NY株式市場の大幅反発に為替市場も円売りが進む

[概況]

NY市場で発表された10月S&Pケースシラー住宅価格は予想を上回り、NY株式市場も反発して始まったが、ダウがマイナス圏に落ちる下げにドルも売られ、序盤に東京市場朝方に付けた安値110.130円に迫る110.280円まで値下がりした。
 
しかし其の後ダウはプラスを回復し、更に上値を伸ばした事でドルも買われて中盤にはそれまでの高値を上抜き、終盤に111円台に乗せて当日高値111.420円まで上昇し、最後も前日比+1.285円高の111.375円と111円を回復して引けた。
 
株価の大幅上昇にリスク選好の円売りが進んでドル以外の主要通貨も買われ、ポンド(+1.04円)や豪ドル(+1.175円)、カナダドル(+1.01円)は1円以上も上昇した。NY株式市場が大幅に反発した事を受けてドルも買われたが、年末の個人消費は好調で米経済も株価下落程には後退しているとは思われず、ドルの下値は買われ易いと見ている。

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次