラストなど金融株も買われた。このほか、大塚ホールディングス、フジクラ、ソシオネクスト、HOYAなども上昇。
     
    一方、ルネサスエレクトロニクス、スクリーンHD、レーザーテックなど半導体株の一角が売られたほか、中国関連銘柄の資生堂の下げもやや目立つ。このほか、良品計画、ソフトバンクグループ(SBG)、ソニーグループ、横浜ゴム、住友鉱山、三井化学などが売られた。

     


     
    東証スタンダード市場は円安や堅調な米国株の動きを受け、前日まで下落した反動で上昇も上値は重い展開となった。値上がり銘柄数537、値下がり銘柄数682と、値下がりが優勢だった。スタンダードTOP20は小幅上昇。出来高1億4223万株。
     
    個別ではジオコードがストップ高。セーラー広告は一時ストップ高と値を飛ばした。ウェルディッシュ、ランドネット、ビーロット、精工技研、兵機海運など6銘柄は年初来高値を更新。シーズメン、アピリッツ、TBグループ、助川電気工業、理経は値上がり率上位に買われた。
     
    一方、黒谷、ケミプロ化成、ダントーホールディングス、ジェイ・イー・ティ、ケルなど9銘柄が年初来安値を更新。ニチダイ、エム・エイチ・グループ、マナック・ケミカル・パートナーズ、ジェイ・エスコムホールディングス、ジー・スリーホールディングスが売られた。
     
     


     
    東証グロース市場は、朝方は買いが先行する場面もあったが、国内の長期金利の上昇を受けて高PER(株価収益率)銘柄が多い新興株の相対的な割高感が意識され、まもなく売りが優勢となった。
    。グロースCoreは反落。
    東証グロース市場250指数は続落した。前引けは前日比4.69ポイント(0.75%)安の623.01だった。グロース市場ではタイミーやGENDAが下落した。
     
    値上がり銘柄数203、値下がり銘柄数317と、値下がりが優勢だった。
     
    個別ではベースフードがストップ高。免疫生物研究所は一時ストップ高と値を飛ばした。グロースエクスパートナーズ、イメージ情報開発、セーフィー、カオナビは年初来高値を更新。コンヴァノ、セキュア、ドリコム、Chordia Therapeutics、プレシジョン・システム・サイエンスが買われた。
     
    一方、タイミー、ROXX、INGS、キッズスター、ミラタップなど11銘柄が年初来安値を更新。オルツ、イオレ、インターファクトリー、True Data、ACSLが売られた。
     
     
     

    【寄り付き概況】
     
    18日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前日比181円28銭高の3万9092円47銭。
     
    前日の米株式市場は、NYダウは161ドル高と続伸し最高値を更新。米9月小売売上高が堅調だったことなどが好感された。また、為替は1ドル=150円台に乗せ円安が進行。NYダウ上昇と円安を受け、東京市場は買い先行でスタートした。
     
    ファナックなど輸出関連株の上昇も目立っている。円安進行に歩調をあわせた海外短期筋による株価指数先物への買いも日経平均を支えている。
     
    東証株価指数(TOPIX)は反発している。
     
    個別では、ファストリやTDK、中外薬が上昇している。一方、東電HDや関西電、資生堂が下落している。



    「光と影」

    「半導体が復活し、金融セクターは決算好感」

    木曜のNY株式市場で主要3指数はマチマチの展開。
    NYダウは続伸。
    過去5営業日のうち4営業日で終値ベースの過去最高値を更新。
    台湾積体電路製造(TSMC)が強気な見通しを示したことで半導体セクターが堅調。
    TSMCの米上場株は9.8%高と急伸。
    エヌビディアが0.9%上昇。
    フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は1%高。
    保険会社トラベラーズと資産運用のブラックストーン・グループが大幅高。
    9月の小売売上高(季節調整済み)は前月比0.4%増。
    市場予想の0.3%増を若干上回った。
    「ガソリン価格の下で消費者が飲食店での支出を増やした」との観測。
    9月の鉱工業生産指数(季節調整済み)は前月比0.3%低下。
    「ボーイングのストライキや大型ハリケーンに相次いで襲われたことが響いた」との解釈。
    市場予想は0.2%低下だった。
    8月の企業在庫は0.3%増と市場予想と一致した。
    前年同月比では2.4%増。
    10月のNAHB住宅建設業者指数は43。
    9月の41から上昇し2カ月連続で上昇。
    ただ住宅ローン金利の変動と住宅価格の高止まりが引き続き逆風。
    市場予想は42だった。
    週間新規失業保険申請件数(季節調整済み)は、前週比1万9000件減の24万1000件。
    市場予想は26万件だった。
    週間継続受給件数は9000件増の186万7000件。
    11月FONCで0.25%の利下げ確率は90.3%。
    前日の93.7%からやや低下した。
    金利据え置き確率は9.7%。
    12月のFONCで0.25%利下げ確率は73.6%。
    前日の85.6%から低下した。
    2年国債と10年国債の利回り格差はプラス0.113%。
    10年国債利回りは4.094%。
    5年国債利回りは3.904%。
    2年国債利回りは3.976%。
    ドル円は150円台前半。
    8月1日以来の150円台。
    欧州中央銀行(ECB)は預金金利を0.25%き下げ3.25%。
    利下げは今年3回目。
    ユーロ/ドルは一時、11週間ぶり安値となる1.0811ドルを付けた
    WTI原油先物11月限は0.28ドル(0.40%)高の1バレル=70.67ドル。
    4日ぶりに反発。
    SKEW指数は159.69→161.85→165.82。
    恐怖と欲望指数は69→72。
    (昨年10月5日が20)。

    木曜のNYダウは161ドル(0.37%)高の43239ドルと続伸。
    高値43289ドル、安値43119ドル。
    サイコロは8勝4敗。
    騰落レシオは140,51(前日145.72)。
    NASDAQは6ポイント(0.04%)高の18373ポイントと続伸。
    高値18541ポイント、安値18368ポイント。
    サイコロは8勝4敗。
    騰落レシオは106.36(前日109.66)。
    S&P500は1ポイント(0.02%)安の5841ポイントと反落。
    高値5878ポイント、安値5840ポイント。
    サイコロは7勝5敗。
    騰落レシオは128.52%(前日134.44%)。
    木曜のダウ輸送株指数は229ポイント(1.39%)安の16332ポイントと反落。
    SOX指数は48ポイント(0.95%)高の5204ポイントと続伸。
    VIX指数は19.11(前日19.58)。
    NYSEの売買高は8.56億株(前日8.57億株)。
    3市場の合算売買高は113,4億株(前日106.3億株、過去20日平均は121.8億株)。
    木曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比105円高の39205円。
    ドル建ては大証日中比205円高の39305円。
    ドル円は150.20円。
    10年国債利回りは4.094%。
    2年国債利回りは3.976%。

    「裁定買い残は8月2日時点以来の2兆円台」

    木曜の日経平均は寄り付き83円高。
    終値は269円(▲0.69%)安の38911円と安値引けで続落。
    高値39299円。
    安値38911円。
    9月27日高値39829円は下抜けた。
    日足は7日連続で陰線。
    10月16日は39415円→39362円にマド。
    日経平均は16日連続で一目均衡の雲の上。
    上限は36791円。
    下限は36141円。
    SQ値39701円に対して1勝3敗。
    TOPIXは2.83ポイント(▲0.11%)安の2687ポイントと続落。
    25日線(2658ポイント)を17日連続で上回った。
    75日線(2696ポイント)を2日連続で下回った。
    7日連続で日足陰線。
    TOPIXコア30指数は反発。
    プライム市場指数は1.44ポイント(▲0.10%)安の1383.20ポイントと続落。
    東証グロース250指数は4.97ポイント(▲0.79%)安の627.70と続落。
    25日移動平均線からの乖離は▲3.25%(前日▲2.59%)。
    プライム市場の売買代金は3兆7538億円(前日3兆9156億円)。
    2日連続で4兆円割れ。
    売買高は16.32億株(前日16.15億株)。
    値上がり559銘柄(前日3543銘柄)。
    値下がり1026銘柄(前日1246銘柄)。
    新高値20銘柄(前日36銘柄)。
    新安値17銘柄(前日18銘柄)。
    プライム市場の騰落レシオは110.51(前日110.11)。
    東証グロース市場の騰落レシオは86.37(前日87.18)。
    NTレシオは14.48倍(前日14.56倍)。
    サイコロは8勝4敗で66.66%。
    TOPIXは7勝5敗で58.33%。
    東証グロース市場指数は5勝7敗で41.66%。
    上向きの25日線(38133円)から△2.04%(前日△3.04%)。
    18日連続で上回った。
    下向いた75日線は38309円。
    10日連続で上回った。
    上向きの200日線(38115円)からは△2.09%(前日2.87%)。
    18日連続で上回った。
    下向きの5日線は39397円。
    2日連続で下回った。
    13週線は37796円。
    26週線は38443円。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲17.216%(前日▲17.623%)。
    買い方▲8.707%(前日▲8.654%)。
    東証グロース250指数ネットストック信用損益率で売り方▲6.157%(前日▲7.175%)。
    買い方▲20.454%(前日▲20.112%)。
    空売り比率は41.0%(前日40.0%、2日連続で40%超)。
    空売り規制なしの銘柄の比率は10.4%(前日9.0%)
    10月11時点のQuick調査の信用評価損率は▲9.02%(前週▲8.65%)。
    2週連続で悪化。
    10月11日時点の裁定売り残は378億円増の1702億円。
    2週ぶりに増加。
    裁定買い残は1765億円増の2兆312億円。
    2週ぶりに増加。
    8月2日時点以来の2兆円台。
    当限は売り残が378億円増の1684億円。
    買い残が1762億円増の2兆193億円。
    翌限以降は売り残が0.4億円増の17億円。
    買い残が2億円増の118億円。
    日経VIは26.55(前日27.30)。
    日経平均採用銘柄のPERは15.64倍(前日15.66倍)。
    前期基準では15.98倍。
    EPSは2487円(前日2501円)。
    直近ピークは10月11日2511円、3月4日2387円。
    225のPBRは1.37倍(前日1.37倍)。
    BPSは28402円(前日28598円)。
    日経平均の予想益回りは6.39%。
    予想配当り利回りは1.96%。
    指数ベースではPERは20.73倍(前日20.88倍)。
    EPSは1877円(前日1876円)。
    PBRは1.92倍(前日1.93倍)。
    BPSは20266円(前日20300円)。
    10年国債利回りは0.960%(前日0.950%)。
    プライム市場の予想PERは15.48倍。
    前期基準では15.86倍。
    PBRは1.31倍。
    プライム市場の予想益回りは6.45%。
    配当利回り加重平均は2.31%。
    プライム市場の単純平均は13円安の2717円(前日は2730円)。
    プライム市場の売買単価は2299円(前日2424円)。
    プライム市場の時価総額は935兆円(前日937兆円)。
    ドル建て日経平均は260.19(前日262.36)と続落。
    木曜のシカゴ225先物は大証日中比105円高の39205円。
    高値39475円、安値38785円。
    大証夜間取引終値は日中比140円高の39470円。
    気学では金曜は「初め高いと後安し。吹き値売り方針良し」
    月曜は「安値にある時は急伸する日」
    火曜は「相場が分岐する日。足取りに注意肝要」
    水曜は「目先のポイントをつくる注意日」
    木曜は「下放れると後場へ戻す日。悪目買い方針」
    金曜は「高下荒く初高後安の日。但し下放れは小底入れ」
    ボリンジャーのプラス1σが39376円。
    プラス2σが40620円。
    マイナス1σが36889円。
    週足のプラス1σが39188円。
    プラス2σが39580円。
    マイナス1σが36404円。
    半値戻しは36841円。
    9月配当権利落ち前は38925円。
    日経平均株価の9月月中平均は37162円。
    TOPIXの9月月中平均は2627ポイント。
    週足陽線基準は39910円。
    月足陽線基準は38652円。

    《今日のポイント10月18日》

    (1)水曜のNY株式市場で主要3指数は揃って反発。
       10年国債利回りは4.018%。
       5年国債利回りは3.845%。
       2年国債利回りは3.941%。
       ドル円は149円台後半。
       SKEW指数は153.08→159.69→161.85。
       恐怖と欲望指数は70→70。
       (昨年10月5日が20)。

    (2)水曜のダウ輸送株指数は314ポイント(1.94%)高の16562ポイントと反発。
       SOX指数は10ポイント(0.21%)高の5155ポイントと反発。
       VIX指数は19.58(前日20.64)。
       NYSEの売買高は8.57億株(前日9.88億株)。
       3市場の合算売買高は106,3億株(前日128.5億株、過去20日平均は121.3億株)。
       水曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比260円高の39450円。

    (3)プライム市場の売買代金は3兆7538億円(前日3兆9156億円)。
       2日連続で4兆円割れ。
       売買高は16.32億株(前日16.15億株)。
       値上がり559銘柄(前日3543銘柄)。
       値下がり1026銘柄(前日1246銘柄)。
       新高値20銘柄(前日36銘柄)。
       新安値17銘柄(前日18銘柄)。
       プライム市場の騰落レシオは110.51(前日110.11)。
       東証グロース市場の騰落レシオは86.37(前日87.18)。
       NTレシオは14.48倍(前日14.56倍)。
       サイコロは8勝4敗で66.66%。

    (4)上向きの25日線(38133円)から△2.04%(前日△3.04%)。
       18日連続で上回った。
       下向いた75日線は38309円。
       10日連続で上回った。
       上向きの200日線(38115円)からは△2.09%(前日2.87%)。
       18日連続で上回った。
       下向きの5日線は39397円。
       2日連続で下回った。
       13週線は37796円。
       26週線は38443円。

    (5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲17.216%(前日▲17.623%)。
       買い方▲8.707%(前日▲8.654%)。
       東証グロース250指数ネットストック信用損益率で売り方▲6.157%(前日▲7.175%)。
       買い方▲20.454%(前日▲20.112%)。

    (6)空売り比率は41.0%(前日40.0%、2日連続で40%超)。
       空売り規制なしの銘柄の比率は10.4%(前日9.0%)
       10月11時点のQuick調査の信用評価損率は▲9.02%(前週▲8.65%)。
       2週連続で悪化。
       10月11日時点の裁定売り残は378億円増の1702億円。
       2週ぶりに増加。
       裁定買い残は1765億円増の2兆312億円。
       2週ぶりに増加。
       8月2日時点以来の2兆円台。
       日経VIは26.55(前日27.30)。

    (7)日経平均採用銘柄のPERは15.64倍(前日15.66倍)。
       前期基準では15.98倍。
       EPSは2487円(前日2501円)。
       直近ピークは10月11日2511円、3月4日2387円。
       225のPBRは1.37倍(前日1.37倍)。
       BPSは28402円(前日28598円)。
       日経平均の予想益回りは6.39%。
       予想配当り利回りは1.96%。
       指数ベースではPERは20.73倍(前日20.88倍)。
       EPSは1877円(前日1876円)。
       PBRは1.92倍(前日1.93倍)。
       BPSは20266円(前日20300円)。
       10年国債利回りは0.960%(前日0.950%)。
     
    (8)プライム市場の単純平均は13円安の2717円(前日は2730円)。
       プライム市場の時価総額は935兆円(前日937兆円)。
       ドル建て日経平均は260.19(前日262.36)と続落。

    (9)ボリンジャーのプラス1σが39376円。
       プラス2σが40620円。
       マイナス1σが36889円。
       週足のプラス1σが39188円。
       プラス2σが39580円。
       マイナス1σが36404円。
       半値戻しは36841円。
       9月配当権利落ち前は38925円。
       日経平均株価の9月月中平均は37162円。
       TOPIXの9月月中平均は2627ポイント。
       週足陽線基準は39910円。
       月足陽線基準は38652円。


    今年の曜日別勝敗(10月17日まで)

    月曜18勝14敗
    火曜25勝16敗
    水曜15勝25敗
    木曜22勝20敗
    金曜24勝16敗


    10月11時点のQuick調査の信用評価損率は▲9.02%(前週▲8.65%)。
    2週連続で悪化。
    10月4日時点の信用売り残は546億円増の6263億円。
    3週ぶりに増加。
    同信用買い残は296億円増の3兆9625億円。
    2週連続で増加。
    6月21日時点は4兆9117億円。
    4週連続で3兆円台。
    信用倍率は6.33倍(前週6.88倍)。
    10月11日時点の裁定売り残は378億円増の1702億円。
    2週ぶりに増加。
    裁定買い残は1765億円増の2兆312億円。
    2週ぶりに増加。
    8月2日時点以来の2兆円台。
    当限は売り残が378億円増の1684億円。
    買い残が1762億円増の2兆193億円。
    翌限以降は売り残が0.4億円増の17億円。
    買い残が2億円増の118億円。

    ロイターの為替の場況。

    トランプ氏の減税策や金融規制緩和、関税引き上げといった計画。
    アジアや欧州の輸出国の成長にマイナスの影響が及び、これらの国が利下げに動けばドルが押し上げられる可能性がある。
    トランプ氏の勝利はドルへの追い風になるとみられている。
    米国も選挙中だが、直近はトランプやや有利との観測。
    市場的には、悪くはないのだろう。
    一方、東京も衆議院選挙の真っ最中。
    こちらは与野党拮抗。
    与党も野党も「増税」の声。
    それでは市場のマインドは「選挙は買い」とはならない。
    日米の構図は光と影だ。

    日経朝刊からいくつか。

    世界で先端ロジック(演算用)半導体を製造できるメーカーはTSMC、サムスン、インテルの3社。
    現状、TSMCがデータセンターで用いるAI半導体の生産をほぼ総取り。
    他社との技術・業績格差が一段と鮮明になっている。
    台湾調査会社トレンドフォースによると、
    ファウンドリー市場におけるTSMCのシェアは23年の59%から24年に64%、25年は66%に高まる見通し。
    完全にTSMC独り勝ちとなった。

    円安基調にもかかわらず輸出数量が伸び悩んでいる。
    財務省が17日発表した貿易統計速報によると、
    4ー9月の輸出数量指数(2020年=1000)は前年同期比で4.3%低下。
    輸出額は半期として過去最高を更新。
    一方で 中国の景気低迷や米国の自動車販売の反動減が響いている。
    輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は3兆10677億円の赤字。
    赤字は7期連続となる。
    赤字幅は前年同期から14.4%拡大した。
    貿易統計速報によると、9月の輸出額は前年から1.7%減少。
    10カ月ぶりに減少した。
    車を中心とする数量の低迷が輸出総額に響き始めた。
    これは良くない傾向だ。


    ◇━━━ カタリスト━━━◇

    三ツ和(3439)・・・動兆

    シート用など自動車部品主力。
    土木用部品も。
    冷間鍛造技術に強み。






    (兜町カタリスト櫻井)

    [株価材料]
     
     
    ■生保も情報漏洩35万件 代理店に存在感 広告費支払いも

    ■みずほFG<8411> 
    インド拠点の陣容3倍へ 新オフィスも

    ■携帯大手「一番つながる」競う 英調査 KDDI<9433>が初の品質首位

    ■ニデック<6594>
    買収各社の技術融合 工作機械新製品

    ■長瀬産業<8012>
    電子ビームで新素材開発 原子レベルで動態分析

    ■富士ソフト<9749>
    創業者 ベイン案賛同を要望 買収巡り意見書

    ■ディスコ<6146> 純利益29%増 10-12月 AI向け好調続く

    ■日本光電<6849>
    4-9月純利益下振れ

    ■日産自動車<7201>
    北米で25年にPHV参入 三菱自動車<7211>の技術活用

    ■TSMC熊本第2工場建設 25年初めに開始

    ■ラピダス 1000億円調達めど トヨタ自動車<7203>・デンソー<6902>追加出資へ

    ■クシュタール幹部インタビュー セブン&アイ<3382>
    買収への本気度示す

    ■クシュタールのセブン&アイ<3382>
    買収 米当局は厳しく審査か

    ■政府 「廃車資源化優遇」26年度導入 樹脂・ガラス回収に報酬

    ■エアウォーター<4088>
    北海道・石狩に新棟 LNG輸送車の生産5割増
     

     

     

     

     
     

     
    18日の東京株式市場は、もみ合い商状となりそう。

    日経平均株価の予想レンジは、3万8800円-3万9300円を想定。(17日終値3万8911円19銭)

    米国株はまちまち。ダウ平均とナスダックが上昇し、S&P500が下落した。ダウ平均は161ドル高の43239ドルで取引を終えた。現地17日の米国株式が続伸した動きを受け、買い優勢スタートとなりそう。

    為替相場は、ドル・円が1ドル=150円台の前半(17日は149円76-78銭)と円安に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=162円台の半ば(同162円54-58銭)と小動き。対ドルでの円安を支えに堅調な値動きが期待される。ただ、取引終了近くには週末要因からポジション調整の売りも予想され、注意したい。

    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、17日の大阪取引所清算値比105円高の3万9205円だった。

    【好材料銘柄】  

    ■DNAチップ研究所 <2397>
    関節リウマチ治療薬の奏功を予測する方法および関節リウマチの活動を評価する方法に関する特許を取得。

    ■アピリッツ <4174>
    発行済み株式数(自社株を除く)の3.63%にあたる15万株(金額で1億8000万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は10月18日から25年1月31日まで。

    ■トラース・オン・プロダクト <6696> [東証G]
    国内最大規模のオープンイノベーション施設「STATION Ai」へデジタルサイネージプラットフォーム「CELDIS」を導入。


     

    【主な経済指標・スケジュール】

    18(金)

    【国内】
    9月全国消費者物価指数(CPI)(8:30)
    《決算発表》
    ブロンコB、サーティワン、アルインコ

    【海外】
    中国7-9月期GDP(11:00)
    中国9月鉱工業生産(11:00)
    中国9月小売売上高(11:00)
    中国9月固定資産投資(11:00)
    米9月住宅着工件数(21:30)
    米9月建設許可件数(21:30)
    《米決算発表》
    プロクター&ギャンブル(P&G)、フィフスサードバンコープ、アメリカン・エキスプレス、リージョンズファイナンシャル、シュルンベルジエ


    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。


    17日のNYダウ工業株30種平均は続伸した。前日比161ドル35セント(0.37%)高の4万3239ドル05セントで終え、連日で最高値を更新した。
     
    半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が17日発表した決算が好調で、米半導体大手エヌビディアなど関連株に買いが集まった。直近は米金融大手の好決算が相次いでいるほか、この日発表された9月の米小売売上高が市場予想を上回り、米経済に対する強気な見方が株買いを促した。
     
    11月5日の米大統領選まで3週間を切る中、市場では「共和党のトランプ前大統領と民主党のハリス副大統領のどちらが勝っても、上下両院の多数派が異なる『ねじれ』となり、大きな政策変更は行われない」との予想が浮上。金融市場への影響は限られるとの安心感も相場を支えている。
     
    朝発表の9月の小売売上高は前月比0.4%増と、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想(0.3%増)を上回った。
    米経済の大半を占める個人消費の伸びを受け「景気はかなり良好だ」と受け止められた。週間の新規失業保険申請件数は24万1000件と前の週から1万9000件減り、市場予想(26万件)も下回った。底堅い労働市場は今後の消費も支えるとの見方も誘い、消費関連株や景気敏感株の一角が買われた。
     
    半導体受託製造大手の台湾積体電路製造(TSMC)が17日に発表した2024年7〜9月期の決算は人工知能(AI)向け需要の強さを背景に、市場予想を上回る実績と見通しを示した。オランダの半導体製造装置ASMLホールディングが今週発表した低調な決算をきっかけに広がった半導体株の先行き不安が後退したことも、投資家心理の改善につながった。半導体株の一角が買われ、ダウ平均の構成銘柄ではないがエヌビディアは株式分割後ベースの高値を付けた。
     
    相場の上値は重かった。ダウ平均や多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数は最高値圏で推移するなか、高値警戒感から一部の主力株には利益確定売りも出やすかった。発表が本格化する企業決算を見極めたい投資家も多かった。
     
    米長期金利が一時前日比0.09%高い(債券価格は安い)4.10%を付けたことも、株式相場の重荷となった。「金利上昇は米景気の底堅さを背景としているものの、米利下げペースが想定よりも緩やかになる可能性も映している」との声も聞かれた。今後の経済指標の発表や米連邦準備理事会(FRB)の金融緩和のペースを確認したい雰囲気もあった。
     
    個別銘柄ではトラベラーズが9%高となり、ダウ平均を押し上げた。17日に発表した24年7〜9月期決算が市場予想を上回った。シェブロンやアメリカン・エキスプレスや、インテルも買われた。半面、コカ・コーラやユナイテッドヘルス・グループ、ホーム・デポは下げた。
     
    ナスダック総合株価指数は小幅に続伸した。前日比6.530ポイント(0.03%)高の1万8373.609で終えた。エヌビディアのほか、ブロードコムやマイクロン・テクノロジーといった半導体株が高い。一方、17日夕に決算発表を控えていたネットフリックスは売られた。アルファベットも安い。
     
     

    【シカゴ日本株先物概況】

    17日のシカゴ日経平均先物は下落した。12月物は前日比245円安の3万9205円で終えた。

    米景気への楽観的な見方を背景にダウ工業株30種平均が連日で最高値を更新したが影響は限られ、シカゴ市場の先物には売りが優勢となった。

    シカゴ日経225先物 (円建て) 

    39205 ( +105 )


    シカゴ日経225先物 (ドル建て)

    39305 ( +205 )
     

    ( )は大阪取引所終値比







    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
     

    17日のFTSE100種総合株価指数は続伸し、前日比56.06ポイント(0.67%)高の8385.13で終えた。終値として5月21日以来およそ5カ月ぶりの高水準となる。欧米での利下げ観測や米経済の底堅さを背景に、投資家心理が楽観に傾いた。

    英バークレイズなどの銀行やエネルギー株が買われ、指数を押し上げた。

    FTSEの構成銘柄では、北米事業の改革案を発表した有害生物管理会社レントキル・イニシャルが8.77%高と急伸。投資会社メルローズ・インダストリーズが4.01%高、ビジネス情報会社インフォーマが3.93%高で続いた。

    一方、包装資材大手モンディは7.45%安、水道サービス会社ユナイテッド・ユーティリティーズと資源大手リオ・ティントは共に1.85%安と下げた。


    ■ドイツ・フランクフルト株価指数

    17日のドイツ株価指数(DAX)は3営業日ぶりに反発し、前日比150.58ポイント(0.77%)高の1万9583.39で終えた。終値としての最高値を3営業日ぶりに更新した。欧州中央銀行(ECB)の利下げが投資家心理を支えた。

    個別では、通期業績予想を据え置いた医療機器のザルトリウスが16.45%高と大きく買われたほか、医薬大手メルクは7.56%高、エネルギー大手シーメンス・エナジーも4.20%高と上伸。半面、同業イーオンは1.47%安、不動産大手ボノビアは1.46%安、商用車大手ダイムラー・トラックは1.25%安だった。




    ■フランス・パリ株価指数

    フランスの株価指数CAC40は3営業日ぶりに反発し、前日比1.22%高で終えた。電機大手シュナイダー・エレクトリックや航空機エンジンのサフランが上げた。BNPパリバなど金融株が買われた。LVMHモエヘネシー・ルイヴィトンなど消費関連にも買いが優勢だった。自動車の欧州ステランティス、食品大手の仏ダノンが下げた。






     

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