[3277]サンセイランディック
[10月11日更新]
サンセイランディック<3277>(東1)は、一般的な不動産会社が手掛けにくい底地問題を解決する不動産権利調整ビジネスのスペシャリストである。18年12月期増益・増配予想である。株価は8月の戻り高値圏から反落したが、調整一巡して出直りを期待したい。なお11月14日に第3四半期決算発表を予定している。
■「不動産の再生」をテーマとして不動産権利調整ビジネスを展開
「不動産の再生」をテーマとして、一般的な不動産会社が手掛けにくい権利関係が複雑な底地(借地権が付着している土地の所有権)や居抜き物件(借手のいる古い共同住宅など)の権利調整、買い取り販売、管理など「不動産権利調整ビジネス」を主力としている。子会社のOnes Life ホームは建築事業(デザイナーズ戸建注文住宅、リフォームなど)を展開している。
民泊関連への展開も推進し、17年6月には公認民泊予約サイト「STAY JAPAN」を提供する百戦錬磨(宮城県仙台市)と業務提携している。住宅宿泊事業法(民泊新法)成立を受けて、公認民泊を利用した不動産の流動化・活用を目指す。
また17年7月には、百戦錬磨、生活サポート付家賃保証会社あんど(千葉県船橋市)と3者共同で、日本初の試みである「高齢者や障害を持っている方への住まいに関する生活支援のための共同事業」を、千葉県船橋市で試験的に開始した。全国展開を視野に入れて地域密着型のネットワーク体制を構築する。
新中期経営計画では目標数値に20年12月期営業利益20億円超、経常利益19億円超、ROA12%超の維持を掲げている。次の成長ステージに向けた準備期間と位置付けて、基本方針は、不動産諸問題に対応する新規事業の推進と事業の収益化、既存事業の着実な成長、利益の還元(株主、社会、社員)としている。
■18年12月期増益・増配予想
18年12月期連結業績予想は、売上高が17年12月期比33.5%増の174億82百万円、営業利益が3.9%増の18億30百万円、経常利益が2.1%増の17億03百万円、純利益が4.2%増の11億57百万円としている。配当予想は3円増配の年間21円(期末一括)で、予想配当性向は15.2%となる。
第2四半期累計は、売上高が前年同期比23.1%増の68億34百万円、営業利益が66.8%増の8億17百万円、経常利益が62.9%増の7億45百万円、純利益が66.5%増の4億34百万円だった。
不動産販売事業で第2四半期に販売予定だった大型の所有権販売が第3四半期に後ずれし、建築事業も着工までの期間が想定より長期化したため、売上高は計画を下回ったが、不動産販売事業の利益率が計画を上回ったため、各利益は計画超の大幅増益だった。なお不動産販売事業の仕入高は48.3%増の64億99百万円と順調だった。
通期ベースでは大型の所有権の販売を予定して大幅増収予想である。不動産販売事業の売上高の計画は底地が71億円、居抜きが54億円、所有権が30億円、仕入高の計画は104億円である。コスト面では先行投資による人件費の増加を見込み、利益は小幅増益予想としている。ただし第2四半期累計の利益率が計画超だったことを考慮すれば、通期利益予想に上振れ余地がありそうだ。
■株主優待制度は毎年6月末の株主対象
株主優待制度は、毎年6月30日現在の1単元(100株)以上保有株主を対象として、保有期間と株数に応じて、栃木県那須塩原市にあるパン・アキモトの「パンの缶詰」オリジナルセットを贈呈している。
■株価は調整一巡して出直り期待
株価は8月の戻り高値1371円から反落したが1200円近辺で下げ渋る形だ。自律調整の範囲だろう。10月10日の終値は1209円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS138円55銭で算出)は約9倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間21円で算出)は約1.7%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS957円50銭で算出)は約1.3倍、時価総額は約102億円である。
週足チャートで見ると13週移動平均線が26週移動平均線を上抜いた。調整一巡して出直りを期待したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[08月17日更新]
サンセイランディック<3277>(東1)は、一般的な不動産会社が手掛けにくい底地問題を解決する不動産権利調整ビジネスのスペシャリストである。18年12月期第2四半期累計は計画超の大幅増益だった。通期も増益・増配予想である。株価は調整一巡して戻り歩調だ。
■「不動産の再生」をテーマとして不動産権利調整ビジネスを展開
「不動産の再生」をテーマとして、一般的な不動産会社が手掛けにくい権利関係が複雑な底地(借地権が付着している土地の所有権)や居抜き物件(借手のいる古い共同住宅など)の権利調整、買い取り販売、管理など「不動産権利調整ビジネス」を主力としている。子会社のOnes Life ホームは建築事業(デザイナーズ戸建注文住宅、リフォームなど)を展開している。
民泊関連への展開も推進し、17年6月には公認民泊予約サイト「STAY JAPAN」を提供する百戦錬磨(宮城県仙台市)と業務提携した。住宅宿泊事業法(民泊新法)成立を受けて、公認民泊を利用した不動産の流動化・活用を目指す。
17年7月には、百戦錬磨、生活サポート付家賃保証会社あんど(千葉県船橋市)と3者共同で、日本初の試みである「高齢者や障害を持っている方への住まいに関する生活支援のための共同事業」を、千葉県船橋市で試験的に開始した。今後は全国への展開を視野に入れて地域密着型のネットワーク体制を構築する。
新中期経営計画では目標数値に20年12月期営業利益20億円超、経常利益19億円超、ROA12%超の維持を掲げている。次の成長ステージに向けた準備期間と位置付けて、基本方針は、不動産諸問題に対応する新規事業の推進と事業の収益化、既存事業の着実な成長、利益の還元(株主、社会、社員)としている。
■18年12月期は2Q累計が計画超の大幅増益で通期も増益・増配予想
18年12月期連結業績予想は、売上高が17年12月期比33.5%増の174億82百万円、営業利益が3.9%増の18億30百万円、経常利益が2.1%増の17億03百万円、純利益が4.2%増の11億57百万円としている。配当予想は3円増配の年間21円(期末一括)で、予想配当性向は15.2%となる。
第2四半期累計は、売上高が前年同期比23.1%増の68億34百万円、営業利益が66.8%増の8億17百万円、経常利益が62.9%増の7億45百万円、純利益が66.5%増の4億34百万円だった。
不動産販売事業で第2四半期に販売予定だった大型の所有権販売が第3四半期に後ずれし、建築事業も着工までの期間が想定より長期化したため、売上高は計画を下回ったが、不動産販売事業の利益率が計画を上回ったため、各利益は計画超の大幅増益だった。なお不動産販売事業の仕入高は48.3%増と順調だった。
通期ベースでは大型の所有権の販売を予定して大幅増収予想である。コスト面では先行投資による人件費の増加を見込み、利益は小幅増益予想としている。ただし第2四半期累計の利益率が計画超だったことを考慮すれば、通期利益予想に上振れ余地がありそうだ。なお不動産販売事業の仕入高の計画は104億円としている。
■株主優待制度は毎年6月末の株主対象
株主優待制度は、毎年6月30日現在の1単元(100株)以上保有株主を対象として、保有期間と株数に応じて、栃木県那須塩原市にあるパン・アキモトの「パンの缶詰」オリジナルセットを贈呈している。
■株価は戻り歩調
株価は7月3日の年初来安値1034円から反発し、8月14日には1228円まで上伸した。調整一巡して戻り歩調だ。
8月16日の終値は1195円、今期予想連結PER(会社予想連結EPS138円55銭で算出)は約8倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間21円で算出)は約1.8%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS957円50銭で算出)は約1.2倍、時価総額は約100億円である。
週足チャートで見ると13週移動平均線を突破した。続いて26週移動平均線突破の動きを強めている。戻りを試す展開を期待したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
[07月04日更新]
サンセイランディック<3277>(東1)は、一般的な不動産会社が手掛けにくい底地問題を解決する不動産権利調整ビジネスのスペシャリストである。18年12月期増収増益・連続増配予想である。株価は水準を切り下げたが売られ過ぎ感を強めている。反発を期待したい。なお8月10日に第2四半期決算発表を予定している。
■「不動産の再生」をテーマとして不動産権利調整ビジネスを展開
「不動産の再生」をテーマとして、一般的な不動産会社が手掛けにくい権利関係が複雑な底地(借地権が付着している土地の所有権)や居抜き物件(借手のいる古い共同住宅など)の権利調整、買い取り販売、管理など「不動産権利調整ビジネス」を主力としている。子会社のOnes Life ホームは建築事業(デザイナーズ戸建注文住宅、リフォームなど)を展開している。
民泊関連への展開も推進し、17年6月には公認民泊予約サイト「STAY JAPAN」を提供する百戦錬磨(宮城県仙台市)と業務提携した。住宅宿泊事業法(民泊新法)成立を受けて、公認民泊を利用した不動産の流動化・活用を目指す。
17年7月には、百戦錬磨、生活サポート付家賃保証会社あんど(千葉県船橋市)と3者共同で、日本初の試みである「高齢者や障害を持っている方への住まいに関する生活支援のための共同事業」を、千葉県船橋市で試験的に開始した。今後は全国への展開を視野に入れて地域密着型のネットワーク体制を構築する。
新中期経営計画では目標数値に20年12月期営業利益20億円超、経常利益19億円超、ROA12%超の維持を掲げている。次の成長ステージに向けた準備期間と位置付けて、基本方針は、不動産諸問題に対応する新規事業の推進と事業の収益化、既存事業の着実な成長、利益の還元(株主、社会、社員)としている。なお18年7月1日付で京都支店を開設した。営業開始は8月中旬予定である。
■18年12月期増収増益・連続増配予想
18年12月期連結業績予想は、売上高が17年12月期比33.5%増の174億82百万円、営業利益が3.9%増の18億30百万円、経常利益が2.1%増の17億03百万円、純利益が4.2%増の11億57百万円としている。
第1四半期は売上高が前年同期比36.7%増の28億73百万円で、営業利益が58百万円(前年同期は1億32百万円の赤字)、経常利益が30百万円(同1億45百万円の赤字)、純利益が3百万円(同1億32百万円の赤字)だった。計画をやや下回ったが、所有権販売が大幅伸長し、増収効果で黒字化した。
事業別販売高は不動産販売事業が27億57百万円(底地が6億11百万円、居抜きが7億25百万円、所有権が13億22百万円)で、建築事業は1億15百万円だった。なお不動産販売事業の仕入高は28.4%増の23億18百万円(底地が10億93百万円、居抜きが10億45百万円、所有権が1億80百万円)だった。
通期ベースでは大型の所有権の販売を予定して大幅増収予想である。コスト面では先行投資による人件費の増加を見込み、利益は小幅増益予想としている。仕入高の計画は104億円としている。通期ベースでも好業績を期待したい。
なお配当予想は3円増配の年間21円(期末一括)としている。連続増配予想で予想配当性向は15.2%となる。
■株主優待制度は毎年6月末に実施
株主優待制度は、毎年6月30日現在の1単元(100株)以上保有株主を対象として、保有期間と株数に応じて、栃木県那須塩原市にあるパン・アキモトの「パンの缶詰」オリジナルセットを贈呈している。
■株価は売られ過ぎ感
株価は5月の戻り高値圏1300円台から反落して水準を切り下げた。7月3日には1069円まで下押した。ただし売られ過ぎ感を強めている。
7月3日の終値1078円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS138円55銭で算出)は約8倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間21円で算出)は約1.9%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS957円50銭で算出)は約1.1倍である。時価総額は約91億円である。
日足チャートで見ると25日移動平均線に対するマイナス乖離率が10%程度に拡大して売られ過ぎ感を強めている。反発を期待したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)
株式投資は全て自己責任でお願いします。このサイトの情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。当サイトの掲載事項において損失をされた場合も当方は一切の責任を負いかねます。
(C)ilogos / Eimei.tv