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[2186]ソーバル

[06月08日更新]

ソーバルは上場来高値更新の展開、予想配当利回りは2%台後半で依然割安感
 ソーバル<2186>(JQS)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開している。株価は上場来高値更新の展開で6月1日の1299円まで上伸した。予想配当利回りは2%台後半で依然として割安感があり、16年2月期業績予想の増額余地や、積極的な株主還元姿勢を評価して上値追いの展開だろう。なお6月30日に第1四半期(3月〜5月)の業績発表を予定している。

 組み込みソフト開発、ウェブ/スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。優良な大口顧客を抱えていることが特徴で、12年9月にはオムロン<6645>向けを主力とするモバイルコンピューティングテクノロジーズ(現MCTEC)を子会社化した。

 15年2月期の主要顧客別売上構成比は、キヤノン<7751>グループが63.3%、ソニー<6758>グループが11.9%、富士通<6702>グループが8.5%、NTT<9432>グループが3.7%だった。15年2月期はソニーグループの構成比が14年12月期に比べて2.4ポイント上昇した。

 さらにM&Aも積極活用して顧客や分野の多様化、新規事業の開拓、人材の確保を推進している。15年5月にはアンドールシステムサポート(東京都)を子会社化した。同社は車載システム開発、生産ラインや物流搬送設備などの制御システム開発に強みを持ち、子会社化することで組み込み用ソフトウェア・ハードウェア受託開発分野の業容拡大に繋がる。また同社の大阪支社を当社グループの関西圏進出の拠点と位置付けて積極的な事業展開を推進する。

 一方ではRFID事業をアートファイネックス(福井県)に譲渡(15年3月末)した。15年2月期にソフトバンク関連の機器置き換え特需が一段落して、今後大きな成果は難しいと判断した。経営資源をエンジニアリング事業に集中する方針だ。

 なお15年12月期の配当は14年12月期比10円増配の年間31円(第2四半期末13円、期末18円)で、配当性向は40.1%だった。ROEは同0.5ポイント上昇して13.5%、自己資本比率は同6.0ポイント低下して70.8%となった。

 また15年2月期の四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(3月〜5月)17億74百万円、第2四半期(6月〜8月)16億86百万円、第3四半期(9月〜11月)17億65百万円、第4四半期(12月〜2月)16億95百万円、営業利益は第1四半期2億01百万円、第2四半期70百万円、第3四半期1億73百万円、第4四半期1億07百万円だった。第2四半期の営業利益は本社移転費用計上という一時的要因が影響した。

 今期(16年2月期)の連結業績見通し(4月10日公表)は、売上高が前期比2.6%増の71億円、営業利益が同5.1%増の5億80百万円、経常利益が同3.5%増の5億80百万円、純利益が同5.0%増の3億50百万円としている。配当予想は同7円増配の年間38円(第2四半期末19円、期末19円)で、予想配当性向は45.6%となる。

 エンジニアリング事業の受注が増加基調であり、新規顧客の開拓、受託案件の作業効率化、エンジニアの技術力アップとローテーションによる稼働最適化といった施策も推進する。本社移転費用や厚生年金基金脱退損失の一巡も寄与して増収増益予想だ。なお新規連結のアンドールシステムサポートの業績は織り込んでいないため増額余地があるだろう。

 製造業では技術者不足が深刻化しているため、新製品開発関連などで優秀な技術者に対するニーズが一段と高まっている。人材やパートナー企業の確保が課題だが、エンジニアのワーク・ライフ・バランスの充実、エンジニアの技術力向上、プロジェクトマネージャー・プロジェクトリーダーの育成、精度の高いプロジェクト管理、そして積極的なM&A戦略などの効果で中期的に収益拡大基調だろう。

 なお株主優待制度については、毎年8月31日現在で1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。100株以上〜500株未満保有株主に対して500円相当のQUOカード、500株以上保有株主に対して2000円相当のQUOカードを贈呈する。

 株価の動きを見ると、1000円近辺のフシを突破して上場来高値更新の展開となった。6月1日には1299円まで上伸した。16年2月期の増収増益予想と増額余地、そして大幅連続増配という積極的な株主還元姿勢が評価されている。

 6月5日の終値1296円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS83円32銭で算出)は15〜16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間38円で算出)は2.9%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS599円57銭で算出)は2.2倍近辺である。

 週足チャートで見ると窓を開けて急伸し、13週移動平均線がサポートラインとなって強基調の形だ。今期予想配当利回りは2%台後半で依然として割安感があり、16年2月期業績予想の増額余地や積極的な株主還元姿勢を評価して上値追いの展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[5月01日更新]

ソーバルは高値更新の展開、今期業績の増額余地や株主還元姿勢を評価

 ソーバル[2186](JQS)は組み込みソフト開発などエンジニアリング事業を展開している。株価は高値更新の展開だ。14年9月の1049円を突破して4月27日の上場来高値1234円まで急伸した。16年2月期業績見通しの増額余地や積極的な株主還元姿勢を評価して上値追いの展開だろう。

 組み込みソフト開発、ウェブ/スマホアプリ開発、ハードウェア設計・開発などのエンジニアリング事業を展開している。優良な大口顧客を抱えていることが特徴で、12年9月にはオムロン<6645>向けを主力とするモバイルコンピューティングテクノロジーズ(現MCTEC)を子会社化した。

 15年2月期の主要顧客別売上構成比は、キヤノン<7751>グループが63.3%、ソニー<6758>グループが11.9%、富士通<6702>グループが8.5%、NTT<9432>グループが3.7%だった。15年2月期はソニーグループの構成比が14年12月期に比べて2.4ポイント上昇した。

 M&Aも積極活用して顧客や分野の多様化、新規事業の開拓、そして人材の確保を推進している。15年3月にはアンドールシステムサポート(東京都)を子会社化(株式譲渡5月1日予定)すると発表した。同社は車載システム開発、生産ラインや物流搬送設備などの制御システム開発に強みを持ち、子会社化することで組み込み用ソフトウェア・ハードウェア受託開発分野の業容拡大に繋がるとしている。また同社の大阪支社を当社グループの関西圏進出の拠点と位置付けて積極的な事業展開を推進する方針だ。

 一方で4月10日には、RFID事業をアートファイネックス(福井県)に譲渡(15年3月31日付)すると発表した。15年2月期にソフトバンク関連の機器置き換え特需が一段落して、今後大きな成果は難しいと判断した。経営資源をエンジニアリング事業に集中する。

 前期(15年2月期)連結業績は売上高が前々期比4.5%増の6920百万円、営業利益が同6.4%増の5億51百万円、経常利益が同8.5%増の5億60百万円、純利益が同10.3%増の3億33百万円だった。

 配当予想は前回予想に対して5円増額し、同10円増配の年間31円(第2四半期末13円、期末18円)とした。配当性向は40.1%となる。なおROE(自己資本当期純利益率)は13.5%で同0.5ポイント上昇し、自己資本比率は70.8%で同6.0ポイント低下した。

 本社移転費用48百万円、厚生年金基金脱退損失38百万円などを吸収して期初計画を上回る増収増益だった。エンジニアリング事業で主要顧客の研究開発関連プロジェクトの受注が高水準に推移し、新規顧客の開拓、受託案件の作業効率化、ノウハウの共有なども寄与した。

 四半期別の推移を見ると、売上高は第1四半期(3月〜5月)17億74百万円、第2四半期(6月〜8月)16億86百万円、第3四半期(9月〜11月)17億65百万円、第4四半期(12月〜2月)16億95百万円で、営業利益は第1四半期2億01百万円、第2四半期70百万円、第3四半期1億73百万円、第4四半期1億07百万円だった。第2四半期の営業利益は本社移転費用計上という一時的要因が影響した。

 今期(16年2月期)の連結業績見通し(4月10日公表)は、売上高が前期比2.6%増の71億円、営業利益が同5.1%増の5億80百万円、経常利益が同3.5%増の5億80百万円、純利益が同5.0%増の3億50百万円、配当予想が同7円増配の年間38円(第2四半期末19円、期末19円)としている。予想配当性向は45.6%となる。

 エンジニアリング事業の受注が増加基調であり、新規顧客の開拓、受託案件の作業効率化、エンジニアの技術力アップとローテーションによる稼働最適化も推進する。なお新規連結のアンドールシステムサポート(5月1日付で子会社化)の業績は織り込んでいないため増額余地があるだろう。

 製造業では技術者不足が深刻化しているため、新製品開発関連などで優秀な技術者に対するニーズが一段と高まっている。人材やパートナー企業の確保が課題だが、エンジニアのワーク・ライフ・バランスの充実、エンジニアの技術力向上、プロジェクトマネージャー・プロジェクトリーダーの育成、精度の高いプロジェクト管理、そして積極的なM&A戦略などの効果で中期的に収益拡大基調だろう。

 なお株主優待制度については、毎年8月31日現在で1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。100株以上〜500株未満保有株主に対して500円相当のQUOカード、500株以上保有株主に対して2000円相当のQUOカードを贈呈する。

 株価の動きを見ると、900円〜950円近辺のモミ合いから上放れの展開となり、14年9月の1049円を突破して4月27日の上場来高値1234円まで急伸した。16年2月期の増収増益見通しに加えて、大幅連続増配という積極的な株主還元姿勢が評価されている。

 4月30日の終値1155円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS83円32銭で算出)は13〜14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間38円で算出)は3.3%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS599円57銭で算出)は1.9倍近辺である。

 目先的にはやや過熱感もあるが、週足チャートで見ると13週移動平均線と26週移動平均線が上向きに転じて強基調の形だ。指標面には依然として割安感があり、16年2月期業績見通しの増額余地や積極的な株主還元姿勢を評価して上値追いの展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[4月02日更新]

ソーバルは14年9月高値に接近、16年2月期増収増益期待

 エンジニアリング事業のソーバル[2186](JQS)の株価は、1日に979円まで上伸して14年9月高値1049円に接近してきた。4月10日に15年2月期の決算発表を予定している。指標面に割高感はなく、16年2月期の増収増益に対する期待も高まる。上値を試す展開だろう。

 エンジニアリング事業(組み込みソフトの開発、ウェブ/スマホアプリの開発、ハードウェアの設計・開発など)、その他事業(RFID製品の開発・製造など)を展開している。

 前々期(14年2月期)の主要顧客別売上構成比はキヤノン<7751>グループが66.0%、ソニー<6758>グループが9.5%、富士通<6702>グループが8.6%、NTT<9432>グループが3.9%、その他が12.0%だった。優良な大口顧客を抱えていることが特徴だ。
 
 12年9月にオムロン<6645>向けが主力のモバイルコンピューティングテクノロジーズ(現MCTEC)を子会社化するなど、M&Aも活用して顧客や分野の多様化、新規事業の開拓、そして人材の確保を進めている。

 3月31日にはアンドールシステムサポート社(東京都)の株式を取得して子会社化(株式譲渡は5月1日予定)すると発表した。同社は車載システム開発、生産ラインや物流搬送設備などの制御システム開発に強みを持ち、子会社化することで組み込み用ソフトウェア・ハードウェアの受託開発分野の業容拡大に繋がるとしている。また同社の大阪支社を当社グループの関西圏進出の拠点と位置付けて積極的な事業展開を推進する。

 なお3月11日には、東洋経済の「有給休暇取得率の高い会社トップ300社」最新版(15年版)において、サービス業で13年版、14年版に続き3年連続2位となったと発表している。エンジニアのライフワークバランスの充実は技術力やサービスの向上に欠かせないとしている。

 前期(15年2月期)の連結業績見通し(14年4月10日公表)は、売上高が前々期比1.1%増の67億円、営業利益が同4.2%増の5億40百万円、経常利益が同5.9%増の5億47百万円、純利益が同5.9%増の3億20百万円、配当予想が配当性向35%を目標として同5円増配の年間26円(第2四半期末13円、期末13円)としている。

 第3四半期累計(3月〜11月)は前年同期比6.2%増収、同3.6%営業増益、同4.1%経常増益、同3.9%最終増益だった。エンジニアリング事業で主要顧客の研究開発関連プロジェクトの受注が高水準に推移している。そして通期見通しに対する進捗率は売上高78.0%、営業利益82.2%、経常利益82.1%、純利益80.3%と高水準だった。

 四半期別の推移を見ると、売上高は第1四半期(3月〜5月)17億74百万円、第2四半期(6月〜8月)16億86百万円、第3四半期(9月〜11月)17億65百万円で、営業利益は第1四半期2億01百万円、第2四半期70百万円、第3四半期1億73百万円だった。第2四半期の営業利益は本社移転費用計上という一時的要因が影響したが、これを除けば概ね順調に推移している。

 今期(16年2月期)もエンジニアリング事業の受注が高水準に推移して増収増益基調だろう。新規顧客開拓による業容拡大、アンドールシステムサポート社の新規連結、エンジニアの技術力向上、受託案件の作業効率化、各種ノウハウ・情報共有の徹底などの効果も寄与する。

 製造業では技術者不足が深刻化しているため、新製品開発関連などで優秀な技術者に対するニーズが一段と高まっている。人材確保が課題だが、プロジェクトマネージャーの育成、エンジニアの技術力向上、そしてM&Aなども寄与して中期的に収益拡大基調だろう。

 株価の動きを見ると、2月期末の配当権利落ちとなった2月25日の直近安値903円から切り返しの動きを強めている。4月1日は979円まで上伸して14年9月高値1049円に接近してきた。自律調整が一巡して16年2月期の増収増益を期待する動きだろう。

 4月1日の終値971円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS73円57銭で算出)は13〜14倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間26円で算出)は2.7%近辺、前々期実績PBR(前々期実績の連結BPS559円59銭で算出)は1.7倍近辺である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって1月と2月の戻り高値を突破した。強基調の形だ。指標面に割高感はなく、15年2月期決算発表が接近して16年2月期の増収増益に対する期待も高まる。中期成長力を評価して14年9月高値1049円を試す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
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