【市況一覧】
日経平均株価
38,889.16 -65.44 10/22
TOPIX
2,668.01 -11.90 10/22
マザーズ
622.30 -9.61 10/22
NYダウ平均
42,931.60 -344.31 10/22
ナスダック総合
18,540.01 +50.45 10/22


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    Market Data
    --------------------------------------------
    【日経平均】
    38635円62銭(△83円56銭=0.22%)
    --------------------------------------------
    【TOPIX】
    2694.07(△10.36=0.39%)
    --------------------------------------------
    【グロース250】
    647.20(▲3.13=0.48%)
    --------------------------------------------
    【プライム売買高】18億1827万株(▲8837万株)
    --------------------------------------------
    【売買代金】3兆8803億円(▲4143億円)
    --------------------------------------------
    【値上がり銘柄数】1150(前日:1291)
    【値下がり銘柄数】448(前日:309)
    【新高値銘柄数】46(前日:47)
    【新安値銘柄数】6(前日:7)
    【25日騰落レシオ】108.63(前日:102.86)
    --------------------------------------------
     
     
    ■本日のポイント
     
     1.日経平均は83円高と続伸、一進一退で方向感に欠ける
     2.前日のNYダウは、中東情勢の緊迫化が警戒されて反落
     3.今晩の米9月雇用統計の発表を控え、様子見姿勢が強まる
     4.三菱重や川重が高く、三菱UFJなど銀行株もしっかり
     5.米港湾ストの終結が嫌気され郵船や商船三井など海運株が急落
     
    週末ということで活発な売買は控えられたが、円安や半導体株人気によって高値圏ながらも堅調さは維持している。石破首相が当初のタカ派的姿勢からハト派に転換し、市場や経済を安定させる方向を示していることも下値不安の後退につながっている。中東問題で原油価格が急上昇してる点は不安だが、現状では極度のエスカレーションは避けられそうなところもありそうだ。
     
     
    今週は、大幅安となった。前の週の金曜9月27日引け後に自民党総裁選の結果を受けて円高が急速に進んで先物が急落したことから、週明け30日の日経平均は1910円安と派手に下げた。
    10月に入り1日は円高一服を好感して732円高、2日は中東の地政学リスクを警戒して843円安、3日は石破首相が追加利上げに慎重姿勢を示して円安が進んだことが好感されて743円高と、値幅を伴った上げ下げが続いた。
    4日は米9月雇用統計の発表を前に方向感が定まらなかったが、83円高とプラスで終了。荒い動きが続いたが、月曜の下げが響いて週間では4桁の下落となった。
    日経平均は週間では約1193円の下落となり、週足では4週ぶりに陰線を形成した。
     
     
    来週は、不安定な展開か。
    中東情勢の行方など見極め材料が多いことが背景だろう。ただし、3万8500円水準での底堅さがみられており、売り方の仕掛けづらい需給状況だろう。
    米雇用統計の結果が注目されるが、足もとの雇用指標の結果からは、大幅利下げ観測が後退する可能性が高いだろう。日銀の追加利上げが後退するなか、日米金利差を狙った動きなども底堅さにつながりそうだ。
    小売を中心に決算発表がいくつか出てくることから、個別物色は活況が見込まれる。
    ノーベル賞の発表が相次ぐ週で、日本人の受賞があれば関連銘柄を掘り下げる動きも出てくるだろう。これらの点から悲観ムードはさほど高まらないとみる。
    しかし、一時的でも円高が進むようなら指数は下に値幅が出ると思われるだけに楽観一辺倒にもなりづらく、強弱感が交錯し続けると予想する。
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(4日現在)
     
    42540.28  ボリンジャー:+3σ(26週)
    41369.99  ボリンジャー:+2σ(13週)
    41149.89  ボリンジャー:+2σ(26週)
    40869.33  ボリンジャー:+3σ(25日)
    39772.89  ボリンジャー:+2σ(25日)
    39759.51  ボリンジャー:+1σ(26週)
    39688.59  ボリンジャー:+1σ(13週)
    38740.32  均衡表転換線(日足)
    38676.44  ボリンジャー:+1σ(25日)
     
    38635.62  ★日経平均株価4日終値
     
    38566.25  6日移動平均線
    38369.12  26週移動平均線
    38265.94  75日移動平均線
    38007.20  13週移動平均線
    37863.87  200日移動平均線
    37723.91   新値三本足陰転値
    37580.00  25日移動平均線
    37538.72  均衡表基準線(日足)
    37474.47  均衡表雲上限(週足)
    36978.74  ボリンジャー:-1σ(26週)
    36791.45  均衡表雲上限(日足)
     
    膠着感が強かった。ローソク足は寄り引けほぼ同値の小陽線から上下に短いヒゲを出して「星」を描き、足元の売り買い拮抗状態を窺わせている。終値は5日移動平均線を再び上回るとともに、5日線下を走る25日線は緩やかな上昇を継続。一目均衡表も三役好転の買い手優勢パターンを維持したことから、地合いは大勢で強気と推察される。
     
     

    【大引け概況】


    4日の日経平均株価は続伸し、終値は前日比83円56銭高の3万8635円62銭だった。
     
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:28 容量:18.46M  ▼音声 VOICEVOX Nemo

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    前日の米株式市場では、NYダウは184ドル安と反落。中東情勢への警戒感で売りが優勢だった。米国株が下落したものの、日経平均株価は日銀による早期の利上げ観測の後退を手掛かりとした買いが引き続き優勢だった。前引けは180円高とこの日の高値圏に上昇した。
     
    ただ、後場に入ってからは、上値は重く3万8600円台を中心とする一進一退が続いた。週末要因に加え、今晩は米9月雇用統計が発表されることもあり様子見姿勢が強まり、引けにかけ一時マイナス圏に転じる場面もあったが、結局買い直されて取引を終えた。
    海外短期筋などによる株価指数先物への断続的な買いが入った場面で、日経平均の上げ幅は200円に迫った。もっとも、日本時間今晩発表の9月の米雇用統計を見極めたいとの雰囲気などから、積極的な買いは続かなかった。
     
    日銀の金融政策を巡り、石破茂首相が2日に「追加利上げをする環境にない」と発言した。将来的には金融政策の正常化が進むとみられているが、市場では早期利上げの思惑が急速に後退しており、株買い・円売りの勢いが強まっている。米欧など世界の中央銀行が利下げや金融緩和に動いており、海外投資家の投資余力が増していることも日本株の先高観を強めているようだ。
     
    石破首相は4日午後、衆院本会議で所信表明演説に臨み、経済政策では岸田文雄前政権の方針を踏襲する考えを示した。金融所得課税などへの言及はなく、「波乱なく通過した」との受け止めも一定の安心感につながったとみられる。
     
    日経平均は下げに転じる場面もあった。イスラエルとイランの衝突など中東情勢の緊迫が警戒されたほか、外国為替市場で円相場が前日比で上昇に転じるなど足元の下落が一服したことも重荷となった。米雇用統計の発表を前に、週末とあって持ち高調整の売りも出やすかった。
     
    さて、東京株式市場は週末ということで活発な売買は控えられたが、円安や半導体株人気によって高値圏ながらも堅調さは維持している。
    石破首相が当初のタカ派的姿勢からハト派に転換し、市場や経済を安定させる方向を示していることも下値不安の後退につながっている。中東問題で原油価格が急上昇してる点は不安だが、現状では極度のエスカレーションは避けられそうなところもありそうだ。


     

    東証株価指数(TOPIX)は続伸した。終値は10.36ポイント(0.39%)高の2694.07だった。JPXプライム150指数も続伸し、2.18ポイント(0.18%)高の1212.04で終えた。
     
    東証プライムの売買代金は概算で3兆8802億円、売買高は18億1827万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1150。値下がりは448、横ばいは47だった。
     
    業種別株価指数(33業種)は鉱業、石油・石炭製品、電気・ガス業、銀行業などが上昇。下落は海運業、輸送用機器など。
     
    個別銘柄では、三菱重工業や川崎重工業が高く、三菱UFJフィナンシャル・グループや三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループといった銀行株が値を上げた。原油価格の上昇を受け、INPEXやENEOSホールディングスがしっかり。三菱商事や三井物産が高く、東京電力ホールディングスや北海道電力も値を上げた。ファーストリテイリングが上場来高値を更新した。エムスリー、ソフトバンクG、ソニーG、リクルートHD、任天堂などが大幅高となった。
    ほか、第1四半期好決算や自社株買いを発表したクスリのアオキが急騰、上半期営業利益は従来予想を上回る着地となったワールドなどが値上がり率上位となった。
     
    一方、米港湾スト終了で海上輸送混乱に伴う運賃上昇の思惑がはく落した川崎船や日本郵船などの海運株が軟調に推移。ディスコ、東京エレクトロン、トヨタ自、フジクラ、住友林業、伊藤忠、ソフトバンクグループ(SBG)、日立製作所などが下落。米金利低下期待織り込んだとして米系証券では格下げとなった住友林業、6-8月期コンセンサス上振れも目先のピークアウト感強まったキユーピーなどが大幅安となった。ほか、瑞光、レック、ジャパンディスプレイなどがとなった。
     
     


     
    東証スタンダード市場は、米国の雇用統計の発表を前に様子見姿勢の投資家が多く、全体的には動意に乏しい相場だった。
    スタンダードTOP20は小反発。出来高2億8833万株。
    値上がり銘柄数764、値下がり銘柄数596と、値上がりが優勢だった。
     
    個別ではセーラー広告、白鳩がストップ高。ウェルディッシュ、大和重工は一時ストップ高と値を飛ばした。日本ドライケミカル、テクノ菱和、ヒビノ、ムゲンエステート、コスモ・バイオなど13銘柄は年初来高値を更新。菊池製作所、マイネット、トレードワークス、UNBANKED、オーネックスが買われた。
     
    一方、シマダヤ、AIフュージョンキャピタルグループ、ジーエルテクノホールディングス、レシップホールディングス、京都きもの友禅ホールディングスなど7銘柄が年初来安値を更新。放電精密加工研究所、ジャパンエンジンコーポレーション、イクヨ、メタプラネット、精工技研が売られた。
     


     
    東証グロース市場は米長期金利がやや上昇しているなか、日本時間今夜には9月の米雇用統計の発表を控えて持ち高整理の売りが優勢だった。
    市場関係者からは「中東情勢の不透明感も続いており、積極的なポジションは取りづらい」との声が聞かれた。
    グロースCoreは小幅安。
    東証グロース市場250指数は反落した。終値は前日比3.13ポイント(0.48%)安の647.20だった。
    グロース市場ではジーエヌアイ、アストロHDが下落した。一方、ライフネット、HENNGEが上昇した。
    値上がり銘柄数254、値下がり銘柄数293と、値下がりが優勢だった。
     
     個別ではビーマップ、サイバー・バズが一時ストップ高と値を飛ばした。Liberaware、Heartseed、グロースエクスパートナーズ、シェアリングテクノロジー、AI CROSSなど7銘柄は年初来高値を更新。ジーネクスト、アクリート、Aiロボティクス、セルシード、日本情報クリエイトが買われた。
     
     一方、ROXXが年初来安値を更新。ジェリービーンズグループ、ホープ、イタミアート、アスア、タカヨシホールディングスが売られた。
     
     
     


     
    4日午前の日経平均株価は続伸し、午前終値は前日比180円35銭(0.47%)高の3万8732円41銭だった。
     
    前日の米株式市場では、NYダウは184ドル安と反落。中東情勢への警戒感で売りが優勢だった。米国株が下落したものの、日経平均株価は下値に買いが入り底堅くスタートした。3万8600円前後の一進一退が続き、前引けにかけこの日の高値圏に上昇した。今晩は米9月雇用統計が発表されることもあり、様子見姿勢も強まっている。
     
    外国為替市場で円相場が1ドル=146円台と円安・ドル高方向に振れており、株買いを誘った。日銀の早期の利上げ観測が後退していることも日経平均を引き続き押し上げた。もっともイスラエルとイランの衝突など中東情勢の緊迫は重荷となり、日経平均は下げに転じる場面もあった。
     
    日銀の金融政策を巡り、石破茂首相が2日に追加利上げをする環境にないと発言して以降、早期の追加利上げの思惑が急速に後退している。将来的には金融政策の正常化が進むとみられているが、株式市場では「少なくとも年内の利上げは難しいとの見方が強まり、買い安心感につながった」との声が聞かれた。
     
    石破首相は午後に衆参両院で所信表明演説に臨む。経済政策やエネルギー政策では岸田文雄前政権の方針を踏襲する考えを示している。自民党総裁に就任した直後に株価が急落したこともあり、足元では経済・金融政策に関する姿勢の軟化が目立っている。
    市場では「金融所得課税などマーケットに影響がある政策には言及しないのではないかとの見方も支えになった」との声があった。
     
    前日の米株式市場では主要3指数がそろって下落した。イランによるミサイル攻撃を受けたイスラエルが近く報復を始めるとの見方が浮上するなど、中東情勢は一段と緊迫している。地政学リスクの高まりから、東京市場でも一方的に上値を追う動きは限られた。
     
    後場の東京株式市場は、買い手の乏しい状況が続きそうで、日経平均も上値の重い展開を想定しておきたい。外国為替市場でドル円が146円台で推移しており、一旦は輸出関連株などの下支え要因となっている。また、大型連休の国慶節に突入した中国だが、連休前には景気刺激策の追い風から中国株が急騰、米国での利下げに伴って投資家心理は改善傾向にあろう。
    ただ、中東の情勢が緊迫化して警戒感が広がる中、本日午後には石破首相の所信表明演説が行われる。経済政策やエネルギー政策は岸田前政権の方針を踏襲する考えを示しているが、マーケット関係者も注目しておきたいところ。また、米国では9月米雇用統計が発表されることから、後場の日経平均は積極的に買い進む動きは想定しにくそうだ。
     
     
    東証株価指数(TOPIX)は続伸した。前引けは15.21ポイント(0.57%)高の2698.92だった。JPXプライム150指数も続伸した。
     
    前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で1兆9375億円、売買高は9億1246万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1269。値下がりは330、横ばいは46だった。
     
    業種別では、鉱業、石油・石炭製品、銀行業などが上昇した一方で、海運業、輸送用機器、倉庫・運輸関連業の3業種のみが下落した。
     
    個別銘柄では、レーザーテックやアドバンテストが高く、三菱重工業やIHIが連日の人気化。三菱UFJフィナンシャル・グループや三井住友フィナンシャルグループ、みずほなどが買われ、INPEXやENEOSホールディングスが堅調。ファーストリテイリングが上場来高値を更新した。
    エムスリー、ソフトバンクG、ソニーG、リクルートHD、任天堂などが大幅高となった。ほか、第1四半期好決算や自社株買いを発表したクスリのアオキが急騰、上半期営業利益は従来予想を上回る着地となったワールドなどが値上がり率上位となった。
     
    一方、米港湾スト終了で海上輸送混乱に伴う運賃上昇の思惑がはく落した川崎船や日本郵船、商船三井などの海運株が軟調に推移。ディスコ、東京エレクトロン、トヨタ自動車、フジクラ、伊藤忠などが下落。米金利低下期待織り込んだとして米系証券では格下げとなった住友林業、6-8月期コンセンサス上振れも目先のピークアウト感強まったキユーピーなどが大幅安となった。ほか、瑞光、レック、ジャパンディスプレイなどが値下がり率上位となった。
     
     

    値上がり優勢、投資家心理は改善
     
    東証スタンダード市場は米国での利下げに伴って投資家心理は改善傾向にあろう。内需業種中心に買いが入って相場を支えた。
    スタンダードTOP20は反発。出来高1億6925万株。
    値上がり銘柄数746、値下がり銘柄数535と、値上がりが優勢だった。
     
    個別ではセーラー広告がストップ高。大和重工は一時ストップ高と値を飛ばした。日本ドライケミカル、テクノ菱和、ヒビノ、ウェルディッシュ、ムゲンエステートなど12銘柄は年初来高値を更新。菊池製作所、マイネット、オーネックス、Faber Company、タウンズが買われた。
     
     一方、シマダヤ、ジーエルテクノホールディングス、レシップホールディングス、京都きもの友禅ホールディングス、ピープルなど6銘柄が年初来安値を更新。放電精密加工研究所、イクヨ、理経、瀧上工業、ゼネテックが売られた。
     


     
    東証グロース市場は、日経平均株価の上昇が個人投資家の心理の支えになり、新興市場でも買いがやや優勢だった。ただ、前日の米長期金利の上昇は重荷となり、グロース指数は小幅に下落する場面もあった。
    グロースCoreは小幅安。東証グロース市場250指数は続伸した。前引けは前日比1.07ポイント(0.16%)高の651.40だった。
     
    グロース市場ではフリーやタイミー、バイセルが上昇した。一方、ジーエヌアイ、サンバイオが下落した。
    値上がり銘柄数277、値下がり銘柄数242と、値上がりが優勢だった。
     
     個別ではビーマップがストップ高。サイバー・バズは一時ストップ高と値を飛ばした。Liberaware、Heartseed、グロースエクスパートナーズ、シェアリングテクノロジー、AI CROSSなど6銘柄は年初来高値を更新。ジーネクスト、ALiNKインターネット、セルシード、BuySell Technologies、Aiロボティクスが買われた。
     
     一方、ROXXが年初来安値を更新。ジェリービーンズグループ、コラボス、雨風太陽、イタミアート、バンク・オブ・イノベーションが売られた。
     

    【寄り付き概況】
     
    4日の日経平均株価は続伸で始まった。始値は前日比42円67銭高の3万8594円73銭。
     
    前日の米株式市場では、NYダウは184ドル安と反落。中東情勢への警戒感で売りが優勢だった。米国株が下落したものの、日経平均株価は下値に買いが入り底堅くスタートした。また、為替は1ドル=146円80銭前後と前日夕方に比べやや円安で推移している。
     
    ただ、上値追いの動きは限られている。前日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反落した。イランによるミサイル攻撃を受けたイスラエルが近く報復を始めるとの見方があり、中東情勢が緊迫している。日経平均は前日に700円あまり上昇していたため、利益確定売りが上値を抑えている。
     
    東証株価指数(TOPIX)は続伸している。
     
    個別では、ファストリやリクルートが高い。ソニーGやキーエンスが上昇し、INPEXやENEOSも買われた。一方、川崎汽や郵船、商船三井など海運株の下げが目立つ。



     


    「投資の日」

    「小幅反落」

    木曜のNY株式市場で主要3指数は揃って小幅に反落。
    翌日に雇用統計を控え様子見モード。
    VIX(恐怖)指数は20.49と9月6日以来の高水準。
    9月のISM非製造業総合指数は54.9と前月の51.5から上昇。
    2023年2月以来、約1年半ぶりの高水準。
    市場予想の51.7を上回っての着地。
    経済が第3四半期も堅調に推移したことが裏付けられた。
    週間新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比6000件増の22万5000件。
    市場予想は22万件だった。
    週間継続受給件数は1000件減の182万6000件。
    7月に記録した2年半ぶりの高水準から減少基調。
    背景はミネソタ州で非教職員が夏休み中に失業給付を申請できるようになったこと。
    8月の製造業新規受注は前月比0.2%減少。
    市場予想は変わらずだった。
    8月の前年同月比は0.3%増だった。
    国債利回りは上昇。
    11月のFOMCでの0.25%利下げ確率は65%。
    0.5%利下げ確率は35%。
    10年国債利回りは3.845%。
    5年国債利回りは3.627%。
    2年国債利回りは3.705%。
    ドル円は146円台後半。
    一時は8月20日以来の高値となる147.25円に達した。
    WTI原油先物11月限は3.61ドル(5.15%)高の73.71ドル。
    ビットコインは0.36%安の6万687.91ドル
    SKEW指数は158.59→161.50→162.78。
    恐怖と欲望指数は68→67。
    (昨年10月5日が20)。

    木曜のNYダウは184ドル(0.44%)安の42011ドルと反落。
    高値42125ドル、安値41847ドル。
    サイコロは7勝5敗。
    騰落レシオは126,77(前日129.75)。
    NASDAQは6ポイント(0.04%)安の17918ポイントと反落。
    高値18011ポイント、安値17826ポイント。
    サイコロは8勝4敗。
    騰落レシオは98.81(前日98.74)。
    S&P500は9.50ポイント(0.17%)安の5699ポイントと反落。
    高値5718ポイント、安値5677イント。
    サイコロは6勝6敗。
    騰落レシオは115.60%(前日119.58%)。
    木曜のダウ輸送株指数は226ポイント(1.42%)安の15745ポイントと3日続落。
    SOX指数は26ポイント(0.51%)高の5125ポイントと続伸。
    VIX指数は20.49(前日19.26)。
    NYSEの売買高は9.43億株(前日9.47億株)。
    3市場の合算売買高は110.1億株(前日118.1億株、過去20日平均は120.8億株)。
    木曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比25円高の38625円。
    ドル建ては大証日中比210円高の38610円。
    ドル円は146.92円。
    10年国債利回りは3.845%。
    2年国債利回りは3.705%。

    「先週の信託銀行は信託銀行は現物1332億円、先物1兆1671億円買い越し」

    木曜の日経平均は寄り付き651円安。
    終値は743円(△2.18%)高の38552円と反発。
    高値38856円。
    安値38457円。
    一時1047円高まで上昇した。
    日足は2日ぶりに陽線。
    10月3日は38213円→38457円にマド。
    26日は38109円→38240円にマド。
    20日は37394円→37654円のマドで2空。
    19日は36675円→36958円にマド。
    日経平均は10日連続で目均衡の雲の上。
    上限は36791円。
    雲の下限は36483円。
    TOPIXは31.75ポイント(△1.20%)高の2683ポイントと反発。
    25日線(2642ポイント)を8日連続で上回った。
    75日線(2701ポイント)を4日連続で下回った。
    2日連続で日足陰線。
    TOPIXコア30指数は反発。
    プライム市場指数は16.34ポイント(△1.20%)高の1381.02ポイントと反発。
    東証グロース250指数は5.75ポイント(△0.89%)高の650.33と反発。
    25日移動平均線からの乖離は▲0.84(前日▲1.90%)。
    プライム市場の売買代金は4兆2946億円(前日4兆3895億円)。
    売買高は19.06億株(前日20.51億株)。
    値上がり1291銘柄(前日248銘柄)。
    値下がり3090銘柄(前日1370銘柄)。
    新高値47銘柄(前日35銘柄)。
    新安値7銘柄(前日17銘柄)。
    プライム市場の騰落レシオは102.86(前日103.18)。
    東証グロース市場の騰落レシオは85.65(前日85.67)。
    NTレシオは14.37倍(前日14.26倍)。
    サイコロは8勝4敗で66.66%。
    TOPIXは8勝4敗で66.66%。
    東証グロース市場指数は7勝5敗で58.33%。
    上向きの25日線(37569円)から△2.62%(前日△0.67%)。
    9日連続で上回った。
    下向きの75日線は38258円。
    2日ぶりに上回った。
    上向きの200日線(37834円)からは△1.90%(前日02.01%)。
    9日連続で上回った。
    下向きの5日線は38552円。
    2日ぶりに上回った。
    13週線は38000円。
    26週線は38365円。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲16.209%(前日▲15.078%)。
    買い方▲7.926%(前日▲8.883%)。
    東証グロース250指数ネットストック信用損益率で売り方▲4.659%(前日▲3.749%)。
    買い方▲17.454%(前日▲17.954%)。
    空売り比率は41.5%(前日40.3%、3日連続で40%超)。
    9月11日が48.8%。
    6月17日が45.9%だった。
    21年10月28日54.2%。
    23年3月10日52.7%。
    空売り規制なしの銘柄の比率は9.6%(前日11.0%)。
    昨年8月18日が8.9%、8月3日が12.3%、昨年6月9日が16.1%。
    日経VIは26.70(前日27.85)。
    日経平均採用銘柄のPERは15.56倍(前日15.36倍)。
    前期基準では15.97倍。
    EPSは2477円(前日2461円)。
    直近ピークは9月27日2505円、3月4日2387円。
    225のPBRは1.35倍(前日1.35倍)。
    BPSは28140円(前日28006円)。
    日経平均の予想益回りは6.43%。
    予想配当り利回りは1.93%。
    指数ベースではPERは20.58倍(前日20.19倍)。
    EPSは1873円(前日1872円)。
    PBRは1.90倍(前日1.86倍)。
    BPSは20290円(前日20327円)。
    10年国債利回りは0.860%(前日0.815%)。
    プライム市場の予想PERは15.45倍。
    前期基準では15.88倍。
    PBRは1.31倍。
    プライム市場の予想益回りは6.47%。
    配当利回り加重平均は2.31%。
    プライム市場の単純平均は31円高の2739円(前日は2707円)。
    プライム市場の売買単価は2252円(前日2139円)。
    プライム市場の時価総額は935兆円(前日924兆円)。
    ドル建て日経平均は263.06(前日263.00)と反発。
    木曜のシカゴ225先物12月限円建ては大証前日比25円高の38625円。
    高値39025円、安値38335円。
    大証夜間取引終値は日中比変わらずの38690円。
    気学では金曜は「前場安いと後場高の日」
    月曜は「安日柄なれど前週末安ければ買い」
    火曜は「押し込むと小底入れを見る日。突込みあれば買い」
    水曜は「押し目買いの日。後場へかけて高きことあり」
    木曜は「前場安いと後場へ戻る日。押し目買い」
    金曜は「強象日。買い方針の日」
    ボリンジャーのプラス1σが38656円。
    プラス2σが39744円。
    マイナス1σが36481円。
    週足のプラス1σが39679円。
    マイナス1σが36321円。
    9月メジャーSQ値は36906円。
    半値戻しは36841円。
    9月配当権利落ち前は38925円。
    日経平均株価の9月月中平均は37162円。
    TOPIXの9月月中平均は2627ポイント。
    アノマリー的には「上げの特異日」そして「変化日」。
    週足陽線基準は37919円。

    《今日のポイント10月4日》

    (1)木曜のNY株式市場で主要3指数は揃って小幅に反落。
       10年国債利回りは3.845%。
       5年国債利回りは3.627%。
       2年国債利回りは3.705%。
       ドル円は146円台後半。
       SKEW指数は158.59→161.50→162.78。
       恐怖と欲望指数は68→67。
      (昨年10月5日が20)。

    (2)木曜のダウ輸送株指数は226ポイント(1.42%)安の15745ポイントと3日続落。
       SOX指数は26ポイント(0.51%)高の5125ポイントと続伸。
       VIX指数は20.49(前日19.26)。
       NYSEの売買高は9.43億株(前日9.47億株)。
       3市場の合算売買高は110.1億株(前日118.1億株、過去20日平均は120.8億株)。
       木曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比25円高の38625円。

    (3)プライム市場の売買代金は4兆2946億円(前日4兆3895億円)。
       売買高は19.06億株(前日20.51億株)。
       値上がり1291銘柄(前日248銘柄)。
       値下がり3090銘柄(前日1370銘柄)。
       新高値47銘柄(前日35銘柄)。
       新安値7銘柄(前日17銘柄)。
       プライム市場の騰落レシオは102.86(前日103.18)。
       東証グロース市場の騰落レシオは85.65(前日85.67)。
       NTレシオは14.37倍(前日14.26倍)。
       サイコロは8勝4敗で66.66%。

    (4)上向きの25日線(37569円)から△2.62%(前日△0.67%)。
       9日連続で上回った。
       下向きの75日線は38258円。
       2日ぶりに上回った。
       上向きの200日線(37834円)からは△1.90%(前日02.01%)。
       9日連続で上回った。
       下向きの5日線は38552円。
       2日ぶりに上回った。
       13週線は38000円。
       26週線は38365円。

    (5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲16.209%(前日▲15.078%)。
       買い方▲7.926%(前日▲8.883%)。
       東証グロース250指数ネットストック信用損益率で売り方▲4.659%(前日▲3.749%)。
       買い方▲17.454%(前日▲17.954%)。

    (6)空売り比率は41.5%(前日40.3%、3日連続で40%超)。
       空売り規制なしの銘柄の比率は9.6%(前日11.0%)。
       日経VIは26.70(前日27.85)。

    (7)日経平均採用銘柄のPERは15.56倍(前日15.36倍)。
       前期基準では15.97倍。
       EPSは2477円(前日2461円)。
       直近ピークは9月27日2505円、3月4日2387円。
       225のPBRは1.35倍(前日1.35倍)。
       BPSは28140円(前日28006円)。
       日経平均の予想益回りは6.43%。
       予想配当り利回りは1.93%。
       指数ベースではPERは20.58倍(前日20.19倍)。
       EPSは1873円(前日1872円)。
       PBRは1.90倍(前日1.86倍)。
       BPSは20290円(前日20327円)。
       10年国債利回りは0.860%(前日0.815%)。

    (8)プライム市場の単純平均は31円高の2739円(前日は2707円)。
       プライム市場の時価総額は935兆円(前日924兆円)。
       ドル建て日経平均は263.06(前日263.00)と反発。

    (9)ボリンジャーのプラス1σが38656円。
       プラス2σが39744円。
       マイナス1σが36481円。
       週足のプラス1σが39679円。
       マイナス1σが36321円。
       9月メジャーSQ値は36906円。
       半値戻しは36841円。
       9月配当権利落ち前は38925円。
       日経平均株価の9月月中平均は37162円。
       TOPIXの9月月中平均は2627ポイント。
       アノマリー的には「上げの特異日」そして「変化日」。
       週足陽線基準は37919円。

    今年の曜日別勝敗(10月3日まで)

    月曜17勝14敗
    火曜24勝15敗
    水曜14勝24敗
    木曜21勝19敗
    金曜22勝16敗

    9月第4週(9月24日─9月27日)の週間海外投資家動向。
    現物567億円売り越し(6週連続で売り越し)。
    先物8928億円売り越し(2週連続で売り越し)。
    合計9495億円売り越し(6週連続で売り越し)。
    個人は現物5869億円売り越し(3週連続で売り越し)。
    先物329億円売り越し(5週ぶりに売り越し)。
    合計6199億円売り越し(2週連続で売り越し)。
    3月第3週以来の大きさ。
    信託銀行は現物1332億円買い越し(3週ぶりに買い越し)。
    先物1兆1671億円買い越し(3週連続で買い越し)。
    合計1兆3003億円買い越し(2週連続で買い越し)。

    投資部門別売買代金では個人が現物で3818億円売り越し(前週2628億円売り越し)。
    信用で2051億円売り越し(前週939億円売り越し)。
    海外投資家が587億円売り越し(前週5122億円売り越し)。
    6週連続売り越し。
    6週間での売り越しは3兆5812億円。
    今年度は2兆6444億円の売り越し。
    信託銀行が1332億円買い越し(前週2963億円売り越し)。
    事業法人が863億円買い越し(前週1884億円買い越し)。
    13週連続買い越し。

    ◇━━━ カタリスト━━━◇

    積水化学(4204)・・・動兆

    高機能樹脂、住宅、環境・ライフラインが3本柱。
    液晶・自動車分野に強み。医薬関連を育成中
    ペロブスカイト太陽電池関連




    (兜町カタリスト櫻井)


    [株価材料]
     
    ■OPECプラス 減産12月縮小確認 シェア5割割れに危機感
     
    ■ダイドーリミテッド<3205>
    68億円→1億円に減資 株主還元原資に
     
    ■UBE<4208>
    ウレタン事業買収 ドイツ大手から736億円で
     
    ■キユーピー<2809>
    純利益78%増 12-8月 調味料値上げ後も堅調
     
    ■不二越<6474>
    12-8月56%減 中国・欧州で需要低調
     
    ■三菱商事<8058>
    子会社に排除命令へ 公取委 データ移行妨害か
     
    ■伊藤忠商事<8001>
    消費者嗜好 AIがSNS分析
     
    ■日本航空<9201> 
    インドネシアのガルーダ航空と共同事業
     
    ■ニデック<6594>
    系 インドの商用車大手アショクにEV部品供給
     
    ■IBM ラピダスに出資へ
     
    ■経産省が書店振興へ現状の課題まとめる
     
    ■日本製鉄<5401>
    買収成立ならUSスチールCEOに巨額報奨金 米議員が説明要求
     
    ■セブン&アイ<3382>
    セブン銀行<8410>株の一部売却で非連結化を検討
     
    ■政府・日銀が共同声明に沿って緊密連携 日銀総裁が財務相らと確認
     
    ■大和ハウス工業<1925>
    米不動産開発業者に5億ドル出資で協議
     
    ■東京センチュリー<8439>
    航空機に1兆円 リース用120機調達
     
    ■東レ<3402>
    PPSでフッ素樹脂代替 半導体分野など的


    4日の東京株式市場は、軟調な展開か。

    日経平均株価の予想レンジは、3万8100円-3万8600円を想定。(3日終値3万8552円06銭)

    米国株は下落。ダウ平均は184ドル安の42011ドルで取引を終えた。

    日経平均株価は、現地3日の米国株式が下落したことや、きのう3日に大幅に上昇した反動もあり、弱い動きとなりそう。また、週末を控えたポジション調整の売りも想定されることから、様子見姿勢が強まることも想定される。

    為替相場は、ドル・円が1ドル=146円台の後半(3日は146円45-46銭)、ユーロ・円が1ユーロ=162円トビ台(同161円58-62銭)と、やや円安方向に振れている。

    雇用統計の結果次第では一段と円安が進む可能性もあるだけに、売り急ぎが抑制されて下値は堅いと予想する。

    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、3日の大阪取引所清算値比25円高の3万8625円だった。

     

    【好材料銘柄】 

    ■地域新聞社 <2164> 
    富裕層・高所得者向けマンション限定のチラシポスティング事業を開始。

    ■ワッツ <2735>
    前期経常を23%上方修正、配当も5円増額。

    ■キユーピー <2809> 
    12-8月期(3Q累計)経常が2.1倍増益で着地・6-8月期も58%増益。

    ■クスリのアオキホールディングス <3549> 
    6-8月期(1Q)経常は9%増益で着地。また、発行済み株式数(自社株を除く)の5.71%にあたる600万株(金額で196億8000万円)を上限に、10月4日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。9月既存店売上高は前年同月比6.3%増と増収基調が続いた。

    ■ワールド <3612> 
    上期最終は46億円で着地。通期計画の85億円に対する進捗率は54.9%となった。国内小売事業の9月既存店売上高は前年同月比3.1%増と2ヵ月連続で前年実績を上回った。

     

    【主な経済指標・スケジュール】

    4(金)
    【国内】
    証券投資の日
    《決算発表》
    安川電、サンエー、サカタのタネ、アークランズ、ハイデ日高、WNIウェザー、サーラ、薬王堂HD、三陽商、カネコ種、和田興産、エクスモーション

    【海外】
    米9月雇用統計(21:30)


    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。


    3日のNYダウ工業株30種平均は反落し、前日比184ドル93セント(0.43%)安の4万2011ドル59セントで終えた。中東情勢が一段と悪化するとの警戒感が投資家心理の重荷となった。4日には9月の米雇用統計の発表を控えていることもあり、主力株に持ち高調整の売りが出やすかった。
     
    大規模なミサイル攻撃を受けたイスラエルは、近くイランに報復するとみられ、石油施設や核施設が標的になる可能性が報じられている。産油国からの石油供給に悪影響が生じるとの懸念が高まり、足元の原油先物相場は上昇基調が続く。インフレ再燃リスクが意識され、米国の利下げペースが鈍るとの見方が広がり、金融株など幅広い銘柄が売られた。
     
    1日から始まった米東海岸での港湾労働者によるストライキも相場の重荷となった。食品や自動車などのサプライチェーン(供給網)の混乱による投資家心理の冷え込みを受け、ダウはマイナス圏に沈んだ。
     
    ダウ平均は9月30日に最高値を付けており、高値警戒感も意識された。米連邦準備理事会(FRB)の利下げペースを見極める上で重要な9月の米雇用統計の発表を4日に控えて売りが出やすかった。
     
    ただ、米株相場の下値は堅く、ダウ平均は下げ幅を70ドルほどに縮める場面があった。3日に米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した9月の非製造業(サービス業)景況感指数が54.9と8月(51.5)から改善し、市場予想(51.8)を上回った。個別項目では「新規受注」が大幅に上向き、市場では「全体的な活動と需要は引き続き堅調だ」との見方があった。米経済の底堅さが改めて意識されたのは相場を下支えした。
     
    メルクやボーイング、アマゾン・ドット・コムが下落した。ナイキやゴールドマン・サックスも下げた。半面、IBMとセールスフォースには買いが入った。
     
    ナスダック総合株価指数は小幅に反落した。前日比6.647ポイント(0.03%)安の1万7918.476で終えた。テスラが下げた。半面、エヌビディアは上昇。ジェンスン・ファン最高経営責任者(CEO)が人工知能(AI)向け半導体の需要が非常に強いとの見方を示し、好感された。
     
     

    【シカゴ日本株先物概況】
     
    3日のシカゴ日経平均先物は下落した。12月物は前日比40円安の3万8625円で終えた。
    NYダウ平均は、中東情勢の緊迫化を嫌気した売りに押され、反落した。
    米株式相場が下げ、シカゴ市場の日経平均先物にも売りが優勢となった。
    シカゴ日経225先物 (円建て) 
    38625 ( +25 )
     
    シカゴ日経225先物 (ドル建て)
    38810 ( +210 )
     
    ( )は大阪取引所終値比
     





    【欧州株式市場】

    ■イギリス・ロンドン株価指数
     
    3日のFTSE100種総合株価指数は3営業日ぶりに反落し、前日比8.34ポイント(0.10%)安の8282.52で終えた。英利下げ観測を支えに指数は前日終値を上回って推移する場面があった。だが中東情勢の緊張が投資家心理を冷やし、ドイツなど欧州の他の主要な株式相場が下げ幅を広げるとFTSE100種指数も次第に水準を切り下げた。

    中東情勢の悪化で原油供給に悪影響が及びかねないとの警戒感が原油先物相場を押し上げ、エネルギー株に買いが入った。

    FTSEの構成銘柄では、保険大手フェニックス・グループ・ホールディングスが5.76%安、生命科学分野などの専門的商品・サービスを提供するディプロマが5.10%安、金融大手M&Gが2.50%安と大きく売られた。
    一方、航空機エンジン大手ロールス・ロイスは2.81%高、流通大手テスコは2.56%高、石油大手シェルは1.71%高となった。



    ■ドイツ・フランクフルト株価指数

    3日のドイツ株価指数(DAX)は4日続落し、前日比149.34ポイント(0.77%)安の1万9015.41で終えた。中東で緊迫した情勢が続くなか、運用リスクをとりにくくなるとの見方が株式の売りを促した。

    個別では、自動車大手フォルクスワーゲン(VW)グループの持ち株会社ポルシェSEが3.57%安、自動車部品大手コンチネンタルが3.48%安、不動産大手ボノビアが2.92%安。半面、商用車大手ダイムラー・トラックは1.50%高、通販大手ザランドは1.11%高、コメルツ銀行は0.90%高で取引を終えた。

     



    ■フランス・パリ株価指数

    フランスの株価指数CAC40は反落し、前日比1.31.%安で終えた。建設大手の仏ブイグ、自動車の欧州ステランティスの下げが目立った。スイスの半導体メーカーであるSTマイクロ・エレクトロニクスや、産業用ガス大手エア・リキードといった素材関連にも売りが出た。石油大手トタルエナジーズには買いが続いた。



     

10月04日 毎日コラム
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