【市況一覧】
日経平均株価
36,391.47 -265.62 09/06
TOPIX
2,597.42 -23.34 09/06
マザーズ
643.88 -12.70 09/06
NYダウ平均
40,755.75 -219.22 09/06
ナスダック総合
17,127.66 +43.36 09/06


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    日経平均株価が前営業日比483円高の3万2791円と3日ぶり急反発。
    きょうまでの5営業日で日経平均の変動幅は1日平均で550円弱に達する。先物主導のハイボラ相場が続いているが、上かと思えば下に、下かと思えば再び上向きに方向転換するといった、「スペースマウンテン相場(前方の見えないジェットコースター)」という声が聞かれる。
    値幅は出ても投資家のセンチメントが改善した印象があまりない1日であった。開始30分程度で値動きは落ち着いたが、その後はじわじわと上げ幅を縮小。先週は木曜と金曜に500円以上下げているだけに、大幅高スタートとなった後に仕掛け的な売りが出てこないのであれば、8日の下げ分(550円安)は取り戻して欲しかった。
     
    テクニカルで見ると、5日線(3万2835円、11日時点、以下同じ)が壁となった格好で、上に長いヒゲをつけている。今は振れ幅が大きく、下げる際には大幅安にもなりやすいため、5日線や25日線(3万3059円)より下が定着してしまうようだと、売り圧力が強まりやすい。
     
    米国ではあす12日から13日の日程でFOMCが開催される。1
    2日には米国の消費者物価指数(CPI)、13日には生産者物価指数(PPI)の発表などもあり、これらの結果に米国マーケットも振らされることになるだろう。もちろんプラスに作用することも期待できるが、米国の長期金利が低下すれば為替は円高(ドル安)、長期金利が上昇すれば米国株安が想定される。先週末の8日は雇用統計を確認して米国の長期金利が上昇し、米国株も上昇した。これが今の日本株にとって最も上昇期待を高めるが、反応としてはレアなケース。しばらくは不安定な値動きが続くと見ておいた方が良さそうだ。
     
    あすのスケジュールでは、11月の企業物価指数が朝方取引開始前に発表されるほか、午前中に5年物国債の入札が行われる。また、IPOが2社予定されており、アウトルックコンサルティング<5596>、ブルーイノベーション<5597>がいずれも東証グロース市場に新規上場する。海外では、11月の英失業率、12月のZEW独景気予測調査、11月の米消費者物価指数(CPI)、11月の米財政収支などにマーケットの関心が高い。また、米国では30年国債の入札も予定されている。
     
     
    ■上値・下値テクニカル・ポイント(11日現在)
     
    33971.98  ボリンジャー:+2σ(25日)
    33860.69  ボリンジャー:+2σ(26週)
    33625.53  新値三本足陽転値
    33515.95  ボリンジャー:+1σ(25日)
    33183.45  ボリンジャー:+1σ(13週)
    33132.02  ボリンジャー:+1σ(26週)
    33059.91  25日移動平均線
    32901.83  6日移動平均線
    32878.48  均衡表転換線(日足)
    32865.91  均衡表基準線(日足)
     
    32791.80  ★日経平均株価11日終値
     
    32603.88  ボリンジャー:-1σ(25日)
    32403.36  26週移動平均線
    32384.46  75日移動平均線
    32313.97  13週移動平均線
    32195.88  均衡表転換線(週足)
    32170.57  均衡表基準線(週足)
    32147.85  ボリンジャー:-2σ(25日)
    32060.99  均衡表雲上限(日足)
    31691.82  ボリンジャー:-3σ(25日)
    31674.70  ボリンジャー:-1σ(26週)
    31444.50  ボリンジャー:-1σ(13週)
    31411.54  均衡表雲下限(日足)
    31139.38  200日移動平均線
     
     
    75日移動平均線を上放れ、ローソク足はマドを空けて陽線を描いて5日移動平均線越えまで上ヒゲを伸ばしたが、終値は5日線割れ。25日線を越える場面はなく、5日線が下降を続けたことと併せて、本日の上昇は自律反発の範囲内と位置付けられよう。
     
     

    【大引け概況】


    11日の日経平均株価は3営業日ぶりに反発し、終値は前週末比483円94銭(1.50%)高の3万2791円80銭だった。

     
    本日のマーケット動画
    時間:00:01:53 容量:18.72M

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    前週末の欧州株市場が全面高に買われたが、その流れを引き継いで米国株市場でもNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに上昇。注目された11月の米雇用統計は、雇用者数の伸びや賃金の伸びが事前コンセンサスから上振れる内容で米景気の強さが確認されたが、想定を大きく上回るほどではなく、FRBによる金融引き締めは既に終了状態にあるとの見方に変化はみられなかった。
    外国為替市場では米長期金利の上昇を受け円安に振れたが、東京市場ではこれが輸出セクターに追い風となっている。ただ、今週13日までの日程で行われるFOMCを前に買い一巡後に日経平均はやや伸び悩む展開を強いられた。
     
    きょうの東京株式市場は一気にリスクオンに傾き、主力銘柄中心に幅広い銘柄が買い戻された。値上がり銘柄数は1400を上回り、プライム上場銘柄の85%に達するなど全面高商状だった。
     
    11月の米雇用統計の堅調な結果を受けて米景気の軟着陸(ソフトランディング)期待が高まった一方、米連邦準備理事会(FRB)が一段と金融引き締めをするほどではないと受け止められた。米株式市場でダウ工業株30種平均が年初来高値を更新したことで投資家心理が上向いた。日経平均の上げ幅は一時600円を超えた。
     
    外国為替市場で前週末夕に比べて円安・ドル高が進み1ドル=145円台まで下落したことも支えとなった。機械や半導体関連株などに押し目買いが入り、指数を押し上げた。ただ、買い一巡後は週内に米連邦公開市場委員会(FOMC)や欧州中央銀行(ECB)理事会を控えていることなどから伸び悩んだ。
     

     
    東証株価指数(TOPIX)は3営業日ぶりに反発した。終値は34.08?(1.47%)高の2358.55だった。JPXプライム150指数は3営業日ぶりに反発し、14.82?(1.44%)高の1041.94で終えた。
     
    東証プライムの売買代金は概算で3兆4572億円、売買高は15億5571万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1416。値下がりは212銘柄、変わらずは32銘柄だった。
     
    業種別株価指数(33業種)は電気・ガス業、石油・石炭製品、水産・農林業、卸売業が上昇率上位。下落はその他金融業のみ。
     
    個別では、米国市場で半導体関連銘柄が上昇したこともあり東エレク、アドバンテストの上げが目立ったほか、指数寄与度が大きいファーストリテ、ソフトバンクGも上昇。また、原発再稼働観測を材料に東京電力HDが後場一段高となり4日続伸となったほか、金融政策の早期正常化観測が高まっていることを背景に、みずほFG、三菱UFJなどメガバンクもしっかり。その他の銘柄では、目標株価引き上げで東映アニメが上昇したことから、東映もマドを伴う大幅高となった。他ではダイキン、三井物も買われた。
     
     一方、日経平均採用銘柄では、オリックスがさえなかったほか、最新ゲームで苦情が発生しているとの報道を受けてネクソンが大幅下落。その他の銘柄では、エイチームは24年7月期決算が嫌気された売られたほか、サイゼリヤは円高一服を受けて利益確定売りが先行した。ニトリHD、三井金属は売られた。








     


     
    東証スタンダード市場は、前週末に発表された米国の経済指標が予想より強く、米金利が上昇して為替がドル高・円安に振れたため、買いが入った。
    スタンダードTOP20は堅調。出来高3億7701万株。
    値上がり銘柄数1016、値下がり銘柄数430と、値上がりが優勢だった。
     
    個別ではホーブ、麻生フオームクリート、アウンコンサルティング、HEROZ、遠藤製作所がストップ高。サンテック、エプコ、オカムラ食品工業、きちりホールディングス、大木ヘルスケアホールディングスなど33銘柄は年初来高値を更新。イクヨ、栗林商船、日本ビジネスシステムズ、丸千代山岡家、リバーエレテックが買われた。
     
    一方、ピクセラが一時ストップ安と急落した。田中建設工業、オールアバウト、IKホールディングス、三洋堂ホールディングス、ホリイフードサービスなど40銘柄は年初来安値を更新。大谷工業、ランドネット、トビラシステムズ、パリミキホールディングス、新東が売られた。
     


     
    東証グロース市場は米景気悪化への警戒が和らいだことで8日に米株式相場が上昇。個人投資家の心理が上向くなか、新興銘柄は買いが優勢だった。押し目買いが先行したが、買いが一巡すると利益確定売りに押されるようになり、上値が重かった。
    市場関係者は「売られた銘柄の買い戻しが中心だった。大型株に資金が集まっており、新興企業株の値動きに強さはない。ただ、長い目でみれば米国と同様に中小型株が選好される場面が来るだろう」と話していた。
    グロース250とグロースCoreは小幅上昇。
    東証グロース市場250指数の終値は前週末比2.37ポイント(0.35%)高の677.24だった。
     
    グロース市場ではGENDAやウェルスナビが上昇した。一方、カバーやフリーは下落した。
    値上がり銘柄数274、値下がり銘柄数237と、値上がりが優勢だった。
     
    個別ではQPS研究所がストップ高。シンバイオ製薬は一時ストップ高と値を飛ばした。サイジニアなど2銘柄は年初来高値を更新。FIXER、ジーネクスト、グローバルウェイ、東京通信グループ、松屋アールアンドディが買われた。
     
     一方、ラクオリア創薬がストップ安。ITbookホールディングス、ソフトフロントホールディングス、サンワカンパニー、農業総合研究所、ユナイテッド&コレクティブなど52銘柄は年初来安値を更新。デジタルプラス、イトクロ、ペルセウスプロテオミクス、アマナ、アーキテクツ・スタジオ・ジャパンが売られた。
     


    11日午前の日経平均株価は大幅に反発し、午前終値は前週末比509円75銭(1.58%)高の3万2817円61銭だった。
     
    前週末の欧米株が全面高に買われたことを受け、主力銘柄を中心に幅広く買い戻される展開となった。日経平均は朝方に600円を超える上昇で3万2900円台まで上昇した。その後は戻り売りに押されたものの3万2800円台で頑強な推移を続けた。米国株市場では、注目された11月の米雇用統計が総じてコンセンサスを上回る強い内容だったものの、今週予定のFOMCで政策金利の引き上げが終了したとの期待に水を差すことはないとの見方が広がった。これを受けて東京株式市場でも買い安心感が浮上した。外国為替市場でドル高・円安に振れていることも好感された形だ。
     
    外国為替市場で前週末夕から円安・ドル高が進み1ドル=145円台まで下落したことも支えとなった。電気機器、機械などの輸出株に押し目買いが入り、指数を押し上げた。 原油価格の上昇で商社などエネルギー関連株も高かった。
     
    「米11月雇用統計の結果は米経済の過度な減速懸念を後退させた。自民党派閥の政治資金パーティーを巡る問題も、長期化すればともかく現時点では影響は限定的だ」とみていた。
     
    午後は今週FOMCイベントを控えていることもあり様子見姿勢が強まる展開となろう。日経平均は先物市場と為替市場をにらんだ膠着相場を想定する。とりわけ、為替市場では、先週、円キャリートレードの解消に伴う大幅な円買いが進んだこともあり、欧州投資家が参加する14時台当たりのドル・円の相場動向には要注意となる。仮に為替市場でドルが円高に振れた際は、輸出関連銘柄を中心に上げ幅を縮小する可能性があるだろう。
     


     

     
    東証株価指数(TOPIX)は32.03ポイント高の2356.50と反発、JPXプライム150指数も反発した。
     
    前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で1兆8011億円、売買高は7億8329万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1365。値下がりは255、変わらずは37だった。
     
    業種別株価指数(33業種)は電気・ガス業、卸売業、石油・石炭製品、水産・農林業が上昇率上位。下落は空運業、その他金融業の2業種。
     
     
    個別では、東京電力ホールディングスが商いを伴い株価を急上昇させた。三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも買いが優勢。レーザーテック、東京エレクトロン、アドテストなど半導体製造装置関連も高いほか、ソフトバンクグループ(SBG)も堅調。三菱重工業が値を上げ、ダイキン工業、三井物、第一三共、ENEOSなども買われた。
     
    半面、ルネサスエレクトロニクスが冴えず、ニトリホールディングスが軟調。ネクソンが大きく値を下げた。エイチームが値下がり率トップに売り込まれ、サイゼリヤなどの下げも目立つ。

     


     
    東証スタンダード市場は前週末の米国株が小幅に上昇し、為替の円高も一服したことで、幅広い業種に買い戻しや押し目買いが入った。スタンダードTOP20は堅調。出来高2億4609万株。
    値上がり銘柄数998、値下がり銘柄数389と、値上がりが優勢だった。
     
    個別では、ホーブ、アウンコンサルティング、HEROZがストップ高。サンテック、エプコ、オカムラ食品工業、きちりホールディングス、大木ヘルスケアホールディングスなど24銘柄は年初来高値を更新。栗林商船、日本ビジネスシステムズ、第一屋製パン、出前館、ミナトホールディングスが買われた。
     
     一方、ピクセラがストップ安。田中建設工業、オールアバウト、IKホールディングス、三洋堂ホールディングス、ホリイフードサービスなど30銘柄は年初来安値を更新。麻生フオームクリート、大谷工業、パリミキホールディングス、寺岡製作所、インスペックが売られた。
     
     
     


     
    東証グロース市場は米景気が悪化するとの警戒が薄れたことで8日に米株式相場が上昇し、国内の新興銘柄にも買いが波及した。グロース250とグロースCoreは上昇。
    東証グロース市場250指数は反発した。前引けは前週末比3.47ポイント(0.51%)高の678.34だった。
     
    市場は12〜13日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で示される2024年末の政策金利の見通しを気にかけている。「米連邦準備理事会(FRB)は市場の想定よりもタカ派の見通しを示すかもしれないが、米景気の堅調さを踏まえた結果と捉えられれば株価が大きく調整する可能性は小さい」との声があった。
     
    グロース市場ではQPS研究所やファーストAが上昇した。一方、海帆やジーエヌアイは下落した。
    値上がり銘柄数305、値下がり銘柄数202と、値上がりが優勢だった。
     
     個別では、QPS研究所がストップ高。サイジニアなど2銘柄は年初来高値を更新。シンバイオ製薬、ジーネクスト、FIXER、トゥエンティーフォーセブン、グローバルウェイが買われた。
     
     一方、ラクオリア創薬がストップ安。ITbookホールディングス、サンワカンパニー、農業総合研究所、テックファームホールディングス、デジタルプラスなど38銘柄は年初来安値を更新。イトクロ、WASHハウス、ペルセウスプロテオミクス、エアークローゼット、ジェイフロンティアが売られた。
     

    【寄り付き概況】
     
    11日の日経平均株価は反発で始まった。始値は前週末比357円23銭高の3万2665円09銭。
     
    前週末は欧州株市場が文字通りの全面高商状に買われたほか、米国株市場でもNYダウなど主要株価指数が揃って上昇したことで、足もとの投資家心理が強気に傾いている。発表された11月の米雇用統計は総じて事前コンセンサスを上回る強い内容だったが、これを嫌気する動きは見られなかった。
     
    東京株式市場では前週後半に外国為替市場での円高進行を背景に日経平均は下値を探る展開を余儀なくされたが、目先はドルが買い戻され1ドル=145円台近辺まで円安方向に押し戻されたことが輸出セクターを中心に買い安心材料となっている。
     
    東証株価指数(TOPIX)は反発している。
     
    個別では、東エレクやアドテストが高い。ファストリ、ソフトバンクグループ(SBG)、京セラ、ダイキンなども買われている。一方、ネクソンやニトリHD、JALは安い。
     
     



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    《マーケットストラテジーメモ》12月 第1週


    4日(月):
    週末のNY株式市場で主要3指数は揃って上昇。S&P500は終値ベースの年初来高値を更新。パウエル議長は「利上げが行き過ぎ必要以上に景気を減速させるリスクと、インフレ抑制のために十分な利上げを実施しないリスクはより均衡している。FRBが今後の金融政策決定において慎重である」とコメント。「パウエル議長は来年の利下げに向けて市場を整えている」と解釈された。S&P500とナスダック総合の11月の上昇率は2022年7月以降で最大。ISM製造業景気指数は46.7。10月から変わらず。
     
    日経平均株価は200円安の3万3231円と続落。1ドル146円まで進んだ円高・ドル安方向が警戒要因。下落幅を400強に広げる場面があった。東証プライムの売買代金はで3兆3211億円。トレンド、中外薬が上昇。東エレク、ダイキンが下落。
     
    5日(火):
    週明けのNY株式市場で主要3指数は揃って反落。「週末発表の雇用統計を前に警戒感」との解釈。マイクロソフト、アップル、エヌビディア、アマゾンが軟調。一方、小型株は買われラッセル2000指数は約1%高。年初来の上昇率は約7%。日経平均株価は455円安の32775円と続落。3週間ぶりに心理的な節目の3万3000円を下回り下落幅は500円を超える場面があった。東証プライムの売買代金は3兆5833億円。ファナック、ニトリHDが上昇。ファストリ、リクルートが下落。日経平均は上向きの25日線(32808円)から▲0.10%(前日△1.51%)。
     
    6日(水):
    火曜のNY株式市場で主要3指数はマチマチの動き。雇用関連指標を受けS&P500とNYダウは下落。一方、国債利回りが数カ月ぶりの水準に低下。エヌビディアとアップルが2%超、アマゾンットとテスラは1%超上昇。小型株で構成するラッセル2000指数は1.4%安と5日ぶりに反落。11月のISM非製造業総合指数は52.7。5カ月ぶりの低水準だった前月の51.8から上昇。市場予想の52.0を上回った。10月の雇用動態調査(JOLTS)で求人件数は61万7000件減の873万3000件。2021年初め以来の低水準となった。減少件数は5月以降で最大。
     
    日経平均は670円高の33445円と4日ぶりに反発。半導体関連銘柄など前日大きく下げた銘柄を中心に押し目買いの動き。前日までの3営業日で700円余り下げ、33000円を割り込んでいたことからのリバウンド。東証プライムの売買代金は3兆5298億円。ファストリ、レーザーテクが上昇。資生堂、横河電が下落。空売り比率は36.7%(前日45.8%、3日ぶりに40%割れ)。
     
    7日(木):
    水曜のNY株式市場で主要3指数は揃って下落。労働市場の指標は減速。そして週末の雇用統計待ちの動きとの解釈。原油先物価格が4%下落しネルギー株の下げが主要株価指数を圧迫した。むしろ異常値水準に上昇した騰落レシオの過熱感沈静化の動きと見た方が良いかも知れない。マイクロソフトは1%安、アマゾンは1.6%安、エヌビディアは2.3%安。11月のADP全米雇用報告で民間部門雇用者数は10万3000人増。
    市場予想の13万人増を下回った。
     
    日経平均は587円安の32858円と反落。NY安を受けて売り物優勢の展開。メジャーSQを控えての思惑的売買に翻弄された格好。東証プライムの売買代金は3兆7010億円。東電、みずほが上昇。東エレ、アドバンテストが下落。過去3日は455円安→670円高→587円安。
     
    8日(金):
    木曜のNY株式市場で主要3指数は揃って反発。グーグルの持ち株会社アルファベットはAI基盤技術で高性能の「Gemini(ジェミニ)」を投入すると発表。株価は5.3%上昇した。AMDが10%近く急伸。エヌビディアとメタ・プラットフォームズは2%超高。アマゾンが1.6%高、アップルは1%高。フィラデルフィア半導体指数(SOX)も2.8%上昇。年初来の上昇率は約48%となった。
     
    日経平均株価は600円安の32257円と大幅続落。日銀の植田和男総裁の発言などを受けて金融政策の修正観測が高まりは一時1ドル141円台と約4カ月ぶりの水準まで急上昇。輸出採算の悪化が意識されて売り物優勢の展開。メジャーSQ値32639円と「幻のSQ値」。東証プライムの売買代金は4兆8397億円。ニチレイ、スクリンが上昇。トヨタ、アマダが下落。
     
     
    (2) 欧米動向
     
    11月の雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比19万9000人増。
    市場予想(18万人増)を上回った。失業率は3.7%に低下。
    週間で、S&P500が0.2%上昇、ナスダックが0.7%上昇、ダウ工業株30種は横ばい。
    S&P500とナスダック総合は終値ベースで2022年初以来の高値水準。
     
    (3)新興国動向
     
    11月の中国人民銀行(中央銀行)の外貨準備高は3兆1720億ドル。
    前月から705億8000万ドル増加した。
    市場予想は3兆1200億ドルだった。
    人民元は11月に対ドルで2.55%上昇。
     
     
    【展望】
     
    【12月】(6勝4敗):勝率60%)
     
    上旬は戻り売り。中旬は押し目買い。下旬は戻り売り。
    アノマリーは「上昇高確率と節税ラッシュ」。
    古いアノマリーは「掉尾の一振」。
     
    11日(月)マネーストック、法人企業景気予測調査
    12日(火)国内企業物価指数、米FOMC(→13日)、消費者物価指数、財政収支、ZEW景況感、水星逆行(→1月2日)
    13日(水)日銀短観、臨時国会会期末、半導体関連見本市「セミコンジャパン」(東京ビッグサイト→15日)、米生産者物価、水星逆行(→1月2日)、変化日
    14日(木)機械受注、米小売売上高、輸出入物価指数、ECB理事会、株安の日L
    15日(金)第三次産業活動指数、米鉱工業生産、NY連銀製造業景況感、S&Pグローバル製造業PMI、クアドラプル・ウィッチング、中国各種経済指標、株安の日L、FTSE日本指数パッシブ売買インパクト
    16日(土)ASEAN首脳会議(→18日)
    18日(月)日銀金融政策決定会合(→19日)、米NAHB住宅指数、NY連銀ビジネスサーベイ、独IFO景況感
    19日(火)首都圏マンション販売、米住宅着工、変化日
    20日(水)貿易収支、訪日外客数、米経常収支、中古住宅販売、CB消費者信頼感、
    21日(木)米GDP確報値、フィラデルフィア連銀景況指数
    22日(金)消費者物価、米耐久財受注、個人所得、新築住宅販売、上げの特異日
    25日(月)景気先行指数、クリスマスでNY、ロンドン休場、中国製造業PMI、変化日
    26日(火)失業率、企業向けサービス価格指数、米S&Pケースシラー住宅価格、FHFA住宅価格、株高の日、12月最強の日
    27日(水)株高の日L
    28日(木)鉱工業生産(速報)
    29日(金)大納会、米中古住宅販売仮契約、シカゴ購買部協会景気指数、
    31日(火)中国製造業サービス業PMI


    (兜町カタリスト 櫻井英明)


    「地理と歴史から必然の未来像が見えてくることがある」

    「金利低下が遠のいても株高」

    週末のNY株式市場で主要3指数は揃って続伸。
    11月の雇用統計で非農業部門雇用者数は前月比19万9000人増。
    市場予想(18万人増)を上回った。
    失業率は3.7%に低下。
    FRBが来年第1四半期にも利下げに転じるとの観測は尚早との見方となった。
    とはいえ金利低下が遠のいても株高。
    エヌビディアとメタ・プラットフォームズがそれぞれ2%近く上昇。
    一方グーグルの持ち株会社アルファベットは1.4%下落。
    週間で、S&P500が0.2%上昇、ナスダックが0.7%上昇、ダウ工業株30種は横ばい。
    S&P500とナスダック総合は終値ベースで2022年初以来の高値水準。
    12月のミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)は69.4。
    11月の61.3(確報値)から5カ月ぶりに上昇し8月以来の高水準となった。
    市場予想の62.0も大幅に上回った。
    「主に予想されるインフレ軌道の改善に基づき、過去4カ月の落ち込みを全て帳消しにした」との見方。
    現況指数は74.0と前月の68.3から上昇。
    期待指数も66.4と56.8から上昇。
    7月以来の高水準となった。
    1年先のインフレ期待は11月の4.5%から3.1%に低下。
    2021年3月以来の低水準。
    1年先のインフレ期待の月間での1.4%%の低下は過去22年間で最大。
    5年先のインフレ期待は2.8%と3カ月ぶりの低水準。
    11月は3.2%と11年3月以来の高水準だった。
    雇用統計を受けて、来年3月の0.25%利下げ確率は前日の65%から46%に低下した。
    10年国債利回りは4.229%。
    5年国債利回りは4.242%。
    2年国債利回りは4.722%。
    ドル円は144円台後半。
    WTI原油先物1月物は前日比1.89ドル(2.73%)高の1バレル=71.23ドル。
    7日ぶりに反発、
    週間では3.83%安で7週連続安。
    ビッドコインは1.58%高の4万3981ドル。
    22年4月以来の高値水準
    SKEW指数は132.50→130.84→134.10。
    (5月31日が158.30)。
    恐怖と欲望指数は64→68。
    (2月1日が82、4月18日が70、3月15日が22)。

    週末のNYダウは130ドル(0.56%)高の36247ドルと続伸。
    高値36296ドル、安値36061ドル。
    サイコロは8勝4敗。
    騰落レシオは147.84%(前日157.79%)。
    NASDAQは63ポイント(0.45%)高の14403ポイントと続伸。
    高値14416ポイント、安値14264ポイント。
    サイコロは6勝6敗。
    騰落レシオは113.18%(前日116.94%)。
    S&P500は18ポイント(0.41%)高の4604ポイントと続伸。
    高値4609ポイント、、安値4574ポイント。
    サイコロは7勝5敗。
    騰落レシオは136.24%(前日142.97%)。
    ダウ輸送株指数は88ポイント(0.58%)安の15211ポイントと反落。
    SOX指数は26ポイント(0.71%)高の3774ポイントと続伸。
    VIX指数は12.35(前日13.06)。
    NYSE売買高は9.30株(前日9.27億株)。
    3市場の合算売買高は110億株(前日は112億株、過去20日平均は110億株)。
    週末のシカゴ225先物円建ては大証日中比320円高の32520円。
    ドル建ては大証日中比390円高の32590円。
    ドル円は144.93円。
    10年国債利回りは4.229%。
    2年国債利回りは4.722%。

    週間ベースでNYダウは0.00%高、ほぼ横ばいながらも6週続伸(累計6.4%上昇)。
    ナスダック総合指数は0.7%高、6週続伸(同13.9%上昇)。
    S&P500指数は0.2%高、6週続伸(同11.8%%上昇)。
    フィラデルフィア半導体指数(SOX)指数は0.96%高、3週ぶり反発。

    「動と静の分岐点」

    週末の日経平均は寄り付き258円安。
    終値は550円(▲1.68%)安の32307円と続落。
    メジャーSQ値32639円は「幻」で1敗。
    455円安→670円高→587円安→550円安の4日間。
    SQ週の火曜水曜木曜だったがSQを通過しても収まらなかった。
    高値32604円、安値32205円。
    32814円→32604円にマド。
    日足は2日連続で陰線。
    日経平均は週間で1123円安と続落。
    週足は2週連続で陰線。
    TOPIXは35.44ポイント(▲1.50%)安の2324ポイントと続落。
    9月高値は2430ポイント。
    TOPIXコア30指数は続落。
    プライム市場指数は18.21ポイント(▲1.50%)安の1195.99と続落。
    東証スタンダード指数は続落。
    東証グロース250指数は7.41イント(▲1.09%)安の674.87と続落。
    25日移動平均線からの乖離は▲2.27%(前日▲1.94%)。
    プライム市場の売買代金は4兆8398億円(前日3兆7011億円)。
    値上がり230銘柄(前日249銘柄)。
    値下がり1408銘柄(前日1385銘柄)。
    新高値36銘柄(前日61銘柄)。
    新安値83銘柄(前日42銘柄)。
    プライム市場の騰落レシオは98.29(前日109.38)。
    東証グロース市場の騰落レシオは82.28(前日84.91)。
    NTレシオは13.90倍(前日13.92倍)。
    サイコロは4勝8敗で33.33%。
    TOPIXは5勝7敗で41.66%。
    東証グロース市場指数は4勝8敗で33.33%。
    上向きの25日線(33026円)からは▲2.18%(前日▲0.42%)。
    3日連続で下回った。
    上向きの75日線は32372円。
    24日ぶりに下回った。
    上向きの200日線(31112円)からは△3.84%(前日△5.68%)。
    175日連続で上回った
    下向きの5日線は32923円。
    2日連続で下回った。
    13週線は32370円。
    24日ぶりに下回った。
    26週線は32438円。
    24日ぶりに下回った。
    松井証券信用評価損益率速報で売り方▲15.293%(前日▲15.795%)。
    買い方▲9.523%(前日▲8.519%)。
    東証グロース250指数ネットストック信用評価損益率で売り方▲8.399%(前日▲7.304%)。
    買い方▲25.146%(前日▲24.304%)。
    空売り比率は47.8%(前日46.4%、2日連続で40%超)。
    10月30日が54.3%。
    22年10月28日54.7%、21年10月28日54.2%。
    23年3月10日52.7%。
    空売り規制なしの銘柄の比率は12.0%(前日10.6%)。
    8月18日が10.4%、8月3日が12.3%、6月9日が16.1%。
    日経VIは19.72(前日18.38)。
    2月16日の安値は14.63。
    日経平均採用銘柄のPERは14.48倍(前日14.72倍)。
    25日連続で14倍台。
    9月19日は16.26倍だった。
    前期基準では16.08倍。
    EPSは2231円(前日2232円、直近ボトムは9月28日2056円)。
    ピークは11月29日の2260円。
    225のPBRは1.28倍(前日1.30倍)。
    BPSは25240円(前日25275円)。
    日経平均の予想益回りは6.91%。
    予想配当り利回りは2.03%。
    10年国債利回りは0.770%(前日0.750%)。
    プライム市場の予想PERは14.78倍。
    前期基準では16.26倍。
    PBRは1.26倍。
    プライム市場の予想益回りは6.76%。
    配当利回り加重平均は2.30%。
    プライム市場の単純平均は38円安の2782円(前日は2820円)。
    プライム市場の売買単価は2361円(前日2394円)。
    プライム市場の時価総額は829兆円(前日842兆円)。
    ドル建て日経平均は224.39(前日224.17)と反発。
    週末のシカゴ225先物円建ては大証日中比320円高の32520円。
    高値32545円、安値32125円。
    大証先物夜間取引終値は大証日中比320円高の32520円。
    気学では「転換日」。
    火曜は「吹き値売り方針の日。初め高くても後安し」。
    水曜は「下寄り買い。上寄り売り」。
    木曜は「戻り売りの日」。
    金曜は「後場高の日。前場安ければ買い狙い良し」。
    ボリンジャーのプラス1σが33529円。
    マイナス1σが32523円。
    マイナス2σが32019円。
    マイナス3σが31516円。
    週足のボリンジャーのプラス1σが33292円。
    マイナス1σが31449円。
    マイナス2σが30527円。
    メジャーSQ値は32639円。
    火曜から水星逆行が始まる(→1月2日)。

    《今日のポイント12月11日》

    (1)週末のNY株式市場で主要3指数は揃って続伸。
    10年国債利回りは4.229%。
    5年国債利回りは4.242%。
    2年国債利回りは4.722%。
    ドル円は144円台後半。
    SKEW指数は132.50→130.84→134.10。
    (5月31日が158.30)。
    恐怖と欲望指数は64→68。
    (2月1日が82、4月18日が70、3月15日が22)。

    (2)ダウ輸送株指数は88ポイント(0.58%)安の15211ポイントと反落。
    SOX指数は26ポイント(0.71%)高の3774ポイントと続伸。
    VIX指数は12.35(前日13.06)。
    NYSE売買高は9.30株(前日9.27億株)。
    3市場の合算売買高は110億株(前日は112億株、過去20日平均は110億株)。
    週末のシカゴ225先物円建ては大証日中比320円高の32520円。

    (3)プライム市場の売買代金は4兆8398億円(前日3兆7011億円)。
    値上がり230銘柄(前日249銘柄)。
    値下がり1408銘柄(前日1385銘柄)。
    新高値36銘柄(前日61銘柄)。
    新安値83銘柄(前日42銘柄)。
    プライム市場の騰落レシオは98.29(前日109.38)。
    東証グロース市場の騰落レシオは82.28(前日84.91)。
    NTレシオは13.90倍(前日13.92倍)。
    サイコロは4勝8敗で33.33%。

    (4)上向きの25日線(33026円)からは▲2.18%(前日▲0.42%)。
    2日連続で下回った。
    上向きの75日線は32372円。
    24日ぶりに下回った。
    上向きの200日線(31112円)からは△3.84%(前日△5.68%)。
    175日連続で上回った
    下向きの5日線は32923円。
    2日連続で下回った。
    13週線は32370円。
    24日ぶりに下回った。
    26週線は32438円。
    24日ぶりに下回った。

    (5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲15.293%(前日▲15.795%)。
    買い方▲9.523%(前日▲8.519%)。
    東証グロース250指数ネットストック信用評価損益率で売り方▲8.399%(前日▲7.304%)。
    買い方▲25.146%(前日▲24.304%)。

    (6)空売り比率は47.8%(前日46.4%、2日連続で40%超)。
    10月30日が54.3%。
    22年10月28日54.7%、21年10月28日54.2%。
    23年3月10日52.7%。
    空売り規制なしの銘柄の比率は12.0%(前日10.6%)。
    8月18日が10.4%、8月3日が12.3%、6月9日が16.1%。
    日経VIは19.72(前日18.38)。

    (7)日経平均採用銘柄のPERは14.48倍(前日14.72倍)。
    25日連続で14倍台。
    9月19日は16.26倍だった。
    前期基準では16.08倍。
    EPSは2231円(前日2232円、直近ボトムは9月28日2056円)。
    ピークは11月29日の2260円。
    225のPBRは1.28倍(前日1.30倍)。
    BPSは25240円(前日25275円)。
    日経平均の予想益回りは6.91%。
    予想配当り利回りは2.03%。
    10年国債利回りは0.770%(前日0.750%)。

    (8)プライム市場の単純平均は38円安の2782円(前日は2820円)。
    プライム市場の時価総額は829兆円(前日842兆円)。
    ドル建て日経平均は224.39(前日224.17)と反発。

    (9)ボリンジャーのプラス1σが33529円。
    マイナス1σが32523円。
    マイナス2σが32019円。
    マイナス3σが31516円。
    週足のボリンジャーのプラス1σが33292円。
    マイナス1σが31449円。
    マイナス2σが30527円。
    メジャーSQ値は32639円。
    火曜から水星逆行が始まる(→1月2日)。


    今年の曜日別勝敗(12月8日まで)

    月曜26勝18敗
    火曜33勝15敗
    水曜25勝22敗
    木曜24勝22敗
    金曜25勝22敗

    週間ベースで日経平均株価は3.4%安、2週続落(累計3.9%下落)。
    TOPIXは2.4%安、2週続落(同2.8%下落)。
    東証プライム市場指数は2.4%安、2週続落(同2.8%下落)。
    グロース250指数は3.7%安、2週続落(同5.9%下落)。
    東証スタンダード市場指数は1.7%安、6週ぶり反落。
    東証グロース指数は3.6%安、2週続落(同5.5%下落)。
    東証REIT指数は0.07%高、2週ぶり反発。

    日経ヴェリタスの特集は「新型NISA」。

    新しいNISAで成長投資枠の対象となる投資信託が12月1日までに約1800本決まった。
    長期の資産形成にふさわしい投信を探す際に参考にしたいのが運用成績だ。
    QUICK資産運用研究所のデータを基に純資産総額100億円以上の投信を10年間の年率リターンでランキングした。
    日本株の投信では中小型株ファンドの健闘が目立つ。
    首位となったのはアセットマネジメントOneの「DIAM新興市場日本株ファンド」だ。
    東証グロース市場などの新興銘柄を経営者や組織、事業のユニークさで選別し、リターンは18%と高い。
    野村アセットマネジメントの「情報エレクトロニクスファンド」など情報通信技術に特化した投信も上位に入った。
    5位の「フィデリティ・テクノロジー厳選株式ファンド」はハイテク株の上昇局面では
    半導体など景気敏感株の比率を増やし、逆風下では医療機器メーカーなど安定成長銘柄に集中投資する。
    日本株では上位20本すべてがアクティブ(積極運用)型の投信だった。

    海外株では米国のグロース株を対象とした投信が上位に並んだ。
    首位の野村アセットマネジメント「野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)」のほか、
    11位には三井住友トラスト・アセットマネジメントの「米国成長株式ファンド」が入った
    同社の高橋一ファンドマネジャーは「高成長が期待できる分野だけでなく
    シクリカル(景気循環)銘柄なども組み入れ、安定的な運用を目指す」と話す。
    成長市場のインド株を組み入れるファンドも14〜17%程度と高いリターンを出している。

    成長投資枠対象投信の運用成績ランキング
    日本株は中小型のリターンが好調。
    1位DIAM新興市場日本株ファンド 運用会社アセットマネジメントOne
    純資産総額126億円 リターン(10年、年率)18.4%
    2位情報エレクトロニクスファンド 野村 260億円 15.3%
    3位東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン 東京海上 741億円 15.0%
    4位真正町株ファンド 明治安田AM 438億円 14.8%
    5位フィデリティ・テクノロジーゼンセン株式ファンド フィデリテイ 120億円 14.4%

    海外株は米国とインドがエランキングの上位
    1位野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)運用会社野村
    純資産総額1117億円 リターン(10年、年率)24.5%
    2位netWIN GSテクノロジー株式ファンド Bコース(為替ヘッジなし)ゴールドマン 8588億円 18.1%
    3位米国NASDAQオープン Bコース 野村 344億円 17.9%
    4位アライアンス・バーンスタイン・米国成長株 投信Bコース(為替ヘッジなし)アライアンス 8895億円 17.%
    5位高成長インド・中型株式ファンド 三井住友DS 2335億円 174%

    債券投信の運用成績ランキング
    1位フィデリテイ・USハイ・イールド・ファンド(資産成長型)D(為替ヘッジなし)運用会社フィデリテイ
    純資産総額1285億円 リターン(10年、年率)7.%
    2位みずほUSハイイールドオープン(年1回決算型)為替ヘッジなし アセマネOne 485億円 7.0%
    3位米国短期ハイ・イールド債券オープン SBI岡三 160億円 6.1%
    4位エマージング・ソブリン・オープン(1年決算型)三菱UFJアセット 133億円 5.8%
    5位ニッセイ/パトナム・インカムオープン ニッセイ 569億円 4.4%

    ・新NISA攻めの投信 バランス型投信の運用成績ランキング
    1位ハッピーエイジング・ファンド ハッピーエイジング20 運用会社SOMPO
    純資産総額225億円 リターン(10年、年率)8.7%
    2位野村世界6資産分散投信(成長コース)野村 752億円 8.2%
    3位のむラップ・ファンド(積極型)野村 1636億円 8.2%
    4位DCニッセイワールドセレクトファンド(株式重視型)ニッセイ 427億円 7.8%
    5位ダイワ・ライフ・バランス70 大和 215億円 7.7%

    会社別の運用成績上位には独立系運用会社が並ぶ
    1位スパークス 10年リターン(年率換算)11.2% 投信本数13本
    2位レオス 11.0% 3本
    3位SBI 9.8%% 10本
    4位コモンズ 9.3% 3本
    5位農中全共連 9.3%% 2本
    6位明治安田AM 9.3% 9本
    7位シュローダー 9.3% 9本
    8位日興 9.1% 27本
    9位SOMPO 9.0%% 11本
    10位東京海上 8.9% 5本


    地理と歴史から必然の未来像が見えてくることがある。
    本社の所在地、沿革などはあまり顧みられないが、江戸時代→明治→そして大正昭和にわたって成長してきた企業。
    歴史の中に未来があると感じることが多い。
    株式市場は1949年で分断されているが、企業はその間も活動し、成長してきていた。
    今では「紙」や「印刷」などは昔の産業と化しているがそれらの企業が時代の最先端だった時代は長い。
    鉄道だって明治日本の大成長の原動力だ。
    現在の企業の姿が必然の結果ということも十分のあり得るだろう。
    そういう「日本産業史」みたいなことを考えることもきっと投資の役に立つ。
    政治経済も話題としては必要だろうが、地理歴史を蔑ろにしてはいけない。

    人は日々の勝負が好きなのだろう。
    移ろうこと、動くことは実は好きなのだ。
    プロ野球の試合が1年に1回しかなかったらフアンは増えないだろう。
    大相撲が年に1回のトーナメント戦だったら、大した人気はでないだろう。
    株式市場も同様だ。
    日々市場が開いて、株価が動くということがニュースになり報道され、人々が集まってくる。
    そういう意味では移ろいも悪くはない。


    ◇━━━ カタリスト━━━◇

    エスペック(6859)・・・動兆

    気温・湿度等の環境変化の影響を分析する試験装置のトップ。
    電池、半導体の試験装置も展開。
    環境試験装置はEV関連が好調。
    充放電試験装置は国内中心に需要拡大。
    電池の受託試験も引き合い増。


    (兜町カタリスト櫻井)
     

     
    11日の東京株式市場は反発後、堅調な展開か。
    日経平均株価の予想レンジは、3万2300円−3万2800円を想定。(8日終値3万2307円86銭)
    先週末の米国株は上昇。ダウ平均は130ドル高の36247ドルで取引を終えた。
     
    日経平均株価は前週末8日にかけて大幅に続落。2日間で1100円を超える下げとなっていたことや、現地8日の米国株式が上昇していることもあり、買い先行スタートとなりそう。
    指数は高く始まるも、寄った後は強弱感が交錯して模様眺めムードが強まると予想する。
     
    為替相場は、ドル・円が1ドル=144円台の後半(前週末8日は144円08−10銭)、ユーロ・円が1ユーロ=156円台の前半(同155円31−35銭)と円安に振れている。
    ただ、米国市場では一時141円台の後半まで円高が進む場面がみられるなど、荒い値動きとなっているだけに、為替動向に対して神経質な展開が続きそうだ。
     
    シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同8日の大阪取引所清算値比320円高の3万2520円だった。

     
     
    【好材料銘柄】  

    ■アウトソーシング <2427> 
    MBO(経営陣が参加する買収)による株式の非公開化を目指す。米ベインキャピタル傘下のBCJ-78がTOB(株式公開買い付け)を実施する。TOB価格は1株1755円で8日終値を52.1%上回る水準。24年1月下旬をメドに公開買い付け開始を目指す。

    ■鳥貴族ホールディングス <3193> 
    8-10月期(1Q)経常は12倍増益で着地。

    ■フリービット <3843> 
    今期経常を16%上方修正・最高益予想を上乗せ、未定だった配当は19円増配。また、スマートフォン上で動作するレイヤ1ブロックチェーン「TONE Chain」を全株主に対して開放し、既存の株主優待に加え、スマホで簡単に動作する「株主NFT」の配布を今年度内に開始する。フリービットグループの先進的な実証実験サービスに参加することができる。

    ■アイル <3854> 
    8-10月期(1Q)経常は57%増益で着地。

     
    ■HEROZ <4382> 
    上期経常が5.6倍増益で着地・8-10月期も4.5倍増益。
     
     
     
    【主な経済指標・スケジュール】
     
     
    11(月)
    【国内】
    11月マネーストック(8:50)
    10-12月期法人企業景気予測調査(8:50)
    《決算発表》
    GENDA

    【海外】
    米3年国債入札
    米10年国債入札

    ※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

    [株価材料]
     
    ■大和ハウス<1925>
    高級ホテル客室分譲 訪日客利用見込む
     
    ■アウトソーシング<2427>
    米ベインとMBO 1株1755円で
     
    ■住宅ローン減税の上限維持 子育て世帯向け 生保料控除を拡充
     
    ■米雇用、11月19.9万人増 失業率3.7%に低下
     
    ■鳥貴族HD<3193>
    30年に1000店舗 東北・北陸など全国展開
     
    ■ホンダ<7267>
    113万台リコール 「N-BOX」など26車種
     
    ■リンテック<7966>
    保護膜分野に参入 半導体材料、後発組が猛追
     
    ■日産自動車<7201> 
    EV生産効率磨く 栃木工場 複数車種を1ラインで
     
    ■松屋<8237>
    化粧品をアプリで取り置き
     
    ■楽天G<4755>
    携帯インフラ、独で稼働
     
    ■コーセー<4922>
    中国不振直撃 伸びる米欧に軸足
     
    ■IIJ<3774>
    システム構築の受注残8割増 今期純利益最高へ
     
    ■兼松<8020>
    米でラーメン事業 現地製麺大手株25%取得
     
    ■gumi<3903>
    5-10月最終赤字14億円 新作ゲーム不振
     
    ■トヨタ<7203>
    主力20車種の半数販売制限 受注残や需要増で

     

12月11日 毎日コラム
「なぜ、あの人とは話が通じない!」イラッとくる
・・・続き



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