会員情報作成
ログイン
|<    <   page 34/34   >    >|

[3135]マーケットエンタープライズ

[07月24日更新]

マーケットエンタープライズは安値圏モミ合いから上放れ、18年6月期の収益改善期待

 マーケットエンタープライズ<3135>(東マ)はネット型リユース事業を展開し、中期成長に向けて新サービスによる事業ドメイン拡大戦略も推進している。17年6月期(連結決算に移行)は先行投資負担で実質大幅減益予想だが、18年6月期は収益改善が期待される。株価は安値圏モミ合いから上放れの動きを強めている。基調転換して出直り展開が期待される。

■インターネットに特化してリユース品買取・販売事業を展開

 インターネットに特化してリユース(再利用)品を買取・販売するネット型リユース事業を展開している。販売の実店舗を持たずに、EC(電子商取引)によってリユース品の売買を行うサービスである。ITとリアルを融合させて仕入・販売ともマルチチャネル対応で全国的な仕入・販売網を構築していることが強みだ。

 中期成長戦略では収益基盤強化を目指し、事業拠点拡大の水平展開、取扱商品拡大の垂直展開、そして新サービス構築による事業ドメイン拡大戦略を推進している。

 収益面の特性としては、転居に伴う商品の買い替えや新規購入などのニーズが高まり、買取依頼・販売が集中する春季の引越しシーズンにあたる第4四半期(4月〜6月)の構成比が高くなる一方で、第1四半期(7月〜9月)は売上高が減少して営業損益が低水準となりやすい傾向がある。

■17年6月期は大幅減益予想、18年6月期の収益改善期待

 前期(17年6月期、連結決算に移行)の連結業績予想は、売上高が59億70百万円、営業利益が5百万円、経常利益が17百万円、純利益が6百万円としている。前々期(16年6月期)非連結業績との比較で見ると22.7%増収、94.8%営業減益、81.8%経常減益、87.9%最終減益となる。

 リユース市場・EC市場が拡大基調で実質大幅増収予想だが、先行投資負担で実質大幅減益予想である。MEモバイルのMVNO事業立ち上げ初期投資として、高性能スマホ・タブレット端末を低価格で販売しているため、グループ全体として売上総利益率の低い商材販売シェアが上昇する。今期(18年6月期)は収益改善が期待される。

■株価は安値圏モミ合いから上放れ、基調転換して出直り期待

 株価の動きを見ると、安値圏500円台でのモミ合いから上放れて出直りの動きを強めている。

 7月20日の終値628円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS1円18銭で算出)は532倍近辺、前々期実績PBR(前々期実績のBPS183円87銭で算出)は3.4倍近辺である。時価総額は約32億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線と26週移動平均線が緩やかに上向きに転じてサポートラインとなりそうだ。基調転換して出直り展開が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
|<    <   page 34/34   >    >|

戻る
 
サイトTOPへ

株式投資は全て自己責任でお願いします。このサイトの情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。当サイトの掲載事項において損失をされた場合も当方は一切の責任を負いかねます。

(C)ilogos / Eimei.tv