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[2594]キーコーヒー

[8月06日更新]

キーコーヒーは上場来高値更新の展開、第1四半期は大幅増収増益

 キーコーヒー[2594](東1)はレギュラーコーヒーの大手で、グループ連携を強化して新たな事業領域開拓戦略を積極推進している。7月27日に発表した第1四半期(4月〜6月)連結業績は大幅増収増益だった。株価は上場来高値更新の展開だ。99年9月の2100円を突破して8月4日の上場来高値2200円まで上伸した。16年3月期大幅増益予想を評価して上値追いの展開だろう。9月中間期末の株主優待権利取りも注目点だ。

■コーヒー関連事業を主力として飲食関連事業も展開

 コーヒー関連事業(業務用・家庭用レギュラーコーヒーの製造・販売)を主力として、飲食関連事業(イタリアントマト、アマンド)も展開している。ブランド力強化、収益力強化、グループ連携強化を柱として、新商品の開発・投入、新たな事業領域の開拓を積極推進している。

 イタリアントマトは、15年3月期の新規出店17店舗、閉店27店舗で、15年3月期末店舗数は直営64店舗、FC228店舗の合計292店舗だった。「国内は充実、海外は拡大」という基本方針に加えて、新業態店舗開発を促進し、中国やASEAN地域へ積極展開している。また効率的な生産・供給体制を構築するため、首都圏の3工場を集約した東京工場グランデを14年11月に竣工した。

■新たな事業領域開拓を積極推進

 M&Aも活用して積極的な業容拡大戦略を推進している。13年1月銀座ルノアール<9853>を持分法適用会社化、14年2月ネット通販事業拡大に向けてコーヒー豆焙煎加工販売のhonu加藤珈琲店を子会社化した。14年9月には世界有数のコーヒーメーカーであるillycaffe S.p.A(イタリア)と、illyブランドのレギュラーコーヒー製品全般について日本国内での独占販売契約を締結した。

 なお通販事業を展開するhonu加藤珈琲店は「楽天市場ショップ・オブ・ザ・イヤー」を12年連続で受賞し、国内最大級のインターネットショッピングモール「Yahoo!ショッピング」においても「2014年年間ベストストア賞」を受賞した。

 15年4月にはスマートフォン向けアプリ「キーコーヒー ファンクラブ」を公開した。直営ショップ、KEYCOFFEE通販倶楽部、アマンド、ミヤマ珈琲など、各ブランドからのお得な情報、アプリ会員限定クーポン、おいしいコーヒーの入れ方など利用目的に応じて便利に使えるアプリだ。

 7月1日には、パッケージ・カフェの書店併設型店となるBook&Cafe「Awase KEYS CAFE」をTSUTAYA泡瀬店(沖縄県沖縄市)にオープンした。

 また7月31日には、JR川崎駅東口地下ショッピングモール「川崎アゼリア」(神奈川県川崎市)のDELICHIKA(デリチカ)に、直営ショップ新業態のカジュアルコーヒーショップ「KEY COFFEE Club」をオープンした。コーヒーを通じて気軽に人が集う賑やかなコミュニティプラザを目指して展開する。

■16年3月期第1四半期(4月〜6月)は大幅増収増益

 なお15年3月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)138億78百万円、第2四半期(7月〜9月)136億77百万円、第3四半期(10月〜12月)152億55百万円、第4四半期(1月〜3月)135億13百万円、営業利益は第1四半期4億81百万円、第2四半期2億69百万円、第3四半期5億34百万円、第4四半期4億39百万円の赤字だった。

 また15年3月期の配当性向は44.9%だった。ROEは14年3月期比0.7ポイント低下して2.3%、自己資本比率は同1.2ポイント低下して72.3%となった。

 7月27日に発表した今期(16年3月期)第1四半期(4月〜6月)の連結業績は、売上高が前年同期比16.0%増の160億94百万円、営業利益が同38.2%増の6億65百万円、経常利益が同23.6%増の7億74百万円、純利益が同42.4%増の5億04百万円だった。主力のコーヒー関連事業の好調が牽引した。

 セグメント別(全社費用等調整前)に見ると、コーヒー関連事業は売上高が同23.1%増の136億68百万円、営業利益が同40.5%増の7億23百万円だった。新商品投入やラインナップ充実など積極的な営業活動が奏功して、業務用、家庭用、原料用とも好調に推移した。

 飲食関連事業は、イタリアントマトにおける不採算店整理、原材料価格の上昇、人件費の増加などで、売上高が同16.2%減の12億92百万円、営業利益が17百万円の赤字(前年同期は8百万円の利益)だった。その他は売上高が同8.4%減の11億32百万円、営業利益が同9.0%減の95百万円だった。

 なおイタリアントマトは、第1四半期の新規出店が海外2店舗、閉店が8店舗で、15年6月末店舗数は直営63店舗、FC223店舗の合計286店舗となった。

 通期の連結業績予想は前回予想(5月13日公表)を据え置いて、売上高が前期比6.5%増の600億円、営業利益が同60.8%増の13億60百万円、経常利益が同29.6%増の18億円、純利益が同39.7%増の11億30百万円としている。配当予想は前期と同額の年間16円(第2四半期末8円、期末8円)で予想配当性向は32.1%となる。

 天候やコーヒー生豆相場の動向で収益が変動しやすいが、企画提案型営業の強化、生活者に対するブランド訴求、積極的な新商品の開発・市場投入、高付加価値商品の拡販、業務用・家庭用・原料用における価格改定浸透、CVS向けカウンターコーヒーの進捗、最適製造体制の確立、生産効率化、コスト低減などで増収、大幅増益予想だ。

 通期予想に対する第1四半期の進捗率は、売上高が26.8%、営業利益が48.9%、経常利益が43.0%、純利益が44.6%と高水準である。上期偏重の会社計画だが通期予想に増額余地がありそうだ。

■株価は99年9月の上場来高値に接近

 株主優待制度については毎年3月末日および9月末日現在の100株以上所有株主に対して自社製品詰め合わせを贈呈している。100株以上〜300株未満所有株主に対しては1000円相当、300株以上〜1000株未満所有株主に対しては3000円相当、1000株以上所有株主に対しては5000円相当を贈呈する。

 株価の動きを見ると、第1四半期の大幅増収増益を好感する形で7月27日に2130円まで上伸し、99年9月の2100円を突破して上場来高値更新の展開となった。そして8月4日には2200円まで上伸している。

 8月5日の終値2194円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS49円82銭で算出)は44倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間16円で算出)は0.7%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1594円32銭で算出)は1.4倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの上昇トレンドだ。指標面の割安感は薄れたが、好業績を評価する流れに変化はなく上値追いの展開だろう。9月中間期末の株主優待権利取りも注目点だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[07月15日更新]

キーコーヒーは99年7月の上場来高値に接近、16年3月期大幅増益予想を評価

 キーコーヒー<2594>(東1)はレギュラーコーヒー大手で、グループ連携も強化して新たな事業領域開拓戦略を積極推進している。株価は99年9月の上場来高値2100円に接近した。16年3月期大幅増益予想を評価して上値追いの展開だろう。

■コーヒー関連事業を主力として新たな事業領域開拓を積極推進

 コーヒー関連事業(業務用・家庭用レギュラーコーヒーの製造・販売)を主力として、飲食事業(イタリアントマト、アマンド)も展開している。ブランド力強化、収益力強化、グループ連携強化を柱として、新商品の開発・投入、新たな事業領域の開拓を積極推進している。

 なおイタリアントマトは、15年3月期の新規出店が17店舗、閉店が27店舗で、15年3月期末店舗数は直営64店舗、FC228店舗の合計292店舗となった。海外はASEAN地域へ積極展開している。効率的な生産・供給体制を構築するため、首都圏の3工場を集約した東京工場グランデを14年11月に竣工した。

 M&Aを活用して積極的な業容拡大戦略を推進している。13年1月銀座ルノアール<9853>を持分法適用会社化、14年2月ネット通販事業拡大に向けてコーヒー豆焙煎加工販売のhonu加藤珈琲店を子会社化した。14年9月には世界有数のコーヒーメーカーであるillycaffe S.p.A(イタリア)と、illyブランドのレギュラーコーヒー製品全般について日本国内での独占販売契約を締結した。

 なお通販事業を展開するhonu加藤珈琲店は「楽天市場ショップ・オブ・ザ・イヤー」を12年連続で受賞し、国内最大級のインターネットショッピングモール「Yahoo!ショッピング」においても「2014年年間ベストストア賞」を受賞した。

 15年4月にはスマートフォン向けアプリ「キーコーヒー ファンクラブ」を公開した。直営ショップ、KEYCOFFEE通販倶楽部、アマンド、ミヤマ珈琲など、各ブランドからのお得な情報、アプリ会員限定クーポン、おいしいコーヒーの入れ方など利用目的に応じて便利に使えるアプリだ。

 また7月1日には、パッケージ・カフェの書店併設型店となるBook&Cafe「Awase KEYS CAFE」をTSUTAYA泡瀬店(沖縄県沖縄市)にオープンした。

■16年3月期は大幅増益予想

 なお15年3月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)138億78百万円、第2四半期(7月〜9月)136億77百万円、第3四半期(10月〜12月)152億55百万円、第4四半期(1月〜3月)135億13百万円、営業利益は第1四半期4億81百万円、第2四半期2億69百万円、第3四半期5億34百万円、第4四半期4億39百万円の赤字だった。

 また15年3月期の配当性向は44.9%だった。ROEは14年3月期比0.7ポイント低下して2.3%、自己資本比率は同1.2ポイント低下して72.3%となった。

 今期(16年3月期)の連結業績予想(5月13日公表)は、売上高が前期比6.5%増の600億円、営業利益が同60.8%増の13億60百万円、経常利益が同29.6%増の18億円、純利益が同39.7%増の11億30百万円としている。配当予想は前期と同額の年間16円(第2四半期末8円、期末8円)で予想配当性向は32.1%となる。

 天候やコーヒー生豆相場の動向で収益が変動しやすいが、企画提案型営業の強化、生活者に対するブランド訴求、積極的な新商品の開発・市場投入、高付加価値商品の拡販、業務用・家庭用・原料用における価格改定浸透、CVS向けカウンターコーヒーの進捗、最適製造体制の確立、生産効率化、コスト低減などで増収、大幅増益予想だ。

■株価は99年9月の上場来高値に接近

 株主優待制度については毎年3月末日および9月末日現在の100株以上所有株主に対して自社製品詰め合わせを贈呈している。100株以上〜300株未満所有株主に対しては1000円相当、300株以上〜1000株未満所有株主に対しては3000円相当、1000株以上所有株主に対しては5000円相当を贈呈する。

 株価の動きを見ると高値圏で堅調に推移し、6月22日には2093円まで上伸して99年9月の上場来高値2100円に接近した。その後は全般地合い悪化が影響して7月9日に1953円まで調整する場面があったが、素早く切り返して2000円台を回復している。

 7月14日の終値2064円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS49円82銭で算出)は41倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間16円で算出)は0.8%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1594円32銭で算出)は1.3倍近辺である。

 日足チャートで見ると地合い悪化で一旦割り込んだ25日移動平均線を素早く回復した。また週足チャートで見ると13週移動平均線近辺で下ヒゲをつけて切り返した。サポートラインを確認して強基調の形だ。99年7月の上場来高値2100円は射程圏であり、16年3月期の大幅増益予想を評価して上値追いの展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[6月05日更新]

キーコーヒーは16年3月期増収増益予想を評価、99年7月の上場来高値も視野

 レギュラーコーヒー大手のキーコーヒー[2594](東1)はグループ連携も強化して業容拡大戦略を積極推進している。株価は自律調整が一巡して高値更新の展開だ。6月2日には1995円まで上伸した。16年3月期増収増益予想を評価して上値追いの展開だろう。99年7月の上場来高値2100円も視野に入る。

 コーヒー関連事業(業務用・家庭用レギュラーコーヒーの製造・販売)を主力として、飲食事業(イタリアントマト、アマンド)も展開している。ブランド力強化、収益力強化、グループ連携強化を柱として、新商品の開発・投入、新たな事業領域の開拓を強化している。

 なおイタリアントマトは、15年3月期の新規出店が17店舗、閉店が27店舗で、15年3月期末店舗数は直営64店舗、FC228店舗の合計292店舗となった。海外はASEAN地域へ積極展開している。効率的な生産・供給体制を構築するため、首都圏の3工場を集約した東京工場グランデを14年11月に竣工した。

 M&Aを活用して積極的な業容拡大戦略を推進している。13年1月銀座ルノアール<9853>を持分法適用会社化、14年2月ネット通販事業拡大に向けてコーヒー豆焙煎加工販売のhonu加藤珈琲店を子会社化した。14年9月には世界有数のコーヒーメーカーであるillycaffe S.p.A(イタリア)と、illyブランドのレギュラーコーヒー製品全般について日本国内での独占販売契約を締結した。

 また15年4月にはスマートフォン向けアプリ「キーコーヒー ファンクラブ」を公開した。直営ショップ、KEYCOFFEE通販倶楽部、アマンド、ミヤマ珈琲など、各ブランドからのお得な情報、アプリ会員限定クーポン、おいしいコーヒーの入れ方など利用目的に応じて便利に使えるアプリだ。

 5月13日に発表した前期(15年3月期)の連結業績は売上高が前々期比5.0%増の563億23百万円、営業利益が同45.3%減の8億45百万円、経常利益が同28.4%減の13億89百万円、純利益が同21.2%減の8億08百万円だった。

 配当予想は同1円増配の年間16円(第2四半期末8円、期末8円)で、配当性向は44.9%となる。ROEは同0.7ポイント低下して2.3%、自己資本比率は同1.2ポイント低下して72.3%となった。

 売上面は企画提案型営業の強化などで好調に推移し、honu加藤珈琲店の新規連結も寄与して増収だったが、利益面ではコーヒー生豆相場の高騰、為替の円安進行に伴う原材料価格上昇などで減益だった。価格改定を推進したが原価上昇分を十分にカバーできなかった。ただし1月30日の修正値(売上高を増額、利益を減額)に対しては売上高、利益とも上回り、各利益の減益幅が縮小した。

 セグメント別に見ると、コーヒー関連事業は売上高が同3.0%増の464億55百万円、営業利益(全社費用等調整前)が同25.1%減の14億92百万円だった。業務用・家庭用・原料用における価格改定作業の進捗、CVS向けカウンターコーヒーの進捗で増収だったが、コスト上昇をカバーできず減益だった。

 飲食関連事業は、消費増税の影響や直営店の減少で売上高が同6.4%減の58億19百万円、営業利益が同1億74百万円の赤字(前々期は45百万円の黒字)だった。その他は、honu加藤珈琲店の新規連結も寄与して売上高が同76.6%増の40億49百万円、営業利益が同21.1%増の1億46百万円だった。

 なお通販事業を展開するhonu加藤珈琲店は「楽天市場ショップ・オブ・ザ・イヤー」を12年連続で受賞し、国内最大級のインターネットショッピングモール「Yahoo!ショッピング」においても「2014年年間ベストストア賞」を受賞した。

 四半期別の推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)138億78百万円、第2四半期(7月〜9月)136億77百万円、第3四半期(10月〜12月)152億55百万円、第4四半期(1月〜3月)135億13百万円、営業利益は第1四半期4億81百万円、第2四半期2億69百万円、第3四半期5億34百万円、第4四半期4億39百万円の赤字だった。

 今期(16年3月期)の連結業績予想(5月13日公表)は、売上高が前期比6.5%増の600億円、営業利益が同60.8%増の13億60百万円、経常利益が同29.6%増の18億円、純利益が同39.7%増の11億30百万円、配当予想が前期と同額の年間16円(第2四半期末8円、期末8円)としている。

 天候やコーヒー生豆相場の動向で収益が変動しやすいが、生活者に対するブランド訴求、積極的な新商品の開発・市場投入、高付加価値商品の拡販、価格改定浸透、最適製造体制の確立、生産効率化、コスト低減などで増収増益予想だ。

 なお5月20日に、6月24日開催予定の第63期定時株主総会の承認を条件として、コーポレート・ガバナンスの一層の強化の観点から、監査役設置会社から監査等委員会設置会社に移行すると発表した。

 株主優待制度については毎年3月末日および9月末日現在の100株以上所有株主に対して自社製品詰め合わせを贈呈している。100株以上〜300株未満所有株主に対しては1000円相当、300株以上〜1000株未満所有株主に対しては3000円相当、1000株以上所有株主に対しては5000円相当を贈呈する。

 株価の動きを見ると、1800円〜1850円近辺での自律調整が一巡し、3月の1935円を突破して高値更新の展開となった。6月2日には1995円まで上伸した。

 6月4日の終値1981円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS49円82銭で算出)は40倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間16円で算出)は0.8%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1594円32銭で算出)は1.2倍近辺である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線近辺から切り返してサポートラインを確認した形だ。16年3月期の増収増益予想を評価して上値追いの展開だろう。99年7月の上場来高値2100円も視野に入る。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
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