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[2763]エフティグループ

[06月22日更新]

エフティコミュニケーションズは下値固め完了して出直り、今期増益予想を評価

 エフティコミュニケーションズ<2763>(JQS)はLED照明やOA機器などの販売事業を展開している。株価は下値固めが完了して強基調へ転換したようだ。16年3月期増収増益予想や3%台の高配当利回りを評価して出直り展開だろう。

 13年6月にTOBで光通信<9435>の連結子会社となり、法人向けLED照明等環境関連商品、ビジネスホン等情報通信機器、OA機器、SOHOスモールサーバーなどを販売する法人事業、一般消費者向け光回線サービス取次販売やドコモショップ運営などのコンシューマ事業を展開している。

 なお5月14日に会社分割による持株会社への移行と商号変更を発表した。15年8月3日を効力発生日(予定)として、ソリューション事業を新設のエフティコミュニケーションズとエフティコミュニケーションズウエストの2社に承継し、持株会社となる当社の社名をエフティグループに変更する。持株会社として上場を維持する。

 LED照明や空調などの環境商材を重点分野と位置付け、中期成長に向けた重点戦略として、定額保守サービスなどストック型収益の積み上げ、M&Aも活用した業容拡大、そして海外展開やプラットフォーム事業も推進している。

 M&Aも活用した業容拡大戦略では、13年10月ネットワークセキュリティ機器製造のアレクソンを子会社化、13年11月ビジネスホン・OA機器販売のグロースブレイブジャパンを子会社化、13年12月ノンフロン新自然冷媒ガス販売・施工のニューテックを子会社化、スマートフォン・タブレット端末で個人間プラットフォーム事業・マルチ決済ソリューションを展開する子会社ViewPointを設立、14年9月インターネット事業を担当する子会社アイエフネットがWEBサイト制作の外注先であるアドマウントを子会社化した。

 プラットフォーム事業では、スマホカード決済サービス「ペイコレ」や、子会社ViewPointが14年7月開始した中古車個人取引サイト「mieruCAR(ミエルカ)」を強化している。海外展開では14年7月設立したタイ子会社をASEAN地域への事業展開拠点として、LED照明など環境商材の販売を推進している。

 15年3月には中古車個人取引サイト「mieruCAR」が日本最大級のインターネットオークションサイト「ヤフオク!」と連携開始した。子会社ViewPointの「mieruCAR」掲載車両を「ヤフオク!」内に設置された「ミエルカストア」に連携出品して個人間売買の活性化を図るとしている。

 なお6月19日には連結子会社アントレプレナーの子会社であるアレクソンの株式を取得すると発表した。持株会社への移行に伴うグループ再編の一環でアレクソンを当社の子会社とする。

 なお15年3月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)82億33百万円、第2四半期(7月〜9月)88億68百万円、第3四半期(10月〜12月)87億73百万円、第4四半期(1月〜3月)89億30百万円、営業利益は第1四半期9億28百万円、第2四半期10億13百万円、第3四半期10億77百万円、第4四半期10億91百万円だった。ストック型収益の積み上げで営業損益は拡大基調だ。

 15年3月期の配当性向は29.6%、ROEは14年3月期比7.5ポイント低下して29.4%、自己資本比率は同4.2ポイント上昇して29.4%となった。

 今期(16年3月期)の連結業績予想(5月14日公表)は売上高が前期比9.2%増の380億円、営業利益が同21.7%増の50億円、経常利益が同10.2%増の50億円、純利益が同8.3%増の30億円としている。

 配当予想は前期と同額の年間70円(第2四半期末30円、期末40円)で予想配当性向は27.4%となる。株主への利益還元については、企業価値の最大化を図り、当社の健全な財務基盤確立に必要な内部留保を確保しつつ、安定した配当を継続的に実施することを基本方針としている。

 事業別売上高の計画は、法人事業が同8.7%増の320億円(うちコピー機が同0.9%増の45億円、LED照明が同26.9%増の80億円、自然冷媒ガス等の環境商品が同52.7%増の16億円、ビジネスホン系合計が同10.5%増の88億円、インターネット系合計が同8.9%増の42億円など)、コンシューマ事業が同0.6%増の60億円(うち光回線サービス等が同1.8%減の38億円、ドコモショップが同6.9%増の22億円)としている。

 法人事業ではLED照明、自然冷媒ガス、SOHO向けスモールサーバー、ビジネスホンなどの拡販に取り組むほか、工場向けのライン監視カメラ・センサーといった監視装置関連の需要増加に対応して施工管理体制を強化する。コンシューマ事業では、NTT光回線サービス「光コラボレーション」開始に伴って、FVNO(仮想固定通信事業者)として自社ブランドの法人向け光回線サービス「FT光」およびコンシューマ向け光回線サービス「ひかり速トク」の拡販を推進する。ストック型収益の積み上げや積極的な事業展開で増収増益基調だろう。

 株価の動きを見ると、急伸した4月の戻り高値2475円から反落したが、1月安値1833円まで下押すことなく、2000円近辺から反発して下値切り上げの動きを強めている。下値固めが完了して出直る形だ。

 6月19日の終値2155円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS255円57銭で算出)は8〜9倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間70円で算出)は3.3%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS890円49銭で算出)は2.4倍近辺である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線を突破し、上向きに転じた13週移動平均線がサポートラインとなって下値を切り上げ、52週移動平均線突破の動きを強めている。下値固めが完了して強基調へ転換したようだ。16年3月期増収増益予想や3%台の高配当利回りを評価して出直り展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[5月21日更新]

エフティコミュニケーションズは16年3月期増収増益予想や3%近辺の配当利回りを評価

 エフティコミュニケーションズ[2763](JQS)はLED照明やOA機器などの販売事業を展開している。株価は下値固めが完了し、16年3月期増収増益予想や3%近辺の配当利回りを評価して出直りの動きが本格化しそうだ。

 13年6月にTOBで光通信<9435>の連結子会社となり、法人向けLED照明等環境関連商品、ビジネスホン等情報通信機器、OA機器、SOHOスモールサーバーなどを販売する法人事業、一般消費者向け光回線サービス取次販売やドコモショップ運営などのコンシューマ事業を展開している。

 5月14日に会社分割による持株会社への移行を発表した。15年8月3日を効力発生日(予定)として、ソリューション事業を新設のエフティコミュニケーションズとエフティコミュニケーションズウエストの2社に承継し、持株会社となる当社の社名をエフティグループに変更する。持株会社として上場を維持する。

 LED照明や空調などの環境商材を重点分野と位置付け、中期成長に向けた重点戦略として、定額保守サービスなどストック型収益の積み上げ、M&A・新規事業、海外展開、プラットフォーム事業を推進している。

 M&A・新規事業の推進では、13年10月ネットワークセキュリティ機器製造のアレクソンを子会社化、11月ビジネスホン・OA機器販売のグロースブレイブジャパンを子会社化、12月ノンフロン新自然冷媒ガス販売・施工のニューテックを子会社化し、スマートフォン・タブレット端末で個人間プラットフォーム事業・マルチ決済ソリューションを展開する子会社ViewPointを設立した。

 プラットフォーム事業では、スマホカード決済サービス「ペイコレ」や、子会社ViewPointが14年7月開始した中古車個人取引サイト「mieruCAR(ミエルカ)」を強化している。海外展開では14年7月設立したタイ子会社をASEAN地域への事業展開拠点として、LED照明など環境商材の販売を推進している。

 15年3月には中古車個人取引サイト「mieruCAR」が日本最大級のインターネットオークションサイト「ヤフオク!」と連携開始した。子会社ViewPointの「mieruCAR」掲載車両を「ヤフオク!」内に設置された「ミエルカストア」に連携出品して個人間売買の活性化を図るとしている。

 5月14日に発表した前期(15年3月期)の連結業績は売上高が前々期比2.9%減の348億04百万円、営業利益が同9.3%増の41億09百万円、経常利益が同10.3%増の45億38百万円、純利益が同4.4%増の27億70百万円だった。

 配当予想は年間70円(第2四半期末30円、期末40円)とした。13年10月1日付の株式100分割を考慮すると実質的に前々期比20円増配で、配当性向は29.6%となる。ROEは同7.5ポイント低下して29.4%、自己資本比率は同4.2ポイント上昇して29.4%となった。

 前々期の第1四半期(4月〜6月)までハイブリッド・サービスが連結対象だったため見かけ上は全体として減収だが、法人事業とコンシューマ事業が好調に推移して実質的に増収増益だった。

 セグメント別(内部取引・全社費用等調整前)に見ると、法人事業は売上高が同12.1%増の294億50百万円、営業利益が同16.2%増の42億55百万円だった。LED照明、SOHO向けスモールサーバー、法人向け携帯電話などが好調だった。コンシューマ事業は売上高が同5.3%増の59億65百万円と増収だったが、営業利益は同43.3%減の3億52百万円だった。

 なお四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)82億33百万円、第2四半期(7月〜9月)88億68百万円、第3四半期(10月〜12月)87億73百万円、第4四半期(1月〜3月)89億30百万円、営業利益は第1四半期9億28百万円、第2四半期10億13百万円、第3四半期10億77百万円、第4四半期10億91百万円だった。ストック型収益の積み上げで営業損益は拡大基調だ。

 今期(16年3月期)の連結業績予想(5月14日公表)は売上高が前期比9.2%増の380億円、営業利益が同21.7%増の50億円、経常利益が同10.2%増の50億円、純利益が同8.3%増の30億円、配当予想が前期と同額の年間70円(第2四半期末30円、期末40円)としている。

 法人事業ではLED照明、自然冷媒ガス、SOHO向けスモールサーバー、ビジネスホンなどの拡販に取り組むほか、工場向けのライン監視カメラ・センサーといった監視装置関連の需要増加に対応して施工管理体制を強化する。コンシューマ事業ではストック型ビジネスとして、自社回線サービス「ひかり速トク」や自社ISP「IPONE」の拡販を推進する。ストック型収益の積み上げや積極的な事業展開で増収増益基調だろう。

 株価の動きを見ると、急伸した4月の戻り高値2475円から一旦反落したが、1月の安値圏1800円台まで下押すことなく2000円近辺から切り返している。5月20日は2342円まで上伸する場面があった。下値固めが完了して出直り展開だ。

 5月20日の終値2289円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS255円57銭で算出)は9倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間70円で算出)は3.1%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS890円49銭で算出)は2.6倍近辺である。

 日足チャートで見ると一旦割り込んだ25日移動平均線を回復した。また週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から切り返して13週移動平均線を回復した。下値固めが完了して強基調への転換を確認した形だ。16年3月期増収増益予想や3%近辺の配当利回りを評価して出直りの動きが本格化しそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[4月20日更新]

エフティコミュニケーションズ16年3月期の増収増益期待で戻り歩調

 LED照明・OA機器販売などを展開するエフティコミュニケーションズ[2763](JQS)の株価は出直りの動きが本格化している。16年3月期の増収増益期待で戻り歩調の展開だろう。なお5月14日に15年3月期の決算発表を予定している。

 13年6月にTOBで光通信[9435]の連結子会社となり、法人向けLED照明・OA機器・スモールサーバー販売などの法人事業、一般消費者向け光ファイバー回線サービス取次販売やドコモショップ運営などのコンシューマ事業を展開している。LED照明や空調などオフィスの環境・省エネ関連商材を重点分野と位置付けて、商品ラインナップの拡充、定額保守サービスなどストック型収益の積み上げを強化している。

 さらに中期成長に向けた重点戦略として、環境商材戦略、M&A・新規事業戦略、既存事業の強化戦略、海外戦略、プラットフォーム事業戦略を推進している。

 M&A・新規事業戦略では13年10月ネットワークセキュリティ機器製造のアレクソン、11月ビジネスホン・OA機器販売のグロースブレイブジャパン、12月ノンフロン新自然冷媒ガス販売・施工のニューテックを子会社化、スマートフォン・タブレット端末で個人間プラットフォーム事業・マルチ決済ソリューションを展開する子会社ViewPointを設立した。

 環境商材戦略ではLED照明に加えて、ニューテックのノンフロン新自然冷媒ガス販売・施工を強化する方針だ。

 プラットフォーム事業戦略ではスマホカード決済サービス「ペイコレ」や、子会社ViewPointが14年7月開始した中古車個人取引サイト「mieruCAR(ミエルカ)」を強化する。また海外戦略では14年7月設立したタイ子会社をASEAN地域への事業展開拠点として、LED照明など環境商材の販売を推進する。

 3月25日には中古車個人取引サイト「mieruCAR」が日本最大級のインターネットオークションサイト「ヤフオク!」と連携開始した。子会社ViewPointの「mieruCAR」掲載車両を「ヤフオク!」内に設置された「ミエルカストア」に連携出品して個人間売買の活性化を図るとしている。

 前期(15年3月期)の連結業績見通し(5月14日公表)は売上高が前々期比6.0%増の380億円、営業利益が同27.6%増の48億円、経常利益が同21.6%増の50億円、そして純利益が同5.5%増の28億円としている。配当予想(11月7日に増額修正)は年間70円(第2四半期末30円、期末40円)で、13年10月1日付の株式100分割を考慮すると実質的に前々期比20円増配となる。

 純利益はアレクソンの負ののれん発生益一巡で小幅増益だが、主力事業が好調に推移して大幅営業増益見通しだ。法人事業ではLED照明やスモールサーバーなどの販売が好調に推移し、ストック型収益の積み上げが進展する。またコンシューマ事業では光ファイバー回線サービス拡販でストック型収益を積み上げ、ドコモショップの運営効率向上も寄与する。

 第3四半期累計(4月〜12月)は前年同期比2.2%減収、同16.9%営業増益、同17.7%経常増益、同10.1%最終増益だった。前期第1四半期(4月〜6月)にはハイブリッド・サービス<2743>が連結対象だったため見かけ上は減収だが、法人事業が同19.2%増収、コンシューマ事業が同12.6%増収といずれも好調に推移し、人件費増加など先行投資費用を吸収した。

 なお四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)82億33百万円、第2四半期(7月〜9月)88億68百万円、第3四半期(10月〜12月)87億73百万円、営業利益は第1四半期9億28百万円、第2四半期10億13百万円、第3四半期10億77百万円だった。ストック型収益の積み上げが寄与して営業損益は拡大基調だ。

 通期見通しに対する第3四半期累計の進捗率は売上高が68.1%、営業利益が62.9%、経常利益が65.6%、純利益が72.0%とやや低水準だったが、第4四半期(1月〜3月)の挽回が期待される。

 今期(16年3月期)もストック型収益の積み上げや積極的な事業展開で増収増益基調だろう。

 株価の動きを見ると、1月〜2月の安値圏1800円台で下値固めが完了して出直りの動きが本格化している。足元では4月2日の戻り高値2475円から一旦反落したが、3日の2106円から素早く切り返した。

 4月17日の終値2282円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS240円00銭で算出)は9〜10倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間70円で算出)は3.1%近辺、前々期実績PBR(前々期実績の連結BPS720円01銭で算出)は3.2倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線がサポートラインの形となった。また週足チャートで見ると26週移動平均線を突破し、13週移動平均線が26週移動平均線を上抜くゴールデンクロスが接近している。強基調への転換を確認した形だ。16年3月期の増収増益期待で戻り歩調の展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
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