[概況]
NY市場に入り発表されたMBA住宅ローン申請指数は前週比プラスで、ドルは当日高値112.750円まで上昇したが、8月住宅価格指数は予想通りの一方、続いて発表された9月新築住宅販売件数は予想を下回ってドルは売られて112円半ばを割り込んだ。
其の後ダウが114ドル高まで上昇するとドルも反発したが、ダウがマイナス圏に落ちる下落にドルも戻りを売られて値を下げ、株価の下げ幅拡大と共にドル売りも進んだ。
そして引け近くに当日安値112.100円まで下落し、最後は前日比-19銭の112.235円と続落したが112円は維持した。株価の大幅安に為替市場はリスク回避の円買いが優勢となり、ドル以外の主要通貨も売られたが、0.25%の利上げを発表し、声明でも「中立金利まで利上げが必要」とされたカナダドルは+10銭高となり、トルコリラも+16銭高で引けた。
ドルの下げは小幅だったが。ドルは円以外の通貨に対しては買われており、それが株価の大幅下落に比較してドルが小幅安にとどまった要因の様だ。
しかし株価の下げ止まりが見えない中で、ドルは未だ下値がありそうで、買うのは待った方が良さそうだ。
[提供:カネツFX証券株式会社]
