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[2714]プラマテルズ

[11月06日更新]

プラマテルズは調整一巡して戻り歩調、16年3月期増収増益・増配予想で増額余地

 プラマテルズ<2714>(JQS)は合成樹脂の専門商社である。第2四半期累計(4月〜9月)は増収増益だった。16年3月期は増収増益・増配予想で、さらに増額余地がありそうだ。株価は調整が一巡して戻り歩調だ。8倍近辺の低PER、0.5倍近辺の低PBR、3%台の高配当利回りという割安感も評価して、7月の年初来高値538円を目指す展開だろう。

■双日グループの合成樹脂専門商社、高付加価値商材を拡販

 双日<2768>グループで、プラスチック原材料・製品・関連機器の専門商社である。エンジニアリング系樹脂、スチレン系樹脂を主力として、オレフィン系樹脂、塩化ビニール系材料なども取り扱っている。

 需要先はOA・事務機器、光学機器を主力として、家電・電子、医療機器、建材、自動車、容器・化粧品、玩具・その他と幅広い。原材料メーカーと販売先を繋ぐ高い提案営業力を強みとしている。

 高付加価値商材の拡販、良質な商権を持つ優良会社の営業権取得やM&Aを積極化するとともに、海外は中国、ベトナム、フィリピン、タイ、インド、台湾などアジア地域に積極展開している。中期戦略では17年3月期に向けた目標として経常利益10億円、自己資本比率30%維持、安定配当の継続を掲げている。

■四半期別推移は堅調

 なお15年3月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)138億45百万円、第2四半期(7月〜9月)141億23百万円、第3四半期(10月〜12月)146億70百万円、第4四半期(1月〜3月)143億99百万円、営業利益は第1四半期1億86百万円、第2四半期2億02百万円、第3四半期2億16百万円、第4四半期1億94百万円だった。堅調な推移だ。

 また15年3月期の配当性向は26.2%だった。ROEは14年3月期比2.2ポイント上昇して6.1%、自己資本比率は同3.9ポイント上昇して34.4%となった。配当政策については、将来の事業展望(海外展開およびM&A)と経営基盤・財務基盤の強化のため必要な内部留保を確保しつつ、安定的な配当の継続を実施していくことを基本方針としている。

■16年3月期第2四半期累計は増収増益、通期業績予想に増額余地

 10月28日発表の今期(16年3月期)第2四半期累計(4月〜9月)の連結業績は、売上高が前年同期比6.4%増の297億47百万円で、営業利益が同9.2%増の4億24百万円、経常利益が同7.9%増の4億03百万円、純利益が同26.5%増の2億69百万円だった。

 高付加価値商材が堅調に推移し、円安による換算額の増加も寄与して海外売上高が同18.3%増の107億02百万円の大幅増収だった。売上総利益率は同0.2ポイント上昇して5.9%、販管費比率は同0.2ポイント上昇して4.5%だった。

 主要商材別の売上高は、主力のエンジニアリング系樹脂が同10.4%増の137億33百万円、スチレン系樹脂が同1.6%減の57億03百万円、オレフィン系樹脂が同8.5%減の28億56百万円、塩化ビニール系材料が同1.4%増の15億31百万円、その他樹脂が同2.9%増の8億17百万円、製品(合成樹脂関連他)が同14.5%増の44億46百万円、合成樹脂関連機械・シートが同41.2%増の6億58百万円だった。

 四半期別の推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)145億77百万円、第2四半期(7月〜9月)151億70百万円、営業利益は第1四半期1億98百万円、第2四半期2億26百万円だった。

 通期の連結業績予想は前回予想(4月28日公表)を据え置いて、売上高が前期比4.3%増の595億円、営業利益が同2.7%増の8億20百万円、経常利益が同2.5%増の8億円、純利益が同横ばいの4億90百万円としている。

 高付加価値商材の好調が牽引して増収、営業増益予想だ。想定為替レートは1米ドル=120円(15年3月期実績は1米ドル=105円88銭)としている。配当予想は同1円増配の年間16円(第2四半期末8円、期末8円)で予想配当性向は27.9%となる。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が50.0%、営業利益が51.7%、経常利益が50.4%、純利益が54.9%と概ね順調な水準である。主力のエンジニアリング系樹脂が好調であり、円安も寄与して通期業績の会社予想に増額余地がありそうだ。

 グループ全体の連携強化や海外拠点の有機的活用で、得意先である海外進出日系企業に対して顧客密着型の営業を強化する。中期的にもアジア地域への積極展開で収益拡大基調が期待される。

■株価は調整一巡して戻り歩調

 株価の動きを見ると、9月下旬〜10月上旬の直近安値圏450円〜460円近辺から切り返し、10月26日と11月4日には500円まで上伸する場面があった。調整が一巡して戻り歩調の展開だ。

 11月5日の終値481円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS57円32銭で算出)は8〜9倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間16円で算出)は3.3%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS998円75銭で算出)は0.5倍近辺である。なお時価総額は約41億円である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線を突破して上伸した。そして25日移動平均線が上向きに転じた。また週足チャートで見ると13週移動平均線を突破し、続いて26週移動平均線突破の動きを強めている。調整が一巡して強基調に転換したようだ。16年3月期増収増益・増配予想であり、8倍近辺の低PER、0.5倍近辺の低PBR、3%台の高配当利回りという割安感も評価して、7月の年初来高値538円を目指す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[10月08日更新]

プラマテルズは調整の最終局面、16年3月期営業増益・増配予想で割安感を見直し

 プラマテルズ[2714](JQS)は合成樹脂の専門商社である。株価は8月の直近安値に接近して下げ渋る動きだ。調整の最終局面のようだ。16年3月期営業増益・増配予想であり、8倍近辺の低PER、0.5倍近辺の低PBR、3%台の高配当利回りという割安感を見直して切り返しのタイミングだろう。

■双日グループの合成樹脂専門商社、高付加価値商材を拡販

 双日<2768>グループで、プラスチック原材料・製品・関連機器の専門商社である。エンジニアリング系樹脂、スチレン系樹脂を主力として、オレフィン系樹脂、塩化ビニール系材料なども取り扱っている。

 需要先はOA・事務機器、光学機器を主力として、家電・電子、医療機器、建材、自動車、容器・化粧品、玩具・その他と幅広い。原材料メーカーと販売先を繋ぐ高い提案営業力を強みとしている。

 高付加価値商材の拡販、良質な商権を持つ優良会社の営業権取得やM&Aを積極化するとともに、海外は中国、ベトナム、フィリピン、タイ、インド、台湾などアジア地域に積極展開している。中期戦略では17年3月期に向けた目標として経常利益10億円、自己資本比率30%維持、安定配当の継続を掲げている。

■四半期別推移は堅調

 なお15年3月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)138億45百万円、第2四半期(7月〜9月)141億23百万円、第3四半期(10月〜12月)146億70百万円、第4四半期(1月〜3月)143億99百万円、営業利益は第1四半期1億86百万円、第2四半期2億02百万円、第3四半期2億16百万円、第4四半期1億94百万円だった。堅調な推移だ。

 また15年3月期の配当性向は26.2%だった。ROEは14年3月期比2.2ポイント上昇して6.1%、自己資本比率は同3.9ポイント上昇して34.4%となった。配当政策については、将来の事業展望(海外展開およびM&A)と経営基盤・財務基盤の強化のため必要な内部留保を確保しつつ、安定的な配当の継続を実施していくことを基本方針としている。

■16年3月期営業増益・増配予想

 今期(16年3月期)の連結業績予想(4月28日公表)は売上高が前期比4.3%増の595億円、営業利益が同2.7%増の8億20百万円、経常利益が同2.5%増の8億円、純利益が同横ばいの4億90百万円としている。配当予想は同1円増配の年間16円(第2四半期末8円、期末8円)で予想配当性向は27.9%となる。

 高付加価値商材の好調が牽引して増収、営業増益予想だ。なお想定為替レートは1米ドル=120円(15年3月期は1米ドル=105円88銭)としている。

 第1四半期(4月〜6月)は売上高が前年同期比5.3%増の145億77百万円、営業利益が同6.5%増の1億98百万円、経常利益が同5.1%増の1億90百万円、純利益が同7.1%増の1億30百万円だった。高付加価値商材が堅調に推移し、円安も寄与して海外売上高が同18.6%増の52億85百万円の大幅増収だった。売上総利益率は6.0%で同0.2ポイント上昇した。

 主要商材の売上高はエンジニアリング系樹脂が同10.5%増の68億87百万円、スチレン系樹脂が同1.6%減の29億06百万円、オレフィン系樹脂が同6.4%減の14億52百万円、塩化ビニール系材料が同10.4%増の6億38百万円、製品(合成樹脂関連他)が同14.7%増の22億02百万円だった。

 通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は売上高が24.5%、営業利益が24.2%、経常利益が23.8%、純利益が26.5%と概ね順調な水準である。世界的に景気減速懸念を強めているが、グループ全体の連携強化や海外拠点の有機的活用で、得意先である海外進出日系企業に対して顧客密着型の営業を強化する。通期ベースで増収増益基調に変化はなく、中期的にもアジア地域への積極展開で収益拡大基調が期待される。

■株価は8月の直近安値に接近して下げ渋り、調整の最終局面

 株価の動きを見ると、再び水準を切り下げてやや軟調展開だが、8月の直近安値442円に接近して下げ渋る動きだ。調整の最終局面のようだ。

 10月7日の終値461円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS57円32銭で算出)は8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間16円で算出)は3.5%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS998円75銭で算出)は0.5倍近辺である。なお時価総額は約39億円である。

 週足チャートで見ると52週移動平均線を割り込んだが、長い下ヒゲをつけた8月の直近安値に接近して下げ渋る動きだ。調整の最終局面のようだ。16年3月期営業増益・増配予想であり、8倍近辺の低PER、0.5倍近辺の低PBR、3%台の高配当利回りという割安感を見直して切り返しのタイミングだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[09月09日更新]

プラマテルズは8月安値を割り込まず下げ渋る動き、指標面の割安感を見直し

 プラマテルズ[2714](JQS)は合成樹脂の専門商社である。株価は480円近辺で推移して8月の直近安値442円まで下押す動きは見られず、9月に入ってからの悪地合いの影響は限定的のようだ。16年3月期は増収営業増益予想であり、1桁台の低PER、0.5倍近辺の低PBR、3%台の高配当利回りと指標面の割安感は強い。割安感を見直す動きが強まりそうだ。

■双日グループの合成樹脂専門商社、高付加価値商材を拡販

 双日<2768>グループで、プラスチック原材料・製品・関連機器の専門商社である。エンジニアリング系樹脂、スチレン系樹脂を主力として、オレフィン系樹脂、塩化ビニール系材料なども取り扱っている。

 需要先はOA・事務機器、光学機器を主力として、家電・電子、医療機器、建材、自動車、容器・化粧品、玩具・その他と幅広い。原材料メーカーと販売先を繋ぐ高い提案営業力を強みとしている。

 高付加価値商材の拡販、良質な商権を持つ優良会社の営業権取得やM&Aを積極化するとともに、海外は中国、ベトナム、フィリピン、タイ、インド、台湾などアジア地域に積極展開している。中期戦略では17年3月期に向けた目標として経常利益10億円、自己資本比率30%維持、安定配当の継続を掲げている。

■16年3月期第1四半期は増収増益で順調

 なお15年3月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)138億45百万円、第2四半期(7月〜9月)141億23百万円、第3四半期(10月〜12月)146億70百万円、第4四半期(1月〜3月)143億99百万円、営業利益は第1四半期1億86百万円、第2四半期2億02百万円、第3四半期2億16百万円、第4四半期1億94百万円だった。堅調な推移だ。

 また15年3月期の配当性向は26.2%だった。ROEは14年3月期比2.2ポイント上昇して6.1%、自己資本比率は同3.9ポイント上昇して34.4%となった。配当政策については、将来の事業展望(海外展開およびM&A)と経営基盤・財務基盤の強化のため必要な内部留保を確保しつつ、安定的な配当の継続を実施していくことを基本方針としている。

 今期(16年3月期)の連結業績予想(4月28日公表)は売上高が前期比4.3%増の595億円、営業利益が同2.7%増の8億20百万円、経常利益が同2.5%増の8億円、純利益が同横ばいの4億90百万円としている。配当予想は同1円増配の年間16円(第2四半期末8円、期末8円)で予想配当性向は27.9%となる。

 高付加価値商材の好調が牽引して増収、営業増益予想だ。なお想定為替レートは1米ドル=120円(15年3月期は1米ドル=105円88銭)としている。

 第1四半期(4月〜6月)は売上高が前年同期比5.3%増の145億77百万円、営業利益が同6.5%増の1億98百万円、経常利益が同5.1%増の1億90百万円、純利益が同7.1%増の1億30百万円だった。高付加価値商材が堅調に推移し、円安も寄与して海外売上高が同18.6%増の52億85百万円の大幅増収だった。売上総利益率は6.0%で同0.2ポイント上昇した。

 主要商材の売上高はエンジニアリング系樹脂が同10.5%増の68億87百万円、スチレン系樹脂が同1.6%減の29億06百万円、オレフィン系樹脂が同6.4%減の14億52百万円、塩化ビニール系材料が同10.4%増の6億38百万円、製品(合成樹脂関連他)が同14.7%増の22億02百万円だった。

 そして通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は売上高が24.5%、営業利益が24.2%、経常利益が23.8%、純利益が26.5%と概ね順調な水準である。世界的に景気減速懸念を強めているが、グループ全体の連携強化や海外拠点の有機的活用で、得意先である海外進出日系企業に対して顧客密着型の営業を強化する。通期ベースで増収増益基調に変化はなく、中期的にもアジア地域への積極展開で収益拡大基調が期待される。

■株価は下げ渋る動き、指標面の割安感を見直し

 株価の動きを見ると、8月25日の直近安値442円から切り返して480円近辺で推移している。その後の悪地合いの中でも8月の直近安値まで下押す動きは見られず、9月に入ってからの悪地合いの影響は限定的のようだ。

 9月8日の終値483円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS57円32銭で算出)は8〜9倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間16円で算出)は3.3%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS998円75銭で算出)は0.5倍近辺である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んだが、52週移動平均線がサポートラインとなって下げ渋る動きだ。16年3月期は増収営業増益予想であり、1桁台の低PER、0.5倍近辺の低PBR、3%台の高配当利回りと指標面の割安感は強い。指標面の割安感を見直す動きが強まりそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
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