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[7325]アイリックコーポレーション

[05月20日更新]

アイリックコーポレーションは戻り試す

 アイリックコーポレーション<7325>(東マ)は、自社開発の保険分析・検索システムを活用した来店型保険ショップ「保険クリニック」を主力として、AI搭載次世代型OCRなどのシステム開発も展開するFintech企業である。新型コロナウイルスに伴う店舗の休業・営業時間短縮の影響で、20年6月期業績予想を下方修正して減益予想とした。当面は新型コロナウイルスの影響を受けるが、中期的に収益拡大を期待したい。株価は3月の安値圏から反発している。下方修正に対するネガティブ反応は限定的だ。戻りを試す展開を期待したい。

■来店型保険ショップ「保険クリニック」やシステム開発を展開

 自社開発した業界唯一のワンストップ型保険分析・検索システム「保険IQシステム」を活用し、来店型保険ショップ「保険クリニック」を直営とFCで全国展開している。19年6月期末の店舗数は直営38店舗、FC159店舗である。

 Fintech企業としてシステム開発も展開し、19年1月子会社インフォディオが保険証券をテキストデータ化する「保険証券OCRサービス」を開始した。

 事業区分は、来店型保険ショップ直営店と法人向け営業の保険販売事業、来店型保険ショップFC部門やAS部門(保険IQシステムと同等の機能を持った生命保険現状把握・検索提案ASシステム提供)のソリューション事業、子会社インフォディオが展開するスマートOCR(AI搭載次世代型OCR)開発・提供のシステム事業としている。

 保険販売事業は保険会社からの手数料、FC部門は初期登録料・月額利用料・ロイヤリティおよび保険会社からの共同募集手数料、AS部門はシステム利用料が主な収益となる。

 中期成長戦略としては直営店の出店拡大、他業界からの出店によるFC店の拡大、証券分析代行サービスの拡大、スマートOCRの展開加速などを推進している。20年4月には生命保険現状把握・検索提案ASシステムについて、APIによって既存システムとの連携を可能とするサービスを開始した。

■20年6月期は下方修正して減益予想

 20年6月期の連結業績予想(5月15日に下方修正してレンジ予想)は、売上高が41億12百万円〜41億72百万円(19年6月期比6.3%増〜7.8%増)、営業利益が4億40百万円〜5億円(21.8%減〜11.2%減)、経常利益が4億46百万円〜5億06百万円(18.3%減〜7.3%減)、純利益が2億74百万円〜3億13百万円(16.1%減〜4.2%減)としている。

 新型コロナウイルスに伴う店舗の休業・営業時間短縮を実施し、現時点で再開時期が不透明としている。なお配当予想は据え置いて10円(期末一括)としている。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比5.8%増の31億66百万円、営業利益が17.5%減の4億32百万円、経常利益が13.6%減の4億36百万円、純利益が12.5%減の2億74百万円だった。

 売上面では、法人営業部門が昨年度の税制改正に伴う一部法人向け保険商品の販売停止の影響で大幅減少したが、その他の部門が好調だった。利益面では、テレビCM放映などで販管費が増加したため減益だった。セグメント別の売上は保険販売事業が2.4%減収(直営店部門が8.6%増収、法人営業部門が42.2%減収)、ソリューション事業が20.2%増収(FC部門が15.1%増収、AS部門が23.6%増収)、システム事業が44.1%増収だった。第3四半期末時点の店舗数は、直営店43店舗、FC180店舗、ASシリーズID数は7967IDとなった。

 当面は新型コロナウイルスの影響を受けるが、中期的に収益拡大を期待したい。

■株価は戻り試す

 株価は3月の安値圏から反発している。下方修正に対するネガティブ反応は限定的だ。戻りを試す展開を期待したい。5月19日の終値は1200円、今期予想連結PER(会社予想連結EPSの上限値36円73銭で算出)は約33倍、今期予想配当利回り(会社予想10円で算出)は約0.8%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS392円06銭で算出)は約3.1倍、時価総額は約102億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)

[04月15日更新]

アイリックコーポレーションは戻り試す

 アイリックコーポレーション<7325>(東マ)は、自社開発の保険分析・検索システムを活用した来店型保険ショップ「保険クリニック」を主力として、AI搭載次世代型OCRなどのシステム開発も展開するFintech企業である。当面は新型コロナウイルス感染症拡大に伴う一部店舗の営業時間短縮などの影響が懸念材料となるが、中期的に収益拡大を期待したい。株価は3月の安値圏から急反発している。戻りを試す展開を期待したい。

■来店型保険ショップ「保険クリニック」やシステム開発を展開

 自社開発した業界唯一のワンストップ型保険分析・検索システム「保険IQシステム」を活用し、来店型保険ショップ「保険クリニック」を直営とFCで全国展開している。19年6月期末の店舗数は直営38店舗、FC159店舗である。

 Fintech企業としてシステム開発も展開し、19年1月子会社インフォディオが保険証券をテキストデータ化する「保険証券OCRサービス」を開始した。

 事業区分は、来店型保険ショップ直営店と法人向け営業の保険販売事業、来店型保険ショップFC部門やAS部門(保険IQシステムと同等の機能を持った生命保険現状把握・検索提案ASシステム提供)のソリューション事業、子会社インフォディオが展開するスマートOCR(AI搭載次世代型OCR)開発・提供のシステム事業としている。

 保険販売事業は保険会社からの手数料、FC部門は初期登録料・月額利用料・ロイヤリティおよび保険会社からの共同募集手数料、AS部門はシステム利用料が主な収益となる。

 中期成長戦略としては直営店の出店拡大、他業界からの出店によるFC店の拡大、証券分析代行サービスの拡大、スマートOCRの展開加速などを推進している。20年4月には生命保険現状把握・検索提案ASシステムについて、APIによって既存システムとの連携を可能とするサービスを開始した。

■20年6月期増収増益予想

 20年6月期の連結業績予想は、売上高が19年6月期比8.3%増の41億91百万円、営業利益が12.1%増の6億31百万円、経常利益が16.3%増の6億36百万円、純利益が22.3%増の4億円としている。

 売上高の計画は、保険販売事業が税制改正に伴う一部法人向け商品の販売停止の影響で1.5%減収、ソリューション事業がFC店舗数増加やASシリーズのID数増加で30.8%増収、システム事業がスマートOCRの拡大で24.4%増収としている。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比16.9%増の20億56百万円、営業利益が11.8%増の2億50百万円、経常利益が25.8%増の2億54百万円、純利益が26.3%増の1億53百万円だった。

 保険販売事業が直営店部門の好調で13.1%増収、ソリューション事業がFC部門の堅調推移や教育研修・コンサルティング売上の拡大で21.0%増収、システム事業がスマートOCRの拡大などで41.6%増収と伸長した。増収効果で販管費増加を吸収して2桁増益だった。なお第2四半期末時点の店舗数は直営店42店舗、FC173店舗、ASシリーズID数は7678IDとなった。

 当面は新型コロナウイルス感染症拡大に伴う一部店舗の営業時間短縮などの影響が懸念材料となるが、中期的に収益拡大を期待したい。

■株価は戻り試す

 株価は3月の安値圏から急反発している。戻りを試す展開を期待したい。4月14日の終値は1118円、今期予想連結PER(会社予想連結EPS46円85銭で算出)は約24倍、今期予想配当利回り(会社予想10円で算出)は約0.9%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS392円06銭で算出)は約2.9倍、時価総額は約95億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)

[03月25日更新]

アイリックコーポレーションは売り一巡、20年6月期増収増益予想

 アイリックコーポレーション<7325>(東マ)は、自社開発の保険分析・検索システムを活用した来店型保険ショップ「保険クリニック」を主力として、AI搭載次世代型OCRなどのシステム開発も展開するFintech企業である。20年6月期増収増益予想である。新型コロナウイルス感染拡大で一部店舗の営業時間短縮などの影響を受けるが、中期的に収益拡大を期待したい。株価は地合い悪化で上場来安値を更新したが、売り一巡感を強めている。出直りを期待したい。

■来店型保険ショップ「保険クリニック」やシステム開発を展開

 自社開発した業界唯一のワンストップ型保険分析・検索システム「保険IQシステム」を活用し、来店型保険ショップ「保険クリニック」を直営とFCで全国展開している。19年6月期末の店舗数は直営38店舗、FC159店舗である。

 Fintech企業としてシステム開発も展開し、19年1月子会社インフォディオが保険証券をテキストデータ化する「保険証券OCRサービス」を開始した。

 事業区分は、来店型保険ショップ直営店と法人向け営業の保険販売事業、来店型保険ショップFC部門やAS部門(保険IQシステムと同等の機能を持った生命保険現状把握・検索提案ASシステム提供)のソリューション事業、子会社インフォディオが展開するスマートOCR(AI搭載次世代型OCR)開発・提供のシステム事業としている。

 保険販売事業は保険会社からの手数料、FC部門は初期登録料・月額利用料・ロイヤリティおよび保険会社からの共同募集手数料、AS部門はシステム利用料が主な収益となる。

 中期成長戦略としては直営店の出店拡大、他業界からの出店によるFC店の拡大、証券分析代行サービスの拡大、スマートOCRの展開加速などを推進している。20年2月には北陸銀行に、生命保険現状把握・検索提案ASシステム、およびASシステムのオプション機能である証券分析AIアシスト機能を導入した。

■20年6月期増収増益予想

 20年6月期の連結業績予想は、売上高が19年6月期比8.3%増の41億91百万円、営業利益が12.1%増の6億31百万円、経常利益が16.3%増の6億36百万円、純利益が22.3%増の4億円としている。

 売上高の計画は、保険販売事業が税制改正に伴う一部法人向け商品の販売停止の影響で1.5%減収、ソリューション事業がFC店舗数増加やASシリーズのID数増加で30.8%増収、システム事業がスマートOCRの拡大で24.4%増収としている。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比16.9%増の20億56百万円、営業利益が11.8%増の2億50百万円、経常利益が25.8%増の2億54百万円、純利益が26.3%増の1億53百万円だった。

 保険販売事業が直営店部門の好調で13.1%増収、ソリューション事業がFC部門の堅調推移や教育研修・コンサルティング売上の拡大で21.0%増収、システム事業がスマートOCRの拡大などで41.6%増収と伸長した。増収効果で販管費増加を吸収して2桁増益だった。なお第2四半期末時点の店舗数は直営店42店舗、FC173店舗、ASシリーズID数は7678IDとなった。

 第3四半期以降には新型コロナウイルス感染拡大で一部店舗の営業時間短縮などの影響を受けるが、中期的に収益拡大を期待したい。

■株価は売り一巡

 株価(19年4月1日付で株式2分割)は地合い悪化で上場来安値を更新したが、売り一巡感を強めている。出直りを期待したい。3月24日の終値は919円、今期予想連結PER(会社予想連結EPS46円85銭で算出)は約20倍、今期予想配当利回り(会社予想10円で算出)は約1.1%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS392円06銭で算出)は約2.3倍、時価総額は約78億円である。(情報提供:日 本インタビュ新聞社=Media−IR)

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